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JP5086884B2 - ゴルフクラブヘッド及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、内部に中空部を有するゴルフクラブヘッドに関し、詳しくはフェース部の重量を過度に増加させることなくスプリング効果を抑えることが可能なゴルフクラブヘッド及びその製造方法に関する。
近年、ゴルフ規則により、クラブヘッドは、ペンデュラムテストプロトコル(R&Aテスト内規)に定められている上限(239μs+18μsの誤差)を超えるスプリング効果を持ってはならないと定められた。スプリング効果は、簡単に言えば、ボールを打撃したときに、フェース部がトランポリンのように変形してボールの打ち出しを強める作用のことである。
しかしながら、比強度の高い金属材料で大型の中空ゴルフクラブヘッドを形成した場合、ゴルフ規則を超えるスプリング効果を持つ傾向がある。従って、今後、ゴルフ規則を満足するゴルフクラブヘッドを製造するためには、これまでよりスプリング効果を低下させる工夫が重要となる。
クラブヘッドのスプリング効果は、フェース部の剛性を小さくするほど大きくなる。具体的には、フェース部の厚さが小さいほど又はフェース部を構成する金属材料のヤング率が小さいほどクラブヘッドのスプリング効果は大きくなる傾向がある。従って、これまでの材料の使用を前提とすると、クラブヘッドのスプリング効果を低下させるためには、フェース部の厚さを大きくし、ボール打撃時の撓みを小さくする必要がある。
一方、フェース部の厚さを大きくすると、フェース部の重量が相対的に増加して、ヘッド重心がフェース部側(前側)に寄り、重心深度を小さくする。重心深度が小さいクラブヘッドは、ミスショット時のヘッドのブレ量が大きくなり、ひいては打球の方向性が悪化するという欠点がある。
関連する文献としては、次のものがある。
特開2007−307143号公報
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、フェース部材に、厚肉リブを設けた一方向圧延材を用いるとともに、その圧延方向や厚肉リブの長手方向を一定範囲に規制することを基本として、フェース部の重量を過度に増加させることなくスプリング効果をゴルフ規則内に容易に抑えることが可能なゴルフクラブヘッド及びその製造方法を提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、前側に開口部を有するヘッド本体と、該ヘッド本体に固着されかつフェース部の少なくとも一部を構成するフェース部材とを含む中空構造のゴルフクラブヘッドであって、前記フェース部材は、α相を有するチタン合金からなりかつ一方向にのみ圧延された一方向圧延材から形成されるとともに、前記フェース部の裏面には、少なくとも1本の厚肉リブ、該厚肉リブのトウ側及びヒール側に、前記厚肉リブよりも厚さが小さいトウ側薄肉部及びヒール側薄肉部が形成され、しかも規定のライ角及びロフト角で水平面に載置された基準状態におけるフェース部の正面視において、前記一方向圧延材の圧延方向と水平線とのなす角度θ1が30度以下であり、かつ、前記厚肉リブの長手方向と垂直線とのなす角度θ2が30度以下であり、前記トウ側薄肉部及びヒール側薄肉部には、それぞれトウ・ヒール方向又は圧延方向と平行にのびる凹溝が設けられることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記圧延方向と前記厚肉リブの長手方向との交差角度θ3が75〜105度である請求項1記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項3記載の発明は、前記厚肉リブは、その長手方向と直角な幅が2〜25mm、最大厚さが2.8〜5.0mmである請求項1又は2記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項4記載の発明は、前記トウ側薄肉部及びヒール側薄肉部は、実質的に一定の厚さで形成され、かつフェース部の中で最も小さい厚さを有する請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッドである。また請求項5記載の発明は、前記フェース部の裏面には、前記厚肉リブに連なってトウ側にかつフェースの輪郭にほぼ沿った形状で張り出すトウ側の厚肉部と、前記厚肉リブに連なってヒール側にかつフェースの輪郭にほぼ沿った形状で張り出すヒール側の厚肉部とが設けられる請求項1乃至4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッドである。また請求項6記載の発明は、請求項1に記載されたゴルフクラブヘッドを製造するための方法であって、前記チタン合金を一方向にのみ圧延して一方向圧延材を得る工程と、前記一方向圧延材から、前記フェース部材用の部品を切り出す工程と、前記部品に機械加工により前記厚肉リブを形成する工程とを有するフェース部材製造工程を含むことを特徴とする。
クラブヘッドのスプリング効果を抑えるためには、ボール打撃時におけるフェース部の撓みを小さくすることが重要である。そのためには、フェース部において、トウ・ヒール方向に比べてスパンの短いクラウン・ソール方向の剛性を高めることが有効である。本発明のゴルフクラブヘッドは、フェース部の裏面に、1本の厚肉リブを形成し、その長手方向を垂直線に対して30度以下に規制する。これにより、大幅な重量増加なしにフェース部のクラウン・ソール方向の剛性を高めることができる。
さらに、本発明では、フェース部材を、α相を有するチタン合金からなる一方向圧延材から形成するとともに、その圧延方向と水平線とのなす角度θ1を30度以下に設定する。一方向圧延材は、圧延方向と直交する向きである圧延法線方向の弾性率が、圧方向の弾性率に比べて大きいという異方性を有する。従って、剛性の大きい圧延法線方向をクラウン・ソール方向に沿わせることにより、重量増加なしにフェース部のクラウン・ソール方向の剛性を高めることができる。
このように、本発明のクラブヘッドは、大幅な重量増加なしにフェース部のクラウン・ソール方向の剛性を高め、クラブヘッドのスプリング効果を規則内に低下させることができる。
また、請求項4記載のゴルフクラブヘッドの製造方法では、フェース部材が、チタン合金を一方向にのみ圧延して一方向圧延材を得る工程と、一方向圧延材からフェース部材用の部品を切り出す工程と、フェース部材用の部品に機械加工により厚肉リブを形成する工程とを含んで製造される。圧延材をプレス加工して厚肉リブを形成すると、圧延時に生成された結晶構造が変化し、異方性が十分陰発現しないおそれがある。これに対して、請求項4の発明のように、圧延後、機械加工によって厚肉リブを形成するときには、上述の不具合が無く、異方性を維持したままフェース部材を製造できる。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は基準状態に置かれた本実施形態のゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」又は「クラブヘッド」ということがある。)1の斜視図、図2はその正面図、図3はその一部を破断した平面図、図4は図3のA−A端面図である。
前記クラブヘッド1は、ボールを打撃する面であるフェース2を有するフェース部3と、前記フェース2の上縁2aに連なりヘッド上面をなすクラウン部4と、前記フェース2の下縁2bに連なりヘッド底面をなすソール部5と、前記クラウン部4とソール部5との間を前記フェース2のトウ側縁2cからバックフェース(フェース2と反対側を向く面)BFを通りヒール側縁2dに至ってのびるサイド部6と、クラウン部4のヒール側に設けられかつシャフト(図示せず)が差し込まれるシャフト差込孔7aを有するホーゼル部7とを具える。また、クラブヘッド1は、図3及び図4に示されるように、内部に中空部iが設けられた中空構造をなし、好ましくはドライバー(#1)又はフェアウェイウッドといったウッド型として形成される。
また、前記クラブヘッド1の基準状態とは、図2ないし図4に示されるように、前記シャフト差込孔7aの軸中心線CLを任意の垂直面VP内に配しかつ水平面HPに対してそのライ角βで傾けるとともに、フェース2を前記垂直面VPと平行な垂直面VP1に対してそのロフト角(「リアルロフト角」であって、以下同じ。)αで傾けて水平面HPに接地させた状態とする。そして、本明細書中で特に断りがない場合、ヘッド1は、この基準状態にあるものとして説明される。
前記クラブヘッド1は、好ましくは380cm3 以上、より好ましくは400cm3 以上、さらに好ましくは420cm3 以上の体積を有するものが望ましい。このような大きい体積は、ヘッド1の慣性モーメントやヘッド重心Gをより深くするのに役立つ。他方、クラブヘッド1の体積が大きすぎても、ヘッド重量の増加、スイングバランスの悪化及びゴルフ規則違反等の問題があるため、好ましくは500cm3 以下、より好ましくは470cm3以下、さらに好ましくは460cm3以下が望ましい。
また、クラブヘッド1の全重量は、好ましくは180g以上、より好ましくは185g以上が望ましく、また、好ましくは220g以下、さらに好ましくは215g以下が望ましい。クラブヘッド1の全重量が小さすぎると、スイング中にヘッドの重みが感じられ難くなるので、タイミングが取りづらく、また反発性能が低下する傾向がある。逆にクラブヘッドの全重量が大きくなりすぎると、クラブが振り切れなくなり、打球の飛距離や方向性が悪化する傾向がある。
また、図2に示されるように、クラブヘッド1のフェース2は、そのスイートスポットSSを通る水平方向の長さFWと、スイートスポットSSを通る垂直方向の長さFHとの比(FW/FH)は1.0よりも大、即ちトウ・ヒール方向に長い横長状に形成される。なお各長さFW及びFHは、いずれもフェース2に沿って測定される。また、スイートスポットSSは、図3に示されるように、ヘッド重心Gからフェース2に引いた法線Nとフェース2との交点である。
また、フェース2は、その境界が明瞭な稜線(エッジ)によって囲まれる場合、該稜線で囲まれる領域として定められる。しかしながら、フェース2の境界が明瞭でないときは、図5(A)に示されるように、前記法線Nを含む多数の平面E1、E2…でクラブヘッド1を切断し、同図(B)に示されるように、各断面において、フェース外面輪郭線Lfの曲率半径rがフェースの中央側から初めて200mmとなる位置Peが前記境界として定義される。そして、この位置Peが囲む領域をフェース2とする。なお前記フェース外面輪郭線Lfは、フェースライン、パンチマークなどがあるときこれらを埋めて特定されるものとする。
好ましい態様として、前記比(FW/FH)は、1.65以上、より好ましくは1.70以上、さらに好ましくは1.80以上が望ましい。前記比(FW/FH)が1.65を下回ると、ヘッド重心Gが高くなって打球の打出角やバックスピン量の低下を招きやすく、ひいては飛距離が低下しやすい。他方、前記比(FW/FH)が大きすぎると、著しく反発性能が低下して飛距離を損ねる傾向がある。このような観点より、前記比(FW/FH)は、好ましくは2.10以下、より好ましくは2.05以下、さらに好ましくは2.00以下が望ましい。
なお、前記フェース2のトウ・ヒール方向の長さFWは、好ましくは90.0mm以上、より好ましくは92.0mm以上、さらに好ましくは95.0mm以上が望ましく、また、上限に関しては、好ましくは110.0mm以下、より好ましくは107.0mm以下、さらに好ましくは105.0mm以下が望ましい。同様に、フェース2のクラウン・ソール方向長さFHは、好ましくは48.0mm以上、より好ましくは50.0mm以上、さらに好ましくは52.0mm以上が望ましく、また、上限に関しては、好ましくは60.0mm以下、より好ましくは58.0mm以下、さらに好ましくは56.0mm以下が望ましい。
また、本実施形態のクラブヘッド1は、図6に示されるように、前側に開口部Oを有するヘッド本体1Aと、該ヘッド本体1Aに固着されたフェース部材1Bとから構成されている。
この実施形態では、前記ヘッド本体1Aは、前記クラウン部4、ソール部5、サイド部6及びホーゼル部7を含んで構成されている。該ヘッド本体1Aは、例えば鋳造によって各部を予め一体に製造することが望ましい。ただし、鍛造、鋳造又はプレス等などで準備された2以上の部材を溶接等することによって形成されても良い。
ヘッド本体1Aを形成する材料としては、例えばステンレス鋼、マレージング鋼、チタン、チタン合金、アルミ合金、マグネシウム合金又はアモルファス合金等の1種又は2種以上の金属材料が好適である。生産性の観点では、フェース部材1Bと溶接が可能な金属材料、即ち、Ti−6Al−4V、Ti−8Al−1V−1Mo又はTi−8Al−2Vなどのチタン合金が望ましい。図示はされていないが、ヘッド本体1Aの一部には、比重の小さい繊維強化樹脂のような非金属材料や、これとは逆に比重が大きい錘部材などが固着されても良い。これらによって、ヘッド重心が最適に調整される。
前記フェース部材1Bは、本実施形態ではフェース部3の実質的に全域を構成する略板状で形成され、開口部Oを閉じるように前記ヘッド本体1Aに固着される。また、フェース部材1Bは、α相を有するチタン合金でかつ一方向にのみ圧延された一方向圧延材Mから形成される。
α相を有するチタン合金としては、α合金又はα−β合金が挙げられる。特に、α−β合金は、α合金よりも強度が高い。このため、α−β合金を用いるときには、クラブヘッド1のフェース部3の耐久性向上、フェース部材1Bの薄肉化による軽量化及び該薄肉化による重心設計自由度の向上などを効果的に図り得る点で望ましい。
前記α合金としては、例えばTi−5Al−2.5Snが挙げられる。また、前記α−β合金としては、例えばTi−4.5Al−3V−2Fe−2Mo、Ti−4.5Al−2Mo−1.6V−0.5Fe−0.3Si−0.03C、Ti−8Al−1Mo、Ti−1Fe−0.35O−0.01N、Ti−5.5Al−1Fe、Ti−6Al−4V、Ti−6Al−6V−2Sn、Ti−6Al−2Sn−4Zr−6Mo、Ti−6Al−2Sn−4Zr−2Mo又はTi−8Al−1Mo−1Vなどが挙げられる。とりわけ、比強度が大きくかつ加工性に優れたTi−4.5Al−3V−2Fe−2Mo、Ti−4.5Al−2Mo−1.6V−0.5Fe−0.3Si−0.03C又はTi−1Fe−0.35O−0.01N等が望ましい。
また、圧延材は、図7に示されるように、回転する一対のロールR、R間に前記チタン合金材料を摩擦によって噛み込ませ、厚さないし断面積を減じる圧延加工により製造される。そして、一方向圧延材Mは、圧延方向RDを変えずに同じ方向(一方向)で圧延を繰り返して得られる圧延材である。
チタン合金のα相の結晶構造は、図8に模式的に示されるように、変形し易い軸線aと、それと実質的に直交する変形し難い軸線bとを有する稠密六方格子である。このような結晶構造を有するチタン合金が同一方向に繰り返し圧延されると、変形しやすい前記軸線aが圧延方向RDに沿って配向され、かつ、変形し難い軸線bが圧延方向RDと同一平面内で直交する向き、即ち圧延法線方向NDに沿って配向される。その結果、一方向圧延材Mは、その圧延方向RDに沿った引張弾性率EL や引張強度σLが、それぞれ圧延法線方向NDの引張弾性率ET や引張強度σTよりも小さくなるという直交異方性を示す。
本発明では、このような一方向圧延材Mの異方性を利用し、フェース部3の重量を増加させることなくその剛性を高めている。即ち、フェース部3は、前記基準状態における正面視において、一方向圧延材Mの圧延方向RDと水平線K1とのなす角度θ1が30度以下に設定される。換言すれば、フェース部3において、引張弾性率が相対的に大きい一方向圧延材Mの圧延法線方向NDが、垂直線に対して30度以下に設定される。
なお、上記正面視とは、図3に符号Fで示されるように、フェース2を前記垂直面VPと直交するから方向から見たヘッド1の形状として特定される。
クラブヘッド1のフェース2は、上述のように横長状をなす。このため、スパンの小さいフェース部3のクラウン・ソール方向は、スパンが大きいトウ・ヒール方向に比べて、撓み率(=撓み量/スパン長)が大きい。つまり、クラウン・ソール方向は、トウ・ヒール方向に比べて見かけ上の弾性率が小さい。従って、クラブヘッド1のクラウン・ソール方向の剛性を高めることにより、フェース部3の全体としての弾性率を効果的に高め、スプリング効果を低下させることができる。
なお、前記圧延方向RDと水平線K1とのなす角度θ1が30度を超えると、圧延法線方向NDによる補強軸線がトウ・ヒール方向に近づき、十分にスプリング効果を低下させることができなくなる。特に好ましい態様として、前記角度θ1は5〜30度が望ましく、とりわけ、圧延方向RDは、図2に示されるように、ヒール側からトウ側に向かってクラウン部4側(上側)に傾く傾斜を有する態様が望ましい。
発明者らの種々の研究の結果、図9に黒丸で示されるように、アベレージゴルファーの打撃位置は、トウ側からヒール側に向かってソール部5側(下側)に傾く直線Jに沿って集中分布していることが判明した。この打撃分布内において、フェース中央で打撃した場合に比して、トウ側やヒール側で打撃した場合にはフェース部3が撓み難くなって反発が低くなり、結果として、スイートエリアが狭くなる。一方、本実施形態のように、打撃位置分布の方向である直線Jと、圧延方向RDを同じ向きの傾斜とすると、圧延方向RDの弾性率が小さいので、トウ側やヒール側で打撃した場合でもフェース部3が撓み易くなり、トウ側やヒール側で打撃した場合の反発を、中央打撃での反発に近づけることができ、ひいてはスイートスポットエリアを広げることができる点で望ましい。
前記圧延工程においては、材料を200℃よりも高い温度に加熱して圧延を行う熱間圧延及び材料を200℃以下の温度として圧延を行う冷間圧延の何れでもよい。好ましくは、弾性率の異方性を大きく発現させながら高い強度をも達成するために、材料を700〜1100℃、より好ましくは800〜1000℃に加熱して熱間圧延を2〜10回、さらに好ましくは3〜8回の粗圧延を繰り返すのが望ましい。さらに、その後の仕上げ圧延では、材料を常温〜200℃、より好ましくは常温から150℃に保った冷間圧延を2〜10回、より好ましくは3〜7回繰り返して行うのが望ましい。このような圧延工程では、例えば鋳造により生じた材料内部の析出物や不均一であった結晶粒が破壊され、かつ、結晶組織が緻密化され、材料の高強度化及び高靭性化を図ることができる。
また、前記圧延の繰り返し総合計回数(上記の例では、粗圧延と仕上げ圧延の合計回数)としては、好ましくは7回以上、より好ましくは9回以上が望ましい。前記回数が7回未満の場合、材料中の結晶組織を十分に均一化できず上記の強度異方性が十分に発現しないおそれがある他、必要な板厚を得るために圧延工程一回当たりの圧下率が大きくなり、材料物性の均質性が得られないおそれがある。他方、前記総合計回数が多すぎても、非常に活性なチタン合金の特徴により、材料表面へ厚い酸化膜が形成されるおそれがあり好ましくない。このような観点より、前記合計回数は、15回以下、より好ましくは12回以下が望ましい。
また、前記一方向圧延材Mの圧下率は、好ましくは70%以上、より好ましくは75%以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは95%以下、より好ましくは90%以下が望ましい。ここで、圧下率は、圧延加工前の厚さh1、圧延加工後の厚さh2とすると、下式によって求められる。
圧下率[%]={(h1−h2)/h1}×100
前記圧下率が60%未満の場合、材料内部の析出物や不均一組織である結晶粒が十分に破壊されず、かつ、稠密六方格子の圧延方向への配向が不十分となり上記強度異方性を十分に発現させるのが困難な傾向がある。逆に前記圧下率が95%を超える場合、多くの圧延回数が必要になるので製造コストが上昇しやすく、また材料に亀裂等が発生するおそれがある。
また一方向圧延材Mは、複数回の圧延を経て製造されるが、このとき各々の工程での圧下率は同一でも良いし、また異ならせても良い。例えば、上記粗圧延での圧下率は、好ましくは60%以上、より好ましくは70%以上が望ましく、また、好ましくは94%以下、より好ましくは90%以下が望ましい。また、仕上げ圧延の圧下率は、好ましくは2%以上、より好ましくは3%以上が望ましく、また、好ましくは20%以下、より好ましくは15%以下が望ましい。
また、一方向圧延材Mの強度異方性の度合いを示すパラメータとして、一方向圧延材Mの圧延方向RDの引張強度σL と圧延法線方向NDの引張強度σT との比(σT /σL )や、圧延方向RDの引張弾性率EL と圧延法線方向NDの引張弾性率ET との比(ET /EL )などを挙げることができる。これらの比が小さすぎると、上述の強度異方性が十分に発現できないため、フェース部3の補強を図ることができず、逆に大きすぎると、一方向圧延材Mのトウ・ヒール方向の強度が不足し、やはり耐久性が悪化するおそれがある。
このような観点より、前記引張強度の比(σT /σL )は、好ましくは1.20以上、より好ましくは1.25以上、さらに好ましくは1.30以上が望ましく、また上限に関して、好ましくは1.60以下、より好ましくは1.50以下、さらに好ましくは1.45以下が望ましい。同様に、前記引張弾性率の比(ET /EL )は、好ましくは1.10以上、より好ましくは1.14以上、さらに好ましくは1.18以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは1.60以下、より好ましくは1.55以下、さらに好ましくは1.50以下が望ましい。
前記一方向圧延材Mの引張強度σL 及びσT の各値は、小さすぎるとフェース部3の絶対的な強度が不足しやすく、ひいては早期に疲労割れ等が生じるおそれがある。また、α相を有するチタン合金では、引張強度と引張弾性率との間には強い相関がある。従って、前記引張強度σL 及びσT が小さすぎると、その引張弾性率も小さくなってクラブヘッドのスプリング効果が過度に高められ、ひいてはゴルフ規則に不適合となるおそれもある。他方、一方向圧延材Mの引張強度σL 及びσT が大きすぎると、その引張弾性率も大きくなる傾向があるため、反発性能が著しく悪化して打球の飛距離を損ねるおそれがあったり、材料コストが過度に上昇するおそれがある。
以上のような観点より、前記一方向圧延材Mの圧延法線方向NDの引張強度σT は、好ましくは1000MPa以上、より好ましくは1100MPa以上、さらに好ましくは1150MPa以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは1500MPa以下、より好ましくは1450MPa以下、さらに好ましくは1400MPa以下が望ましい。また、一方向圧延材Mの圧延方向RDの引張強度σL は、好ましくは800MPa以上、より好ましくは850MPa以上、さらに好ましくは900MPa以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは1200MPa以下、より好ましくは1100MPa以下、さらに好ましくは1050MPa以下が望ましい。
同様の観点より、一方向圧延材Mの圧延法線方向NDの引張弾性率ET は、好ましくは115GPa以上、より好ましくは120GPa以上、さらに好ましくは125GPa以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは170GPa以下、より好ましくは165GPa以下、さらに好ましくは160GPa以下が望ましい。また、一方向圧延材Mの圧延方向RDの引張弾性率EL は、好ましくは90GPa以上、より好ましくは95GPa以上、さらに好ましくは100GPa以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは125GPa以下、より好ましくは120GPa以下、さらに好ましくは118GPa以下が望ましい。
図2及びフェース部3の裏面図である図10、及びそのB−B断面図である図11に示されるように、フェース部3の裏面3bには、1本の厚肉リブ10が形成される。基準状態の正面視において、厚肉リブ10の長手方向L1と垂直線K2とのなす角度θ2は30度以下に設定される。なお、前記厚肉リブ10の長手方向は、図10に示されるように、厚肉リブ10の上端側でのリブ幅中心点P1と、下端側でのリブ幅中心点P2とを結ぶ直線(L1)により定められる。
厚肉リブ10は、フェース部3の裏面3bにおいてある幅を持ってのびており、かつ、その厚さが他の部分に比べて大きく形成される。従って、厚肉リブ10が設けられた部分は、その強度が高められる。そして、この厚肉リブ10の長手方向L1を垂直線K2に対して30度以下、すなわち実質的にクラウン・ソール方向に沿わせることにより、一方向圧延材Mの異方性の場合と同様、スパンが小さいフェース部3のクラウン・ソール方向の剛性を効果的に高めてクラブヘッド1のスプリング効果を低下させ得る。
このように、フェース部3のクラウン・ソール方向の剛性は、厚肉リブ10と、一方向圧延材Mの異方性との相乗作用によって高められる。従って、厚肉リブ10の幅や厚さを過度に大きくしなくとも、スプリング効果を十分に抑えることができる。つまり、本実施形態のクラブヘッド1では、重量増加を最小限に抑えつつスプリング効果を低下させ得る。
なお、前記厚肉リブ10の角度θ2が30度を超えると、該厚肉リブ10による補強軸線がトウ・ヒール方向に近づき、スプリング効果が大きくなるおそれがある。特に好ましい態様として、厚肉リブ10の前記角度θ2は5〜30度が望ましい。とりわけ、厚肉リブ10は、図9に示したように、アベレージゴルファの打撃位置の分布に沿った直線Jと直交する向き、即ちソール部5側からクラウン部4側に向かってヒール側に傾く傾斜でもうけられるのが望ましい。
また、図2、図10に示されるように、前記圧延方向RDと前記厚肉リブ10の長手方向L1との交差角度θ3は、好ましくは75〜105度、より好ましくは85〜95度が望ましい。つまり、圧延方向RDと厚肉リブ10の長手方向との交差角度θを90度に近づけるのが良い。これにより、圧延法線方向NDと厚肉リブ10の長手方向とが実質的に平行となり、より一層、小さい厚肉リブ10(より少ない重量)でスプリング効果を低下させることが可能になる。
また、厚肉リブ10の位置は、特に限定されるものではないが、本実施形態のように、スイートスポットSSを含む位置に設けられるのが望ましい。これによって、フェース部3の剛性をより効果的に高めることができる。
また、厚肉リブ10の本数も任意に定めることができる。本実施形態では、厚肉リブ10が1本のみ設けられた態様を示すが、複数本でも良い。ただし、厚肉リブ10の本数が増加すると、フェース部3の重量が増加するおそれがあるので、好ましくは5本以下、より好ましくは4本以下、さらに好ましくは3本以下が望ましい。
また、厚肉リブ10は、本実施形態のように、クラウン部4の内面4iからソール部5の内面5iまで連続してのびるものが最も望ましい。これによって、フェース部3の剛性をより効果的に高めることができる。
また、図10に示されるように、厚肉リブ10の長手方向L1と直角な幅WLは、好ましくは2mm以上、より好ましくは3mm以上、さらに好ましくは5mm以上が望ましい。厚肉リブ10の幅WLが2mm未満になると、フェース部3のクラウン・ソール方向の補強効果が小さくなり、ひいてはスプリング効果を抑えるのが困難な傾向がある。また、前記厚肉リブ10の幅WLは、好ましくは25mm以下、より好ましくは20mm以下、さらに好ましくは15mm以下が望ましい。厚肉リブ10の幅WLが25mmを超えると、スプリング効果を過度に抑えてしまう他、フェース部3の重量が増加するおそれがある。なお、本実施形態の厚肉リブ10の幅WLは実質的に一定であるが、変化させても良いのは言うまでもない。
また、図11に示されるように、厚肉リブ10の最大厚さTcは、好ましくは2.8mm以上、より好ましくは3.0mm以上、さらに好ましくは3.1mm以上が望ましい。厚肉リブ10の最大厚さTcが2.8mm未満の場合、フェース部3のクラウン・ソール方向の補強効果が小さくなり、ひいてはスプリング効果を抑えるのが困難な傾向がある。また、厚肉リブ10の厚さTcは、好ましくは5.0mm以下、より好ましくは4.0mm以下、さらに好ましくは3.8mm以下が望ましい。厚肉リブ10の最大厚さが5.0mmを超えると、スプリング効果を過度に抑え、またフェース部3の重量を増加させるおそれがある。
本実施形態の厚肉リブ10は、実質的に一定の厚さをなす主部10aと、該主部10aから厚肉リブ10の側縁10eに向かって厚さが漸減するテーパ部10bとを含んで構成される。このようなテーパ部10bは、フェース部3において急激な厚さの変化を無くし、応力集中などを防止して耐久性を向上するのに役立つ。
また、本実施形態のフェース部3は、厚肉リブ10のトウ側及びヒール側に、厚肉リブ10よりも厚さが小さいトウ側薄肉部11及びヒール側薄肉部12が形成される。
各薄肉部11及び12は、本実施形態では実質的に一定の厚さTt、Thで形成され、かつフェース部3の中で最も小さい厚さを有する。これにより、フェース部3の重量が軽減される。また、フェース2のトウ側及びヒール側でボールを打撃するミスショット時でも、フェース部3を十分に撓ませ打球の飛距離の低下を防止できる。これは、スイートエリア(高反発領域)をトウ側及びヒール側に拡大するのに役立つ。このような観点より、前記各薄肉部11及び12の厚さTt及びThは、好ましくは3.0mm以下、より好ましくは2.8mm以下、さらに好ましくは2.5mm以下が望ましい。また、フェース部3の耐久性を損ねないように、各薄肉部11及ぶ12の厚さTt、Thは、好ましくは1.5mm以上、より好ましくは1.8mm以上、さらに好ましくは1.9mm以上が望ましい。
また、各薄肉部11、12の厚さTt、Thと、厚肉リブ10の最大厚さTcとの差(Tc−Tt)及び(Tc−Th)は、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは0.7mm以上、さらに好ましくは0.9mm以上が望ましい。前記厚さの差が0.5mm未満では、フェース部3のクラウン・ソール方向の剛性を高める効果が得られ難い。逆に前記厚さの差が大きくなると、耐久性が悪化するおそれがあるので、好ましくは2.0mm以下、より好ましくは1.8mm以下、さらに好ましくは1.6mm以下が望ましい。
なお、図12(a)に示されるように、厚肉リブ10の両側に、トウ側の厚肉部13及びヒール側の厚肉部14が設けられても良い。トウ側の厚肉部13は、厚肉リブ10に連なってトウ側にかつフェースの輪郭にほぼ沿った形状で張り出している。同様に、ヒール側の厚肉部14は、厚肉リブ10に連なってヒール側にかつフェースの輪郭にほぼ沿った形状で張り出している。この実施形態では、各厚肉部13及び14は、厚肉リブ10の主部10aと同じ厚さTcをなす厚肉本体部13a、14aと、それらの縁に設けられて厚さが漸減するテーパ部13b、14bとから構成されている。このような厚肉部13、14は、フェース部3の中央部の剛性を高め、その耐久性を向上させるのに役立つ。
なお、各厚肉部13、14の面積が大きすぎると、スプリング効果が過度に低下して打球の飛距離を損ねやすい他、フェース部3の重量が大きくなるおそれがある。このような観点より、厚肉部13、14の合計面積は、フェース部3の裏面の全面積の30%以下、より好ましくは25%以下、さらに好ましくは23%以下が望ましい。
また、図12(b)に示されるように、トウ側の薄肉部11及びヒール側の薄肉部12に、それぞれトウ・ヒール方向又は圧延方向RDと平行にのびる凹溝11g、12gが設けられる。前記各凹溝11g、12gは、各薄肉部11及び12の厚さをさらに減じる。これにより、トウ側及びヒール側でボールを打撃するミスショット時の反発性をより一層高め、スイートエリアを拡大するのに役立つ。なお、フェース部3の耐久性を維持するために、該凹溝11g、12gの溝底での厚さは、好ましくは1.5mm以上が望ましい。
次に、略一定の厚さを有する一方向圧延材Mから、上述のように厚肉リブ10を有するフェース部材1Bを製造する方法について述べる。例えば、図13に示されるように、圧延により形成された一定厚さの一方向圧延材Mから、その圧延方向RDがトウ・ヒール方向THに対して30度以下になるようにフェース部材用の部品15を切り出す工程が行われる。この切り出し工程は、プレス等による打ち抜き又はレーザカットなど種々の方法が用いられる。なお、前記トウ・ヒール方向THは、設計対象となるクラブヘッド1を基準状態としたときの水平方向と一致する。
次に、図14に略示されるように、数値制御されたフライス盤等の切削具TLを用いた機械加工により前記フェース部材用の部品15に厚肉リブ10を形成する工程が行われる。つまり、本実施形態では、厚肉リブ10の形成には、プレス等の塑性変形加工ではなく機械加工が採用される。即ち、一方向圧延材Mにプレスによって厚肉リブ10を形成することも考えられる。しかしながら、このような加工は、一方向圧延材Mにより得られた結晶構造が崩れ前述の強度及び弾性の異方性を損なわせ、ひいてはフェース部3を十分に補強できないおそれがある。これに対して、機械加工で厚肉リブ10を形成した場合には、厚肉リブ10を形成した後も異方性をそのまま維持させることができる。
また、フェース部材1Bにバルジ及び/又はロールを加工する場合、プレスによって前記フェース部材用部品15を湾曲させる必要がある。このような湾曲加工は、機械加工の前工程、又は機械加工の後工程のいずれで行われてもよい。ただし、厚肉リブ10を機械加工する際の生産性などを考慮すると、湾曲加工は、機械加工後に行われるのが望ましい。
そして、以上のような工程を経て形成されたフェース部材1Bとヘッド本体1Aとを固着することによって、本実施形態のクラブヘッド1を製造することができる。両部材の固着には、例えば溶接(Tig溶接、プラズマ溶接又はレーザー溶接など)、ロウ付け又は圧入など、種々の方法が採用できる。好ましくは、周囲への熱影響が最も小さく、かつ、接合強度が高いレーザー溶接が好ましい。
上記実施形態では、ウッド型のクラブヘッドを例に挙げて説明したが、アイアン型のゴルフクラブヘッドでも良いのは言うまでもない。
図15及び表1の仕様に基づいたフェース部材を用いたウッド型のクラブヘッド(リアルロフト角10度、ライ角57.5度、ヘッド体積460cm3 が試作され、フェース部材の重量、スプリング効果及び耐久性能がテストされた。図15には、各フェース部の正面視を示し、着色部分は厚肉リブ又は厚肉部を、また矢印は圧延方向をそれぞれ示している。
ヘッド本体は、Ti−6Al−4Vのチタン合金をロストワックス精密鋳造法により一体成型した鋳造品が用いられた。いずれも同じ仕様である。
また、フェース部材は、Ti−4.5Al−2Mo−1.6V−0.5Fe−0.3Si−0.03Cのα−βチタン合金を圧延して一方向圧延材を得、そこからフェース部材用部品を打ち抜き型により切り出し、NC機械加工により厚肉リブなどを形成した。
また圧延工程は、以下の要領で行われた。
粗圧延
材料温度:940℃
圧延回数:7回
圧下率:82%
仕上げ圧延
材料温度:常温
圧延回数:5回
圧下率:9%
最終板厚:5.0mm
全体圧下率:83%
また、フェース部材とヘッド本体とは、プラズマ溶接により接合された。
テスト方法は次の通りである。
<反発性能>
R&Aのペンデュラムテストに基づき、各テストヘッドの "Characteristic Time (CT)"(CT値とも呼ばれる)が測定された。このCT値は、インパクト時の効率を示す数値(単位:μs)であって、大きいほどスプリング効果が高いことを示す。ゴルフ規則のCT値の上限は239μs(+18μsの誤差が許容される)である。製造時のバラツキなどを考慮すると、CT値は250μs以下が望ましい。
<耐久性能>
各供試ヘッドにFRP製の同一のシャフト(SRIスポーツ社製SV−3003J:フレックスX)を装着し45インチのウッド型ゴルフクラブを試作するとともに、該クラブをスイングロボット((株)ミヤマエ製)に取り付け、ヘッドスピードが54m/sとなるように調節して上記ゴルフボールを各クラブで最大10000発打撃する耐久テストが行われた。評価は、100発打撃毎にフェース部が損傷する損傷打球数を調べ、比較例3の損傷打球数を100とする指数で表示した。数値が大きいほど良好である。
テストの結果などを表1に示す。
Figure 0005086884
テストの結果、実施例のクラブヘッドは、フェース部の重量増加や耐久性悪化なしに、CT値が250μs以下に抑えられていることが確認できた。
本発明の一実施形態を示すゴルフクラブヘッドの斜視図である。 その正面図である。 その平面図である。 図3のA−A線端面図である。 (a)、(b)はフェースの境界を説明する正面図及び部分断面図である。 本実施形態のゴルフクラブヘッドの分解斜視図である。 一方向圧延材を説明する概略斜視図である。 稠密六方格子を説明する模式図である。 アベレージゴルファの打撃位置の分布を示すクラブヘッドの正面図である。 フェース部材を裏面から見た裏面図である。 10のB−B断面図である。 (a)は、参考例のフェース部材の裏面図、(b)は実施形態のフェース部材裏面図である。 一方向圧延材とフェース部材用部品との関係を示す平面図である。 フェース部材の機械加工を説明する斜視図である。 実施例及び比較例のフェース部材の裏面図である。
符号の説明
1 ゴルフクラブヘッド
2 フェース
3 フェース部
4 クラウン部
5 ソール部
6 サイド部
7 ホーゼル部
10 厚肉リブ
L1 厚肉リブの長手方向
M 一方向圧延材
RD 圧延方向
ND 圧延法線方向

Claims (6)

  1. 前側に開口部を有するヘッド本体と、該ヘッド本体に固着されかつフェース部の少なくとも一部を構成するフェース部材とを含む中空構造のゴルフクラブヘッドであって、
    前記フェース部材は、α相を有するチタン合金からなりかつ一方向にのみ圧延された一方向圧延材から形成されるとともに、
    前記フェース部の裏面には、少なくとも1本の厚肉リブ、該厚肉リブのトウ側及びヒール側に、前記厚肉リブよりも厚さが小さいトウ側薄肉部及びヒール側薄肉部が形成され、しかも
    規定のライ角及びロフト角で水平面に載置された基準状態におけるフェース部の正面視において、前記一方向圧延材の圧延方向と水平線とのなす角度θ1が30度以下であり、
    かつ、前記厚肉リブの長手方向と垂直線とのなす角度θ2が30度以下であり、
    前記トウ側薄肉部及びヒール側薄肉部には、それぞれトウ・ヒール方向又は圧延方向と平行にのびる凹溝が設けられることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 前記圧延方向と前記厚肉リブの長手方向との交差角度θ3が75〜105度である請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記厚肉リブは、その長手方向と直角な幅が2〜25mm、最大厚さが2.8〜5.0mmである請求項1又は2記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記トウ側薄肉部及びヒール側薄肉部は、実質的に一定の厚さで形成され、かつフェース部の中で最も小さい厚さを有する請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記フェース部の裏面には、前記厚肉リブに連なってトウ側にかつフェースの輪郭にほぼ沿った形状で張り出すトウ側の厚肉部と、前記厚肉リブに連なってヒール側にかつフェースの輪郭にほぼ沿った形状で張り出すヒール側の厚肉部とが設けられる請求項1乃至4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 請求項1に記載されたゴルフクラブヘッドを製造するための方法であって、
    前記チタン合金を一方向にのみ圧延して一方向圧延材を得る工程と、
    前記一方向圧延材から、前記フェース部材用の部品を切り出す工程と、
    前記部品に機械加工により前記厚肉リブを形成する工程とを有するフェース部材製造工程を含むことを特徴とするゴルフクラブヘッドの製造方法。
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