JP5024381B2 - 流路開閉装置 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、流路開閉装置に関し、特に、空気調和機室内機の蒸発器で凝縮したドレン水を貯留する貯留部に設けられる流路開閉装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、空気調和機の動作に伴って、その室内機の蒸発器においてドレン水が発生する。そして、このドレン水は、ドレンパンに貯留された後、ドレンパンに連結される排水管及びその排水管に接続されるドレンホースを介して外部に排出される。このようなドレン水の排出機構に関する技術は、種々提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
【0003】
上記特許文献1に開示された気液排出装置では、ドレンパンに連結される排水管の先端に逆止弁を取り付け、その逆止弁が取り付けられた排水管を排気用空気等の気体が通過する排気部に導入している。この気液排出装置では、排水管から排出されるドレン水を排気部に導くことにより、排気用空気等の気体とドレン水とを共通の通路を介して排出するようにしている。なお、排水管の逆止弁に取り付けられる逆止弁は、排気部に導かれる排気流により、排水管の端部を塞ぎ、ドレンパン側に排気が逆流するのを防止している。
【0004】
また、上記特許文献2には、室内から室外まで延長されるホース(ドレンホース)の終端に、ホース内から外部に排出される空気流れによって開状態になると共に、外部からホース内への空気流れによって閉状態になる流路開閉翼が設けられる流路開閉装置が開示されている。この流路開閉翼を開状態又は閉状態にする揺動軸は、ホース内を通過する空気に含まれる塵埃がその揺動軸に付着しないように、ホースの先端の外周面に取り付けられている。
【0005】
また、上記特許文献3には、空気調和機(室内機)内のドレンパンの出水口と外部の排水口とをドレン管(ドレンホース)により接続し、その排水口をゴムシートにより塞ぐ排水装置が開示されている。この排水装置では、排水口に向かって流れるドレン水の水圧により、排水口を塞ぐゴムシートを開放して、ドレン水の排水を行う。
【0006】
【特許文献1】
特開2004−28457号公報
【特許文献2】
特開2006−145108号公報
【特許文献3】
特開平5−172356号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、図9に示すように、近年の家屋の室内は気密性が高く、換気扇の運転等種々の要因により、室内の圧力が大気圧より小さくなることがあった。この場合に、ドレンホースに残余したドレン水が逆流してしまうという不都合が生じている。
【0008】
図10は、ドレン水がドレンホース内を逆流する際に生じる水封音の発生を説明するための概略図である。図10に示すように、室内機の内部に設けられるドレンパンには、ドレンパンに貯留されるドレン水を排出するための排水管が連結されている。そして、この排水管には、ドレンホースが接続され、当該ドレンホースを介してドレン水が外部に排出されるようになっている。
【0009】
ドレン水の逆流に伴う異音の発生を具体的に説明すると、ドレンパンと排水管との接続部分に係るA地点では、ドレン水の逆流により、ドレンパンからのドレン水が排出されにくい状態となり、ドレン水が噴出するように排出される際に、異音が発生する。また、ドレンホースが撓んでいるB地点では、溜まったドレン水が逆流する際に、波打ち状態になり、ドレンホース内にドレン水の膜が形成され、その膜が破裂して異音が発生する。また、ドレンホースが折れ曲がるC地点では、室内の負圧によりドレン水が巻き上げられる際に、ドレンホース内にドレン水の膜が形成され、その膜が破裂するときに異音が発生する。
【0010】
また、上記特許文献1に開示された気液排出装置では、排水管から排気部に導かれたドレン水を外部に導くためには、排気部にドレンホースを接続する必要がある。この場合において、室内の圧力が大気圧より小さくなると、排水管に取り付けられる逆止弁により、排気部に導入される排気がドレンパン側に逆流するのを防止することはできるが、ドレンホース内のドレン水が排気部に向かって逆流し、異音が発生するおそれがあるという問題点があった。
【0011】
また、上記特許文献2及び3に記載の流路開閉装置やゴムシートのように、ドレン水の流路を開閉する部材を室外に設ける場合には、当該ドレン水の流路を開閉する部材が外部環境の影響を受けての劣化が顕著になるという不都合があった。
【0012】
そこで、上記特許文献2の流路開閉装置及び上記特許文献3のゴムシートを室内のドレンパンに連結される排水管とドレンホースとの接続部分に取り付けることにより、上記不都合を解消し得る。しかしながら、上記特許文献2に記載の流路開閉装置は、ドレンホースの終端に取り付けることを前提に提案されている技術であるため、その流路開閉装置を排水管とドレンホースとの接続部分に取り付けると、揺動軸が排水管の外周面に配置されて、その排水管にドレンホースを接続することができない。また、上記特許文献3に記載のゴムシートも、ドレンホースの終端に取り付けることを前提に提案されている技術であるため、そのゴムシートを排水管とドレンホースとの接続部分に取り付けると、排水管の端部の外周で囲まれる領域からゴムシートがはみ出して、その排水管にドレンホースを接続することができない。
【0013】
そこで、この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、第1流路管と第2流路管との接続部分に設けられた流路開閉機構により、ドレン水の逆流に伴う異音の発生するのを防止する流路開閉装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
第1の発明にかかる流路開閉装置は、室内機の内部においてドレン水を貯留する貯留部に連結された第1流路管と、第1流路管よりもドレン水の排水方向下流側に配置された第2流路管と、第1流路管と第2流路管との接続部分に設けられた流路開閉機構とを備えている。そして、流路開閉機構は、第1流路管内の圧力が第2流路管内の圧力より小さい場合には、第1流路管内の流路と第2流路管内の流路とを連通させないように構成されている。
【0015】
この流路開閉装置では、第1流路管内の圧力と第2流路管内の圧力との圧力差に起因して、第1流路管と第2流路管との接続部分に設けられた流路開閉機構が第1流路管内の流路と第2流路管内の流路とを連通させないようにするので、当該圧力差によってドレン水が逆流してしまうのを防止することができる。その結果、ドレン水の逆流に伴って、異音が発生してしまうのを防止することができる。上記したように、本発明は、ドレン水の逆流の原因となる第1流路管内の圧力と第2流路管内の圧力との圧力差を利用して、第1流路管内の流路と第2流路管内の流路とを連通させなくし、ドレン水の逆流を防止し、ドレン水の逆流に伴う異音の発生を防止するものであるから、確実に異音が発生するのを防止することができる。また、流路開閉機構を第1流路管と第2流路管との接続部分に設けることによって、当該流路開閉機構が外部環境に晒されることがないので、流路開閉機構の耐用期間が長くなる。
【0016】
【0017】
この流路開閉装置では、第1流路管内の圧力と第2流路管内の圧力との圧力差により、蓋部が揺動して、第1流路管の端部を塞ぐ。これにより、第1流路管内の流路と第2流路管内の流路とが連通しなくなり、ドレン水の逆流を防止することができる。その結果、ドレン水の逆流に伴う異音の発生を防止することができる。即ち、本発明では、第1流路管の端部に取り付けられる取付部と、当該取付部に対して揺動可能な蓋部との簡単な構成で、異音の発生を防止することができる。したがって、異音の発生を防止する部材を設けることに伴うコストアップを抑制することが可能となる。
また、この流路開閉装置では、取付部を第1流路管の端部の外周で囲まれる領域の内側に配置し、且つ、蓋部の大きさを、第1流路管の端部の内周で囲まれる領域より大きく且つ第1流路管の端部の外周で囲まれる領域より小さくすることにより、第1流路管内の流路と第2流路管内の流路とを連通させないようにしつつ、第1流路管の外周で囲まれる領域から取付部及び蓋部がはみ出さないようにすることができる。これにより、第2流路管内に第1流路管を挿入することにより、第1流路管と第2流路管とを接続する場合に、蓋部が設けられる第1流路管を第2流路管の内部に容易に挿入することができる。したがって、開閉弁が設けられた第1流路管に直接第2流路管を接続でき、機器内のドレン水を外部に排出するための排出流路の確保が容易になる。
【0018】
【0019】
【0020】
第4の発明
【0021】
この流路開閉装置では、第1流路管の外周面に取り付けられる取付部を切欠部に取り付けることにより、第1流路管の切欠部が設けられていない部分の外周で囲まれる領域から取付部がはみ出さないようにすることができる。これにより、第2流路管内に第1流路管を挿入することにより、第1流路管と第2流路管とを接続する場合に、取付部が設けられる第1流路管を第2流路管の内部に容易に挿入することができる。したがって、取付部が取り付けられた第1流路管に直接第2流路管を接続でき、機器内のドレン水を外部に排出するための排出流路の確保が容易になる。
【0022】
【0023】
この流路開閉装置では、取付部が第1流路管の外周面における上方に対応した位置に取り付けられるので、第1流路管内の流路内の下方を流れるドレン水が、取付部が取り付けられる部分に流れるのを抑制することができる。これにより、ドレン水と共に流れる水垢や埃などが取付部が取り付けられる部分に付着するのを抑制することができる。その結果、第1流路管内において腐食したりカビが発生したりするのを抑制することができる。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
この流路開閉装置では、第1流路管内の圧力が第2流路管内の圧力以上である場合に、開閉弁が第1流路管の端部が開放されているので、ドレン水の水垢や埃などが付着した開閉弁が第1流路管の端部を塞いだ状態で乾燥してしまうのを防止することができる。その結果、第1流路管の端部が閉状態で固定されてしまうのを防止することができる。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【発明の効果】
【0036】
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0037】
第1の発明では、第1流路管内の圧力と第2流路管内の圧力との圧力差に起因して、第1流路管と第2流路管との接続部分に設けられた流路開閉機構が第1流路管内の流路と第2流路管内の流路とを連通させないようにするので、当該圧力差によってドレン水が逆流してしまうのを防止することができる。その結果、ドレン水の逆流に伴って、異音が発生してしまうのを防止することができる。上記したように、本発明は、ドレン水の逆流の原因となる第1流路管内の圧力と第2流路管内の圧力との圧力差を利用して、第1流路管内の流路と第2流路管内の流路とを連通させなくし、ドレン水の逆流を防止し、ドレン水の逆流に伴う異音の発生を防止するものであるから、確実に異音が発生するのを防止することができる。また、流路開閉機構を第1流路管と第2流路管との接続部分に設けることによって、当該流路開閉機構が外部環境に晒されることがないので、流路開閉機構の耐用期間が長くなる。
【0038】
また、第1の発明では、第1流路管内の圧力と第2流路管内の圧力との圧力差により、蓋部が揺動して、第1流路管の端部を塞ぐ。これにより、第1流路管内の流路と第2流路管内の流路とが連通しなくなり、ドレン水の逆流を防止することができる。その結果、ドレン水の逆流に伴う異音の発生を防止することができる。即ち、本発明では、第1流路管の端部に取り付けられる取付部と、当該取付部に対して揺動可能な蓋部との簡単な構成で、異音の発生を防止することができる。したがって、異音の発生を防止する部材を設けることに伴うコストアップを抑制することが可能となる。
また、この流路開閉装置では、取付部を第1流路管の端部の外周で囲まれる領域の内側に配置し、且つ、蓋部の大きさを、第1流路管の端部の内周で囲まれる領域より大きく且つ第1流路管の端部の外周で囲まれる領域より小さくすることにより、第1流路管内の流路と第2流路管内の流路とを連通させないようにしつつ、第1流路管の外周で囲まれる領域から取付部及び蓋部がはみ出さないようにすることができる。これにより、第2流路管内に第1流路管を挿入することにより、第1流路管と第2流路管とを接続する場合に、蓋部が設けられる第1流路管を第2流路管の内部に容易に挿入することができる。したがって、開閉弁が設けられた第1流路管に直接第2流路管を接続でき、機器内のドレン水を外部に排出するための排出流路の確保が容易になる。
【0039】
【0040】
また、第1の発明では、第1流路管の外周面に取り付けられる取付部を切欠部に取り付けることにより、第1流路管の切欠部が設けられていない部分の外周で囲まれる領域から取付部がはみ出さないようにすることができる。これにより、第2流路管内に第1流路管を挿入することにより、第1流路管と第2流路管とを接続する場合に、取付部が設けられる第1流路管を第2流路管の内部に容易に挿入することができる。したがって、取付部が取り付けられた第1流路管に直接第2流路管を接続でき、機器内のドレン水を外部に排出するための排出流路の確保が容易になる。
【0041】
また、第1の発明では、取付部が第1流路管の外周面における上方に対応した位置に取り付けられるので、第1流路管内の流路内の下方を流れるドレン水が、取付部が取り付けられる部分に流れるのを防止することができる。これにより、ドレン水と共に流れる水垢や埃などが取付部が取り付けられる部分に付着するのを防止することができる。その結果、第1流路管内において腐食したりカビが発生したりするのを防止することができる。
【0042】
【0043】
また、第1の発明では、第1流路管内の圧力が第2流路管内の圧力以上である場合に、開閉弁が第1流路管の端部が開放されているので、ドレン水の水垢や埃などが付着した開閉弁が第1流路管の端部を塞いだ状態で乾燥してしまうのを防止することができる。その結果、第1流路管の端部が閉状態で固定されてしまうのを防止することができる。
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【図1】本発明の第1実施形態に係る流路開閉装置を示した側面図である。
【図2】図1に示した流路開閉装置の排水管を示した斜視図である。
【図3】図2に示した排水管に取り付けられた開閉弁を示した斜視図である。
【図4】図1に示した流路開閉装置の排水管の端部及び開閉弁を示した正面図である。
【図5】本発明の第1参考例に係る流路開閉装置の内部構造を示した図である。
【図6】本発明の第2参考例に係る流路開閉装置の分解斜視図である。
【図7】本発明の第2参考例に係る流路開閉装置の断面図である。
【図8】本発明の第3参考例に係る流路開閉装置の開閉弁を示した図である。
【図9】室内機が配置される室内及び室外に延びるドレンホースを示した模式図である。
【図10】ドレン水がドレンホース内を逆流する際に生じる水封音の発生を説明するための概略図である。
【符号の説明】
【0049】
1、100、200 流路開閉装置
2 ドレンパン
3、103、203 排水管
4、104、204 ドレンホース
5、205 開閉弁
15a、51、251 取付部
15b、252 蓋部(第1蓋部)
15d、254 蓋部(第2蓋部)
31 切欠部
53 蓋部
105 流路開閉バルブ
151 ケーシング
152 開閉弁
【発明を実施するための最良の形態】
【0050】
以下、図面に基づいて、本発明に係る流路開閉装置の実施形態について説明する。
【0051】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る流路開閉装置を示した側面図である。図2〜図4は、図1に示した流路開閉装置の詳細を説明するための図である。以下、図1〜図4を参照して、本発明の第1実施形態に係る流路開閉装置1について説明する。
【0052】
本実施形態の流路開閉装置1は、図1に示すように、空気調和機の室内機の内部に設けられるドレンパン2に設けられ、ドレンパン2に貯留するドレン水を排出する。この流路開閉装置1は、ドレンパン2に連結される排水管3と、排水管3よりもドレン水の排水方向下流側に配置されるドレンホース4と、排水管3とドレンホース4との接続部分に設けられる開閉弁5とを備えている。なお、ドレンパン2は、室内機の蒸発器で凝縮したドレン水が貯留するようになっており、その底面には、櫛状の立体構造物6が排水管3に向かって多段に立設している。
【0053】
排水管3は、室内機の蒸発器で凝縮して滴下したドレンパン2内のドレン水を排出するために設けられている。この排水管3は、図2に示すように、筒形状を有している。そして、排水管3は、ドレンパン2内のドレン水が下流側に流れるように、下方に向かって傾斜している。ここで、第1実施形態では、排水管3の外周面における上方に対応した位置には、切欠部31が形成されている。この切欠部31は、後述する開閉弁5の取付部51が設置される平坦部31aを有し、当該平坦部31aには、後述する取付部51の2つの接続ピン51a(図1参照)がそれぞれ嵌合する2つの嵌合孔31bが形成されている。
【0054】
ドレンホース4は、上記排水管3を流れるドレン水を外部に導くために設けられている。このドレンホース4は、筒形状を有している。そして、ドレンホース4は、図1に示すように、排水管3の外径とほぼ同じ内径を有しており、その内部に排水管3を挿入することにより、排水管3に連結される。
【0055】
開閉弁5は、ドレンホース4内に残余したドレン水が逆流するのを防止する機能を有している。この開閉弁5は、図3に示すように、排水管3に形成される切欠部31に取り付けられる取付部51と、取付部51に取り付けられるヒンジ部52と、ヒンジ部52を介して取付部51に対して揺動可能に支持される蓋部53とを含んでいる。
【0056】
取付部51には、上記した切欠部31の平坦部31aに形成される2つの嵌合孔31b(図2参照)に挿入される接続ピン51aが設けられている。そして、接続ピン51aが平坦部31aの嵌合孔31bに挿入されることにより、取付部51を含む開閉弁5が室内機の構造物である排水管3に直接取り付けられる。そして、取付部51は、切欠部31の平坦部31aに取り付けられることにより、排水管3の切欠部31が設けられていない部分の外周で囲まれる領域の内側に配置されている。
【0057】
蓋部53は、排水管3内の圧力がドレンホース4内の圧力より小さい場合に排水管3の端部を塞ぐ位置に配置され(図1(b)及び図3(b)参照)、且つ、排水管3内の圧力がドレンホース4内の圧力以上の場合に排水管3の端部を塞がない位置に配置される(図1(a)及び図3(a)参照)。つまり、蓋部53は、室内機が設置される室内の圧力が大気圧よりも小さくなった状態(負圧状態)で排水管3の端部を塞ぎ、それ以外の通常状態で、自重で重力方向に配置され、排水管3の端部を開放する。また、図4に示すように、蓋部53は、略円板形状であって、その大きさ(斜線で示す領域)は、排水管3の端部の内周で囲まれる領域より大きく、且つ、排水管3の取付部51が形成されない部分の外周で囲まれる領域より小さい。
【0058】
[第1実施形態にかかる流路開閉装置1の特徴]
第1実施形態の流路開閉装置1には、以下のような特徴がある。
【0059】
第1実施形態の流路開閉装置1では、室内が負圧状態となって、上記排水管3内の圧力とドレンホース4内の圧力とに圧力差が生じ、排水管3に取り付けられる開閉弁5が排水管3内の流路とドレンホース4内の流路とを連通させないようにするので、当該圧力差によってドレン水が逆流してしまうのを防止することができる。その結果、ドレン水の逆流に伴って、異音が発生してしまうのを防止することができる。上記したように、本実施形態は、ドレン水の逆流の原因となる排水管3内の圧力とドレンホース4内の圧力との圧力差を利用して、排水管3内の流路とドレンホース4内の流路とを連通させなくし、ドレン水の逆流を防止し、ドレン水の逆流に伴う異音の発生を防止するものであるから、確実に異音が発生するのを防止することができる。
【0060】
また、第1実施形態では、開閉弁5を排水管3とドレンホース4との接続部分に設けることによって、当該開閉弁5が外部環境に晒されることがないので、開閉弁5構の耐用期間が長くなる。
【0061】
また、第1実施形態の流路開閉装置1では、室内の負圧発生にる排水管3内の圧力とドレンホース4内の圧力との圧力差によって、蓋部53が揺動して、排水管3の端部を塞ぐ。これにより、排水管3内の流路とドレンホース4内の流路とが連通しなくなり、ドレン水の逆流を防止することができる。その結果、ドレン水の逆流に伴う異音の発生を防止することができる。即ち、本実施形態では、排水管3の端部に取り付けられる取付部51と、取付部51に取り付けられるヒンジ部52と、取付部51に対して揺動可能な蓋部53との簡単な構成で、異音の発生を防止することができる。したがって、異音の発生を防止する部材を設けることに伴うコストアップを抑制することが可能となる。
【0062】
また、第1実施形態の流路開閉装置1では、蓋部53の大きさを、排水管3の端部の内周で囲まれる領域より大きく且つ排水管3の端部の外周で囲まれる領域より小さくすることにより、排水管3内の流路とドレンホース4内の流路とを連通させないようにしつつ、排水管3の外周で囲まれる領域から蓋部53がはみ出さないようにすることができる。これにより、ドレンホース4内に排水管3を挿入する際に、蓋部53が設けられる排水管3をドレンホース4の内部に容易に挿入することができる。したがって、開閉弁5が設けられた排水管3に直接ドレンホース4を接続でき、機器内のドレン水を外部に排出するための排出流路の確保が容易になる。
【0063】
また、第1実施形態の流路開閉装置1では、排水管3の外周面に形成された切欠部31の平坦部31aに取付部51を取り付けることにより、排水管3の切欠部31が設けられていない部分の外周で囲まれる領域から取付部51がはみ出さないようにすることができる。これにより、取付部51が取り付けられる排水管3をドレンホース4の内部に容易に配置することができる。したがって、取付部51が取り付けられた排水管3に直接ドレンホース4を接続でき、機器内のドレン水を外部に排出するための排出流路の確保が容易になる。
【0064】
また、第1実施形態の流路開閉装置1では、取付部51が排水管3の外周面における上方に対応した位置に取り付けられるので、排水管3内の流路内の下方を流れるドレン水が、取付部51が取り付けられる部分に流れるのを抑制することができる。これにより、ドレン水と共に流れる水垢や埃などが取付部51が取り付けられる部分に付着するのを抑制することができる。その結果、排水管3内において腐食したりカビが発生したりするのを抑制することができる。
【0065】
また、第1実施形態の流路開閉装置1では、排水管3内の圧力がドレンホース4内の圧力以上である場合に、蓋部53が排水管3の端部を開放しているので、ドレン水の水垢や埃などが付着した蓋部53が排水管3の端部を塞いだ状態で乾燥してしまうのを防止することができる。その結果、排水管3の端部が閉状態で固定されてしまうのを防止することができる。
【0066】
(第1参考例)
図5は、本発明の第1参考例に係る流路開閉装置の内部構造を示した図である。次に、図5を参照して、本発明の第1参考例に係る流路開閉装置100について説明する。なお、第1参考例の流路開閉装置100では、第1実施形態の開閉弁5の代わりに流路開閉バルブ105を設けたこと及びそれに関連すること以外は、第1実施形態の流路開閉装置1と同様であるので、その説明を省略する。
【0067】
本参考例の流路開閉装置100は、図5に示すように、ドレンパンに連結される排水管103と、排水管103よりもドレン水の排水方向下流側に配置されるドレンホース104と、排水管103とドレンホース104との接続部分に設けられる流路開閉バルブ105とを備えている。
【0068】
流路開閉バルブ105は、ドレンホース104内に残余したドレン水が逆流するのを防止する機能を有している。この流路開閉バルブ105は、排水管103内の流路とドレンホース104内の流路とを連通させるための流路が設けられたケーシング151と、ケーシング内の流路の内側において固定されない状態で設けられる開閉弁152とを含んでいる。
【0069】
ケーシング151は、排水管103内に挿入される取付部151aと、ドレンホース104内に挿入される取付部151bと、取付部151a及び151bの間に設けられる接続部151cとを含んでいる。取付部151aには、排水管103の内周面の全周にわたって当接する当接部151dが形成されており、当該当接部151dが排水管103の内周面に当接して、流路開閉バルブ105と排水管103とが接続される。また、同様に、取付部151bには、ドレンホース104の内周面の全周にわたって当接する当接部151eが形成されており、当該当接部151eがドレンホース104の内周面に当接して、流路開閉バルブ105とドレンホース104とが接続される。また、取付部151aには、排水管103内の流路と連通する流路が形成されると共に、取付部151bには、ドレンホース104内の流路と連通する流路が形成されている。
【0070】
開閉弁152は、接続部151cの内部において固定されない状態で配置される。そして、開閉弁152は、規制部材151fにより矢印C方向に沿って移動するように規制される。ここで、本実施形態では、開閉弁152は、排水管103内の圧力がドレンホース104内の圧力より小さい場合に排水管103の端部(取付部151aの流路)を塞ぐ位置に配置され、且つ、排水管3内の圧力がドレンホース104内の圧力以上の場合に排水管103の端部(取付部151aの流路)を塞がない位置に配置される。つまり、開閉弁152は、室内が負圧発生状態で排水管103の端部を塞ぎ、通常状態で排水管103の端部を開放する。
【0071】
[第1参考例にかかる流路開閉装置100の特徴]
第1参考例の流路開閉装置100には、以下のような特徴がある。
【0072】
第1参考例の流路開閉装置100では、排水管103内の圧力とドレンホース104内の圧力との圧力差により、開閉弁152が移動して、排水管103の端部(取付部151aの流路)を塞ぐ。これにより、排水管103内の流路とドレンホース104内の流路とが連通しなくなり、ドレン水の逆流を防止することができる。その結果、ドレン水の逆流に伴う異音の発生を防止することができる。即ち、本実施形態では、ケーシング151内の流路の内側において固定されない開閉弁152を設けるという簡単な構成で、異音の発生を防止することができる。したがって、異音の発生を防止する部材を設けることに伴うコストアップを抑制することが可能となる。
【0073】
(第2参考例)
図6は、本発明の第2参考例に係る流路開閉装置の分解斜視図である。図7は、本発明の第2参考例に係る流路開閉装置の断面図である。次に、図6及び図7を参照して、本発明の第2参考例に係る流路開閉装置200について説明する。この第2参考例の流路開閉装置200では、ドレンパン2の排水管3に開閉弁5を取り付けた第1実施形態と異なり、開閉弁205をドレンホース204に取り付けている。なお、この第2参考例では、第1実施形態と同様の部分については、その説明を適宜省略する。
【0074】
本参考例の流路開閉装置200は、図6に示すように、ドレンパンに連結される排水管203と、排水管203よりもドレン水の排水方向下流側に配置されるドレンホース204と、排水管203とドレンホース204との接続部分に設けられる開閉弁205とを備えている。
【0075】
排水管203は、略筒形状を有している。そして、排水管203は、ドレンパン2内のドレン水が下流側に流れるように、下方に向かって傾斜している(図7参照)。ここで、第3実施形態では、排水管203の外周面には、ドレンホース204に対する排水管203の接続方向(X方向)に延びるスリット状の凸部203aが形成されている。
【0076】
ドレンホース204は、上記排水管203を流れるドレン水を外部に導くために設けられている。このドレンホース204は、略筒形状を有している。また、ドレンホース204の内周面には、X方向に延びるスリット状の凹部204aが形成されている。この凹部204aは、上記した排水管203の凸部203aに対応するように形成されている。そして、ドレンホース204は、排水管203及び開閉弁205の外径とほぼ同じ内径を有している。
【0077】
開閉弁205は、ドレンホース204内に残余したドレン水が逆流するのを防止する機能を有している。ここで、本実施形態では、開閉弁205は、ドレンホース204の内部に取り付けられる。この開閉弁205は、ドレンホース204の内部に取り付けられる取付部251と、取付部251から延在し排水管203の下流側端部の一部分を塞ぐ蓋部252と、当該蓋部252に取り付けられるヒンジ部253と、蓋部252に対して揺動可能であって、排水管203内の圧力がドレンホース内の圧力より小さい場合に排水管203の下流側端部の一部分以外の部分を塞ぐ位置に配置される蓋部254とを含んでいる。また、取付部251の外周面には、X方向に延びるスリット状の凸部251aが形成されている。この凸部251aは、上記したドレンホース204の凹部204aに対応するように形成されている。
【0078】
蓋部254は、排水管203内の圧力がドレンホース204内の圧力より小さい場合に排水管203の端部を塞ぐ位置に配置され(図7(b)参照)、且つ、排水管203内の圧力がドレンホース204内の圧力以上の場合に排水管203の端部を塞がない位置に配置される(図7(a)参照)。つまり、蓋部254は、室内機が設置される室内の圧力が大気圧よりも小さくなった状態(負圧状態)で排水管203の端部を塞ぎ、それ以外の通常状態で、自重で重力方向に配置されて排水管203の端部を開放する。また、蓋部252及び254の大きさは、第1実施形態に係る蓋部53(図4参照)と同様に、排水管203の端部の内周で囲まれる領域より大きく、且つ、排水管の端部の外周で囲まれる領域より小さい。
【0079】
また、排水管203の凸部203a、開閉弁205の凸部251a及びドレンホース204の凹部204aは、共に各部材の上側に設けられており、当該部分にドレン水が侵入しないようにしている。
【0080】
次に、流路開閉装置200の組付方法について説明する。
まず、ドレンホース204の凹部204aと、開閉弁205の凸部251aとの位置を合わせて、ドレンホース204の内部に開閉弁205を挿入する。そして、ドレンホース204の内部に開閉弁205が配置された状態で、ドレンホース204の凹部204aと、排水管203の凸部203aとの位置を合わせて、ドレンホース204の内部に排水管203の下流側端部を挿入する。以上のようにして、ドレンホース204の内部に、開閉弁205及び排水管203の下流側端部が配置されて、流路開閉装置200が組み付けられる。
【0081】
[第2参考例にかかる流路開閉装置200の特徴]
第2参考例の流路開閉装置200には、以下のような特徴がある。
【0082】
ドレンパンに連結された流路管が排水管203の他に複数ある場合には、施工時に開閉弁205の着脱作業が伴うことになるが、第3実施形態の流路開閉装置200では、ドレンホース204に開閉弁205を直接取り付けることができるので、開閉弁205の取り付け忘れを防止することができる。
【0083】
また、第2参考例の流路開閉装置200では、排水管203内の圧力とドレンホース204内の圧力との圧力差により、蓋部254が揺動して、排水管203の端部を塞ぐ。これにより、排水管203内の流路とドレンホース204内の流路とが連通しなくなり、ドレン水の逆流を防止することができる。その結果、ドレン水の逆流に伴う異音の発生を防止することができる。即ち、簡単な構成の開閉弁205で、異音の発生を防止することができる。したがって、異音の発生を防止する部材を設けることに伴うコストアップを抑制することが可能となる。
【0084】
また、第2参考例の流路開閉装置200では、開閉弁205をドレンホース204の内部に配置しておくことによって、その開閉弁205が取り付けられたドレンホース204に対して排水管203を容易に接続することができ、機器内のドレン水を外部に排出するための排出流路の確保が容易になる。
【0085】
また、第2参考例の流路開閉装置200では、ドレンホース204の凹部204aに対応するように、凸部203a及び251aをそれぞれ排水管203及び開閉弁205に設けることによって、ドレンホース204に対して開閉弁205及び排水管203を正確な位置に取り付けることができる。
【0086】
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0087】
例えば、上記第1実施形態では、排水管3の端部に取り付けられる取付部51と、取付部51に取り付けられるヒンジ部52と、取付部51に対して揺動可能であって、排水管3内の圧力がドレンホース4内の圧力より小さい場合に排水管3の端部を塞ぐ位置に配置される蓋部53とを有する開閉弁5について説明した。例えば、図8に示す第3参考例に係る開閉弁15は、排水管の端部(切欠部)に取り付けられる取付部15aと、取付部15aから延在し且つ排水管の端部の一部分を塞ぐ蓋部15bと、当該蓋部15bに取り付けられるヒンジ部15cと、蓋部15bに対して揺動可能であって、排水管内の圧力がドレンホース内の圧力より小さい場合に排水管の端部の一部分以外の部分を塞ぐ位置に配置される蓋部15dとを有している。また、蓋部15b及び15dの大きさは、第1実施形態に係る蓋部53(図4参照)と同様に、排水管の端部の内周で囲まれる領域より大きく、且つ、排水管の端部の外周で囲まれる領域より小さい。
【0088】
上記開閉弁15を用いれば、蓋部15dが第1流路管の端部の一部分以外の部分だけを塞ぐように揺動するので、排水管の端部の全部分を塞ぐように揺動する場合に比べて、蓋部15dの揺動がドレンホースに妨げられることが少ない。その結果、排水管内の圧力がドレンホース内の圧力より小さくなった場合に、確実に、排水管内の流路とドレンホース内の流路とを連通させないようにすることができる。
【0089】
また、蓋部15b及び15dの大きさが、排水管の端部の内周で囲まれる領域より大きく且つ排水管の端部の外周で囲まれる領域より小さいので、排水管内の流路とドレンホース内の流路とを連通させないようにしつつ、排水管の外周で囲まれる領域から蓋部15b及び15dがはみ出さないようにすることができる。これにより、ドレンホース内に排水管を挿入する際に、蓋部15b及び15dが設けられる排水管をドレンホースの内部に容易に挿入することができる。したがって、開閉弁15が設けられた排水管に直接ドレンホースを接続でき、機器内のドレン水を外部に排出するための排出流路の確保が容易になる。
【産業上の利用可能性】
【0090】
本発明を利用すれば、ドレン水の逆流に伴って、異音が発生するのを防止することができる。
Claims (1)
- 室内機の内部においてドレン水を貯留する貯留部(2)から下方に傾斜する第1流路管(3、103、203)と、
前記第1流路管よりもドレン水の排水方向下流側に配置された第2流路管(4、104、204)と、
前記第1流路管と前記第2流路管との接続部分に設けられた流路開閉機構(5、105、205)とを備え、
前記流路開閉機構は、開閉弁(5)を有しており、
前記開閉弁は、
前記第1流路管の端部の外周面における上方に対応した位置に形成された切欠部(31)に取り付けられ、且つ、前記第1流路管の端部の外周で囲まれる領域の内側に配置される取付部(51)と、
前記取付部に対して揺動可能であって、前記第1流路管の端部の内周で囲まれる領域より大きく且つ前記第1流路管の端部の外周で囲まれる領域より小さい蓋部(53)とを有し、
前記蓋部が、前記第1流路管内の圧力が前記第2流路管内の圧力より小さい場合に前記第1流路管の端部を塞ぐと共に、前記第1流路管内の圧力が前記第2流路管内の圧力以上である場合に重力方向に配置されて前記第1流路管の端部を開放するように構成されていることを特徴とする、流路開閉装置(1、100、200)。
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