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JP5030561B2 - ミラーキャビネット - Google Patents

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Description

本発明は、洗面化粧台に洗面カウンターと共に設置されるミラーキャビネットに関するものである。
従来から、浴室に隣接して設けられる脱衣所などには、洗面化粧台が設置されている。洗面化粧台は、大別すれば洗面カウンターとミラーキャビネットとから構成される。洗面カウンターは、基本要素として湯水を供給する水栓と、排水口を備えた洗面ボールとを備えている。設置される際、水栓には給水管が接続され、排水口には排水管が接続される。また洗面カウンターの下部には、引き出しや開き戸などの収納部が設けられる場合が多い。洗面カウンターの正面には、事実上の必需品として鏡が配置されている。鏡は建物の屋内の壁面に直接取り付けられている場合もあるが、照明や収納等を備えた基体に取り付けられている場合が多い。本件出願では、鏡と基体とを含んだユニットをミラーキャビネットと称し、ミラーキャビネットと洗面カウンターとを含んだユニットを洗面化粧台と称することとする。
ミラーキャビネットの基体は、根本的には鏡の支持体である。しかし基体には、蛍光灯などの照明器具、これを操作するためのスイッチ、ドライヤーなどに電力供給するためのコンセントなどを設けている。また石けんや歯ブラシ、化粧品などを載置するための棚や収納部も設けられる。これらのことから、基体はある程度複雑な凹凸形状をなしている。従来の基体は主として合成樹脂材料からなり、特許文献1(特開平05−161557)に記載されているように、真空成型にて製造されている場合が多い。
特開平05−161557号公報
合成樹脂材料を用いた基体は、軽量であること、及び比較的安価であるという利点はある。しかし樹脂材料は、経年劣化により変色が生じやすい。特に化粧品や整髪料などの化学薬品が浸食して部分的な変色を生じる場合があり、耐薬品性にも問題がある。また汚れが付着した場合に、樹脂材料は表面に微細な凹凸があるため拭き取りにくく、場合によっては変色してしまうおそれもある。さらに真空成型をするために肉薄になりがちであり、強度を向上させることが難しい。そのため収納部を形成するために棚などを取り付けることができず、立体的な構造物とする必要があり、視覚的に大仰感が増している。
そこで、本願発明者は、ミラーキャビネットを前面に支持する基体を金属にて形成することで、合成樹脂の場合に比して強度、耐薬品性、および清掃性(清掃容易性)を向上することが可能で有ることを見出した。また金属の素材感に基づく剛性感および硬質感から高級感を得ることもできる。
また、金属は剛性および強度を有するため、単純な形状で鏡や収納トレイなどの付属物を支持することができる。一方、鏡と基体との間に収納用空間を設けようとした場合、鏡を基体よりも前方に突出した位置で支持する必要がある。また基体の後方には配線などのために空間を設ける必要があるが、この空間の側面(すなわち基体側面)に目隠しのキャップを設ける必要がある。
そこで本発明は、基体を金属にて形成することにより、強度、耐薬品性および清掃性を向上し、また、金属の素材感に基づく剛性感および硬質感から高級感を得ることができ、さらに、鏡を支持する桟とその他の部材の機能の共有化を図ることにより、部材数の削減と剛性の確保を両立し、生産コストの低減を図ることのできるミラーキャビネットを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかるミラーキャビネットの代表的な構成は、水栓および洗面ボールを備えた洗面カウンターと共に設置されるミラーキャビネットであって、金属製の基体と、基体の後方に空間を形成するスペーサーと、基体の前方に取り付けられる鏡と鏡の上部を支持する上桟と、鏡の下部を支持する下桟とを備え上桟および下桟は鏡を基体に対して前方に突出した位置で支持しており、鏡と基体との間に収納用空間が形成されていて、上桟、下桟、基体、および鏡によって形成される収納用空間の側面を封止するサイドカバーをさらに備え、上桟の上面には、基体の後方に向かって延伸され、基体の後方の空間の上面を封止する上キャップ部が形成され、サイドカバーの上面には、基体の後方に向かって延伸され、基体の後方の空間の上面かつ端部を封止する上端キャップ部が形成されていることを特徴とする。
上記のように、基体を金属にて形成したことにより、合成樹脂の場合に比して、基体の剛性・強度が著しく向上する。このように剛性・強度が向上するため、前面が実質的に平面という簡易な形状の基体を用いているにも拘らず、鏡を基体に対して前方に突出させた位置で支持することも安定的に可能となり、鏡と基体との間に、リブなどの部材で仕切られることのない、大きな収納用空間を形成することが可能となっている。また、副次的な効果として、耐薬品性、および清掃性を向上し、また金属の素材感に基づく剛性感および硬質感から高級感を得ることができる。
また収納用トレイは、基体から着脱可能とするとよい。これにより、収納用トレイを外せば収納用空間全体を利用して、大きな物体を収納することも可能である。
上桟は、下桟よりも基体に対する当接面の高さ方向の幅を広くしてもよい。これにより、上桟が鏡の重量に負けて倒れることを防止し、ひいては上桟、下桟および鏡からなる構造体の剛性を確保することができる。
鏡の上端は上桟の下部に取り付けられており、上桟の上部には照明器具が取り付けられていてもよい。これにより鏡を支持するための桟と、照明器具を支持するための支持体の機能の共有化を図ることができ、部材の共有化を図って部品点数を削減することができる。また金属製の照明器具が基体に直接取り付けられることを防止することにより、異種金属の接合による電蝕を防止することができる。
また上述したように本発明のミラーキャビネットは、上桟、下桟、基体、および鏡によって形成される収納用空間の側面を封止するサイドカバーをさらに備え、上桟の上面には、基体の後方に向かって延伸され、基体の後方の空間の上面を封止する上キャップ部が形成され、サイドカバーの上面には、基体の後方に向かって延伸され、基体の後方の空間の上面かつ端部を封止する上端キャップ部が形成されてい
上記構成によれば、基体の後方の空間の上面を封止する上キャップを、上桟に設けた上キャップ部と、サイドカバーに設けた上端キャップ部とによって構成することにより、部材の共有化を図って部品点数を削減すると共に、生産コストを低減することができる。また、鏡の重量によって桟に生じる回転モーメントを、上キャップ部で効率的に支持することができる。
特に、上桟の左右端面は平坦であることが好ましい。これにより上桟を、押出し成形した長尺素材から切断して形成することができる。これにより上桟の生産が容易となり、生産コストの低減を図ることができる。なお、サイドカバーは例えば射出成形によって形成することができる。
サイドカバーの外面は、基体の左右端面と面一であることが好ましい。これによりサイドカバーの上端キャップ部の幅をサイドカバー本体と同じ幅とすることができ、金型の大型化を防止することができる。
下桟は、基体に取り付けられた固定具に対し、略水平方向に摺動嵌合することによって、基体に取り付けられていてもよい。これにより、下桟は左右位置および上下角度に若干の柔軟性を備えることができ、鏡の取り付けに際して簡便である。一方、下桟が受け持つ収納用空間の箱形構造の剛性は低くなるが、左右端部でサイドカバーと嵌合することにより剛性は担保される。
鏡は、上桟および下桟にヒンジを介して回動可能に取り付けられていてもよい。これにより鏡を蓋体とする収納部を構成することができる。また鏡が三面鏡である場合には両側の2面をヒンジを介して回動可能とするが、さらに中央の面もヒンジを介して回動可能に取り付けることが好ましい。
基体は、両側辺を後方に向かって2度屈曲させたリップ溝形とすることにより、該基体の屈曲部がスペーサーの一部を構成してもよい。これにより、基体の背面側に配線のための空間を設けつつ、基体側面にも金属を露出させることができる。また基体のたわみに対する剛性が向上するため、板材を用いても鏡などの支持物に対して十分な剛性を得ることができる。またスペーサーの部材が削減できるため、部材数の削減を図ることができる。
基体は、ステンレス鋼にて形成されていてもよい。これにより、特に耐薬品性、耐候性を向上させることができる。また素材感に基づく剛性感および硬質感においても、他の金属素材よりも程度の高い高級感を使用者に与えることができる。
本発明によれば、基体を金属にて形成することにより、強度、耐薬品性および清掃性を向上し、また金属の素材感に基づく剛性感および硬質感から高級感を得ることができ、さらに、鏡を支持する桟と他の部材との共有化を図ることにより、部材数の削減と剛性の確保を両立し、生産コストの低減を図ることのできるミラーキャビネットを提供することができる。
[第1実施形態]
本発明にかかるミラーキャビネットの第1実施形態について説明する。本実施形態においてミラーキャビネットは、三面鏡の構成である。図1は第1実施形態にかかる洗面化粧台の分解斜視図、図2は洗面化粧台の外観斜視図、図3はミラーキャビネットを背面から見た分解斜視図、図4は照明受け桟の構成を説明する図、図5は鏡受け桟および桟固定具の構成を説明する図、図6は本体サイドカバーの構成を説明する図、図7は上桟、下桟、および本体サイドカバーの組み立て構成を説明する図である。なお、以下の実施例に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。
図1および図2に示すように、洗面化粧台1は、洗面カウンター10と、ミラーキャビネット40とから構成されている。洗面カウンター10は、湯水を供給する水栓11と、排水口12aを備えた洗面ボール12とを備えている。また洗面ボールの下方には収納棚13が設けられている。
ミラーキャビネット40は、金属製の基体21と、基体21の前方に取り付けられた三面鏡41とを備えている。基体21は、両側辺を後方に向かって2度屈曲させたリップ溝形(C形もしくはCチャン形状ともいう)に形成されている。基体21の背面、すなわちリップ溝形の内部には、裏補強板30が配置されている(図3参照)。
基体21には三面鏡41の重量を支持するために縦方向にたわむ荷重がかかるが、上記のようにリップ溝形とすることにより、板材であっても十分な剛性(たわみにくい性質)を得ることができる。従って板材を曲げるだけといった単純な加工によって剛性の高い基体21を形成することができ、かつ、製造工程の単純化および短縮化を図ることが可能となるので、生産性を向上させることができる。
基体21の材質としてはステンレス鋼、アルミニウム、鉄鋼などを選択することができる。鉄鋼材料の場合は、防錆のために、また手垢などの汚れの付着を防止するために、塗装またはめっき処理などの表面処理をすることが好ましい。このように金属材料を用いたことにより、金属の素材感に基づく剛性感および硬質感から美観を向上し、高級感を得ることができる。
また金属材料は樹脂材料に比して強度(破壊強度)が大きいため、立体的な構造をとらずとも後述する三面鏡41や収納トレイ28などの支持物を支持することができる。このことは基体21を単純なフラット形状にできることに寄与しており、視覚的な大仰感を低減し、美観を向上させると共に、清掃性を向上させることができる。
基体21の材質としては、上記の中でも特にステンレス鋼を選択することが好ましい。これにより、特に耐薬品性、耐候性、剛性および強度を向上させることができる。またステンレス鋼は組織が緻密であることから研磨することにより美観に優れている。さらに社会通念上、使用者はステンレス鋼に対して剛性感および硬質感、耐久性などに優れていると感じることが期待できるため、他の金属素材よりも程度の高い高級感を使用者に与えることができる。
図3に示すように、基体21の背面には裏補強板30が配置されている。裏補強板30は、基体21の背面のほぼ全面を覆う面積を備えた板部31と、板部31に取り付けられた複数のブロック33とから構成されている。ブロック33は、主に基体21の前面に取り付けられる各種付属品を締結固定する際のネジ受けとして設けられている。付属品としては、基体に対して前方に突出した位置で三面鏡41を支持する照明受け桟42(上桟)および鏡受け桟43(下桟)、トレイフック29などが、基体21を介して裏補強板30に取り付けられる。
ここで、基体21の両側辺に形成された屈曲部分と、上端ブロック32aおよび下端ブロック32bによって、基体の後方に空間を形成するスペーサーが構成される。この基体21の後方、すなわちリップ溝形の内部に形成された空間には、照明ユニット25、ヒーターユニット、およびスイッチ34などに電気的に接続するための配線が設けられる。すなわち基体21の形状がリップ溝形であることは、剛性の向上のみでなく、基体21の背面側に配線のための空間を設ける役割をも有している。さらに、そのような空間を設けつつ、基体側面にも金属面を露出させることができる効果を有している。
基体21の下端には、本体下キャップ24が取り付けられている。本体下キャップ24は、裏補強板30の下端ブロック32bに締結固定され、基体21の下面を覆う蓋部24aと、前方に突出して棚を構成する棚部24bとからなり、棚兼用端部部材を構成している。また基体21の下部には、照明ユニット25やヒーターユニットを操作するためのスイッチ34が設けられている。
基体21の上端には、本体上キャップを兼ねた照明受け桟42が取り付けられる。図4に照明受け桟42の構成を示す。照明受け桟42は、基体21の後方に向かって延伸され、基体21の後方の空間の上面を封止する上キャップ部42aと、基体21の前面に配置される照明受け部42bおよびヒンジ支持部42cとから構成される。
照明受け桟42の上面の上キャップ部42aは、基体21の上面を覆った状態で、複数のネジ穴48aを介して上方から裏補強板30の上端ブロック32aに締結固定される。また照明受け部42bは、複数のネジ穴48bを介して前面から裏補強板30の裏側に配置されたブロック32に締結固定される。
照明受け桟42の左右端面は、平坦に形成されている。従って照明受け桟42は、押出し成形した長尺素材から切断して形成することができる。
また基体21の三面鏡41の下端に対応する位置には、鏡受け桟43が取り付けられる。図5に鏡受け桟43および桟固定具49の構成を示す。桟固定具49は図5(b)に示すように、その上下に基体21より離隔した位置に幅広部49aを備え、基体21に沿って溝部49bを形成している。一方鏡受け桟43は図5(a)に示すように、前方側にヒンジ支持部43aを形成し、後方側に溝部49bに嵌合する断面C字形の嵌合部43bを形成している。
照明受け桟42および鏡受け桟43の前面には複数のヒンジ44が設けられており、これに三面鏡41の各鏡を取り付けることにより、鏡は回動可能に取り付けられる。三面鏡41の両側の袖鏡41b、41cは中央の主鏡41a側の端部においてヒンジ44に接続される。さらに主鏡41aもヒンジ44に接続されており、基体21に対して回動可能に構成されている。
照明受け桟42および鏡受け桟43は基体21に対して前方に突出するように設けられており、これにより三面鏡41と基体21との間に収納用空間が形成されている。この収納用空間の側面には本体サイドカバー45が取り付けられる。
図6に本体サイドカバー45の構成を示す。本体サイドカバー45は収納用空間の側面を封止する壁面45aと、照明受け桟42と嵌合する上部嵌合部45b、鏡受け桟43と嵌合する下部嵌合部45c、基体21に締結される複数の締結部45dとから構成される。また本体サイドカバー45の上面には、基体21の後方に向かって延伸され、基体21の後方の空間の上面かつ端部を封止する上端キャップ部45eが形成されている。本体サイドカバー45は、例えば射出成形によって形成することができる。
左右の本体サイドカバー45は、鏡像体構造の関係にある。図7にミラーキャビネットの上桟、下桟、および本体サイドカバーの組み立て構成の概略を示している。図に示すように、まず照明受け桟42を基体21にあてて、ネジ穴48a、48b(図4参照)を介して裏補強板30の上端ブロック32a、ブロック33(図2参照)に締結固定する。鏡受け桟43は、基体21に桟固定具49を固定し、これに略水平方向に鏡受け桟43の嵌合部43bを摺動嵌合させることによって取り付けられる。
次に、照明受け桟42のヒンジ44と、鏡受け桟43の44に、三面鏡41の主鏡41a、袖鏡41b、41cを取り付ける。そして本体サイドカバー45を、上部嵌合部45bを照明受け桟42の側面に嵌合させ、下部嵌合部45cを桟固定具49の側面に嵌合させつつ取り付ける。本体サイドカバー45は、締結部45dを基体21の背面の裏補強板30に締結固定することによって取り付けられる。これにより、三面鏡41を蓋体とする箱形構造の収納部が構成される。
鏡受け桟43を上記構成としたことにより、左右位置および上下角度に若干の柔軟性を備えることができ、鏡の取り付けに際して簡便である。一方、鏡受け桟43が受け持つ収納用空間の箱形構造の上下方向の回転モーメントに対する剛性は低くなる。しかし、左右端部で本体サイドカバー45と嵌合することにより剛性は担保され、三面鏡41の荷重に対してもゆがみや傾きの生じない頑強な構造体となる。
また箱形構造の剛性について、照明受け桟42の基体21に対する当接面42dの高さ方向の幅は、鏡受け桟43のそれよりも広くなっている。従って照明受け桟42は回転モーメントに対する大きな剛性を備え、三面鏡41の荷重を支持することができる。さらに、照明受け桟42は基体21の上キャップと三面鏡41を支持する上桟とを一体に形成しているため、鏡の重量によって桟に生じる回転モーメントを、回転モーメントに直交する方向にネジ止めされた上キャップ部42aによって、効率的に支持することができる。
また上記のように照明受け桟42と本体サイドカバー45とを取り付けることにより、照明受け桟42の上キャップ部42aと、本体サイドカバー45の上端キャップ部45eとによって基体21の上面が封止される。このように上キャップを上キャップ部42aと上端キャップ部45eとによって、部材の共有化を図って部品点数を削減すると共に、生産コストを低減することができる。
ここで、照明受け桟42の上キャップ部42aのみによって基体21の上面を封止することも考えられるが、その場合、本体サイドカバー45を取り付ける関係から、上キャップ部42aを左右方向に突出させる必要が生じる。すると照明受け桟42を単なる切断では製造できなくなるため、生産コストの上昇を招くおそれがある。しかし上記構成としたことにより、上桟の生産が容易となり、生産コストの低減を図ることができる。
また、本体サイドカバー45の外面は、基体21に取り付けた際に、基体21の左右端面と面一となっている。これにより本体サイドカバー45の上端キャップ部45eの幅をサイドカバー本体と同じ幅とすることができ、金型の大型化を防止することができる。
三面鏡41と基体21の間の収納用空間には、複数の収納トレイ28が取り付けられる。収納トレイ28は、基体21の表面に取り付けられたトレイフック29に対して嵌合することにより、着脱可能となっている。トレイフック29は前方側が幅広に形成されており、その側面に上下方向の溝を形成している。また複数の収納トレイ28の中央にはサイズの大きな中央トレイ47が取り付けられており、大きめの物も収納可能に構成されている。
照明受け桟42の前面には照明ユニット25が取り付けられ、また照明ユニット25を覆うように照明カバー46が着脱可能に取り付けられている。これにより鏡を支持するための桟と、照明器具を支持するための支持体の機能の共有化を図ることができ、部材の共有化を図って部品点数を削減することができる。また金属製の照明器具が基体に直接取り付けられることを防止することにより、異種金属の接合による電蝕を防止することができる。
図2に示すように洗面化粧台1を組み立てた状態においては、基体21の側面は常に露出しており、また三面鏡41を開いた際には必ず大きく基体21の表面が視認される。このとき鏡のガラスの質感と、基体21の金属の素材感に基づく剛性感および硬質感から、美観の統一感が感じられるため、高級感を得ることができる。
上記説明した如く、本実施形態にかかるミラーキャビネットにおいては、基体21を金属にて形成することにより、強度、耐薬品性および清掃性を向上し、また金属の素材感に基づく剛性感および硬質感から高級感を得ることができる。また基体21の材質をステンレス鋼とすることにより、さらに顕著に上記の効果を得ることができる。また基体21をリップ溝形としたことにより、板材であっても十分な剛性を得ることができ、背面側に配線のための空間を設けつつ、基体側面にも金属面を露出させることができる。
また上記説明した如く、基体の後方の空間の上面を封止する上キャップを、照明受け桟42に設けた上キャップ部42aと、本体サイドカバー45に設けた上端キャップ部45eとによって構成することにより、部材の共有化を図って部品点数を削減すると共に、生産コストを低減することができる。また、鏡の重量によって桟に生じる回転モーメントを、上キャップ部で効率的に支持することができる。
また特に、上桟に設けた上キャップ部と、サイドカバーに設けた上端キャップ部とに分割したことから、上桟の左右端面を平坦とすることができる。これにより上桟を、押出し成形した長尺素材から切断して形成することができる。従って上桟の生産が容易となり、生産コストの低減を図ることができる。
[第2実施形態]
本発明にかかるミラーキャビネットの第2実施形態について説明する。本実施形態においてミラーキャビネット20および洗面化粧台2は、一面鏡の構成である。図8は第2実施形態にかかる洗面化粧台の外観斜視図であって、上記第1実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態において照明受け桟42および鏡受け桟43の前面には、一面鏡の鏡22がヒンジ44を介して回動可能に取り付けられている。鏡22の背面には、曇り止めのための不図示のヒーターユニットが配置されている。照明受け桟42および鏡受け桟43の側面には本体サイドカバー45が取り付けられており、鏡22と基体21との間には収納用空間が形成されている。
基体21の前面であって収納用空間の内部には、複数の収納トレイ28が取り付けられる。収納トレイ28は、基体21の表面に取り付けられたトレイフック29に対して嵌合することにより、着脱可能となっている。一方、収納トレイ28の取付部には溝と摺動嵌合するリブが形成されている。
本実施形態においても、基体21をリップ溝形にしたことによる剛性および生産性の向上、金属材料を用いたことによる強度向上、形状の単純化、清掃性の向上、さらにステンレス鋼を用いた場合の耐薬品性、耐候性、さらなる美観と強度の向上については、上記第1実施形態と同様である。
また、基体21の上キャップを照明受け桟42に設けた上キャップ部42aと、本体サイドカバー45に設けた上端キャップ部45eとによって構成することにより、部材の共有化を図って部品点数を削減すると共に、生産コストを低減することができる点においても、上記第1実施形態と同様である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、洗面カウンターと共に設置されるミラーキャビネット、もしくはこれらを含む洗面化粧台として利用することができる。
第1実施形態にかかる洗面化粧台の分解斜視図である。 洗面化粧台の外観斜視図である。 ミラーキャビネットを背面から見た分解斜視図である。 照明受け桟の構成を説明する図である。 鏡受け桟および桟固定具の構成を説明する図である。 本体サイドカバーの構成を説明する図である。 上桟、下桟、および本体サイドカバーの組み立て構成を説明する図である。 第2実施形態にかかる洗面化粧台の外観斜視図である。
1、2…洗面化粧台
10…洗面カウンター
11…水栓
12…洗面ボール
12a…排水口
13…収納棚
20…ミラーキャビネット
21…基体
22…鏡
24…本体下キャップ
24a…蓋部
24b…棚部
25…照明ユニット
28…収納トレイ
29…トレイフック
30…裏補強板
31…板部
32a…上端ブロック
32b…下端ブロック
33…ブロック
34…スイッチ
40…ミラーキャビネット
41…三面鏡
41a…主鏡
41b、41c…袖鏡
42…照明受け桟
42a…上キャップ部
42b…照明受け部
42c…ヒンジ支持部
42d…当接面
43…鏡受け桟
43a…ヒンジ支持部
43b…嵌合部
44…ヒンジ
45…本体サイドカバー
45a…壁面
45b…上部嵌合部
45c…下部嵌合部
45d…締結部
45e …上端キャップ部
46…照明カバー
47…中央トレイ
48a、48b…ネジ穴
49…桟固定具
49a…幅広部
49b…溝部

Claims (9)

  1. 水栓および洗面ボールを備えた洗面カウンターと共に設置されるミラーキャビネットであって、
    金属製の基体と、
    前記基体の後方に空間を形成するスペーサーと、
    前記基体の前方に取り付けられる鏡と、
    前記鏡の上部を支持する上桟と、
    前記鏡の下部を支持する下桟とを備え、
    前記上桟および下桟は前記鏡を前記基体に対して前方に突出した位置で支持しており、前記鏡と前記基体との間に収納用空間が形成されていて、
    前記上桟、下桟、基体、および鏡によって形成される収納用空間の側面を封止するサイドカバーをさらに備え、
    前記上桟の上面には、前記基体の後方に向かって延伸され、前記基体の後方の空間の上面を封止する上キャップ部が形成され、
    前記サイドカバーの上面には、前記基体の後方に向かって延伸され、前記基体の後方の空間の上面かつ端部を封止する上端キャップ部が形成されていることを特徴とするミラーキャビネット。
  2. 前記収納用空間には、前記基体に着脱可能に支持される収納用トレイをさらに備えることを特徴とする請求項1記載のミラーキャビネット。
  3. 前記上桟は、前記下桟よりも前記基体に対する当接面の高さ方向の幅が広いことを特徴とする請求項1記載のミラーキャビネット。
  4. 前記鏡の上端は前記上桟の下部に取り付けられており、
    前記上桟の上部には照明器具が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のミラーキャビネット。
  5. 前記サイドカバーの外面は、前記基体の左右端面と面一であることを特徴とする請求項記載のミラーキャビネット。
  6. 前記下桟は、
    前記基体に取り付けられた固定具に対し、略水平方向に摺動嵌合することによって、前記基体に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のミラーキャビネット。
  7. 前記鏡は、前記上桟および下桟にヒンジを介して回動可能に取り付けられることを特徴とする請求項1記載のミラーキャビネット。
  8. 前記基体は、両側辺を後方に向かって2度屈曲させたリップ溝形とすることにより、該基体の屈曲部が前記スペーサーの一部を構成することを特徴とする請求項1記載のミラーキャビネット。
  9. 前記基体は、ステンレス鋼にて形成されていることを特徴とする請求項1記載のミラーキャビネット。
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