JP4900481B2 - 波長分割多重装置及び光信号の入力断の検出方法 - Google Patents
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Description
本発明は、波長分割多重システムで用いられる波長分割多重装置及び光信号の入力断の検出方法に関する。
図1は、波長分割多重(WDM:Wave length Division Multiplexing)システムの構成を示す図である。
送信側の波長分割多重装置11は、各種のクライアント(Client)信号(SONET、GbE、10GbE等)を複数の波長の光信号に変換する複数のトランスポンダ(transponder)12a〜12nと、波長の異なる複数の光信号を合波する合波器13と、WDMPost増幅器14からなる。
送信側の波長分割多重装置11は、各種のクライアント(Client)信号(SONET、GbE、10GbE等)を複数の波長の光信号に変換する複数のトランスポンダ(transponder)12a〜12nと、波長の異なる複数の光信号を合波する合波器13と、WDMPost増幅器14からなる。
送信側の波長分割多重装置11で多重された光信号は光伝送路15を介して受信側の波長分割多重装置16に伝送される。受信側の波長分割多重装置16は、WDMPre増幅器17と、波長多重された光信号を分波する分波器18と、各波長の光信号を元のクライアント信号に変換する複数のトランスポンダ19a〜19nとからなる。
波長分割多重システムにおける伝送容量を増やすために伝送速度が増大し、その結果、伝送路における光信号は分散の影響が無視できなくなってきている。そのため全波長に対して一括して分散補償を行うだけではなく、波長毎に個別に分散補償を行うことが必要となっている。
図2は、波長毎に分散補償を行うための可変分散補償器を有するトランスポンダの受信部21の回路図である。
トランスポンダの受信部21は、光信号を増幅する光増幅器22と、光増幅器22の出力信号の分散を補償する可変分散補償器23と、光信号を電気信号に変換する光/電気変換(O/E)部24と、電気信号をクライアント信号に変換する信号処理部25と、制御部26を有する。
トランスポンダの受信部21は、光信号を増幅する光増幅器22と、光増幅器22の出力信号の分散を補償する可変分散補償器23と、光信号を電気信号に変換する光/電気変換(O/E)部24と、電気信号をクライアント信号に変換する信号処理部25と、制御部26を有する。
制御部26は、信号処理部25の出力に基づいて可変分散補償器23の分散補償量を最適値に調整する機能と、光信号の入力断を検出する機能及び光信号の入力断を検出したときに、光増幅器22及び可変分散補償器23の動作を停止させる機能を有する。制御部26は、一定レベル以上の光信号を受信できないとき光入力の断と判断する。
図3は、信号光と光増幅器22で発生する雑音であるASE(Amplified Spontaneous Emission)光と、LOL(Light Of Loss)閾値のレベルを示す図である。
トランスポンダが正常な光信号を受信できる条件は、入力される光信号のパワーとOSNR(光SN比)によって決定され、それらの条件により光信号の入力断を検出するためのLOL閾値が設定される。
トランスポンダが正常な光信号を受信できる条件は、入力される光信号のパワーとOSNR(光SN比)によって決定され、それらの条件により光信号の入力断を検出するためのLOL閾値が設定される。
図3において、CH_n1の信号光1は光のパワーも十分にあり、OSNRの基準も満たしている。CH_n2の信号光2は、光のパワーは低いが、LOL閾値より大きく最小受信パワーを超えている。CH_mのASE光は、光増幅器22で発生する雑音であるが、この場合、LOL閾値より大きくなっている。
ASE光のレベルがLOL閾値より大きい場合には、光信号が入力断となっても、ASE光が存在するために光信号の入力断を検出できないことになる。
受信側のトランスポンダ19a〜19nにおける分散補償量の調整は、光信号の品質を監視しながら最適点を探索する方法がとられている。トランスポンダ19a〜19nに光信号が入力しない状態では信号品質の監視が行えないために、最適点を探索する処理方法では判別がつかず、誤った分散補償量が設定され、あるいは最適点が見つけられないために分散補償の最適点を探すための処理が永遠に繰り返されてしまう可能性がある。
受信側のトランスポンダ19a〜19nにおける分散補償量の調整は、光信号の品質を監視しながら最適点を探索する方法がとられている。トランスポンダ19a〜19nに光信号が入力しない状態では信号品質の監視が行えないために、最適点を探索する処理方法では判別がつかず、誤った分散補償量が設定され、あるいは最適点が見つけられないために分散補償の最適点を探すための処理が永遠に繰り返されてしまう可能性がある。
誤った分散補償量が設定された場合には、光信号が再度入力したときに、大幅に分散補償量がずれてしまっているために、分散を補償するための最適点を探すための処理に過度の時間がかかってしまうという問題点があった。また、光信号が入力していない状態で最適点を探索するために可変分散補償器が動作し続けた場合には、可変分散補償器の寿命が短くなってしまう。
特許文献1には、異なる周波数の低周波信号を発生する複数の低周波信号源を有し、各光源の波長毎に異なる低周波信号で波調λ1、λ2・・・の光信号を振幅変調し、その振幅変調した光信号を波長多重して光伝送路に送出することが記載されている。
特許文献2には、波長分割多重された光信号を合波する場合に、信号光の伝送されていないチャネルを検出し、信号光が伝送されていない経路を遮断するスイッチを設けることが記載されている。
特許文献3には、光ファイバ増幅器の信号光出力レベルが一定になるように光源の励起光出力レベルを制御すると共に、光源を制御する信号に基づいて波長可変光フィルタの通過波長帯域を制御することが記載されている。
特許文献4には、送信側で、波長多重された光信号を低周波の信号で変調し、受信側で、低周波の信号を検出し、検出結果に基づいてファブリ・ペローフィルタの通過帯域を制御することが記載されている。
上記の従来技術には、波長分割多重された光信号を低周波の信号で変調することは開示されているが、ASE光のレベルが大きい場合に光信号の入力断をどのように検出するかについては開示されていない。
特開2000−201106号公報
特開2004−247780号公報
特開平11−317709号公報
特開平6−222237号公報
本発明の課題は、ASE光のレベルが大きい場合にも光信号の入力断を正確に検出できるようにすることである。
本発明の光分割多重装置は、周波数の異なる複数の光信号の分散を個別に補償するための複数の分散補償器を有する波長分割多重装置であって、低周波の信号で変調された周波数の異なる複数の光信号の内の1つの光信号を増幅する光増幅器と、前記光増幅器から出力される光信号の分散を補償する前記複数の分散補償器の内の1つの分散補償器と、前記光信号から前記低周波の信号を検出する検出部と、前記検出部において、前記光信号から低周波の信号が検出されたときには、前記光信号が入力しているものと判断して前記分散補償器に補償動作を行わせ、前記光信号から低周波の信号が検出されないときには、前記光信号の入力断と判断して前記分散補償器の補償動作を停止させる制御を行う制御部とを備える。
本発明の光分割多重装置は、周波数の異なる複数の光信号の分散を個別に補償するための複数の分散補償器を有する波長分割多重装置であって、低周波の信号で変調された周波数の異なる複数の光信号の内の1つの光信号を増幅する光増幅器と、前記光増幅器から出力される光信号の分散を補償する前記複数の分散補償器の内の1つの分散補償器と、前記光信号から前記低周波の信号を検出する検出部と、前記検出部において、前記光信号から低周波の信号が検出されたときには、前記光信号が入力しているものと判断して前記分散補償器に補償動作を行わせ、前記光信号から低周波の信号が検出されないときには、前記光信号の入力断と判断して前記分散補償器の補償動作を停止させる制御を行う制御部とを備える。
この発明によれば、ASE光のレベルが大きいときにも、光信号が入力断となったことを正確に検出して分散補償器の補償動作を制御することができる。
上記の発明の波長分割多重装置において、前記検出部は、前記光信号を電気信号に変換する光/電気変換器と、前記光/電気変換器の出力信号の内の前記低周波の信号を通過させるローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力信号から前記低周波の信号を検出できたか否かを示す信号を出力する信号判定回路とからなる。
上記の発明の波長分割多重装置において、前記検出部は、前記光信号を電気信号に変換する光/電気変換器と、前記光/電気変換器の出力信号の内の前記低周波の信号を通過させるローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力信号から前記低周波の信号を検出できたか否かを示す信号を出力する信号判定回路とからなる。
このように構成することで、光信号から低周波の信号を検出できるか否かにより、光信号の入力断を正確に検出することができる。
上記の発明の波長分割多重装置において、前記制御部は、分散補償量の調整が行われたか否かを示す情報を記憶する記憶手段を有し、前記検出部において低周波の信号が検出され、かつ前記記憶手段に分散補償量の調整が行われたことを示す情報が記憶されているときには、前回の分散補償量を初期値として前記分散補償器に出力する。
上記の発明の波長分割多重装置において、前記制御部は、分散補償量の調整が行われたか否かを示す情報を記憶する記憶手段を有し、前記検出部において低周波の信号が検出され、かつ前記記憶手段に分散補償量の調整が行われたことを示す情報が記憶されているときには、前回の分散補償量を初期値として前記分散補償器に出力する。
このように構成することで、一度光信号を受信して分散補償量の調整が行われた後には、光信号が入力断となって、再度光信号が入力したときに、前回の分散補償量を用いて分散補償器を制御することで調整時間を短縮できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。実施の形態の波長分割多重システムは、図1の従来の波長分割多重システムと同様に送信側と受信側にそれぞれ波長分割多重装置を有する。そして、送信側の波長分割多重装置で多重した光信号を光伝送路を介して受信側の波長分割多重装置に送信し、受信側の波長分割多重装置が、多重された光信号を元のクライアント信号に変換する。
図4は、実施の形態の波長分割多重システムの送信側のトランスポンダの送信部31の構成を示す図である。
送信側の波長分割多重装置は、クライアント信号を複数の周波数(例えば、数百THzの周波数)の光信号に変換するために複数のトランスポンダを有する。
送信側の波長分割多重装置は、クライアント信号を複数の周波数(例えば、数百THzの周波数)の光信号に変換するために複数のトランスポンダを有する。
各トランスポンダは、図4に示す送信部31を有し、送信部31は、信号処理部32と電気/光変換部33と変調部34とからなる。
信号処理部32は、クライアント信号を特定の周波数の電気信号に変換し、電気/光変換部(E/O部)33は、信号処理部32で変換された電気信号を特定の周波数の光信号に変換する。変調部34は、光信号を低周波(例えば、KHzオーダの周波数)の信号で振幅変調して、変調した光信号を図示しない合波器に出力する。
信号処理部32は、クライアント信号を特定の周波数の電気信号に変換し、電気/光変換部(E/O部)33は、信号処理部32で変換された電気信号を特定の周波数の光信号に変換する。変調部34は、光信号を低周波(例えば、KHzオーダの周波数)の信号で振幅変調して、変調した光信号を図示しない合波器に出力する。
図5は、受信側のトランスポンダの受信部41の構成を示す図である。図5において、受信部41は、光カプラ(CPL)42と、光検出器(PD:Photo Detector)43と、ローパスフィルタ44とクロックデータリカバリ(CDR)回路45を有する。
受信部41に入力する光信号は、光カプラ42で2方向に分岐され、一方が光増幅器47に出力され、他方が光検出器43に出力される。
光検出器43は、光信号を電気信号に変換してローパスフィルタ44に出力する。ローパスフィルタ44は、送信側で光信号を変調している低周波の信号を通過させ、それより高い周波数の信号を阻止する特性を持ったフィルタである。クロックデータリカバリ回路(信号判定回路に対応する)45は、ローパスフィルタ44から出力される低周波の信号の同期が取れたとき(ロック状態のとき)、ロック(LOCK)信号を制御部46に出力し、低周波の信号の同期が取れないとき(アンロック状態のとき)、アンロック(UNLOCK)信号を制御部46に出力する。ロックまたはアンロック信号は、例えば、「1」のときロック状態を示すロック信号で、「0」のときアンロック状態を示すアンロック信号である。
光検出器43は、光信号を電気信号に変換してローパスフィルタ44に出力する。ローパスフィルタ44は、送信側で光信号を変調している低周波の信号を通過させ、それより高い周波数の信号を阻止する特性を持ったフィルタである。クロックデータリカバリ回路(信号判定回路に対応する)45は、ローパスフィルタ44から出力される低周波の信号の同期が取れたとき(ロック状態のとき)、ロック(LOCK)信号を制御部46に出力し、低周波の信号の同期が取れないとき(アンロック状態のとき)、アンロック(UNLOCK)信号を制御部46に出力する。ロックまたはアンロック信号は、例えば、「1」のときロック状態を示すロック信号で、「0」のときアンロック状態を示すアンロック信号である。
受信部41は、その他に、制御部46と、光増幅器47と、可変分散補償器48と、光/電気変換(O/E)部49と、信号処理部50を有する。
光増幅器47は、光カプラ42から出力される光信号を増幅して可変分散補償器48に出力する。可変分散補償器48は、制御部46から指示される分散補償量に基づいて光信号の波長分散の補償を行い、分散を補償した光信号を光/電気変換部49に出力する。
光増幅器47は、光カプラ42から出力される光信号を増幅して可変分散補償器48に出力する。可変分散補償器48は、制御部46から指示される分散補償量に基づいて光信号の波長分散の補償を行い、分散を補償した光信号を光/電気変換部49に出力する。
光/電気変換部49は、光信号を電気信号に変換して信号処理部50に出力する。信号処理部50は、光/電気変換部49から出力される電気信号に対して周波数変換等の処理を施して元のクライアント信号に変換する。また、信号処理部50は、変換した信号を制御部46に出力する。
制御部46は、光増幅器47に入力する光信号のパワーがトランスポンダの最小受信パワー以上か否か(あるいは最大受信パワーを超えているか否か)を示す光入力断検出信号により光信号の入力断か否かを判定する。
図6は、トランスポンダに入力する光信号の受信信号パワーと、光信号入力断検出の関係を示す図である。
図6に示すようにトランスポンダ(TRPN)の受信信号パワー(PWR)が最小受信パワー未満のときには、光入力断検出信号が出力される。また、光信号が最大受信パワー以上のときにも、光入力断検出信号が出力される。制御部46は、光入力断検出信号を検出したとき、光増幅器47の動作を停止させると共に、可変分散補償器48の補償動作を停止させる。なお、光増幅器47の内部に光入力断を検出する回路を設けても良いし、制御部46にその回路を設けても良い。
図6に示すようにトランスポンダ(TRPN)の受信信号パワー(PWR)が最小受信パワー未満のときには、光入力断検出信号が出力される。また、光信号が最大受信パワー以上のときにも、光入力断検出信号が出力される。制御部46は、光入力断検出信号を検出したとき、光増幅器47の動作を停止させると共に、可変分散補償器48の補償動作を停止させる。なお、光増幅器47の内部に光入力断を検出する回路を設けても良いし、制御部46にその回路を設けても良い。
図5に戻り、制御部46は、光入力断検出信号が入力しているか否か、クロックデータリカバリ回路45からロック信号が出力されているか、それともアンロック信号が出力されているかにより、光信号の入力断か否かを判定する。
制御部46は、光信号が正常に入力していると判断したときには、信号処理部50から出力される信号が最適値となるように可変分散補償器48に出力する分散補償量を可変する。可変分散補償器48(または制御部46)は、分散補償の結果が最適値となったとき、そのときの分散補償量をレジスタ(保持回路)に記憶しておく。
制御部46は、分散補償量の最適値が決まったとき、光信号が疎通状態になったことを示す情報(分散補償量の調整が行われたか否かを示す情報)を図示しない記憶部に記憶する。この記憶部には、光信号が未入力のときには、信号が未疎通であることを示す情報が格納される。
このように信号が未疎通の状態か、それとも光信号が一度入力した疎通状態の何れの状態であるかを示す情報を記憶しておくことで、光信号が入力断となって、再度光信号が入力した場合に、上記のレジスタに記憶されている分散補償量を初期値として分散補償量の制御を行うことができる。これにより、分散補償量の最適値を決めるまでの調整時間を短くできる。
ここで、受信側の光分割多重装置において、光信号の入力断を検出する処理について、図7及び図8のフローチャートを参照して説明する。以下の処理は、制御部46により実行される。
図7は、第1の実施の形態の光信号の入力断を検出する処理のフローチャートである。この第1の実施の形態は、光信号の入力断を検出したときに、可変分散補償器48の補償動作を停止させるものである。
信号未疎通(光信号が未入力の状態)のときには(図6,S11)、ステップS12において、光信号の入力レベルを検出して、入力レベルが所定の閾値(LOL閾値)以上か否かを判定する。光信号の入力レベルが所定の閾値未満のときには、ステップS13に進み、光信号が入力していない状態(入力断の状態)と判断して、ステップS11に戻る。
ステップS12において、光入力レベルが所定の閾値以上のときには(S12,YES)、ステップS14に進み、クロックデータリカバリ回路45からロック信号またはアンロック信号が出力されたか否かを判別する。ステップS12とS14の処理は、信号断を判定するフローである。
クロックデータリカバリ回路45からアンロック信号が出力されている場合には(S14,UNLOCK)、すなわち、光信号から低周波の信号が検出されなかった場合には、ステップS13に進み、信号断の状態と判断してステップS11に戻る。
クロックデータリカバリ回路45からロック信号が出力されている場合には(S14,LOCK)、すなわち光信号から低周波の信号が検出された場合には、ステップS15に進み、新たに光信号を受信したか、または信号断が復旧したものと判断する、そして、次のステップS16において、可変分散補償器48の補償動作の制御を開始する。分散補償の開始時には、例えば、分散補償量の初期値として0を出力する。
次のステップS17において、信号処理部49から出力される信号に基づいて分散補償の最適点となったか否かを判断する。最適点でなければ、分散補償量を変化させて最適点を探す。
分散補償量の最適点となったなら、信号疎通OKと判断し、制御部46から可変分散補償器48に出力する分散補償量をそのときの値に固定する。
上述した第1の実施の形態の光信号の入力断の検出方法によれば、光増幅器47から出力される光信号のレベルがASE光の影響によりLOL閾値以上となっている場合でも、送信側で変調を加えている低周波の信号が光信号に含まれているか否かを検出することで、ASE光の影響を排除して光信号が入力断の状態か否かを正確に判定することができる。これにより、可変分散補償器48が入力断の状態で無駄に分散補償動作が行われるのを防止できる。
上述した第1の実施の形態の光信号の入力断の検出方法によれば、光増幅器47から出力される光信号のレベルがASE光の影響によりLOL閾値以上となっている場合でも、送信側で変調を加えている低周波の信号が光信号に含まれているか否かを検出することで、ASE光の影響を排除して光信号が入力断の状態か否かを正確に判定することができる。これにより、可変分散補償器48が入力断の状態で無駄に分散補償動作が行われるのを防止できる。
次に、図8は、第2の実施の形態の光信号の入力断を検出する処理のフローチャートである。第2の実施の形態は、信号断を検出すると共に、光信号が復旧したときに、前回調整済の分散補償量用いて可変分散補償器48の分散補償量を制御できるようにしたものである。
図8のステップS21において、信号未疎通(光信号が未入力で分散の補償が行われていない状態)であれば、フラグFLAGに「0」を設定する。
ステップS22において、信号疎通OK(光信号が入力して、分散の補償が完了した状態)であれば、フラグFLAGに「1」を設定する。
ステップS22において、信号疎通OK(光信号が入力して、分散の補償が完了した状態)であれば、フラグFLAGに「1」を設定する。
ステップS23において、可変分散補償器48の光入力レベルがLOL閾値以上か否かを判別する。光入力レベルがLOL閾値未満のときには(S23,光入力なし)、ステップS24に進み、信号断と判断して、次のステップS25で、可変分散補償器48に対する分散補償制御を停止する。
ステップS23において、可変分散補償器48の光入力レベルがLOL閾値以上と判別されたときには(S23、光入力あり)、ステップS26に進み、光信号から低周波の信号を検出できたことを示すロック信号が検出されたか、それとも低周波の信号を検出できなかったことを示すアンロック信号が検出されたかを判別する。ステップS23及びS26の処理は、光信号の入力断を判定する処理である。
ステップS26において、アンロック信号が検出された場合には(S26,UNLOCK)、ステップS24に進み、光信号の入力断と判定し、次のステップS25で、可変分散補償器48に対する分散補償制御を停止する。
他方、ステップS26において、ロック信号が検出された場合には(S26,LOCK)には、ステップS27に進み、新たに光信号が入力した、あるいは信号断が復旧したものと判断する。
例えば、クロックデータリカバリ回路45は、ローパスフィルタ44から抽出される低周波の信号の同期が取れた場合にはロック信号を出力し、低周波の信号の同期が取れなかった場合にはアンロック信号を出力する。制御部46は、クロックデータリカバリ回路45からアンロック信号が出力された場合には、光信号が入力断の状態と判断し、可変分散補償器48の分散補償動作を停止させる。他方、クロックデータリカバリ回路45からロック信号が出力された場合には、光信号が新たに入力した、または入力断の状態から光信号が復旧したものと判断して、可変分散補償器48の分散補償動作を開始させる。
次のステップS28において、フラグFLAGが「1」か否かを判定する。フラグFLAGが「0」のときには(S28、NO)、すなわち、始めて光信号が入力したときには、ステップS29に進み、分散補償量として初期値の「0」を可変分散補償器48に出力して分散補償動作を開始させる。
他方、フラグFLAGが「1」のときには(S28、YES)、すなわち、光信号が一度入力して分散補償量の最適値が設定済のときには、ステップS30に進み、レジスタに記憶してある前回の分散補償量を初期値として可変分散補償器48に出力する。これにより、分散補償量を最適値にするまでの調整時間を大幅に短縮できる。
次のステップS31において、分散補償量の最適点になったなら、そのときの分散補償量をレジスタに格納する。そして、次のステップS32において、信号疎通情報となったことを記憶するためにフラグFLAGに「1」を設定する。
上述した第2の実施の形態によれば、光信号から低周波の信号を検出できるか否かにより、光信号の入力断を正確に判定することができる。さらに、信号が未疎通か、疎通済かを示す情報、つまり分散補償量の調整が終了しているか否かを示す情報を記憶しておき、信号断となり、再度光信号が入力したときには、上記の信号が未疎通か否かを示す情報を参照し、疎通済のときには、前回の分散補償量を初期値として分散補償量の制御を行うことで、分散補償の制御に要する時間を短縮することができる。
上述した実施の形態では、受信側のトランスポンダの受信部41が低周波の信号を検出する回路を有する例について説明したが、送信側のトランスポンダが送信部31と受信部41を有するようにしても良い。
また、トランスポンダの受信部41の回路構成は、図5に示したものに限らず、公知の他の回路を用いても良い。
Claims (5)
- 周波数の異なる複数の光信号の分散を個別に補償するための複数の分散補償器を有する波長分割多重装置であって、
低周波の信号で変調された周波数の異なる複数の光信号の内の1つの光信号を増幅する光増幅器と、
前記光増幅器から出力される光信号の分散を補償する分散補償器と、
前記光信号から前記低周波の信号を検出する検出部と、
前記検出部において、前記光信号から低周波の信号が検出されたときには、前記光信号が入力しているものと判断して前記分散補償器に補償動作を行わせ、前記光信号から低周波の信号が検出されないときには、前記光信号の入力断と判断して前記分散補償器の補償動作を停止させる制御を行う制御部とを備える波長分割多重装置。 - 前記検出部は、前記光信号を電気信号に変換する光/電気変換器と、前記光/電気変換器の出力信号の内の前記低周波の信号を通過させるローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力信号から前記低周波の信号を検出できたか否かを示す信号を出力する信号判定回路とからなる請求項1記載の波長分割多重装置。
- 前記制御部は、分散補償量の調整が行われたか否かを示す情報を記憶する記憶手段を有し、前記検出部において低周波の信号が検出され、かつ前記記憶手段に分散補償量の調整が行われたことを示す情報が記憶されているときには、前回の分散補償量を初期値として前記分散補償器に出力する請求項1記載の波長分割多重装置。
- 周波数の異なる複数の光信号の分散を個別に補償するために複数の分散補償器を有する波長分割多重装置の光信号の入力断の検出方法であって、
低周波の信号で変調された周波数の異なる複数の光信号の内の1つの光信号を光増幅器で増幅し、
前記光増幅器から出力される光信号の分散を分散補償器で補償し、
前記光信号から前記低周波の信号を検出し、前記光信号から低周波の信号が検出されたときには、前記光信号が入力しているものと判断して前記分散補償器に補償動作を行わせ、前記光信号から低周波の信号が検出されないときには、前記光信号の入力断と判断して前記分散補償器の補償動作を停止させる波長分割多重システムにおける光信号の入力断の検出方法。 - 分散補償量の調整が行われたか否かを示す情報を記憶手段に記憶しておき、前記光信号から前記低周波の信号が検出され、かつ前記記憶手段に分散補償量の調整が行われたことを示す情報が記憶されているときには、前回の分散補償量を初期値として前記分散補償器に出力する請求項4記載の波長分割多重システムにおける光信号の入力断の検出方法。
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