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JP5067092B2 - データ放送画面に二次元コードを表示させる方法、データ放送番組データ - Google Patents

データ放送画面に二次元コードを表示させる方法、データ放送番組データ Download PDF

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Description

本発明は、データ放送の双方向サービス利用に当たって、
視聴者が入力した情報を埋め込んだ二次元コードを表示させる方法に関するものである。

本発明は特に、携帯電話を用いて二次元コードを撮影して、インターネットに接続する双方向サービスの利用において有用である。
近年、デジタル放送網が整備されるにしたがって、デジタルテレビを用いて、データ放送番組の双方向サービスの利用が盛んになっている。
データ放送番組は、ARIB(日本電波産業会)が定めるデータ放送運用規定「ARIB-STD-B24」に則って、データ放送画面を作成している。
この双方向サービスでは、データ放送画面の指示に従って、視聴者が情報を入力することによって実現する。
たとえば、特許文献1では、テレビ局が送出したURLを埋め込んだバーコードのテレビ映像信号を、テレビは受信しバーコードを表示させ、携帯電話機がこれを撮影してURLを取得して総合予約センタサーバにアクセスすることで、予約を行わせる技術が開示されている。
特許文献2では、BMLタグを用いて二次元コードを作成してデータ放送画面に表示させる技術が開示されている。
また、非特許文献1では、データ放送の1画面に保持可能なDOM要素数は、512までとBMLの運用規定を定めている。
特開2004−192149号公報(段落0030−段落0047、図2) 特開2005−303553号公報(段落0036、図2) 標準規格名「デジタル放送におけるデータ放送符号化方式と伝送方式」、標準規格番号「ARIB-STD-B24」、最新版数「5.1」、最新版改定年月「2007.3」策定年月「1999.10」、発行:日本電波産業会(ARIB)、
なお、BMLとは、Broadcast Markup Languageの略である。
BMLは、放送サービスに必要な手続きを記述するための拡張可能なマークアップ言語であり、一般的にはタグの構文の定義とタグの意味づけを行う。
また、DOMとは、Document Object Modelの略である。
DOMは、記述された文書(文章、画像、音声など)の内容および、それらの配置、スタイルをオブジェクトとして扱う論理構造と、この文書を制御するための取り決めである。
しかしながら、特許文献1の技術では、テレビ局でバーコードを作成するために、双方向サービスに必要な情報(視聴者情報や視聴者が作成した情報)をバーコードに反映することが出来ないという不自由さがあった。
あるいは、特許文献2の技術では、データ放送画面に表示する二次元コードのセル数に限界があるために、データ放送番組の受信機が双方向サービスに必要な情報を二次元コードに埋め込むことが出来ない不具合があった。
即ち、データ放送の1画面に保持可能なDOM要素数は、512までであるので、二次元コードの1セルをBMLのPタグやDIVタグといったDOM要素で表現する場合には、たとえば、QRコード(登録商標、JIS X 0510モデル番号「2」バージョン番号「1」)では、セル数=21のものまでが限界となり(21×21=441オブジェクト。即ち、DOM要素数が441個)、従って埋め込み可能な文字数は、バイナリ表記で17文字である。
なお、セルとは、二次元コードの画像を構成する黒または白の正方形画像である。
本発明は以上のような点を解決するためになされたものであって、本発明の課題は、少ない数量の画像オブジェクトで、セル数の多い二次元コード画像データを作成表示する方法を提供することである。
本発明は、以下の各態様に記載の手段により、前記課題を解決する。
すなわち、本願発明の第1の態様は、2×2の白黒2値のすべての2次元配列パターンを表す画像パターンデータと、下記第1ステップから第3ステップの動作をデジタル放送受信装置に実行させる命令の記述とを含んだデータ放送番組を放送し、デジタル放送受信装置で受信させ、デジタル放送受信装置上で双方向サービスに必要な情報を取得させることにより、データ放送画面に前記双方向サービスに必要な情報を埋め込んだ二次元コードを表示させる方法である。但し、前記命令の記述は次の一連のステップを実行させるものである。第1ステップ:双方向サービスに必要な情報を取得して、該情報を含むURLを符号化した二次元コードデータを生成する、第2ステップ:前記画像パターンデータと、第1ステップで生成した二次元コードデータを用いて、位置情報とどの2次元配列パターンかを特定する画像パターン識別情報を属性としてもつ画像オブジェクト群を作成する。第3ステップ:第2ステップで作成した画像オブジェクト群を用いて、各画像オブジェクトの持つ属性から特定される位置に、同じく特定される2次元配列パターンを配置した二次元コード画像データを生成して表示させる。
このように、少ない数量の画像オブジェクトで、セル数の多い二次元コード画像データを作成表示することができる。
本願発明の第2の態様は、前記画像パターンデータや前記配列情報、前記画像オブジェクトが、データ放送用記述言語であるBMLで規定されているBMLタグで記述されていることを特徴とする請求項1に記載のデータ放送画面に二次元コードを表示させる方法である。
本願発明の第3の態様は、前記命令の記述が、データ放送用記述言語であるBMLで規定されているスクリプト記述言語で記述したスクリプトであることを特徴とする請求項1に記載のデータ放送画面に最適な輝度の二次元コードを表示させる方法である。
本願発明の第4の態様は、2×2の白黒2値のすべての2次元配列パターンを表す画像パターンデータと、下記第1ステップから第3ステップの動作をデジタル放送受信装置に実行させる命令の記述とを含んだデータ放送番組データである。但し、前記命令の記述は次の一連のステップを実行させるものである。第1ステップ:双方向サービスに必要な情報を取得して、該情報を含むURLを符号化した二次元コードデータを生成する、第2ステップ:前記画像パターンデータと、第1ステップで生成した二次元コードデータを用いて、位置情報とどの2次元配列パターンかを特定する画像パターン識別情報を属性としてもつ画像オブジェクト群を作成する。第3ステップ:第2ステップで作成した画像オブジェクト群を用いて、各画像オブジェクトの持つ属性から特定される位置に、同じく特定される2次元配列パターンを配置した二次元コード画像データを生成して表示させる。
本願発明の第5の態様は、前記画像パターンデータや前記配列情報、前記画像オブジェクトが、データ放送用記述言語であるBMLで規定されているBMLタグで記述されていることを特徴とする請求項4に記載のデータ放送番組データである。
本願発明の第6の態様は、前記命令の記述が、データ放送用記述言語であるBMLで規定されているスクリプト記述言語で記述したスクリプトであることを特徴とする請求項4に記載のデータ放送番組データである。
本願発明によれば、
(1)データ放送番組の受信機にて、データ放送番組の双方向サービスに必要な情報を埋め込んだ二次元コードを作成して表示することが可能である。
(2)二次元コードには、データ放送番組の双方向サービスに必要な情報量を埋め込むことが可能である。
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。
図1は、本発明の方法を具現化する二次元コード作成表示システム1の概要を説明する図である。
二次元コード作成表示システム1は、放送されたデータ放送番組を受信して、二次元コードを作成し表示する。
二次元コード作成表示システム1は、放送局500と、デジタル放送受信機100と、テレビ200と、携帯端末装置300(=携帯電話)とから構成される。
放送局500は、データ放送用サーバ装置701を備える。
携帯端末装置300は、データ放送用サーバ装置701とインターネット903経由で、双方向通信で接続される。
視聴者が利用するデジタル放送受信機100は、BS/CS110°アンテナ901やUHFアンテナ902と制御端末機600(=リモコン)とテレビ200(TVモニタ)に接続する。
デジタル放送受信機100は、メモリ領域を備える。デジタル放送受信機100のメモリ領域は、BMLコンテンツをテレビ200に再生表示させるBMLブラウザを記憶する。
制御端末機600は、視聴者が入力する情報を受け付ける。
携帯電話300は、テレビ200に表示された二次元コード画像を撮影して、撮影した二次元コード画像に含まれる情報を復号させて、データ放送用サーバ装置701にアクセスする。
放送局500が送出したデータ放送番組のデジタル放送信号は、BS/CS110°衛星905や送信所/中継局906を経由して、BS/CS110°アンテナ901やUHFアンテナ902で受信される。
デジタル放送受信機100は、BS/CS110°アンテナ901やUHFアンテナ902が受信したデジタル放送信号を、本線放送画面およびデータ放送画面に変換してテレビ200に表示する。
前記データ放送番組には、複数のBMLスクリプトで構成されるBMLコンテンツが含まれる。(詳細は後述する)
デジタル放送受信機100は、データ放送番組を受信する。デジタル放送受信機100に内蔵される中央演算装置(以下、CPU)が、受信したBMLスクリプトを解釈することで、後述するシステムの各手段を実現する。
図2は、本発明による二次元コード作成表示システム1の大まかな処理の流れを説明する図である。
放送局500は、16通りの画像パターン(2セル×2セルの画像パターン)と各種手段として実行されるスクリプトをBMLコンテンツに含めて放送信号を送出する。(図2(1))
デジタル放送受信機100は、データ放送を選局すると、BMLコンテンツがデジタル放送受信機の作業メモリにキャッシュ(記憶)される(同(2))。
CPUは、作業メモリにキャッシュされたBMLコンテンツから該当するスクリプトを読み込んで、以下の処理を実行する。
即ち、リモコン受付スクリプトは、二次元コードに埋め込む情報の入力を受け付ける(同(3))。
二次元コード生成スクリプトは、二次元コードデータを作成する(同(4))。
変換スクリプトは、2セル×2セルの画像パターンを用いて、二次元コードデータを画像オブジェクトに変換する(同(5))。つまり、2セル×2セルの画像パターンを用いることで、41セル×41セルの二次元コードは、21×21個の画像オブジェクトで表現することができる。ちなみに、41セルのQRコード(登録商標)(バージョン番号「6」)では、埋め込み可能な文字数は、バイナリ表記で134文字である。
BMLブラウザは、画像オブジェクトの画像パターン(即ち、二次元コード画像)をテレビ200に表示させる(同(6))。
視聴者は、テレビ200に表示された二次元コード画像を携帯電話300で撮影して、撮影した二次元コード画像に含まれる情報を復号させて、データ放送用サーバ装置701にアクセスして、データ放送番組の双方向サービスの提供を受ける。
図3は、デジタル放送で用いられるデジタル放送受信機100の基本構成図である。
デジタル放送受信機100は、チューナー部102および復調部103で選局を行い、一つのトランスポート(=TS)ストリームを選択する。デスクランブル104で放送信号のスクランブルを解除する。TSデコード105で所望のパケットを選択することにより、特定のチャンネルの特定の番組を選択する。本線映像・音声信号はMPEGデコーダ113でTVモニタ200が受付ける信号に変換され提示される。
作業用メモリ106は、選択されたチャンネルのBMLコンテンツがキャッシュ(一時記憶)される記憶領域である。チャンネルが変更された時、または放送局からBMLコンテンツの内容が変更されたことを伝えるメッセージを受取った時、新しいBMLコンテンツを取り込み、ここに保持する。
入出力ポート110は、視聴者の操作するリモコン600の信号等を受付ける。モデムインターフェース109は、公衆回線と接続する。不揮発メモリ108は、放送事業者毎に使用できるエリアが決められている。不揮発メモリに記録されたデータは、受信機100の電源を切ってもそのまま保持される。揮発性メモリ115は、同一のチャンネルを選曲している間だけ、データを記憶しておくことができる一時的な記憶エリアである。他の局に移ると、揮発性メモリ115上のデータは消去される。ICカードインターフェース111は、視聴者の識別情報、個人情報等を記録させたICカード112のデータを読み書きする。
CPU107は、入出力ポート110からリモコン操作による命令等を受取り、受信機100を制御するとともに、データ放送選択時には、作業用メモリ106にキャッシュされているBMLコンテンツを読み出し解釈して、データ放送画面データを構成し、グラフィックコントローラ114のビデオメモリに書込む。こうして、データ放送画面がTVモニタ200に表示される。
図4から図6までを用いて、本発明で使用するBMLコンテンツを説明する。
BMLコンテンツは、BML文書193と、画像パターンデータ191とから構成される。
図4は、BML文書193の記述例である。
BML文書には、各種手段を実現するスクリプトや、データ放送画面の画面構成を定める記述が含まれている。
図4には、BML文書193が例示されている。
例示されているBML文書は、「<BML> <HEAD> <SCRIPT> …… ( 各種手段を実現するスクリプトを記述) …… </SCRIPT> </HEAD> <BODY> …… (画面構成を記述) …… </BODY> </BML>」である。
図5は、BMLスクリプトの概念的な構成図である。
BMLスクリプトが受信機100上で実行されることにより実現される機能は、リモコン受付手段110と、URL生成手段120と、二次元コード生成手段130と、画像パターン選択手段140と、画像オブジェクト作成手段150と、データ放送画面作成表示手段160である。
リモコン受付手段110は、視聴者によってリモコン600から入力された文字列を受け付ける。
URL作成手段120は、リモコン受付手段110が受け付けた文字列を含むURLを作成する。
二次元コード生成手段130は、URL作成手段120が作成したURLを二次元コードデータに符号化する。
画像パターン選択手段140は、二次元コード生成手段130が作成した二次元コードデータの配列から、所定の配列データとその配列位置情報を取り出して、パターン識別情報を作成する。
画像オブジェクト作成手段150は、画像パターン選択手段140が取り出した配列位置情報に対応する位置情報と、画像パターン選択手段140が作成したパターン識別情報を用いて、BMLタグで記述した画像オブジェクトを作成する。
なお、画像オブジェクト作成手段150が作成した画像オブジェクトは、BMLブラウザによって、パターン識別情報に該当する画像パターンデータを表示させる。
あるいは、背景色と同じ色の画像オブジェクト(=空の画像オブジェクト)をBMLブラウザによって表示されておいて、画像オブジェクト作成手段150が空の画像オブジェクトをパターン識別情報で書き換えた場合に、この書き換えた画像オブジェクトは、BMLブラウザによって該当する画像パターンデータに更新させて表示させるようにしてもよい。
図6は、画像パターン191の構造と例である。
図6の(a)は、画像パターン191の構造を説明する図である。
画像パターン191は、画像パターンファイル名称情報と画像データとから構成される。
画像データは、二次元配列された二値画素データ(白画素または黒画素)である。
画像パターンファイル名称情報は、画像データの画素配列に対応付けられた情報(名前を表す数字テキスト列)である。
図6の(b)は、画像パターン191の例である。
画像パターン191は、白セルまたは黒セルが2×2に二次元配列されて、配列された二値画素の値に対応付けたファイル名称がつけられている。
たとえば、白セルの値は、「1」であり、また、黒セルの値は、「0」であるとすると、最初の画像パターン191aは、4つの白セルが配列されているので、ファイル名称は、「1111.png」である。
2番目の画像パターン191bは、最初だけに黒セルが配列されているので、ファイル名称は、「0111.png」である。
図7は、画像オブジェクト198のBML記述の例である。
図7の(a)は、BML形式の画像オブジェクト198を説明する図である。
画像オブジェクト198は、オブジェクト識別情報と、画像パターン191の位置情報と寸法情報と、画像パターンファイル名称情報を含んで構成される。画像オブジェクト198の記述形式は、「 <object id="オブジェクト識別情報" style="位置情報; 寸法情報" data="画像パターンファイル名称情報" type="image/X-arib-png"/> 」である。
図7の(b)は、画像オブジェクト198の記述例である。
たとえば、オブジェクト識別情報=Cell1、画像パターンの位置情報=left0px; top:0px、
画像パターンの寸法情報=width:10px; height:10px、画像パターンファイル名称情報=1110.pngの画像オブジェクト198aは、「 <object id=“Cell1” style=“left0px; top:0px; width:10px; height:10px” data=“1110.png" type="image/X-arib-png"/> 」と記述される。
また、オブジェクト識別情報=Celln、画像パターンの位置情報=left30px; top:0px、
画像パターンの寸法情報=width:10px; height:10px、画像パターンファイル名称情報=1010.pngの画像オブジェクト198nは、「 <object id=“Celln” style=“left30px; top:0px; width:10px; height:10px” data=“1010.png" type="image/X-arib-png"/> 」と記述される。
図8は、画像オジェクトの作成手順を説明する図である。
二次元コードデータの二次元配列192を参照して、2×2の配列値196を取得して、画像パターンファイル名称情報を表す数字列を作成する。
たとえば、「4行0列」の配列値196「1」と、「4行1列」の配列値196「0」と、「5行0列」の配列値196「1」と、「5行1列」の配列値196「0」とを取得し、数字列「1010」を作成する(図8(1))。
作成した数字列「1010」を用いて、画像パターンファイル名称情報「1010.png」を作成して、画像オブジェクト198に記述する(同(2))。
図9は、画像オブジェクトの表示例である。
図9には、表示された画像オブジェクトが例示されている。
図7で説明した画像オブジェクト198aは、BMLブラウザによって、二次元コード表示画面200bの画像201を生成され、表示されている。
また、同様に、図7の画像オブジェクト198nは、BMLブラウザによって、二次元コード表示画面200bの画像20nを生成され、表示されている。
図10は、データ放送画面の説明図である。
図10の(a)は、視聴者による情報入力画面200aである。
図10の(a)には、応募画面200aが例示されている。
応募画面200aは、ユーザIDとパスワードの入力欄と登録ボタンから構成されている。応募画面の情報入力には、制御端末機600を用いる。
図10の(b)には、二次元コード表示画面200bが例示されている。
二次元コード表示画面200bには、応募画面で入力された情報を含んで符号化した二次元コードの画像と、メッセージ「二次元コードを撮影してサーバにアクセスしてください。」が表示されている。二次元コードの画像は、図7、図8により説明した画像オブジェクトを組み合わせて構成されている。
ちなみに、二次元画像に埋め込まれている情報は、URL「http://www.dnp.co.jp/campaign/index.cgi?id=000001&pass=a1b2c3」である。
次に、図11と図12を用いて、画像オブジェクト198の画像パターンファイル名称情報作成手順を説明する。
図11は、二次元コードデータの補足説明図である。
図11には、二次元コードデータが例示されている。
例示された二次元コードデータは、二値情報が41セル×41セルに二次元配列されている。
なお、図12で説明するフローチャートでは、二次元配列に仮想的に1行1列を追加して、42×42の二次元配列として扱う。
図12は、画像オブジェクト198の画像パターンファイル名称情報の作成フローチャートである。
このフローチャートは、41×41の二次元配列から21×21の二次元配列に相当する画像オブジェクトを作成する。
(1)画像パターン選択手段140は、二次元コード生成手段130が作成した二次元コードデータ192を取得する。(ステップS110)
(2)カウンタ「i」「j」の値を初期化(値=「0」)する。(ステップS120)
(3)カウンタ「i」の値が「40」と等しいか否かを判定する。等しくなければ、ステップS140に進む。等しければ、ステップS150に進む。(ステップS130)
(4)カウンタ「j」の値が「40」と等しいか否かを判定する。等しくなければ、ステップS143に進む。等しければ、ステップS144に進む。(ステップS140)
(5)(i≠40 、j≠40の場合)画像パターン選択手段140は、二次元コードデータ192を参照して、「[i]行[j]列」の配列値196と、「[i]行[j+1]列」の配列値196と、「[i+1] 行[j] 列」の配列値196と、「[i+1] 行[ j+1] 列」の配列値196とを読み出して、パターン識別情報(=画像パターンファイルを表す数字列)「「[i]行[j]列」の配列値 & 「[i]行[j+1]列」の配列値 & 「[i+1] 行[j] 列」 & 「[i+1] 行[ j+1] 列」の配列値 & ".png"」を作成する。ステップS160に進む。(ステップS143)
(6)(i≠40、 j=40の場合)画像パターン選択手段140は、セル値行列197を参照して、「[i]行[j]列」の配列値196と、「[i+1] 行[j] 列」の配列値196とを読み出して、パターン識別情報「「[i]行[j]列」の配列値 & "1" & 「[i+1] 行[j] 列」の配列値 & "1" &".png"」を作成する。ステップS160に進む。(ステップS144)
(7)カウンタ「j」の値が「40」と等しいか否かを判定する。等しくなければ、ステップS154に進む。等しければ、ステップS153に進む。(ステップS150)
(8)(i= 40、 j=40の場合)画像パターン選択手段140は、セル値行列197を参照して、「[i]行[j]列」の配列値196を読み出して、パターン識別情報「「[i]行[j]列」の配列値& "111" &".png" 」を作成する。ステップS160に進む。(ステップS153)
(9)(i= 40、 j≠40の場合)画像パターン選択手段140は、セル値行列197を参照して、「[i]行[j]列」の配列値196と、「[i]行[j+1]列」の配列値196とを読み出して、パターン識別情報「「[i]行[j]列」の配列値& 「[i]行[j+1]列」の配列値& "1" & "1" &".png"」を作成する。ステップS160に進む。(ステップS154)
(10)画像オブジェクト作成手段150は、画像パターン選択手段140が作成したパターン識別情報を用いて、BMLタグで記述した画像オブジェクトを作成する。(ステップS160)
(11)カウンタ「j」の値が「40」と等しい否かを判定する。等しいならば、ステップS175に進む。等しくなければ、ステップS180に進む。(ステップS170)
(12)カウンタ「j」に「2」を加算する。ステップS130に戻る。(ステップS175)
(13)カウンタ「i」の値が「40」と等しいか否かを判定する。等しいならば、終了する。等しくなければ、ステップS185に進む。(ステップS180)
(14)カウンタ「i」に「2」を加算する。ステップS130に戻る。(ステップS185)
このように、2画素×2画素の画像パターン191を用いることで、41セル×41セルの二次元コードを21×21個の画像オブジェクトで表現することが可能となる。
即ち、BMLタグを用いた21×21二次元配列は、2セル×2セルの画像パターンを用いることで、実質的にはセル数=41の二次元コードを作成表示することが出来る。そこで、41セルのQRコード(登録商標、コードのモデル番号「2」、バージョン番号「1」)の場合には、埋め込み可能な文字数は、バイナリ表記で134文字となる。
これは、データ放送番組の双方向サービスにとっては、十分なデータ量である。
以上説明したとおり、柔軟に二次元コードを作成することが可能となる。
これにより、データ放送番組の受信機は、番組視聴者の視聴属性や視聴者のアクションに応じて、豊富な情報量を埋め込んだ二次元コードを動的に生成して、テレビ画面に表示することが可能となる。
本発明の方法を具現化する二次元コード作成表示システム1の概要を説明する図 本発明による二次元コード作成表示システム1の大まかな処理の流れ BSデジタル放送で用いられるデジタル放送受信機100の基本構成図 BML文書193の記述例 BMLスクリプトの詳細な構成図 画像パターン191の構造と例 画像オブジェクト198のBML記述の例 画像オブジェクトの作成手順を説明する図 画像オブジェクト198の表示例 データ放送画面の説明図 二次元コードデータの補足説明図 画像オブジェクト198の画像パターンファイル名称情報の作成フローチャート
符号の説明
1 二次元コードの作成表示システム
100 デジタル放送受信機
101 BMLブラウザ
110 リモコン受付手段
120 URL生成手段
130 二次元コード生成手段
140 画像パターン選択手段
150 画像オブジェクト作成手段
160 データ放送画面作成表示手段
191 画像パターン
192 二次元コードデータ
193 BML文書
194 配列
196 セル値
197 セル値行列
198 画像オブジェクト
200 テレビ
200a 応募画面
200b 二次元コード表示画面
300 携帯端末装置、携帯電話
500 放送局
600 制御端末機、リモコン
701 データ放送用サーバ装置


Claims (6)

  1. 2×2の白黒2値のすべての2次元配列パターンを表す画像パターンデータと、
    下記第1ステップから第3ステップの動作をデジタル放送受信装置に実行させる命令の記述と
    を含んだデータ放送番組を放送し、デジタル放送受信装置で受信させ、デジタル放送受信装置上で双方向サービスに必要な情報を取得させることにより、データ放送画面に前記双方向サービスに必要な情報を埋め込んだ二次元コードを表示させる方法。
    但し、前記命令の記述は次の一連のステップを実行させるものである。
    第1ステップ:双方向サービスに必要な情報を取得して、該情報を含むURLを符号化した二次元コードデータを生成する。
    第2ステップ:前記画像パターンデータと、第1ステップで生成した二次元コードデータを用いて、位置情報とどの2次元配列パターンかを特定する画像パターン識別情報を属性としてもつ画像オブジェクト群を作成する。
    第3ステップ:第2ステップで作成した画像オブジェクト群を用いて、各画像オブジェクトの持つ属性から特定される位置に、同じく特定される2次元配列パターンを配置した二次元コード画像データを生成して表示させる。
  2. 前記画像パターンデータや前記配列情報、前記画像オブジェクトが、データ放送用記述言語であるBMLで規定されているBMLタグで記述されていることを特徴とする請求項1に記載のデータ放送画面に二次元コードを表示させる方法。
  3. 前記命令の記述が、データ放送用記述言語であるBMLで規定されているスクリプト記述言語で記述したスクリプトであることを特徴とする請求項1に記載のデータ放送画面に最適な輝度の二次元コードを表示させる方法。
  4. 2×2の白黒2値のすべての2次元配列パターンを表す画像パターンデータと、
    下記第1ステップから第3ステップの動作をデジタル放送受信装置に実行させる命令の記述と
    を含んだデータ放送番組データ
    但し、前記命令の記述は次の一連のステップを実行させるものである。
    第1ステップ:双方向サービスに必要な情報を取得して、該情報を含むURLを符号化した二次元コードデータを生成する。
    第2ステップ:前記画像パターンデータと、第1ステップで生成した二次元コードデータを用いて、位置情報とどの2次元配列パターンかを特定する画像パターン識別情報を属性としてもつ画像オブジェクト群を作成する。
    第3ステップ:第2ステップで作成した画像オブジェクト群を用いて、各画像オブジェクトの持つ属性から特定される位置に、同じく特定される2次元配列パターンを配置した二次元コード画像データを生成して表示させる。
  5. 前記画像パターンデータや前記配列情報、前記画像オブジェクトが、データ放送用記述言語であるBMLで規定されているBMLタグで記述されていることを特徴とする請求項4に記載のデータ放送番組データ。
  6. 前記命令の記述が、データ放送用記述言語であるBMLで規定されているスクリプト記述言語で記述したスクリプトであることを特徴とする請求項4に記載のデータ放送番組データ。
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