JP4994981B2 - Method of temporary suspension operation of a carrier in an automatic circulation type cableway - Google Patents
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Description
本発明は、中間停留場を有する自動循環式索道設備の停留場において、車椅子を利用する乗客等が搬器に乗降するのに際し、搬器を一時停止して乗降を行う運行方法に関するものである。 The present invention relates to an operation method in which a passenger or the like who uses a wheelchair gets on and off a carrier at a stop of an automatic circulation type cableway facility having an intermediate stop to temporarily get on and off the carrier.
自動循環式索道設備は、両端の停留場に配設された各滑車間に索条を無端状に張架し、この索条に搬器を懸垂して停留場間を循環させ運行を行うもので、山岳地の観光用輸送設備やスキー場における輸送設備として多く用いられていることはひろく知られている。また近時には、博覧会等の会場内の輸送設備としても利用されており、都市あるいは地域交通手段としての用途にも注目されている。 The automatic circulation type cableway equipment is operated by suspending a rope endlessly between each pulley arranged at the stops at both ends, and suspending a carrier on this rope to circulate between the stops. It is widely known that it is widely used as a transportation facility for sightseeing in mountainous areas and as a transportation facility for ski resorts. Recently, it has also been used as a transport facility in venues such as expositions, and is also attracting attention as an application for urban or regional transportation.
この自動循環式索道設備における運行は、概略次のように行われる。まず、索道線路中には、複数の搬器が所定の間隔で配置されており、これら搬器に具えた握索機が索条を握索し、索条の移動とともに搬器が移動する。搬器が停留場に到着すると、停留場内に高架した本線レールに搬器の握索機が乗り移り、次いで握索機が索条を放索して本線レール上を走行する。本線レールに沿っては搬器の移送装置が配設されており、到着した搬器はこの移送装置により減速され、減速が完了した後に微速で移送されながら乗客の降車が行われる。この後搬器は、本線レールに沿ってU字状に出発側へ回送され、搬器が微速で移動しながら乗客の乗車が行われる。そして、乗車が完了すると搬器は移送装置により再び加速させられ、索条の速度と同一になると索条を握索し、索条に懸垂されて索道線路中へと出発する。以上の動作は、所定間隔で配置された搬器が次々に停留場に到着するごとに順次行われる。 The operation of this automatic circulation type cableway facility is generally performed as follows. First, a plurality of transporters are arranged at predetermined intervals in the cableway, and the gripping device provided in these transporters grips the rope, and the transporter moves as the rope moves. When the transporter arrives at the stop, the gripper of the transporter is transferred to the main rail elevated in the stop, and then the gripper unloads the rope and travels on the main rail. A transport device for the transporter is disposed along the main rail, and the transporter that has arrived is decelerated by the transport device, and the passengers get off while being transported at a very low speed after the deceleration is completed. Thereafter, the transporter is sent to the departure side in a U shape along the main rail, and passengers are boarded while the transporter moves at a slow speed. When the boarding is completed, the transporter is accelerated again by the transfer device. When the speed becomes the same as the speed of the cable, the cable is gripped, suspended by the cable, and departed into the cableway. The above operation is sequentially performed every time the transporters arranged at predetermined intervals arrive at the stop one after another.
このような搬器が移動しながら乗降を行う運行方法は、従前のように山岳地やスキー場等に設備して一般健常者の乗客の利用に供するには問題がない。しかしながら、上記したように都市や地域の交通手段として利用する場合には、車椅子利用者等に対する利便性や安全性が考慮されなくてはならず、このような利用者の場合には、搬器を一端停止させて乗降を行うことが最良の方法である。 Such an operation method of getting on and off while the transporter is moving has no problem if it is installed in a mountainous area, a ski resort or the like and used for passengers of normal healthy people. However, when used as a means of transportation in cities and regions as described above, convenience and safety for wheelchair users must be taken into account. It is the best way to stop and get on and off.
このように自動循環式索道設備において搬器の一時停止を行って運行する方法としては、停留場内の本線レールの搬器回送部分の外側に側線レールを設け、特定の搬器をこの側線レールに導入して一旦停止させて乗降を行った後、この搬器を再び本線レールへ合流させる運行方法が提案されている(特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載された運行方法においては、本線レールとは別途に側線レールを設ける構成であり、これに付随して搬器の移送装置やレールの切換装置等をも設ける必要があるとともに、これらを設置するスペースないし用地を確保せねばならず、設備に要する費用が高価になるという問題があった。
However, in the operation method described in
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、自動循環式索道設備において、大掛かりな設備やスペースを必要とすることなく停留場内で特定の搬器を一時停止して運行を行うことのできる、自動循環式索道における搬器の一時停止運行方法を提供することを目的としている。 The present invention has been made to solve such problems, and in an automatic circulation type cableway facility, a specific carrier is temporarily stopped and operated without requiring large facilities or space. The purpose of this is to provide a method for temporarily stopping a carrier in an automatic circulating cableway.
上記課題を解決するために本発明に係る自動循環式索道における搬器の一時停止運行方法では、両端の停留場と該停留場間に位置する中間停留場とこれらの停留場間を循環移動する複数の搬器とを備えて運行を行う自動循環式索道において、前記搬器の内の少なくとも一台の搬器は前記各停留場内で一時停止を行う一時停止搬器であって、前記一時停止搬器が両端の停留場において一時停止を行う直前には、該一時停止搬器と該一時停止搬器の後続の搬器との間には通常間隔よりも広く設定された搬器間隔を有し、中間停留場において前記一時停止搬器が一時停止を行った後に、該中間停留場の回送移送装置の制御により通常の移送速度よりも速い速度で前記搬器を移送することで、該一時停止搬器と前記後続の搬器の間隔が両端の停留場における前記搬器間隔に戻されることを特徴としている。 In order to solve the above-mentioned problem, in the method for temporarily stopping a transporter in an automatic circulation cableway according to the present invention, a plurality of vehicles that circulate and move between a stop at both ends, an intermediate stop located between the stops, and these stops In the automatic circulation type cableway that operates with at least one transporter, at least one of the transporters is a temporary stop transporter that temporarily stops in each stop, and the stop transporter is stopped at both ends. Immediately before the temporary stop at the field, there is a carrier interval set wider than the normal interval between the temporary stop carrier and the subsequent carrier of the temporary stop carrier, and the temporary stop carrier at the intermediate stop After the temporary stop, the transporter is transferred at a speed higher than the normal transfer speed by the control of the forward transfer device of the intermediate stop, so that the interval between the temporary transporter and the subsequent transporter is at both ends. At the stop It is characterized in that back to kicking the carriage spacing.
本発明によれば、一時停止を行う搬器とこの搬器の後続の搬器との間隔を適度に配置することで搬器の一時停止運行を行うことができ、大掛かりな設備やスペースを必要とすることがない。また、既存の設備に本発明を適用する場合にも、一時停止を行う搬器を検出する検出器を設け、この検出器の信号により搬器の移送装置の制御を行うようにすればよいので、極めて容易に、且つ安価に適用することができる。 According to the present invention, it is possible to perform a temporary stop operation of the transporter by appropriately arranging the interval between the transporter that performs the temporary stop and the subsequent transporter of the transporter, and requires a large facility and space. Absent. In addition, even when the present invention is applied to existing equipment, it is only necessary to provide a detector for detecting a carrier to be temporarily stopped, and to control the transfer device of the carrier by the signal of this detector. It can be applied easily and inexpensively.
以下、図面に基づき、本発明に係る自動循環式索道における搬器の一時停止運行方法の具体的実施の形態を説明する。図5は、中間停留場を有する自動循環式索道設備全体の配設関係を示したものである。 Hereinafter, based on drawings, the concrete embodiment of the temporary stop operation method of the carrier in the automatic circulation type cableway according to the present invention will be described. FIG. 5 shows the arrangement relationship of the entire automatic circulation type cableway facility having an intermediate stop.
図に示すように、本願の自動循環式索道設備は、両端の停留場11、12とこれらの停留場11、12の間に位置する中間停留場13を有している。両端の停留場11、12には、それぞれ滑車14、17が枢設されており、また、中間停留場13には、滑車15、16が枢設されている。一端の停留場11の滑車14と、中間停留場13の滑車15との間には、索条18が無端状に張架されており、同様に他端の停留場12の滑車17と、中間停留場13の滑車16との間には、索条19が無端状に張架されている。そして、これらの索条18、19は、ともに同一の回転方向に循環して移動するように駆動される。
As shown in the figure, the automatic circulation cableway facility of the present application has
索道線路中には、索条を握放索可能になした従来公知の搬器26が索条18、19に懸垂して等間隔で配置されている。これら複数の搬器26は、索道線路中では索条18、19を握索して索条の移動とともに移動し、停留場11、12、13内では、索条18、19を放索するとともに、各停留場に備えられたレール20、21、22に支持され、これに沿って移動する。
In the cable track, conventionally known
両端の停留場11、12に備えられたレール20、22は、平面視U字形状をなしており、このレール20、22に沿っては、搬器26を移送するための移送装置が設けられている(図示せず)。移送装置は、従来から公知のものであって、例えば、複数のゴムタイヤ車輪をレールに沿って並設し、このゴムタイヤ車輪の周縁を搬器26の握索機に押圧当接して搬器26の移送を行うものが用いられ、搬器26の到着側で搬器26の速度を減速させる減速移送装置と、減速された搬器26を緩速で移送する回送移送装置と、搬器26の出発側で搬器26の速度を索条18、19と同一速度まで加速させる加速移送装置からなっている。停留場11、12において矢印A方向に向けて到着した搬器26は、レール20、22に乗り移るとともに索条18、19を放索し、減速移送装置にて緩速まで減速させられる。次いで、搬器26は回送移送装置により緩速の状態を保って円弧軌道に沿って出発側へと回送されるが、このときに搬器26の通過する軌道の側方には、乗降場23、25が設けられており、この部分で乗客の乗降が行われる。そして、出発側へと回送された搬器26は、加速移送装置により索条18、19と同一速度まで加速されたのち索条18、19を握索し、矢印B方向へ向けて索道線路中に出発する。
The
一方、中間停留場13に備えられたレール21は、直線形状をなしており、このレール21に沿っては上記と同様に搬器26を移送するための移送装置が設けられている(図示せず)。すなわち、この移送装置は減速移送装置と、回送移送装置と、加速移送装置からなっており、中間停留場13に到着した搬器26は、索条18、19を放索して減速した後、緩速で停留場の中央部付近を回送され、その後再び加速されて索条18、19を握索し、索道線路中へと出発する。中間停留場13においては、停留場の中央部付近における回送移送区間に乗降場24が設けられており、この区間で乗客の乗降が行われる。
On the other hand, the
このように構成した自動循環式索道設備の各停留場において、特定の搬器を一旦停止させて運行を行う方法を説明する。図1及び図2は、一端の停留場11における搬器26の配置を示しており、各図に示された搬器26の動作ないし態様は、他端の停留場12においても同様に行われる。まず、図2において搬器26aは、出発側から加速されて矢印B方向へ出発する状態である。搬器26bは乗降場23の位置を緩速で移送されながら乗客の乗降が行われている状態であり、停留場11内で一時停止を行う一時停止搬器26cは、到着側において矢印A方向に進入し減速が終了した状態である。ここで、搬器26aと搬器26bは、ともに乗降場23においては停止することなく緩速で移動しながら乗客の乗降を行う搬器であり、一時停止搬器26cは乗降場23の任意の位置で一旦停止を行って乗降を行う搬器であって、図においては分かり易くするために斜線で示している。そして図の状態においては、各搬器26a、26b、26c間の間隔は等間隔であって、例えば一定の位置を各搬器26a、26b、26cが12秒毎に通過するような間隔が設定されている。以降この間隔を通常間隔と呼ぶこととし、本実施の態様においては、この通常間隔を具体的に12秒であるものとして説明するが、実際の実施に当たっては、この時間に限定されることはなく、停留所内での搬器の移動の際に搬器同士が接触や干渉をすることがなく、また、乗客の乗降に要する時間を考慮して設定されるものである。
A description will be given of a method in which a specific carrying device is temporarily stopped and operated at each stop of the automatic circulation type cableway equipment configured as described above. 1 and 2 show the arrangement of the
次いで、図1は、一時停止搬器26cが一時停止位置まで進行して停止した時点の状態を示しており、この位置に一時停止搬器26cが達すると回送移送装置の制御により一時停止搬器26cが停止させられる。この停止を開始した時点では、一時停止搬器26cと先行の搬器26bとの間隔は変わらずに、通常間隔である12秒である。これに対して、一時停止搬器26cと後続の搬器26dの間隔は、あらかじめ通常間隔の2倍である24秒に設定されて搬器26dが配置されている。この状態から一時停止搬器26cは、通常間隔の1/2の時間、即ち6秒間の停止を行ってこの間に乗客の乗降が行われ、この後に回送移送装置が動作して一時停止搬器26cは移動を開始する。一時停止搬器26cが移動を開始した時点では、一時停止搬器26cが停止したことにより一時停止搬器26cと先行の搬器26bとの間隔は、6秒間広がって18秒となり、一時停止搬器26cと後続の搬器26dとの間隔は、6秒間縮まって18秒となる。つまり、それぞれの搬器間の間隔は等間隔であって通常間隔の1.5倍となる。そしてこの後、後続の搬器26dは、通常の搬器と同様に乗降場の位置では一旦停止することなく回送され、したがってこれらの搬器26b、26c、26dは、中間停留場13までの間、上記の間隔を保持して索道線路中を移動する。
Next, FIG. 1 shows a state at the time when the
以上の動作を行うためには、索道の運行を制御する制御装置において一時停止搬器26cが識別され、また、これにより移送装置の動作が制御される必要がある。一時停止搬器26cを識別する方法としては、一時停止搬器26cにRFIDタグを備えてこれを停留場内で検知するような非接触での検知方法や、搬器から突出する部材をあらかじめ搬器26cに設け、これを停留場に備えたリミットスイッチで検知するような接触式の検知方法などが用いられる。そして、このようにして検知された一時停止搬器26cの検知信号は、上記制御装置へと入力され、この信号を基に一時停止搬器26cの進行位置が算出され、これに基づいて移送装置の制御が行われる。
In order to perform the above operation, it is necessary to identify the
次に、中間停留場13における各搬器の動作を説明する。図3において、先行する搬器26aは、中間停留場13の乗降場24を通過して出発側から加速される状態であり、この搬器26aの後方には、この搬器26aと通常間隔を保持して搬器26bが乗降場24を緩速で進行している。この搬器26bの後方には、上記したように通常間隔の1.5倍の間隔を有して一時停止搬器26cが到着する。この一時停止搬器26cは、到着して減速後、乗降場24の所定の位置に達すると回送移送装置の制御により移動を停止する。一時停止搬器26cは、この停止位置で停留場11と同様に通常間隔の1/2の時間、即ち6秒間の停止を行ってこの間に乗客の乗降が行われる。そして、6秒間の停止時間の経過後に再び一時停止搬器26cが移動を開始する時点においては、図4に示すように一時停止搬器26cに先行する搬器26bは、一時停止搬器26cとの間隔が通常間隔の2倍である24秒に広がっており、一方、一時停止搬器26cの後続の搬器26dと一時停止搬器26cとの間隔は狭まって通常間隔の12秒となっている。
Next, operation | movement of each carrier in the
この後、停止位置から移動を開始した一時停止搬器26cは、回送移送装置の制御により通常の移送速度よりも速い速度で移送が行われる。そして、この移送により一時停止搬器26cと後続搬器26dとの間隔は、再び通常間隔の2倍、即ち24秒間を保つように間隔を広げられる。そして、この間隔を保持して一時停止搬器26c及び搬器26dは、中間停留場13から索道線路中へと出発する。
Thereafter, the
このように、中間停留場13においては、一時停止搬器26cと後続の搬器26dとの間隔が一時停止搬器26cの停止により一時的に通常間隔まで短縮するが、その後一時停止搬器26cの移送を通常より速く行うことで各搬器間の間隔が初期の状態、即ち、前記した停留場11における状態と同一の間隔になるようにしている。したがって、他端の停留場12において各搬器26b、26c、26dは、停留場11において行った動作と同一の動作により一時停止搬器26cの停止動作を行えばよく、以上の一連の動作により一時停止搬器26cは、各停留場において停止動作を行うことができる。
As described above, in the
11、12 停留場
13 中間停留場
14、15、16、17 滑車
18、19 索条
20、21、22 レール
23、24、25 乗降場
26、26a、26b、26c、26d 搬器
A、B 矢印
11, 12
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