JP5017833B2 - プリンタ、およびサーマルヘッドのプレヒート制御方法 - Google Patents
プリンタ、およびサーマルヘッドのプレヒート制御方法 Download PDFInfo
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Description
第1に、サーマルヘッドを一定温度以上にし、インクリボン中の染料をプリント用紙に転写するためにサーマルヘッドへ加える電力を少なくする。
第2に、サーマルヘッドを一定温度以上にし、インクリボン中の染料をプリント用紙に転写するためのサーマルヘッドへの通電時間を少なくする。すなわちプリント時間を短くする。
第3に、サーマルヘッドを一定温度以上にし、サーマルヘッドの温度のばらつきによるプリントサンプルの濃度・色味のばらつきを小さくする。
第1に、電源ONの状態でプリンタ待機中の場合は、目標温度に達するまでプレヒートを実行し、目標温度に達したならばプレヒートを中止する。サーマルヘッドが冷え、目標温度以下になったことによるプレヒート再実行の手順を繰り返す。これにより、サーマルヘッドを目標温度に保ち続ける。
第2に、電源投入後に、目標温度に達しない状態でプリント命令を受信した場合は、プレヒート実行し、目標温度に達してからプリント開始する。
しかしながら、本発明は、昇華型プリンタにおいて、プレヒートによりサーマルヘッドを急激に温度上昇させた場合においても、プリントサンプルの濃度・色味の不具合という弊害を発生させることない、プリンタを提供することを目的としており、上記従来技術の感熱印刷装置とは発明の目的と構成が異なるものである。
しかしながら、本発明においては、プレヒートによりサーマルヘッドを急激に温度上昇させた場合において、サーマルヘッドの温度上昇と、サーマルヘッドの実際の発熱部分(発熱抵抗体の部分)の温度上昇とのタイムラグに起因する問題を解決しようとするものであり、上記従来技術のサーマルヘッドの制御装置とは、発明の目的と構成が異なるものである。
しかしながら、本発明においては、プレヒートによりサーマルヘッドを急激に温度上昇させた場合において、サーマルヘッドの温度上昇と、サーマルヘッドの実際の発熱部分(発熱抵抗体の部分)の温度上昇とのタイムラグに起因する問題を解決しようとするものであり、上記従来技術のサーマルヘッドの予熱制御装置とは、発明の目的と構成が異なるものである。
これにより、プレヒートによりサーマルヘッドを急激に温度上昇させた場合においても、発熱部分温度とヘッド温度検出センサによる温度検出値とのタイムラグを抑えてプリントサンプルの濃度・色味の不具合という弊害を発生させないようにできる。
このような手順により、サーマルヘッドの温度をヘッド温度検出センサ(例えば、サーミスタ等)により検出する。また、サーマルヘッドの周囲環境温度も周囲環境温度検出センサにより検出する。そして、プレヒートの目標温度と、サーマルヘッドの温度と、周囲環境温度に応じて通電率(通電時間と非通電時間の割合)を変化させ、サーマルヘッドの温度と目標温度との差が大きい時、および周囲環境温度が低い時は、非通電時間の割合を小さくして急激に温度上昇させて、サーマルヘッドの温度が目標温度に近づくにつれ、非通電時間の割合を徐々に大きくして少しずつ温度上昇させるようにする。
これにより、プレヒートによりサーマルヘッドを急激に温度上昇させた場合においても、発熱部分温度とヘッド温度検出センサによる温度検出値とのタイムラグを抑えてプリントサンプルの濃度・色味の不具合という弊害を発生させないようにできる。
最初に、本発明によるプリンタの概要について説明する。
従来のプリンタにおいては、プレヒート時のサーマルヘッドへの通電は、通電時間と非通電時間の割合を、一意的に設定していたが、本発明のプリンタにおいては、目標温度とサーマルヘッドの現状温度との差により、通電時間と非通電時間の割合を連続的に変化させるようにする。
図1は、本発明による昇華型プリンタの構成例を示す図であり、本発明に直接関係する部分を示したものである。図1に示すプリンタ1において、11は、CPU等を含み、プリンタの各部を制御する主制御部である。12は、外部のホストコンピュータ等(図示せず)からプリント対象となる画像を、YMC(イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C))等の入力画像データにより受信し記憶する入力バッファである。13は、外部から受信したYMC入力画像データを、インクリボンに対応したプリント用画像データに変換するプリント用画像データ生成部である。
11 主制御部
12 入力バッファ
13 プリント用画像データ生成部
14 通電パルス発生部
15 パルスジェネレータ
20 サーマルヘッドプレヒート制御部
21 サーマルヘッド温度情報取得処理部
22 周囲環境温度情報取得処理部
23 プレヒート通電処理部
30 記憶部
31 通電率テーブル
40 サーマルヘッド
41 発熱抵抗体
42 ヒートシンク
43 ヘッドサーミスタ
44 周囲環境温度検出センサ
51 ロール紙
52 プリント用紙
53 インクリボンロール
54 インクリボン
55 ガイドロール
56 プラテンロール
57 ピンチロール
58 フィードロール
59 インクリボンコア
Claims (2)
- プリントするドットごとに発熱抵抗体が配列されたサーマルヘッドを具備し、インクリボンと用紙とを重ね合わせた状態で前記発熱抵抗体に押圧させつつ、前記発熱抵抗体に通電して前記インクリボンに対して熱を加えることによってインクをプリント用紙に転写し印刷を行うプリンタであって、
前記発熱抵抗体と離間して前記サーマルヘッドに付設されたヘッド温度検出センサと、
前記サーマルヘッドと離間して設けられた周囲環境温度検出センサと、
前記ヘッド温度検出センサより温度検出信号を受信し、前記サーマルヘッドの温度情報を取得するサーマルヘッド温度情報取得手段と、
前記周囲環境温度検出センサより温度検出信号を受信し、前記サーマルヘッドの周囲の環境温度の情報を取得する周囲環境温度情報取得手段と、
サーマルヘッドのプレヒートの際に、予め設定したプレヒートの目標温度と、前記サーマルヘッドの温度情報と、前記周囲環境の温度情報とに応じて、サーマルヘッドに対する通電時間と非通電時間の割合を変化させるプレヒート通電手段とを備え、
前記プレヒート通電手段は、サーマルヘッドの温度と目標温度との差が大きいほど、および周囲環境温度が低いほど非通電時間の割合を小さくし、サーマルヘッドの温度と目標温度との差が小さいほど、および周囲環境温度が高いほど非通電時間の割合を大きくする
ことを特徴とするプリンタ。 - プリントするドットごとに発熱抵抗体が配列されたサーマルヘッドを具備し、インクリボンと用紙とを重ね合わせた状態で前記発熱抵抗体に押圧させつつ、前記発熱抵抗体に通電して前記インクリボンに対して熱を加えることによってインクをプリント用紙に転写し印刷を行うプリンタにおけるサーマルヘッドのプレヒート制御方法であって、
前記プリンタ内の制御部により、
前記発熱抵抗体と離間して前記サーマルヘッドに付設されたヘッド温度検出センサより温度検出信号を受信し、前記サーマルヘッドの温度情報を取得するサーマルヘッド温度情報取得手順と、
前記サーマルヘッドと離間して設けられた周囲環境温度検出センサより温度検出信号を受信し、前記サーマルヘッドの周囲の環境温度の情報を取得する周囲環境温度情報取得手順と、
サーマルヘッドのプレヒートの際に、予め設定したプレヒートの目標温度と、前記サーマルヘッドの温度情報と、前記周囲環境の温度情報とに応じて、サーマルヘッドに対する通電時間と非通電時間の割合を変化させるプレヒート通電手順とが行われ、
前記プレヒート通電手順により、サーマルヘッドの温度と目標温度との差が大きいほど、および周囲環境温度が低いほど非通電時間の割合を小さくし、サーマルヘッドの温度と目標温度との差が小さいほど、および周囲環境温度が高いほど非通電時間の割合を大きくする
ことを特徴とするサーマルヘッドのプレヒート制御方法。
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JP2005279445A JP5017833B2 (ja) | 2005-09-27 | 2005-09-27 | プリンタ、およびサーマルヘッドのプレヒート制御方法 |
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JP2005279445A JP5017833B2 (ja) | 2005-09-27 | 2005-09-27 | プリンタ、およびサーマルヘッドのプレヒート制御方法 |
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