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JP4981757B2 - ロボット玩具 - Google Patents

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JP4981757B2
JP4981757B2 JP2008182856A JP2008182856A JP4981757B2 JP 4981757 B2 JP4981757 B2 JP 4981757B2 JP 2008182856 A JP2008182856 A JP 2008182856A JP 2008182856 A JP2008182856 A JP 2008182856A JP 4981757 B2 JP4981757 B2 JP 4981757B2
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Description

本発明は、ロボット玩具、特に、運足動作をする歩行ロボット玩具に関する。
従来、モータ等の駆動源により左右の脚部を交互に運足動作させて歩行するロボット玩具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかるロボット玩具にあっては、胴体部の左右両側部から突出した軸に対して左右の脚部がそれぞれ前後方向に回動自在に連結されてなり、左右の脚部を交互に前側に繰り出すようにして歩行する。
特開2003−181153号公報
しかしながら、上記特許文献1の場合、胴体部の左右両側の脚部を単に前後方向に移動させるだけであり、さらに、足部の内側に外部から見え難いように取り付けられた車輪を回転させるようにして前進するため、歩行動作が不自然となっている。
また、二足歩行するロボット玩具において、左右の脚部のうち、一方の脚部を離地してから接地させると、この間も常時接地した状態となっている他方の脚部で玩具全体を支持しなければならず、バランスを崩しやすくなってしまうといった問題がある。そこで、センサにより重心位置を検出してバランスをとることも考えられるが、センサの搭載により玩具の価格が上昇してしまうといった問題が生じる。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、より単純な構造でより自然な歩行動作を実現することができるロボット玩具の提供を課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明のロボット玩具は、
駆動源を備える胴体部と、左右の足部を交互に前側に繰り出すように運足する少なくとも一対の脚部と、前記駆動源の駆動力を前記一対の脚部の各々に伝達する動力伝達機構と、を備えるロボット玩具であって、
前記一対の脚部は、前記胴体部に対して前後方向の軸を中心に揺動自在に設けられ、
前記動力伝達機構は、
前記一対の脚部の各々及び前記駆動源の回転軸のうち、何れか一方に接続された第1継手部材と他方に接続された第2継手部材とを有し、前記駆動源の駆動に基づいて前記第1継手部材及び前記第2継手部材が一体となって回動する自在継手を備え、
前記自在継手の回動によって、歩行面に接地した状態で前後方向に並んだ前記左右の足部のうち、歩行面から離地する後側の一方の足部を他方の足部に対して外側に配置させ、且つ、前記他方の足部を追い越して接地する前記一方の足部を前記他方の足部と前後方向に並ばせるように前記一対の脚部を運足動作に同期させて揺動させることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のロボット玩具において、
前記動力伝達機構は、
前記第2継手部材が回動自在に取り付けられる第2継手部材取付部材を備え、
前記第1継手部材は、前記第2継手部材取付部材側に突出した第1カム部を備え、
前記第2継手部材取付部材は、略同心円上に配置され、前記第1継手部材側に突出した二つの第2カム部を備え、
前記自在継手の回動により前記第1カム部と前記二つの第2カム部を摺接させることによって、前記一対の脚部を運足動作に同期させて揺動させることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のロボット玩具において、
前記動力伝達機構は、
前記胴体部に対して前後方向の軸を中心に揺動自在に設けられ、前記一対の脚部の各々を支持する一対の脚支持部材を備え、
前記第1継手部材は、前記脚支持部材側に突出した第1カム部を備え、
前記脚支持部材は、前記第2継手部材が挿通される挿通孔と、略同心円上に配置され、前記第1継手部材側に突出した二つの第2カム部と、を備え、
前記自在継手の回動により前記第1カム部と前記二つの第2カム部を摺接させることによって、前記一対の脚支持部材を運足動作に同期させて揺動させることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のロボット玩具において、
前記一対の脚支持部材のうち、歩行面から離地する前記一方の足部を具備する脚部を支持する脚支持部材をその脚部側が前記胴体部に近づく方向に傾倒させるとともに、前記他方の足部を具備する脚部を支持する脚支持部材をその脚部側が前記胴体部から離れる方向に傾倒させることにより、前記一方の足部を他方の足部に対して外側に配置させるように揺動させることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、自在継手を回動させることによって、一対の脚部を運足動作に同期させて、歩行面に接地した左右の足部のうち、歩行面から離地する後側の一方の足部を他方の足部に対して外側に配置させるように当該一対の脚部を揺動させることができるとともに、他方の足部を追い越して接地する一方の足部を他方の足部と前後方向に並ばせるように当該一対の脚部を揺動させることができる。
このように、自在継手の回動によって一対の脚部を運足動作に同期させて揺動させることで、歩行面に接地した状態で左右の足部を前後方向に並ばせることができるとともに、左右の足部のうち、前側に繰り出される一方の足部を歩行面から離地して他方の足部を具備する脚部のみで支持した状態とすることができ、より単純な構造でより自然な歩行動作を実現することができる。
請求項2に記載の発明によれば、自在継手の回動により第1継手部材の第1カム部と第2継手部材取付部材の二つの第2カム部を摺接させることによって、一対の脚部を運足動作に同期させて揺動させることができ、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、自在継手の回動により第1継手部材の第1カム部と脚支持部材の二つの第2カム部を摺接させることによって、一対の脚支持部材を運足動作に同期させて揺動させることができ、これにより、一対の脚部を運足動作に同期させて揺動させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、一対の脚支持部材のうち、歩行面から離地する一方の足部を具備する脚部を支持する脚支持部材をその脚部側が胴体部に近づく方向に傾倒させるとともに、他方の足部を具備する脚部を支持する脚支持部材をその脚部側が胴体部から離れる方向に傾倒させることができる。
これにより、一方の足部を離地して他方の足部を具備する脚部のみで支持することで重心が移動しても、他方の脚部を支持する脚支持部材に対して相対的に傾倒した胴体部、及び脚支持部材の脚部側が胴体部に近づく方向に傾倒した一方の足部を具備する脚部によって、バランスをとることができるとともに、一方の足部の運足動作のための空間を確保することができる。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明を適用した一実施形態のロボット玩具100を示す斜視図である。また、図2は、ロボット玩具100の胴体部1を拡大して示す斜視図である。
ロボット玩具100は、図1に示すように、左右脚部2L、2Rを交互に運足動作させて二足歩行するものであり、具体的には、胴体部1と、左右一対の脚部2L、2Rと、これら脚部2L、2Rに駆動部11の駆動力を伝達する動力伝達機構3とを備えている。
なお、以下の説明では、ロボット玩具100の進行方向側を前側とし、反対側を後側とする。さらに、前後方向に直交する一方向を左右方向とし、前後方向及び左右方向の双方に直交する方向を上下方向とする。
先ず、胴体部1について説明する。
胴体部1は、例えば、前後方向に長尺に形成され、この胴体部1には、前後方向略中央部に駆動部11が備えられている。
駆動部11は、駆動モータ(図示略)と、駆動モータの回転軸に連結され、減速ギヤ、ウォームギヤ、ベベルギヤ等を介して駆動モータの駆動力を伝達するギヤ部(図示略)と、駆動モータを駆動する電源電池11aと、ON/OFFスイッチ(図示略)等を備えている。
なお、ギヤ部の構成は、一例であって上記したものに限られるものではない。
また、駆動部11は、図2に示すように、駆動モータ、ギヤ部等を収納する収納部12を備え、収納部12の左右両側壁の各々には、動力伝達機構3の内側脚支持板33(後述;図3参照)を前後方向の軸を中心に揺動自在に支持する2つの脚支持板支持部121、121が形成されている。
なお、図2にあっては、収納部12の左側壁を拡大して示しているが、収納部12の右側壁も左側壁と略同様の構成となっている。
各脚支持板支持部121は、収納部12の前後方向両端部にそれぞれ形成されている。また、各脚支持板支持部121は、前後方向に所定間隔を空けて配設された前側板状部121aと後側板状部121bを備えている。
これら前側板状部121a及び後側板状部121bは、脚支持板支持部121の表面から左右方向に突出するように配設され、それぞれ前後方向に貫通して揺動軸13(図1参照)が挿通される挿通孔121cが形成されている。
前側板状部121a及び後側板状部121bの挿通孔121cは、略同形状に形成されるとともに同心となるように配設されている。
また、左右両側壁の2つの脚支持板支持部121、121の間には、当該左右両側壁の各々を表裏に貫通するように形成された挿通孔(図示略)がそれぞれ設けられ、これら挿通孔の各々に、ギヤ部の出力ギヤ(図示略)に連結された2つの自在継手30、30(後述)の第1継手部材31の各々が挿通されている。
即ち、2つの第1継手部材31、31は、2つの脚支持板支持部121、121によって前後方向に挟まれるように配設されている。
次に、動力伝達機構3について図2〜図4を参照して説明する。
ここで、図3は、ロボット玩具100の動力伝達機構3に備わる内側脚支持板33を拡大して示す斜視図である。また、図4(a)及び図4(b)は、ロボット玩具100の動力伝達機構3に備わる自在継手30を拡大して示す斜視図である。
なお、図4(a)及び図4(b)にあっては、簡略化のため内側脚支持板33を模式的に二点鎖線で表している。
動力伝達機構3は、第1継手部材31及び第2継手部材32を具備する4つの自在継手30、…と、左右一対の脚部2L、2Rを支持して、自在継手30の回動に伴って前後方向の軸を中心として揺動する内側脚支持板33及び外側脚支持板34とを備えている。
先ず、自在継手30について説明する。
4つの自在継手30、…のうち、ロボット玩具100の左側に前後方向に並設された2つが左脚部2Lに駆動力を伝達するためのものであり、これら2つは同期して同方向(図2及び図3における矢印で示す方向)に所定速度で回動する。一方、ロボット玩具100の右側に前後方向に並設された2つが右脚部2Rに駆動力を伝達するためのものであり、これら2つは同期して同方向(図示略)に所定速度で回動する。
4つの自在継手30、…は、等速度で回転するようになっているが、左脚部2Lに駆動力を伝達する自在継手30の回転軸の位相と、右脚部2Rに駆動力を伝達する自在継手30の回転軸の位相は半周期ずれており、これにより、左右脚部2L、2Rの歩行動作を実現している(後述)。
第1継手部材31は、ギヤ部の4つの出力ギヤ(図示略)の各々に接続固定された部材であり、図2並びに図4(a)及び図4(b)に示すように、第2継手部材32側が円筒状に形成された本体部31aを備え、この本体部31aの軸心を挟んで対向する部分に2つのスリット31b、31bが形成されている。
スリット31bは、第2継手部材32の突起部32bと係合するものであり、当該スリット31bの深さは、内側脚支持板33及び外側脚支持板34を揺動させても第2継手部材32の突起部32bとの係合が解除されない程度とされている(図5(a)〜図5(c)参照)。
また、本体部31aの外周部には、本体部31aの先端よりも内側脚支持板33側に突出して、内側脚支持板33の2つの第2カム部332、332の表面と摺接する第1カム部31cを備えている。
第1カム部31cの先端部は、略円弧状に形成され、突出量が中央部側になるにつれて次第に大きくなるように傾斜している。また、第1カム部31cの突出長は、第1継手部材31及び第2継手部材32を連結した状態で、内側脚支持板33が揺動自在となる程度とされている。
第2継手部材32は、左右脚部2L、2Rの各々に接続固定された部材であり、図3並びに図4(a)及び図4(b)に示すように、第1継手部材31の本体部31aの内側に挿入される軸状部32aを備え、この軸状部32aの先端部に2つのスリット31bの各々と係合する2つの突起部32b、32bが形成されている。
軸状部32aの直径は、本体部31aの内径よりも小さく、軸状部32aは本体部31aに遊嵌されている。
そして、第1継手部材31の本体部31aの内側に第2継手部材32の軸状部32aを挿入し、且つ、第1継手部材31のスリット31bと第2継手部材32の突起部32bを係合した状態で、駆動部11の駆動に基づいて当該第1継手部材31及び第2継手部材32が一体となって回動する。
次に、内側脚支持板33及び外側脚支持板34について説明する。
内側脚支持板33及び外側脚支持板34は、左右一対の脚部2L、2Rの各々に対応して設けられ、各脚部2L、2Rは、内側脚支持板33及び外側脚支持板34により支持された状態で運足動作可能となっている(後述)。
内側脚支持板33及び外側脚支持板34は、取付ネジにより螺着された複数の間隙形成部材35、35を挟持することにより互いに所定間隔を空けて配設され、その内側に脚部2L、2Rの一部分(例えば、上側第1リンク23及び上側第2リンク24(後述)等)を配置可能となっている。
また、内側脚支持板33及び外側脚支持板34は、前後方向及び上下方向に対して略平行に延在する部材である。
内側脚支持板33の前後方向両端部には、図3に示すように、脚支持板支持部121に取り付けられる胴体部取付板部331がそれぞれ形成されている。
なお、図3にあっては、左脚部2Lを支持する内側脚支持板33を拡大して示しているが、右脚部2Rを支持する内側脚支持板33も略同様の構成となっている。
各胴体部取付板部331は、内側脚支持板33の内側面から左右方向内方に突出するように配設され、前後方向に貫通して揺動軸13が挿通される挿通孔331aが形成されている。
また、各胴体部取付板部331の前後方向の厚さは、各脚支持板支持部121の前側板状部121aと後側板状部121bの間隔と略等しいか、或いはそれよりもわずかに薄くされている。
これにより、各胴体部取付板部331は、前側板状部121aと後側板状部121bの間に挿入され、この状態で、前側板状部121a及び後側板状部121bの各挿通孔121cと、当該各挿通孔121cと略同軸上に配置された挿通孔331aとに揺動軸13が挿通されることにより、内側脚支持板33が胴体部1に取り付けられた状態となる。
また、内側脚支持板33の2つの胴体部取付板部331、331の間には、当該内側脚支持板33を表裏に貫通する2つの挿通孔(図示略)が形成され、当該2つの挿通孔の各々に2つの自在継手30、30の第2継手部材32の各々が挿通されている。
即ち、2つの第2継手部材32、32は、2つの胴体部取付板部331、331によって前後方向に挟まれるように配設されている。
また、内側脚支持板33の2つの第2継手部材32、32が挿通された各挿通孔の周囲には、第1継手部材31側に突出した2つの第2カム部332、332が配設されている。
各第2カム部332は、略半円弧状をなし、内側脚支持板33表面からの突出量が中央部側になるにつれて次第に大きくなるように傾斜している。また、2つの第2カム部332、332は、各挿通孔を上下に挟むように略同心円上に配置されている。
これにより、2つの第2カム部332、332のうち、上側の第2カム部332は、その上端部が内側脚支持板33表面からの突出量が最大となっているとともに、下側の第2カム部332は、その下端部が内側脚支持板33表面からの突出量が最大となっている。
そして、内側脚支持板33が胴体部1に取り付けられた状態で、第1継手部材31の回動に伴って第1カム部31cが2つの第2カム部332、332の表面を摺動することにより、内側脚支持板33を胴体部1に対して前後方向の軸を中心に揺動させる(図5(a)〜図5(c)参照)。
以下に、内側脚支持板33の揺動動作について、図5(a)〜図5(c)を参照して説明する。
図5(a)〜図5(c)は、自在継手30を用いた内側脚支持板33の揺動動作を説明するための図であり、図5(a)は、第1継手部材31の第1カム部31cが上側の第2カム部332と接した状態を表し、図5(b)は、第1継手部材31の第1カム部31cが2つの第2カム部332、332の間に移動した状態を表し、図5(c)は、第1継手部材31の第1カム部31cが下側の第2カム部332と接した状態を表している。
なお、図5(a)〜図5(c)にあっては、左脚部2Lを支持する内側脚支持板33の揺動動作を表しているが、右脚部2Rを支持する内側脚支持板33は、左脚部2Lを支持する内側脚支持板33と前後方向及び上下方向に延在する面を基準にして略対称の動作を位相を半周期ずらして行うようになっている。
図5(b)に示すように、第1継手部材31の第1カム部31cが2つの第2カム部332、332の間に移動した状態では、第1カム部31cは第2カム部332の何れとも接した状態とならないため、内側脚支持板33は胴体部1に対して前後方向の軸を中心に揺動自在となっている。
そして、第1継手部材31が所定方向に回動して第1カム部31cが上側の第2カム部332の表面に沿って摺動していくと、第2カム部332の突出長が次第に大きくなっていることから、胴体部取付板部331の揺動軸13を中心として内側脚支持板33がその上端部を外側に倒すように回動(揺動)していく。そして、第1カム部31cが最も上側に至ることで、当該第1カム部31cは第2カム部332の最も突出した部分と接して内側脚支持板33が最も傾倒した状態となる(図5(a)参照)。
この状態から、さらに第1継手部材31が回動すると、第2カム部332の突出長が次第に小さくなることから、胴体部取付板部331の揺動軸13を中心として内側脚支持板33がその上端部を元に戻すように内側に回動(揺動)していく。そして、第1カム部31cが2つの第2カム部332、332の間に至ることで内側脚支持板33が略上下方向に起立した状態となる(図5(b)参照)。
さらに、第1継手部材31が所定方向に回動して第1カム部31cが下側の第2カム部332の表面に沿って摺動していくと、第2カム部332の突出長が次第に大きくなることから、胴体部取付板部331の揺動軸13を中心として内側脚支持板33がその上端部を内側に倒すように回動(揺動)していく。そして、第1カム部31cが最も下側に至ることで、当該第1カム部31cは第2カム部332の最も突出した部分と接して内側脚支持板33が最も傾倒した状態となる(図5(c)参照)。
この状態から、さらに第1継手部材31が回動すると、第2カム部332の突出長が次第に小さくなることから、胴体部取付板部331の揺動軸13を中心として内側脚支持板33がその上端部を元に戻すように外側に回動(揺動)していく。そして、第1カム部31cが2つの第2カム部332、332の間に至ることで内側脚支持板33が略上下方向に起立した状態となる(図5(b)参照)。
複数の間隙形成部材35、35のうち、最も上側に配設された2つの間隙形成部材35、35は、上側第1リンク23及び上側第2リンク24(後述)の長孔に挿通されて当該リンク23、24の動作を案内するガイドとして機能する。
次に、左右一対の脚部2L、2Rについて、図6〜図10を参照して説明する。
図6は、ロボット玩具100の左脚部2Lを拡大して示す斜視図である。また、図7〜図10は、左右一対の脚部2L、2Rの運足動作を説明するための図である。
左右一対の脚部2L、2Rの各々は、第1回転軸部21と、第2回転軸部22と、上側第1リンク23と、上側第2リンク24と、前側第1リンク251及び後側第1リンク252からなる第1平行リンク25と、前側第2リンク261及び後側第2リンク262からなる第2平行リンク26と、リンク連結部材27と、内側リンク28と、連結用リンク29と、足部20を備えている。
なお、以下の説明では、先ず、左脚部2Lについて説明する。
第1回転軸部21は、前側の第2継手部材32の回動軸と連結され、当該第2継手部材32の所定方向(図3参照)の回転に伴って同方向に回転する。
また、第1回転軸部21は、第2継手部材32の回動軸に固定された内側偏心カム(図示略)と、この内側偏心カムに固定された内側円板部材21a(図1参照)と、この内側円板部材21aに回動自在に取り付けられた上側第1リンク23に回動自在に取り付けられた外側円板部材21bと、この外側円板部材21bに固定された外側偏心カム21cとを備えている。
内側偏心カム及び外側偏心カム21cは、回転中心軸が偏心した位置に配設された丸カムである。
内側偏心カムは、図示は省略するが、内側リンク28の長孔に挿通されて当該リンク28の動作を案内する。また、外側偏心カム21cは、第1平行リンク25の前側第1リンク251の長孔に挿通されて当該リンク251の動作を案内する。
内側円板部材21a及び外側円板部材21bは、例えば、内側偏心カム及び外側偏心カム21cよりも大径に形成されている。
また、内側円板部材21a及び外側円板部材21bの偏心した位置に、上側第1リンク23が回動自在に取り付けられている。
第2回転軸部22は、後側の第2継手部材32の回動軸と連結され、当該第2継手部材32の所定方向(例えば、左側面視にて反時計回り)の回転に伴って同方向に回転する。
また、第2回転軸部22は、第2継手部材32の回動軸に固定された内側円板部材21aと、この内側円板部材21aに回動自在に取り付けられた上側第2リンク24に回動自在に取り付けられた外側円板部材21bと、この外側円板部材21bに固定された外側偏心カム21cとを備えている。
即ち、第2回転軸部22は、内側偏心カムを備えていない以外の点で第1回転軸部21と略同様の構成となっている。
外側偏心カム21cは、回転中心軸が偏心した位置に配設された丸カムである。また、外側偏心カム21cは、第1平行リンク25の後側第1リンク252の長孔に挿通されて当該リンク252の動作を案内する。
内側円板部材21a及び外側円板部材21bは、例えば、内側偏心カム及び外側偏心カム21cよりも大径に形成されている。
また、内側円板部材21a及び外側円板部材21bの偏心した位置に、上側第2リンク24が回動自在に取り付けられている。
上側第1リンク23は、長尺な部材であり、上端部に形成された長孔に間隙形成部材35が挿通されている一方で、下端部に形成された軸状部(図示略)が前側第1リンク251の挿通孔に挿通されて回動自在に連結されている。
そして、上側第1リンク23は、第1回転軸部21の内側円板部材21a及び外側円板部材21bの偏心した位置に回動自在に取り付けられていることから、当該第1回転軸部21の回転に伴って上下方向に動作するとともに、当該動作に同期させて、間隙形成部材35が挿通された長孔部分を軸として下側部分を前後方向に揺動させる。
上側第2リンク24は、上側第1リンク23と略同形状の部材である。即ち、上側第2リンク24は、長尺な部材であり、上端部に形成された長孔に間隙形成部材35が挿通されている一方で、下端部に形成された軸状部(図示略)が後側第1リンク252の挿通孔(図示略)に挿通されて回動自在に連結されている。
そして、上側第2リンク24は、第2回転軸部22の内側円板部材21a及び外側円板部材21bの偏心した位置に回動自在に取り付けられていることから、当該第2回転軸部22の回転に伴って上下方向に動作するとともに、当該動作に同期させて、間隙形成部材35が挿通された長孔部分を軸として下側部分を前後方向に揺動する。
なお、上側第2リンク24は、上記動作中において上側第1リンク23と略等しい傾きとなるように、即ち、上側第1リンク23及び上側第2リンク24が略平行となるように、内側円板部材21a及び外側円板部材21bに回動自在に取り付けられている。
前側第1リンク251及び後側第1リンク252は、第1平行リンク25を構成しており、上側第1リンク23及び上側第2リンク24の動作に同期して所定動作する(後述)。
前側第1リンク251は、略「へ」の字状に屈曲した部材であり、上側に配置される短片部に形成された長孔に第1回転軸部21の外側偏心カム21cが挿通され、下側に配置される長片部に形成された挿通孔(図示略)にリンク連結部材27の連結用軸状部(図示略)が挿通されて回動自在に連結されている。
また、短片部と長片部の接続部分に形成された挿通孔(図示略)に上側第1リンク23の軸状部(図示略)が挿通されて回動自在に連結されている。
後側第1リンク252は、前側第1リンク251と略同形状の部材である。即ち、後側第1リンク252は、略「へ」の字状に屈曲した部材であり、上側に配置される短片部に形成された長孔に第2回転軸部22の外側偏心カム21cが挿通され、下側に配置される長片部に形成された挿通孔(図示略)にリンク連結部材27の連結用軸状部(図示略)が挿通されて回動自在に連結されている。
また、短片部と長片部の接続部分に形成された挿通孔(図示略)に上側第2リンク24の軸状部(図示略)が挿通されて回動自在に連結されている。
前側第2リンク261及び後側第2リンク262は、第2平行リンク26を構成しており、リンク連結部材27を介して連結された第1平行リンク25の動作に同期して所定動作する(後述)。
前側第2リンク261は、長尺な部材であり、上端部に形成された挿通孔(図示略)にリンク連結部材27の前側の連結用軸状部(図示略)が挿通されて回動自在に連結されている一方で、下端部に形成された挿通孔(図示略)に足部20の前側の軸状部(図示略)が挿通されて回動自在に連結されている。
後側第2リンク262は、前側第2リンク261と略同形状の部材である。即ち、後側第2リンク262は、長尺な部材であり、上端部に形成された挿通孔(図示略)にリンク連結部材27の後側の連結用軸状部(図示略)が挿通されて回動自在に連結されている一方で、下端部に形成された挿通孔(図示略)に足部20の後側の軸状部(図示略)が挿通されて回動自在に連結されている。
また、後側第2リンク262の上端部の挿通孔よりもわずかに下側には軸状部(図示略)が形成され、当該軸状部が連結用リンク29の挿通孔に挿通されて回動自在に連結されている。
足部20は、例えば、動物の足を模した形状に形成され、前後方向に並んだ2つの軸状部(図示略)が前側第2リンク261及び後側第2リンク262の各々の挿通孔に挿通されて回動自在に連結されている。
そして、足部20は、第1平行リンク25及び第2平行リンク26の所定動作に同期して動作する。即ち、第1回転軸部21及び第2回転軸部22の回動によって、上側第1リンク23及び上側第2リンク24が上下方向及び前後方向に動作し、当該動作に伴って、第1平行リンク25及び第2平行リンク26が上下方向及び前後方向に動作することで、当該第1平行リンク25及び第2平行リンク26の動作に同期して足部20が動作する。
内側リンク28は、長尺な部材であり、上端部に第1回転軸部21の内側偏心カムが挿通される長孔が形成されている一方で、下端部に連結用リンク29の挿通孔に挿通される軸状部(図示略)が形成されている。
連結用リンク29は、長尺な部材であり、上端部に形成された挿通孔(図示略)に内側リンク28の軸状部が挿通されて回動自在に連結されている一方で、下端部に形成された挿通孔(図示略)に後側第2リンク262の軸状部が挿通されて回動自在に連結されている。
上記構成の左脚部2Lは、第1回転軸部21及び第2回転軸部22の回動に基づく上側第1リンク23及び上側第2リンク24の上下方向及び前後方向の動作に伴って、第1平行リンク25及び第2平行リンク26が上下方向及び前後方向に動作する際に、当該動作に同期させて内側リンク28及び連結用リンク29を介して後側第2リンク262を前後方向に揺動させて、足部20を右脚部2Rに対して相対的に前側に繰り出す歩行動作を行う(後述)。
右脚部2Rは、左脚部2Lと略同様の構成及び動作をなし、その詳細な説明は省略する。
右脚部2R及び左脚部2Lは、歩行動作における位相が互いに半周期ずれている。即ち、左右脚部2L、2Rのうち、何れか一方の脚部(例えば、左脚部2L等)の第1回転軸部21及び第2回転軸部22の回転軸に対して他方の脚部(例えば、右脚部2R等)の第1回転軸部21及び第2回転軸部22の回転軸の位相が半周期ずれている。
これにより、左右脚部2L、2Rは、一方の脚部の足部20を離地させて他方の脚部に対して相対的に前側に繰り出す際に当該他方の脚部の足部20の底面を歩行面に接地させた状態のままロボット玩具100を支持する一方で、他方の脚部の足部20を離地させて一方の脚部に対して相対的に前側に繰り出す際に当該一方の脚部の足部20の底面を歩行面に接地させた状態のままロボット玩具100を支持するようになっている。
具体的には、例えば、左脚部2Lの足部20を右脚部2Rに対して相対的に前側に繰り出す運足動作の場合、図7〜図10に示すように、歩行面に左右脚部2L、2Rの足部20の底面を接地した状態(図7参照)から、左脚部2Lの第1平行リンク25及び第2平行リンク26並びに内側リンク28及び連結用リンク29の回動によって、足部20を前側に移動させる動作に同期させて引き上げていく(図8及び図9参照)。これにより、左脚部2Lの足部20は離地した状態となるが、右脚部2Rの足部20の底面は歩行面に接地した状態のままロボット玩具100を支持する。
そして、左脚部2Lの足部20が右脚部2Rの足部20を追い越すと、第1平行リンク25及び第2平行リンク26並びに内側リンク28及び連結用リンク29の回動によって、足部20を前側に移動させる動作に同期させて押し下げていき、当該左脚部2Lの足部20の底面を歩行面に接地させる(図10参照)。
続けて、右脚部2Rの運足動作を上記左脚部2Lの運足動作と略同様にして行い、左右脚部2L、2Rの運足動作を交互に繰り返し行うことで歩行する。
次に、左右脚部2L、2Rの運足動作に同期した揺動動作について、図11(a)〜図11(e)並びに図12(a)〜図12(d)を参照して説明する。
図11(a)〜図11(e)は、左右脚部2L、2Rの運足動作に同期した揺動動作を説明するための図である。また、図12(a)〜図12(e)は、図11(a)〜図11(e)の各々と対応した足部20の配置を模式的に示す図である。
なお、図11(a)〜図11(e)にあっては、ロボット玩具100を模式的に表している。また、図12(a)〜図12(e)にあっては、離地している足部20を矩形枠で表し、接地している足部20を斜線入りの矩形枠で表している。
先ず、図11(a)及び図12(a)に示すように、歩行面に左右脚部2L、2Rの足部20の底面を接地した状態では、4つの自在継手30、…の第1継手部材31の第1カム部31cが2つの第2カム部332、332の何れにも接していない状態となっているが、ロボット玩具100の自重により胴体部取付板部331の揺動軸13を中心として左右の内側脚支持板33、33がその下端部を内側に倒すように回動した状態となっている。
この状態から、駆動部11の駆動に基づいて左右の自在継手30が所定方向に回動することで、右脚部2Rの足部20を離地させて左脚部2Lに対して相対的に前側に繰り出す運足動作に同期して、右側の第1継手部材31の第1カム部31cが上側の第2カム部332の表面の突出長が次第に大きくなる部分に沿って摺動して、胴体部取付板部331の揺動軸13を中心として内側脚支持板33がその上端部を外側に倒すように回動していくとともに、左側の第1継手部材31の第1カム部31cが下側の第2カム部332の表面の突出長が次第に大きくなる部分に沿って摺動して、胴体部取付板部331の揺動軸13を中心として内側脚支持板33がその上端部を内側に倒すように回動していく(図11(b)及び図12(b)参照)。
そして、右側の第1継手部材31の第1カム部31cが最も上側に配置されることで、当該第1カム部31cは第2カム部332の最も突出した部分と接して、内側脚支持板33がその上端部を最も外側に傾倒した状態となるとともに、左側の第1継手部材31の第1カム部31cが最も下側に配置されることで、当該第1カム部31cは第2カム部332の最も突出した部分と接して、内側脚支持板33がその上端部を最も内側に傾倒した状態となる(図11(c)及び図12(c)参照)。
このようにして、歩行面に接地した状態で前後方向に並んだ左右の足部20のうち、後側の右脚部2Rの足部20が離地する際に、左脚部2Lを支持する内側脚支持板33をその上端部が内側に(脚部側が胴体部1から離れる方向に)傾倒するように揺動させるとともに、右脚部2Rを支持する内側脚支持板33をその上端部が外側に(脚部側が胴体部1に近づく方向に)傾倒するように揺動させることによって、右脚部2Rの足部20を左脚部2Lの足部20に対して外側に配置させるように当該左右脚部2L、2Rを運足動作に同期させて揺動させる。
さらに、左右の自在継手30が所定方向に回動することで、右脚部2Rの足部20が左脚部2Lよりも前に繰り出される動作に同期して、右側の第1継手部材31の第1カム部31cが上側の第2カム部332の表面の突出長が次第に小さくなる部分に沿って摺動して、胴体部取付板部331の揺動軸13を中心として内側脚支持板33がその上端部を元に戻すように内側に回動していくとともに、左側の第1継手部材31の第1カム部31cが下側の第2カム部332の表面の突出長が次第に小さくなる部分に沿って摺動して、胴体部取付板部331の揺動軸13を中心として内側脚支持板33がその上端部を元に戻すように外側に回動していく(図11(d)及び図12(d)参照)。
そして、全ての自在継手30の第1継手部材31の第1カム部31cが2つの第2カム部332、332の間に配置された状態となって、図11(a)と同様に、ロボット玩具100の自重により胴体部取付板部331の揺動軸13を中心として左右の内側脚支持板33、33がその下端部を内側に回動して、左右脚部2L、2Rの足部20が前後方向に並んだ状態となる(図11(e)及び図12(e)参照)。
このようにして、右脚部2Rの足部20が左脚部2Lを追い越して接地する際に、左右脚部2L、2Rの足部20が前後方向に並ぶように左右脚部2L、2Rを運足動作に同期して揺動させる。
続けて、左脚部2Lの運足動作を上記右脚部2Rの運足動作と略同様にして行い、左右脚部2L、2Rの運足動作を交互に繰り返し行うことで歩行する。
以上のように、本実施形態のロボット玩具100によれば、駆動部11の駆動力を左右一対の脚部2L、2Rに伝達する自在継手30を回動させることによって、一対の脚部2L、2Rを運足動作に同期させて、歩行面に接地した左右の足部20、20のうち、歩行面から離地する後側の一方の脚部(例えば、左脚部2L等)の足部20を他方の脚部(例えば、右脚部2R等)の足部20に対して外側に配置させるように当該一対の脚部2L、2Rを揺動させることができるとともに、他方の脚部の足部20を追い越して接地する一方の脚部の足部20を他方の脚部の足部20と前後方向に並ばせるように当該一対の脚部2L、2Rを揺動させることができる。具体的には、自在継手30の回動により第1継手部材31の第1カム部31cと内側脚支持板33の二つの第2カム部332、332を摺接させることによって、左右一対の脚部2L、2Rを支持する内側脚支持板33、33を運足動作に同期させて揺動させることができる。
このように、自在継手30の回動によって一対の脚部2L、2Rを運足動作に同期させて揺動させることで、歩行面に接地した状態で左右の足部20、20を前後方向に並ばせることができるとともに、左右の足部20のうち、前側に繰り出される一方の脚部の足部20を歩行面から離地して他方の足部20を具備する脚部のみで支持した状態とすることができ、より単純な構造でより自然な歩行動作を実現することができる。
また、一対の内側脚支持板33、33のうち、歩行面から離地する一方の足部20を具備する脚部を支持する内側脚支持板33をその下端部側が胴体部1に近づく方向に傾倒させるとともに、他方の足部20を具備する脚部を支持する内側脚支持板33をその下端部側が胴体部1から離れる方向に傾倒させることができる。
これにより、一方の足部20を離地して他方の足部20を具備する脚部のみで支持することで重心が移動しても、他方の脚部を支持する内側脚支持板33に対して相対的に傾倒した胴体部1、及び内側脚支持板33の下端部側が胴体部1に近づく方向に傾倒した一方の足部20を具備する脚部によって、バランスをとることができるとともに、一方の足部20の運足動作のための空間を確保することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態にあっては、第2カム部332を内側脚支持板33に設けるようにしたが、第2カム部332の配設位置はこれに限られるものではなく、第1継手部材31を脚部と接続して、第2継手部材32を駆動部11の回転軸と接続する場合にあっては、第2継手部材32が回動自在に取り付けられる第2継手部材取付部材(例えば、収納部12の左右両側壁等)に設けるようにしても良い。
このような構成であっても、上記実施形態と略同様の効果を得ることができる。
また、第1継手部材31の第1カム部31cと内側脚支持板33の二つの第2カム部332を摺接させることで、一対の内側脚支持板33、33を前後方向の軸を中心に揺動させるようにしたが、一対の内側脚支持板33、33を揺動させる機構はこれに限られるものではなく、如何なるものであっても良い。
さらに、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。例えば、上記実施形態にあっては、ロボット玩具100として二足歩行するものを例示したが、一対の脚部2L、2Rを2組以上配設して、四つ以上の脚部で歩行する構成のものであっても良い。
加えて、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
本発明を適用した一実施形態のロボット玩具を示す斜視図である。 図1のロボット玩具の胴体部を拡大して示す斜視図である。 図1のロボット玩具の内側脚支持板を拡大して示す斜視図である。 図1のロボット玩具の自在継手を拡大して示す斜視図である。 図4の自在継手を用いた内側脚支持板の揺動動作を説明するための図である。 図1のロボット玩具の脚部を拡大して示す斜視図である。 図6の脚部の運足動作を説明するための図である。 図6の脚部の運足動作を説明するための図である。 図6の脚部の運足動作を説明するための図である。 図6の脚部の運足動作を説明するための図である。 図6の脚部の運足動作に同期した揺動動作を説明するための図である。 図11の脚部の運足動作における足部の配置を模式的に示す図である。
符号の説明
100 ロボット玩具
1 胴体部
11 駆動源
3 動力伝達機構
30 自在継手
31 第1継手部材
31c 第1カム部
32 第2継手部材
33 内側脚支持板(第2継手部材取付部材)
332 第2カム部
2L 左脚部
2R 右足部
20 足部

Claims (4)

  1. 駆動源を備える胴体部と、左右の足部を交互に前側に繰り出すように運足する少なくとも一対の脚部と、前記駆動源の駆動力を前記一対の脚部の各々に伝達する動力伝達機構と、を備えるロボット玩具であって、
    前記一対の脚部は、前記胴体部に対して前後方向の軸を中心に揺動自在に設けられ、
    前記動力伝達機構は、
    前記一対の脚部の各々及び前記駆動源の回転軸のうち、何れか一方に接続された第1継手部材と他方に接続された第2継手部材とを有し、前記駆動源の駆動に基づいて前記第1継手部材及び前記第2継手部材が一体となって回動する自在継手を備え、
    前記自在継手の回動によって、歩行面に接地した状態で前後方向に並んだ前記左右の足部のうち、歩行面から離地する後側の一方の足部を他方の足部に対して外側に配置させ、且つ、前記他方の足部を追い越して接地する前記一方の足部を前記他方の足部と前後方向に並ばせるように前記一対の脚部を運足動作に同期させて揺動させることを特徴とするロボット玩具。
  2. 前記動力伝達機構は、
    前記第2継手部材が回動自在に取り付けられる第2継手部材取付部材を備え、
    前記第1継手部材は、前記第2継手部材取付部材側に突出した第1カム部を備え、
    前記第2継手部材取付部材は、略同心円上に配置され、前記第1継手部材側に突出した二つの第2カム部を備え、
    前記自在継手の回動により前記第1カム部と前記二つの第2カム部を摺接させることによって、前記一対の脚部を運足動作に同期させて揺動させることを特徴とする請求項1に記載のロボット玩具。
  3. 前記動力伝達機構は、
    前記胴体部に対して前後方向の軸を中心に揺動自在に設けられ、前記一対の脚部の各々を支持する一対の脚支持部材を備え、
    前記第1継手部材は、前記脚支持部材側に突出した第1カム部を備え、
    前記脚支持部材は、前記第2継手部材が挿通される挿通孔と、略同心円上に配置され、前記第1継手部材側に突出した二つの第2カム部と、を備え、
    前記自在継手の回動により前記第1カム部と前記二つの第2カム部を摺接させることによって、前記一対の脚支持部材を運足動作に同期させて揺動させることを特徴とする請求項1に記載のロボット玩具。
  4. 前記一対の脚支持部材のうち、歩行面から離地する前記一方の足部を具備する脚部を支持する脚支持部材をその脚部側が前記胴体部に近づく方向に傾倒させるとともに、前記他方の足部を具備する脚部を支持する脚支持部材をその脚部側が前記胴体部から離れる方向に傾倒させることにより、前記一方の足部を他方の足部に対して外側に配置させるように揺動させることを特徴とする請求項3に記載のロボット玩具。
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