JP4963766B2 - 電子部品実装装置及びその方法 - Google Patents
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Description
(技術分野)
本発明は、部品、特に電子部品を画像認識してから基板などの回路形成体上に装着するときに電子部品を画像認識する部品認識装置及びその方法、並びに、部品認識装置を備える部品実装装置及び部品認識方法を備える部品実装方法に関するものである。
【0002】
(背景技術)
図11は、従来の部品実装装置の主要部を示す平面図、図12は、図11の撮像装置を示す拡大断面図、図13は、図11に示されたロータリ式インデックステーブルの回転に伴う各部の動作の流れを模式的に表したタイミングチャートである。ロータリ式インデックステーブル111(以降、インデックステーブル111と記す)の周縁部には吸着ノズル112が装着されている。
【0003】
部品供給部120は、種々の電子部品を収納した複数の電子部品供給ユニット121のそれぞれを制御指示に従って吸着位置に移動された吸着ノズル112の下に供給する。吸着ノズル112は、電子部品供給ユニット121から電子部品113を吸い取り、インデックステーブル111の回転に従って、認識位置に移動される(時刻t1(図13))。
【0004】
電子部品113を吸着保持した吸着ノズル112が認識位置に移動すると、振動減衰待ち時間(時刻t1〜t2)を経て、部品撮像装置130のLED136,137が電子部品を適宜に照明し、第1,第2カメラ131,132がミラー133及びハーフミラー134、更にはミラー135を介して電子部品からの露光を受け(時刻t2〜t3)、取り込んだ電子部品113の映像信号をNTSC方式などに従って画像処理装置に送信する(時刻t3〜t5)。画像処理装置に映像信号を送信中に、電子部品113を吸着した吸着ノズル112の装着位置への移動が開始される(時刻t4)。
【0005】
超高速な部品実装装置においては、これらの動作を含んだ一連の処理を例えば80msのタクトで繰り返し実行する。なお、この例において、第1,第2カメラ131,132は、両者とも例えば25万画素程度の解像度を有しており、小さな部品については第1カメラ131が撮像し、大きな部品については第2カメラ132が撮像するというように、それぞれ対象部品が異なる光学系が装着されている。
【0006】
半導体装置に関しては、多機能化等のために集積度が向上するとともに大型かつ高精度の電子部品が増大し、あるいは逆に、より小型の電子部品も製造されてきている。これらの状況を示したのが図14の電子部品サイズ対応表である。このように電子部品のサイズは一辺の長さが32mm程度であるBGA(Ball Grid Array)等があり、図示はしていないが、それ以上のサイズの電子部品も製造されている。なお、図14において、ミニTrとはミニトランジスタ、タンタルCとはタンタルキャパシタ、チップLとは0.6〜3.2mmまでのチップ部品より大型の大型チップ部品、パワーTrとはパワートランジスタ、アルミ電解Cとはアルミニウム電解キャパシタの略、SOJとはSmall Outline J Lead Packageの略であり、PLCCとはPlastic Leaded Chip Carrierの略であり、SOPとはSmall Outline Packageの略であり、CSP(0.5p〜0.8p)とは電極間のピッチが0.5〜0.8mmのChip Sized Packageの略であり、BGA(0.1p〜)とは電極間のピッチが0.1mm以上のBall Grid Arrayの略である。また、0603とは、0.6mm×0.3mmの大きさのチップ部品を意味し、2125とは、2.1mm×2.5mmの大きさのチップ部品を意味し、3216とは、3.2mm×1.6mmの大きさのチップ部品を意味し、□18とは一辺が18mmの正方形のチップ部品を意味し、□32とは一辺が32mmの正方形のチップ部品を意味する。
【0007】
図11及び図12を使用して説明した従来の部品実装装置によれば、同一種類の25万画素程度の解像度の第1,第2カメラ131,132に対して、撮像すべき部品サイズに合わせた光学系をそれぞれに装着したとしても、図14の従来の方式に示されるように、第1,第2カメラ131,132がそれぞれ範囲L1,L2の電子部品を良好に撮像し、画像認識するのが限度である(一辺の長さが18mm程度まで)。
【0008】
なぜならば、例えば第2カメラの光学系を変えて撮像する範囲を大きくしても、画素数の少なさから電子部品の端子(ピンやボール)が個別に明瞭に認識できなくなるためである。この例を、図15に示すが、電子部品の像EZ0に対して第2カメラの画像EZ1が得られるが端子の像が不鮮明となっている。
【0009】
もちろん、従来の技術の延長として、カメラの台数を増やして、例えば3台にし、3台目のカメラを一辺が18mm程度以上の部品用とすることは考えられる。しかし、このようにすると、当然のことながら構造は複雑で高コストとなり、撮像装置自体が大きくなり重くなるので機械系の振動の影響を受けやすくなるという問題が生じる。
【0010】
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、撮像装置例えばカメラは2台で、画像認識に対して良好な解像度を保って小さな部品から大きな部品まで大略同じ撮像品質で撮像可能であり、高速なタクトを維持して画像処理ができる部品認識装置及びその方法並びに部品実装装置及びその方法を提供することにある。
【0011】
(発明の開示)
本発明は、上記目的を達成するため、以下のように構成している。
【0012】
本発明の第1態様によれば、周縁部に部品保持部材を等間隔に複数装着しかつ一定の角度ずつ回転して、各部品保持部材を、部品保持位置、認識位置、装着位置、そして、再び、部品保持位置、認識位置、装着位置と繰り返すように円弧状の移動経路沿いに移動させるロータリ式インデックステーブルと、
複数の電子部品を収納する電子部品供給ユニットを並列に複数搭載しかつ上記部品保持部材の上記部品保持位置に移動可能な部品供給部と、
上記部品保持部材により保持されかつ回路形成体に装着すべき上記電子部品に照明光を照明する照明装置と、
上記照明された部品を認識する第1撮像装置と、
上記照明された部品を認識するとともに、上記第1撮像装置よりも高分解能の第2撮像装置と、
上記部品の部品情報に基き、上記第1撮像装置と上記第2撮像装置とを択一的に選択することと、上記認識される上記部品の画像の明るさを調整することにより、撮像条件を調整可能として、上記撮像条件の下で上記いずれか1つの撮像装置により上記部品を撮像させるように制御する制御部とを備えて上記認識位置に配置され、上記撮像された上記部品の画像を認識処理する部品認識装置と、
上記装着位置に配置されて上記電子部品が装着される上記回路形成体を保持する回路形成体保持装置とを備え、
上記部品保持位置に位置した上記電子部品供給ユニットから上記電子部品を上記部品保持部材により部品保持したのち、上記インデックステーブルが回転して上記部品保持部材を上記認識位置に移動させて、上記部品保持部材により保持され上記認識位置で停止した上記電子部品を上記部品認識装置により撮像しかつ撮像された上記電子部品の画像を認識処理し、上記インデックステーブルが回転して上記部品保持部材を上記装着位置に移動させて、上記認識処理結果に基づき上記部品保持部材の姿勢を補正しつつ、上記回路形成体保持装置に保持された上記回路形成体に対して上記部品保持部材により保持された上記電子部品を装着するとともに、
上記照明装置は、異なる種類の照明光を上記部品に照明可能でかつ上記部品に対する配置位置が異なる複数種類の照明源を有するとともに、
上記部品の上記部品情報に基き、上記照明装置から上記部品への照明の照度の調整、又は、上記複数種類の照明源の種類若しくは位置の選択により上記撮像条件の調整を行った上で、上記制御部において上記撮像装置により上記部品を撮像させるように制御する電子部品実装装置であって、
上記制御部では、上記部品の上記部品情報に基き、上記第1撮像装置と上記第2撮像装置との性能の違いや上記部品の種類に対して上記撮像される画像の明るさの違いを無くすように、画像認識に適した画像信号の利得の調整により上記撮像条件の調整を行うとともに、上記第2撮像装置を選択したときは、上記第2撮像装置の読み出しクロックの周波数を上記第1撮像装置の読み出しクロック周波数より高くするように調整することにより上記撮像条件の調整を行い、上記撮像装置により上記部品を撮像させるように制御する電子部品実装装置を提供する。
【0016】
本発明の第2態様によれば、上記制御部では、上記部品の上記部品情報に基き、上記撮像装置及び上記部品の種類に応じて上記撮像装置により撮像された部品画像の走査間隔を設定することにより上記撮像条件の調整を行い、上記撮像装置により上記部品を撮像させるように制御する一方、
上記撮像装置及び上記部品の種類に応じて上記制御部で設定された上記部品画像の走査間隔に基き、上記撮像された上記部品画像を走査し、上記部品画像内における上記部品の存在する領域を認識し、次に、この認識された部品の存在領域内を上記部品の姿勢認識ができるように画像認識をする画像認識処理部をさらに備えるようにした第1態様に記載の電子部品実装装置を提供する。
【0022】
本発明の第3態様によれば、ロータリ式インデックステーブルが周縁部に部品保持部材を等間隔に複数装着しかつ一定の角度ずつ回転して、各部品保持部材を、部品保持位置、認識位置、装着位置、そして、再び、部品保持位置、認識位置、装着位置と繰り返すように円弧状の移動経路沿いに移動させ、
上記インデックステーブルにより上記部品保持部材が上記部品保持位置に位置したとき、上記部品保持位置に位置しかつ複数の電子部品を収納する電子部品供給ユニットから上記電子部品を上記部品保持部材により部品保持し、
上記インデックステーブルにより上記部品保持部材が上記認識位置に位置したとき、上記部品保持部材により保持され上記認識位置で停止した上記電子部品を上記部品認識装置により撮像しかつ撮像された上記電子部品の画像を認識処理するにあたり、上記部品保持部材により保持されかつ回路形成体に装着すべき上記電子部品の部品情報に基き、第1撮像装置と上記第1撮像装置よりも高分解能の第2撮像装置とを択一的に選択するとともに、上記部品の上記部品情報に基き、上記照明装置から上記部品への照明の照度の調整、又は、上記複数種類の照明源の種類若しくは位置の選択を行った上で上記いずれか1つの撮像装置により認識される上記部品の画像の明るさを調整することにより、撮像条件を調整し、
上記撮像条件の下で上記部品を照明装置で照明し、
上記撮像条件の下で上記いずれか1つの撮像装置により上記照明された部品を撮像し、
上記撮像された画像を基に部品認識を行い、
上記インデックステーブルにより上記部品保持部材が上記装着位置に位置したとき、上記認識処理結果に基づき上記部品保持部材の姿勢を補正しつつ、上記装置位置に配置された回路形成体保持装置に保持された上記回路形成体に対して上記部品保持部材により保持された上記電子部品を装着する電子部品実装方法であって、
上記撮像条件の調整を行うとき、上記部品の上記部品情報に基き、上記第1撮像装置と上記第2撮像装置との性能の違いや上記部品の種類に対して上記撮像される画像の明るさの違いを無くすように、画像認識に適した画像信号の利得の調整を行うとともに、上記第2撮像装置を選択したときは、上記第2撮像装置の読み出しクロックの周波数を上記第1撮像装置の読み出しクロック周波数より高くなるように調整する、電子部品実装方法を提供する。
【0026】
本発明の第4態様によれば、上記撮像条件の調整を行うとき、上記部品の上記部品情報に基き、上記撮像装置及び上記部品の種類に応じて上記撮像装置により撮像された部品画像の走査間隔を設定する一方、
上記撮像された画像を基に部品認識を行うとき、上記撮像装置及び上記部品の種類に応じて上記設定された上記部品画像の走査間隔に基き、上記撮像された上記部品画像を走査し、上記部品画像内における上記部品の存在する領域を認識し、次に、この認識された部品の存在領域内を上記部品の姿勢認識ができるように画像認識をする第3態様に記載の電子部品実装方法を提供する。
【0032】
(発明を実施するための最良の形態)
本発明の記述を続ける前に、添付図面において同じ部品については同じ参照符号を付している。
【0033】
以下、図面を参照して本発明における第1実施形態を詳細に説明する。
【0034】
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0035】
図1は、本発明にかかる一実施形態にかかる部品認識装置を有する電子部品実装装置の外観を示す斜視図、図2は、図1の電子部品実装装置の中央部の電子部品実装機構を示す図、図3は、図2の電子部品実装機構のロータリ式インデックステーブルの部分を上から見た図、図4(A)及び(B)は、図3の部品認識装置を示す外観図及び部品認識装置の緑色LEDの配置を示す概略平面図、図5は、図4(A)の部品認識装置の構造を示す断面図、図6は、図1の電子部品実装装置の部品認識装置などの画像処理を行う画像処理に関する各部の関係を示すブロック図である。この電子部品実装装置では、部品の一例としての電子部品を部品保持部材の一例としての吸着ノズル12で吸着保持した状態で、部品認識を行ったのち、回路形成体の一例としての基板に装着するものである。回路形成体とは、樹脂基板、紙−フェノール基板、セラミック基板、ガラス・エポキシ(ガラエポ)基板、フィルム基板などの回路基板、単層基板若しくは多層基板などの回路基板、部品、筐体、又は、フレームなど、回路が形成されている対象物を意味する。また、上記撮像装置は、具体的には、第1撮像装置と第2撮像装置とより構成され、この実施形態では、第1撮像装置の一例として第1カメラ31、第2撮像装置の一例として第2カメラ32を使用している。
【0036】
図7は、図6のカメラ制御ユニットをより詳細に示すブロック図、図8は、図6のカメラインタフェースユニットの制御ユニットがメモリユニットから読み出した撮像条件の情報によって、第1,第2カメラのいずれかを選択し、吸着ノズルに吸着された電子部品の姿勢を認識する動作について説明するためのフローチャート、図9(A)〜(D)は、図7の制御ユニットが画像処理ユニットの指示により、電子部品の姿勢認識をするための時間を短縮する方法を説明するための図、図10は、光拡散板80への照明の構成を示す断面図である。
【0037】
上記実施形態にかかる部品認識装置は、吸着ノズル12により保持されかつ回路基板18に装着すべき部品13に照明光を照明する照明装置36,37,38と、上記照明された部品13を認識する第1カメラ31と、上記照明された部品13を認識するとともに、上記第1カメラ31よりも高分解能の第2カメラ32と、上記部品13の部品情報に基き、上記第1カメラ31と上記第2カメラ32とを択一的に選択することと、上記認識される上記部品13の画像の明るさを調整することにより、撮像条件を、撮影動作毎に又は複数の撮影動作毎に又は任意のタイミングで、調整可能として、上記撮像条件の下で上記いずれか1つのカメラにより上記部品13を撮像させるように制御する制御部66とを備えて、上記撮像された上記部品13の画像を認識処理するものである。このような部品認識装置を電子部品実装装置に備えることにより、上記部品認識装置の上記認識処理の結果に基づき、上記吸着ノズル12の上記回路基板18の上記装着位置に対する姿勢(例えば、吸着ノズル12の昇降軸回りの回転角度)を補正し、上記吸着ノズル12により保持された上記部品13を上記回路基板18の上記装着位置に装着するようにしている。
【0038】
上記部品13の部品情報の一例としては、上記部品13の大きさ、高さ、種類、電極が鏡面か否かなどの部品固有情報と、この部品固有情報に基づく調整情報、例えば、上記部品の画像の明るさをどのように調整すべきかの調整情報、上記照明装置から上記部品への照明の照度の調整情報、又は、上記複数種類の照明源の種類若しくは位置(例えば、上記部品に照明光を照明する照明光の照明方向が上記部品の各辺に対する直交方向を除く方向から照明する位置か否か、又は、上記部品に照明する照明光を上記部品のほぼ真下から照明可能に配置されているか、上記部品に照明する照明光を上記部品の斜め下方から照明可能に配置されているかなど)の選択情報、上記撮像装置の露出時間の調整情報、画像認識に適した画像信号の利得の調整情報、部品の電極が光で反射しにくいか否かにより選択すべき照明装置の情報、上記部品の電極が鏡面状か否かにより選択すべき照明装置の情報などが含まれている。よって、制御部66は、次に装着すべき部品13の部品固有情報を得、この部品固有情報に基づく調整情報を得て、調整情報に基づいて、撮像条件を調整するようにしている。
【0039】
図1〜図5を参照して、まず、上記部品認識装置を備える電子部品実装装置10の構造について説明する。この電子部品実装装置10は、撮像装置30及びそれを制御する回路部分が従来の電子部品実装装置の構造と大きく異なる。電子部品実装装置10の中央部には周縁部に吸着ノズル12を等間隔に複数装着したロータリ式インデックステーブル11(以降、インデックステーブル11と記す)が配置されている。このインデックステーブル11は、制御部(後述)66の指示により、一定の角度ずつ回転し、各吸着ノズル12を部品保持位置の一例としての吸着位置、認識位置、装着位置(図3参照)、そして、再び、吸着位置、認識位置、装着位置と繰り返すように移動経路沿いに移動する。
【0040】
部品供給部20は、電子部品供給ユニット21(図2参照)を並列に複数搭載しており、装着に必要な電子部品を搭載した該当電子部品供給ユニット21を吸着位置に移動する。該当電子部品供給ユニット21が吸着位置に配置されると、吸着ノズル12は、電子部品供給ユニット21から電子部品13を吸着する。
【0041】
吸着ノズル12が電子部品13を吸着すると、インデックステーブル11は回転し、吸着ノズル12を認識位置に移動させる。認識位置には撮像装置30(図3参照)の機構部(制御部66については図6及び図7を参照)が配置されている。
【0042】
撮像装置30は、図4(A)、(B)及び図5に示されるように、認識位置に停止された吸着ノズル12の下の位置に電子部品13を照明するための緑色LED36,38及び赤色LED37を照明装置の照明源の一例としてそれぞれ備えるとともに、その横に第1カメラ31と第2カメラ32とを備えている。ここで緑色LED36は、複数個、より具体的には、2個並列されて2段に組み合わされた合計4個で一組の緑色LED36となっており、各緑色LED36からの緑色照明光の照明方向が、撮像される電子部品の任意の一辺に対する直交方向でないように、例えば図4(B)に示すように電子部品13の略対角線方向沿いに位置するように、後述する照明装置ケース100の開口100aの周囲に取り付けられている。一方、赤色LED37は、例えば4個を一列に配置して一組をなし、4個一組を図4(A)に示すように、第1カメラ31と第2カメラ32の並列方向沿いに互いに対向するように配置している。また、もう一方の緑色LED38は、第1カメラ31と第2カメラ32の並列方向と直交する方向で第1カメラ31と第2カメラ32の光軸方向と平行な方向に5個一組として、部品から第1カメラ31と第2カメラ32への認識画像取り込み用光軸(LED36,37,38に照明された電子部品13の映像を示す光が通過する光軸)を挟んで対向して配置されている。
【0043】
なお、上記緑色LED36,38は反射用として使用し、赤色LED37は透過用として使用する。その理由は、透過用としては光量が必要であるため、緑色LED36,38よりも赤色LED37を使用することが好ましいためである。
【0044】
よって、上記部品13が照明光により反射されて形成された光(言い換えれば部品13の映像を示す光)をいずれかのカメラ31,32で撮像するときには、緑色LED36,38を使用し、詳細を後述するように、上記部品13よりも上方まで透過させて上記部品13の上方の拡散板にLEDの照明光を照明して拡散された拡散光により部品13の輪郭(言い換えれば陰影)のみをいずれかのカメラ31,32で撮像するときには、赤色LED37を使用することが好ましい。
【0045】
これらのLED36,37,38に照明された電子部品13の映像を示す光(あるいは他の方法によっては陰影)は、図5に示すように、ミラー33で反射され、反射光の一部分はハーフミラー34(ビームスプリッタ)で反射され第1カメラ31に向けられ、反射光の他の部分はハーフミラー34を通過し、さらにミラー35で反射され第2カメラ32に向けられる。なお、第1カメラ31及び第2カメラ32はそれぞれの光軸が平行になるように照明装置ケース100に並列して固定されている。ミラー33は、部品13の認識位置の下方である、照明装置ケース100の一端の開口100aの真下に傾斜して固定される。ハーフミラー34は照明装置ケース100の中央部でかつ第1カメラ31の下方に傾斜して固定される。ミラー35は照明装置ケース100の他端で第2カメラ32の下方に傾斜して固定される。
【0046】
上述の例においては、第1カメラ31には例えば25万画素の従来の映像デバイス(例えば、CCD)が組み込まれ、第2カメラ32には、上記第1カメラ31よりも高分解能の例えば100万画素の映像デバイスが組み込まれている。このような構成の撮像装置30によって、吸着ノズル12に電子部品13がどのような姿勢(ここで、姿勢とは、外形的な姿勢及び必要な場合には外部端子(ピンやボールなど)の位置の検出を含むものとする。)で吸着されているかが認識されると、インデックステーブル11は間欠的に回転し、吸着ノズル12を装着位置に移動させる。
【0047】
装着位置には、基板18を保持しかつ装着動作毎に装着位置に対して位置決め調整のためXY方向にX方向駆動機構16X及びY方向駆動機構16Yによって位置が調整される基板保持装置の一例としてのXYテーブル15が配置されており、XYテーブル15の上には、例えば一対のベルトコンベヤ式搬送レールより構成するローダである供給側基板搬送部19aから回路基板18が供給され、全部品の実装が終了した回路基板18は、例えば一対のベルトコンベヤ式搬送レールより構成するアンローダである排出側基板搬送部19bに引き渡される。電子部品13の吸着状態(吸着姿勢)に応じて、XYテーブル15の位置の調整等が行われ、吸着ノズル12に吸着されていた電子部品13がXYテーブル15の上の回路基板18に装着される。電子部品13の吸着ノズル12からの装着が完了すると、インデックステーブル11は再び回転し、空きとなった吸着ノズル12を順次吸着位置に戻し、一連の動作を繰り返す。上記Y方向駆動機構16Yは、モータ16dの正逆回転によりボールネジ16eが正逆回転される。Yテーブル16gに固定されたナット部材16fが、上記ボールネジ16eに螺合しており、ボールネジ16eの正逆回転によりナット部材16fを介してYテーブル16gがY方向沿いに進退移動する。Yテーブル16g上には上記X方向駆動機構16Xが配置されている。上記X方向駆動機構16Xは、モータ16aの正逆回転によりボールネジ16bが正逆回転される。XYテーブル15に固定されたナット部材16cが、上記ボールネジ16bに螺合しており、ボールネジ16bの正逆回転によりナット部材16cを介してXYテーブル15がX方向沿いに進退移動する。よって、XYテーブル15は、上記Y方向駆動機構16Yにより上記Y方向に進退駆動されるとともに、上記X方向駆動機構16Xにより上記X方向に進退駆動される。
【0048】
図6及び図7に示されるように、電子部品実装装置10の撮像装置30などの画像処理を行う画像認識処理部の一例としての機能する画像処理ユニット60は、一例として、他の機構ユニットの制御も行うメインマシンコントローラ61とシーケンスコントローラ62とマンマシンインタフェース63とこれらを接続するバス64とから構成される。シーケンスコントローラ62の指示に従って、カメラ制御ユニット65のインターフェースユニット66は、姿勢認識すべき電子部品の種類に対応して、メモリユニット67に予め格納されている撮像条件情報(例えば、コンピュータ等の入出力装置69によって入力されて格納されている撮像条件情報)を読み出し、カメラ制御信号発生器66cから各種命令あるいは信号を出力させて、予め決められた最適な画像処理のための操作を実行する。このインターフェースユニット66は制御部の一例として機能する。上記撮像条件情報の入力は、予め作成され記録された上記撮像条件情報をCD−ROMなどの記憶媒体から入出力装置69によって読み出して入力される他、上記撮像条件情報を通信によりコンピュータ等の入出力装置69を介して入力されてメモリユニット67に予め格納されるようにしてもよい。また、上記部品実装装置の実装動作開始前に予め格納されるものに限らず、上記部品実装装置の実装動作中において、実装動作内容に応じて、適宜、修正されて更新されるようにしてもよい。
【0049】
インターフェースユニット66は、メモリユニット67から読み出した撮像条件の情報を参照し、カメラ制御信号発生器66cに指示し、カメラ制御信号発生器66cは、姿勢認識すべき電子部品の種類(大きさ等)に対応して、カメラ制御信号出力選択部66dを介して第1カメラ31又は第2カメラ32を選択し、第1,第2カメラ31,32による撮像の明るさの違いを少なくすべく、例えば、照明ユニット38に照明制御命令を与えてメモリユニット67からの撮像条件に合致した照明を実行させる。例えば、部品の大きさ又は電極若しくはリード間隔により最適な分解能のカメラを選択するため、上記部品が高精度な装着が必要な部品、例えば、狭いピッチのリード間隔を有するリード部品、又は、BGA(Ball Grid Array)若しくはCSP(Chip Sized Package)のC4(Controlled Collapse Chip Connection)部品の場合には高分解能の上記第2カメラ32を選択し、上記部品がチップ部品の場合には低分解能の上記第1カメラ31を選択する。また、QFP(Quad Flat Package)のリードやBGAなどの電極が鏡面状の部品は、例えば、LED36により照明光をほぼ真下から照明する。これは、斜めからであれば、電極が乱反射して認識できないためである。その他の通常の部品は、斜め45度からの照明が好ましい。
【0050】
また、与えられた撮像条件によっては、カメラ制御信号発生器66cは、第1,第2カメラ31,32の露出時間を制御して、姿勢認識すべき部品の種類及び第1,第2カメラ31,32による撮像の明るさの違いを少なくするように制御する。例えば、上記姿勢認識すべき部品の電極が、めっき電極などの光にくい場合すなわち光で反射しにくい場合には、第1,第2カメラ31,32の露出時間を長くする。あるいは、カメラ制御信号発生器66cは、A/D変換器67fの利得及びダイナミックレンジを制御して、姿勢認識すべき部品の種類及び第1,第2カメラ31,32による撮像の明るさの違いを少なくするように制御する。さらに、カメラ制御信号発生器66cは、第1カメラ31が選択されたときには、例えば12MHzの発振器66aの出力を読み出しクロックとして使用し、第2カメラ32が選択されたときには、例えば20MHzの発振器66bの出力を読み出しクロックとして使用して両カメラ31,32の出力の読出時間に差が無くなるように切り換え制御している。すなわち、上記第2カメラ32を選択したときは、上記第2カメラ32の読み出しクロックの周波数を上記第1カメラ31の読み出しクロック周波数より高くするように調整して、第1カメラ31の使用時と比べて、第2カメラ32の使用時に画像読み出し遅れが生じないのでタクトの遅れを無くすことができる。
【0051】
このことにより、高速なタクトを維持することが可能である。カメラ制御信号発生器66cは、電子部品13が装着位置に移動される場合、回路基板18の撮像が必要になるので、基板撮像カメラ39に回路基板18を撮像させ、回路基板18への電子部品13の装着を実行する。
【0052】
次に、認識位置において、撮像装置30の制御部66に含まれるカメラ制御ユニット65のインターフェースユニット66がメモリユニット67から読み出した撮像条件によって、第1,第2カメラ31,32のいずれかを選択し、吸着ノズル12に吸着された電子部品13の姿勢を認識する動作について図8を参照して説明する。
【0053】
この場合、上述した種々の設定、例えば、照明ユニット38の設定、第1,第2カメラ31,32の露出時間の設定、第1カメラ31及び第2カメラ32の出力に対する利得の設定等は、何れか一つの設定を行うのか、あるいは、組み合わせで行うのかは既に決まっているものとし、第1,第2カメラ31,32の選択及び選択された1,第2カメラ31,32による電子部品13の姿勢認識の動作について説明する。
【0054】
装着対象となる部品の部品情報である部品データは、シーケンスコントローラ62より入力し(ステップS1)している。インデックステーブル11の回転に伴って、認識位置に停止し(ステップ2)、吸着ノズル12が吸着している部品に応じて、ステップS1において入力した部品データに基づき、電子部品のサイズを参照して、小視野用の第1カメラ31を使用すべきか、大視野用の第2カメラ32を使用すべきかを判断する(ステップS3)。
【0055】
もしも、ステップS3において、小型部品用の第1カメラ31を使用する場合には、第1カメラ31から入力された画像の画素を全部走査する(ステップS4)。ステップS3において、大型部品用の第2カメラ32を使用すべきであると判断された場合には、さらに姿勢認識すべき大型の電子部品13は、大型の中でも細密部品に属するのか、中型部品に属するのか、それとも、大型部品に属するのかを判断する(ステップS5)。もちろん、3区分でなくそれ以上の区分にしてもよいことはいううまでもない。
【0056】
ステップS5において、細密部品に属すると判断された場合には、第2カメラ32から入力された画像の画素に関する走査を例えば「走査間隔4」である第1の粗認識を行う(ステップS6)。中型部品に属すると判断された場合には、第2カメラ32から入力された画像の画素に関して細密部品の場合よりも粗い、例えば「走査間隔8」である第2の粗認識を行う(ステップS7)。大型部品に属すると判断された場合には、第2カメラ32の画素から入力された画像の画素に関して中型部品よりもさらに粗い例えば「走査間隔10」である第3の粗認識を行う(ステップS8)。なお、上記走査間隔4とは走査線を4本毎に走査することを意味し、走査間隔8とは走査線を8本毎に走査することを意味し、走査間隔10とは走査線を10本毎に走査することを意味する。
【0057】
部品の種類によりステップS6,S7,S8においてそれぞれ粗認識された結果により、認識画像上において電子部品13の画像が占める領域がおおよそ判明するので、電子部品13の姿勢認識に不必要な部分を除いて、電子部品13の存在する領域を含めた適宜な領域について、電子部品13の精細な走査(例えば全走査)による姿勢認識を行う(ステップS9)。この精細な姿勢認識を行う場合、必要最小限の領域のみを対象として電子部品13の姿勢認識を行えば、さらに短時間のタクトが実行できる。姿勢認識が完了したら、その認識結果を出力し(ステップS10)、メインマシンコントローラ61に戻し、装着位置における電子部品13の回路基板18への装着位置の補正に使用する。
【0058】
上述したように第2カメラ32が選択されて、画像処理ユニット60が電子部品13の姿勢認識をするための時間を短縮する方法の一例について図9(A)〜(D)を参照して説明する。図9(A)に示される第2カメラ32の映像デバイスP(例えば、CCD)の100万画素(872ライン×1200)を走査する場合、図8に示されるステップS6,S7,S8のように大型部品の区分に従って第1,第2,第3の粗認識によって、その大型部品の存在領域が図9(B)〜(D)のように認識される。
【0059】
そこで、図9(B),(C)のような場合には、下部の斜線を施した部分については、精細な姿勢認識のための画素の読み取りは行わないこととする。したがって、本来872ラインの走査が必要なところ、533ライン、702ライン走査でよいこととなる。さらに、姿勢認識をするための時間を短縮する方法として、斜線を施した下部に対称な上部についても精細な姿勢認識のための読み取りは行わないこととしてもよい。あるいは、図9(B),(C)に示される点線の内部だけについて精細な姿勢認識のための読み取りを行うようにしてもよい。
【0060】
図10は、認識位置においてインデックステーブル11の直下に配置された照明源であるLEDは、光拡散板80より下方であり、撮像カメラ上面の平面PLの上側に配置され、LEDの周囲にはルーバー81が設けられ光の発散を防止し、集光部である集光レンズ83によって光が集中するようにし、その光は平面PL上に配置されたミラー82、プリズム84によって光拡散板80に向かって上方に反射している。この場合、カメラは電子部品13を輪郭(陰影外形)として撮像するようにしている。言いかえれば、図10の照明装置は、上記部品13に対して上記カメラと反対側であって上記吸着ノズル12に保持された上記部品13の上方に配置された光拡散板80と、上記部品13に照明光を照明する照明光を下向きに発する照明源の一例としてのLEDと、上記LEDから発せられた上記照明光を上向きに上記光拡散板80に向けて反射させる反射部の一例としてのミラー82とを有して、上記LEDから発せられた上記照明光を上記ミラー82により上向きに上記光拡散板80に向けて反射し、上記光拡散板80により上記照明光が拡散され、その拡散された光により上記部品13の外形像を上記第1カメラ31又は第2カメラ32で撮像するようにしている。
【0061】
従来のように、平面PLの上側にLEDを配置し、直接光拡散板を照明した場合、平面に対する反射光の角度は略15°であるが、この例においては30°前後となって大幅に照明角度が大きくなり、拡散される光量が多くなる。よって、画像の認識を良好に行うことができる。また、この照明の構成によって光拡散板80と撮像装置との距離を従来と同じにすることができる。
【0062】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、図10の照明装置において、高輝度のLEDを使用すれば集光レンズ83及びプリズム84を無くし、ミラー82のみで所定の効果を得ることが可能である。また、LEDが発した光がプリズム84の下面に臨界角以上の角度で入射するようにLEDを配置し、プリズム84の下面で光の全反射が起こるようにすることで、ミラ−82を無くしても所定の効果を得ることが可能である。
【0063】
上記実施形態によれば、部品保持部材の一例としての吸着ノズル12により保持されかつ回路形成体の一例としての回路基板18に装着すべき部品13の部品情報に基き、第1撮像装置の一例としての第1カメラ31と上記第1カメラ31よりも高分解能の第2撮像装置の一例としての第2カメラ32とを択一的に選択するとともに、上記いずれか1つのカメラにより認識される上記部品13の画像の明るさを調整することにより、撮像条件を調整し、上記撮像条件の下で上記部品13を照明装置の一例としてのLED36,38又はLED37で照明し、上記撮像条件の下で上記いずれか1つのカメラにより上記照明された部品13を撮像し、上記撮像された画像を基に部品認識を行うようにしたので、部品13の種類に応じて最適なカメラの選択と、カメラにより認識される上記部品13の画像の明るさを調整できるので、部品13に応じた解像度の画像を短時間で得ることができる。
【0064】
ところで、画素数の多い高解像度のカメラ受像部によれば、図15に示される画像EZ2のような鮮明な像を得られるため、従来の画素数の少ない低解像度のカメラと高解像度のカメラとの2種類のカメラを単に使用しただけの場合には、これら2種類のカメラの特性が異なるためカメラの切り換えによって画像の明るさなどが大きく異なってしまい、同一の品質の撮像(シームレスな撮像)ができないという問題がある。また、画素数が多いと読み出しに時間を要し、上述のタクトを守ることが容易でないという問題もある。
【0065】
このように、第1カメラ31と第1カメラ31より解像度高い第2カメラ32とを並べて配置しても、制御部66によって両カメラ31,32の性能の違いや電子部品13の種類による画像品質の違いをなくすように動作制御させ、シームレスに第1,第2カメラ31,32の選択可能にし、大型の電子部品も第2カメラ32によって、画像認識に必要な解像度で明瞭に撮像できる。また、上記実施形態においては2つのカメラ31,32を有する構成であるので、3つ以上のカメラを有するものよりも振動に対して強くなる。
【0066】
また、上記実施形態によれば、上記撮像条件の調整を行うとき、上記部品の上記部品情報に基き、上記照明装置から上記部品への照明の照度の調整、又は、上記複数種類の照明源の種類若しくは位置の選択を行うようにすることができる。
【0067】
このようにすれば、電子部品の情報と2つの撮像装置の選択とにより電子部品への照明照度、照明の種類又は照明の位置を変化させるようにすれば、両撮像装置の性能の違いや電子部品の種類に対して撮像される画像明るさの違いをなくすことができる。
【0068】
また、上記実施形態によれば、上記撮像条件の調整を行うとき、上記部品の情報に基く上記撮像装置の露出時間の調整を行うようにすることができる。
【0069】
このように、電子部品の情報と撮像装置の選択とにより、選択された撮像装置の露出時間を変化させるようにすれば、撮像装置の性能の違いや電子部品の種類に対して撮像される画像明るさの違いをなくすことができる。
【0070】
また、上記実施形態によれば、上記撮像条件の調整を行うとき、上記部品の上記部品情報に基き、上記第1撮像装置と上記第2撮像装置との性能の違いや上記部品の種類に対して上記撮像される画像の明るさの違いを無くすように、画像認識に適した画像信号の利得の調整を行うようにすることができる。
【0071】
このように、画像信号の利得を画像認識に適するように制御すれば、両撮像装置の性能の違いや電子部品の種類に対して撮像される画像明るさの違いをなくすことができる。
【0072】
また、上記実施形態によれば、上記撮像条件の調整を行うとき、上記部品の上記部品情報に基き、上記第2撮像装置を選択したときは、上記第2撮像装置の読み出しクロックの周波数を上記第1撮像装置の読み出しクロック周波数より高くなるように調整することができる。
【0073】
このように、高解像度(高画素)である第2撮像装置を選択する場合に読み出しクロックの周波数を高くすれば、第1撮像装置の使用時と比べて、画像読み出しの遅れが生じないので、タクトの遅れが無くなる。
【0074】
また、上記実施形態によれば、上記撮像条件の調整を行うとき、上記部品の上記部品情報に基き、上記撮像装置及び上記部品の種類に応じて上記撮像装置により撮像された部品画像の走査間隔を設定する一方、上記撮像された画像を基に部品認識を行うとき、上記撮像装置及び上記部品の種類に応じて上記設定された上記部品画像の走査間隔に基き、上記撮像された上記部品画像を走査し、上記部品画像内における上記部品の存在する領域を認識し、次に、この認識された部品の存在領域内を上記部品の姿勢認識ができるように画像認識をすることができる。
【0075】
このように、電子部品の存在する領域を間引きながら撮像して認識し、次に認識された電子部品の存在領域を最終的に画像認識するようにすれば、読み出し時間が短縮され電子部品装置全体のタクト短縮につながる。また、第2撮像装置に切り換えたときは更に効果的に読み出し時間が短縮され、結果タクトを短縮することができる。
【0076】
また、上記実施形態によれば、上記撮像条件の下で上記部品を上記照明装置で照明するとき、上記部品に照明光を照明する照明光の照明方向が上記部品の各辺に対する直交方向を除く方向であるようにすることができる。
【0077】
これについては、従来、以下のような電子部品の従来の照明方法について課題があった。これを、図16(A),(B)を用いて説明する。図16(A)は電子部品とその電子部品に対する照明であるLED136の位置を吸着ノズル112側からみた平面図であり、図16(B)はその正面図である。
【0078】
このような電子部品の各辺14に対して直交方向に照明光を照明すると、照明された辺14が光を反射して画像認識時に画像にノイズとして撮像され誤認識する場合がある。これは、特に電子部品が、BGAやCSP等であるとき、部品の端子であるピンやボールが鏡面に近いため生じる。これらの部品は高精度に画像認識しなければならないため問題となる。
【0079】
このような従来の課題に対して、電子部品への照明の照明角度を電子部品の一辺に対する直交方向以外とすれば、電子部品の一辺が光を反射せず画像認識時に画像にノイズとして撮像され誤認識することがない。これは特に外形が大型の電子部品(BGA/CSP等)であるとき、部品の端子(ピンやボール)に対して精度よく画像認識するときに効果的である。
【0080】
また、上記実施形態によれば、上記撮像条件の下で上記部品を上記照明装置で照明するとき、照明源から発せられた照明光を反射部により上向きに、上記部品に対して上記撮像装置と反対側に配置された光拡散板に向けて反射し、上記光拡散板により上記照明光を拡散させ、
上記撮像条件の下で上記いずれか1つの撮像装置により上記照明された部品を撮像するとき、上記光拡散板により拡散された光により上記部品の外形像を撮像することができる。
【0081】
これについては、従来、以下のような課題があった。すなわち、吸着した電子部品に対して撮像装置と反対側の光拡散板を照らす従来の照明について、図17を用いて説明する。図17においてLED138は光拡散板の水平方向に対して例えば15゜の照明角度である。そして、光拡散板にて反射拡散された光により、電子部品の外形を撮像装置により撮像して画像認識を行う。この場合では、照明角度が浅いために光拡散板での拡散される光量が低いので、電子部品の外形を撮像装置でより鮮明に画像を得るためより多くの光量が望まれている。
【0082】
よって、電子部品の外形像を得る上で照明能率を向上させるために、光拡散板の水平に対してなるべく大きな角度で光拡散板に照明光を照明することが望まれるが、部品実装装置の構成上、撮像装置と光拡散板までの距離は大きくできないという問題がある。
【0083】
このような従来の課題に対して、上記実施形態によれば、光拡散板に照明を照明させて電子部品の外形を撮像装置により認識する場合は、撮像装置と光拡散板までの距離を変えることなく、言い換えれば、撮像装置から光拡散板までの距離は大きしなくとも、光拡散板の水平に対して大きな角度で光拡散板に照明光を照明することができるので、光拡散板における拡散光量が多くなり、電子部品の外形像を得る上での照明能率を向上させ、画像認識を良好に行うことができる。
【0084】
また、上記実施形態によれば、上記撮像条件の調整を行うとき、上記部品の上記部品情報のうちの上記部品がリード部品、BGA若しくはCSPなどのC4部品の場合には上記第2撮像装置を選択し、上記部品がチップ部品の場合には上記第1撮像装置を選択するようにすることができる。
【0085】
このように、部品に対応して最適な解像度の撮像装置を選択することができるため、画像認識に対して良好な解像度を保って小さな部品から大きな部品まで大略同じ撮像品質で撮像可能となる。
【0086】
また、上記実施形態によれば、上記撮像条件の調整を行うとき、上記部品の上記部品情報のうちの上記部品の電極がめっき電極などの光にくい場合には露出時間を長くするようにすることができる。
【0087】
このように、部品に対応して最適な露出時間を設定することができるため、画像認識に対して良好な解像度を保って小さな部品から大きな部品まで大略同じ撮像品質で撮像可能となる。
【0088】
また、上記実施形態によれば、上記撮像条件の調整を行うとき、上記部品の電極が鏡面状の場合に、上記照明源からの上記照明光を上記部品のほぼ真下から照明させるようにすることができる。
【0089】
このように、部品に対応して最適な照明光を選択することができるため、画像認識に対して良好な解像度を保って小さな部品から大きな部品まで大略同じ撮像品質で撮像可能となる。
【0090】
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
【0091】
本発明によれば、第1撮像装置と解像度高いの第2撮像装置とを並列に装着しても、制御部によって両撮像装置の性能の違いや電子部品の種類による画像品質の違いをなくさせ、シームレスに第1,第2撮像装置の選択可能にし、大型の電子部品も第2撮像装置によって、画像認識に必要な解像度で明瞭に撮像できる。
【0092】
また、電子部品の情報と2つの撮像装置の選択とにより電子部品への照明照度、照明の種類又は照明の位置を変化させているので、両撮像装置の性能の違いや電子部品の種類に対して撮像される画像明るさの違いをなくすことができる。
【0093】
また、電子部品の情報と撮像装置の選択とにより、制御部にて選択された撮像装置の露出時間を変化させているので、撮像装置の性能の違いや電子部品の種類に対して撮像される画像明るさの違いをなくすことができる。
【0094】
また、画像信号の利得を画像認識に適するように制御しているので、両撮像装置の性能の違いや電子部品の種類に対して撮像される画像明るさの違いをなくすことができる。
【0095】
また、高解像度(高画素)である第2撮像装置に切り換えた場合は、読み出しクロックの周波数を高くしているので、第1撮像装置の使用時と比べて画像読み出しの遅れが生じないので、タクトの遅れが無くなる。
【0096】
また、電子部品の存在する領域を間引きながら撮像して認識し、次に認識された電子部品の存在領域を最終的に画像認識するので、読み出し時間が短縮され電子部品装置全体のタクト短縮につながる。また、第2撮像装置に切り換えたときは更に効果的に読み出し時間が短縮され、結果タクトを短縮することができる。
【0097】
更に、電子部品への照明の照明角度を電子部品の一辺に対する直交方向以外としたので、電子部品の一辺が光を反射せず画像認識時に画像にノイズとして撮像され誤認識することがない。これは特に外形が大型の電子部品(BGA/CSP等)であるとき、部品の端子(ピンやボール)に対して精度よく画像認識するときに効果的である。
【0098】
また更に、光拡散板に照明を照明させて電子部品の外形を撮像装置により認識する場合は、撮像装置と光拡散板までの距離を変えることなく、光拡散板の水平に対して大きな角度で光拡散板に照明光を照明することができるので、光拡散板における拡散光量が多くなり、電子部品の外形像を得る上での照明能率を向上させ、画像認識を良好に行うことができる。
【0099】
これによれば、部品の種類に応じて最適な撮像装置の選択と、走査間隔を設定できるので、部品に応じた解像度の画像を短時間で得ることができる。
【0100】
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
本発明のこれらと他の目的と特徴は、添付された図面についての好ましい実施形態に関連した次の記述から明らかになる。
【図1】 本発明にかかる一実施形態にかかる部品認識装置を有する電子部品実装装置の外観を示す斜視図である。
【図2】 図1の電子部品実装装置の中央部の電子部品実装機構を示す図である。
【図3】 図2の電子部品実装機構のロータリ式インデックステーブルの部分を上から見た図である。
【図4】 (A),(B)は、それぞれ図3の部品認識装置を示す外観図及び部品認識装置の緑色LEDの配置を部品との関係で示す概略平面図である。
【図5】 図4(A)の部品認識装置の構造を示す断面図である。
【図6】 図1の電子部品実装装置の部品認識装置などの画像処理を行う画像処理に関する各部の関係を示すブロック図である。
【図7】 図6のカメラ制御ユニットをより詳細に示すブロック図である。
【図8】 図6のカメラインタフェースユニットの制御ユニットがメモリユニットから読み出した撮像条件の情報によるカメラの選択及び認識動作を示すフローチャートである。
【図9】 (A),(B),(C),(D)はそれぞれ電子部品の姿勢認識をするための時間を短縮する方法の一例を説明するための図である。
【図10】 装着位置においてインデックステーブルの直下に配置された照明装置の構成を示す断面図である。
【図11】 電子部品実装装置の中央部に配置された電子部品実装機構の従来例を示す図である。
【図12】 図11の電子部品実装機構の電子部品姿勢認識装置の構成を示す断面図である。
【図13】 図11に示されたロータリ式インデックステーブルの回転に伴う各部の動作の流れを模式的に表したタイミングチャートである。
【図14】 各種電子部品のサイズの範囲を示す図である。
【図15】 撮像装置による電子部品の姿勢認識の画像を説明する図である。
【図16】 (A),(B)はそれぞれ従来の電子部品への照明の照明方向を示す図である。
【図17】 従来の光拡散板を用いた場合の照明の照明方向を示す図である。
Claims (4)
- 周縁部に部品保持部材(12)を等間隔に複数装着しかつ一定の角度ずつ回転して、各部品保持部材を、部品保持位置、認識位置、装着位置、そして、再び、部品保持位置、認識位置、装着位置と繰り返すように円弧状の移動経路沿いに移動させるロータリ式インデックステーブル(11)と、
複数の電子部品(13)を収納する電子部品供給ユニット(21)を並列に複数搭載しかつ上記部品保持部材の上記部品保持位置に移動可能な部品供給部(20)と、
上記部品保持部材(12)により保持されかつ回路形成体(18)に装着すべき上記電子部品(13)に照明光を照明する照明装置(36,37,38)と、上記照明された部品を認識する第1撮像装置(31)と、上記照明された部品を認識するとともに、上記第1撮像装置よりも高分解能の第2撮像装置(32)と、上記部品の部品情報に基き、上記第1撮像装置と上記第2撮像装置とを択一的に選択することと、上記認識される上記部品の画像の明るさを調整することにより、撮像条件を調整可能として、上記撮像条件の下で上記いずれか1つの撮像装置により上記部品を撮像させるように制御する制御部(66)とを備えて上記認識位置に配置され、上記撮像された上記部品の画像を認識処理する部品認識装置と、
上記装着位置に配置されて上記電子部品が装着される上記回路形成体(18)を保持する回路形成体保持装置(15)とを備え、
上記部品保持位置に位置した上記電子部品供給ユニットから上記電子部品を上記部品保持部材により部品保持したのち、上記インデックステーブルが回転して上記部品保持部材を上記認識位置に移動させて、上記部品保持部材により保持され上記認識位置で停止した上記電子部品を上記部品認識装置により撮像しかつ撮像された上記電子部品の画像を認識処理し、上記インデックステーブルが回転して上記部品保持部材を上記装着位置に移動させて、上記認識処理結果に基づき上記部品保持部材の姿勢を補正しつつ、上記回路形成体保持装置(15)に保持された上記回路形成体(18)に対して上記部品保持部材により保持された上記電子部品を装着するとともに、
上記照明装置は、異なる種類の照明光を上記部品に照明可能でかつ上記部品に対する配置位置が異なる複数種類の照明源(36,37,38)を有するとともに、
上記部品の上記部品情報に基き、上記照明装置から上記部品への照明の照度の調整、又は、上記複数種類の照明源の種類若しくは位置の選択により上記撮像条件の調整を行った上で、上記制御部において上記撮像装置により上記部品を撮像させるように制御する電子部品実装装置であって、
上記制御部では、上記部品の上記部品情報に基き、上記第1撮像装置と上記第2撮像装置との性能の違いや上記部品の種類に対して上記撮像される画像の明るさの違いを無くすように、画像認識に適した画像信号の利得の調整により上記撮像条件の調整を行うとともに、上記第2撮像装置を選択したときは、上記第2撮像装置の読み出しクロックの周波数を上記第1撮像装置の読み出しクロック周波数より高くするように調整することにより上記撮像条件の調整を行い、上記撮像装置により上記部品を撮像させるように制御する電子部品実装装置。 - 上記制御部では、上記部品の上記部品情報に基き、上記撮像装置及び上記部品の種類に応じて上記撮像装置により撮像された部品画像の走査間隔を設定することにより上記撮像条件の調整を行い、上記撮像装置により上記部品を撮像させるように制御する一方、
上記撮像装置及び上記部品の種類に応じて上記制御部で設定された上記部品画像の走査間隔に基き、上記撮像された上記部品画像を走査し、上記部品画像内における上記部品の存在する領域を認識し、次に、この認識された部品の存在領域内を上記部品の姿勢認識ができるように画像認識をする画像認識処理部(60)をさらに備えるようにした請求項1に記載の電子部品実装装置。 - ロータリ式インデックステーブル(11)が周縁部に部品保持部材(12)を等間隔に複数装着しかつ一定の角度ずつ回転して、各部品保持部材を、部品保持位置、認識位置、装着位置、そして、再び、部品保持位置、認識位置、装着位置と繰り返すように円弧状の移動経路沿いに移動させ、
上記インデックステーブルにより上記部品保持部材が上記部品保持位置に位置したとき、上記部品保持位置に位置しかつ複数の電子部品を収納する電子部品供給ユニットから上記電子部品を上記部品保持部材により部品保持し、
上記インデックステーブルにより上記部品保持部材が上記認識位置に位置したとき、上記部品保持部材により保持され上記認識位置で停止した上記電子部品を上記部品認識装置により撮像しかつ撮像された上記電子部品の画像を認識処理するにあたり、上記部品保持部材(12)により保持されかつ回路形成体(18)に装着すべき上記電子部品(13)の部品情報に基き、第1撮像装置と上記第1撮像装置よりも高分解能の第2撮像装置とを択一的に選択するとともに、上記部品の上記部品情報に基き、上記照明装置から上記部品への照明の照度の調整、又は、上記複数種類の照明源の種類若しくは位置の選択を行った上で上記いずれか1つの撮像装置により認識される上記部品の画像の明るさを調整することにより、撮像条件を調整し、上記撮像条件の下で上記部品を照明装置(36,37,38)で照明し、上記撮像条件の下で上記いずれか1つの撮像装置により上記照明された部品を撮像し、上記撮像された画像を基に部品認識を行い、
上記インデックステーブルにより上記部品保持部材が上記装着位置に位置したとき、上記認識処理結果に基づき上記部品保持部材の姿勢を補正しつつ、上記装置位置に配置された回路形成体保持装置(15)に保持された上記回路形成体(18)に対して上記部品保持部材により保持された上記電子部品を装着する電子部品実装方法であって、
上記撮像条件の調整を行うとき、上記部品の上記部品情報に基き、上記第1撮像装置と上記第2撮像装置との性能の違いや上記部品の種類に対して上記撮像される画像の明るさの違いを無くすように、画像認識に適した画像信号の利得の調整を行うとともに、上記第2撮像装置を選択したときは、上記第2撮像装置の読み出しクロックの周波数を上記第1撮像装置の読み出しクロック周波数より高くなるように調整する、電子部品実装方法。 - 上記撮像条件の調整を行うとき、上記部品の上記部品情報に基き、上記撮像装置及び上記部品の種類に応じて上記撮像装置により撮像された部品画像の走査間隔を設定する一方、
上記撮像された画像を基に部品認識を行うとき、上記撮像装置及び上記部品の種類に応じて上記設定された上記部品画像の走査間隔に基き、上記撮像された上記部品画像を走査し、上記部品画像内における上記部品の存在する領域を認識し、次に、この認識された部品の存在領域内を上記部品の姿勢認識ができるように画像認識をする請求項3に記載の電子部品実装方法。
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