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JP5012720B2 - 車両用ドアミラー構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドアミラー構造に関する。
従来、フード後端に誘導凸状を設けてフード上を流れる風をアウタミラーの外壁側に偏向させることで、アウタミラー近傍の空気流の乱れを少なくし、風切り音を低減させるようにようにしたアウタミラーにおける風切り音防止機構および防止方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−312673号公報
しかしながら、上記構成の風切り音防止機構および防止方法では、フード上に誘導凸状を設ける必要があり、見栄えの悪化やコストアップを招くという問題がある。
本発明は上記事実を考慮し、風切り音を低減することができると共に、見栄えの悪化やコストアップを招くことがない車両用ドアミラー構造を得ることが目的である。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係る車両用ドアミラー構造は、車両のドアとドアミラー本体との間に設けられ、車幅方向内側を向いた内側面、車幅方向外側を向いた外側面、及び車両後方側を向いた後側面を有するミラーステーを備えた車両用ドアミラー構造であって、前記内側面と前記後側面とのなす角θが44度〜55度の範囲内に設定されると共に、前記外側面と前記後側面との間の角部が曲面状に形成され、当該曲面の曲率半径Rが3mm〜10mmの範囲内に設定されていることを特徴としている。
請求項1に記載の車両用ドアミラー構造では、ミラーステーの内側面と後側面とのなす角θ(所謂「二面角」)が44度〜55度の範囲内に設定されている。また、ミラーステーの外側面と後側面との間の角部が曲面状に形成されており、当該曲面の曲率半径Rが3mm〜10mmの範囲内に設定されている。これにより、車両走行時にミラーステーに干渉する走行風が車両後方へスムーズに流れるようになり、ミラーステー周りからの渦流れの発生が抑制される。これにより、渦流れの発生に起因する風切り音を低減することができる。しかも、ミラーステーの一部を所定の形状にするだけで風切り音を低減することができるので、見栄えの悪化およびコストアップを招くことがない。
以上説明したように、本発明に係る車両用ドアミラー構造では、風切り音を低減することができると共に、見栄えの悪化やコストアップを招くことがない。
<第1の実施形態>
図1には、本発明の第1の実施形態に係る車両用ドアミラー構造が適用されて構成されたドアミラー装置10が取り付けられた車両12の部分的な構成が側面図にて示されている。また、図2には、このドアミラー装置10の側面図が示されており、図3には、このドアミラー装置10の正面図が示されている。なお、図中矢印FRは車両前方向を示し、矢印UPは車両上方向を示し、矢印INは車幅内側方向を示している。
本第1の実施形態に係るドアミラー装置10は、ドアミラー本体14を備えている。ドアミラー本体14は、車両の後方を視認するためのミラー16(図3参照)を備えており、ミラー16はミラーバイザー18に保持されている。ミラーバイザー18は流線形状とされており、これにより、ミラーバイザー18による風切り音が低減されると共にミラーバイザー18の見栄えを良くしている。
このミラーバイザー18は、ミラーステー20を介して車両12のフロントドア22のアウタパネル22Aに連結されている。ミラーステー20は、横断面が台形の角柱状に形成されており、図4に示されるように、車幅方向内側を向いた内側面20A、車幅方向外側を向いた外側面20B、車両前方側を向いた前側面20C、車両後方側を向いた後側面20Dを有している。このミラーステー20は、下端部がアウタパネル22Aに固定され、上端部にミラーバイザー18が連結されている。
図5に示されるように、ミラーステー20の横断面形状は、車両前後方向に長く、車幅方向に薄く形成されている(なお、図5及び後で説明する図6、図7、図10、図11では、説明の都合上、断面のハッチングを省略してある)。また、内側面20Aの車両前後方向の長さ寸法は、外側面20Bの車両前後方向の長さ寸法よりも短く形成されており、前側面20Cは、車幅方向外側へ向かうに従い車両後方側へ向かう傾斜面とされ、後側面20Dは、車幅方向外側へ向かうに従い車両前方側へ向かう傾斜面とされている。
ここで、本第1の実施形態では、内側面20Aと後側面20Dとのなす角θ(二面角)は、44度〜55度の範囲内に設定されており、後側面20Dの傾きが大きく設定されている。また、外側面20Bと後側面20Dとの間の角部20E(外側面20Bと後側面20Dとの接続部)は、曲面状に形成されており、当該曲面の曲率半径R(以下、「後端角R」という)が3mm〜10mmの範囲内に設定されている。
次に、本第1の実施形態の作用について説明する。
上記構成のドアミラー装置10では、車両走行時にミラーバイザー18の下側を流れる走行風は、図6に矢印W1で示されるように、ミラーステー20の前側面20Cに当り、前側面20C及び外側面20Bに沿って車両後方側へ流れる。このとき、本ドアミラー装置10では、ミラーステー20の内側面20Aと後側面20Dとのなす角θが大きく設定され、かつ後端角Rが小さく設定されていることで、走行風が直進しやすくなり、走行風がドアミラー本体14の後方に回りこむことが抑制される。
これに対し、例えば、図7に示されるように後端角Rが大きく設定されたミラーステー100の場合には、ミラーステー100の後方に回り込む走行風(矢印W2参照)によってドアミラー本体の後方に変動渦が発生する。この変動渦はバサバサという風切り音を生じさせるが、本ドアミラー装置10では、この変動渦の発生が抑制されるため、変動渦の発生に起因する風切り音を低減することができる。
特に、本ドアミラー装置10では、ミラーステー20の内側面20Aと後側面20Dとのなす角θが44度〜55度の範囲内に設定されると共に、後端角Rが3mm〜10mmの範囲内に設定されていることで、図8及び図9に示されるように、風切り音を効果的に低減することができる。
ここで、図8は、後端角Rを10mmに設定した場合における、なす角θと風切り音との関係を示す線図である。この図8から、なす角θが44度〜55度の範囲内では、風切り音が基準値以下に低減されることが分かる。また、図9は、なす角θを47度に設定した場合における、後端角Rと風切り音との関係を示す線図である。この図9から、後端角Rが3mm〜10mmの範囲内では、風切り音が基準値以下に低減されることが分かる。また、図8、図9から、好ましくは、なす角θを47度〜52度に設定し、後端角Rを3mm〜8mmに設定するとよいことが分かる。なお、図8、図9に示される黒丸(●)は実際に得られた実験データである。また、後端角Rは、外突要件により2.5mm以下にすることができないため、3mm未満の範囲については製造上不可領域として除外している。
このように、本ドアミラー装置10は、渦の発生原因としてミラーステー20の形状の寄与が高いことに着目し、走行風をミラーステー20の後方にスムーズに流すことで渦の発生を抑制したものであり、これにより、風切り音の発生が抑制される。このため、例えば、所謂高級車のように車内の騒音レベルが低く車外の騒音が目立つ車両に対して特に有効である。また、視界拡大の要請によるミラー16(ミラーバイザー18)の大型化に伴ってミラーステー20が大型化した車両に対しても有効である。しかも、本ドアミラー装置10では、ミラーステー20の一部を所定の形状にするだけで風切り音が低減されるので、見栄えの悪化およびコストアップを招くことがなく好適である。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、前記第1の実施形態と基本的に同様の構成・作用については、前記第1の実施形態と同符号を付与し、その説明を省略する。
<第2の実施形態>
図10には、本発明の第2の実施形態に係る車両用ドアミラー構造が適用されて構成されたドアミラー装置の構成部材であるミラーステー30が横断面図にて示されている。このミラーステー30は、前記第1の実施形態に係るミラーステー20と基本的に同様の構成とされており、内側面20A、外側面20B、前側面20C、及び後側面20Dを備えている。但し、このミラーステー30では、外側面20Bが車幅方向内側へ向けて曲面状に窪んでおり、外側面20Bの車両後方側部分と後側面20Dとのなす角が小さくなっている。
この実施形態では、外側面20Bに沿って車両後方側へ流れる走行風が、図10の矢印W3のように車幅方向外側へ向けて偏向されるため、ミラーステー30の後方への走行風の回り込みが一層良好に抑制される。これにより、ドアミラー本体14の後方での渦流の発生が良好に抑制されるので、渦流の発生に起因する風切り音の発生を一層良好に抑制することができる。
<第3の実施形態>
図11には、本発明の第3の実施形態に係る車両用ドアミラー構造が適用されて構成されたドアミラー装置の構成部材であるミラーステー40が横断面図にて示されている。このミラーステー40は、前記第1の実施形態に係るミラーステー20と基本的に同様の構成とされており、内側面20A、外側面20B、前側面20C、及び後側面20Dを備えている。但し、このミラーステー40では、外側面20Bが車両後方側へ向かうに従い車幅方向外側へ向かうように傾斜しており、ミラーステー40の断面積が車両後方側で拡大している。
この実施形態では、外側面20Bに沿って車両後方側へ流れる走行風が、図11の矢印W4のように車幅方向外側へ向けて偏向されるため、ミラーステー40の後方への走行風の回り込みが一層良好に抑制される。これにより、ドアミラー本体14の後方での渦流の発生が良好に抑制されるので、渦流の発生に起因する風切り音の発生を一層良好に抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る車両用ドアミラー構造が適用されて構成されたドアミラー装置が取り付けられた車両の部分的な構成を示す側面図である。 図1に示されるドアミラー装置の側面図である。 図1に示されるドアミラー装置の正面図である。 図1に示されるドアミラー装置を構成するミラーステーの斜視図である。 図4の5−5線断面図である。 図5に対応する断面図であり、ミラーステーに走行風が干渉した状態を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るミラーステーの比較例を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るミラーステーの内側面と後側面とのなす角θと、風切り音との関係を示す線図である。 本発明の第1の実施形態に係るミラーステーの外側面と後側面との間の角部の曲率半径Rと、風切り音との関係を示す線図である。 本発明の第2の実施形態に係る車両用ドアミラー構造が適用されて構成されたドアミラー装置の構成部材であるミラーステーの横断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る車両用ドアミラー構造が適用されて構成されたドアミラー装置の構成部材であるミラーステーの横断面図である。
符号の説明
10 ドアミラー装置
12 車両
14 ドアミラー本体
20 ミラーステー
20A 内側面
20B 外側面
20D 後側面
20E 角部
22 フロントドア
30 ミラーステー
40 ミラーステー

Claims (1)

  1. 車両のドアとドアミラー本体との間に設けられ、車幅方向内側を向いた内側面、車幅方向外側を向いた外側面、及び車両後方側を向いた後側面を有するミラーステーを備えた車両用ドアミラー構造であって、
    前記内側面と前記後側面とのなす角θが44度〜55度の範囲内に設定されると共に、前記外側面と前記後側面との間の角部が曲面状に形成され、当該曲面の曲率半径Rが3mm〜10mmの範囲内に設定されていることを特徴とする車両用ドアミラー構造。
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