JP5020028B2 - 排気浄化装置 - Google Patents
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アンモニア選択還元型NOx触媒を排気浄化装置に用いた場合、還元剤としてアンモニアをアンモニア選択還元型NOx触媒に供給するために、アンモニアに比べて取り扱いが容易な尿素水を排気中に供給するのが一般的であり、尿素水噴射ノズルなどを用いて尿素水が排気中に噴射される。尿素水噴射ノズルから排気中に供給された霧状の尿素水は排気の熱により加水分解し、その結果生成されるアンモニアがアンモニア選択還元型NOx触媒に供給される。供給されたアンモニアは一旦アンモニア選択還元型NOx触媒に吸着され、このアンモニアと排気中のNOxとの間の脱硝反応がNOx触媒によって促進されることによりNOxが還元されて排気の浄化が行われる。
また、上記特許文献1の排気浄化装置では、電気ヒータにより尿素水噴射ノズルの温度低下を防止することも提案されているが、この場合には電気ヒータで消費されたエネルギを補充するためにエンジン出力の一部が使用されるため、エンジンの燃費が悪化するという問題が生じる。
より具体的には、筒状をなす排気通路の軸線方向に沿う周壁部に排気流出口が設けられており、排気通路内の排気は、この排気流出口から延設された筒状の整流体の側壁に形成されている複数の孔を通過した後、排気流出口からアンモニア選択還元型NOx触媒に向けて流出する。整流体の端部は排気通路の周壁部を貫通して排気通路の外側に突出しており、整流体の内周面には整流体の端部側に凹所を形成するように取付座が固定されている。尿素水噴射ノズルは、この取付座にフランジ部を介して排気通路に装着されており、更に断熱部材が上記凹所内に挿入されて尿素水噴射ノズルの少なくともフランジ部を覆うと共に、整流体の端部が蓋体により閉塞される。
また、上記排気浄化装置において、上記尿素水噴射ノズルは、圧縮空気と共に上記尿素水を噴射することを特徴とする(請求項2)。
より具体的には、排気通路の外方に突出した整流体の端部側に凹所を形成するように整流体の内周面に固定された取付座を設け、この取付座にフランジ部を介して尿素水噴射ノズルを取り付け、更に断熱部材を上記凹所内に挿入して尿素水噴射ノズルの少なくともフランジ部を覆い、整流体の端部を蓋体により閉塞するようにしている。従って、断熱部材によって覆われる尿素水噴射ノズルの部分は、排気通路の外側ではあるものの、整流体の内側に位置しており、更に断熱部材で覆った後で蓋体により整流体の端部が閉塞されているので、整流体の内部を流動する排気からの熱伝達を受けやすくなると共に断熱部材によって放熱が抑制される。この結果、より一層効果的に尿素水噴射ノズルの温度低下を抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る排気浄化装置が適用された4気筒のディーゼルエンジン(以下、エンジンという)の全体構成図を示しており、図1に基づき本発明に係る排気浄化装置の構成を説明する。
エンジン1は各気筒共通の高圧蓄圧室(以下コモンレールという)2を備えており、図示しない燃料噴射ポンプから供給されてコモンレール2に蓄えられた高圧の燃料を、各気筒に設けられたインジェクタ4に供給し、各インジェクタ4からそれぞれの気筒内に燃料が噴射される。
排気管20はターボチャージャ8のタービン8bを経た後、排気絞り弁26を介して排気後処理装置28に接続されている。また、タービン8bの回転軸はコンプレッサ8aの回転軸と連結されており、タービン8bが排気管20内を流動する排気を受けてコンプレッサ8aを駆動するようになっている。
このフィルタ38は、ハニカム型のセラミック体からなり、上流側と下流側とを連通する通路が多数並設されると共に、通路の上流側開口と下流側開口とが交互に閉鎖されており、エンジン1の排気が内部を流通することによって排気中のパティキュレートを捕集する。一方、前段酸化触媒36は排気中のNOを酸化させてNO2を生成するので、このように前段酸化触媒36とフィルタ38とを配置することにより、フィルタ38に捕集され堆積しているパティキュレートは、前段酸化触媒36から供給されたNO2と反応して酸化し、フィルタ38の連続再生が行われるようになっている。
尿素水タンク(図示せず)から供給される尿素水と、エアタンク(図示せず)から供給される圧縮空気とは、尿素水噴射装置42に供給されて混合され、尿素水は霧状となって圧縮空気中に含まれ、尿素水供給管44を介して尿素水噴射ノズル40に供給される。尿素水噴射ノズル40に供給される尿素水及び圧縮空気の量は尿素水噴射装置42によって調整され、尿素水噴射ノズル40に供給された尿素水は、圧縮空気と共に排気中に噴射される。排気中に噴射された尿素水は排気の熱によって加水分解し、アンモニアが生成される。
図2は、図1中のII−II線に沿う第3ケーシング30cの要部断面図である。図2に示すように、第3ケーシング30cには外殻50と内殻52との間に断熱材54を介装した断熱構造が採用されている。
第3ケーシング30cの軸線方向に沿う周壁部56には、フィルタ38を通過した排気が連通路32に向けて流出する排気流出口58が設けられている。第3ケーシング30cの外側に位置する排気流出口58の一方の端部は連通路32に接続されており、排気流出口58の他方の端部には、排気流出口58に連続して設けられた円筒状の整流体60が、排気流出口58に対向する周壁部56まで第3ケーシング30cを横断するように延設されている。整流体60の側壁には、整流体60の外側と内側とを連通する多数の孔が形成されており、整流体60は周壁部56を貫通して端部60aが第3ケーシング30cの外側に突出している。
例えば、上記実施形態では、第3ケーシング30cの外側に位置する尿素水噴射ノズル40の部分のうち、フランジ部40bと、ノズル本体40aの一部を断熱部材68で覆うようにしたが、第3ケーシング30cの外側に位置する尿素水噴射ノズル40の部分全体を断熱部材68で覆うようにしてもよい。
例えば、整流体60を周壁部56まで延設せず、周壁部56に形成した孔に取付座を設け、この取付座に尿素水噴射ノズル40を取り付けるようにしてもよい。この場合、取付座に固定されているフランジ部40bを覆うように断熱部材を装着すれば、フランジ部40bからの放熱を抑えて尿素水噴射ノズル40の温度低下を抑制することができる。
また、上記実施形態では、第3ケーシング30cの側壁部56から排気流出口58を介して排気の流出を行うようにして、排気流出口58に対向するように尿素水噴射ノズル40を第3ケーシング30cに装着するようにしたが、排気後処理装置28の構成及び尿素水噴射ノズル40の装着位置は、これに限定されるものではない。
30 上流側ケーシング(排気通路)
30c 第3ケーシング(排気通路)
40 尿素水噴射ノズル
40a ノズル本体
40b フランジ部
46 SCR触媒(アンモニア選択還元型NOx触媒)
68 断熱部材
Claims (2)
- アンモニアを還元剤としてエンジンの排気中のNOxを選択還元するアンモニア選択還元型NOx触媒と、
上記アンモニア選択還元型NOx触媒の上流側の排気通路に取り付けられ、上記排気通路内を上記アンモニア選択還元型NOx触媒に向けて流動する排気中に尿素水を噴射する尿素水噴射ノズルと、
断熱材からなり、上記尿素水噴射ノズルのうち、上記排気通路の外側に位置する部分の少なくとも一部をその外側から覆う断熱部材とを備え、
上記尿素水噴射ノズルは、上記尿素水を噴射するノズル本体と、上記排気通路の外側において上記ノズル本体を上記排気通路に固定するためのフランジ部とからなり、
上記排気通路は筒状をなし、その軸線方向に沿う周壁部に、上記排気通路内の排気が上記アンモニア選択還元型NOx触媒に向けて流出する排気流出口を備えると共に、
上記排気流出口から、上記排気流出口に対向する上記排気通路の周壁部に向けて延設された筒状の整流体を備え、
上記整流体は、その側壁に排気が通過可能な複数の孔が形成され、端部が上記排気通路の周壁部を貫通して上記周壁部の外側に突出しており、
上記尿素水噴射ノズルは、上記整流体の上記端部側に凹所を形成して上記整流体の内周面に固定された取付座に、上記フランジ部を介して取り付けられ、
上記断熱部材が上記凹所内に挿入されて上記尿素水噴射ノズルの少なくとも上記フランジ部を覆うと共に、上記整流体の上記端部が蓋体により閉塞される
ことを特徴とする排気浄化装置。 - 上記尿素水噴射ノズルは、圧縮空気と共に上記尿素水を噴射することを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置。
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