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JP5094544B2 - バンパー構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、バンパーリインフォースとバンパーステイを一体化した自動車のバンパ構造体に関する。
乗用車やトラック等の自動車車体の前端(フロント)及び後端(リア)に設置されるバンパー内部には、補強部材としてバンパーリインフォースが設けられている。バンパーリインフォースは一般に荷重方向に略垂直に向く前壁と後壁、及びそれらを連結する複数の横壁を有する断面中空の部材であり、両端部を一対のバンパーステイにより支持され、各ステイは後端がサイドメンバ(フロント又はリア)の前端に固定されている。
なお、本件明細書において、車両のフロント側、リア側に関わらず、衝突面側を前とし、車体側を後とする。
このようなバンパーリインフォースとバンパーステイからなるバンパー構造体において、バンパーリインフォースの両端部に前壁と後壁を車体前後方向に貫通する穴を形成し、この穴にアルミニウム合金製の筒状軸部材を嵌入し、電磁成形により前記軸部材を拡管させて前記穴の内周面に密着させ、かつ前記前壁と後壁の間で外径方向に張り出させ、これによりバンパーリインフォースと軸部材(バンパーステイ)を固定したバンパー構造体が、例えば特許文献1〜3により公知である。
特開2004−237818号公報 特開2007−284039号公報 特開2008−37220号公報
このバンパー構造体は、バンパーリインフォースとバンパーステイが強固に接合され、前面からの衝突時に蛇腹状に変形するバンパーステイの軸方向長さを長くとれるため、エネルギー吸収性に優れるという利点を有する。
一方、電磁成形により軸部材を拡管し、バンパーリインフォースに形成した穴の内周面に密着させ、かつ前壁と後壁の間で外径方向に張り出させるには、軸部材は電磁成形による成形性に優れることが望ましい。具体的には、導電性が高く、余り強度の高くない軸部材(材料強度が低い、あるいは肉厚が小さい)が望ましいが、それでは強度が不足して強い衝突荷重に対応できず、エネルギー吸収性も小さい場合がある。特に近年提示されているIIHS(Insurance Institute of Highway Safety)のバリア試験では、SUVなど車高の高い車に対応して、幅方向に長いバンパーの中央の上側に偏した打撃が加わるバリアとなっており、このとき加わる偏心荷重に対して必要強度を満たすのが困難である。逆に必要強度を満たすため強度の高い軸部材を用いると、電磁成形による拡管が不十分となり、バンパーリインフォースとの接合に問題が生じる可能性がある。
本発明は、バンパーリインフォースの前後壁に形成した穴に軸部材を嵌入して、電磁成形により軸部材を拡管し、これによりバンパーリインフォースと軸部材(バンパーステイ)を固定してバンパー構造体を得る場合に、両者を固定する上で電磁成形上の問題がなく、同時に強い衝突荷重に対応する強度を持ち必要なエネルギー吸収量も確保できるバンパー構造体を得ることを目的とする。
本発明に係るバンパー構造体は、中空断面を有する金属形材からなるバンパーリインフォースと、アルミニウム合金製で前記バンパーリインフォースの両端部に固定されたバンパーステイにより構成され、前記バンパーリインフォースが前壁と後壁及びそれらを連結する複数の横壁を有し、前記前壁及び後壁を前後に貫通する穴が両端部に形成され、前記バンパーステイは外周側に第1段差部を有する筒状の軸部材を有し、前記第1段差部の前方側が後方側より薄肉とされて前記バンパーリインフォースの穴に嵌入し、前記軸部材が電磁成形により拡管して前記バンパーリインフォースの前壁及び後壁の穴の内周面に密着固定されていることを特徴とする。なお、第1段差部の「第1」は、後述する第2段差部と区別するために付与したもので、それ以外の意味はない。
このバンパー構造体において、典型的な形態として、前記軸部材の第1段差部がバンパーリインフォースの後壁に当接し、あるいは第1段差部の前方側の薄肉とされた部分がバンパーリインフォースの後壁と前記第1段差部の間で外径方向に張り出していることが挙げられる。
上記バンパーステイは一般に、その後端に車体フレームのサイドメンバー先端に固定するための取付用フランジを有する。この取付用フランジは前記軸部材自体の後端部を成形したものでもよいが、別部材を軸部材の後端に固定したものでもよい。
前者の場合、軸部材の後端部を必要により薄肉化し、例えば電磁成形により拡管(拡開)することにより取付用フランジを成形する。
後者の場合、別部材とは、穴が形成された板状の取付用フランジ部材であり、バンパーステイは軸部材と取付用フランジ部材からなる。軸部材が後端部近傍の外周側に第2段差部を有し、前記第2段差部の後方側が前方側より薄肉とされて前記取付用フランジ部材の穴に嵌入し、電磁成形により拡管し前記穴の内周面に密着固定されている。この穴は単なる打抜き穴でもよいが、例えばバーリング加工により形成された筒状の穴フランジの穴(バーリング穴)であることが内周面の面積が大きく望ましい。穴フランジは前方に突出している(後方側からバーリング加工されたもの)。
前記穴が単なる穴の場合も穴フランジの場合も、典型的な形態として、軸部材の第2段差部が前記取付用フランジ部材の穴の周辺(又は穴フランジの前端)に当接しているか、前記第2段差部の後方側の薄肉とされた部分が取付用フランジ部材の穴と前記段差部の間で外径方向に張り出していることが挙げられる。
上記バンパー構造体において、軸部材の第1段差部の後方側の外周側又は/及び内周側に、所定幅の溝を周方向に沿って形成してその部分を薄肉化することもできる。この溝は衝突時に蛇腹状変形する際のイニシエータとして機能する。
本発明によれば、バンパーリインフォースの前後壁に形成した穴に軸部材を嵌入して、電磁成形により軸部材を拡管し、これによりバンパーリインフォースと軸部材(バンパーステイ)を固定してバンパー構造体を得る場合に、軸部材のバンパーリインフォースや取付用フランジ部材との接合箇所を比較的薄肉とし、軸部材の他の部分を比較的厚肉とすることにより、軸部材とバンパーリインフォース、及び軸部材と取付用フランジ部材を固定する上で電磁成形上の問題がなく、同時に強い衝突荷重に対応する強度を持ち必要なエネルギー吸収量も確保できるバンパー構造体を得ることができる。
以下、図1〜図8を参照し、本発明に係るバンパー構造体についてより詳細に説明する。
図1は、本発明に係るバンパー構造体1の全体を示す斜視図である。このバンパー構造体1は、中空断面を有するアルミニウム合金押出形材を曲げ加工し、両端部を車体側に傾斜させたバンパーリインフォース2と、アルミニウム合金製でバンパーリインフォースの両端部(傾斜した箇所)に軸方向を車体前後方向に向けて固定された筒状のバンパーステイ3により構成される。
バンパーリインフォース2は、図2に示すように、車体前後方向に対し略垂直な前壁4と後壁5及びそれらを連結し車体前後方向を向く上下の横壁6,7を有し、前壁4、後壁5及び横壁6,7により中空の矩形断面が構成されている。前壁4は、前記矩形断面の部分が後退して段差を有し、前記段差の部分から上向き及び下向きに突出するフランジ4a,4bを有し、これが衝突面Aとなっている。前壁4及び後壁5に前後に貫通する穴8,9が形成されている。
図3に示すように、バンパーステイ3は、前方部分がバンパーリインフォース2の穴8,9に嵌入する筒状の軸部材11と、軸部材11の後端に配置された取付用フランジ部材12からなり、これらは後述するように電磁成形による軸部材11の拡管によって互いに固定され、かつ軸部材11はバンパーリインフォース2と固定されている。
取付用フランジ部材12は、アルミニウム合金板にバーリング加工により筒状の穴フランジ13を形成したもので、穴フランジ13の周囲は板フランジ14からなり、この板フランジ14が図示しないサイドメンバーの前端にボルト等により固定される。穴フランジ13は板フランジ14から前方に突出し、前方側の小径部15とそれに続く後方側の大径部16からなり、両者の間に段部が形成されている。
軸部材11は、電磁成形前の素材(軸素材)の段階では、円筒形のアルミニウム合金押出形材の一端を垂直に切断し、他端をバンパーリーンフォース2の両端部の傾斜に合わせて斜めに切断し、さらに切削加工を加えて成形したものである。そして、図2に示すように、この軸素材11Aは、バンパーステイ2の穴8,9に嵌入する前方側の部分(薄肉部17A)と、取付用フランジ部材12の穴フランジ13に嵌入する後端部分(薄肉部18A)と、その間の厚肉部19Aからなり、薄肉部17A,18Aは肉厚分だけ厚肉部19Aより小径とされ、薄肉部17Aと厚肉部19Aの間及び厚肉部19Aと薄肉部18Aの間に傾斜した第1段差部21A,第2段差部22Aが形成されている。薄肉部17A,18A及び段差部21A,22Aが切削加工を加えた箇所であり、薄肉部17Aの外径は穴8,9の内径より若干小さく,薄肉部18Aの外径は穴フランジ13の小径部15の内径より若干小さく形成されている。なお、このような薄肉化(小径化)はスウェージング加工で行うこともできる。
電磁成形に際し、図2に示すように、軸素材11Aの薄肉部17Aをバンパーリーンフォース2の前壁4及び後壁5に形成した穴8,9に嵌入し、第1段差部21Aを後壁5の背面に当接させ、取付用フランジ部材12の穴フランジ13を軸素材11Aの薄肉部18Aに嵌め、穴フランジ13の前端を第2段差部22Aに当接させる。軸素材11Aの薄肉部17Aは、前端が穴8から少し突出し、薄肉部18Aは、後端が取付用フランジ部材12の穴フランジ13の前記段部を越え、かつ穴フランジ13の後端から突出しないように、それぞれの長さが設定されている。
電磁成形により前記軸素材11Aを拡管すると、図3に示すように、前記軸素材11Aは拡管して軸部材11となる。この拡管により、軸部材11の薄肉部17(元の薄肉部17A)は、バンパーリーンフォース2の前壁4及び後壁5に形成した穴8,9の内周面に密着し、前壁4から前方に突出した前端部が外径方向に拡開し、前壁4と後壁5の間で外径方向に張り出す。軸部材11の前端は、衝突面Aと同一面上又は衝突面Aより後方側に位置する。軸部材11の薄肉部18(軸素材11Aの薄肉部18Aに相当)は、取付用フランジ部材12の穴フランジ13の内周面に密着し、かつ該内周面に沿って外径方向に拡開している。軸部材11の厚肉部19(軸素材11Aの厚肉部19Aに相当)は、負荷される電磁成形力に応じて拡管し多少外径方向に張り出すか、又は実質的に拡管されない。軸部材11の厚肉部19は拡管する必要がないから、特に電磁成形力を負荷する必要もない。
この電磁成形により軸部材11は拡管し、バンパーリインフォース2に対して固定され、かつ取付用フランジ部材12が軸部材11に連結されてバンパーステイ3となり、バンパー構造体1が構成される。より具体的にいえば、軸部材11がバンパーリーンフォース2の前壁4及び後壁5に形成した穴8,9の内周面に密着し、前壁4の前後及び後壁5の前で外径方向に張り出し、かつ後壁5が第1段差部21(軸素材11Aの第1段差部21Aに相当)に当接していることにより、軸部材11がバンパーリインフォース2に対して固定されている。また、軸部材11が取付用フランジ部材12の穴フランジ13の内周面に密着し、穴フランジ13の薄肉部15の後方側で外径方向に張り出し、かつ穴フランジ13の前端が第2段差部22(軸素材11Aの第1段差部22Aに相当)に当接していることにより、取付用フランジ部材12が軸部材11に固定されている。
なお、軸部材11とバンパーレインフォース2、軸部材11と取付用フランジ部材12を溶接等により補助的に接合することもできる。
上記バンパー構造体1は、軸部材11のバンパーリインフォース2と取付用フランジ部材12の間に挟まれた厚肉部19が肉厚であるから、バンパーステイ3として必要な強度及び吸収エネルギー量を満たす。
また、軸部材11の薄肉部17,18は適度に薄肉化されているから、軸部材11が高強度材からなる場合でも、電磁成形による拡管が不足なく行われ、その結果、軸部材11のバンパーリインフォース2に対する接合、及び取付用フランジ部材12と軸部材11との接合が確実に行われ、また電磁成形用コイルに印加する電力を低減でき、電磁成形用コイルの長寿命化も可能となる。
なお、従来のバンパー構造体では、軸部材の肉厚が軸方向に一定であったから、衝突時の必要強度及び吸収エネルギー量を満たそうとした場合、電磁成形性の低下に伴う接合の不確実性、あるいは電磁成形用コイルの短命化が生じる可能性があった。
上記バンパーステイ3はいわゆる縦圧壊型ステイであり、バンパーリインフォース2の衝突面Aに大きい衝突荷重を受けると、軸部材11が縦圧壊し、衝突エネルギーを吸収する。このとき、第1段差部21は、衝突時にバンパーリインフォース2から軸部材11に伝達される荷重を受け止め、第2段差部22は、軸部材11から取付用フランジ部材12に伝達される荷重を受け止める役割をもつ。
続いて、図4〜図8を参照して、図3に示したバンパー構造体1の変形例を説明する。図4〜8において、図3に示すバンパー構造体1と実質的に同じ部位には同じ番号を付与している。
図4に示すバンパー構造体1Aでは、軸部材11の段差部21,22が軸方向に対して略垂直に形成され、第1段差部21の端面にバンパーリインフォース2の後壁5が面接触で当接し、第2段差部22の端面に取付用フランジ部材12の穴フランジ13の前端が面接触で当接している。段差部21,22がこの形態を取り、そこに後壁5の背面及び穴フランジ13の前端が面接触することにより、衝突時に負荷される荷重をより確実に受け止めることができる。ただし、図3に示すバンパー構造体1における段差部のように、肉厚が徐変した方が応力集中を緩和する意味では望ましい。
図5に示すバンパー構造体1Bでは、取付用フランジ部材12の穴フランジ13の前端が斜めになっていて、軸部材11の第2段差部22と面接触で当接している。穴フランジをバーリング加工により形成すると、図5に示すように、穴フランジ13の先は一般に斜めに形成される。この穴フランジ13の先を例えば切削することで、図3に示すバンパー構造体1の取付用フランジ部材の穴フランジのように、前端を平らに成形することができる。
図6に示すバンパー構造体1Cでは、電磁成形により、軸部材11の薄肉部17の一部がバンパーリインフォース2の後壁5と厚肉部19の間で、薄肉部18の一部が厚肉部19と取付用フランジ部材12の穴フランジ13の間で外径方向に張り出し、ひも出し加工の形態を有する第1,第2張り出し部24,25が形成されている。この張り出し部24,25は、衝突時に潰れて負荷される荷重を確実に受け止めることができ、また衝突時に圧壊の起点となり初期ピーク荷重を低減させる(初期ピーク荷重については後述するバンパー構造体1Dの説明参照)機能も有する。
この張り出し部24,25を形成するには、軸素材をバンパーリインフォース2に嵌めたとき、薄肉部17の一部がバンパーリインフォース2の後壁5の後方側に存在し、取付用フランジ部材12を軸素材に嵌めたとき、薄肉部18の一部が取付用フランジ部材12の穴フランジ13の前端の前方側に存在するように、軸素材、バンパーリインフォース2及び取付用フランジ部材12をセットして、電磁成形を行うようにする。
図7に示すバンパー構造体1Dでは、軸部材11の厚肉部19の外周側に所定幅の溝19aが周方向に沿って形成され、その部分が薄肉化されている。この溝19aは、衝突時に圧壊の起点(初期不正)となり、初期ピーク荷重を低減させて圧壊時の荷重−変位曲線を矩形波に近い形状とし、エネルギー吸収効率を向上させる機能を有する。溝19aは切削により形成することができ、外周側ではなく内周側に形成することもできる。また、その溝幅及び断面形状は任意に設定できる。
図8に示すバンパー構造体1Eでは、取付用フランジ部材が存在せず、バンパーステイ3は軸部材11のみからなり、軸部材11の後端に取付用フランジ(薄肉部18)が一体成形されている。軸部材11の第1段差部21は、図4に示すバンパー構造体1Aの軸部材と同じ形態を有する。バンパー構造体1Eにおいて、電磁成形前の軸素材(図2の軸部材11A参照)は、内周面側(軸部材11Aでは外周面側)に傾斜した第2段差部を有し、第2段差部より後方側が薄肉部となっている筒状体であり、前記薄肉部が電磁成形時に拡開して、バンパーステイ2との接合と前記取付用フランジ(薄肉部18)の成形が同時に行われる。
このバンパー構造体1Eは、軸部材11の後端に取付用フランジを一体成形するため、一般に大きいフランジ面積を得るのが難しいが、部品点数が少ないという利点がある。
なお、本発明に係るバンパー構造体は、図1〜図8に説明した例以外に、次に例示するような種々の形態を含み得る。
(1)上記の例では、対歩行者安全を考慮して、バンパーリインフォースの前壁4に段差を設け、前壁4から少し突出する軸部材11の前端を衝突面Aと同一面上又は衝突面Aより後方側に位置させたが、前壁4に段差を設けず軸部材11の前端が衝突面から突出するタイプ、前壁4に段差を設けず軸部材11の前端を穴8から前方に突出させないタイプ、段差を設けても軸部材11の前端が衝突面Aから前方側に突出しているタイプも考えられる。
(2)上記の例では、1つのバンパー構造体において、前後の段差部21,22の形態を同じとし(図3のバンパー構造体1ではいずれも肉厚を徐変させ、図4のバンパー構造体1Aではいずれも急変させた)、あるいは、図6のバンパー構造体1Cでは、バンパーリインフォース2側と取付用フランジ部材12側の両方に張り出し部24,25を設けたが、片方ずつ異なる形態の段差部とすることもできるし、一方にのみ張り出し部を設けることもできる。
(3)上記の例では、サイドメンバーへの取付用として、バーリング加工による筒状の穴フランジ13を形成した取付用フランジ部材12を用いたが、筒状の穴フランジが形成されたものであれば、バーリング加工で形成したものでなくてもよいし、また穴フランジ13が段部を有する(小径部15と大径部16からなる)ことも必須ではない。さらに、穴フランジ13の代わりに単なる打抜き穴が形成された取付用フランジ部材を用いることもできる(例えば特開平2006-110609号公報参照)。
本発明に係るバンパー構造体の全体斜視図である。 そのバンパー構造体のバンパーステイ部分の電磁成形前の断面図である。 同じく電磁成形後の断面図である。 本発明に係る他のバンパー構造体のバンパーステイ部分の断面図である。 本発明に係る他のバンパー構造体のバンパーステイ部分の断面図である。 本発明に係る他のバンパー構造体のバンパーステイ部分の断面図である。 本発明に係る他のバンパー構造体のバンパーステイ部分の断面図である。 本発明に係る他のバンパー構造体のバンパーステイ部分の断面図である。
符号の説明
1 バンパー構造体
2 バンパーレインフォース
3 バンパーステイ
4 前壁
5 後壁
8,9 穴
11 軸部材
12 取付用フランジ部材
13 穴フランジ
21 第1段差部
22 第2段差部
24,25 張り出し部

Claims (11)

  1. 中空断面を有する金属形材からなるバンパーリインフォースと、アルミニウム合金製で前記バンパーリインフォースの両端部に固定されたバンパーステイにより構成され、前記バンパーリインフォースが前壁と後壁及びそれらを連結する複数の横壁を有し、前記前壁及び後壁を前後に貫通する穴が両端部に形成され、前記バンパーステイは外周側に第1段差部を有する筒状の軸部材を有し、前記第1段差部の前方側が後方側より薄肉とされて前記バンパーリインフォースの穴に嵌入し、前記軸部材が電磁成形により拡管して前記バンパーリインフォースの前壁及び後壁の穴の内周面に密着固定されていることを特徴とするバンパー構造体。
  2. 前記軸部材の第1段差部が前記バンパーリインフォースの後壁に当接していることを特徴とする請求項1に記載されたバンパー構造体。
  3. 前記第1段差部の前方側の薄肉とされた部分が前記バンパーリインフォースの後壁と前記第1段差部の間で外径方向に張り出していることを特徴とする請求項1に記載されたバンパー構造体。
  4. 前記バンパーステイが前記軸部材と板状の取付用フランジ部材からなり、前記取付用フランジ部材に穴が形成され、前記軸部材が後端部近傍の外周側に第2段差部を有し、前記第2段差部の後方側が前方側より薄肉とされて前記取付用フランジ部材の穴に嵌入し、電磁成形により前記穴の内周面に密着固定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載されたバンパー構造体。
  5. 前記軸部材の第2段差部が前記取付用フランジ部材の穴の周辺に当接していることを特徴とする請求項4に記載されたバンパー構造体。
  6. 前記第2段差部の後方側の薄肉とされた部分が前記取付用フランジ部材の穴と前記第2段差部の間で外径方向に張り出していることを特徴とする請求項4に記載されたバンパー構造体。
  7. 前記バンパーステイが前記軸部材と板状の取付用フランジ部材からなり、前記取付用フランジ部材に前方に突出する筒状の穴フランジが形成され、前記軸部材が後端部近傍の外周側に第2段差部を有し、前記第2段差部の後方側が前方側より薄肉とされて前記取付用フランジ部材の穴に嵌入し、電磁成形により拡管して前記穴フランジの内周面に密着固定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載されたバンパー構造体。
  8. 前記穴フランジがバーリング加工により形成されたものであることを特徴とする請求項7に記載されたバンパー構造体。
  9. 前記軸部材の第2段差部が前記取付用フランジ部材の穴フランジの前端に当接していることを特徴とする請求項7又は8に記載されたバンパー構造体。
  10. 前記第2段差部の後方側の薄肉とされた部分が前記取付用フランジ部材の穴と前記第2段差部の間で外径方向に張り出していることを特徴とする請求項7又は8に記載されたバンパー構造体。
  11. 前記第1段差部の後方側の外周側又は/及び内周側に所定幅の溝が周方向に沿って形成され、その部分が薄肉化されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載されたバンパー構造体。
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