JP5041985B2 - 車載撮像装置 - Google Patents
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Description
さらに、白とびの発生を防止しつつ、車室内の広範な領域の鮮明な撮像画像を得ることができる。
さらに、各モードの切り替えにより、白とびの発生を防止しつつ、所望の視認性を確保することができる。
本実施の形態による車載撮像装置10は、例えば図1に示すように、カメラ11および画像処理部12からなる撮像装置13と、発光器14と、処理装置15とを備えて構成されている。
さらに、処理装置15は、例えば、輝度検出部21と、白とび検知部22aおよび状態判定部22bからなる画像解析部22と、撮像モード切替部23とを備えて構成されている。
カメラ11は魚眼レンズ(例えば、画角=190°)を備え、車室内と、フロントおよびリアおよびサイドの各ウィンドウ越しの外界とを、可視光領域および赤外線領域にて撮像可能である。
なお、カメラ11の撮像範囲は、例えば乗員の人数を把握可能であることを要件として、フロントシートをより重視しつつリアシートをも含むように、かつ、例えば事故時などに乗員の傷害程度を把握可能であることを要件として、相対的に加害頻度が高い部位(例えば、各ピラー、インスツルメントパネル、ステアリングホイール、ドアパネル等)を含むように、かつ、例えば事故形態および乗員の位置を把握可能であることを要件として、ウィンドウおよび乗員の動作範囲を含むように設定されている。
また、カメラ11の設置位置は、例えば衝突発生時にカメラ11が破損する可能性が相対的に低い位置、例えば車体変形が小さい位置などに設定されている。
画像処理部12はカメラ11の撮影により得られた撮像画像に対して、例えばフィルタリングや二値化処理等の所定の画像処理を行い、二次元配列の画素からなる画像データを生成して処理装置15へ出力する。
カメラ11は処理装置15から出力される制御信号によって制御され、ダイナミックレンジを変更可能である。
この判定結果が「YES」の場合には、後述するステップS08に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS02に進む。
そして、ステップS02においては、撮像モードが通常モードであるか否かを判定する。
ステップS02の判定結果が「NO」の場合、つまり撮像モードが直射光モードである場合には、後述するステップS11に進む。
一方、ステップS02の判定結果が「YES」の場合には、ステップS03に進む。
そして、ステップS04においては、車内領域Aは白とびの状態であるか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、後述するステップS10に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS05に進む。
この判定結果が「YES」の場合には、ステップS06に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS03に戻る。
そして、ステップS06においては、撮像モードとして暗所モードを設定する。
そして、ステップS08においては、車内領域Aおよび車外領域B1,B2は明るい状態であるか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、ステップS09に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS07に戻る。
そして、ステップS09においては、撮像モードとして通常モードを設定し、一連の処理を終了する。
そして、ステップS11においては、撮像装置13から出力される画像データPの各画素の輝度を検出し、画像データPの各領域A,B1,B2毎の輝度値(例えば、輝度値=0〜255)の度数分布を生成すると共に、各領域A,B1,B2毎に対して、暗い状態と明るい状態と白とびとのうちの何れの状態が発生しているかを判定する。
そして、ステップS12においては、車内領域Aは暗い状態であるか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、ステップS13に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS11に戻る。
この判定結果が「YES」の場合には、上述したステップS09に進む。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、上述したステップS06に進む。
また、カメラ11のダイナミックレンジが所定値より大きくなることに起因して車内領域Aが明るい状態である直射光モードの実行状態において、各領域A,B1,B2が暗い状態であると判定されると、撮像モードが直射光モードから暗所モードに切り替えられ、カメラ11のダイナミックレンジが所定値より大きくされる制御が維持され、かつ、発光器14がオフからオンの状態へと切り替えられる。これにより、少なくとも車内領域Aが暗い状態から明るい状態へと変化する。
さらに、撮像モードの切り替えにより、白とびの発生を防止しつつ、所望の視認性を確保することができる。
11 カメラ(撮像手段)
14 発光器(発光部)
21 輝度検出部(輝度検出手段)
22a 白とび検知部(白とび検知手段)
22b 状態判定部(状態判定手段)
23 撮像モード切替部(撮像モード切替手段)
Claims (2)
- 車室内を撮像する撮像手段と、
車内領域および車外領域の輝度を検出する輝度検出手段と、
前記車室内を照明する発光部と、
前記輝度検出手段により検出された前記車内領域の輝度と前記車外領域の輝度とに応じて、前記撮像手段のダイナミックレンジおよび前記発光部のオンとオフとによる撮像モードを切り替える撮像モード切替手段と、を備え、
前記撮像モード切替手段は、
前記ダイナミックレンジが所定値、かつ、前記発光部がオフである通常モードと、
前記ダイナミックレンジが前記所定値より大きく、かつ、前記発光部がオフである直射光モードと、
前記ダイナミックレンジが前記所定値より大きく、かつ、前記発光部がオンである暗所モードとの少なくとも3つのモードを切り替えており、
前記輝度検出手段により検出された前記輝度に基づき、白とびの発生を検知する白とび検知手段と、
前記輝度検出手段により検出された前記輝度に基づき、明るい状態と暗い状態との2つの状態を判定する状態判定手段とを備え、
前記撮像モード切替手段は、
前記通常モードにおいて前記白とび検知手段により前記車内領域に前記白とびの発生が検知されると、前記通常モードから前記直射光モードに切り替えを行い、
前記直射光モードにおいて前記状態判定手段により前記車内領域が暗い状態であり、かつ、前記車外領域が明るい状態であると判定されると、前記直射光モードから前記通常モードに切り替えを行い、
前記直射光モードにおいて前記状態判定手段により前記車内領域が暗い状態であり、かつ、前記車外領域が暗い状態であると判定されると、前記直射光モードから前記暗所モードに切り替えを行うことを特徴とする車載撮像装置。 - 車室内を撮像する撮像手段と、
車内領域および車外領域の輝度を検出する輝度検出手段と、
前記車室内を照明する発光部と、
前記輝度検出手段により検出された前記車内領域の輝度と前記車外領域の輝度とに応じて、前記撮像手段のダイナミックレンジおよび前記発光部のオンとオフとによる撮像モードを切り替える撮像モード切替手段と、を備え、
前記撮像モード切替手段は、
前記ダイナミックレンジが所定値、かつ、前記発光部がオフである通常モードと、
前記ダイナミックレンジが前記所定値より大きく、かつ、前記発光部がオフである直射光モードと、
前記ダイナミックレンジが前記所定値より大きく、かつ、前記発光部がオンである暗所モードとの少なくとも3つのモードを切り替えており、
前記輝度検出手段により検出された前記輝度に基づき、明るい状態と暗い状態との2つの状態を判定する状態判定手段を備え、
前記撮像モード切替手段は、
前記通常モードにおいて前記状態判定手段により前記車内領域が暗い状態であると判定されると、前記通常モードから前記暗所モードに切り替えを行い、
前記暗所モードにおいて前記状態判定手段により前記車外領域が明るい状態であると判定されると、前記暗所モードから前記通常モードに切り替えを行うことを特徴とする車載撮像装置。
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