JP5024640B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
かかる構成によれば、ピンが係合可能な係合箇所が複数備えられるため、いずれかの係合箇所に選択的に外側からピンを差し込むことが可能となっている。従って、一つのピンや係合箇所を破壊して一度制御ボックスを開封しても、他の係合箇所を利用して再び制御ボックスを封止することができた。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、封止状態が簡単に解除されない制御ボックスを備える遊技機の提供を目的とする。
皿部材と蓋部材とを所定の位置に相対移動させることにより同皿部材の開口部が同蓋部材により閉鎖される制御ボックスにて制御基板を封止する遊技機において、
上記皿部材と上記蓋部材の一方に設けられる係合部および蓋板部と、
上記係合部および上記蓋板部が設けられない上記皿部材と上記蓋部材の一方に設けられ、上記皿部材の開口部が閉鎖された状態において外部から閉鎖される略箱状の箱部と、
上記箱部の内部に装着可能な部材であって上記皿部材の開口部が閉鎖された閉鎖状態において上記箱部の内部にて上記係合部と係合可能な抜止片とを具備し、
上記箱部は、上記皿部材の開口部が閉鎖される場合に上記蓋板部と上記係合部との進行に伴って近づく位置に形成されるとともに、上記抜止片を内部に装着可能な開口側が上記皿部材の開口部が閉鎖される場合に上記蓋板部により覆われ、
上記箱部の開口側が上記蓋板部により覆われた状態において上記蓋板部の外縁部分が入り込む溝状のガイド部が設けられる構成としてある。
手段0にかかる発明は、皿部材と蓋部材とを所定の位置に相対移動させることにより同皿部材の開口部が同蓋部材により閉鎖される制御ボックスにて制御基板を封止する遊技機において、上記皿部材と上記蓋部材の一方を延設して形成した係合部および蓋板と、上記係合部および上記蓋板が設けられない上記皿部材と上記蓋部材の一方から延設され、上記皿部材の開口部が閉鎖されるとき上記蓋板により外部から閉鎖される略箱状の箱部と、上記箱部の内部に装着可能であり、上記皿部材の開口部が閉鎖されるとき上記箱部の内部にて上記係合部と係合する抜止片とを具備する構成としてある。
手段1
手段1にかかる発明は、手段0に記載の発明において、上記皿部材と上記蓋部材と上記抜止片とは合成樹脂で形成される構成としてある。
すなわち、上記皿部材と上記蓋部材と上記抜止片とをすべて同一素材の合成樹脂で構成されるため、上記係合部と上記抜止片との係合を解除して上記抜止片を除去しなくてもリサイクルを容易に行うことができる。なお、係合に寄与している上記係合部と上記抜止片とを合成樹脂で形成することによって、上記係合部と上記抜止片とを破壊して係合を解除されてしまうことも考えられる。しかしながら、上述のとおり上記制御ボックスの封止時には上記係合部と上記抜止片とは外部から隔離されるため、容易に上記係合部と上記抜止片とを破壊して係合を解除することはできない。
手段2にかかる発明は、手段0または手段1のいずれかに記載の発明において、上記皿部材と上記蓋部材とを互いにスライドさせることにより同皿部材の開口部を閉鎖することが可能であり、
上記箱部は、上記皿部材の開口部が閉鎖されるとき上記蓋板と上記係合部との進行を待ち受ける待ち受け部位に形成されるとともに、上記抜止片を内部に装着させるための開口が設けられており、上記皿部材の開口部が閉鎖されるとき同箱部の開口が上記蓋板により塞がれる構成としてある。
手段3にかかる発明は、手段2に記載の発明において、上記箱部の開口が上記蓋板により塞がれると、上記蓋板の外縁部分が上記箱部の内壁面に形成された溝状のガイド部に入り込む構成としてある。
すなわち、上記蓋板の外縁部分が上記箱部の内壁面に形成された溝状のガイド部に入り込むことにより、上記蓋板を上記箱部の開口から引き剥がすことを防止することができる。
手段4にかかる発明は、手段0から手段3のいずれかに記載の発明において、上記箱部の内壁面に内側から接触する板状の金属製保護部材が備えられる構成としてある。
すなわち、上記箱部の内壁面に内側から板状の金属製保護部材を接触させておくことにより上記箱部の内部を外部から保護することができる。従って、係合に寄与する上記係合部と上記抜止片とを外部から保護することができ、上記係合が不正により解除されることを防止することができる。
手段5にかかる発明は、手段0から手段4のいずれかに記載の発明において、上記蓋板には矩形枠状に突出する補強リブが形成される。
すなわち、上記蓋板の剛性を向上させることができるため、上記蓋板がこじ開けられることを防止することができる。
手段6にかかる発明は、手段0から手段5のいずれかに記載の発明において、上記蓋板を透明に形成する構成としてある。
すなわち、係合する上記係合部と上記抜止片とが上記箱部の内部の閉鎖空間に収容されていても、同係合部と同抜止片との係合状態を簡単に確認することができる。従って、不正の痕跡を早期に発見することができる。
手段7にかかる発明は、手段0から手段6のいずれかに記載の発明において、上記抜止片は着色される構成としてある。
すなわち、上記箱部の内部に装着される上記抜止片を着色することにより、外部から見ても目立せることができる。従って、外部から簡単に上記抜止片の状態を確認することができ、不正を早期に発見することができる。
手段8にかかる発明は、手段2から手段7のいずれかに記載の発明において、上記蓋板は、同蓋板のスライド方向奥方部分において上記係合部が延設された先部と、同スライド方向手前側部分を構成し上記皿部材または上記蓋部材から延設された基部とに分断され、同先部と同基部とを連結する幅の狭い連結部が形成されている構成としてある。
手段9にかかる発明は、手段8に記載の発明において、外縁が上記箱部の壁面に略当接する略板状の閉鎖板が上記先部から延設され、上記係合部は同閉鎖板よりもスライド方向奥方に形成される構成としてある。
すなわち、上記先部から外縁が上記箱部の内壁面に略当接する略板状の閉鎖板が延設され、同閉鎖板よりもスライド方向奥方に上記係合部が形成される。上記閉鎖板は外縁が上記箱部の内壁面に略当接するため、同閉鎖板によって上記箱部の内部空間を仕切ることができる。そして、同仕切られた上記箱部の内部空間のスライド方向奥方側の空間にて上記係合部と上記抜止片とが係合することとなる。すなわち、上記係合部と上記抜止片とが係合する部位を上記箱部の壁面と上記蓋板の上記先部と上記閉鎖板によって閉鎖させることができる。従って、上記基部と上記先部とを分断させることにより上記蓋板における上記連結部付近に隙間が生じたとしても、同隙間からは上記係合部と上記抜止片とが係合する部位に異物を侵入させることはできない。
手段10にかかる発明は、手段9に記載の発明において、上記係合部は上記閉鎖板からスライド方向奥方に延設される構成としてある。
すなわち、上記係合部を上記閉鎖板からスライド方向奥方に延設することにより、上記閉鎖板よりもスライド方向奥方に上記係合部を形成することができる。
手段11にかかる発明は、手段10に記載の発明において、上記閉鎖板における上記係合部とは反対側の面と上記蓋板とに直交する略板状の補強リブが形成される構成としてある。
すなわち、上記閉鎖板から上記係合部を延設すると、同係合部に係合時に及ぼされる荷重が同閉鎖板に作用することとなるが、上記閉鎖板おける上記係合部とは反対側の面と上記蓋板とに直交する略板状の補強リブを形成することにより、同閉鎖板を同係合部の側から作用される荷重と逆方向から支持することができる。従って、上記係合部から上記閉鎖板に作用する荷重によって同閉鎖板が撓むことを防止することができる。
手段12にかかる発明は、手段5から手段11のいずれかに記載の発明において、対応し合う上記箱部と上記蓋部が複数組形成されるとともに、上記連結部は上記制御ボックスを上記遊技機に取り付けた状態において視認可能な位置に形成される構成としてある。
手段13にかかる発明は、手段5から手段12のいずれかに記載の発明において、上記抜止片は上記箱部の内部において着脱可能である構成としてある。
すなわち、上記抜止片は上記箱部の内部において着脱可能とすることにより、上記係合部と係合可能な上記抜止片を上記箱部において装着しない状態とすることも可能となる。 従って、係合に使用する上記箱部において上記抜止片を装着し、係合に使用しない予備の上記箱部において上記抜止片を装着しないことにより、意図する上記箱部においてのみ係合が行われるようにすることが可能となる。
手段14にかかる発明は、手段13に記載の発明において、上記抜止片は、上記皿部材または上記蓋部材のいずれかにおいて上記係合部と係合不可能に装着することが可能である構成としてある。
すなわち、上記抜止片を上記皿部材または上記蓋部材のいずれかに装着させることにより、係合に使用しない予備の上記抜止片を上記制御ボックスに保持しておくことができる。従って、上記抜止片を別途保管する必要もなく、係合に使用するときにはすぐに取り外して使用することができる。
手段15にかかる発明は、手段13のいずれかに記載の発明において、上記抜止片は、上記制御ボックスの内部において上記係合部と係合不可能に装着することができる構成としてある。
すなわち、上記抜止片を上記制御ボックスの内部に装着させることにより、係合に使用しない予備の上記抜止片を上記制御ボックスの内部に保持しておくことができる。上述のとおり上記制御ボックスは外部から閉鎖されるため、予備の上記抜止片がいたずら等により紛失されたりすることはない。
手段16にかかる発明は、手段5から手段12のいずれかに記載の発明において、上記抜止片は上記箱部の内部において上記係合部と係合不可能に装着することができる構成としてある。
すなわち、上記抜止片を上記制御ボックスの内部に装着させることにより、係合に使用しない予備の上記抜止片を上記箱部の内部に保持しておくことができる。上記箱部も外部から閉鎖することができるため、予備の上記抜止片がいたずら等により紛失されたりすることはない。
手段17にかかる発明は、手段16に記載の発明において、上記抜止片は上記箱部の同一箇所において、上記係合部と係合可能な第一の装着状態、および、上記係合部と係合しない第二の装着状態で装着可能である構成としてある。
手段18にかかる発明は、手段4から手段17のいずれかに記載の発明において、上記保護部材は上記箱部の内部に遊挿される構成としてある。
すなわち、上記保護部材を上記箱部の内部に遊挿させておくことにより、金属製の上記保護部材は外部から異物等が接触されたときには、撓んだり反ったり振動したりすることができる。これにより、外部からの異物で上記保護部材に穴等を形成するために加えられる荷重を散逸させることができるため、上記保護部材に穴等が形成されることを防止することができる。また、上記保護部材を上記箱部の内部に確実に固定してしまわないことで、使用後の上記箱部から上記保護部材を簡単に除去することができるため、リサイクル性も良いものとなる。
手段19にかかる発明は、手段4から手段18のいずれかに記載の発明において、上記保護部材は上記基部から延設された仮止部がスライド方向手前側から当接することにより、同手前側に抜け止めされる構成としてある。
手段20にかかる発明は、手段0から手段19のいずれかに記載の発明において、
上記抜止片に形成され上記係合部の挿入方向の奥方に面する抜止面と、
上記係合部に形成され上記係合部の挿入方向の手前側に面する係合面と、
上記抜止片に形成され上記係合部が挿入される際に傾斜面にて上記係合部を案内することにより同係合部を撓ませるとともに上記皿部材の開口が上記蓋部材により閉鎖されるまで両者を相対移動させたとき同係合部を原形状に復元させることにより、上記抜止面より上記挿入方向の奥方にて上記係合面を同抜止面と対面させる抜止ガイド部と、
上記抜止片に形成され上記係合部が原形状に同復元したとき同係合部に上記抜止ガイド部による撓み方向と反対方向から当接することにより同係合部が同方向へ撓むことを規制する規制部と、
上記規制部に形成され上記係合部が挿入される際に傾斜面にて上記係合部に接触することにより同規制部を撓ませて同規制部が同係合部に干渉しないようにする規制ガイド部とを具備する構成としてある。
片と係合した後には上記係合部の撓みを規制することができる。
手段21にかかる発明は、手段10から手段20のいずれかに記載の発明において、上記閉鎖板の外縁をスライド方向奥方に延設することにより上記箱部の内壁と略平行となる保護壁を形成する構成としてある。
すなわち、上記箱部の内壁に略当接する上記閉鎖板の外縁を延設することにより上記箱部の内壁を内側から保護する保護壁を形成することができる。これにより、上記箱部の内部にて係合する上記係合部と上記抜止片とを外部から保護することができる。
手段22にかかる発明は、手段2から手段21のいずれかに記載の発明において、上記抜止片は金属素材により形成される構成としてある。
すなわち、上記抜止片を金属素材により形成することにより同抜止片自体が変形されにくくなるため、より強固に係合を維持することができる。
手段23にかかる発明は、手段11から手段22のいずれかに記載の発明において、上記箱部と上記蓋板とは非透光とされている構成としてある。
すなわち、上記箱部と上記蓋板とにより閉鎖される空間にて係合する上記係合部と上記抜止片とを完全に外部から透視不能にすることができる。従って、複数備えられた上記箱部のうちのどの上記箱部で係合を行っているか不正を行う者に認識させないようにすることができる。
手段24にかかる発明は、手段0または手段1のいずれかに記載の発明において、上記皿部材と上記蓋部材とを回動させることにより同皿部材の開口部が同蓋部材により閉鎖される構成としてある。
すなわち、上記皿部材と上記蓋部材との相対移動の一例として、両者が回動することにより、同皿部材の開口部が同蓋部材により閉鎖されるようにすることも可能である。
手段1にかかる発明によれば、リサイクル性のよい制御ボックスを形成することができる。
手段2にかかる発明によれば、制御ボックスの解放時において、抜止片の装着を行うことができる。
手段3にかかる発明によれば、箱部の内部を強固に閉鎖させることができる。
手段5にかかる発明によれば、箱部の内部を強固に閉鎖させることができる。
手段6にかかる発明によれば、係合部と抜止片とが正常に係合しているかどうかを簡単に確認することができる。
手段7にかかる発明によれば、抜止片の破壊を早期に発見することができる。
手段8にかかる発明によれば、制御ボックスを開放させてメンテナンス等を行うことができる。
手段9にかかる発明によれば、箱部の内部に異物が侵入されることを防止することができる。
手段10にかかる発明によれば、閉鎖板よりもスライド方向奥方に係合部を形成することができる。
手段12にかかる発明によれば、複数回の封止を可能とするとともに、開放履歴を一目瞭然とすることができる。
手段13にかかる発明によれば、使用しない箱部においては係合部と抜止片とを係合させないようにすることができる。
手段17にかかる発明によれば、箱部や制御ボックスをコンパクトに形成することができる。。
手段18にかかる発明によれば、箱部の内部を外部からの破壊行為から保護するとともに、リサイクル性を向上させることがができる。
手段20にかかる発明によれば、簡単に制御ボックスの封止が解除されないようにすることができる。
手段21にかかる発明によれば、箱部の内部を外部からの破壊行為から保護することができる。
手段22にかかる発明によれば、より強固に係合を維持することができる。
手段23にかかる発明によれば、破壊する対象を分からなくすることで、不正が行われないようにすることができる。
手段24にかかる発明によれば、皿部材と蓋部材を回動させることにより、制御ボックスを開閉させることができる。
(1)制御ボックスの設置例:
(2)第一の実施形態にかかる制御ボックスについて:
(3)第一の実施形態にかかる封止部について:
(4)第二の実施形態について:
(5)第三の実施形態について:
(6)第四の実施形態について:
(7)まとめ:
図1は本発明を適用したパチンコ機を背面から見て示しており、制御ボックス70が背面側から視認できるように装着されている。同図において、制御ボックス70の短辺の一方の外部に封止部70aが備えられることにより、制御ボックス70は外部から閉鎖された状態を維持し、不正に開放されることを防止している。図に示すように、制御ボックス70はメンテナンスのためにパチンコ機60を開いたときには、パチンコ機60の背面側から直に視認できる位置に配設されている。従って、制御ボックス70内に不正をするた
めに封止部70a等が破損されていれば、次のメンテナンス時にはすぐに見つけることが可能となっている。また、制御ボックス70は透明な合成樹脂で形成されており、その収容された制御基板の様子もパチンコ機60の背面側から直に視認できる。
図3は本発明の第一の実施形態にかかる制御ボックス70およびその外部に設けられた封止部70aを上方(図1においてパチンコ機の背面)から見て示している。同図において矢印で示す方向をそれぞれ奥行き方向と幅方向として以下説明する。制御ボックス70および封止部70aは下側に位置する皿部材10と、上側に位置する蓋部材20とで構成されている。また、図4は蓋部材20と皿部材10をスライドさせて制御ボックス70を開放させた状態を示している。同図において、皿部材10は下方に深みのある皿状に形成された皿本体部14を有し、蓋部材20は上方に深みを有する蓋状に形成された蓋本体部24を有している。そして、皿本体部14の開口面と蓋本体部24の開口面とを上下に向かい合わせることにより、図3のように外部と閉鎖された略箱状の制御ボックス70を形成している。閉鎖された制御ボックス70の内部には制御基板25が収容されており、同制御基板25には各種のROM26a〜26f等が実装されている。
まず、封止部70aを構成する箱部12について説明する。図5は箱部12の一つを上方から見て示しており、図6は箱部12のX1断面を見て示している。箱部12は、概略、板状の底面12aと、箱部12を奥方および幅方向両外側から区画する壁面12bとにより構成されている。壁面12bの上端部には断面略コの字状に溝が形成されたガイド部12b1が奥方および幅方向両外側に形成されている。箱部12における手前(皿本体部14)側には切り欠き14c1が形成されているため、皿本体部14と箱部12とが連通している。なお、箱部12は五個すべて同様の形状となっている。
部23bには先端ほど厚みが小さくなるように傾斜する第一の係合ガイド面23b1が形成されており、係合先部23bにおいて最も厚みが大きくなる手前側端部は窓部40dの幅rよりも小さく形成され、係合先部23bの手前側端部には係合板23aに直交し、閉鎖板22a3に対向する係合面23b2が形成されている。係合先部23bにおける下端には第二の係合ガイド面23b3が形成されている。
通穴を箱部や蓋板に形成する必要がないため、箱部の内部の閉鎖性を向上させることができる。
図21は、第二の実施形態にかかる遊技機に取り付けられる制御ボックスを幅方向から見て示している。同図において、制御ボックス170を構成する蓋部材120と皿部材110とは回転ヒンジ150により連結されており、それぞれ蓋板122と箱部112とが形成された辺を自由端として回動することが可能となっている。蓋板122は蓋部材120を回動の遠心方向に延設した略板状の封止板127の先端から同蓋板122の回転軌道の接線方向に延設されている。箱部112は蓋板122の軌道上に形成されており、軌道上を進行する蓋板122を待ち受けている。蓋板122に前実施形態と同様の係合部123が先端を箱部112に向けるように形成されている。
部123と抜止部141とが収容される空間は閉鎖板123a3により閉鎖されるため、箱部112の内部を外部から閉鎖することができる。また、係合部123と抜止部141とを係合させたとき、箱部112の底面に保護壁123a4が内側から平行に略当接する。すなわち、保護壁123a4は係合部123と抜止部141とが収容される閉鎖空間を内側から保護するができる。
図23は、第三の実施形態にかかる箱部を上方から見て示している。同図において、箱部212のに内部には保持柱212c〜212fが立設されており、同保持柱212c〜212fによって形成される隙間に抜止片240が挿入されている。抜止片240は略板状に形成されており、一端に抜止先部241bを有し、もう一端に略板状の固定部240cを有している。固定部240cは抜止片240における抜止板41aと直交し、幅wが抜止板241aの厚みよりも長く形成されている。なお、保持柱212cと保持柱212e、および、保持柱212cと保持柱212fのそれぞれの間隔sよりもわずかに抜止板41aの厚みが薄く形成されている。固定部240cの厚みは保持柱212cと箱部212の奥方壁面12bとの間隔uよりも小さく形成されている。
図26は、第四の実施形態にかかる箱部を上方から見て示している。同図において、箱部312の内部には前実施形態同様に保持柱312c〜312fが立設されており、同保持柱212c〜212fによって形成される隙間に抜止片240が挿入されている。また、抜止片240の形状も前実施形態と同様となっている。ただし、保持柱212cには上記間隔sと幅が同じとなる切り欠き312c1が形成されている。そして、破線で示すように保持柱312cは、切り欠き312c1によって抜止板341aを板厚方向に挟み込んで抜止片340を保持することが可能となっている。当然、破線で示す抜止片340は係合部323と係合することはない。
以上説明したように、本発明にかかる遊技機において、封止時に箱部12と蓋板22とで形成される閉鎖空間にて係合部23と抜止片40とを係合させることにより、外部から係合部23と抜止片40を破壊することを不可能とすることができる。また、外部からピン等を挿入させることもないため、それにより隙間が生じることがない。従って、より閉鎖性の高い空間にて、係合部23と抜止片40とを係合させることができる。また、抜止片40の装着状態を変えることにより、係合を行わせるかどうかを選択することも可能としている。
12,112,212,312…箱部
12a…底面
12b…壁面
12b1…ガイド部
12c〜12f…保持柱
14…皿本体部
14c1…切り欠き
20…蓋部材
22…蓋板(蓋板部)
22a…先部
22a3…閉鎖板
22b…基部
22c…連結部
22d,22d…仮止部
23…係合部
23a…係合板
23b…係合先部
23b1,23b3…係合ガイド面
23b2…係合面
23c…規制挿入部
23c1…規制挿入面
24…蓋本体部
25…制御基板
40…抜止片
40c…枠部
40d…窓部
41…抜止部
41a…抜止板
41b…抜止先部
41b1…抜止ガイド面
41b2…抜止面
42…規制部
42a…規制棒
42a1,42b2…規制面
42b…規制先部
42b1…規制ガイド面
50…保護部材
50a,50a…側面板
50b…底面板
60…パチンコ機
70,90…制御ボックス
70a,90a…封止部
80…スロットマシン
Claims (2)
- 皿部材と蓋部材とを所定の位置に相対移動させることにより同皿部材の開口部が同蓋部材により閉鎖される制御ボックスにて制御基板を封止する遊技機において、
上記皿部材と上記蓋部材の一方に設けられる係合部および蓋板部と、
上記係合部および上記蓋板部が設けられない上記皿部材と上記蓋部材の一方に設けられ、上記皿部材の開口部が閉鎖された状態において外部から閉鎖される略箱状の箱部と、
上記箱部の内部に装着可能な部材であって上記皿部材の開口部が閉鎖された閉鎖状態において上記箱部の内部にて上記係合部と係合可能な抜止片とを具備し、
上記箱部は、上記皿部材の開口部が閉鎖される場合に上記蓋板部と上記係合部との進行に伴って近づく位置に形成されるとともに、上記抜止片を内部に装着可能な開口側が上記皿部材の開口部が閉鎖される場合に上記蓋板部により覆われ、
上記箱部の開口側が上記蓋板部により覆われた状態において上記蓋板部の外縁部分が入り込む溝状のガイド部が設けられることを特徴とする遊技機。 - 前記遊技機はパチンコ機であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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