JP4997388B2 - スロットマシン - Google Patents
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Description
数字等の図柄(以下「図柄」と総称する)を表示した複数(通常は3個)のリールが回転を開始し、各リールに対応した複数(3個)のストップボタンを任意のタイミングで押下することで回転するリールが停止し、停止したリールの図柄の配列に応じて所定数の遊技媒体が払い出されるという遊技機である。
この種のスロットマシンでは、一般に、ゲームの面白さを増す等のために、複数のリールが一定の確率で自動的に制御され、各リールに付された図柄が所定配列となるよう停止する、いわゆる「内部当たり」と呼ばれる入賞制御が行われるようになっている。
具体的には、内部抽せんの結果、所定の入賞内容に当せんすると、回転する複数のリールは、一定範囲内(例えば、該当する図柄の位置から図柄4コマ分の範囲内)で、遊技者が各ストップボタンを押すタイミングに拘わらず、図柄が入賞ライン上で「7・7・7」や「BAR・BAR・BAR」、「スイカ・スイカ・スイカ」、「ベル・ベル・ベル」等、その入賞内容に応じた所定の配列となるように停止制御(入賞制御)される。
そして、この停止制御の結果、遊技の巧拙等に拘わらず、遊技者が一定範囲内でストップボタンを押下すれば、図柄が所定の入賞配列となるようにリールが停止するので、遊技者には停止した入賞配列に応じた所定量の遊技媒体が払い出されることになる。
そして、このようなリールの停止制御が行われる入賞内容としては、一般に、数種類の入賞内容が設定されるようになっており、内部抽せんによって各ゲーム毎にいずれかの入賞内容が決定される。
入賞内容は、例えば、大量の遊技媒体の払出しが可能となる「レギュラーボーナス(RB)」や「ビッグボーナス(BB)」等のボーナスゲーム、少量の遊技媒体の払出しがある「小役」、遊技媒体の投入なしで遊技が行える「再遊技(リプレイ)」、遊技媒体の払出しがない「ハズレ」等、数種類があり、抽せんで決定された各入賞内容に応じて所定数の遊技媒体が払い出され、また払い出されないようにリールが停止制御されるようになっている。
「レギュラーボーナス(RB)」の場合、抽せんに当せん後、所定の入賞図柄(例えば「BAR・BAR・BAR」)が揃うとボーナスゲームが開始(入賞)となり、以後数ゲームが1セットとなったボーナスゲーム用のリール停止制御が行われ、そのボーナスゲーム中は、「小役」や大量払出しのある「大当たり」の図柄配列となるよう、リールが継続的に制御され、大量の遊技媒体が払い出されるようになる。
抽せんの結果「ハズレ」となった場合には、各リールの図柄が遊技媒体の払出しのない配列(いずれの入賞図柄も揃わない配列)となるように停止制御される(入賞阻止制御)。
そこで、従来のスロットマシンは、ボーナスゲームの内部当たりが発生した場合、遊技者にボーナスゲームの内部当たりを告知することで、遊技者がボーナスゲームを確実に楽しむことができるようになっていた。
この種のボーナスゲームの内部当たり告知としては、遊技者の停止ボタンを押すタイミングに応じてリールの停止位置を制御して、リーチ目と呼ばれる特定の図柄配列を揃えることで行われていた。
また、スロットマシンの機種が異なると、リーチ目も異なるので、遊技者がリーチ目を知らずに遊技することもあった。
そこで、ボーナスゲームの内部当たりが発生した場合、スピーカから特定の音を発生させたり、告知ランプを点灯させる等、遊技者が確実に認識できる方法でボーナスゲームの内部当たりを告知するスロットマシンが開発された(例えば、特許文献1、2参照)。
ところが、このような目押しのできない遊技者の場合、ボーナスゲームの内部当たりが発生しているにもかかわらず、当選図柄の入賞配列を揃えることができず、ボーナスゲームをなかなかスタートさせることができないことがある。
このような場合、目押しのできない遊技者は、周囲の人からプレッシャを感じたり、目押しできない自分を非常に恥ずかしく感じてしまい、極端な場合には遊技意欲を喪失してしまうといった弊害が指摘されていた。
また、内部当たり告知を利用して新たな演出等が行えるようになれば、遊技者に対して魅力のある新たなスロットマシン遊技を提供することが可能となるが、そのような内部当たり告知は現在までのところ実現されていない。
その結果、目押しのできない遊技者が、内部当たりの告知によって、周囲の人からプレッシャを感じたり、目押しできない自分を非常に恥ずかしく感じることを回避し、スロットマシンに対する遊技意欲を高めることができる。
このような構成からなる本発明のスロットマシンによれば、所定の表示内容を表示する表示パネルの視野角を制限する視野角制限壁を備えることで、隣接スロットマシンの遊技者からも内部当たり告知表示部の告知表示が目視できなくなり、ボーナスゲーム等の内部当たりが周囲の人に知られる可能性をより低下させることができる。
このような構成とすることにより、小型の液晶表示パネル等からなる表示パネルによって、単なるライトの点灯や点滅だけでなく、静止画や動画からなる写真やアニメーション表示等の多様な表示内容を表示することができ、遊技者にとって刺激的で魅力ある表示内容によって内部抽せんの当せんを告知することができる。
これによって、内部抽せんの当せんを知ることができることは勿論、動画やアニメーション等による表示内容自体を楽しむことができ、当せん告知と演出を組み合わせた従来にはない魅力的な告知表示を実現することができる。
このようにすると、前面パネルに凸部を形成することなく、内部当たり告知表示部の視野角を制限することができる。
また、凹部の奥側は、外乱光の影響が少ないので、表示パネルの視認性が向上するという利点もある。
このようにすると、内部当たり告知表示部の左右方向の視野角を狭くしつつ、上下方向の視野角を広げることができ、当該スロットマシンの遊技者にのみ目視しやすい告知表示部とすることができる。
このようにすると、隣接スロットマシンの遊技者による告知表示の目視を困難にしつつ、遊技者の目の高さにある程度の自由度を確保できる。
その結果、遊技者の座高の違いや、遊技者の姿勢変化にも対応することが可能になる。
このようにすると、内部当たり告知表示部の上下方向の視野角を広げつつ、隣接スロットマシンの遊技者による告知表示の目視を困難にして、当該スロットマシンの遊技者にのみ目視しやすい告知表示部とすることができる。
このようにすると、単なるライトの点灯や点滅によるのではなく、変化する静止画や動画によって多様な表示内容を表現することができ、遊技者にとって刺激的で魅力ある内部抽せんの当せん告知を行うことができ、変化する動画やアニメーション等による表示内容自体を楽しむこともでき、当せん告知と演出を組み合わせた従来にはない魅力的な告知表示を実現することができる。
また、このような変化する画像による告知は、表示パネルの表示を見ても、静的画像又は動的画像の特定の変化を認識しない限り、直ちに内部当たりに当せんしたと判断することは難しく、周囲の人から見て内部当たりがより判りにくくなるという効果もある。
[第一実施形態]
まず、図1〜図6を参照して、本発明の第一実施形態に係るスロットマシンについて説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係るスロットマシンを示す正面図であり、図2は、同じく本実施形態に係るスロットマシンの一部を断面にした側面図、図3は、本実施形態に係るスロットマシンの内部を示す斜視図である。
そして、本実施形態のスロットマシン1では、複数のリール21a〜21cのリール表示窓3の下側の、前面パネル2のほぼ左右中央位置(例えば、中央リール21bの直下位置)に、内部当たり告知表示部9が配置されるようになっている。
前扉1aは、スロットマシン1の筐体にヒンジ等を介して開閉自在に取り付けられる扉体で、この前扉1aに前面パネル2とその他各部が備えられてスロットマシン1の正面部を構成している。
前扉1aの最上部には、表示器Lが備えられている。
表示器Lは、点灯・点滅するランプ等からなる表示手段であり、大当たり当せん時や各種役の入賞時,遊技媒体の払出時等に、ランプが点灯・点滅することで演出が行われるようになっている。
リール表示窓3は、スロットマシン1内部に配設された三つのリール(左)21a,リール(中)21b,リール(右)21cの視認用窓部で、通常、無色透明又は有色透明な樹脂製パネル等からなり、三つの各リール21の周囲に描かれた複数の図柄のうち、縦方向に連続して隣接する複数(通常三つ)の図柄をそれぞれ視認,識別できるようになっている。
このリール表示窓3から視認されるリール21a〜21cの停止図柄が所定の入賞ラインに沿って所定の入賞配列に揃うことにより、ゲームの入賞が決定されるようになっている。
この内部当たり告知表示部9については、さらに後述する(図4参照)。
なお、前面パネル2のリール表示窓3の下側には、クレジット表示部2aなど他の表示器類を備えるようにしてもよい。クレジット表示部2aは、複数桁の7セグメントLED表示パネルで構成されており、装置内部にクレジットとして貯溜されたメダルの枚数を表示することができる。
スタートレバー4は、三つの各リール21の回転を開始させるゲームスタート手段であり、このスタートレバー4が遊技者の操作によって押下されることで、制御部10にスタート信号が出力され、本体内部の各リール21a〜21cが一斉に(又は順次)回転するようになっている。
また、このスタートレバー4の押下によりスタート信号が入力されることで、制御部10において内部抽せんが行われる。
従って、遊技者がこれらスタートレバー4及び停止ボタン5を操作することにより、三つのリール21a〜21cを回転及び停止させて、各リール21a〜21cに付された図柄を所定の入賞配列となるよう揃えるスロットマシン遊技を行うことができる。
また、メダル投入口6から投入されるメダルの数は、クレジットとして制御部10内に記憶される。つまり、遊技の開始に先立って、予め複数のメダルを投入し、装置内部に貯留,記憶できるようになっている。
精算ボタン6bは、遊技の終了時等にクレジット貯留メダルを精算するためのスイッチであり、この精算ボタン6bが押下されることで、貯留メダル分のメダルがホッパー装置30から排出されるとともに、制御部10に記憶された貯留メダル数のデータも消去される。
前扉1aの最下部には、メダル払出口8及びスピーカSPが備えられている。
メダル払出口8は、停止ボタン5の押下によって停止されたリール21が所定の入賞配列となった場合に、筐体内のホッパー装置30から排出される入賞配列に応じた数量の入賞メダルが払い出されるようになっている。
スピーカSPは、遊技者に対してメロディ音やメッセージ音等の各種の音声を発生するようになっており、例えば、入賞図柄が揃って大当たりや小役に入賞した場合等に、所定の演出音声を発するようになっている。
ドラムユニット20は、三つのリール21a,21b,21cと、三つのリール21a〜21cを回転自在に保持し、各リール21a〜21cに対応するステッピングモータ23a〜23cを回転駆動することで各リール21a〜21cの回転の始動,定速回転及び停止の制御を行うモータ駆動回路22と、停止された各リール21a〜21cの停止位置を検出して位置信号を制御部10に出力する回胴位置検出部24を備えている(図5参照)。
このホッパー装置30から排出されるメダルが、前扉1aのメダル払出口8からスロットマシン前面に払い出されて遊技者に提供されることになる。
図4(a)は、本実施形態に係るスロットマシンの内部当たり告知表示部を示す正面図であり、同図(b)は、同図(a)に示す内部当たり告知表示部のA−A線断面図(平断面図)、同じく同図(c)は、内部当たり告知表示部のB−B線断面図(側断面図)である。
図1〜図4に示すように、スロットマシン1の前面パネル2には、内部抽せんの当せんを告知する内部当たり告知表示部9が備えられている。
この内部当たり告知表示部9において、内部抽せんでボーナスゲーム(BB,RB)に当せんすると、所定の入賞図柄(「7・7・7」,「BAR・BAR・BAR」)が揃うまでの間、所定のタイミングで内部当たりを告知する所定の告知表示が行われるようになっている。
このようにすると、内部当たり告知表示部9の前方が、スロットマシン1と向き合っている遊技者の体で遮蔽されるので、ボーナスゲーム等の内部当たりを、周囲の人(特に、背後に立っている人)に知られることなく、遊技者だけに告知することができる。
その結果、目押しのできない遊技者が、内部当たりの告知によって、周囲の人からプレッシャを感じたり、目押しできない自分を非常に恥ずかしく感じることを回避し、スロットマシン1に対する遊技意欲を高めることができる。
また、表示パネル9aの周囲には、少なくとも左右方向の視野角を制限する視野角制限壁9bを備えることが好ましい。
このようにすると、隣接スロットマシンの遊技者からも内部当たり告知表示部9の告知表示が目視できなくなるので、ボーナスゲーム等の内部当たりが周囲の人に知られる可能性をより低下させることができる。
なお、内部当たり告知表示部9に用いる表示パネル9aは、上記のような液晶表示パネルに限定されない。例えば、LED表示パネル(7セグメントLED表示パネル,マトリクスLED表示パネル等)やランプ表示パネルを用いることができる。
このようにすると、前面パネル2に邪魔な凸部を形成することなく、内部当たり告知表示部9の視野角を制限することができる。しかも、凹部の奥側は、外乱光の影響が少ない暗所なので、表示パネル9aの視認性が向上するという利点もある。
また、凹部前面は開口していてもよいが、図4(b)、(c)に示すように、奥側の表示パネル9aが視認可能な透明・透光性部材からなる窓部9cを備えることが好ましい。このような窓部9cを備えることで、奥側の表示パネル9aを汚れやいたずら等から保護することができる。また、窓部9cを遊技者にのみ表示パネル9aの表示内容が可能な偏光性部材で形成することで、遊技者の後ろや横にいる他の人には表示パネル9aの表示内容が視認できないようにすることができる。
このようにすると、内部当たり告知表示部9の視野角を良好に制限することができるとともに、外乱光の影響が少ない暗所で告知表示を行うことができる。
また、内部当たり告知表示部9の上下方向の視野角は、左右方向の視野角よりも広く設定されることが好ましい。例えば、凹部の平断面形状を、左右両辺がほぼ垂直な長方形としつつ、凹部の側断面形状を、遊技者側が下辺、表示パネル9a側が上辺となる台形とする。
このようにすると、隣接スロットマシンの遊技者による告知表示の目視を困難にしつつ、遊技者の目の高さにある程度の自由度を確保できる。その結果、遊技者の座高の違いや、遊技者の姿勢変化にも対応することが可能になる。
しかも、本実施形態では、正面形状が長方形の表示パネル9aを縦長状に配置しているので、内部当たり告知表示部9の左右方向の視野角をより狭くしつつ、上下方向の視野角を広げることができる。
このようにすると、単なるライトの点灯や点滅によるのではなく、変化する静止画や動画によって多様な表示内容を表現することができ、遊技者にとって刺激的で魅力ある内部抽せんの当せん告知を行うことができ、変化する動画やアニメーション等による表示内容自体を楽しむこともでき、当せん告知と演出を組み合わせた従来にはない魅力的な告知表示を実現することができる。
また、このような変化する画像による告知は、表示パネル9aの表示を見ても、静的画像又は動的画像の特定の変化を認識しない限り、直ちに内部当たりに当せんしたと判断することは難しく、周囲の人から見て内部当たりがより判りにくくなるという効果もある。
この内部当たり告知表示部9の表示パネル9aに表示される表示内容は、制御部10の内部当たり告知表示部駆動回路16で駆動・制御される(図5参照)。
図5は、本発明の第一実施形態に係るスロットマシンの制御部及びその周辺構成の概略を示すブロック図である。
この図に示すように、本実施形態の制御部10は、上述したスロットマシン1の各部を制御する制御手段であって、IC,メモリ,各種回路基板等を備えたマイクロコンピュータを有して構成されている。
具体的に説明すると、制御部10は、CPU11と、記憶手段となるRAM12及びROM13,基準クロックを発生するクロック発生回路14,内部抽せん用の乱数を発生する乱数発生回路15,内部当たり告知表示部9を駆動・制御する内部当たり告知表示部駆動回路16,クレジット表示部2a等の各種表示部を駆動する表示部駆動回路17,スピーカSPを介して音声を発生させるサウンド回路18,演出用の表示器Lを駆動させる表示器駆動回路19等を備えており、各種入力機器(4〜7)からの入力信号に応じて、ドラムユニット20、ホッパー装置30などの制御を行う。
また、制御部10は、ドラムユニット20から入力されるマーカー信号により、各リール21a〜21cの停止図柄を認識し、この停止図柄が所定の入賞配列か否かを判定するようになっており、判定の結果、所定の入賞配列であるときは、入賞の種類に応じた枚数のメダルの払い出し処理を行うようになっている。
内部抽せんは、各ゲーム毎に行われる抽せん処理であり、カウンタIC等からなる乱数発生回路15とROM13に予め設定,記憶された抽せんテーブルにより実行され、抽出された乱数が抽せんテーブルのいずれの領域に属しているかで、その属する領域が示す内容が抽せん結果として決定・当選するようになっている。
具体的には、乱数発生回路15は、所定の乱数幅の範囲(例えば1〜16384)で乱数を発生させる。抽せんテーブルは、ROM13に格納されるデータテーブルからなり、乱数値が取り得る範囲(1〜16384等)に対応して所定の当選内容が割り当てられている。
そして、スタートレバー4が押下された瞬間に乱数発生回路15から一の乱数が抽出され、その抽出された乱数が抽せんテーブルの値と照合されることにより、その乱数が属する当せん内容が抽せん結果として決定され、その当せん内容に応じてリール21の停止位置が制御され、ある入賞内容に当選すると、遊技者の停止ボタン5を押すタイミングに拘わらず、一定範囲内で各リール21に付された図柄がその入賞内容に応じた配列となるように停止制御されることになる。
そして、この内部当たり告知表示部9の表示パネル9aに表示される表示内容は、制御部10の内部当たり告知表示部駆動回路16で駆動・制御されるようになっている。
なお、本実施形態では、上記の演出態様を用いて、ボーナスの内部当たりを告知するが、内部抽せんの抽せん結果だけでなく、内部抽せんにおける当せんの期待度、内部抽せんの抽せん確率、滞在中の遊技モードなどを上記の演出態様で告知するようにしてもよい。
図6は、本実施形態に係るスロットマシンの内部当たり告知表示処理を示すフローチャートである。
また、図7は、本実施形態の内部当たり告知表示部9に表示される表示内容の一例を示す図であり、同図(a)は通常遊技状態用の表示、同図(b)はボーナス当たりを告知する告知用の表示である。
この判断結果がボーナス当たり以外である場合は、予め決められた通常遊技状態時用の表示を内部当たり告知表示部9に表示させる(S2)。
通常遊技状態時の表示内容としては、例えば、図7(a)に示すように、スロットマシンの機種毎に設定されたキャラクタ等を動画表示させることができる。
そして、内部抽せんの結果、ボーナス当たりである場合は、所定のタイミングで、所定の内部当たり告知用の表示内容を内部当たり告知表示部9に表示させる(S3)。
この内部当たり告知用の表示は、所定のタイミングで表示させ、また、表示を終了させることができ、例えば、内部抽せんの当せん直後、すなわちスタートレバーの当せん直後に表示させ、以後ボーナスゲームがスタートするまで表示を継続させることもでき、あるいは、3つのリールが全て停止して次のゲームがスタートするまでの間だけ、ボーナスゲームがスタートするまで表示のON/OFFを繰り返すように表示させてもよい。
これにより、ボーナスゲーム等の内部当たりを、周囲の人(特に、背後に立っている人)に知られることなく、遊技者だけに告知することが可能になる。その結果、目押しのできない遊技者が、内部当たりの告知によって、周囲の人からプレッシャを感じたり、目押しできない自分を非常に恥ずかしく感じることを回避し、スロットマシン1に対する遊技意欲を高めることができる。
これによって、内部抽せんの当せんを知ることができることは勿論、動画やアニメーション等による表示内容自体を楽しむことができ、当せん告知と演出を組み合わせた従来にはない魅力的な告知表示を実現することができる。
次に、本発明に係るスロットマシンの第二実施形態について、図8を参照して説明する。
なお、本実施形態において、上述した第一実施形態と共通の構成部分については、第一実施形態と同じ符号を付け、対応する説明を援用する。
図8は、本発明の第二実施形態に係るスロットマシンの正面図である。
このように表示パネル9aを横長状に配置すると、縦長状に配置した場合と比較して、左右方向の視野角がやや広がる可能性はあるが、ドラムユニット20との干渉を容易に回避できるので、既存のスロットマシンの配置構成のまま、内部当たり告知表示部9を追加できるという利点がある。
例えば、上述した実施形態においてスロットマシンの内部抽せんにより抽せん,決定される入賞内容としては、小役,再遊技(リプレイ),ビッグボーナス(BB),レギュラーボーナス(RB),チャレンジタイム(CT),シングルチャレンジタイム(SCT),シングルボーナス(SB),ハズレなどがあるが、入賞内容は特に限定されるものではなく、それによって本発明の適用対象や作用効果等が影響されることはない。
このような遊技球を使用して遊技可能なスロットマシンは、パチロット等とも呼ばれ、本発明のスロットマシンとして適用可能である。
2 前面パネル
3 リール表示窓
4 スタートレバー
5 停止ボタン
9 内部当たり告知表示部
9a 表示パネル
9b 視野角制限壁
10 制御部
21 リール
Claims (1)
- 所定のスタート操作に応じて複数のリールを回転させるとともに、所定の内部抽せんを行い、所定の停止操作に応じて各リールを停止させ、停止したリール上の図柄配列に応じて所定の遊技媒体を払い出すスロットマシンであって、
前記スロットマシンの前面パネルに、
前記リールの図柄を表示するリール表示窓と、
前記内部抽せんの当せんを告知する内部当たり告知表示部と、を備えるとともに、
前記内部当たり告知表示部が、
前記内部抽せんの当せんを告知する所定の表示内容を表示する表示パネルと、
前記表示パネルの少なくとも左右方向の視野角を制限する視野角制限壁と、を備え、
前記リール表示窓の下側で、かつ、前記前面パネルの中央位置に配置されるとともに、
前記前面パネルに形成される凹部の奥側に前記表示パネルを配置し、前記凹部の内壁面を前記視野角制限壁とし、
当該内部当たり告知表示部の側断面形状が、遊技者側を下辺、表示パネル側を上辺とする台形をなし、前記内部当たり告知表示部の上下方向の視野角が、左右方向の視野角よりも広く設定されたことを特徴とするスロットマシン。
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