Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP4936194B2 - 光透過性フィルムの欠陥検出装置 - Google Patents

光透過性フィルムの欠陥検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4936194B2
JP4936194B2 JP2008166588A JP2008166588A JP4936194B2 JP 4936194 B2 JP4936194 B2 JP 4936194B2 JP 2008166588 A JP2008166588 A JP 2008166588A JP 2008166588 A JP2008166588 A JP 2008166588A JP 4936194 B2 JP4936194 B2 JP 4936194B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
transmissive film
imaging unit
light transmissive
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008166588A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010008170A (ja
Inventor
満夫 古川
寛基 渡辺
応和 青井
裕彦 峠山
智太郎 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008166588A priority Critical patent/JP4936194B2/ja
Publication of JP2010008170A publication Critical patent/JP2010008170A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4936194B2 publication Critical patent/JP4936194B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Description

本発明は、光学用途、建築用途、車載用途などの用途において、反射防止、飛散防止、熱線防止(遮断)、断熱、防汚、耐久性(保護)などの目的で使用される光透過性フィルム(光透過性を有するフィルム)の欠陥を検出するための装置に関する。
光学用途、建築用途、車載用途等に用いられる上記のような光透過性フィルムとしては、例えば、ベースフィルムに、光の反射特性や吸収特性を制御するための光特性制御膜などの1又は複数のコーティング層を積層して形成したものが挙げられる。このような光透過性フィルムは、例えばプラズマディスプレイや液晶ディスプレイなどのディスプレイの表面に反射防止フィルターとして使用される。
コーティング層を備える光透過性フィルムの欠陥を検出するにあたっては、コーティング層の形成時に層内に異物が入り込んで生じる欠陥(核有り欠陥)については目視でも検出し得る。しかしながら、コーティング層に厚みのばらつきが生じ、これにより周囲の色目とは微妙に違う部分が生じる欠陥(核無し欠陥)については、目視による検出がきわめて困難であり、目視検査では90%ほどの不良を見逃してしまうこともある。
そこで従来、特許文献1に開示されているように、ガイドロールの表面に位置する光透過性フィルムに対して照明を行い、その反射光を撮像することで欠陥を検出することが提案されている。この場合、核有り欠陥だけでなく核無し欠陥も検出されるようになる。
しかし、このような欠陥検出を行う場合でも、検出されにくく見逃されやすい欠陥もある。また、特にベースフィルムと複数層のコーティング層が形成される場合などには、光透過性フィルムには多様な欠陥が生じる可能性があり、このような多様な欠陥を見逃すことなく検出することは非常に困難である。
特開2006−208196号公報
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、光透過性フィルムの欠陥の検出率が向上すると共に多様な欠陥の検出が可能となり、高精度な欠陥検出が可能となる光透過性フィルムの欠陥検出装置を提供することを課題とする。
本発明に係る光透過性フィルムAの欠陥検出装置は、検査対象である光透過性フィルムAを搬送する搬送手段5、光透過性フィルムAを撮像する撮像部1、及び前記撮像部1による撮像で得られた画像から光透過性フィルムAの欠陥を検出する検出手段3を具備する。前記撮像部1として、光透過性フィルムAの一面A1側で反射した正反射光を受光して撮像する撮像部1、光透過性フィルムAの一面A1側で反射した非正反射光を受光して撮像する撮像部1、及び光透過性フィルムAを透過した透過光を受光して撮像する撮像部1から選択される二種以上の複数の撮像部1が、前記搬送手段5による光透過性フィルムAの経路に沿って設けられている。
このため、複数の撮像部1による複数方式での検出結果を総合して欠陥検出を行うことができ、一の撮像部1による撮像画像からは見逃されてしまうような欠陥を、他の撮像部1による撮像画像から検出するようにし、また光透過性フィルムAに多様な欠陥が生じる場合であっても欠陥の見逃しを抑制することができる。
本発明では、特定波長域の光のみを照射する照明手段6を具備し、少なくとも一つの撮像部1が、前記照明手段6から照射された光が光透過性フィルムAで反射した反射光又は光透過性フィルムAを透過した透過光を受光することが好ましい。
この場合、検出される欠陥の種類に応じてこの欠陥の検出に適した波長域の光のみを撮像部1で受光することで、欠陥の検出精度が更に向上する。
また本発明では、少なくとも一つの撮像部1が、特定波長域の光のみを通過させる波長フィルターを備えることも好ましい。
この場合、検出される欠陥の種類に応じてこの欠陥の検出に適した波長域の光のみを撮像部1で受光することで、欠陥の検出精度が更に向上する。
また本発明では、複数の撮像部1のうちの少なくとも一つが光透過性フィルムAの一面A1側で反射した正反射光又は非正反射光を受光して撮像する撮像部1であり、前記撮像部1で撮像される前記光透過性フィルムAの他面A2側に配される観察用補助部材2を具備し、前記観察用補助部材2に、この観察用補助部材2での前記撮像部1で受光される波長域の光の反射率を低減する反射率低減化処理が施されていることも好ましい。
この場合、充填材4が撮像部1で受光される波長域の光を吸収することで、観察用補助部材2からの撮像部1で受光される波長域の光の反射光を低減することができ、更に、撮像部1による撮像時に充填材4により光透過性フィルムAを観察用補助部材2の表面に密着させ、光透過性フィルムAの観察用補助部材2側の他面A2と観察用補助部材2との間の空気を排除して、光透過性フィルムAの観察用補助部材2側の他面A2からの反射光を抑えることができ、欠陥の検出時に不要な反射光の混在を減少して欠陥の検出精度を高くすることができる。
本発明では、二種以上の複数の撮像部による撮像画像に基づいて欠陥検出を行うことで、光透過性フィルムの欠陥の検出率が向上すると共に多様な欠陥の検出が可能となり、高精度な欠陥検出が可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明に係る欠陥検出装置は、光学用途、建築用途、車載用途などの用途において、反射防止、飛散防止、熱線防止(遮断)、断熱、防汚、耐久性向上(保護)などの目的で使用される光透過性フィルム(光透過性を有するフィルム)Aの欠陥を検出するために用いられる。この光透過性フィルムAとしては、例えばポリエチレンテレフタレート製フィルム等のポリエステルフィルムなどのような無色透明なベースフィルム8に、光の反射特性や吸収特性の制御、或いはその他の用途のためのコーティング層9を積層して設けたものが挙げられる。ベースフィルム8にはコーティング層9は一層のみが設けられるほか、複数層のコーティング層9が積層して設けられる。このような光透過性フィルムAとしては、例えば液晶ディスプレイなどのディスプレイの反射防止フィルム(ARフィルム)や、自動車用暗視フィルム、その他の一般的な光学制御フィルムが挙げられるが、これらに限定されない。
この光透過性フィルムAの作製時には、コーティング層9の形成時に層内に異物が入り込んで入り込んで生じる欠陥(核有り欠陥)や、コーティング層9の形成時に下層のベースフィルム8や他のコーティング層9の表面におけるコンタミネーション(コンタミ)や異物の付着によるハジキ等によってコーティング剤の塗布不均一が生じてコーティング層9に膜厚むらが生じる欠陥(核無し欠陥)等の、種々の欠陥が生じることがある。本発明に係る欠陥検出装置は、前記のような種々の欠陥を検出するために好適に用いられる。
本発明の一実施形態として、図1に、特にベースフィルム8にコーティング層9としてUV吸収膜と光反射防止膜とが積層して形成されたUV吸収性反射防止フィルムの欠陥検査に好適に用いられる欠陥検出装置を示す。この欠陥検出装置は、搬送手段5、撮像部1、観察用補助部材2、照明手段6、検出手段3などを備える。
搬送手段5は長尺帯状(シート状)の光透過性フィルムAを一定の速度で連続的に搬送するために設けられる。搬送手段5は、例えば光透過性フィルムAをロール状に巻き付けた繰り出しドラム12と、ドラム12を回転駆動させて光透過性フィルムAを順次繰り出すためのモータなどの駆動手段13と、欠陥検出後の光透過性フィルムAを巻き取るための巻き取りドラム14とで構成される。
この搬送手段5によって搬送される光透過性フィルムAの経路に沿って、複数の撮像部1が順次設けられる。本実施形態では、光透過性フィルムAの経路に沿って、第一撮像部1aから第六撮像部1fまでの六種の撮像部1が順次設けられている。撮像部1としては、例えば、CCDカメラなどで形成され、光透過性フィルムAの外観を全幅にわたって撮像するラインカメラなどが用いられる。
第一撮像部1aは、光透過性フィルムAの一面A1側で反射した可視光域の正反射光を受光して撮像する。この第一撮像部1aは、光透過性フィルムAの一面A1に向けて可視光域の光を照射する第一照明手段6aと組み合わせて設けられており、第一照明手段6aから照射され、光透過性フィルムAで正反射した光が、第一撮像部1aで受光される。尚、第一撮像部1aには、特定波長域の可視光のみを通過させる波長フィルターを設けることで、特定波長域の可視光のみを受光するようにしても良い。第一照明手段6aから光透過性フィルムAに照射される光の入射角と、光透過性フィルムAで反射して第一撮像部1aで受光される光の反射角とは同一であり、例えばこの角度をそれぞれ45°とする。
この第一撮像部1aと組み合わせて用いられる第一照明手段6aは、光透過性フィルムAに一面A1側から可視光域の光を照射するために設けられる。第一照明手段6aは、三波長蛍光灯などの照明具10で構成される。またこの第一照明手段6aは、図2に示されるように前記照明具10と特定波長域の光のみ透過させる色調フィルター11との組み合わせで構成されても良い。
第二撮像部1bは、光透過性フィルムAの一面A1側で反射した可視光域の非正反射光を受光して撮像する。この第二撮像部1bは、光透過性フィルムAの一面A1に向けて光を照射する上記第一照明手段6aと組み合わせて設けられており、第一照明手段6aから照射され、光透過性フィルムAで非正反射(乱反射)した光が、第二撮像部1bで受光される。この第二撮像部1bには、特定波長域の可視光のみを通過させる波長フィルターを設けることで、特定波長域の可視光のみを受光するようにしても良い。第一照明手段6aから光透過性フィルムAに照射される光の入射角と、光透過性フィルムAで反射して第一撮像部1aで受光される光の反射角とはそれぞれ異なり、例えば前記入射角を45°、反射角を90°とする。
第三撮像部1cは、光透過性フィルムAの一面A1側で反射したUV域の正反射光を受光して撮像する。この第三撮像部1cは、光透過性フィルムAの一面A1に向けて光を照射する第二照明手段6bと組み合わせて設けられており、第二照明手段6bから照射され、光透過性フィルムAで正反射した光が、第三撮像部1cで受光される。この第三撮像部1cには、例えばUV域の光のみを通過させる波長フィルターを設けることによって、UV域の光のみを受光させることができる。第二照明手段6bから光透過性フィルムAに照射される光の入射角と、光透過性フィルムAで反射して第三撮像部1cで受光される光の反射角とは同一であり、例えばこれらの角度をそれぞれ45°とする。
この第三撮像部1cと組み合わせて用いられる第二照明手段6bは、光透過性フィルムAに一面A1側からUV域の光を照射するために設けられる。第二照明手段6bは、例えばUVランプなどの照明具10で構成される。
第四撮像部1dは、光透過性フィルムAの一面A1側で反射したUV域の非正反射光を受光して撮像する。この第四撮像部1dは、光透過性フィルムAの一面A1に向けてUV域の光を照射する上記第二照明手段6bと組み合わせて設けられており、第二照明手段6bから照射され、光透過性フィルムAで非正反射(乱反射)した光が、第三撮像部1cで受光される。この第四撮像部1dには、例えばUV域の光のみを通過させる波長フィルターを設けることによって、UV域の光のみを受光させることができる。第二照明手段6bから光透過性フィルムAに照射される光の入射角と、光透過性フィルムAで反射して第四撮像部1dで受光される光の反射角とはそれぞれ異なり、例えば前記入射角を45°、反射角を90°とする。
第五撮像部1eは、光透過性フィルムAの一面A1側で反射したレーザ光の正反射光を受光して撮像する。この第五撮像部1eは、光透過性フィルムAの一面A1に向けて光を照射する第三照明手段6cと組み合わせて設けられており、第三照明手段6cから照射され、光透過性フィルムAで正反射した光が、第五撮像部1eで受光される。第三照明手段6cから光透過性フィルムAに照射される光の入射角と、光透過性フィルムAで反射して第五撮像部1eで受光される光の反射角とは同一であり、例えばこれらの角度をそれぞれ45°とする。
この第五撮像部1eと組み合わせて用いられる第三照明手段6cは、光透過性フィルムAに一面A1側からレーザ光を照射するために設けられる。第三照明手段6cは、例えば適宜のレーザ発振器等を備える照明具10で構成される。
第六撮像部1fは、光透過性フィルムAを透過した可視光の透過光を受光して撮像する。この第六撮像部1fは、光透過性フィルムAの他面A2に向けて光を照射する第四照明手段6dと組み合わせて設けられており、第四照明手段6dから照射され、光透過性フィルムAを他面A2側から一面A1側へ透過した光が、第六撮像部1fで受光される。この第六撮像部1fには、特定波長域の光のみを通過させる波長フィルターを設けることで、特定波長域の光のみを受光するようにしても良い。
この第六撮像部1fと組み合わせて用いられる第四照明手段6dは、光透過性フィルムAに他面A2側から光を照射するために設けられる。第四照明手段6dは、三波長蛍光灯等の適宜の照明具10で構成される。また、前記照明具10と特定波長域の光を透過させる色調フィルター11との組み合わせで構成されても良い。
尚、第四照明手段6dの近傍に黒色板を配置すると共に、第六撮像部1fによる撮像方向が前記黒色板の配置位置に向かうようにしても良い。この場合、撮像部1で受光される光に外乱要因が混入することが抑制され、より正確な欠陥検知が可能となる。
観察用補助部材2は第一撮像部1a及び第二撮像部1bによる撮像時に光透過性フィルムAの他面A2(裏面)側に配置される。この観察用補助部材2が撮像時に光透過性フィルムAを支持することで、光透過性フィルムAにおける皺の発生が防止され、また第一撮像部1a及び第二撮像部1bと光透過性フィルムAとの間の位置決めがなされてピントずれの発生が防止される。観察用補助部材2は光透過性フィルムAの上記他面A2に接触しながら回転するロールで構成される。
この上記観察用補助部材2には、第一撮像部1a及び第二撮像部1bで受光される光(ここでは可視光)と同一の波長の光の反射率を低減する反射率低減化処理が施されていることが好ましい。この場合、撮像部1で受光される光における、観察用補助部材2からの反射光の割合が低減し、光透過性フィルムAの欠陥に起因する特定波長の反射光の強度変化が明りょうになる。またこの場合、照明手段6から照射される光の光量を増大させつつ観察用補助部材2からの反射光を低減することができ、撮像部1で撮像された画像における、コーティング層9の欠陥に起因して生じる反射光の強度変化が明りょうとなるようにして、欠陥の検出精度を向上することができる。
反射率低減化処理としては、例えば観察用補助部材2の表面を粗面化する粗面化処理が挙げられる。この場合、粗面化によって観察用補助部材2からの反射光が散乱することで、撮像部1で検出される観察用補助部材2からの反射光が低減する。このように観察用補助部材2の表面を粗面化すると、広範な波長域の光の反射光が低減する。粗面化の方法としては、研磨、サンドブラスト処理等の適宜のものが選択される。粗面化処理後の観察用補助部材2の表面粗度は、光の反射率が充分に低減されるように適宜調整されるが、特に中心線平均粗さ(Ra;JIS B0601:1982)が0.4μm以上であれば、観察用補助部材2からの反射光が充分に低減される。但し、観察用補助部材2の表面の凹凸の高低差が大きくなりすぎると、撮像部1により前記凹凸が検知されたり、前記凹凸により光透過性フィルムAにキズがついたりするおそれがあり、このような不具合を防止するためには、観察用補助部材2の表面の十点平均粗さ(Rz;JIS B0601:1982)が20μm未満であり、且つ最大高さ(Rmax;JIS B0601:1982)が40μm未満であることが望ましい。
観察用補助部材2に上記粗面化処理が施される場合には、欠陥検出装置に、光透過性フィルムAと観察用補助部材2との間の空気を排除して光透過性フィルムAと観察用補助部材2との間に充填材4を介在させる充填手段を設けることが好ましい。
充填手段としては、光透過性フィルムAの他面A2と観察用補助部材2との間に充填材4として液体を充填する液体充填手段7が挙げられる。図2に示される液体充填手段7は、光透過性フィルムAの他面A2と観察用補助部材2との間に液体を介在させることで、光透過性フィルムAと観察用補助部材2とを密着させるために設けられる。前記液体としては、光透過性フィルムAと観察用補助部材2との間に容易に充填され、且つ光透過性フィルムAの最終品質に影響を与えない適宜の液体が使用される。このような液体としては、例えば水(純水)、メチルエチルケトンなどの揮発性溶剤、エッセンシャルオイルなどの油脂系液体等が挙げられる。
この液体充填手段7はロールで構成される観察用補助部材2と貯留容器15とで構成される。液体は貯留容器15に貯留され、この貯留容器15内の液体に観察用補助部材2の一部(下部)が浸漬している。
このように構成される液体充填手段7では、観察用補助部材2が回転すると、それに伴って観察用補助部材2の表面に液体が供給され、更にこの観察用補助部材2が回転することで液体が光透過性フィルムAと観察用補助部材2との間に充填されて、この光透過性フィルムAと観察用補助部材2とが液体を介して密着する。このため、光透過性フィルムAと観察用補助部材2との間への空気の侵入が抑制され、両者の間に隙間が生じることが抑制される。
このように光透過性フィルムAと観察用補助部材2との間に液体等の充填材4を充填して光透過性フィルムAの観察用補助部材2側の他面A2と観察用補助部材2との間の空気を排除すると、光透過性フィルムAの観察用補助部材2側の他面A2からの反射光を抑えることができる。つまり、図4(a)に示すように、光透過性フィルムAの他面A2と観察用補助部材2の外面との隙間Sに液体等の充填材4が介在せずに空気が存在している場合は、光透過性フィルムAの一面A1で反射する光L3と、光透過性フィルムAを通過して他面A2で反射する光L4とが生じ、これらの光L3、L4が混在して互いに干渉し合いながら撮像部1に入射するために、欠陥の検出精度が低くなるおそれがある。一方、図4(b)に示すように、光透過性フィルムAの他面A2と観察用補助部材2の外面との隙間の空気を排除して液体等の充填材4を介在している場合は、光透過性フィルムAを通過した光L4は液体の方に進んで観察用補助部材2に吸収されることになって光透過性フィルムAの他面A2で反射する光がほとんど生じない。従って、光透過性フィルムAの一面A1で反射する光L3が干渉されることなく撮像部1に入射し、欠陥の検出精度が高くなる。
特に、観察用補助部材2に粗面化処理が施されている場合には、光透過性フィルムAと観察用補助部材2との間に空気が介在して隙間が生じやすいが、このような場合に液体充填手段が設けられていると、観察用補助部材2からの反射光を低減しつつ、光透過性フィルムAの他面A2からの反射光も低減し、高い欠陥検出精度が発揮される。
勿論、観察用補助部材2に粗面化処理以外の反射率低減化処理が施される場合であっても、欠陥検出装置に充填手段が設けられても良く、また、観察用補助部材2に反射率低減化処理が施されていない場合にも欠陥検出装置に充填手段が設けられても良い。
また、上記のような充填手段が設けられる場合には、反射率低減化処理として、この充填手段によって、光透過性フィルムAの他面A2と前記観察用補助部材2との間の空気を排除して有色の充填材4を介在させる有色充填処理が施されても良い。このとき充填手段は例えば有色な充填材4として、顔料等が配合されることで黒色などの有色に着色された液体を使用する液体充填手段7であっても良い。この場合、充填材4を有色化することで、観察用補助部材2まで到達する光の量を低減し、その結果、観察用補助部材2からの反射光が低減する。特に充填材4が黒色に有色化される場合には、広範な可視領域の反射光が低減される。また、撮像部1で特定波長域の単色光を検出する場合には、充填材4を前記単色光の反対色(例えば単色光が赤色の場合には青色)に有色化するなど、検出する光の色を強調する色に有色化しても良く、この場合、撮像部1で検出される前記単色光等が強調されて、欠陥検出精度が更に向上する。
また、反射率低減化処理としては、観察用補助部材2の表面を有色化する有色化処理も挙げられる。このような有色化処理としては、観察用補助部材2の表面を黒色等の有色の材料で形成したり、観察用補助部材2の表面に塗料を塗装することで黒色等に有色化することが挙げられる。この場合も、観察用補助部材2からの反射光が低減する。特に観察用補助部材2の表面が黒色に有色化される場合には、広範な可視領域の反射光が低減される。また、撮像部1で特定波長域の光を検出する場合には、観察用補助部材2の表面を前記特定波長域の光の色の反対色(例えば特定波長域の光の色が赤色の場合には青色)に有色化するなど、検出する光の色を強調する色に有色化しても良く、この場合、撮像部1で検出される前記特定波長域の光の色が強調されて、欠陥検出精度が更に向上する。
上記のような反射率低減化処理は、一種類のみが施されても良く、また複数種の反射率低減化処理が組み合わされても良い。
尚、本実施形態では、第三撮像部1c及び第四撮像部1dによる撮像時には光透過性フィルムAの他面A2(裏面)側に観察用補助部材2が配置されていないが、このような観察用補助部材2を設けても良く、またこの観察用補助部材2に、第三撮像部1c及び第四撮像部1dで受光される光(ここではUV域の光)と同一の波長の光の反射率を低減する反射率低減化処理が施されていても良い。
このような本実施形態に係る欠陥検査装置を用いた光透過性フィルムAの欠陥の検出工程について説明する。
まず、駆動手段13で繰り出しドラム12を回転駆動することで、ドラム12にロール状に巻かれた光透過性フィルムAが順次繰り出され、一定の速度で巻き取りドラム14にまで搬送される。この繰り出しドラム12と巻き取りドラム14との間で、光透過性フィルムAが観察用補助部材2の表面(外面)に接触しながら搬送される。光透過性フィルムAの搬送速度は撮像部1や搬送手段5の能力などに応じて適宜設定されるが、例えば、5〜3000m/分とすることができる。
このようにして搬送している光透過性フィルムAに、各照明手段6から光を照射し、各撮像部1により順次光透過性フィルムAを撮像する。このとき光透過性フィルムAを全長にわたって搬送することにより、光透過性フィルムAの全体の欠陥を検出することができる。
この欠陥検査において、第一撮像部1aによる撮像画像からは、光透過性フィルムA内の異物による欠陥や、コーティング層の膜厚むらによる欠陥が検出される。膜厚むらは、干渉模様を検出することで検出される。膜厚むらによる干渉模様は、図3に示すように、コーティング層9の表面側での反射光L1とコーティング層9の裏面側での反射光L2との間で光路差が生じて干渉し、ある波長の光が強め合うと共に他の波長の光が弱め合う際、膜厚の違いが生じるとそれに応じて異なる波長の光が強め合うことにより生じる。また、第一撮像部1aの解像度を低減するなどして、反射光の強度を検出することにより、膜厚むらを検出しても良い。この場合、光透過性フィルムAにおける反射防止膜の膜厚むらにより反射光の強度変化が生じた場合に、この反射光の強度変化を第一撮像部1aにより検出して、欠陥を検出することができる。尚、前記のような干渉模様を検出する撮像部1と反射光の強度を検出する撮像部1とが併設されていても良い。
また、第二撮像部1bによる撮像画像からは、光透過性フィルムAにおける汚れ、スジ、異物混入等の欠陥を検出することができる。このような欠陥による反射光の反射角の乱れが、第二撮像部1bで検出される光の強度の変化として検出される。
第三撮像部1cによる撮像画像からは、主として光透過性フィルムAにおけるUV吸収膜の膜厚むらの欠陥が検出される。すなわち、光透過性フィルムAにおけるUV吸収膜の膜厚むらが生じることでUV吸収性にむらが生じた結果、反射光の強度変化が生じた場合に、この反射光の強度変化を第三撮像部1cにより検出して、欠陥を検出することができる。
第四撮像部1dによる撮像画像からは、第二撮像部1bと同様に主として光透過性フィルムAにおける汚れ、スジ、異物混入等の欠陥を検出することができる。このような欠陥による反射光の反射角の乱れが、第四撮像部1dで検出される光の強度の変化として検出される。
第五撮像部1eによる撮像画像からは、微小な汚れ、スジ、異物混入等の欠陥が検出される。レーザー光を用いた検出では、ある程度大きな欠陥は検出されにくいが、逆に微小な欠陥は高精度で検出される。
第六撮像部1fによる撮像画像からは、主として光透過性フィルムAにおける異物混入、打痕、ピンホール等の欠陥が検出される。これらの欠陥が生じた結果、透過光の強度変化が生じた場合に、この透過光の強度変化を第六撮像部1fにより検出して、欠陥を検出することができる。これらの欠陥は、反射光の撮像画像からは検出されない場合であっても、透過光の撮像画像から検出される場合がある。
各撮像部1により撮像された画像は検出手段3に取り込まれ、検出手段3はその画像に基づいて欠陥を検出する。また、検出手段3は、複数の全ての撮像部1による撮像画像に基づく欠陥の検出結果を総合して、全ての欠陥の位置を特定し或いは更に各欠陥の種類を特定するマップデータを作成する。
このようにして光透過性フィルムAの欠陥検出が行われると、複数の撮像部1による複数方式での検出結果を総合して欠陥検出を行うことができる。このため、一の撮像部1による撮像画像からは見逃されてしまうような欠陥を、他の撮像部1による撮像画像から検出するようにし、また光透過性フィルムAに多様な欠陥が生じる場合であっても欠陥の見逃しを抑制して、欠陥の検出率を向上し、高精度な欠陥検出を行うことができるようになる。
本実施形態は、上述の通り特にUV吸収性反射防止フィルムの欠陥検査に好適なものであるが、欠陥検出装置の構成は、欠陥の検出対象である光透過性フィルムAの構成に応じて適宜変更可能である。本発明では、検出対象である欠陥の種類に応じて、欠陥検出装置に光透過性フィルムAの一面A1側で反射した正反射光を受光して撮像する撮像部1、光透過性フィルムAの一面A1側で反射した非正反射光を受光して撮像する撮像部1、及び光透過性フィルムAを透過した透過光を受光して撮像する撮像部1という、撮像方式の異なる三種類の撮像部1のうち、少なくとも二種以上が設けられていれば良い。また撮像方式が同一であっても、受光する光の波長域が異なる少なくとも二種以上の撮像部1、又は受光する光の光透過性フィルムAからの反射角度或いは透過角度が異なる少なくとも二種以上の撮像部1が設けられていれば良い。
例えば、光透過性フィルムAがコーティング層9として赤外線吸収剤を含有する赤外線吸収膜を備える場合に、上記第三及び第四撮像部1c,1dとして、赤外線域の光を検出する撮像部1を設けることができる。これ以外にも、コーティング層9が有する光吸収特性や光反射特性、コーティング層9の積層数、その他の構成に応じて、撮像方式、撮像部1で受光する光の波長域、撮像部1が受光する光の反射光の反射角度又は透過光の透過角度、撮像部1の数等は、適宜変更され得る。
本発明の実施の形態の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態の他例を示す一部の概略図である。 光透過性フィルムの構成の一例、及びこの光透過性フィルムに生じる欠陥の様子を示す概略の断面図である。 (a)(b)は充填材の作用を示す拡大した概略図である。
符号の説明
A 光透過性フィルム
A1 一面
A2 他面
1 撮像部
2 観察用補助部材
3 検出手段
4 充填材
5 搬送手段
6 照明手段

Claims (4)

  1. 検査対象である光透過性フィルムを搬送する搬送手段、
    光透過性フィルムを撮像する撮像部、及び
    前記撮像部による撮像で得られた画像から光透過性フィルムの欠陥を検出する検出手段を具備し、
    前記撮像部として、光透過性フィルムの一面側で反射した正反射光を受光して撮像する撮像部、光透過性フィルムの一面側で反射した非正反射光を受光して撮像する撮像部、及び光透過性フィルムを透過した透過光を受光して撮像する撮像部から選択される二種以上の複数の撮像部が、前記搬送手段による光透過性フィルムの経路に沿って設けられ
    複数の撮像部のうちの少なくとも一つが、光透過性フィルムの一面側で反射した正反射光又は非正反射光を受光して撮像する撮像部であり、この撮像部で撮像される光透過性フィルムの他面側に配される観察用補助部材と、光透過性フィルムと前記観察用補助部材との間の空気を排除して光透過性フィルムと前記観察用補助部材との間に充填材を介在させる充填手段とを具備し、
    前記観察用補助部材に、この観察用補助部材での前記撮像部で受光される波長域の光の反射率を低減する反射率低減化処理として粗面化処理が施されていることを特徴とする光透過性フィルムの欠陥検出装置。
  2. 特定波長域の光のみを照射する照明手段を具備し、少なくとも一つの撮像部が、前記照明手段から照射された光が光透過性フィルムで反射した反射光又は光透過性フィルムを透過した透過光を受光することを特徴とする請求項1に記載の光透過性フィルムの欠陥検出装置。
  3. 少なくとも一つの撮像部が、特定波長域の光のみを通過させる波長フィルターを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の光透過性フィルムの欠陥検出装置。
  4. 前記光透過性フィルムが、ベースフィルムにUV吸収膜と光反射防止膜とが積層して形成されたUV吸収性反射防止フィルムであり、
    前記複数の撮像部が、光透過性フィルムの一面側で反射した可視光域の反射光を受光する撮像部、光透過性フィルムの一面側で反射したUV域の反射光を受光する撮像部、光透過性フィルムの一面側で反射したレーザ光の反射光を受光する撮像部、及び光透過性フィルムを透過した可視光の透過光を受光する撮像部を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光透過性フィルムの欠陥検出装置。
JP2008166588A 2008-06-25 2008-06-25 光透過性フィルムの欠陥検出装置 Expired - Fee Related JP4936194B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008166588A JP4936194B2 (ja) 2008-06-25 2008-06-25 光透過性フィルムの欠陥検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008166588A JP4936194B2 (ja) 2008-06-25 2008-06-25 光透過性フィルムの欠陥検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010008170A JP2010008170A (ja) 2010-01-14
JP4936194B2 true JP4936194B2 (ja) 2012-05-23

Family

ID=41588867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008166588A Expired - Fee Related JP4936194B2 (ja) 2008-06-25 2008-06-25 光透過性フィルムの欠陥検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4936194B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5881278B2 (ja) * 2010-05-20 2016-03-09 株式会社プレックス 布片検査装置および検査方法
JP2013013381A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Makoto Suzuki 海苔の表裏判別装置及び判別方法
JP6428554B2 (ja) * 2015-10-02 2018-11-28 大日本印刷株式会社 検査システム、検査方法
WO2017104575A1 (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 株式会社リコー 検査システム及び検査方法
JP7262260B2 (ja) * 2018-03-30 2023-04-21 セーレン株式会社 欠陥検査装置、及び欠陥検査方法
EP3816573B1 (de) * 2019-11-04 2023-07-26 Hch. Kündig & Cie. AG Vorrichtung und verfahren zur analyse einer mehrschichtfolie
TWI791971B (zh) * 2020-04-08 2023-02-11 財團法人紡織產業綜合研究所 布料檢測機
CN113758946B (zh) * 2021-08-27 2024-01-26 宁波惠之星新材料科技股份有限公司 一种光学硬化膜试产线用缺陷检测系统

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09273997A (ja) * 1996-04-05 1997-10-21 Nikon Corp 透明導電膜検査装置及び方法
JP2006003226A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Toray Ind Inc 積層フィルムの欠点検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010008170A (ja) 2010-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4936194B2 (ja) 光透過性フィルムの欠陥検出装置
JP4950951B2 (ja) 光透過性フィルムの欠陥検出装置及び光透過性フィルムの切断装置
US10222342B2 (en) Method and device for detecting defects in coils of brittle or fracture-prone material which is at least partially transparent, and use of said method and device
JP5255342B2 (ja) 光透過性フィルムの欠陥検出装置
KR20080031922A (ko) 불일치의 복합 구조를 검사하기 위한 장치 및 방법
JP5255341B2 (ja) 光透過性フィルムの欠陥検出装置
JP2012167975A (ja) 欠陥検査方法および欠陥検査装置
KR20200066162A (ko) 외관 검사 방법 및 외관 검사 장치
JP6616658B2 (ja) 被搬送物の検査方法
JP3676092B2 (ja) 表面欠陥検査装置
JP5866691B2 (ja) 透明樹脂フィルムの表面欠陥の検査方法
JP7448808B2 (ja) 表面検査装置及び表面検査方法
JP4989452B2 (ja) 光透過性フィルムの欠陥検出装置
JP2009192307A (ja) フィルム検査装置
JPH11304724A (ja) 光透過性シートの穴検出装置及び穴検出方法
JP2012247343A (ja) 反射防止フィルムの欠陥検査方法及び欠陥検査装置
JPH07239304A (ja) 表面層欠陥検出装置
JP2010261744A (ja) 体積型ホログラム積層体の検査方法および体積型ホログラム積層体の検査装置
JP2009229173A (ja) 薄膜コート未塗工部検査装置及び方法
KR101485637B1 (ko) 복수의 층을 포함하는 물품을 검사하기 위한 장치 및 방법
JP2012047615A (ja) フィルムの検査装置、検査方法及び製造方法
JP5935266B2 (ja) キズ欠点検査方法およびシートの製造方法
JPH0868760A (ja) 表面層欠陥検出装置
JP7579722B2 (ja) 表面検査方法及び表面検査装置
JP2001066260A (ja) フィルムの欠陥検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091221

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111121

TRDD Decision of grant or rejection written
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120112

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120210

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4936194

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees