JP5082136B2 - Wireless communication device - Google Patents
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Description
本発明は、無線通信装置に関し、特に、折り畳み式の移動体通信端末に好適な無線通信装置に関する。 The present invention relates to a wireless communication device, and more particularly to a wireless communication device suitable for a foldable mobile communication terminal.
携帯電話などの移動体通信端末では、ヒンジによって連結された開閉可能な2つの筐体をもつ、いわゆる折り畳み式が主流となっている。このような移動体通信端末においては、小型・薄型化の需要やデザイン上の要請などにより、アンテナが小型化となる傾向がある。 In a mobile communication terminal such as a mobile phone, a so-called foldable type having two openable and closable casings connected by hinges has become the mainstream. In such mobile communication terminals, antennas tend to be miniaturized due to demands for miniaturization and thinning, design requirements, and the like.
ここで、アンテナのサイズはアンテナ性能の良否に影響するので、アンテナの小型化はアンテナ性能の低下をもたらしてしまう。このような不都合を解消するため、折り畳み式の移動体通信端末の場合では、金属などの導電性素材のヒンジを用いて筐体間を電気的に導通させることで、アンテナ性能の向上を図っている(例えば、特許文献1)。
このような構造の移動体通信端末の場合、導電性ヒンジが大きい程、筐体間の導通性が高まりアンテナ性能が向上することになるが、近時の移動体通信端末では、小型・軽量化や高いデザイン性が強く求められる傾向にあるので、ヒンジにも樹脂などの非導電性素材が用いられることが多い。 In the case of a mobile communication terminal having such a structure, the larger the conductive hinge, the higher the continuity between the casings and the better the antenna performance. However, in recent mobile communication terminals, the size and weight have been reduced. In other words, non-conductive materials such as resin are often used for hinges.
また、いわゆる2軸ヒンジを用いることで、開閉方向以外に筐体を回転させることのできる移動体通信端末も一般的となっており、このような2軸ヒンジの場合、ヒンジの構造を小型化しなければ実装することが難しい。 In addition, mobile communication terminals that can rotate the casing in a direction other than the opening and closing direction by using a so-called biaxial hinge are also common. In the case of such a biaxial hinge, the hinge structure is downsized. Without it, it is difficult to implement.
このように、移動体通信端末においてはヒンジの小型・軽量化が求められる傾向にあるため、金属製の大型ヒンジを採用することが困難となっている。よって、小型ヒンジや非導電性ヒンジを採用した場合であっても十分なアンテナ性能を得ることのできる手法の確立が望まれている。 Thus, in mobile communication terminals, there is a tendency for hinges to be reduced in size and weight, making it difficult to employ large metal hinges. Therefore, establishment of a technique capable of obtaining sufficient antenna performance even when a small hinge or a non-conductive hinge is employed is desired.
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、アンテナ性能を維持しつつ無線通信装置の小型化を図ることを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to reduce the size of a wireless communication device while maintaining antenna performance.
上記目的を達成するため、本発明にかかる無線通信装置は、
アンテナを収容する第1の筐体と、前記第1の筐体と少なくとも開閉可能に連結される第2の筐体と、を有する無線通信装置において、
前記第1の筐体と前記第2の筐体とを開閉可能に連結するために前記第2の筐体に構成された非導電性の連結部材と、
前記第1の筐体に配置され、少なくとも前記アンテナと電気的に導通する第1の導電部材と、
少なくとも前記アンテナと電気的に導通する導電性の部材であって、前記第1の導電部材と導通するように前記第1の筐体に配置される、もしくは、前記第1の導電部材によって構成された、第1の容量結合部材と、
前記第2の筐体に配置され、前記第1の筐体からの配線が接地する第2の導電部材と、
前記第2の導電部材と導通するように前記非導電性の連結部材内に配置され、前記第1の容量結合部材と容量結合する導電性の第2の容量結合部材と、
を備え、
前記第1の導電部材および前記第2の導電部材の双方は、それぞれ前記第1の筐体および前記第2の筐体を補強するために該第1の筐体および該第2の筐体の内部に配置された補強用の板によって構成され、
前記第1の容量結合部材と前記第2の容量結合部材とは、少なくとも前記第1の筐体と前記第2の筐体とが開状態のときに、互いに対向するように配置される、
ことを特徴とする。
In order to achieve the above object, a wireless communication apparatus according to the present invention includes:
In a wireless communication apparatus having a first housing that houses an antenna, and a second housing that is connected to the first housing at least so as to be openable and closable.
A non-conductive connecting member configured on the second housing to connect the first housing and the second housing so as to be openable and closable;
A first conductive member disposed in the first housing and electrically connected to at least the antenna;
A conductive member that is electrically conductive at least with the antenna, and is disposed in the first housing so as to be conductive with the first conductive member, or is configured by the first conductive member. A first capacitive coupling member;
A second conductive member disposed in the second housing and grounded by the wiring from the first housing;
A conductive second capacitive coupling member disposed in the non-conductive coupling member so as to be electrically connected to the second conductive member, and capacitively coupled to the first capacitive coupling member;
With
Both the first conductive member and the second conductive member are provided on the first housing and the second housing to reinforce the first housing and the second housing, respectively. Consists of reinforcing plates arranged inside,
The first capacitive coupling member and the second capacitive coupling member are arranged to face each other at least when the first casing and the second casing are in an open state.
It is characterized by that.
上記無線通信装置において、
前記非導電性の連結部材は、前記第2の導電部材と電気的に絶縁されるよう前記第2の筐体に構成されることが望ましい。
In the wireless communication device,
The non-conductive connecting member is preferably configured in the second casing so as to be electrically insulated from the second conductive member .
上記無線通信装置において、
前記第2の容量結合部材は、当該第2の容量結合部材の長手方向が、前記非導電性の連結部材の長手方向と平行するように、該非導電性の連結部材内に配置されていることが望ましい。
In the above wireless communication device,
The second capacitive coupling member is disposed in the non-conductive coupling member so that the longitudinal direction of the second capacitive coupling member is parallel to the longitudinal direction of the non-conductive coupling member. Is desirable .
上記無線通信装置において、
前記第1の導電部材および前記第2の導電部材は、前記第1の筐体と前記第2の筐体とが閉状態のときに、互いに対向するように配置されることが望ましい。
In the above wireless communication device ,
The first conductive member and the second conductive member are preferably arranged to face each other when the first casing and the second casing are in a closed state .
上記無線通信装置において、
前記第1の容量結合部材は、前記第1の筐体の一端側に配置され、
前記アンテナは前記第1の筐体の他端側に配置されることが望ましい。
In the above wireless communication device,
The first capacitive coupling member is disposed on one end side of the first housing,
The antenna is preferably disposed on the other end side of the first casing .
前記無線通信装置は、折り畳み式の移動体通信端末であることが望ましい。 The wireless communication device is preferably a foldable mobile communication terminal .
本発明によれば、アンテナ性能を維持しつつ無線通信装置の小型化を図ることができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, size reduction of a radio | wireless communication apparatus can be achieved, maintaining antenna performance.
以下、図面を参照して本発明にかかる実施形態を説明する。 Embodiments according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
(実施形態1)
まず、本発明が適用される移動体通信端末について説明する。本発明が適用される移動体通信端末は、例えば、図1に示すような折り畳み式の移動体通信端末1である。つまり、移動体通信端末1は、操作部150を主要構成として有する操作側筐体100(第1の筐体)と、表示部230を主要構成として有する表示側筐体200(第2の筐体)とがヒンジ部300によって連結された構成である。
(Embodiment 1)
First, a mobile communication terminal to which the present invention is applied will be described. The mobile communication terminal to which the present invention is applied is, for example, a foldable
ここで、図1は、このような折り畳み式の移動体通信端末1が開いた状態(以下、「開状態」とする)を示しており、図1(a)が、開状態の移動体通信端末1の主面(正面)を示し、図1(b)が、開状態の移動体通信端末1の側面を示している。
Here, FIG. 1 shows a state in which such a foldable
一方、図2は、このような折り畳み式の移動体通信端末1を閉じた状態(以下、「閉状態」とする)を示しており、図2(a)が、閉状態の移動体通信端末1における表示側筐体200の正面を示し、図2(b)が、閉状態の移動体通信端末1の側面を示している。
On the other hand, FIG. 2 shows a state in which such a foldable
このような移動体通信端末1の筐体構成と内部構造を、図3を参照して説明する。図3は、図2に示すような閉状態における移動体通信端末1の内部構造を示すための分解斜視図である。ここでは、移動体通信端末1の主要構造部である操作側筐体100、表示側筐体200、ヒンジ部300のそれぞれについて、その構造と内部構成を説明する。
The casing configuration and internal structure of the
まず、操作側筐体100について説明する。図3に示すように、操作側筐体100は、操作側ケース110、操作側カバー120、などから構成され、メイン基板130、アンテナ140、操作部150、バッテリ160、などを内部構成として包含する。
First, the
操作側ケース110は、操作側筐体100の主要部分を構成し、例えば、樹脂などの素材によって、操作側筐体100内に包含される構成が取り付け可能な形状となるよう形成されている。この場合、図3に示すように、例えば、上下に分割された部材によって構成され、上下部材の中に包含されるようメイン基板130やアンテナ140などが組み付けられるものとする。
The operation-
操作側カバー120は、操作側ケース110に組み付けられることで操作側筐体100の外面部分を構成する部材であり、例えば、樹脂などによって形成される。
The
メイン基板130は、移動体通信端末1の電子処理動作をおこなうための回路やLSI、プロセッサ、メモリ、電源回路などといった電子部品や配線などが実装された基板であり、メイン基板130全体としての動作によって、例えば、無線通信や入出力動作、各部への電力供給、などといった、移動体通信端末1における電気的動作や電子的処理に必要な動作が実現される。ここで、移動体通信端末1の各部への電力供給動作をおこなうため、メイン基板130には、GND出力をおこなうGND部を有しているものとする。
The
アンテナ140は、移動体通信端末1が採用する無線通信方式に応じたアンテナ素子などから構成され、本実施形態では、図3に示すように、操作側ケース110(操作側筐体100)の下端部付近に取り付けられる。つまり、本実施形態では、操作側筐体100(第1の筐体)にアンテナ140が収容される。
The
操作部150は、操作ボタンやキーなどが配置されたキーパッド、キーパッドの操作に応じた入力信号を生成してメイン基板130に入力する入力回路などから構成され、操作側ケース110に取り付けられることで、移動体通信端末1における入力操作を可能とする。
The
バッテリ160は、移動体通信端末1の電気的動作に必要な電力を給電するバッテリであり、操作側ケース110内に着脱可能に取り付けられる。
The
ここで、操作側ケース110には、図3に示すような第1の補強板10が組み付けられている。この第1の補強板10は、操作側ケース110の剛性を補強することを主目的として取り付けられているものである。樹脂などで形成された操作側ケース110の剛性を確保するため、第1の補強板10は金属製であることが望ましい。この場合、移動体通信端末1のアンテナ性能の向上にも寄与させるために、例えば、ステンレス鋼(SUS)などといった導電性の素材であることが望ましい。本実施形態においては、このような導電性素材によって形成された第1の補強板10(第1の導電部材)が操作側ケース110に取り付けられているものとする。
Here, the first reinforcing
また、操作側ケース110には、図3に示すように、ヒンジ部300を回転可能に保持するためのヒンジ軸受部111が形成されている。このヒンジ軸受部111は、図示するように、操作側筐体100と表示側筐体200とが開閉する際の回転軸となる同軸上で一対となるよう形成され、ヒンジ部300の開閉回転軸となる部分を回転可能に保持する。本実施形態では、図1(a)に示した、開状態の移動体通信端末1の主面に向かって、左側に形成されているヒンジ軸受部111をヒンジ軸受部111L、右側に形成されているヒンジ軸受部111をヒンジ軸受部111Rとする。
Moreover, as shown in FIG. 3, the
次に、表示側筐体200について説明する。図3に示すように、表示側筐体200は、表示側ケース210、表示側カバー220、などから構成され、表示部230などを内部構成として包含する。
Next, the display-
表示側ケース210は、表示側筐体200の主要部分を構成し、例えば、樹脂などの素材によって、表示側筐体200内に包含される構成が取り付け可能な形状となるよう形成されている。
The display-
表示側カバー220は、表示側ケース210に組み付けられることで表示側筐体200の外面部分を構成する部材であり、例えば、樹脂などによって形成される。
The display-
表示部230は、例えば、液晶表示装置やEL表示装置などといった表示パネルや、表示パネルを駆動するための駆動回路などから構成され、表示側ケース210に組み付けられる。
The
ここで、表示側ケース210には、図3に示すような第2の補強板20が組み付けられている。この第2の補強板20は、上述した第1の補強板10と同様、表示側ケース210の剛性を補強することを主目的として取り付けられているものである。よって、第2の補強板20も金属製であることが望ましく、さらには、例えば、ステンレス鋼(SUS)などといった導電性の素材であることが望ましい。本実施形態においては、このような導電性素材によって形成された第2の補強板20(第2の導電部材)が表示側ケース210に取り付けられているものとする。
Here, the second reinforcing
次にヒンジ部300について説明する。図3に示すように、ヒンジ部300は、ヒンジ機構部310、ヒンジカバー320、などから構成される。
Next, the
ヒンジ機構部310は、操作側筐体100と表示側筐体200とを、少なくとも開閉可能に連結するヒンジ部材である。
The
ヒンジカバー320は、例えば、操作側筐体100の操作側カバー120や表示側筐体200の表示側カバー220などと同様の素材(例えば、樹脂)などで形成され、ヒンジ機構部310を収容することで、ヒンジ部300の外面を構成する。
The
ここで、ヒンジ機構部310の構造を、図4(a)を参照して説明する。本実施形態にかかるヒンジ部300は、操作側筐体100と表示側筐体200とを開閉可能に連結するとともに、一方の筐体である表示側筐体200を回転可能に保持する、いわゆる2軸ヒンジであるものとする。このような2軸ヒンジにおけるヒンジ機構部310の構造を図4(a)に示す。
Here, the structure of the
図示するように、本実施形態にかかるヒンジ機構部310は、開閉軸部材311、第1の回転用部材312、第2の回転用部材313、などから構成される。
As shown in the figure, the
開閉軸部材311は、図4(a)に示すように、一対の略円筒形の形状を有する部材であり、ヒンジカバー320に固定されるとともに、それぞれが、図3に示したヒンジ軸受部111に回転可能に保持されることで、操作側筐体100と表示側筐体200とを開閉する際の回転軸として機能する。ここで、ヒンジ軸受部111Lに保持される側の開閉軸部材311を開閉軸部材311L、ヒンジ軸受部111Rに保持される側の開閉軸部材311を開閉軸部材311Rとする。
As shown in FIG. 4A, the opening /
第1の回転用部材312および第2の回転用部材313は、表示側筐体200を回転可能に保持するための部材であり、例えば、第1の回転用部材312の中心位置に円筒形状の凸部が形成され、第2の回転用部材313の中心位置に当該凸部を回転可能に保持する凹部が形成され、凸部と凹部とが係合するよう、第1の回転用部材312と第2の回転用部材313が連結される。そして、第1の回転用部材312がヒンジカバー320に固定され、第2の回転用部材313が表示側筐体200に固定されることで、ヒンジ部300は表示側筐体200を回転可能に保持する。
The
すなわち、このような構造のヒンジ機構部310を含むヒンジ部300により、移動体通信端末1では、図4(b)に示すように、X軸を回転軸とした表示側筐体200の回動によって操作側筐体100と表示側筐体200とが開閉し、Z軸を回転軸とした表示側筐体200の回転によって表示側筐体200の反転などをおこなうことができる。
That is, by the
このような構造のヒンジ部300で操作側筐体100と表示側筐体200とが連結されている場合、操作側筐体100と表示側筐体200との間の配線となる筐体間配線410は、図4(a)に示すように、一方の開閉軸部材311Lと第1の回転用部材312および第2の回転用部材313の中心部を貫通して配される。
When the operation-
ここで、開閉軸部材311Lと第1の回転用部材312および第2の回転用部材313はそれぞれ回転動作をおこなうものであるので、筐体間配線410には一定の柔軟性が要求される。このため、筐体間配線410は、例えば、同軸細線やフレキシブルケーブル(いわゆる「フレキ」)などから構成され、表示側筐体200側に包含されている電子部品等と操作側筐体100側のメイン基板130との間の信号伝達や表示側筐体200側の電子部品等への電力供給などに必要なGND配線を含む各種配線を含んでいる。また、筐体間配線410の端部には、所定のコネクタ411が取り付けられ、操作側筐体100側にある対応するコネクタ(不図示)と接続される。
Here, since the opening /
以上のような構成の移動体通信端末1全体の配線構成を、図5を参照して説明する。図5は、移動体通信端末1内部における配線構成を示すため、操作側ケース110と表示側ケース210とがヒンジ部300によって連結されている状態を示すとともに、移動体通信端末1全体での電気信号の流れに関連する構成のみを示したものである。つまり、図1(a)に示した状態から、操作部150と表示部230を除外した状態を示しており、この状態で視認できる部分を実線で示し、内部にあって視認できない部分を破線で示している。
A wiring configuration of the entire
図示するように、操作側ケース110には導電性の第1の補強板10が配置されており、その下にメイン基板130が位置している。本実施形態では、例えば、金属製ネジなどによってメイン基板130のGND部を第1の補強板10に固定することなどによって、メイン基板130のGND部と第1の補強板10とが電気的に導通しているものとする。
As shown in the drawing, the conductive first reinforcing
このようなメイン基板130から筐体間配線410が導出されており、一方のヒンジ軸受部111Lと開閉軸部材311L(不図示)の回転軸中心と、第1の回転用部材312と第2の回転用部材313の回転軸中心を通って操作側ケース110内に到達する。そして、筐体間配線410のGND配線が表示側ケース210に配置されている導電性の第2の補強板20と接地(GND)するように、コネクタ411が表示側ケース210内のコネクタ(不図示)に接続されているものとする。
The
一方、操作側ケース110においては、その下端部付近にアンテナ140が配置されており、このアンテナ140の制御や給電のためのアンテナ配線420によって、メイン基板130とアンテナ140とが接続されている。この場合において、アンテナ配線420は、メイン基板130のGND部とアンテナ140とを接続するとともに、導電性の第1の補強板10に接地(GND)するよう配線されているものとする。
On the other hand, in the
このような筐体間配線410とアンテナ配線420の結線により、アンテナ140、第1の補強板10、メイン基板130のGND部、第2の補強板20がそれぞれ導通していることになる。
By connecting the
この場合のアンテナ性能を、図6を参照して説明する。まず、移動体通信端末1が閉状態の時のアンテナ性能について、図6(a)を参照して説明する。
The antenna performance in this case will be described with reference to FIG. First, antenna performance when the
図6(a)は、移動体通信端末1が閉状態の時における、内部の導電性部材を模式的に示した図である。図示するように、移動体通信端末1を閉状態にすると、第1の補強板10と第2の補強板20とが対向する。ここで、アンテナ140によって励起された電流は、アンテナ配線420、第1の補強板10、筐体間配線410を介して第2の補強板20に流れる。この場合において、導電性の第1の補強板10と第2の補強板20とが対向しているので比較的大きなコンデンサが形成される。これにより、第1の補強板10と第2の補強板20との間に比較的大きな容量結合が形成され、操作側筐体100と表示側筐体200との間の高い容量性(C性)によって、アンテナ140からの励起電流が効率的に表示側筐体200側に流れることになる。この結果、移動体通信端末1全体がアンテナとして機能することになり、閉状態の場合ではアンテナ性能が向上する。
FIG. 6A is a diagram schematically showing an internal conductive member when the
しかしながら、このような移動体通信端末1を開状態とした場合、図6(b)に示すように、アンテナ140からの励起電流が表示側筐体200側に流れる経路は筐体間配線410のみとなる。ここで、筐体間配線410を構成している同軸細線やフレキシブルケーブルは、高い誘導性(L性)を持つため抵抗が大きい。このため、反射損や熱損失などによるロスが大きく、アンテナ140の励起された電流は大きく減衰して表示側筐体200側に流れることになる。この場合、移動体通信端末1全体をアンテナとして効果的に機能させることができない。よって、移動体通信端末1を開状態とした場合には、アンテナ性能が低下してしまうことになる。
However, when such a
従来の折り畳み式移動体通信端末で採用されていた大型の金属製ヒンジであれば、図6(c)に示すように、ヒンジ自体に高い導電性があるため、操作側筐体にあるアンテナからの励起電流が表示側筐体に効率的に流れるので、開状態であってもアンテナ性能を向上させることができたが、小型化、薄型化、軽量化、デザイン性、などの要請から、大型の金属製ヒンジを採用することは困難である。 If the large metal hinge used in the conventional foldable mobile communication terminal is used, as shown in FIG. 6C, the hinge itself has high conductivity. Since the excitation current efficiently flows to the display-side housing, the antenna performance could be improved even in the open state. However, due to demands for miniaturization, thickness reduction, weight reduction, design, etc. It is difficult to adopt a metal hinge.
このような折り畳み式の移動体通信端末におけるアンテナ性能の問題を解消するため、本発明を移動体通信端末1に適用した場合の例を以下に説明する。
An example in which the present invention is applied to the
開状態時のアンテナ性能を向上させるために本発明を適用した移動体通信端末1の一例を、図7を参照して説明する。
An example of the
本実施形態にかかる移動体通信端末1では、図7(a)に示すように、操作側ケース110と表示側ケース210のそれぞれに、第1の容量結合部材510と第2の容量結合部材520を構成する。
In the
第1の容量結合部材510と第2の容量結合部材520は、いずれも導電性素材(例えば、ステンレス鋼(SUS))によって形成されているものであり、第1の補強板10および第2の補強板20のそれぞれと導通するよう各ケース(110、210)内に取り付けられる。この場合、例えば、金属製ネジなどを用いて、第1の容量結合部材510を第1の補強板10に固定し、第2の容量結合部材520を第2の補強板20に固定する。
The first
また、図7(a)に示すように、各補強板(10、20)に固定された容量結合部材(510、520)のそれぞれはヒンジ部300の方向に延伸し、例えば、延伸した端部においてL字状に曲折した形状を有する。そして、曲折した面同士が対向するように、容量結合部材(510、520)が各ケース(110、210)に取り付けられる。
Further, as shown in FIG. 7A, each of the capacitive coupling members (510, 520) fixed to the reinforcing plates (10, 20) extends in the direction of the
このように取り付けられた容量結合部材(510、520)の位置関係を、図7(b)および図7(c)を参照して説明する。図7(b)は、開状態の移動体通信端末1を正面から見た場合における容量結合部材(510、520)の取り付け位置を模式的に示す図であり、図7(c)は、当該移動体通信端末1を側面から見た場合における容量結合部材(510、520)の取り付け位置を模式的に示す図である。
The positional relationship of the capacitive coupling members (510, 520) attached in this way will be described with reference to FIGS. 7 (b) and 7 (c). FIG. 7 (b) is a diagram schematically showing the attachment position of the capacitive coupling members (510, 520) when the
図示するように、各ケース(110、210)内で補強板(10、20)と導通するよう取り付けられた容量結合部材(510、520)は、面状となっている部分同士が略平行に対向する位置に取り付けられている。 As shown in the figure, the capacitive coupling members (510, 520) attached to be electrically connected to the reinforcing plates (10, 20) in the respective cases (110, 210) are substantially parallel to each other in the planar shape. It is attached at the opposite position.
このような容量結合部材(510、520)を構成した場合における移動体通信端末1のアンテナ励起電流に関する等価回路図を図8に示す。図示するように、上述した容量結合部材(510、520)を構成した場合、第1の補強板10(第1の導電部材)を介してアンテナ140と導通している第1の容量結合部材510と、表示側筐体200側の第2の補強板20(第2の導電部材)に導通している第2の容量結合部材520とが対向しているので、容量結合部材(510、520)によってコンデンサが形成される。つまり、第1の容量結合部材510と第2の容量結合部材520が容量結合される。このため、操作側筐体100(第1の筐体)側のアンテナ140で励起された電流(図中の矢印)は、筐体間配線410だけでなく、容量結合部材(510、520)の容量結合によっても表示側筐体200(第2の筐体)側に流れる。この結果、アンテナ140で励起された電流が、効率的に表示側筐体200側に流れることになる。
FIG. 8 shows an equivalent circuit diagram relating to the antenna excitation current of the
つまり、大型の金属製ヒンジを用いない場合であっても、開状態時にアンテナ励起電流が効率的に筐体全体に流れるので、開状態におけるアンテナ性能が向上する。 That is, even when a large metal hinge is not used, the antenna excitation current efficiently flows through the entire housing in the open state, so that the antenna performance in the open state is improved.
さらに、容量結合部材(510、520)によるコンデンサが追加されたことによる容量性(C性)によって、筐体間配線410の誘導性(L性)が打ち消される。より詳細には、筐体間配線410を構成している同軸細線やフレキシブルケーブルにおける反射損が減少するので、筐体間配線410のみで導通させていた場合よりも、筐体間配線410での減衰が緩和され、より効率的に電流が表示側筐体200側に流れることになる。
Further, the inductivity (L property) of the
出願人は、本発明の適用によって容量結合を発生させた場合と、容量結合を発生させない場合とでVSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)を比較する実験をおこなった。この実験結果を図9に示す。図9は、出願人がおこなった実験結果に基づくVSWRを示すグラフであり、本発明を適用して容量結合を発生させた場合のVSWRを実線で示し、容量結合を発生させない場合のVSWRを破線で示している。図示するように、容量結合を発生させることによってVSWRが改善する。つまり、筐体間配線410の誘導性(L性)によって流れにくかったアンテナ励起電流が容量結合によって流れやすくなることにより、図9に示すように、特に、低域側の帯域(824〜925MHzの帯域)でのVSWRが改善する。VSWRはアンテナ性能の指標の1つであるので、本発明の適用によって低域側の帯域におけるアンテナ性能が改善したことになる。移動体通信端末においては、回折性のある低域側帯域(例えば、800MHz帯)の利用が好適とされており、このような帯域でのアンテナ性能の向上をもたらす本発明は、移動体通信端末に特に好適である。
The applicant conducted an experiment to compare VSWR (Voltage Standing Wave Ratio) between the case where capacitive coupling is generated by the application of the present invention and the case where capacitive coupling is not generated. The experimental results are shown in FIG. FIG. 9 is a graph showing VSWR based on the results of experiments conducted by the applicant. The VSWR when capacitive coupling is generated by applying the present invention is shown by a solid line, and the VSWR when capacitive coupling is not generated is shown by a broken line. Is shown. As shown, VSWR is improved by generating capacitive coupling. That is, the antenna excitation current that is difficult to flow due to the inductivity (L property) of the
以上説明したように、操作側筐体100と表示側筐体200のそれぞれに導電性の第1の補強板10と第2の補強板20とを備えている折り畳み式の移動体通信端末1において、上述したような容量結合部材(510、520)を、それぞれの面状部分が対向し、かつ、アンテナ140と導通している各補強板(10、20)に導通するように追加することで、開状態におけるアンテナ性能を容易に向上させることができる。
As described above, in the foldable
(実施形態2)
上記実施形態1では、2軸ヒンジとして機能するヒンジ部300が用いられた移動体通信端末1に本発明を適用した場合を示したが、その他のヒンジ構造であっても、本発明を適用してアンテナ性能の向上を図ることができる。
(Embodiment 2)
In the first embodiment, the case where the present invention is applied to the
本実施形態では、図6(c)に示したような、従来の大型金属製ヒンジによって開閉する折り畳み式移動体通信端末において、本発明の適用によりヒンジの小型化を実現する例を説明する。 In the present embodiment, an example will be described in which a folding mobile communication terminal that is opened and closed by a conventional large metal hinge as shown in FIG.
本実施形態にかかる移動体通信端末2を、図10を参照して説明する。ここで、上記実施形態1で例示した移動体通信端末1の構成と概念上同じ作用を発揮する構成には同一の参照符号を付すこととする。
A
図10(a)は、本実施形態にかかる移動体通信端末2が開状態のときの正面図である。実施形態1の移動体通信端末1と同様、操作側筐体100(第1の筐体)と表示側筐体200(第2の筐体)とからなる折り畳み式の移動体通信端末であるが、ヒンジ部分が表示側筐体200と一体になっている点が移動体通信端末1と異なる。
FIG. 10A is a front view when the
ここで、操作側筐体100と表示側筐体200とを分離させた状態を示す図10(b)を参照して、移動体通信端末2のヒンジ部分を説明する。図示するように、移動体通信端末2では、表示側筐体200の下端部にヒンジ機構部310が内蔵された構成となる。
Here, the hinge portion of the
本実施形態にかかるヒンジ機構部310は、例えば、金属(例えば、マグネシウム合金など)などの導電性素材によって形成されており、操作側筐体100側のヒンジ軸受部111に回転可能に支持される一対の開閉軸部材311を有する。このような構造により、操作側筐体100と表示側筐体200とが開閉可能に連結される。すなわち、本実施形態にかかるヒンジ機構部310は1軸ヒンジである。また、一方の開閉軸部材311Lとヒンジ機構部310の内部には、図10(b)にて破線で示すような、筐体間配線410を表示側筐体200側に導入させるための管状部が形成されている。
The
このようなヒンジ構造以外は、操作側筐体100および表示側筐体200の内部構造は図5に示したものと同様であるが、表示側筐体200の表示側ケース210に取り付けられている導電性の第2の補強板20は、上述した金属製ヒンジであるヒンジ機構部310と電気的に導通するよう構成されるものとする。この場合、例えば、第2の補強板20の形状や位置を、第2の補強板20の一部がヒンジ機構部310と接することができるものにしたり、第2の補強板20とヒンジ機構部310とを導電性の部材などで接続したりするなどして、第2の補強板20とヒンジ機構部310とを電気的に導通させる。
Except for such a hinge structure, the internal structures of the operation-
このようなヒンジを有する移動体通信端末2において、アンテナ140での励起電流を表示側筐体200側に効率的に流すために、実施形態1で示したような容量結合を生じさせる。この場合、表示側筐体200内の第2の補強板20に導電性のヒンジ機構部310が導通しているので、ヒンジ機構部310と容量結合するような容量結合部材を操作側筐体100側に構成すればよい。
In the
このような容量結合部材の例を図11に示す。図11は、開状態の移動体通信端末2における電気信号の流れに関わる構成を示した図である。上記実施形態1と同様、アンテナ配線420によってアンテナ140と第1の補強板10とが導通しているとともに、第1の補強板10とメイン基板130のGND部とが導通しているものとする。また、メイン基板130から導出された筐体間配線410は、ヒンジ軸受部111L、開閉軸部材311L、ヒンジ機構部310から表示側筐体200内に導入され、第2の補強板20で接地(GND)しているものとする。
An example of such a capacitive coupling member is shown in FIG. FIG. 11 is a diagram showing a configuration relating to the flow of electrical signals in the
このような場合、操作側筐体100を構成する操作側ケース110内に、図11に示すような第1の容量結合部材510を構成する。この第1の容量結合部材510は、例えば、銅箔などの導電性素材によって形成され、操作側筐体100と表示側筐体200とが接続されたときに、ヒンジ機構部310と近接する位置に配置される。この場合において、ヒンジ機構部310の長手方向と第1の容量結合部材510の長手方向とが平行するよう配置されるとともに、例えば、図示するようなT字状に形成することで、操作側筐体100内の第1の補強板10と導通する構成とする。なお、第1の補強板10と導通するのであれば、第1の容量結合部材510の形状は任意である。
In such a case, a first
このような第1の容量結合部材510位置を、図12を参照してさらに説明する。図12は、第1の容量結合部材510を構成した移動体通信端末2を側面から見た場合の内部を簡略的に示した模式図である。図示するように、移動体通信端末2が開状態のとき、金属製のヒンジ機構部310と近接する位置に第1の容量結合部材510が配置される。
The position of the first
この場合における移動体通信端末2のアンテナ励起電流に関する等価回路図を図13に示す。図示するように、上述した第1の容量結合部材510を構成した場合、アンテナ140と導通している第1の容量結合部材510と、第2の補強板20(第2の導電部材)と導通している導電性のヒンジ機構部310とが対向するので、第1の容量結合部材510とヒンジ機構部310によってコンデンサが形成される。つまり、ヒンジ機構部310と第1の容量結合部材510が容量結合される。この場合、ヒンジ機構部310は、第1の容量結合部材510と容量結合する容量結合部材(第2の容量結合部材)として機能することになる。これにより、操作側筐体100(第1の筐体)側のアンテナ140で励起された電流(図中の矢印)は、筐体間配線410だけでなく、第1の容量結合部材510とヒンジ機構部310との容量結合によっても表示側筐体200(第2の筐体)側に流れる。この結果、アンテナ140で励起された電流が、効率的に表示側筐体200側に流れることになる。
FIG. 13 shows an equivalent circuit diagram relating to the antenna excitation current of the
このような容量結合を発生させるためには、ヒンジ機構部310は表示側筐体200側の第2の補強板20と導通する構成であればよい。すなわち、ヒンジのみで操作側筐体100から表示側筐体200へ電流を流そうとすると、図6(c)に示すように、表示側筐体にも操作側筐体にも導通する構造のヒンジ(すなわち、大型のヒンジ)を採用する必要があるが、本実施形態にかかる第1の容量結合部材510を用いて容量結合させるようにすれば、表示側筐体200側の第2の補強板20とのみ導通したヒンジ機構部310とすることができるので、ヒンジの小型化が図れるとともに、図9で示したような十分なアンテナ性能を維持することができる。
In order to generate such capacitive coupling, the
この場合のヒンジ機構部310は、金属などの導電性素材とする必要があるが、上述したように小型化を図ることができるので、移動体通信端末の小型化、薄型化、軽量化の要請にも応え得る設計が可能であるとともに、金属製のヒンジとすることで、ヒンジ部の強度や耐久性を高めることができる。
The
(実施形態3)
上記実施形態2では、導電性のヒンジを利用して容量結合させる例を示したが、非導電性のヒンジを用いた場合でも容量結合可能とする例を以下に説明する。このような本実施形態にかかる移動体通信端末3を、図14を参照して説明する。
(Embodiment 3)
In the second embodiment, an example in which capacitive coupling is performed using a conductive hinge has been described. An example in which capacitive coupling is possible even when a non-conductive hinge is used will be described below. The
図14は、開状態の移動体通信端末3における電気信号の流れに関わる構成を示した図であるが、図5や図11に示した場合と異なり、移動体通信端末3の外面側から見た場合を示している。すなわち、操作側筐体100から操作側カバー120(図3参照)を除外した操作側ケース110と、表示側筐体200から表示側カバー220(図3参照)を除外した表示側ケース210を、操作側カバー120や表示側カバー220が取り付けられる側から見た図である。
FIG. 14 is a diagram showing a configuration related to the flow of electrical signals in the
ここで、上記各実施形態と同様、表示側ケース210には第2の補強板20が取り付けられ、操作側ケース110には第1の補強板10が取り付けられているが、第1の補強板10については、図14に示すように、操作側ケース110の上端付近まで達するサイズであるものとする。なお、第1の補強板10の上端部が操作側ケース110の上端付近に位置するのであれば、取付位置の変更などによって対応してもよく、必ずしも第1の補強板10のサイズ変更を要するものではない。このような第1の補強板10には、アンテナ配線420によってアンテナ140が導通するとともに、メイン基板130が導通している。なお、上記実施形態2と同様、メイン基板130から筐体間配線410が導出され、ヒンジ軸受部111L(不図示)、開閉軸部材311L、ヒンジ機構部310を通って表示側筐体200に導入されて第2の補強板20に接地(GND)しているが、図14においては、容量結合部材を明確に図示するため、筐体間配線410の図示を省略している。
Here, as in the above embodiments, the second reinforcing
ここで、ヒンジ機構部310は、実施形態2で示したヒンジ機構部310と同様の形状を有する1軸ヒンジであるが、例えば、樹脂などの非導電性素材にて形成されているものとする。よって、実施形態2のように、ヒンジ機構部310では容量結合は発生しない。また、ヒンジ機構部310が非導電性素材であるため、実施形態2で示したような、ヒンジ機構部310と第2の補強板20とを導通させる構成は不要である。つまり、本実施形態にかかるヒンジ機構部310は、第2の補強板20と接していたり、導線性部材によって接続されていたりする必要はなく、図14に示すように、第2の補強板20とは乖離しており、電気的に絶縁しているものとする。
Here, the
このような場合に、アンテナ140での励起電流を表示側筐体200側に効率的に流すための容量結合部材を表示側筐体200側に構成する。本実施形態では、図14に示すような第2の容量結合部材520を、表示側ケース210内のヒンジ機構部310の付近に構成する。つまり、操作側筐体100と表示側筐体200とを接続した際に、第1の補強板10と近接する位置に第2の容量結合部材520を構成する。
In such a case, a capacitive coupling member for efficiently flowing the excitation current in the
この第2の容量結合部材520は、実施形態2で示した第1の容量結合部材510と同様、例えば、銅箔などの導電性素材によって形成される。そして、図14に示すように、ヒンジ機構部310の長手方向と第2の容量結合部材520の長手方向とが平行する位置に配置されるとともに、例えば、図14に示すようなT字状に形成することで、第2の補強板20と導通しているものとする。なお、第2の補強板20と導通するのであれば、第2の容量結合部材520の形状は任意である。
Similar to the first
このような第2の容量結合部材520の位置を、図15を参照してさらに説明する。図15は、第2の容量結合部材520を構成した移動体通信端末3を側面から見た場合の内部を簡略的に示した模式図である。図示するように、移動体通信端末3が開状態のとき、操作側筐体100側の第1の補強板10の上端部分と近接する位置に第2の容量結合部材520が配置される。
The position of the second
この場合における移動体通信端末3のアンテナ励起電流に関する等価回路図を図16に示す。図示するように、上述した第2の容量結合部材520を構成した場合、アンテナ140と導通している導電性の第1の補強板10(第1の導電部材)と、第2の補強板20(第2の導電部材)と導通している第2の容量結合部材520とが対向するので、第1の補強板10と第2の容量結合部材520によってコンデンサが形成される。つまり、第1の補強板10と第2の容量結合部材520が容量結合される。この場合、第1の補強板10(第1の導電部材)は、第2の容量結合部材520と容量結合する容量結合部材(第1の容量結合部材)として機能することになる。これにより、操作側筐体100(第1の筐体)側のアンテナ140で励起された電流(図中の矢印)は、筐体間配線410だけでなく、第1の補強板10と第2の容量結合部材520との容量結合によっても表示側筐体200(第2の筐体)側に流れる。この結果、アンテナ140で励起された電流が、効率的に表示側筐体200側に流れることになる。
FIG. 16 shows an equivalent circuit diagram relating to the antenna excitation current of the
本実施形態にかかる構成の場合、容量結合にヒンジを用いないので、ヒンジが金属などの導電性素材でなくてもよい。つまり、樹脂などの非導電性素材でヒンジ機構部310を形成することができる。このため、小型化、薄型化、軽量化をより実現しやすいヒンジ構造を採用できるとともに、図9で示したような十分なアンテナ性能を維持することができる。
In the case of the configuration according to the present embodiment, since the hinge is not used for capacitive coupling, the hinge may not be a conductive material such as metal. That is, the
以上説明したように、本発明を上記実施形態の如く適用することで、2以上の筐体を有する無線通信装置におけるアンテナ性能を向上することができる。 As described above, by applying the present invention as in the above embodiment, it is possible to improve antenna performance in a wireless communication apparatus having two or more housings.
より詳細には、金属製の大型ヒンジを用いなくても、アンテナの配置されている一方の筐体から他方の筐体へ効率的に電流を流すことができるので、ヒンジを小型化したり、非導電性素材で形成したりしても、金属製の大型ヒンジを用いた場合と同様のアンテナ性能を得ることができる。すなわち、小型化、薄型化、軽量化、高いデザイン性、などといった要請に応えるヒンジ設計と高いアンテナ性能とを両立することができる。 More specifically, even if a large metal hinge is not used, an electric current can be efficiently passed from one housing where the antenna is disposed to the other housing. Even if it is made of a conductive material, the same antenna performance as when a large metal hinge is used can be obtained. That is, it is possible to achieve both a hinge design and high antenna performance that meet demands such as downsizing, thinning, weight reduction, and high designability.
この場合において、一方の筐体、もしくは、双方の筐体に、簡易な構成の容量結合部材を構成することによって、アンテナの配置されている一方の筐体と他方の筐体との間で容量結合を生じさせることができるので、ヒンジの小型化とアンテナ性能の向上を容易に実現することができる。 In this case, a capacitive coupling member having a simple configuration is formed in one or both of the casings, so that the capacity between the one casing where the antenna is disposed and the other casing. Since the coupling can be generated, it is possible to easily realize downsizing of the hinge and improvement of the antenna performance.
また、各容量結合部材を、ステンレス鋼(SUS)などで形成された補強板に導通させることで、移動体通信端末が開状態のときに、容量結合部材における容量結合によって移動体通信端末全体をアンテナとして機能させることができる他、移動体通信端末が閉状態のときには、補強板同士が対向してコンデンサとなるので、閉状態時も良好なアンテナ性能を得ることができる。 In addition, by connecting each capacitive coupling member to a reinforcing plate made of stainless steel (SUS) or the like, when the mobile communication terminal is in an open state, the entire mobile communication terminal is coupled by capacitive coupling in the capacitive coupling member. In addition to being able to function as an antenna, when the mobile communication terminal is in the closed state, the reinforcing plates face each other to become a capacitor, so that good antenna performance can be obtained even in the closed state.
上記実施形態は一例であり、本発明の適用範囲はこれに限られない。すなわち、種々の応用が可能であり、あらゆる実施の形態が本発明の範囲に含まれる。 The said embodiment is an example and the application range of this invention is not restricted to this. That is, various applications are possible, and all embodiments are included in the scope of the present invention.
例えば、実施形態2と実施形態3の構成を組み合わせてもよい。すなわち、図11、図12に示した構成に、図14、図15で示した第2の容量結合部材520を追加すれば、第1の容量結合部材510と第2の容量結合部材520とが容量結合するので、ヒンジ機構部310を非導電性素材で形成できるとともに、図14、図15に示したような、操作側筐体100の上端付近まで達するような第1の補強板10を用いなくても、アンテナ140での励起電流を効率的に表示側筐体200側に流すことができる。
For example, the configurations of the second embodiment and the third embodiment may be combined. That is, if the second
また、上記実施形態3では、表示側筐体200側に構成した第2の容量結合部材520と、操作側筐体100側の第1の補強板10とで容量結合させる例を示したが、例えば、表示側筐体200の下端付近に第2の補強板20が位置するように構成し、操作側筐体100側に、図11、図12に示すような第1の容量結合部材510を構成することで、第1の容量結合部材510と第2の補強板20とで容量結合させるように構成してもよい。
In the third embodiment, the second
また、上記各実施形態では、操作側筐体100側にアンテナが配置される構成を例示したが、表示側筐体200側にアンテナが構成されていてもよく、この場合であっても、上記各実施形態で例示した構成による容量結合によって、アンテナでの励起電流が他方の筐体に効率的に流れることになるので、ヒンジの小型化とアンテナ性能の向上を両立させることができる。
Further, in each of the above embodiments, the configuration in which the antenna is arranged on the operation-
なお、上記各実施形態では、容量結合部材が導通する導電性部材として、ステンレス鋼(SUS)などで形成された補強板を用いる場合を例示したが、アンテナからの励起電流が流れる導電性の部材であればよく、例えば、枠状の金属製フレームなどであってもよい。また、少なくともアンテナと導通していれば、各容量結合部材による容量結合によってアンテナ性能の向上が図れるので、例えば、補強板などの導電性部材を介さずに、アンテナに直接導通するような容量結合部材を構成してもよい。 In each of the above embodiments, the case where a reinforcing plate formed of stainless steel (SUS) or the like is used as the conductive member through which the capacitive coupling member conducts. However, the conductive member through which an excitation current from the antenna flows is used. For example, a frame-shaped metal frame may be used. In addition, since the antenna performance can be improved by capacitive coupling by each capacitive coupling member as long as it is conductive to the antenna, for example, capacitive coupling that conducts directly to the antenna without using a conductive member such as a reinforcing plate. You may comprise a member.
また、上記各実施形態で例示した、容量結合部材や補強板を形成する素材は一例であり、導電性を有し、かつ、各部材としての機能を発揮させるのに好適な素材であれば、例示したものに限らず、任意の導電性素材を用いてもよい。 In addition, the material that forms the capacitive coupling member and the reinforcing plate exemplified in each of the above embodiments is an example, and is a material that is conductive and suitable for exhibiting the function as each member. Not limited to those illustrated, any conductive material may be used.
また、上記各実施形態では、折り畳み式の移動体通信端末を例示したが、2以上の筐体によって構成され、上記各実施形態で示した容量結合部材を用いて筐体間に電流を流すことのできる容量結合を発生させることができるのであれば、筐体の形態は折り畳み式に限られず任意である。例えば、スライド式の筐体や回転式の筐体などに本発明を適用して、アンテナ性能の向上を図ることもできる。 In each of the above embodiments, a foldable mobile communication terminal has been illustrated. However, the foldable mobile communication terminal is configured by two or more housings, and a current is passed between the housings using the capacitive coupling member described in each of the above embodiments. As long as it is possible to generate capacitive coupling that can be performed, the form of the housing is not limited to the folding type and is arbitrary. For example, the antenna performance can be improved by applying the present invention to a sliding housing or a rotating housing.
また、上記各実施形態では、本発明にかかる無線通信装置を移動体通信端末によって実現した場合を例示したが、2以上の筐体を有し、一方の筐体にアンテナが配置され、筐体全体でアンテナの機能を図るものであれば、移動体通信端末に限らず、任意の無線通信装置に本発明を適用することができる。 In each of the above embodiments, the case where the wireless communication device according to the present invention is realized by a mobile communication terminal is illustrated. However, the wireless communication device has two or more casings, and an antenna is disposed in one casing. The present invention can be applied not only to a mobile communication terminal but also to an arbitrary wireless communication device as long as the antenna functions as a whole.
1、2、3…移動体通信端末、100…操作側筐体、10…第1の補強板、110…操作側ケース、111…ヒンジ軸受部、120…操作側カバー、130…メイン基板、140…アンテナ、150…操作部、160…バッテリ、200…表示側筐体、20…第2の補強板、210…表示側ケース、220…表示側カバー、230…表示部、300…ヒンジ部、310…ヒンジ機構部、311…開閉軸部材、312…第1の回転用部材、313…第2の回転用部材、410…筐体間配線、420…アンテナ配線、510…第1の容量結合部材、520…第2の容量結合部材
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記第1の筐体と前記第2の筐体とを開閉可能に連結するために前記第2の筐体に構成された非導電性の連結部材と、
前記第1の筐体に配置され、少なくとも前記アンテナと電気的に導通する第1の導電部材と、
少なくとも前記アンテナと電気的に導通する導電性の部材であって、前記第1の導電部材と導通するように前記第1の筐体に配置される、もしくは、前記第1の導電部材によって構成された、第1の容量結合部材と、
前記第2の筐体に配置され、前記第1の筐体からの配線が接地する第2の導電部材と、
前記第2の導電部材と導通するように前記非導電性の連結部材内に配置され、前記第1の容量結合部材と容量結合する導電性の第2の容量結合部材と、
を備え、
前記第1の導電部材および前記第2の導電部材の双方は、それぞれ前記第1の筐体および前記第2の筐体を補強するために該第1の筐体および該第2の筐体の内部に配置された補強用の板によって構成され、
前記第1の容量結合部材と前記第2の容量結合部材とは、少なくとも前記第1の筐体と前記第2の筐体とが開状態のときに、互いに対向するように配置される、
ことを特徴とする無線通信装置。 In a wireless communication apparatus having a first housing that houses an antenna, and a second housing that is connected to the first housing at least so as to be openable and closable.
A non-conductive connecting member configured on the second housing to connect the first housing and the second housing so as to be openable and closable;
A first conductive member disposed in the first housing and electrically connected to at least the antenna;
A conductive member that is electrically conductive at least with the antenna, and is disposed in the first housing so as to be conductive with the first conductive member, or is configured by the first conductive member. A first capacitive coupling member;
A second conductive member disposed in the second housing and grounded by the wiring from the first housing;
A conductive second capacitive coupling member disposed in the non-conductive coupling member so as to be electrically connected to the second conductive member, and capacitively coupled to the first capacitive coupling member;
With
Both the first conductive member and the second conductive member are provided on the first housing and the second housing to reinforce the first housing and the second housing, respectively. Consists of reinforcing plates arranged inside,
The first capacitive coupling member and the second capacitive coupling member are arranged to face each other at least when the first casing and the second casing are in an open state.
A wireless communication apparatus.
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。 The non-conductive connecting member is configured in the second casing so as to be electrically insulated from the second conductive member.
The wireless communication apparatus according to claim 1.
ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信装置。 The second capacitive coupling member is disposed in the non-conductive coupling member such that the longitudinal direction of the second capacitive coupling member is parallel to the longitudinal direction of the non-conductive coupling member.
The wireless communication apparatus according to claim 1, wherein the wireless communication apparatus is a wireless communication apparatus.
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線通信装置。 The first conductive member and the second conductive member are arranged to face each other when the first casing and the second casing are in a closed state.
The wireless communication device according to claim 1, wherein the wireless communication device is a wireless communication device.
前記アンテナは前記第1の筐体の他端側に配置される、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の無線通信装置。 The first capacitive coupling member is disposed on one end side of the first housing,
The antenna is disposed on the other end side of the first housing.
The wireless communication apparatus according to any one of claims 1 to 4, characterized in that.
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の無線通信装置。 The wireless communication device is a foldable mobile communication terminal.
The wireless communication apparatus according to any one of claims 1 to 5, characterized in that.
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