JP4979928B2 - 三次元形状演算装置及び三次元形状演算方法 - Google Patents
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Description
[システム構成]
図1に第1の実施の形態における三次元形状演算装置の全体構成例のブロック図を示す。本実施の形態では撮影レンズがズームレンズの場合で、相互標定において焦点距離の推定を行い、また画像データの補正も行う例を説明する。
三次元形状演算装置100は、画像撮影部10、撮影画像記憶部13、画像対応部40、表示画像形成部50、表示部60を備える。このうち、撮影画像記憶部13、画像対応部40、表示画像形成部50は例えばコンピュータで構成されている。対象物1は、施工対象物・製作対象物となる有体物で、例えば建築物、工場等の各種工作物及び、人物・風景等が該当する。
図2に本実施の形態における処理フロー例を示す。
尚、前準備として、レンズの各焦点位置におけるカメラ内部パラメータ(主点位置、レンズディストーション)を求めておき、内部パラメータ記憶部46に各焦点位置におけるこれらのパラメータを記憶しておく(内部パラメータ記憶工程:ステップS00)。
前準備として、ズーム式カメラにおいて予め、複数焦点の焦点位置にてキャリブレーションを行い、これらのデータより焦点距離fに対するカメラの内部パラメータ(主点位置及びレンズディストーション)の近似曲線を求めておく。この近似曲線に基づいて、焦点距離fに対する主点位置とレンズディストーションとの対応関係が内部パラメータ記憶部46に記憶される(ステップS00)。
図3にステレオ画像撮影の例を示す。現場でのステレオ撮影はピントが合う焦点位置において行なわれる。この焦点距離は後に推定される。対象物1に対して、1台、2台もしくは複数台のカメラ10にてオーバーラップするように撮影する(ステップS01)。撮影部10におけるカメラの台数は1台〜複数台、何台でも良く、とくに制約はない。1台の場合には、位置を移動させながら撮影を行い2方向からの撮影画像を得る。3方向以上から撮影してそのうちから一対の撮影画像を選択しても良い。
ズーム式カメラの場合は、前もって、各撮影画角に対して焦点距離のカメラキャリブレーションを行っておき、これに基づいて撮影画角から対応するおよその焦点距離を自動的に推定する。従って撮影部10から撮影画角及びこれに対応した撮影条件の情報を取得し、内部パラメータ記憶部46に記憶する(ステップS02)。また、内部パラメータ記憶部46を参照して、撮影画角で推定された焦点距離fに撮影条件による影響を加味してカメラ内部パラメータが読み出される(ステップS07)。その他の工程は後述する単焦点レンズと同様である。なお、ズームレンズの撮影画角や、その使用法によっては(例えば焦点距離を無限大に固定など)、各焦点距離を各撮影画角の位置と1:1に対応付けてもよい。
撮影画像を読み込み(ステップS03)、特徴点(基準点を含む)を抽出し(ステップS04)、その点をもとに対応点を探索し(ステップS05)、これらの特徴点及び対応点を標定点とする。特徴点の抽出は特徴点抽出部42で、対応点の探索は対応点探索部43で行なわれる。
次に、画像上に基準点(測量装置などで三次元計測された特徴点)がある場合について述べる。この場合、特徴点に代えて基準点が用いられる。例えば、計測点にターゲットなどを貼って基準点として使用される。
xg={Σx*f(x、y)}/Σf(x、y) −−−−(式1)
yg={Σy*f(x、y)}/Σf(x、y) −−−−(式2)
(xg、yg):重心位置の座標、f(x、y):(x、y)座標上の濃度値
なお、(B1)に表記されたレトロターゲット200の場合は、明度が閾値To以下のx、y方向の点について、(式1)、(式2)を演算する。
これにより、レトロターゲット200の重心位置が求まる。
次に、対応点探索について説明する。例えばレトロターゲットを貼った点を含むテンプレート領域を左画像に設定し、右画像上をテンプレートマッチングによって捜索する。この場合、捜索されたレトロターゲットが基準点、対応点として抽出され、標定点として使用される。また、例えばエッジ抽出処理により抽出されたエッジについて、テンプレート領域を左画像に設定し、テンプレートマッチング(相互相関係数による方法)にて右画像上で探索してもよい。このとき、撮影された原画像上又はエッジ抽出処理された画像上で探索しても良く、その両者をミックスした画像上で探索してもよい。
図6にテンプレートマッチングにおける探索範囲を示す。左画像を基準画面の画像、右画像を探索画面の画像とする。N1×N1画素のテンプレート画像Tを左画像に設定し、それより大きいM1×M1画素の入力画像(右画像)内の探索範囲I(M1−N1+1) 2 上で動かし、(式3)のC(a,b)が最大になるようなテンプレート画像Tの右画像での位置を求めて、左画像に対し右画像の位置が探索されたとみなす。
図7は、対応点探索を説明するフローチャートの例である。対応点探索はマニュアルモード、半自動モード、自動モードと3つのモードが可能である(特許文献2参照)。左右画像の対応点を決定する具体的な処理過程を説明する。対応点探索処理に入ると(S200)、対応点探索処理としてのマニュアルモード、半自動モード、自動モードと3つのモードの何れか一つを選択する(S202)。なお、以下に説明する左画像と右画像は、その逆の右画像と左画像と逆に置き換えても処理は全く同様であり、そのように読替えて処理してもよい。
本実施の形態において、焦点距離の推定は相互標定時に行われる。次にステレオペア選択された各画像について、特徴点や基準点と対応点の座標を用いて、標定部44Aにより標定計算処理を行う。標定計算処理により、撮影したカメラの位置、傾き等の外部標定要素、対応点の位置、計測精度(例えば、基準点がある場合には、バンドル調整で算出された三次元座標と基準点との残差の標準偏差、無い場合には、相互標定時の縦視差が用いられる)を求めることができる。標定計算処理は、一対の撮影画像又は一対のモデル画像の対応付けに関しては相互標定で行ない、複数または全画像間の標定に関してはバンドル調整にて行う。
図8は、ステレオ画像におけるモデル画像座標系XYZとカメラ座標系xyzの関係の説明図である。モデル画像座標系の原点を左側の投影中心にとり、右側の投影中心を結ぶ線をX軸にとるようにする。縮尺は、基線長を単位長さにとる。このとき求めるパラメータは、左側のカメラのZ軸の回転角κ1、Y軸の回転角φ1、右側のカメラのZ軸の回転角κ2、Y軸の回転角φ2、X軸の回転角ω2の5つの回転角となる。この場合左側のカメラのX軸の回転角ω1は0なので、考慮する必要はない。
このような条件にすると、(式8)の共線条件式は(式9)のようになり、この式を解けば各パラメータが求まる。
ここで、モデル座標系XYZとカメラ座標系xyzの間には、次に示すような座標変換の関係式(式10)、(式11)が成り立つ。
(i)パラメータ(κ1、φ1、κ2、2、ω2)の初期近似値は通常0とする。
(ii)共面条件式(式9)を近似値のまわりにテーラー展開し、線形化したときの微分係数の値を式(式10)、(式11)により求め、観測方程式をたてる。
(iii)最小自乗法を適用して、近似値に対する補正量を求める。
(iv)近似値を補正する。
(v)補正された近似値を用いて(ii)〜(iv)までの操作を収束するまで繰り返す。
モデル画像形成部48Aは、標定部44Aによって標定計算処理された外部パラメータ(撮影したカメラの位置、傾き)を用いて、モデル画像を形成する。ここで、モデル画像とは、偏位修正画像ともいい、撮影画像の一対である左右画像の対応点を同一エピポーラライン上に再配置したものをいう。
本実施の形態においては、ズーム式カメラにおいて予め、複数焦点の焦点位置にてキャリブレーションを行い、これらのデータより焦点距離fに対するカメラ内部パラメータ(主点位置及びレンズディストーション)の近似曲線を求めておく(ステップS00)。画像計測用に任意のズーム位置(焦点位置)にてステレオ撮影した(ステップS01)場合、相互標定にて最確(縦視差が最も小さい)な焦点距離fを推定する(ステップS06)。推定された焦点距離fに基づいてカメラ内部パラメータ(ディストーション及び主点位置)を近似曲線より取り出し(ステップS07)、このようにして求めたカメラ内部パラメータを用いて三次元座標演算を行う(ステップS11)。かかる手法を焦点距離推定法と称することとする。
標定計算処理は、複数または全画像間の標定に関してはバンドル調整にて行う。カメラ内部パラメータを演算処理するに際し、例えば写真測量分野で使用されている「セルフキャリブレーション付きバンドル調整法」を用いることができる。ここで、「バンドル調整」とは、被写体、レンズ、CCD面を結ぶ光束(バンドル)は同一直線上になければならないという共線条件に基づき、各画像の光束1本毎に観測方程式をたて、最小自乗法により外部標定要素(撮影したカメラの位置と傾き)とリファレンスポイントRFの座標位置を同時調整する方法である。「セルフキャリブレーション付き」とはさらに、キャリブレーション要素、即ちカメラ内部標定要素(主点位置及びレンズディストーション)を求めることができる方法である。セルフキャリブレーション付きバンドル調整法(以下単に「バンドル調整法」という)の共線条件基本式は、次の(式12)と(式13)である。
ここで、カメラ内部標定要素(カメラ内部パラメータ)について説明する。
図10は、焦点距離と内部パラメータ関数に用いられる係数の関係を説明する図で、図10(A)は(式14)の係数k1、図10(B)は(式14)の係数k2、図10(C)は画像座標系xでのカメラ主点と画像中心のx軸位置ずれ係数x0、図10(D)は画像座標系yでのカメラ主点と画像中心のy軸位置ずれ係数y0を表している。ここでは、前述の説例のように、ズーム式カメラの焦点距離が7.2mmから50.8mmで調整可能な場合を取り上げる。焦点距離データの測定個数を6個とすると、7.2mmが最広角となり、52.2mmが最望遠となり、中間の測定点として光学的意味での等間隔で測定をする為に、8.7mm、11.6mm、24.8mm、39.0mmが選択される。
また、内部パラメータの主点位置とレンズディストーションは、パスポイント(対応点)の正確な三次元座標を算出するために使用される。
画像データ補正部47は、これらの内部パラメータ係数k1、k2、x0、y0を用いて撮影画像又はモデル画像を補正する(ステップS08)。モデル画像形成部48Aは、標定部44Aによって標定計算処理された外部パラメータ(撮影したカメラの位置、傾き)から、モデル画像を形成する。この際に、画像データ補正部47で補正された撮影画像データやモデル画像データがあれば、これを用いて新たなモデル画像を形成する。これにより、レンズ歪みの影響が除去されたモデル画像を形成できる。撮影・モデル画像表示部48は補正されたモデル画像を表示する(ステップS09)。
次に、補正された画像データを用いて三次元座標演算が行われる(S11)。必要に応じて三次元座標演算前に精密標定が行われる(S10)。なお、補正された画像データを用いなくても三次元座標演算は可能であり,この場合については第5の実施の形態で説明する。計測位置・領域指定にはマニュアル、半自動、自動モードがある(特許文献2参照)。
図11に、計測位置・計測領域(ステレオマッチング範囲)指定の処理フロー例を示す。計測位置・領域指定処理に入ると(S400)、計測領域指定処理としてのマニュアルモード、半自動計測モード、自動計測モードの3モードのうち何れか一つを選択する(S402)。
計測位置・領域指定がなされた領域について、画像対応部40の標定点抽出部41の機能によりステレオマッチングがなされ、標定部44Aの機能によりステレオマッチング範囲に存在する多数のリファレンスポイントRFに対して絶対座標又は相対座標が求められ、三次元座標データ演算部51の演算処理にて対象物1の三次元座標が求められる。三次元座標データ演算部51にて求められた三次元座標、あるいは三次元座標データ記憶部53から読み込まれた三次元座標から、立体的二次元画像形成部54にて対象物1の立体的二次元画像が作成され、立体的二次元画像記憶部55にて立体的二次元画像が記憶される。立体的二次元画像表示部57は立体的二次元画像記憶部55に記憶された情報を基に任意の方向から見た立体的二次元画像を表示部60に表示する。
次に本実施の形態における焦点距離推定法の計測精度を他のズームレンズのキャリブレーション方法の計測精度と比較する。
表3に使用カメラの撮影条件を、表4及び図12に計測精度の比較結果を示す。
(1)補正なし:焦点距離はレンズの目盛で表された概略値を、主点位置は撮像面の中心値を使用し、レンズディストーションは全て0としたキャリブレーションデータを使用した。
(2)目盛り合わせ法:焦点距離は一度目盛り中心に合わせてキャリブレーションを行い、再度その焦点距離に目検討で合わせ、前記キャリブレーションデータを使用して精度評価を実施した。
(3)デジタルカメラデータ解析ツール利用法:デジタルカメラの画像ファイルの規格として使用されるExif(イグジフ、Exchangeable Image File Formatの略語)形式の画像ファイルからデジタルカメラのデータ解析ツールにて得られた焦点距離を使用し、ディストーションと主点位置のパラメータは(4)に記すオンサイト法によりデータ取得し、キャリブレーションデータを作成した。
(4)オンサイト法:予め目盛に合わせて例えば6箇所の焦点距離にてキャリブレーションを実施し、これらのデータより焦点距離に対しディストーション及び主点位置に関する関数を作成しておく。任意のズーム位置でステレオ撮影すると仮定し、焦点距離はセルフキャリブレーション付きバンドル調整により取得する。本実験では、パスポイント(対応点)10点とし、取得された焦点距離に対応するキャリブレーションデータを近似曲線より算出する。
(5)焦点距離推定法:本実施の形態に該当する方法である。相互標定にて縦視差が最も小さくなるような焦点距離を最確値として算出し、ディストーションと主点位置のパラメータは(4)に記すオンサイト法の近似曲線より算出する。
(6)固定焦点法:焦点距離を固定してキャリブレーションを実施し、その固定した焦点位置のみにて撮影・解析を行う。本方法による焦点距離が表4の真値に該当する。
本実施の形態は、焦点距離fを推定する方法として、バンドル調整法(正確にはセルフキャリブレーション付きバンドル調整法)で焦点距離fの値を変えて残差が最小となる点の焦点距離fを採用するものである。(式12)〜(式14)において、−cが画面距離、すなわち焦点距離fと等価なので、このパラメータを調整することになる。すなわち、焦点距離推定処理部44Bにおいて、焦点距離fを変数として、バンドル調整における残差(多数の標定点について実座標と計算座標の差異の最小自乗値の総和が最小となる)を最小とするように、撮影レンズの焦点距離を推定する(ステップS06)。このとき、焦点距離推定処理部44Bは変数としての焦点距離fを標定部44Aに与え、標定部44Aでバンドル調整法により、外部標定要素を算出し、焦点距離推定処理部44Bでは、これらの焦点距離fを変化させたときの大多数のステレオ画像における多数の標定点について実座標と計算座標の差異の最小自乗値の総和が最小となる焦点距離fを最確値とする。ここで、大多数のとは、必ずしも全ての標定点を用いて残差を計算する必要はなく、例えばなかなか収束しない標定点を除いても良く、また計算処理の迅速のため、焦点距離を推定するに充分な数の撮影画像を用いれば、一部の撮影画像を省略しても良い意味である。
本実施の形態では(1)相互標定時に焦点距離fを推定する方法と(2)バンドル調整法の際に焦点距離fを推定する方法の両方行う。例えば、(1)を行ってから(2)を行っても良い。
デジタルカメラのデータ解析ツールにて得られた焦点距離を初期値として上記第1〜第3の実施の形態のいずれかを行なう。
本実施の形態では、図2の画像データ補正(ステップS08)と画像表示(ステップS09)をせずに三次元座標を算出するものである。画像データを補正せずとも、内部パラメータからエピポーラライン上の対応点を探索し、その対応点の三次元座標を算出する。したがって、本実施の形態における三次元形状演算装置では、画像データ補正部47がなくても良い。
本実施の形態では、ズームレンズに代えて単焦点レンズを用いるものである。単焦点レンズの場合においても、ピント合わせのために内部レンズが移動して、全体の焦点距離が変わるため、キャリブレーションの必要があり、焦点距離を推定する必要がある。
撮影画角を出力する工程(ステップS02)を省略し、内部パラメータを参照する工程(ステップS07)で内部パラメータに撮影条件による影響が加味されないが、その他の工程はズームレンズと同様である。
例えば、以上の実施の形態では三次元形状演算装置が三次元計測可能な例を説明したが、標定やキャリブレーションのみを行なうものでも良い。また、対応点探索とマッチングエリアの決定はマニュアル、半自動、自動を選択可能な例を説明したが、いずれか1つだけ可能でも良い。また、精密標定なしに三次元計測を行なっても良く、ターゲットもレトロターゲットに限られない。
10 画像撮影部
13 撮影画像記憶部
40 画像対応部
41 標定点抽出部
42 特徴点抽出部
43 対応点探索部
44 焦点距離推定部
44A 標定部
44B 焦点距離推定処理部
45 対応点指示部
46 内部パラメータ記憶部
47 画像データ補正部
48 撮影・モデル画像表示部
48A モデル画像形成部
48B モデル画像記憶部
50 表示画像形成部
51 三次元座標データ演算部
53 三次元座標データ記憶部
54 立体的二次元画像形成部
55 立体的二次元画像記憶部
57 立体的二次元画像表示部
60 表示部
100 三次元形状演算装置
200 レトロターゲット
204 内部円
206 外部円
EP エピポーラライン
f 焦点距離
I 探索範囲
RF リファレンスポイント
RT レトロターゲット
T テンプレート画像
TG ターゲット
To 閾値
Claims (7)
- 撮影レンズを有し、2方向から対象物を撮影して一対の撮影画像を取得する画像撮影部と;
前記一対の撮影画像から特徴点又は基準点及びその対応点を抽出する標定点抽出部と;
前記標定点抽出部で抽出された特徴点又は基準点及びその対応点並びに所定の間隔で設定された複数の焦点距離を用いて行なわれる標定について、相互標定における残存縦視差を最小にするように、又はバンドル調整における残差を最小とするように、撮影レンズの焦点距離を前記複数の焦点距離から推定選択する焦点距離推定部と;
前記撮影レンズの焦点距離に対応するカメラ内部標定要素を予め記憶する内部パラメータ記憶部と;
前記焦点距離推定部で推定選択された推定焦点距離に対応するカメラ内部標定要素を前記内部パラメータ記憶部から取得し、取得したカメラ内部標定要素に基づいて前記撮影画像のデータを補正する画像データ補正部とを備える;
三次元形状演算装置。 - 前記焦点距離推定部は、前記所定の間隔を段階的に狭める;
請求項1に記載の三次元形状演算装置。 - 前記画像データ補正部で補正された補正画像に基づき、三次元座標を算出する三次元座標データ演算部を備える;
請求項1又は請求項2に記載の三次元形状演算装置。 - 前記撮影レンズは、撮影画角を変更可能なズームレンズである;
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の三次元形状演算装置。 - 前記内部パラメータ記憶部は、前記撮影画角に対応する撮影条件データ及び内部標定要素を記憶し;
前記内部標定要素は、前記焦点距離推定部で推定選択された撮影レンズの焦点距離に前記撮影条件データを加味して定められる;
請求項4に記載の三次元形状演算装置。 - 撮影レンズを有し、2方向から対象物を撮影して一対の撮影画像を取得する画像撮影部と;
前記一対の撮影画像から特徴点又は基準点及びその対応点を抽出する標定点抽出部と;
前記標定点抽出部で抽出された特徴点又は基準点及びその対応点を用いて形成した一対の標定用画像について、相互標定における残存縦視差を最小にするように、撮影レンズの焦点距離を推定する焦点距離推定部とを備える;
三次元形状演算装置。 - 2方向から対象物を撮影して一対の撮影画像を取得する画像撮影工程と;
前記一対の撮影画像から特徴点又は基準点及びその対応点を抽出する標定点抽出工程と;
前記標定点抽出工程で抽出された特徴点又は基準点及びその対応点並びに所定の間隔で設定された複数の焦点距離を用いて行なわれる標定について、相互標定における残存縦視差を最小にするように、又はバンドル調整における残差を最小とするように、撮影レンズの焦点距離を前記複数の焦点距離から推定選択する焦点距離推定工程と;
前記撮影レンズの焦点距離に対応するカメラ内部標定要素を予め内部パラメータ記憶部に記憶する内部パラメータ記憶工程と;
前記焦点距離推定工程で推定選択された推定焦点距離に対応するカメラ内部標定要素を前記内部パラメータ記憶部から取得し、取得したカメラ内部標定要素に基づいて前記撮影画像のデータを補正する画像データ補正工程とを備える;
三次元形状演算方法。
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