JP4904345B2 - 動的デュアルモードサービスアクセス制御、位置ベース料金請求、およびｅ９１１メカニズム - Google Patents

Description

本出願は、２００５年５月２４日に出願された「ＤＹＮＡＭＩＣ ＤＵＡＬ−ＭＯＤＥ ＳＥＲＶＩＣＥ ＡＣＣＥＳＳ ＣＯＮＴＲＯＬ， ＬＯＣＡＴＩＯＮ−ＢＡＳＥＤ ＢＩＬＬＩＮＧ， ＡＮＤ Ｅ９１１ ＭＥＣＨＡＮＩＳＭＳ」と題する米国特許仮出願第６０／６８３９９２号、および２００５年６月２３日に出願された「ＤＹＮＡＭＩＣ ＤＵＡＬ−ＭＯＤＥ ＳＥＲＶＩＣＥ ＡＣＥＳＳ ＣＯＮＴＲＯＬ， ＬＯＣＡＴＩＯＮ−ＢＡＳＥＤ ＢＩＬＬＩＮＧ， ＡＮＤ Ｅ９１１ ＭＥＣＨＡＮＩＳＭＳ」と題する米国特許出願第１１／１５７６０６号の恩典を主張し、両出願の全体が、参照により本明細書に組み込まれる。

本発明は、セルラネットワークにおけるマルチモードサービスに関し、より詳細には、それに関連するアクセス制御、料金請求、およびＥ９１１サービスに関する。

セルラおよびＩＰ技術の急速な進歩および収束が、ＩＰおよびセルラサービスに対する消費者の要望を満たすことばかりでなく、プロバイダが収入を失うような事態をそのようなサービスが招くことのないように保証することに関しても、多くの新しい課題をプロバイダに提示している。ブロードバンド通信事業者（例えば、ＤＳＬ−デジタル加入者回線（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｌｉｎｅ）、ケーブルテレビシステム）は、厳しい要求を課し続けるマルチメディア技術用のデータサービスばかりでなく、ＶｏＩＰ（ボイスオーバＩＰ（ｖｏｉｃｅ ｏｖｅｒ ＩＰ））を利用する音声通信用のデータサービスも提供する手段としてのインターネットを介した、データダウンロードおよびアップロード用に、より多くの帯域幅を加入者に提供し続けている。

従来、ＤＳＬおよびワイヤレスアプリケーションの環境では、ブロードバンド通信事業者への接続であるＤＳＬモデムが提供されることができる。典型的には、ＤＳＬモデムは、ＷｉＦｉアクセスポイント（ＡＰ）を受信するための少なくとも１つのポートを含む。ＷｉＦｉすなわちワイヤレスフィデリティ（Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｆｉｄｅｌｉｔｙ）は、ＩＥＥＥ８０２．１１（ａ、ｂ、ｇなど）による規格に従って定義されており、自宅の長椅子、ホテルルームのベッド、または職場の会議室から、配線を必要とせずにインターネットに接続することを可能にする。ＷｉＦｉは、セル電話で使用される技術と類似しており、例えばコンピュータなどの装置が、基地局の範囲内であればどこからでも、屋内および屋外を問わず、データを送受信することを可能にする。ブロードバンドサービスにアクセスするために、ポイントツーポイントプロトコルオーバイーサネット（登録商標）（ＰＰＰｏＥ（Ｐｏｉｎｔ−ｔｏ−Ｐｏｉｎｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ ｏｖｅｒ Ｅｔｈｅｒｎｅｔ（登録商標）））認証サービスが提供され、その結果、加入者は、ワイドエリアネットワークリンクにハンドセットを介してアクセスすることができる。

無免許モバイルアクセス（ＵＭＡ（Ｕｎｌｉｃｅｎｓｅｄ Ｍｏｂｉｌｅ Ａｃｃｅｓｓ））技術は、無免許スペクトル技術（例えば、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（商標）およびＩＥＥＥ８０２．１１ｘ媒体）を介した、ＧＳＭ（移動通信用グローバルシステム（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ））およびＧＰＲＳ（汎用パケット無線サービス（Ｇｅｎｅｒａｌ Ｐａｃｋｅｔ Ｒａｄｉｏ Ｓｅｒｖｉｃｅ））モバイルサービスへのアクセスを提供する。ＵＭＡ技術は、ＩＰベースのブロードバンド接続を介した、ＧＳＭおよびＧＰＲＳコアネットワークサービスへの代替アクセスを提供する。ＵＭＡを利用することで、加入者は、マルチモード（例えばデュアルモード）モバイルハンドセットを使用して、セルラネットワークとパブリック／プライベート無免許ワイヤレスネットワークの間でローミングを行い、ハンドオーバを体験することができ、それによって、ネットワーク間を移動したときに、一貫性のあるユーザ体験を得る。

動作について述べると、ＵＭＡ対応のデュアルモードハンドセットを有するモバイル加入者が、そのハンドセットが接続を許可される無免許ワイヤレスネットワークの範囲内に移動する。接続が行われると、ハンドセットは、無免許ネットワークを介したＧＳＭ音声サービスおよびＧＰＲＳデータサービスに対する認証を受け、権限を付与されるために、ブロードバンドＩＰアクセスネットワークを介してＵＮＣ（ＵＭＡネットワークコントローラ（ＵＭＡ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ））と交信する。承認されると、コアネットワーク内に保存された加入者の現在位置データが更新される。その時点以降、すべてのモバイル音声およびデータトラフィックは、セルラ無線アクセスネットワークの代わりに、ＵＭＡＮ（ＵＭＡネットワーク）を介して、ハンドセットに転送される。加入者が接続されている無免許ネットワークの範囲外に移動した場合、ＵＮＣおよびハンドセットは、接続を免許を受けた戸外ネットワークに円滑に戻し、これらの全プロセスは、ユーザからは透過的である。

ブロードバンドサービス内のアクセスポイント（ＡＰ）は、ＵＭＡ技術からは透過的である。ＵＭＡクライアントがＩＰ接続を有し、宛先アドレスを有する限り、信号はハンドセットからＵＮＣに流れることができ、ログインが行われることができる。その後、ＵＮＣからクライアントまでのセキュアトンネル（ｓｅｃｕｒｅ ｔｕｎｎｅｌ）が確立され、ＧＳＭ認証手続きがＵＮＣに対して開始されることができ、アクセスが許可される。ＵＮＣ（および／またはＷｉＦｉの使用）は、認証を提供せず、ハンドセットの物理的位置を確認せず、それを決定することができない。したがって、加入者は、ＷｉＦｉ ＡＰおよびＤＳＬモデムを別の場所（例えば、近所の家）に持って行き、ＤＳＬ通信事業者がまったく知ることなく、その別の場所から接続を確立することが可能であり、それによって、通信事業者の収入を妨げる。これは、加入者の所在地が知られることが望ましいＥ９１１サービスに対しても、負の影響を有する。

以下の説明は、開示される発明のいくつかの態様についての基本的理解を提供するために、簡略化された要約を提示する。この要約は、包括的な概要ではなく、主要／不可欠な要素を識別すること、または本発明の範囲を定めることは意図されていない。その唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明に対する前置きとして、いくつかの概念を簡略化された形式で提示することである。

本明細書で開示および特許請求される本発明は、その一態様において、ＶｏＷＬＡＮおよび／またはワイヤレスセルラネットワーク（例えば、ＵＭＡ（無免許モバイルアクセス）システム）におけるデュアルモードハンドセットの物理的位置の確認および認証を容易にし、それによって、ハンドセットが権限付与されていない位置からアクセスを行うことを制限するアーキテクチャを含む。したがって、例えば、特定の場所（例えば、加入者の自宅または通信事業者によって管理されるホットスポット）におけるデュアルモードサービス（例えば、ＵＭＡ）へのアクセスは、ある場所ではサービスを許可または拒否するように、今では管理されることができる。ブロードバンドネットワークは、例えば、ケーブルテレビＩＰネットワーク、ＤＳＬタイプのブロードバンドネットワーク、ＷｉＭａｘネットワーク、および衛星ベースのＩＰネットワークを含むことができる。

本発明の別の態様は、位置ベース料金請求（ｌｏｃａｔｉｏｎ−ｂａｓｅｄ ｂｉｌｌｉｎｇ）を実行する能力である。例えば、加入者が自宅にいる場合、通話は無料とすることができる。代わりに、加入者が遠隔地（例えば、小売店）にいる場合、その接続に異なる料金で課金を行うことが今では可能である。

本発明の別の態様では、位置が、例えば、Ｅ９１１遵守のための位置を割り当てるために、今では割り当てられることができる。

上記および関連する目的を達成するため、開示される発明のある例示的な態様が、以下の説明および添付の図面と関連させて本明細書で説明される。しかし、これらの態様は、本明細書で開示される原理が利用される様々な方法のうちの数例を示すに過ぎず、そのようなすべての態様およびそれらの均等物を含むことが意図されている。その他の利点および新規な特徴は、以下の詳細な説明を図面と併せて検討することから明らかとなるであろう。

本発明が、今から図面を参照して説明され、図面全体において、同様の参照番号は、同様の要素を指示するために使用される。以下の説明では、本発明についての完全な理解を提供するために、説明の目的で、多くの具体的な詳細が説明される。しかし、これらの具体的な詳細を伴わずとも、本発明が実施されることは明白であろう。その他の例では、よく知られた構造および装置は、本発明の説明を容易にするために、ブロック図形式で示される。

本出願で使用される「コンポーネント」および「システム」という用語は、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中ソフトウェアである、コンピュータ関係エンティティを指示するものとされる。例えば、コンポーネントは、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、ハードディスクドライブ、（光および／もしくは磁気記憶媒体の）複数の記憶ドライブ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プログラム、ならびに／またはコンピュータとすることができるが、これらに限定されない。例を挙げると、サーバ上で実行中のアプリケーションおよびサーバは共に、コンポーネントとすることができる。１つまたは複数のコンポーネントが、プロセスおよび／または実行スレッド内に存在することができ、また１つのコンポーネントは、１つのコンピュータ上に配置されることができ、かつ／または２つ以上のコンピュータの間に分散されることができる。

ＦＣＣ（連邦通信委員会（Ｆｅｄｅｒａｌ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ Ｃｏｍｍｉｓｓｉｏｎ））の０５−１１６ ＶｏＩＰ Ｅ９１１規則は、すべての相互接続ＶｏＩＰ（ボイスオーバＩＰ）プロバイダに、１２０日以内にＥ９１１通話をサポートするよう求めている。顧客が位置情報を提供するが、ＶｏＩＰプロバイダは、顧客が自宅にいても、または自宅から離れた場所にいても、この情報を更新する手段を顧客に提供する。加入者が、例えば、ホットスポットなどの２つ以上のブロードバンドエンドポイントを使用することを許可されている場合、ブロードバンドエンドポイントを動的に確認するメカニズムが望まれる。

加入者がＷｉＦｉを使用してＤＭＳ（デュアルモードサービス（ｄｕａｌ−ｍｏｄｅ ｓｅｒｖｉｃｅ））にアクセスすることができる場所を管理することに関するサービスプロバイダの観点が、本明細書では説明される。この概念を説明する目的で、ＤＭＳ技術は、ＵＭＡ（無免許モバイルアクセス）であると仮定されるが、ＩＭＳ（ＩＰマルチメディアサブシステム（ＩＰ ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ ｓｕｂｓｙｓｔｅｍ））とすることもできる。このサービスプロバイダの観点は、ＵＮＣ−ＳＧＷ（ＵＭＡネットワークコントローラ−セキュリティゲートウェイ）がＵＭＡクライアントの発信ＩＰアドレスを確認することを可能にする、既存のＵＭＡおよびブロードバンドセキュリティ手順の上に構築される概念を提供する。１つのソリューションでは、ブロードバンドエンドポイントの物理的位置が、ＤＭＳアクセスを制御し、動的位置ベース料金請求を提供し、動的にＥ９１１規制を遵守するために使用される。

本発明は、ＤＳＬ（デジタル加入者回線）ブロードバンドネットワークを対象とするが、同じ概念は、ケーブルモデムネットワークなどの非ＤＳＬネットワークにも適用されることができる。ブロードバンドエンドポイントおよび端末装置に影響を与えないメカニズムを利用することが望まれる。

一実施では、ＤＭＳは、物理的エンドポイントを制限しない。ブロードバンドサービスおよびＲＢＧＷ（住宅用ブロードバンドゲートウェイ（ｒｅｓｉｄｅｎｔｉａｌ ｂｒｏａｄｂａｎｄ ｇａｔｅｗａｙ））は、ＤＭＳからは透過的である。

本発明を説明する目的で、ＤＭＳ技術は、ＵＭＡとの関連において説明されるが、ＩＭＳ ＶｏＩＰ技術とすることもできることに留意されたい。

最初に図面を参照すると、図１は、ネットワークアクセスの制御を容易にするシステム１００を示している。本発明は、マルチモード（例えば、ＤＭＳ）ＵＭＡシステムの物理的位置の確認および認証を容易にし、それによって、ハンドセットが権限付与されていない位置からアクセスを行うことを制限する。したがって、例えば、特定の場所（例えば、加入者の自宅または通信事業者によって管理されるホットスポット）におけるデュアルモードＵＭＡサービスへのアクセスは、その場所ではサービスを許可または拒否するように、今では管理されることができる。

したがって、システム１００は、ＵＭＡクライアント１０４が無線ネットワークと通信することを容易にする無免許ワイヤレスネットワーク（ＵＷＮ（ｕｎｌｉｃｅｎｓｅｄ ｗｉｒｅｌｅｓｓ ｎｅｔｗｏｒｋ））１０２を含む。ＵＭＡクライアント１０４の物理的位置に基づいてＵＭＡクライアント１０４による無線ネットワークへのアクセスを制御する、無線ネットワークのアクセスコンポーネント１０６が提供される。一実施では、ＵＭＡクライアント１０４は、デュアルモードモバイルハンドセットである。ＵＷＮ１０２は、デジタル加入者回線（ＤＳＬ）技術、ケーブルテレビネットワーク、Ｔ１／Ｅ１、ブロードバンドワイヤレス、ＦＴＴＨ（ファイバツーザホーム（Ｆｉｂｅｒ ｔｏ ｔｈｅ Ｈｏｍｅ））などの、ブロードバンドＩＰネットワークとすることができる。無線ネットワークは、ＧＳＭ（移動通信用グローバルシステム）ネットワークおよび／またはＧＰＲＳ（汎用パケット無線サービス）ネットワークとすることができる。

ＵＷＮ１０２は、典型的には、一意識別子（例えば、ＭＡＣアドレス）を含むモデム（例えば、ＤＳＬおよび／またはケーブルモデム）を含む。さらに、モデムは、プロバイダによって一意ＩＰアドレスを割り当てられ、その後、そのＩＰアドレスは、モデムの位置が決定されるように、加入者アカウント情報に割り当てられる。したがって、確認に関して、既存のＧＳＭプロトコルおよび手順を使用して、ＵＭＡクライアント１０４が利用される場合、無免許ＷｉＦｉネットワーク内にありながら、ブロードバンド接続（例えば、ＤＳＬ）をＧＳＭトランスポートとして使用して、ＧＳＭ上で提供されるのと同じデータおよび音声サービスを提供するために、確認要求は、ＩＰ内にカプセル化されて、ＧＳＭネットワークへのアクセスを行うブロードバンド接続を介して転送される。無線ネットワーク上のサーバは、モデムＭＡＣアドレスからハンドセットへのマッピングを、（そこでは物理的位置が加入者の自宅である）加入者ホームロケーションに提供する。

クライアント１０４の物理的位置が知られるので、システム１００はさらに、クライアント１０４の物理的位置に基づいた料金請求を容易にする、料金請求コンポーネント１０８を含むことができる。例えば、加入者が自宅にいる場合、クライアントを利用するハンドセットを介した通話は、無料になるように、プロバイダによって構成されることができる。しかし、加入者が遠隔地（例えば、小売店）においてＵＭＡクライアントハンドセットを介して通話を行う場合、その接続に異なる料金で請求を行うことが今では可能である。さらに、ＵＭＡクライアントハンドセットの物理的位置が決定されるので、これは、Ｅ９１１遵守の命令を促進する。

図２は、本発明による、ネットワークアクセスを制御する方法を示している。例えばフローチャートまたはフローダイアグラムの形式で本明細書に示される１つまたは複数の方法は、説明を簡略にする目的で、一連の行為として示され、説明されるが、本発明に関連するいくつかの行為は、本明細書で示され、説明されるのとは異なる順序で、および／またはその他の行為と同時に生じることができるので、本発明が行為の順序によって限定されないことを理解および認識されたい。例えば、状態図などで、一連の相互に関係する状態またはイベントとして、方法が代替的に表現されることを、当業者であれば理解および認識されよう。さらに、例示された行為は、本発明による方法において、必ずしもすべてが実施される必要はない。

２００において、無線ネットワークへのアクセスを提供する、ＩＰパケットをサポートするＵＷＮが受け取られる。２０２において、加入者のクライアント（例えば、ＵＭＡ）は、ＵＷＮを介した無線ネットワークへのアクセスを開始する。２０４において、ＵＷＮ識別子を使用して、クライアントの物理的位置が決定される。２０６において、クライアントの物理的位置に基づいて、無線ネットワークへのアクセスが許可または拒否される。

次に図３を参照すると、別の態様による、ＵＭＡクライアントに対する位置ベース料金請求を提供する方法が示されている。３００において、無線ネットワークへのアクセスを提供する、ＩＰパケットをサポートするＵＷＮが受け取られる。３０２において、加入者のＵＭＡクライアントは、ＵＷＮを介した無線ネットワークへのアクセスを開始する。３０４において、ＵＷＮ識別子を使用して、ＵＭＡクライアントの物理的位置が決定される。３０６において、ＵＭＡクライアントの物理的位置に基づいて、無線ネットワークへのアクセスが許可または拒否される。

図４は、本発明の別の態様による、ＵＭＡクライアント４０２のネットワークアクセス制御を提供するより詳細なシステム４００を示している。ＵＭＡアーキテクチャ内には、少なくとも以下の要素、すなわち、ハンドセット内のＵＭＡクライアント４０２、３ＧＰＰ指定Ａ／Ｇｂインターフェースによってコアネットワークへのインターフェースを提供するＵＮＣ４０４、ＭＳＣ（モバイル交換センタ（ｍｏｂｉｌｅ ｓｗｉｔｃｈｉｎｇ ｃｅｎｔｅｒ））４０６、ＲＡＤＩＵＳサーバ４０８、プレゼンスマネージャ（ＰＭ（ｐｒｅｓｅｎｃｅ ｍａｎａｇｅｒ））４１０、およびＨＳＳ（ホーム加入者サーバ（ｈｏｍｅ ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ ｓｅｒｖｅｒ））４１２が存在する。

従来、ＵＭＡハンドセット４０２は、コアネットワークのＧＳＭ音声サービスおよび／またはＧＰＲＳデータサービスへのアクセスに対する認証を受け、権限を付与されるために、無免許ワイヤレスネットワーク（例えば、ＷｉＦｉ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ）からＩＰアクセスネットワーク４１４（例えば、ブロードバンドＤＳＬ）を介して、ＵＮＣ４０４と通信する。承認されると、コアネットワーク内に保存された加入者の現在位置データが更新され、すべてのモバイル音声およびデータトラフィックは、無線アクセスネットワークの代わりに、ＵＭＡネットワーク（ＵＭＡＮ）を介して、ＵＭＡハンドセット４０２に転送される。

一実施では、本発明は、新しい機能を、ＲＡＤＩＵＳプレゼンスエージェント（ｐｒｅｓｅｎｃｅ ａｇｅｎｔ）４２０の形態でＲＡＤＩＵＳサーバ４０８に追加し、かつ／または新しいデータベースを介するＵＮＣプレゼンスエージェント４２２の形態でＵＮＣ４０４に追加する。プレゼンスエージェント（４２０および４２２）は、プレゼンス通知メッセージの伝達を容易にする。新しいデータベースは、どこにでも、例えばＨＳＳ４１２内に配置されることができる。その場合、ＨＳＳ４１２は、少なくとも新しいＲＡＤＩＵＳサーバのように機能する。

ＤＭＳプレゼンス通知メッセージは、ＤＳＬアカウントＥ．１６４番号、ＩＰアドレス、ＵＭＡ Ｅ．１６４番号、ＩＭＳＩ（国際モバイル加入者識別番号（ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ ｍｏｂｉｌｅ ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ ｉｄｅｎｔｉｔｙ））および／または加入者物理的位置情報（例えば、所在地住所）を含むことができる。ＩＭＳＩは、移動電話サービスの加入者を一意に識別するＩＴＵ−Ｔ仕様である。ＩＭＳＩは、ＧＳＭネットワークにおいて使用され、少なくとも電話の登録国（ｈｏｍｅ ｃｏｕｎｔｒｙ）および通信事業者を識別するために、すべてのセルラネットワークにおいて使用されることができる。このＩＰアドレスに関連するプレゼンスおよび位置情報が受け取られると、ＵＭＡクライアント４０２がＵＮＣ４０８に登録されたとき、ＵＮＣは、ＩＭＳＩおよび発信ＩＰアドレスを読み取る。ＵＭＡ登録手続き中、ＵＭＡクライアントは、以下の情報、すなわち、ＩＭＳＩ、ＡＰ ＩＤ、および発信ＩＰアドレスを、ＵＮＣに送信する。システムは今では、ＨＳＳ４１４に行き、ＩＰ Ｅ．１６４アドレスで検索を行い、それがこのＵＭＡクライアント４０２の有効ＩＰアドレスであるかどうかを調べるチェックを行うことができる。有効ＩＰアドレスである場合、システムは、その番号を確認し、サービスを与える。ＤＭＳが疑われ、有効レコードが返されない場合、ＩＰアドレスから生じたアドレスは、権限を付与されないアドレスである。ＤＳＬ通信事業者は、ＩＰアドレスに対応する特定の慎重な（ｄｉｓｃｒｅｅｔ）位置情報を割り当てることができる。

上で説明されたように、加入者がＷｉＦｉを使用してＤＭＳにアクセスすることができる場所を管理することに関するサービスプロバイダの観点が提供される。サービスプロバイダの観点は、ＵＮＣ−ＳＧＷがＵＭＡクライアントの発信ＩＰアドレスを確認することを可能にする、既存のＵＭＡおよびブロードバンドセキュリティ手順の上に構築される。ソリューションは、ＤＭＳアクセスを制御し、動的位置ベース料金請求を提供し、動的にＥ９１１規制を遵守するための、ブロードバンドエンドポイントの物理的位置の使用を含む。本説明は、ＤＳＬブロードバンドネットワークに焦点を定めるが、同じ概念は、ケーブルモデムネットワーク、Ｔ１／Ｅ１、ＦＴＴＨなどの、非ＤＳＬネットワークにも適用されることができる。

通信事業者は今では、収束されたサービスに対して異なる課金を行うことができる。例えば、加入者が自宅でペアレントＤＳＬサービスを使用する場合、通話は無料とすることができる。加入者が地元の小売店でＷｉＦｉホットスポットを使用する場合、通話は、通常のＧＳＭ料金で課金され、または加入者の自宅とは異なるように課金されることができる。

図５は、加入者ブロードバンド接続の物理的エンドポイントを確認し、加入者をＩＰアドレスに関連付けることによって認証を行う方法を示している。５００において、ブロードバンドスタートアップ手順（例えば、ＰＰＰｏＥ開始手順）中、ブロードバンドモデムは、ログインを行い、ネットワークアクセスサーバの動的アドレスプール（ｄｙｎａｍｉｃ ａｄｄｒｅｓｓ ｐｏｏｌ）からＩＰアドレスを獲得する。例えば、アクセス手順の一部として、ＲＡＤＩＵＳサーバは、割り当てられたＩＰアドレスを、ブロードバンドアカウント識別（例えば、ＰＯＴＳ（普通の旧式電話システム（ｐｌａｉｎ ｏｌｄ ｔｅｌｅｐｈｏｎｅ ｓｙｓｔｅｍ））Ｅ．１６４番号）に関連付ける。５０２において、ＩＰアドレスをブロードバンドアカウント識別に関連付けた後、ブロードバンドサービスプロバイダは、５０４に示されるように、プレゼンス通知メッセージを、新しいＤＭＳ加入者権限付与データベース（ＤＡＤ（ＤＭＳ ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ ａｕｔｈｏｒｉｚａｔｉｏｎ ｄａｔａｂａｓｅ））に送信する。プレゼンス通知メッセージは、ブロードバンドアカウント識別およびＩＭＳＩパラメータに基づいて、ブロードバンド接続を使用する権限をＵＭＡクライアントに付与するために、ＵＮＣ−ＳＧＷによって使用される情報を含むことができる。５０６において、登録手順中、ＵＭＡクライアントは、ＩＭＳＩ、発信パブリックＩＰアドレス、およびアクセスポイントのＭＡＣアドレスを提供する。５０８において、ＵＮＣ−ＳＧＷは、ＵＭＡクライアントのＩＭＳＩおよびパブリック発信ＩＰアドレスのペアを、ＤＡＤを用いて確認する。

ＤＡＤは、ＵＭＡＮ内に存在する仮想要素であり、ＨＬＲ（ホームロケーションレジスタ（Ｈｏｍｅ Ｌｏｃａｔｉｏｎ Ｒｅｇｉｓｔｅｒ））、ＨＳＳ（ホーム加入者サーバ）、ＡＡＡサーバ、または通信事業者固有のデータベースなど、より大きな加入者データベースの一部とすることができる。ＤＡＤの主要機能は、ブロードバンドサービスプロバイダからプレゼンス通知メッセージを受信すること、ブロードバンドアカウント識別およびパブリックＩＰアドレスを、ＵＭＡ加入者ＩＭＳＩと、ならびに現在のＩＭＳＩおよびＩＰアドレスと相関させること、ＵＭＡクライアントＩＭＳＩおよび発信パブリックＩＰアドレスに基づいて、ＵＮＣ−ＳＧＷからの権限付与要求を承認または拒否することを含む。

ＤＡＤは、権限付与されたブロードバンド識別毎に、適切な情報レコードを供給されることができる。図６Ａおよび図６Ｂは、利用されるレコードフォーマット６００および６０２の例が示されている。第１のレコードフォーマット６００は、以下の情報を含むことができる。

第２のレコードフォーマット６０２は、以下の情報を含むことができる。したがって、データベースレコードは、ＩＭＳＩおよびＥ．１６４番号を含むことができる。

ブロードバンドサービスプロバイダのセキュリティおよびアクセス制御手順は、ブロードバンド接続を使用する権限を付与された１つまたは複数のＩＭＳＩを供給されることができる。

ＵＮＣ登録手順は、（ＵＭＡ仕様ＵＭＡステージ２によって規定される）以下のＭＳ（移動局）およびＡＰ（アクセスポイント）アドレシングパラメータを含むことができる。

− 端末内のＳＩＭに関連付けられたＩＭＳＩ。この識別番号は、ＭＳがＵＮＣに登録するときに、ＭＳによってＵＮＣに提供される。ＵＮＣは、登録されたＭＳ毎にレコードを維持する。例えば、ＩＭＳＩは、ＵＮＣがＢＳＳＭＡＰ（基地局システム管理アプリケーションパート（ｂａｓｅ ｓｔａｔｉｏｎ ｓｙｓｔｅｍ ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ ｐａｒｔ））ＰＡＧＩＮＧメッセージを受信したときに、適切なＭＳレコードを見つけるために、ＵＮＣによって使用される。ＢＳＳＭＡＰプロトコルは、汎用ＢＳＳ（基地局システム（ｂａｓｅ ｓｔａｔｉｏｎ ｓｙｓｔｅｍ））制御情報を、ＭＳＣ（モバイル交換センタ）とＢＳＳの間で伝達するためにも使用される。一例は、ＭＳＣとＢＳＳの間のトラフィックチャネルの割り当てである。

− ＭＳのパブリックＩＰアドレス。ＭＳのパブリックＩＰアドレスは、ＵＮＣ−ＳＧＷによってＭＳから受信されるパケットの最外ＩＰヘッダに存在するソースＩＰアドレスである。利用可能であるならば、この識別は、ロケーションサービスおよび不正検出をサポートするために、ＵＮＣによって使用されることができる。この識別は、ＱｏＳ（サービス品質）処理を必要とする、管理されるＩＰネットワークのＩＰフローを伝えるために、サービスプロバイダによって使用されることもできる。

− アクセスポイント（ＡＰ）ＩＤ。ＡＰ−ＩＤは、ＭＳがそれを介してＵＭＡサービスにアクセスする無免許モードアクセスポイントのＭＡＣアドレスである。この識別は、ＭＳがＵＭＡサービスを要求するときに、（ＡＰからブロードキャストによって獲得されて）ＭＳによってＵｐインターフェースを介してＵＮＣに提供される。ＡＰ−ＩＤは、ロケーションサービスをサポートするために、ＵＮＣによって使用されることができる。ＡＰ−ＩＤは、ＵＭＡサービスアクセスを権限付与されたＡＰを介したものだけに制限するために、サービスプロバイダによって使用されることもできる。

図７は、クライアント登録手順を示している。７００において、クライアント登録手順が開始される。７０２において、ＵＮＣ−ＳＧＷは、クライアントＩＭＳＩおよび発信パブリックＩＰアドレスを、ＤＡＤに照らして確認する。

図８は、ＵＭＡサービスを可能にする権限を付与されたブロードバンド顧客エンドポイントの物理的位置を識別および確認する方法を示している。８００において、ブロードバンドモデムを介して、ＵＷＮをブロードバンドサービスプロバイダにインターフェースするＩＰルータが受け取られる。ＩＰルータ上で、加入者のユーザ名およびパスワードが入力され、その情報は、８０２に示されるように、ＲＡＤＩＵＳサーバを介した認証のために、ブロードバンドサービスプロバイダ（例えば、ＤＳＬプロバイダ）に送信される。８０４において、プロバイダは、そのユーザ名およびパスワードを有効な加入者であるとして認証し、サービスを可能にする。その時点で、プロバイダは、割り当てられ、ブロードバンドモデムによって受け入れられる、動的ＩＰアドレス（または静的ＩＰアドレス）を割り当てる。これは、ブロードバンドネットワークにおいて、ＲＡＤＩＵＳサーバによって処理される。８０６において、ＲＡＤＩＵＳサーバは、ユーザ名／パスワードを収集し、加入者を確認し、アカウンティングプロセスを開始し、加入者のＩＰアドレスと、特定の加入者がネットワークアクセスを有することを知る。

本発明によれば、加入者ログイン中に収集した情報を利用し、ＧＳＭネットワークに送信されるプレゼンスメッセージを生成する機能が追加される。したがって、８０８において、ブロードバンドＥ．１６４番号、ＧＳＭ Ｅ．１６４番号、および物理的位置データ（所在地住所など）を含む、プレゼンス通知メッセージが送信される。８１０において、このデータは、ＧＳＭネットワーク上の標準プレゼンスインターフェースに送信され、ＧＳＭネットワークは、そのデータを受け入れ、データベースに保存する。

次に図９を参照すると、ブロードバンド物理的位置をＵＭＡクライアントの発信ＩＰアドレスと相関させ、その後、ＵＭＡサービスを許可または拒否する方法が示されている。９００において、ＵＭＡクライアントは自宅に入り、ＷｉＦｉネットワークを検出し、ＩＰアドレスおよびＷｉＦｉセキュリティデータを受信する。９０２において、ＵＭＡクライアント登録手順が、ＧＳＭネットワーク上のＵＮＣに対して、自動的に開始される。登録プロセスは、ブロードバンドモデムのＩＰアドレスおよびＩＭＳＩをＵＮＣに送信して、セキュアトンネルを設定し、標準ＧＳＭ認証手順を開始することを含む。

ＵＮＣの追加された新規機能によれば、ＵＮＣは、ＩＭＳＩおよびＩＰアドレスを収集すると、９０４に示されるように、データベース（例えば、ＨＳＳ ＤＩＡＭＥＴＥＲデータベース）にクエリを発行して、Ｅ．１６４ ＤＳＬ番号およびＩＭＳＩを取得する。９０６において、位置情報を使用して、ＵＮＣは、その情報を収集し、レガシＧＳＭネットワークに戻り、デュアルモードサービスを確認するためにネットワークに問い合わせを行う。９０８において、ブロードバンド物理的位置が、その特定のＵＭＡクライアントにとって有効なサービスエリアであるかどうかの決定が行われる。９１０において、決定に従って、サービスが許可または拒否される。

図１０は、位置ベース料金請求を提供する目的で、ＵＭＡクライアント登録手順中にセルグローバル識別を特定のＩＥＥＥ８０２．１１アクセスポイントに動的に割り当てる方法を示している。ＵＮＣは、ＭＳＣへの信号伝達を発生させる能力を有し、ＭＳＣは、ＣＤＲ（呼詳細記録（ｃａｌｌ ｄｅｔａｉｌ ｒｅｃｏｒｄ））を生成し、ＣＤＲは、セルグローバル識別（ＣＧＩ（ｃｅｌｌ ｇｌｏｂａｌ ｉｄｅｎｔｉｔｙ））を有し、ＣＧＩは、位置領域識別およびセルＩＤとから成る。ＵＮＣに追加された新規機能によれば、１０００において、ＵＮＣは、物理的位置がＵＭＡクライアントにとって有効なサービスエリアであるかどうかを決定する。１００２において、ＵＮＣは、その特定の物理的位置がそのＵＭＡクライアントにとって有効であることを確認および決定した場合、デュアルモードサービスを与える。１００４において、ＵＮＣは、ＵＭＡ料金請求メカニズム内に新しいレコードを動的に生成する。１００６において、ＣＧＩ番号が生成され、その物理的位置に割り当てられる。１００８において、ＵＮＣがＣＤＲを生成するので、動的に生成されるＣＧＩが、それらの特定の呼記録に割り当てられる。ほとんどすべての新しい機能は、ＵＮＣ内でプレゼンスエージェントを介して提供される。ＲＡＤＩＵＳプレゼンスエージェントを介する、ブロードバンドコンポーネント用にＲＡＤＩＵＳサーバに追加される機能も存在することができる。１０１０において、加入者は、その後、物理的位置に関連して生成されたＣＤＲに従って、料金請求されることができる。

次に図１１を参照すると、Ｅ９１１遵守の目的で、物理的位置情報をＵＭＡクライアントセッションに動的に割り当てる方法が示されている。１１００において、物理的位置情報が収集され、データベース内に保存される。このデータベースは、例えば、ＵＮＣ内に存在することができ、かつ／またはＥ９１１データベース更新手順をトリガする通知が送信されるＨＳＳ内に、もしくはＵＮＣおよびＨＳＳの両方に存在することができる。１１０２において、物理的位置情報は、その後、その特定のＧＳＭ Ｅ．１６４番号に割り当てられる。１１０４において、ＧＳＭ Ｅ．１６４番号は、そのＥ．１６４番号に関する物理的位置を用いて、ＰＳＡＰ（公安応答センタ（ｐｕｂｌｉｃ ｓａｆｅｔｙ ａｎｓｗｅｒｉｎｇ ｐｏｉｎｔ））データベースを更新するために使用されることができる。ＰＳＡＰは、Ｅ９１１通報者が交信する最初の交信相手である。ＰＳＡＰオペレータは、通報者の所在地（位置情報）を確認または獲得し、緊急事態の種類を判断し、どの緊急応答チームに通知すべきかを決定する。

図１２は、Ｅ９１１遵守の目的で、物理的位置情報をＵＭＡクライアントセッションに動的に割り当てる代替方法を示している。１２００において、物理的位置情報が収集され、データベース内に保存される。このデータベースは、例えば、ＵＮＣ内に存在することができ、かつ／またはＥ９１１データベース更新手順をトリガする通知が送信されるＨＳＳ内に、もしくはＵＮＣおよびＨＳＳの両方に存在することができる。代替として、１２０２において、物理的位置は、ｐＡＮＩ（擬似自動番号識別（ｐｓｅｕｄｏ ａｕｔｏｍａｔｉｃ ｎｕｍｂｅｒ ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ））として、無線基地局（ＢＴＳ（ｂａｓｅ ｔｒａｎｓｃｅｉｖｅｒ ｓｔａｔｉｏｎ））塔に割り当てられることができる。ｐＡＮＩは、ＡＮＩの修正であり、ＡＮＩトラフィックを処理することのできるシステム間で情報を受け渡すために使用される。ｐＡＮＩは、呼を適切なＰＳＡＰに転送するために使用されることができる、ワイヤレスＥ９１１呼確立において利用される番号である。ｐＡＮＩは一般に、呼が発呼されたセル／セクタを識別し、一方、ＡＮＩは、有線発呼者の実際の電話番号を保有する。したがって、１２０４において、Ｅ９１１通報センタは、電話番号と、ｐＡＮＩ番号に基づいた通報者の大よその位置とを獲得することができる。一実施では、擬似電話番号が生成され、ＢＴＳ塔、セルセクタに割り当てられ、ＰＳＡＰデータベース内に保存される。

図１３は、Ｅ９１１遵守の目的で、物理的位置情報をＵＭＡクライアントセッションに動的に割り当てるまた別の代替方法を示している。１３００において、通報者は、ブロードバンドネットワークを介してＥ９１１通報を開始する。１３０２において、ＵＮＣは、ＧＳＭ Ｅ．１６４番号をブロードバンドＥ．１６４番号（例えば、ＤＳＬ Ｅ．１６４番号）と相関させる。１３０４において、ＵＮＣは、選択されたタンデム（ｔａｎｄｅｍ）に数字を送信するときに、Ｅ．１６４番号を交換する。このようにして、ＵＮＣは、通報が地上通信線から発信されたように見えるようにする。ブロードバンドＥ．１６４番号は、その電話番号に関する物理的所在地住所をすでに有している。

図１４は、本発明の一態様による、別の例示的なアーキテクチャ１４００を示している。この動的ＤＭＳアクセス制御概念を説明する目的で、ＵＭＡハンドセットとすることができるデュアルモードハンドセット（ＤＭＨ（ｄｕａｌ ｍｏｄｅ ｈａｎｄｓｅｔ））１４０２が提供される。しかし、ＩＭＳ ＶｏＩＰハンドセットがサポートされることも、企図の範囲内にある。本発明は、ＤＭＨに影響を与えず、ＵＭＡ登録手順中、ＩＭＳＩおよび発信ＩＰアドレスを再使用する。

ワイヤレスハンドセット１４０２は、ＲＢＧＷ１４０４と通信する。この要素１４０４は、ブロードバンドモデム（このケースではＤＳＬモデム）、ＩＰルータ、ＷｉＦｉアクセスポイント、およびアナログ端末アダプタのいずれかまたはすべてを含むことができる。ＲＢＧＷ１４０４は、ブロードバンドネットワーク１４０６へのＩＰアクセスのために、ＰＰＰｏＥプロトコルを使用する。ＲＢＧＷは、例えば、ＲＢＧＷを認証し、サービスを許可し、ＩＰアドレスを割り当てる、ＲＡＤＩＵＳ（遠隔認証ダイアルインユーザサービス（ｒｅｍｏｔｅ ａｕｔｈｅｎｔｉｃａｔｉｏｎ ｄｉａｌ−ｉｎ ｕｓｅｒ ｓｅｒｖｉｃｅ））１４０８とインターフェースをとる。

プレゼンスユーザエージェント（ＰＵＡ（ｐｒｅｓｅｎｃｅ ｕｓｅｒ ａｇｅｎｔ））１４１０は、ＲＡＤＩＵＳサーバ１４０８およびブロードバンドネットワーク１４０６とインターフェースをとる。ＰＵＡ１４１０は、ブロードバンドエンドポイントの物理的属性（例えば、識別、ＩＰアドレス、および位置）を、３ＧＰＰネットワークに通知する機能を提供する。

ＵＮＣ１４１２は、ブロードバンドネットワーク１４０６とインターフェースをとり、ＤＭＨクライアント１４０２（例えば、ＵＭＡ）を認証し、それへのサービスを許可するＳＧＷを含む。ＵＭＡ登録手順中にブロードバンドエンドポイントを確認するためにＨＳＳ１４１４に問い合わせを行う新しい機能（プレゼンスユーザエージェント）が、ＵＮＣ内に導入される。ＰＵＡ１４１０からプレゼンス情報を受信し、ＨＳＳ１４１４内の加入者レコードを更新する、プレゼンスサーバ１４１６が提供される。ＨＳＳ１４１４は、加入者プロビジョニングのために使用されるＩＭＳコアの一部であり、プロファイルを保存する。ブロードバンド識別およびＩＰアドレスとＩＭＳＩデータとの相関をサポートする新しいスキーマが導入される。この概念は、ＨＳＳがＤＡＤを含むことを仮定する。

以下に示すのは、ブロードバンドリンク活性化およびＵＭＡクライアント登録手順に影響を与える２つのメッセージフローである。簡略にするため、必ずしもすべてのメッセージング手順は示されておらず、いくつかの手順は簡略化されている。ＲＡＤＩＵＳ要素がネットワークアクセスサーバおよびアグレゲータ（ａｇｇｒｅｇａｔｏｒ）機能を含むことが仮定される。

図１５は、ＩＰ登録手順のためのメッセージフローを示している。ＰＰＰｏＥセッションが、ＲＢＧＷとＲＡＤＩＵＳノードの間で開始および確立される。このプロセスは、ＲＢＧＷを認証し、ＰＰＰ設定を開始し、ＩＰアドレスを割り当て、アカウンティングを開始する。その結果、ＩＰアドレスがＲＢＧＷ（例えば、ＤＳＬモデム）に割り当てられる。その後、ＲＡＤＩＵＳノードは、ブロードバンドサービス識別、典型的には、ＰＯＴＳ Ｅ．１６４番号と、ＲＢＧＷに割り当てられたＩＰアドレスを、ＰＵＡに通知する。この通知は、ブロードバンド加入者データベース（図示されず）に問い合わせを行って、ブロードバンド識別がＤＭＳをサポートすることを許可されているかどうかを決定するよう、ＰＵＡをトリガする。ＤＭＳが許可されている場合、ＰＵＡは、ブロードバンド加入者データベースからエンドポイント位置情報を収集する。その結果、ブロードバンドエンドポイントに関するＤＭＳ権限付与が確認される。別の結果として、ＤＭＳ権限付与およびプレゼンスメッセージが生成される。その後、ＰＵＡは、ＤＭＳ権限付与およびプレゼンスメッセージをプレゼンスサーバに送信する。この通知は、ここではＨＳＳ内に配置されたＤＡＤにおいて加入者プロファイル更新を開始するよう、プレゼンスサーバをトリガする。プレゼンスサーバは、権限付与されたブロードバンドエンドポイントの発信ＩＰアドレスを用いて、このケースではＨＳＳであるＤＡＤ内の加入者レコードを更新する。ＵＮＣは、ＵＭＡ登録手順中に、この情報を使用する。この時点で、ＩＰアドレス登録が完了する。

図１６は、ＵＭＡ登録および権限付与手順のためのメッセージフローを示している。最初に、ＰＰＰｏＥセッションがＲＢＧＷに対して活性化している。ＤＭＨは、ＩＥＥＥ８０２．１１セキュリティを含むＷｉＦｉアソシエーションプロセスを開始し、これを完了する。ＤＭＨは、ＵＮＣを用いて、ＵＭＡ登録手順を開始する。ＵＮＣは、登録メッセージおよびＩＰパケット内のＩＭＳＩおよび発信ＩＰアドレスを識別する。ＵＮＣは、ＩＭＳＩおよび発信ＩＰアドレスに関してＨＳＳに問い合わせを行う。見出された場合、ＵＮＣは、このブロードバンドエンドポイントに対してＤＭＳアクセスを許可する。見出されない場合、アクセスは拒否される。その結果、発信ＩＰアドレスおよびＩＭＳＩは権限付与される。ＵＭＡクライアントおよびＵＮＣは、ＳＩＭ認証（図示されず）およびＩＰｓｅｃトンネルを含むＵＭＡ登録プロセスを完了する。その後、ＵＭＡクライアント登録が完了する。

複数のアクセスポイントが単一のパブリック発信ＩＰアドレスによってサービスされるシナリオでは、ＵＭＡ登録手順中にＵＭＡクライアントがアクセスポイントＭＡＣアドレスを含むことができるので、発信ＩＰアドレスとアクセスポイントＭＡＣアドレスの組合せが、ＵＭＡ発呼者のＥ９１１位置を識別するために使用されることができる。

ブロードバンドプロバイダに関して、本発明は、複数の位置にある複数のＷｉＦｉアクセスポイントにサービスするために単一のパブリック発信ＩＰアドレスを使用する企業環境に対してＥ９１１をサポートするには、静的ＩＰアドレスが必要とされることを想定することができる。しかし、動的ＩＰアドレスも、企業をサポートするために使用されることができる。

ブロードバンドプロバイダの概念は、ブロードバンドエンドポイントに対してＤＭＳ許可を設定するために、加入者および／またはＤＭＳプロバイダが、ブロードバンドアカウントプロファイルを更新することを可能にする、自己プロビジョニング（ｓｅｌｆ−ｐｒｏｖｉｓｉｏｎｉｎｇ）メカニズムを想定している。プロビジョニングに関して、各ブロードバンドアカウントは、ＤＭＳ許可ＩＭＳＩの自己プロビジョニングを許可または拒否するように提供されることができる。ブロードバンド加入者は、どのＤＭＳ Ｅ．１６４（またはＩＭＳＩ）がブロードバンドサービスを使用することを許可されているかを管理する。各ブロードバンドアカウントは、このエンドポイントからＤＭＳを許可されている１つまたは複数のＩＭＳＩを、加入者またはその他のメカニズムによって自己プロビジョニングされることができる。１つの方法は、ＤＭＳプロバイダが、権限付与されたＩＭＳＩの一覧を用いて、ブロードバンドアカウントを更新することである。ブロードバンドプロバイダは、ＰＰＰｏＥアクセス集信装置が、ＰＵＡを介するＤＡＤへの適切なプレゼンス通信をトリガすることを可能にすることができる。

ＤＭＳプロバイダに関して、本発明は、付加的な加入者毎のプロビジョニングは必要とされないことを仮定することができる。ＤＡＤは、ＩＭＳＩをキーフィールドとして使用することができる。ＤＡＤは、標準ＤＭＳプロビジョニングプロセスの一部として、動的に提供されることができる。プレゼンスサーバは、ブロードバンドプロバイダＰＵＡから通知を受信し、ＤＡＤを更新するために利用されることができる。ＤＭＳ認証およびアクセス制御要素（このケースではＵＮＣ−ＳＧＷ）は、ＤＭＨ ＩＭＳＩおよび発信ＩＰアドレスに基づいてＤＭＳを許可または拒否するために、ＤＭＳ登録手順中にＤＡＤに問い合わせを行うことができる。

Ｅ９１１通報処理およびデータベース手順は、Ｅ９１１タンデムまたは選択ルータを介して適切なＰＳＡＰを識別することを、ＤＭＳプロバイダに要求する。ＤＭＳプロバイダは、ブロードバンドエンドポイントの位置を、適切なＰＳＡＰに関連付ける。ＤＭＳプロバイダは、ＤＭＳ Ｅ．１６４番号の現在情報を用いて、自動位置情報（ＡＬＩ（ａｕｔｏｍａｔｉｃ ｌｏｃａｔｉｏｎ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ））データベースを更新することができる。ＤＭＳプロバイダは、ＤＭＳ Ｅ．１６４番号の発呼番号（ＡＮＩ）ＩＤをブロードバンドＥ．１６４番号で置き換えることによって、ＤＭＳ Ｅ９１１通報が、固定有線通報であるかのように見せかけることを可能にすることができる。この手順は、ＤＭＳ Ｅ９１１通報を固定有線Ｅ９１１通報と同等のものにする。ＤＭＳハンドセットは、Ｅ９１１ステータス（例えば、良好、利用不可能、その他）を加入者に通知するために、ビジュアルインジケータを提供することができる。ＤＭＳプロバイダは、Ｅ９１１位置更新をＤＭＳハンドセットに提供することができ、この情報を加入者に提示することができる。

企業は、企業内のアクセスポイントの現在の正確な位置情報を用いてＤＡＤを（例えば、機械化により、および／またはブロードバンドプロバイダを介して）更新することに責任を負う。スタティックＩＰおよび／またはアドレス空間が物理的エンドポイントに割り当てられるシナリオでは、ＤＡＤを更新するために、手動プロセスが使用されることができる。複数のアクセスポイントが単一のブロードバンドエンドポイントによってサービスされる場合、アクセスポイントＭＡＣアドレスを物理的エンドポイント位置に関連付けるために、手動プロセスが実施されることができる。複数のアクセスポイントのための以下のＤＡＤレコード例を参照されたい。

ＵＮＣがＤＡＤに問い合わせを行い、発信ＩＰアドレスに権限を付与した後、アクセスポイントレコードを探すために、第２の問い合わせが行われることができる。アクセスポイントが見出され、そのＢＲＯＡＤＢＡＮＤ＿ＩＤフィールドがブロードバンドレコードのＢＲＯＡＤＢＡＮＤ＿ＩＤフィールドと一致する場合、Ｅ９１１位置情報が、ＡＰ＿ＬＯＣＡＴＩＯＮ値に設定される。複数のアクセスポイントをサポートするためのこの技法は、ＰＳＡＰおよび／またはＡＬＩに対する新しい開発を必要とすることがある。

図１７は、本発明の一態様による、デュアルモードハンドセット（ＤＭＨ）１７００の概略ブロック図を示している。本発明の様々な態様のさらなる背景を提供するため、図１７および以下の説明は、本発明の様々な態様が実施される適切な環境１７００の簡潔で汎用的な説明を提供することが意図されている。説明はコンピュータ実行可能命令という汎用的な背景を含むが、本発明が、その他のプログラムモジュールの組合せでも、ならびに／またはハードウェアおよびソフトウェアの組合せとしても実施されることは、当業者であれば理解されよう。

一般に、アプリケーション（例えば、プログラムモジュール）は、特定のタスクを実行し、または特定の抽象データ型を実施する、ルーチン、プログラム、コンポーネント、データ構造などを含む。さらに、本発明の方法は、その他のシステム構成を用いて実施されることができ、その他のシステム構成は、シングルプロセッサまたはマルチプロセッサシステム、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータの他、パーソナルコンピュータ、ハンドヘルドコンピューティング装置、マイクロプロセッサベースまたはプログラム可能消費者家電なども含み、その各々が、１つまたは複数の関連装置に動作可能に結合されることは、当業者であれば理解されよう。

コンピューティング装置は、典型的には、様々なコンピュータ可読媒体を含む。コンピュータ可読媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体とすることができ、揮発性および不揮発性媒体、着脱可能および固定式媒体を含む。限定することなく例を挙げると、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体を含むことができる。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、またはその他のデータなどの情報を記憶するための任意の方法または技法で実施された、揮発性および不揮発性、着脱可能および固定式媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、フラッシュメモリ、もしくはその他のメモリ技術、ＣＤ−ＲＯＭ、デジタル多用途ディスク（ＤＶＤ）、もしくはその他の光ディスク記憶、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶、もしくはその他の磁気記憶装置、または所望の情報を記憶するために使用されることができ、コンピュータによってアクセスされることができるその他の任意の媒体を、これらに限定することなく含む。

通信媒体は、典型的には、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、またはその他のデータを、搬送波またはその他のトランスポート機構などの変調データ信号中に具現し、任意の情報伝達媒体を含む。「変調データ信号」という用語は、信号中に情報を符号化するような方式で設定または変更された１つまたは複数の特徴を有する信号を意味する。限定することなく例を挙げると、通信媒体は、有線ネットワークまたは直接配線接続などの有線媒体、ならびに音響、ＲＦ、赤外線、およびその他の無線媒体などの無線媒体を含む。上記の任意のものの組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。

（クライアントハンドセット１０４、４０２、１４０２と類似した）ＤＭＨ１７００は、すべてのオンボード動作および機能を制御および処理するためのプロセッサ１７０２を含む。メモリ１７０４は、データおよび１つまたは複数のアプリケーション１７０６（例えば、ビデオプレーヤソフトウェア、ユーザフィードバックコンポーネントソフトウェアなど）を保存するために、プロセッサ１７０２とインターフェースをとる。その他のアプリケーションは、ユーザフィードバック信号の開始を容易にする所定の音声コマンドの音声認識の他、以下で説明されるアプリケーションも含むことができる。アプリケーション１７０６は、メモリ１７０４および／またはファームウェア１７０８内に保存されることができ、メモリ１７０４およびファームウェア１７０８の一方または両方からプロセッサ１７０２によって実行されることができる。ファームウェア１７０８は、ＤＭＨ１７００を初期化する際に実行するスタートアップコードも保存することができる。通信コンポーネント１７１０は、例えば、セルラネットワーク、ＶｏＩＰネットワークなどの外部システムとの有線／無線通信を容易にするために、プロセッサ１７０２とインターフェースをとる。ここでは、通信コンポーネント１７１０は、信号通信を伝えるためのＧＳＭトランシーバ１７１１およびＷｉＦｉトランシーバ１７１３も含む。ＤＭＨ１７００は、セルラ電話、モバイル通信機能を有するＰＤＡ、およびメッセージング中心装置などの装置とすることができる。

ＤＭＨ１７００は、テキスト、イメージ、ビデオ、テレフォニ機能（例えば、発呼者ＩＤ機能）、設定機能を表示するため、およびユーザ入力のためのディスプレイ１７１２を含む。ディスプレイ１７１２は、マルチメディアコンテンツの表示にも対応することができる。ハードウェア接続を介した有線および／または無線シリアル通信（例えば、ＵＳＢおよび／またはＩＥＥＥ１３９４）を容易にするためにプロセッサ１７０２と通信し、またその他のシリアル入力装置（例えば、キーボード、キーパッド、マウス）とも通信する、シリアルＩ／Ｏインターフェース１７１４が提供される。これは、例えば、ＤＭＨ１７００の更新およびトラブルシューティングをサポートする。例えばユーザフィードバック信号を開始するためにユーザが適切なキーまたはキーの組合せを押下したことの指示に関する、オーディオ信号を出力するためのスピーカを含むことができる、オーディオＩ／Ｏコンポーネント１７１６を用いて、オーディオ機能が提供される。オーディオＩ／Ｏコンポーネント１７１６は、データおよび／またはテレフォニ音声データを記録するために、また電話会話用の音声信号を入力するために、マイクロフォンを介したオーディオ信号の入力も容易にする。

ＤＭＨ１７００は、カード加入者識別モジュール（ＳＩＭ（Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｉｄｅｎｔｉｔｙ Ｍｏｄｕｌｅ））またはユニバーサルＳＩＭ１７２０のフォームファクタのＳＩＣ（加入者識別コンポーネント（Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｉｄｅｎｔｉｔｙ Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ））を収容し、ＳＩＭカード１７２０とプロセッサ１７０２のインターフェースをとるための、スロットインターフェース１７１８を含むことができる。しかし、ＳＩＭカード１７２０は、ＤＭＨ１７００に内蔵されて製造され、データおよびソフトウェアをそこにダウンロードすることによって更新されることができることを理解されたい。

ＤＭＨ１７００は、ＩＳＰまたはブロードバンドケーブルプロバイダを介する、例えば、インターネット、企業イントラネット、ホームネットワーク、パーソンエリアネットワークなどのＩＰネットワークからのＩＰトラフィックに対応するために、通信コンポーネント１７１０を介するＩＰデータトラフィックを処理することができる。したがって、ＶｏＩＰトラフィックが、ＤＭＨ１７００によって利用されることができ、ＩＰベースのマルチメディアコンテンツが、符号化または復号されたフォーマットで受信されることができる。

符号化マルチメディアコンテンツを復号するためのビデオ処理コンポーネント１７２２（例えば、カメラ）が提供されることができる。ＤＭＨ１７００は、バッテリおよび／またはＡＣ電力サブシステムの形態の電源１７２４も含み、電源１７２４は、電力Ｉ／Ｏコンポーネント１７２６を介して、外部電力システムまたは充電装置（図示されず）とインターフェースをとることができる。

ＤＭＨ１７００は、受信されたビデオコンテンツを処理し、ビデオコンテンツを記録および送信するためのビデオコンポーネント１７３０も含むことができる。位置追跡コンポーネント１７３２は、ＤＭＨ１７００を地理的に発見することを容易にする。上で説明されように、これは、ユーザが自動または手動でフィードバック信号を開始したときに生じることができる。ユーザ入力コンポーネント１７３４は、ユーザが品質フィードバック信号を開始することを容易にする。入力コンポーネントは、例えば、キーパッド、キーボード、マウス、スタイラスペン、タッチスクリーンなどの、従来の入力装置技術を含むことができる。

再びアプリケーション１７０６を参照すると、ヒステリシスコンポーネント１７３６は、ヒステリシスデータの分析および処理を容易にし、ヒステリシスデータは、いつアクセスポイントとアソシエートすべきかを決定するために利用される。ＷｉＦｉトランシーバ１７１３がアクセスポイントのビーコンを検出したときに、ヒステリシスコンポーネント１７３８のトリガを容易にする、ソフトウェアトリガコンポーネント１７３８が提供されることができる。ＳＩＰクライアント１７４０は、ＤＭＨ１７００が、ＳＩＰプロトコルをサポートし、加入者をＳＩＰ登録サーバに登録することを可能にする。

ＤＭＨ１７００は、通信コンポーネント１７１０に関係して上で指摘されたように、屋内ネットワーク無線トランシーバ１７１３（例えば、ＷｉＦｉトランシーバ）を含む。この機能は、デュアルモードＧＳＭハンドセット１７００のために、ＩＥＥＥ８０２．１１などの屋内無線リンクをサポートする。ＤＭＨ１７００は、例えば、モデムおよびファックス機などのアナログ装置とインターフェースをとるための、内蔵アナログ端末アダプタ（ＡＴＡ（ａｎａｌｏｇ ｔｅｒｍｉｎａｌ ａｄａｐｔｅｒ））１７４２も含むことができる。代替として、または内蔵ＡＴＡ１７４２に加えて、外付けＡＴＡモジュール１７４４が、内蔵ＡＴＡモジュール１７４２と同じ目的で提供されることができる。

次に図１８を参照すると、ＵＮＣおよび／またはＨＳＳなどに記憶およびアクセスを提供するように動作可能なコンピュータのブロック図が示されている。本発明の様々な態様のための付加的な背景を提供するため、図１８および以下の説明は、本発明の様々な態様が実施される適切なコンピューティング環境１８００の簡潔で汎用的な説明を提供することが意図されている。上記の説明は、１つまたは複数のコンピュータ上で実行されるコンピュータ実行可能命令という汎用的な背景の中にあるが、本発明が、その他のプログラムモジュールの組合せでも、ならびに／またはハードウェアおよびソフトウェアの組合せとしても実施されることは、当業者であれば理解されよう。

一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行し、または特定の抽象データ型を実施する、ルーチン、プログラム、コンポーネント、データ構造などを含む。さらに、本発明の方法は、その他のコンピュータシステム構成を用いて実施されることができ、その他のコンピュータシステム構成は、シングルプロセッサまたはマルチプロセッサコンピュータシステム、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータの他、パーソナルコンピュータ、ハンドヘルドコンピューティング装置、マイクロプロセッサベースまたはプログラム可能消費者家電なども含み、その各々が、１つまたは複数の関連装置に動作可能に結合されることは、当業者であれば理解されよう。

本発明の例示された態様は、通信ネットワークを介して結合されるリモート処理装置によって一定のタスクが実行される、分散コンピューティング環境でも実施されることができる。分散コンピューティング環境では、プログラムモジュールは、ローカルおよびリモート両方のメモリ記憶装置に配置されることができる。

コンピューティング装置は、典型的には、様々なコンピュータ可読媒体を含む。コンピュータ可読媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体とすることができ、揮発性および不揮発性媒体、着脱可能および固定式媒体を含む。限定することなく例を挙げると、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体を含むことができる。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、またはその他のデータなどの情報を記憶するための任意の方法または技法で実施された、揮発性および不揮発性、着脱可能および固定式媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、フラッシュメモリ、もしくはその他のメモリ技術、ＣＤ−ＲＯＭ、デジタル多用途ディスク（ＤＶＤ）、もしくはその他の光ディスク記憶、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶、もしくはその他の磁気記憶装置、または所望の情報を記憶するために使用されることができ、コンピュータによってアクセスされることができるその他の任意の媒体を、これらに限定することなく含む。

通信媒体は、典型的には、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、またはその他のデータを、搬送波またはその他のトランスポート機構などの変調データ信号中に具現し、任意の情報伝達媒体を含む。「変調データ信号」という用語は、信号中に情報を符号化するような方式で設定または変更された１つまたは複数の特徴を有する信号を意味する。限定することなく例を挙げると、通信媒体は、有線ネットワークまたは直接配線接続などの有線媒体、ならびに音響、ＲＦ、赤外線、およびその他の無線媒体などの無線媒体を含む。上記の任意のものの組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。

図１８を再び参照すると、様々な態様を実施するための例示的な環境１８００は、コンピュータ１８０２を含み、コンピュータ１８０２は、処理ユニット１８０４と、システムメモリ１８０６と、システムバス１８０８とを含む。システムバス１８０８は、システムコンポーネントを結合し、処理ユニット１８０４へのシステムメモリ１８０６の結合を、これに限定することなく含む。処理ユニット１８０４は、様々な市販のプロセッサのいずれかとすることができる。デュアルマイクロプロセッサおよびその他のマルチプロセッサアーキテクチャも、処理ユニット１８０４として利用されることができる。

システムバス１８０８は、（メモリコントローラを伴うまたは伴わない）メモリバス、周辺バス、および様々な市販のバスアーキテクチャのいずれかを使用するローカルバスにさらに相互接続される、複数のタイプのバス構造のいずれかとすることができる。システムメモリ１８０６は、読み取り専用メモリ（ＲＯＭ）１８１０およびランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）１８１２を含む。基本入出力システム（ＢＩＯＳ）は、ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭなどの不揮発性メモリ１８１０内に記憶され、ＢＩＯＳは、起動中などにコンピュータ１８０２内の要素間で情報を伝送する助けをする基本ルーチンを含む。ＲＡＭ１８１２は、データをキャッシュするためのスタティックＲＡＭなど、高速ＲＡＭも含むことができる。

コンピュータ１８０２は、適切な筐体（図示されず）に収めて外付け使用向けに構成されることもできる内蔵ハードディスクドライブ（ＨＤＤ）１８１４（例えば、ＥＩＤＥ、ＳＡＴＡ）と、（例えば、着脱可能ディスケットから読み取り、またはそれに書き込むための）磁気フロッピー（登録商標）ディスクドライブ（ＦＤＤ）１８１６と、（例えば、ＣＤ−ＲＯＭディスク１８２２を読み、またはＤＶＤなどのその他の高容量光媒体から読み取り、もしくはそれに書き込むための）光ディスクドライブ１８２０とをさらに含む。ハードディスクドライブ１８１４、磁気ディスクドライブ１８１６、および光ディスクドライブ１８２０は、それぞれハードディスクドライブインターフェース１８２４、磁気ディスクドライブインターフェース１８２６、および光ドライブインターフェース１８２８によって、システムバス１８０８に接続されることができる。外付けドライブ実装用のインターフェース１８２４は、ユニバーサルシリアルバス（ＵＳＢ）およびＩＥＥＥ１３９４インターフェース技術の少なくとも一方または両方を含む。その他の外付けドライブ接続技術も、本発明の企図の範囲内にある。

ドライブおよびそれらに関連するコンピュータ可読媒体は、データ、データ構造、コンピュータ実行可能命令などの不揮発性記憶を提供する。コンピュータ１８０２の場合、ドライブおよび媒体は、適切なデジタルフォーマットでの任意のデータの記憶に対応する。上記のコンピュータ可読媒体の説明は、ＨＤＤ、着脱可能磁気ディスケット、およびＣＤまたはＤＶＤなどの着脱可能光媒体に言及しているが、ジップドライブ、磁気カセット、フラッシュメモリカード、カートリッジなど、コンピュータによって可読なその他のタイプの媒体も、例示的な動作環境で使用されることができ、さらに、任意のそのような媒体は、開示された本発明の方法を実行するためのコンピュータ実行可能命令を含むことができることを、当業者であれば理解されたい。

オペレーティングシステム１８３０、１つまたは複数のアプリケーションプログラム１８３２、その他のプログラムモジュール１８３４、およびプログラムデータ１８３６を含む多数のプログラムモジュールは、ドライブおよびＲＡＭ１８１２内に記憶されることができる。オペレーティングシステム、アプリケーション、モジュール、および／またはデータの全部または一部は、ＲＡＭ１８１２内にキャッシュされることもできる。本発明が、様々な市販のオペレーションシステムまたはオペレーションシステムの組合せを用いて実施されることを理解されたい。

ユーザは、１つまたは複数の有線／無線入力装置、例えば、キーボード１８３８、およびマウス１８４０などのポインティングデバイスを介して、コンピュータ１８０２にコマンドおよび情報を入力することができる。その他の入力装置（図示されず）は、マイクロフォン、ＩＲリモコン、ジョイスティック、ゲームパッド、スタイラスペン、またはタッチスクリーンなどを含むことができる。上記およびその他の入力装置は、システムバス１８０８に結合される入力装置インターフェース１８４２を介して、しばしば処理ユニット１８０４に接続されるが、パラレルポート、ＩＥＥＥ１３９４シリアルポート、ゲームポート、ＵＳＢポート、ＩＲインターフェースなどのその他のインターフェースによって接続されることもできる。

モニタ１８４４またはその他のタイプの表示装置も、ビデオアダプタ１８４６などのインターフェースを介して、システムバス１８０８に接続される。モニタ１８４４に加えて、コンピュータは、典型的には、スピーカ、プリンタなどのその他の周辺出力装置（図示されず）も含む。

コンピュータ１８０２は、有線および／または無線通信を介する、リモートコンピュータ１８４８などの１つまたは複数のリモートコンピュータへの論理コネクションを使用して、ネットワーク環境で動作することができる。リモートコンピュータ１８４８は、ワークステーション、サーバコンピュータ、ルータ、パーソナルコンピュータ、ポータブルコンピュータ、マイクロプロセッサベースの娯楽機器、ピア装置、またはその他の共通ネットワークノードとすることができ、典型的には、コンピュータ１８０２に関して説明された要素の多くまたはすべてを含むが、簡潔にする目的で、メモリ／記憶装置１８５０のみが示されている。示された論理コネクションは、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）１８５２、および／またはより大規模なネットワーク、例えば、ワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ）１８５４への有線／無線接続性を含む。そのようなＬＡＮおよびＷＡＮネットワーク環境は、オフィスおよび企業において一般的であり、イントラネットなどの企業規模のコンピュータネットワークを促進し、そのすべてが、グローバル通信ネットワーク、例えば、インターネットに接続することができる。

ＬＡＮネットワーク環境で使用される場合、コンピュータ１８０２は、有線および／または無線通信ネットワークインターフェースまたはアダプタ１８５６を介して、ローカルネットワーク１８５２に接続される。アダプタ１８５６は、ＬＡＮ１８５２への有線および／または無線通信を容易にすることができ、ＬＡＮ１８５２は、ワイヤレスアダプタ１８５６と通信するために配置されるワイヤレスアクセスポイントも含むことができる。

ＷＡＮネットワーク環境で使用される場合、コンピュータ１８０２は、モデム１８５８を含むことができ、ＷＡＮ１８５４上の通信サーバに接続され、またはインターネットによるなど、ＷＡＮ１８５４を介する通信を確立するためのその他の手段を有する。モデム１８５８は、内蔵または外付け、有線または無線装置とすることができ、シリアルポートインターフェース１８４２を介してシステムバス１８０８に接続される。ネットワーク環境では、コンピュータ１８０２に関して示されたプログラムモジュールまたはその部分は、リモートメモリ／記憶装置１８５０内に記憶されることができる。示されたネットワーク接続は、例示的なものであり、コンピュータ間の通信リンクを確立するその他の手段も使用されることができることを理解されたい。

コンピュータ１８０２は、例えば、プリンタ、スキャナ、デスクトップおよび／またはポータブルコンピュータ、携帯情報端末、通信衛星、無線検出可能タグに関連付けられた任意の設備または場所（例えば、キオスク、ニューススタンド、化粧室）、ならびに電話などの、無線通信で動作可能なように配置された無線装置またはエンティティと通信するように動作可能である。これは、少なくともＷｉＦｉおよびＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（商標）無線技術を含む。したがって、通信は、従来のネットワークのように事前定義された構造とすることができ、または単に少なくとも２つの装置間のアドホック通信とすることができる。

ＷｉＦｉすなわちワイヤレスフィデリティは、自宅の長椅子、ホテルルームのベッド、または職場の会議室から、配線を必要とせずにインターネットに接続することを可能にする。ＷｉＦｉは、セル電話で使用されるのと類似したワイヤレス技術であり、例えばコンピュータなどの装置が、基地局の範囲内であればどこからでも、屋内および屋外を問わず、データを送受信することを可能にする。ＷｉＦｉネットワークは、安全で信頼性の高い高速ワイヤレス接続性を提供するために、ＩＥＥＥ８０２．１１（ａ、ｂ、ｇなど）と呼ばれる無線技術を使用する。ＷｉＦｉネットワークは、コンピュータを互いに、インターネットに、および（ＩＥＥＥ８０２．３またはＥｔｈｅｒｎｅｔ（登録商標）を使用する）有線ネットワークに接続するために使用されることができる。ＷｉＦｉネットワークは、例えば、無免許の２．４および５ＧＨｚ無線帯域において、１１Ｍｂｐｓ（８０２．１１ａ）または５４Ｍｂｐｓ（８０２．１１ｂ）のデータレートで動作し、または両方の帯域を含む製品を用いて動作し（デュアルモード）、そのため、ネットワークは、多くのオフィスで使用される基本的な１０ＢａｓｅＴの有線Ｅｔｈｅｒｎｅｔ（登録商標）ネットワークと類似した現実のパフォーマンスを提供することができる。

図１９は、本発明の一態様による、ＤＭＳアクセス制御、位置ベース料金請求、およびＥ９１１メカニズムを容易にする、例示的なＧＳＭネットワーク１９００を示している。２Ｇセルラ通信システムとして設計されたＧＳＭシステムは、より大きな通話容量を可能にするために、ＴＤＭＡ（時分割多元接続）技術を利用する。デジタル的に符号化された発話は、通話のプライバシを保つために暗号化されることもできる。音声通話が、ＧＳＭシステムの主要な機能である。これを達成するために、発話はデジタル的に符号化され、その後、ボコーダ（ｖｏｃｏｄｅｒ）を使用して復号される。

ＧＳＭは、様々なその他のデータサービスもサポートするが、そのようなデータサービス（例えば、ビデオテキスト、テレテキストなど）のパフォーマンスは遅い。１つのデータサービスは、双方向メッセージング、蓄積転送配信（ｓｔｏｒｅ−ａｎｄ−ｆｏｒｗａｒｄ ｄｅｌｉｖｅｒｙ）、および英数字メッセージを可能とするＳＭＳを含む。ＧＳＭの全体的なシステム定義は、エアインターフェースばかりでなく、ネットワークについても記述する。ＧＳＭは、２００ＫＨｚ ＲＦチャネルを使用し、例えば、８ユーザが各通信事業者にアクセスすることを可能にするために、典型的には多重化される。

ＧＳＭネットワーク１９００は、基地局サブシステム（ＢＳＳ）１９０２と、ネットワークサブシステム（ＮＳＳ）１９０４と、ＧＰＲＳコアネットワーク１９０６とを含む。ＢＳＳ１９０２は、Ａ−ｂｉｓインターフェースで互いに接続される、１つまたは複数の無線基地局（ＢＴＳ）１９０８および基地局コントローラ（ＢＴＣ（ｂａｓｅ ｓｔａｔｉｏｎ ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ））１９１０を含むことができる。ＢＴＳおよび付随する基地局（図示されず）は、セル電話をセルラネットワークに接続する。セル接続を喪失することなく、ハンドオーバと呼ばれるプロセスを介した１つのセルから別のセルへのローミングを容易にするために、基地局はすべて、相互に接続される。

パケット制御ユニット（ＰＣＵ（ｐａｃｋｅｔ ｃｏｎｔｒｏｌ ｕｎｉｔ））１９１２は、ＢＴＳ１９１０に接続されて示されているが、これの正確な位置は、ベンダアーキテクチャに依存することができる。ＢＳＳ１９０２は、エアインターフェースＵｍによって、移動端末１９１４に接続される。ＢＴＳ１９０８は、無線信号の実際の送信器および受信器である。典型的には、ピコセル以外のいずれかのセルためのＢＴＳは、ＢＴＳが複数の異なる周波数に対応することを可能にし、（セクタ化基地局の場合）複数の異なるセルにサービスを提供することさえ可能にする、複数の異なるトランシーバ（ＴＲＸ）を有する。

基地局において、各々が異なる方向を向いた指向性アンテナを使用することによって、複数の異なるセルが同じ位置からサービスを提供されるように、基地局をセクタ化することが可能である。これは、基地局のトラフィック容量を増大させるが（各周波数は８音声チャネルを伝送することができる）、近隣セルにもたらされる干渉をあまり大きくは増大させない（与えられた方向では、少数の周波数だけがブロードキャストされる）。

ＢＳＣ１９１０は、ＢＴＳ１９０８の背後でインテリジェンスを提供する。典型的には、ＢＳＣは、その制御下に数１０のＢＴＳ１９０８を有することができ、または数１００のＢＴＳを有することさえできる。ＢＳＣ１９１０は、無線チャネルの割り当てを扱い、モバイル電話から測定値を受信し、（制御が部分的にＭＳＣの責任であるＭＳＣ間ハンドオーバの場合を除いて）ＢＴＳからＢＴＳへのハンドオーバを制御する。ＢＳＣ１９１０の１つの機能は、ＢＴＳ１９０８への多くの異なる低容量接続がより少数のＭＳＣへの接続に削減されるように、集信装置として動作することである。一般に、これは、多くのＢＳＣ１９１０をＢＴＳ１９０８付近の領域に分散させ、次にＢＴＳが大きな集中ＭＳＣサイトに接続されるように、ネットワークがしばしば構成されることを意味する。

ＰＣＵ１９１２は、ＢＳＣ１９１０の同等のタスクのいくつかを実行することができる。音声とデータの間でのチャネルの割り当ては、基地局によって制御されることができるが、チャネルがＰＣＵ１９１２に割り当てられた後は、そのチャネルに対するすべての制御をＰＣＵ１９１２が行う。ＰＣＵ１９１２は、基地局に組み込まれること、もしくはＢＳＣに組み込まれることができ、またはいくつかのアーキテクチャでは、ＳＧＳＮサイトに存在することさえできる。

ＢＳＳ１９０２は、Ａインターフェースによって、ＮＳＳ１９０４に接続される。ＮＳＳ１９０４は、ＳＳ７ネットワークを介してＨＬＲ１９２０に接続されるＭＳＣ１９１６を含むように示されている。ＡｕＣおよびＥＩＲは、技術上は、ＨＬＲ１９２０とは別個の機能であるが、それらを組み合わせることがネットワークにおいて行われるので、一緒に示されている。

セル電話１９１４とＳＩＭカード（図示されず）の組合せは、特定のネットワークの加入者がそのネットワークの使用を許可されることを求める、セル電話１９１４から直近のＢＴＳ１９０８に送信される、加入者番号を含む特別なデジタル「署名」を生成する。要求は、ＢＴＳ１９０８のネットワークを通って、セルラネットワークの中心であるＭＳＣ１９１６に渡される。ＭＳＣは、固定回線ネットワークまたはその他のセルラネットワークからのすべての着信呼、およびそれらのネットワークへのすべての発信呼の転送も行う。ユーザが発信呼を発信したいとき、ＶＬＲと呼ばれるＭＳＣの別のセクションが、その発呼者がその呼を発信することを実際に許可されているかどうかをチェックする。例えば、発呼者が国際通話を禁止されている場合、その結果に対するメッセージがＶＬＲによって生成され、ネットワークを通して、ほとんど即時にセル電話に返信される。

ＭＳＣ１９１６は、発呼者をそのネットワークの加入者として認証し、登録し、発見するために必要とされる管理情報を提供する、ＨＬＲ１９２０と呼ばれるコンポーネントも含む。ＨＬＲ１９２０は、ログオン要求を受信すると、その要求に含まれる特別な「署名」をＨＬＲの特別な加入者データベースに照らして即座にチェックする。加入が現在のものであれば、ＭＳＣ１９１６は、発呼者がネットワークへのアクセスを許可されたことを通知するメッセージを、ＢＴＳ１９０８のネットワークを介して、電話に返信する。そのネットワークの名前またはコードが、セル電話１９１４のＬＣＤスクリーン上に現れる。このネットワーク「名」メッセージが電話のＬＣＤスクリーン上に現れた場合、それは、発呼者がそのネットワークに接続され、呼の発信および受信を行うことができることを意味する。

ＨＬＲ１９２０は、セル電話が現在どの基地局に接続されているかを登録し、その結果、ネットワークＭＳＣ１９１６は、着信呼をセル電話番号に転送する必要がある場合、セル電話がどこで発見されるかを調べるために最初にＨＬＲ１９２０をチェックする。定期的に、セル電話は、ポーリングと呼ばれるプロセスにおいて、その所在地を通知するメッセージをネットワークに送信する。追跡機能と発呼者の一意デジタル署名の組合せは、ＭＳＣ１９１６が、セル電話がたまたま接続されている正確な基地局にその呼を転送し、その基地局に多数のその他の加入者が同時に接続されているとしても、次に排他的にそのセル電話にその呼を転送することを可能にする。

例えば、車の運転中に別のセルに移動した場合、ＨＬＲ１９２０は、自動的に更新され、発呼者がその後別の基地局の範囲内で移動しているならば、呼を正確にどこに転送すべきかを監視し続ける。この転送手順は、数１０万の加入者の中から、唯一の正しいセル電話が必要なときに着信音を鳴らすことを意味する。

ＮＳＳ１９０４は、ＭＳＣ１９１６からＰＳＴＮ１９２２への直接接続を有する。ＮＳＳ１９０４からＧＰＲＳコアネットワーク１９０６へのＧｒ／Ｇｓインターフェースを介する接続も存在するが、これはオプションであり、常に実施されるわけではない。例示されたＧＰＲＳコアネットワーク１９０６は、簡略化されており、（ＧｂインターフェースによってＢＳＳ１９０２に接続される）ＳＧＳＮ１９２４と、ＧＣＳＮ１９２６とを含む。ＳＧＳＮ１９２４およびＧＣＳＮ１９２６は、Ｇｎ参照点として示されたＧＰＲＳバックボーンと呼ばれるプライベートＩＰネットワーク１９２８によって、互いに接続される。コンピュータ１９３０は、インターネットまたは企業ネットワーク１９３２を介してコアネット１９０６に接続されるものとして示されている。

いくつかの音声メールシステムが、ショートメッセージを処理する特別な機関であるネットワークＳＭＳセンタ（ＳＭＳＣ）に結合される。ＳＭＳＣは、メールボックス内に待機中のメールがあるときに発呼者に通知する特別なＳＭＳメッセージを生成する。ＳＭＳメッセージは、発呼者が音声通話中であっても、ＳＭＳ対応セル電話で受信されることができる。これは、ＳＭＳメッセージが、音声通話とは異なる無線周波数のＧＳＭデータチャネル上で送信されるためであり、その結果、２つは決して干渉し合わない。上で説明されたことは、開示される本発明の例を含む。もちろん、コンポーネントおよび／または方法のあらゆる組合せを説明することは可能でないが、多くのさらなる組合せおよび置換が可能であることは、当業者であれば理解できるであろう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲の主旨および範囲内に収まるすべてのそのような代替、修正、変形を包含することが意図されている。さらに、「含む（ｉｎｃｌｕｄｅｓ）」という用語が詳細な説明または特許請求の範囲において使用される限りでは、この用語は、請求項中で移行語として利用されるときに解釈される「含む（ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ）」という用語と同様の仕方で包含的であることが意図されている。

ネットワークアクセスの制御を容易にするシステムを示す図である。 本発明による、ネットワークアクセスを制御する方法を示す図である。 別の態様による、位置ベース料金請求を提供する方法を示す図である。 本発明の別の態様による、ＵＭＡクライアントのネットワークアクセス制御を提供するより詳細なシステムを示す図である。 加入者ブロードバンド接続の物理的エンドポイントを確認し、加入者をＩＰアドレスに関連付けることによって認証を行う方法を示す図である。 利用されるレコードフォーマットの例を示す図である。 利用されるレコードフォーマットの例を示す図である。 クライアント登録手順を示す図である。 ＵＭＡサービスを可能にする権限を付与されたブロードバンド顧客エンドポイントの物理的位置を識別および確認する方法を示す図である。 ブロードバンド物理的位置をＵＭＡクライアントの発信ＩＰアドレスと相関させ、その後、ＵＭＡサービスを許可または拒否する方法を示す図である。 位置ベース料金請求を提供する目的で、ＵＭＡクライアント登録手順中にセルグローバル識別を特定のＩＥＥＥ８０２．１１アクセスポイントに動的に割り当てる方法を示す図である。 Ｅ９１１遵守の目的で、物理的位置情報をＵＭＡクライアントセッションに動的に割り当てる方法を示す図である。 Ｅ９１１遵守の目的で、物理的位置情報をＵＭＡクライアントセッションに動的に割り当てる代替方法を示す図である。 Ｅ９１１遵守の目的で、物理的位置情報をＵＭＡクライアントセッションに動的に割り当てるまた別の代替方法を示す図である。 本発明の一態様による、別の例示的なアーキテクチャを示す図である。 ＩＰ登録手順のためのメッセージフローを示す図である。 ＵＭＡ登録および権限付与手順のためのメッセージフローを示す図である。 本発明の一態様による、デュアルモードハンドセット（ＤＭＨ）の概略ブロック図である。 ＵＮＣおよび／またはＨＳＳなどに記憶およびアクセスを提供するように動作可能なコンピュータのブロック図である。 本発明の一態様による、ＤＭＳアクセス制御、位置ベース料金請求、およびＥ９１１メカニズムを容易にする、例示的なＧＳＭネットワークを示す図である。

Claims (27)

1. システムであって、
   デュアルモードサービス権限付与データベースと、クライアントから受信した位置情報とに基づいて、無線ネットワークへのアクセスを提供するように構成されたアクセスコンポーネントと、
   ここで、前記位置情報は、第１のブロードバンドエンドポイントの地理的位置を示し、かつ、デュアルモードサービス、動的位置料金請求、緊急情報へのアクセスを容易にし、
   前記デュアルモードサービス権限付与データベースは、ホームブロードバンドエンドポイントとして識別された第２のブロードバンドエンドポイントを識別し、かつ、ブロードバントエンドポイントインターネットプロトコルアドレスを含む情報を有し、
   前記アクセスコンポーネントは、プレゼンスユーザエージェントからメッセージを受信し、かつ、前記デュアルモードサービス権限付与データベース内の対応する加入者レコードを更新するように構成されたプレゼンスサーバをさらに含み、
   前記メッセージは、国際モバイル加入者識別番号、別のブロードバンドエンドポイントのインターネットプロトコルアドレス、位置情報を含み、
   前記第１のブロードバンドエンドポイントのインターネットプロトコルアドレスと、前記ホームブロードバンドエンドポイントに関連付けられた第１の料金と、前記ホームブロードバンドエンドポイントとは離れたエンドポイントに関連付けられた第２の料金とに基づいて料金請求書を作成するように構成された料金請求コンポーネントと
   を具えたことを特徴とするシステム。
2. 前記クライアントは、デュアルモードモバイルハンドセットであることを特徴とする請求項１記載のシステム。
3. 前記第１のブロードバンドエンドポイントは、ブロードバンドインターネットプロトコルネットワークに関連付けられていることを特徴とする請求項１記載のシステム。
4. 前記ブロードバンドインターネットプロトコルネットワークは、デジタル加入者回線技術を含むことを特徴とする請求項３記載のシステム。
5. 前記ブロードバンドインターネットプロトコルネットワークは、ケーブルテレビインターネットプロトコルネットワークを含むことを特徴とする請求項３記載のシステム。
6. 前記無線ネットワークは、移動通信用グローバルシステムネットワークであることを特徴とする請求項１記載のシステム。
7. 前記無線ネットワークは、汎用パケット無線サービスネットワークであることを特徴とする請求項１記載のシステム。
8. 前記アクセスコンポーネントは、前記無線ネットワークにアクセスするためにポイントツーポイントプロトコルオーバイーサネットプロトコルを利用する住宅用ブロードバンドゲートウェイを含むことを特徴とする請求項１記載のシステム。
9. 前記物理的位置データは、前記アクセスへの制御、前記動的位置料金請求を容易にすること、および、前記緊急情報の決定を容易にすることのために利用されることを特徴とする請求項１記載のシステム。
10. 前記クライアントは、デュアルモードハンドセット内に含まれることを特徴とする請求項１記載のシステム。
11. 前記デュアルモードサービス権限付与データベースは、ホームロケーションレジスタ内に含まれることを特徴とする請求項１記載のシステム。
12. 前記デュアルモードサービス権限付与データベースは、国際モバイル加入者識別データ、インターネットプロトコルアドレス、ブロードバンド識別データ、および位置データを含むレコードフォーマットからなることを特徴とする請求項１記載のシステム。
13. 前記デュアルモードサービス権限付与データベースは、地理座標データを含むレコードフォーマットからなることを特徴とする請求項１記載のシステム。
14. 前記アクセスコンポーネントは、ブロードバンド識別およびインターネットプロトコルアドレスと国際モバイル加入者識別とを相関させるようにさらに構成されたことを特徴とする請求項１記載のシステム。
15. 前記第１の料金は、無料であることを特徴とする請求項１記載のシステム。
16. 前記第２の料金は、ゼロよりも大きな値であることを特徴とする請求項１記載のシステム。
17. ネットワークアクセスの管理を容易にするシステムであって、
    インターネットプロトコルアドレスをブロードバントエンドポイントに割当てるように構成されたリモート認証デュアル−インユーザサービスサーバと、
    ここで、前記ブロードバントエンドポイントは、該ブロードバンドエンドポイントの地理的位置を識別し、かつ、デュアルモードサービス、動的位置料金請求、緊急情報へのアクセスを容易にする位置データに関連付けられ、
    ハンドセットに関連付けられた加入者レコードを含むデュアルモードサービス権限付与データベースと、
    プレゼンスユーザエージェントからプレゼンスメッセージを受信し、かつ、加入者レコードを更新するように構成されたプレゼンスサーバと、
    前記プレゼンスメッセージは、国際モバイル加入者識別番号、別のブロードバンドエンドポイントのインターネットプロトコルアドレス、位置情報を含み、
    前記ブロードバントエンドポイントの前記インターネットプロトコルアドレスを前記加入者レコードに記録されたインターネットプロトコルアドレスのリストと比較するように構成されたネットワークコントローラコンポーネントと
    を具えたことを特徴とするシステム。
18. 前記ブロードバンドエンドポイントは、ブロードバンドモデムであることを特徴とする請求項１７記載のシステム。
19. 前記デュアルモードサービス権限付与データベースは、認証、権限付与、およびアカウンティングデータベースであることを特徴とする請求項１７記載のシステム。
20. 前記ブロードバンドエンドポイントは、ブルーツース（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ）ネットワークに関連付けられたことを特徴とする請求項１７記載のシステム。
21. 前記プレゼンスユーザエージェントは、前記ブロードバンドエンドポイントの物理的属性を無線ネットワークに通知するように構成されたことを特徴とする請求項１７記載のシステム。
22. 前記物理的属性は、ブロードバンド識別を示すことを特徴とする請求項１７記載のシステム。
23. ブロードバンド識別およびインターネットプロトコルアドレスを、国際モバイル加入者識別と関連付けるように構成されたデータベースをさらに具えたことを特徴とする請求項１７記載のシステム。
24. 前記ネットワークコントローラコンポーネントは、登録手順中に加入者データベースに問い合わせを行うように構成されたことを特徴とする請求項１７記載のシステム。
25. 前記ハンドセットは、デュアルモードモバイルハンドセットであることを特徴とする請求項１７記載のシステム。
26. 前記ハンドセットは、アナログ端末アダプタを含むことを特徴とする請求項１７記載のシステム。
27. 別のアナログ端末アダプタは、前記ハンドセットとのインターフェースをとり、前記ハンドセットの外部に存在することを特徴とする請求項２６記載のシステム。

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