JP5057848B2 - 透明膜の屈折率測定方法およびその装置並びに透明膜の膜厚測定方法およびその装置 - Google Patents
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すなわち、従来の方法などは、測定対象物と同じ材質で物理膜厚が既知の試料を利用して予め屈折率を求めておく必要があり、測定作業が煩雑になっている。すなわち、測定対象物の屈折率を1回の測定で求めることができないといった問題がある。同様に、透明膜の屈折率が求まらなければ、屈折率の影響を除去した物理膜厚も同時に測定することができないといった問題もある。
すなわち、第1の発明は、干渉計を利用し測定対象物の表面に形成された透明膜の屈折率測定方法であって、
白色光が照射される前記測定対象物の表面である測定面と参照面との距離を相対的に変動させながら、両面から反射して同一光路を戻る反射光によって干渉縞の変化を生じさせながら測定面の画像を所定間隔で連続して取得する過程と、
取得した複数枚の前記画像の各画素における干渉光の強度値群の変化を求める過程と、
求めた前記干渉光の強度値群から透明膜の表面と裏面の2箇所で生じる干渉縞波形ピークの位置情報を求める過程と、
前記位置情報に基づいて、前記透明膜の表面および裏面高さと透明膜の屈折率の影響を含む光学膜厚を求める過程と、
所定領域と当該領域と隣接する領域の光学膜厚を比較する過程と、
比較の結果、前記両膜厚に偏差が生じた場合、前記透明膜の裏面が平坦であると仮定し、両領域の表面高さの偏差および光学膜厚の偏差から屈折率を求める過程と、
を備えたことを特徴とすることを特徴とする。
前記屈折率は、前記両光学膜厚部分の表面高さの偏差をΔSとし、両光学膜厚の偏差をΔntとしたとき、Δnt/Δsにより求めることを特徴とする。
前記所定領域の屈折率を求めるに前に両領域の透明膜の表面高さの傾きを求め、
前記両領域の傾きに基づいて両領域の前記表面高さの偏差を補正し、屈折率を求めることを特徴とする。
前記白色光源から発生した白色光の周波数帯域を特定周波数帯域に制限する周波数帯域制限手段を備え、
前記サンプリング手段は、前記変動手段による前記測定面と参照面との距離の変動に伴って測定面と参照面とから反射して同一光路を戻る反射光によって生じた干渉縞の変化に応じた箇所の干渉光の強度値を、前記特定周波数帯域の帯域幅に応じたサンプリング間隔で順次取込み、
前記記憶手段は、前記サンプリング間隔で取り込まれた複数個の強度値である干渉光強度値群を記憶し、
前記演算手段は、測定面の透明膜の表面高さ、透明膜の膜厚、および屈折率を以下の処理にしたがって求める、
(1)取得した複数枚の前記画像の各画素における干渉光の強度値群の変化を求め、
(2)求めた前記干渉光の強度値群から透明膜の表面と裏面の2箇所で生じる干渉縞波形ピークの位置情報を求め、
(3)当該位置情報に基づいて、前記透明膜の表面および裏面高さと透明膜の屈折率の影響を含む光学膜厚を求め、
(4)所定領域と当該領域と隣接する領域の光学膜厚を比較し、
(5)比較の結果、前記両光学膜厚に偏差が生じた場合、前記透明膜の裏面が平坦であると仮定し、両光学膜厚の表面高さの偏差および光学膜厚の偏差から屈折率を求める、
を備えたことを特徴とする。
前記演算手段は、所定領域の屈折率を求めるに前に両領域の透明膜の表面高さの傾きを求め、
前記両領域の傾きに基づいて両領域の表面高さの偏差を補正し、屈折率を求めることを特徴とする。
白色光が照射される前記測定対象物の表面である測定面と参照面との距離を相対的に変動させながら、両面から反射して同一光路を戻る反射光によって干渉縞の変化を生じさせながら測定面の画像を所定間隔で連続して取得する過程と、
取得した複数枚の前記画像の各画素における干渉光の強度値群の変化を求める過程と、
求めた前記干渉光の強度値群から透明膜の表面と裏面の2箇所で生じる干渉縞波形ピークの位置情報を求める過程と、
前記位置情報に基づいて、前記透明膜の表面および裏面高さと透明膜の屈折率の影響を含む光学膜厚を求める過程と、
所定領域と当該領域と隣接する領域の光学膜厚を比較する過程と、
比較の結果、前記両膜厚に偏差が生じた場合、前記透明膜の裏面が平坦であると仮定し、両領域の表面高さの偏差および光学膜厚の偏差から屈折率を求める過程と、
前記過程で求めた屈折率と当該屈折率を求めた領域の光学膜厚から屈折率の影響を除去した物理膜厚を求める過程と、
を備えたことを特徴とする。
屈折率は、前記両光学膜厚部分の表面高さの偏差をΔSとし、両光学膜厚の偏差をΔntとしたとき、Δnt/Δsにより求めることを特徴とする。
前記所定領域の屈折率を求めるに前に両領域の透明膜の表面高さの傾きを求め、
前記両領域の傾きに基づいて両領域の前記表面高さの偏差を補正し、屈折率を求め、
求めた前記屈折率と光学膜厚とに基づいて物理膜厚を求めることを特徴とする。
前記白色光源から発生した白色光の周波数帯域を特定周波数帯域に制限する周波数帯域制限手段を備え、
前記サンプリング手段は、前記変動手段による前記測定面と参照面との距離の変動に伴って測定面と参照面とから反射して同一光路を戻る反射光によって生じた干渉縞の変化に応じた箇所の干渉光の強度値を、前記特定周波数帯域の帯域幅に応じたサンプリング間隔で順次取込み、
前記記憶手段は、前記サンプリング間隔で取り込まれた複数個の強度値である干渉光強度値群を記憶し、
前記演算手段は、測定面の透明膜の表面高さ、透明膜の膜厚、および屈折率を以下の処理にしたがって求める、
(1)取得した複数枚の前記画像の各画素における干渉光の強度値群の変化を求め、
(2)求めた前記干渉光の強度値群から透明膜の表面と裏面の2箇所で生じる干渉縞波形ピークの位置情報を求め、
(3)当該位置情報に基づいて、前記透明膜の表面および裏面高さと透明膜の屈折率の影響を含む光学膜厚を求め、
(4)所定領域と当該領域と隣接する領域の光学膜厚を比較し、
(5)比較の結果、前記両光学膜厚に偏差が生じた場合、前記透明膜の裏面が平坦であると仮定し、両光学膜厚の表面高さの偏差および光学膜厚の偏差から屈折率を求め、
(6)前記屈折率および当該屈折率を求めた領域の光学膜厚から屈折率の影響を除去した物理膜厚を求める
ことを特徴とする。
前記演算手段は、所定領域の屈折率を求めるに前に両領域の透明膜の表面高さの傾きを求め、
前記両領域の傾きに基づいて両領域の前記表面高さの偏差を補正し、屈折率を求め
求めた前記屈折率と光学膜厚とに基づいて物理膜厚を求めることを特徴とする。
光学系ユニットを図1に示すz軸方向に移動させるための走査速度や走査レンジなどの種々の条件を設定する。本実施例の場合、例えば、走査速度、図3〜図7に示す標本点間隔、走査レンジ、およびCCD19で取得する画像枚数などを設定する。
光学系ユニット1は、白色光源10から発生される白色光を測定対象物30および参照面15に向けて照射する。
例えば、操作者がモニタ23に表示される測定対象物30の表面側を観察しながら、測定面30の高さを測定したい複数の特定箇所または全面を入力部22から入力設定する。CPU20は、入力設定された複数の特定箇所を把握して、複数の特定箇所に相当する画素の濃度値、すなわち特定箇所における干渉光の強度値を、ステップS2で記憶された複数枚の画像データからそれぞれ取込む。これにより、各特定箇所における複数個の強度値(干渉光強度値群)が得られる。
CPU20は、図3に示すように、離散的に取得した特定箇所における干渉光強度値群に基づいて、干渉光の強度値の平均値を求める。さらに、干渉光強度値群の各強度値から平均値を減算した各値(調整値群)を求める。
CPU20は、2つのピーク位置P1,P2から透明膜31の表面高さ、測定対象物30の表面高さ、および透明膜31の屈折率の影響により物理膜厚に対して膜厚の変化した光学膜厚ntを算出する。なお、本実施例では、図8に示す測定対象物30の表面31Aから下方の破線で囲うように、透明膜31の屈折率の影響で光学膜厚nt1,nt2が物理膜厚t1,t2よりも厚くなっている。
ここで、領域が任意に所定領域を設定する。CPU20は、この設定条件に基づいて、所定領域と当該所定領域と隣接する領域とにおいて透明膜31の表面高さおよび算出済みの光学膜厚ntを利用するとともに、透明膜31の裏面が平坦であると仮定して段差の生じた比較側の領域の屈折率を算出する。本実施例の場合、単純平均化法により算出する場合を例に採って説明するが、この方法に限定されるものではない。具体的には、図8に示す左側の低背部を基準とし、当該部分について基準高さs1、光学膜厚nt1とする。同様に隣接画素の右側の比較部分について比較高さs2、光学膜厚t2とする。さらに、求める段差部分の屈折率をn、各部分の物理膜厚をt1,t2とすると、次式の関係が成り立つ。
膜厚段差Δnt=nt1−nt2 … (2)
nt1=n*t1 … (3)
nt2=n*t2 … (4)
屈折率n=膜厚段差Δnt/表面段差Δs … (5)
屈折率nが求まれば、当該屈折率および膜厚を求める演算式を利用して物理膜厚を算出する。
CPU20は、モニタ23に透明膜31の表面高さや測定対象物30の表面高さ、物理膜厚の情報を表示したり、それら各特定箇所の高さの情報に基づいた3次元または2次元の画像を表示したりする。操作者は、これらの表示を観察することで、透明膜31の表面31Aの凹凸形状を把握することができる。
y(n)=[x(n-10)+ x(n-9)+…x(n-1)+ x(n)+ x(n+1)… +x(n-10)]/21
2 … 制御系ユニット
10 … 白色光源
11 … コリメートレンズ
13 … ハーフミラー
14 … 対物レンズ
15 … 参照面
16 … ミラー
17 … ビームスプリッタ
18 … 結像レンズ
19 … CCDカメラ
20 … CPU
21 … メモリ
24 … 駆動部
30 … 測定対象物
30A… 測定面(測定対象物)
31 … 透明膜
31A… 測定面(透明膜)
Claims (10)
- 干渉計を利用し測定対象物の表面に形成された透明膜の屈折率測定方法であって、
白色光が照射される前記測定対象物の表面である測定面と参照面との距離を相対的に変動させながら、両面から反射して同一光路を戻る反射光によって干渉縞の変化を生じさせながら測定面の画像を所定間隔で連続して取得する過程と、
取得した複数枚の前記画像の各画素における干渉光の強度値群の変化を求める過程と、
求めた前記干渉光の強度値群から透明膜の表面と裏面の2箇所で生じる干渉縞波形ピークの位置情報を求める過程と、
前記位置情報に基づいて、前記透明膜の表面および裏面高さと透明膜の屈折率の影響を含む光学膜厚を求める過程と、
所定領域と当該領域と隣接する領域の光学膜厚を比較する過程と、
比較の結果、前記両膜厚に偏差が生じた場合、前記透明膜の裏面が平坦であると仮定し、両領域の表面高さの偏差および光学膜厚の偏差から屈折率を求める過程と、
を備えたことを特徴とする透明膜の屈折率測定方法。 - 請求項1に記載の透明膜の屈折率測定方法において、
前記屈折率は、前記両光学膜厚部分の表面高さの偏差をΔSとし、両光学膜厚の偏差をΔntとしたとき、Δnt/Δsにより求める
ことを特徴とする透明膜の屈折率測定方法。 - 請求項1または請求項2に記載の透明膜の屈折率測定方法において、
前記所定領域の屈折率を求めるに前に両領域の透明膜の表面高さの傾きを求め、
前記両領域の傾きに基づいて両領域の前記表面高さの偏差を補正し、屈折率を求める
ことを特徴とする透明膜の屈折率測定方法。 - 透明膜で覆われた測定対象物の表面である測定面と参照面とに照射する白色光を発生させる白色光源と、前記測定面と参照面との距離を変動させる変動手段と、前記白色光が照射された測定面と参照面との距離の変動に伴って測定面と参照面とから反射して同一光路を戻る反射光によって干渉縞の変化を生じさせるとともに前記測定面を撮像する撮像手段と、前記撮像された測定面上の複数箇所における干渉光の強度値を取り込むサンプリング手段と、前記サンプリング手段によって取り込まれた箇所ごとの複数個の強度値である各干渉光強度値群を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された各干渉光強度値群に基づいて特定箇所の透明膜の表面高さ、透明膜の膜厚、および屈折率を求める演算手段とを備えた透明膜の屈折率測定装置であって、
前記白色光源から発生した白色光の周波数帯域を特定周波数帯域に制限する周波数帯域制限手段を備え、
前記サンプリング手段は、前記変動手段による前記測定面と参照面との距離の変動に伴って測定面と参照面とから反射して同一光路を戻る反射光によって生じた干渉縞の変化に応じた箇所の干渉光の強度値を、前記特定周波数帯域の帯域幅に応じたサンプリング間隔で順次取込み、
前記記憶手段は、前記サンプリング間隔で取り込まれた複数個の強度値である干渉光強度値群を記憶し、
前記演算手段は、測定面の透明膜の表面高さ、透明膜の膜厚、および屈折率を以下の処理にしたがって求める、
(1)取得した複数枚の前記画像の各画素における干渉光の強度値群の変化を求め、
(2)求めた前記干渉光の強度値群から透明膜の表面と裏面の2箇所で生じる干渉縞波形ピークの位置情報を求め、
(3)当該位置情報に基づいて、前記透明膜の表面および裏面高さと透明膜の屈折率の影響を含む光学膜厚を求め、
(4)所定領域と当該領域と隣接する領域の光学膜厚を比較し、
(5)比較の結果、前記両光学膜厚に偏差が生じた場合、前記透明膜の裏面が平坦であると仮定し、両光学膜厚の表面高さの偏差および光学膜厚の偏差から屈折率を求める、
ことを特徴とする透明膜の屈折率測定装置。 - 請求項4に記載の透明膜の屈折率測定装置において、
前記演算手段は、所定領域の屈折率を求めるに前に両領域の透明膜の表面高さの傾きを求め、
前記両領域の傾きに基づいて両領域の表面高さの偏差を補正し、屈折率を求める
ことを特徴とする透明膜の屈折率測定装置。 - 干渉計を利用し測定対象物の表面に形成された透明膜の膜厚測定方法であって、
白色光が照射される前記測定対象物の表面である測定面と参照面との距離を相対的に変動させながら、両面から反射して同一光路を戻る反射光によって干渉縞の変化を生じさせながら測定面の画像を所定間隔で連続して取得する過程と、
取得した複数枚の前記画像の各画素における干渉光の強度値群の変化を求める過程と、
求めた前記干渉光の強度値群から透明膜の表面と裏面の2箇所で生じる干渉縞波形ピークの位置情報を求める過程と、
前記位置情報に基づいて、前記透明膜の表面および裏面高さと透明膜の屈折率の影響を含む光学膜厚を求める過程と、
所定領域と当該領域と隣接する領域の光学膜厚を比較する過程と、
比較の結果、前記両膜厚に偏差が生じた場合、前記透明膜の裏面が平坦であると仮定し、両領域の表面高さの偏差および光学膜厚の偏差から屈折率を求める過程と、
前記過程で求めた屈折率と当該屈折率を求めた領域の光学膜厚から屈折率の影響を除去した物理膜厚を求める過程と、
を備えたことを特徴とする透明膜の膜厚測定方法。 - 請求項6に記載の透明膜の膜厚測定方法において、
前記屈折率は、前記両光学膜厚部分の表面高さの偏差をΔSとし、両光学膜厚の偏差をΔntとしたとき、Δnt/Δsにより求める
ことを特徴とする透明膜の膜厚測定方法。 - 請求項6または請求項7に記載の透明膜の膜厚測定方法において、
前記所定領域の屈折率を求めるに前に両領域の透明膜の表面高さの傾きを求め、
前記両領域の傾きに基づいて両領域の前記表面高さの偏差を補正し、屈折率を求め、
求めた前記屈折率と光学膜厚とに基づいて物理膜厚を求める
ことを特徴とする透明膜の膜厚測定方法。 - 透明膜で覆われた測定対象物の表面である測定面と参照面とに照射する白色光を発生させる白色光源と、前記測定面と参照面との距離を変動させる変動手段と、前記白色光が照射された測定面と参照面との距離の変動に伴って測定面と参照面とから反射して同一光路を戻る反射光によって干渉縞の変化を生じさせるとともに前記測定面を撮像する撮像手段と、前記撮像された測定面上の複数箇所における干渉光の強度値を取り込むサンプリング手段と、前記サンプリング手段によって取り込まれた箇所ごとの複数個の強度値である各干渉光強度値群を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された各干渉光強度値群に基づいて特定箇所の透明膜の表面高さ、透明膜の膜厚、および屈折率を求める演算手段とを備えた透明膜の膜厚測定装置であって、
前記白色光源から発生した白色光の周波数帯域を特定周波数帯域に制限する周波数帯域制限手段を備え、
前記サンプリング手段は、前記変動手段による前記測定面と参照面との距離の変動に伴って測定面と参照面とから反射して同一光路を戻る反射光によって生じた干渉縞の変化に応じた箇所の干渉光の強度値を、前記特定周波数帯域の帯域幅に応じたサンプリング間隔で順次取込み、
前記記憶手段は、前記サンプリング間隔で取り込まれた複数個の強度値である干渉光強度値群を記憶し、
前記演算手段は、測定面の透明膜の表面高さ、透明膜の膜厚、および屈折率を以下の処理にしたがって求める、
(1)取得した複数枚の前記画像の各画素における干渉光の強度値群の変化を求め、
(2)求めた前記干渉光の強度値群から透明膜の表面と裏面の2箇所で生じる干渉縞波形ピークの位置情報を求め、
(3)当該位置情報に基づいて、前記透明膜の表面および裏面高さと透明膜の屈折率の影響を含む光学膜厚を求め、
(4)所定領域と当該領域と隣接する領域の光学膜厚を比較し、
(5)比較の結果、前記両光学膜厚に偏差が生じた場合、前記透明膜の裏面が平坦であると仮定し、両光学膜厚の表面高さの偏差および光学膜厚の偏差から屈折率を求め、
(6)前記屈折率および当該屈折率を求めた領域の光学膜厚から屈折率の影響を除去した物理膜厚を求める
ことを特徴とする透明膜の膜厚測定装置。 - 請求項9に記載の透明膜の膜厚測定装置において、
前記演算手段は、所定領域の屈折率を求めるに前に両領域の透明膜の表面高さの傾きを求め、
前記両領域の傾きに基づいて両領域の前記表面高さの偏差を補正し、屈折率を求め
求めた前記屈折率と光学膜厚とに基づいて物理膜厚を求める
ことを特徴とする透明膜の膜厚測定装置。
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