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JP4950378B2 - Silicone-treated powder, method for producing the same, and composition using the same - Google Patents

Silicone-treated powder, method for producing the same, and composition using the same Download PDF

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JP4950378B2
JP4950378B2 JP2000380891A JP2000380891A JP4950378B2 JP 4950378 B2 JP4950378 B2 JP 4950378B2 JP 2000380891 A JP2000380891 A JP 2000380891A JP 2000380891 A JP2000380891 A JP 2000380891A JP 4950378 B2 JP4950378 B2 JP 4950378B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はシリコーン処理粉体の製造方法に係り、Si−H基を有するシリコーン化合物の粉体表面への被覆と、加熱処理により粉体表面のシリコーンの重合を行い、はっ水性を出すとともに膜上の残存Si−H基をほとんどなくすことができる、種々の化粧料に配合でき、製品中での安定性に優れたシリコーン処理粉体、およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から粉体の疎水化に関しては多くの方法があり、シリコーンオイルの疎水特性を利用することは良く知られている。
上記疎水化に用いられるシリコーン化合物とは、分子中にオルガノハイドロジェンポリシロキサン鎖を持ち、場合によりジオルガノポリシロキサン鎖も分子中に併せ持つもの、あるいはオルガノハイドロジェンポリシロキサンとジオルガノポリシロキサンの混合物である。これらが粉体表面に被覆されると粉体の持つ表面活性の影響を受けて、オルガノハイドロジェンポリシロキサン分子のSi−H基結合部分が空気中の水分等と反応し、さらに生成したSi−OH基が隣り合う他の分子のSi−H基と、あるいはSi−OH基同志が反応し、架橋・重合が進行してシリコーン膜が形成されると考えられる。
しかしながら、オルガノハイドロジェンポリシロキサンを粉体表面に被覆後、空気中,200℃程度の加熱処理では、分子同志の架橋反応はある程度進行するものの、残存Si−H基は完全にはなくならず、一方、500℃以上の加熱ではシリコーン燃焼し始めシリカに変換されていく(特開平11−199458号公報,600〜950℃で加熱することにより酸化珪素被覆処理)。
このような残存Si−H基は、長期間のうちに空気中の水分やメーキャップ製品中の水分、アルコール、アミン等と反応し水素発生を起こすこと、及びこの時新たなシロキサン結合を形成するので、上記処理粉体をそのまま化粧料、塗料、トナー、インキ、容器等、種々の組成物成分として使用すると、組成物にいろいろな支障をきたすことがある。
たとえば、化粧品では製造工程中での水素発生による危険性や、製品容器に充填後の経時での容器の膨張や製品の硬化・ひび割れが起こり、塗料の場合には容器の変質等の問題が生じることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記残存Si−H基を減少させるためには、たとえば特開昭63−113081号公報(特許第1635593号)による方法(ヒドロシリル化反応により残存Si−H基に不飽和炭化水素基を持つ化合物を付加)、特開平8−192101号公報による方法(残存Si−H基を水または低級アルコールに接触させて置換)、あるいは特公昭56−43264号公報による方法(オルガノハイドロジェンポリシロキサンの架橋重合の触媒になる金属水酸化物を被処理粉体と混合摩砕した後、メカノケミカル反応を利用する)等が試みられている。
上記の方法はそれなりに効果を有するものであるが、工程が複雑であったり、長時間を要したり、あるいはいずれも比較的活性な官能基が表面に吸着した形であるために、粉末に不快な臭いがするようになってしまうなどの問題がある。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、水素発生を起こすことがなく、かつ品質のよいシリコーン処理粉体、ならびに該シリコーン処理粉体の製造工程並びに製造コストが低減化された製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、オルガノハイドロジェンポリシロキサン等で被覆された粉体を260〜500℃で加熱することにより、疎水性を維持したまま、残存Si−H基をほとんどすべて架橋あるいは不活性な官能基に置換することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち本発明は、粉体の表面にシリコーン化合物が被覆されたシリコーン処理粉体であって、該シリコーン処理粉体表面上に残存するSi−H基によって発生する水素量が0.2mL/処理粉体1g以下で、かつ処理粉体に対する水の接触角が100°以上を示すことを特徴とするシリコーン処理粉体である。
【0007】
また本発明によるシリコーン処理粉体の製造方法は、粉体の表面に、
(1)Si−H基を1個以上有するシリコーン化合物、あるいは
(2)(1)のシリコーン化合物とSi−H基を有していないシリコーン化合物との混合物
を被覆してシリコーン化合物被覆粉体とする第1の工程と、前記シリコーン化合物被覆粉体を260〜500℃で0.1〜24時間加熱する第2の工程とを備えることを特徴とする。
【0008】
ここで、原料粉体の平均粒子径が0.1μm以下の場合は、第2の工程で前記シリコーン化合物被覆粉体を260〜350℃で1〜5時間加熱することが望ましく、原料粉体の平均粒子径が0.1μm以上の場合は、第2の工程で前記シリコーン化合物被覆粉体を330〜480℃で1〜5時間加熱することが望ましい。
【0009】
さらに本発明によれば、上記シリコーン処理粉体を原料の一成分として用いたことを特徴とする化粧料組成物、上記シリコーン処理粉体を原料の一成分として用いたことを特徴とする塗料、および上記シリコーン処理粉体を原料の一成分として用いた合成樹脂組成物を射出成形して得られることを特徴とする樹脂成形加工品が提供される。ここで、化粧料組成物としては、固型ファンデーション、乳化ファンデーション、プレストパウダー、粉おしろい、紫外線防御スティック、口紅、油中水型乳化サンスクリーン、ボディパウダーのいずれかであることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳述する。
本発明に用いられる粉体は、特に制限されるものではないが、例えば、有機顔料、無機顔料、金属酸化物、金属水酸化物、雲母、パール剤、金属、磁性粉体、珪酸塩鉱物、樹脂粉末、ゴム弾性を有する粉末または多孔性物質のうち一種または二種以上の組み合わせが挙げられる。
【0011】
このうち特に好ましいものは、粒子径1mm以下の任意の無機粉体(1mmより大きいものも含まれることがある)であり、具体的には、金属酸化物及び金属水酸化物、粘土鉱物類、パール剤、金属、カーボン、磁性粉末、珪酸塩鉱物、多孔質材料等が例示的に挙げられる。
【0012】
これら粉体は1種類でもまた複数を組み合せて用いてもよく、また凝集体、成形体あるいは造形体等であってもよい。本発明によれば粒子径0.02μm以下の超微粉体も含めた任意の無機粉体を改質(処理)することができる。
【0013】
ここで、無機顔料の具体例としては(金属酸化物及び金属水酸化物を含む)、紺青、群青、マンガンバイオレット、(酸化)チタン被覆マイカ、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、シリカ、酸化鉄(α−Fe23、γ−Fe23、Fe34、FeO、FeOOH等)、黄色酸化鉄、黒色酸化鉄、水酸化鉄、酸化チタン(特に粒子径0.001〜1μmの二酸化チタン)、低次酸化チタン、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、酸化クロム、水酸化クロム、酸化マンガン、酸化コバルト、酸化ニッケル等や、これらの2種以上の組み合わせによる複合酸化物及び複合水酸化物、例えばシリカアルミナ、チタン酸鉄、チタン酸コバルト、リチウムコバルトチタネート、アルミン酸コバルト等が挙げられる。その他、非酸化物としてオキシ塩化ビスマス、窒化ホウ素、窒化ケイ素、窒化チタン等の非酸化物セラミックス粉体等が挙げられる。
【0014】
本発明のシリコーン処理粉体は、残存Si−H基がほとんどすべて架橋あるいは不活性な官能基に置換されており、活性な官能基が表面に吸着していないので、水素発生のほとんどない、かつ十分な疎水性を示す安定で品質のよいシリコーン処理粉体である。
本発明のシリコーン処理粉体の表面上に残存するSi−H基によって発生する水素量は0.2mL/処理粉体1g以下であり、より好ましくは、0.1mL/処理粉体1g以下である。Si−H基によって発生する水素量は0.2mL/処理粉体1gを超えると、化粧料製造時に危険性を伴ったり、あるいは製品の長期安定性に支障をきたすことがある。また、処理粉体に対する水の接触角は100°以上であり、より好ましくは100〜130゜である。水の接触角が100°未満では、製品の機能や安定性に支障をきたすことがある。
【0015】
本発明のシリコーン処理粉体は、上記したような本発明によるシリコーン処理粉体の製造方法によって製造することができる。この製造方法に用いられるシリコーン化合物のうち、Si−H基を有するシリコーン化合物としては、下記一般式(1)
【0016】
【化2】
(R1HSiO)a(R2R3SiO)b(R4R5R6SiO1/2c …(1)
【0017】
[式中、R1、R2及びR3は互いに独立に水素原子であるか、または少なくとも1個のハロゲン原子で置換可能な炭素数1〜10個の炭化水素基であり(但し、R1、R2、R3が同時に水素原子であることはない)、R4、R5及びR6は互いに独立に水素原子であるか、または少なくとも1個のハロゲン原子で置換可能な炭素数1〜10の炭化水素基であり、aは1以上の整数であり、bは0または1以上の整数であり、cは0または2であり(但し、3≦a+b+c≦10000である)、そしてこの化合物はSi−H基部分を少なくとも1個含むものとする]
で表されるものが好ましく、さらに好ましくは、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン・ジメチルポリシロキサン共重合体またはテトラメチルシクロテトラシロキサンである。
【0018】
本発明の方法で用いられるSi−H基を有するシリコーン化合物以外のシリコーン化合物としては、例えばジメチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン等が挙げられる。
【0019】
本発明の方法で用いられる粉体に対するシリコーン化合物量は、0.1〜20.0重量%であり、好ましくは0.5〜15.0重量%である。
【0020】
本発明のシリコーン処理粉体の製造方法において、シリコーン処理工程である第1の工程においては、シリコーン化合物を、それ自体の蒸気の形、適当な溶媒に溶かした溶液の形、またはそれ自体の液体の形で、前記の各種粉体と接触させることにより粉体を処理することができる。
シリコーン化合物を蒸気の形で接触させる場合、例えば環状オルガノシロキサンと粉体を密閉された空間に別々の容器に入れて上部を開放しておくか、あるいは処理剤をキャリアガスと混合して粉体の装入してある部屋に導入することで実施できるので、特別な装置は必要としない。
シリコーン化合物をそれ自体の液体の形で直接粉体と接触させる場合、適当な混合機、例えば回転ボールミル、振動式ボールミル、遊星型ボールミル、サンドミル、アトライター、バグミル、ポニミキサー、プラネタリーミキサー、らいかい機、ヘンシェルミキサー等によって実施する。
シリコーン化合物を溶液として粉体と接触させる場合、例えばアルコール類、水、ヘキサン、シクロヘキサン、トルエン等の溶媒中に0.3〜50重量%を含有する溶液を調製し、その中に粉体を分散させ、続いて加熱して溶媒を蒸発させると共にシリコーン化合物を表面上で重合させることにより処理でき、それらはヘンシェルミキサー、ニーダー、ビーズを用いたミル類等を用いて実施する。
【0021】
本発明のシリコーン処理粉体の製造方法において、シリコーン化合物を混合した粉体を加熱処理する第2の工程では、粉体の加熱温度及び時間は、260〜500℃で0.1〜24時間、好ましくは1〜4時間である。260℃未満ではSi−H基が反応しにくく、500℃以上ではSi−CH3基の燃焼・分解が促進され、疎水性が低下または消失(親水性)、すなわちシリコーンはシリカに変換されていく。また、本発明のシリコーン処理粉体の製造方法は、原料粉体の平均粒子径によって、第2の工程における好ましい処理条件は異なる。即ち、原料粉体の平均粒子径が0.1μm以下の場合は、第2の工程で前記シリコーン化合物被覆粉体を260〜350℃、好ましくは270〜320℃で1〜5時間、好ましくは2〜3時間加熱することが望ましく、原料粉体の平均粒子径が0.1μm以上の場合は、第2の工程で前記シリコーン化合物被覆粉体を330〜480℃、好ましくは390〜400℃で1〜5時間、好ましくは1〜2時間加熱することが望ましい。
【0022】
また、加熱雰囲気として、含水分雰囲気下である空気中、または少なくとも空気に含まれる程度の水分を含有する他の気体中で行うことができる。その他、水分を含んでいない雰囲気下に調整後、処理中(加熱中)に水分を添加しながら加熱することで行うこともできる。加熱に用いる装置としては、電気炉、トンネル炉、ローラハースキルン、ロータリーキルン等を用いることができる。
【0023】
本発明によればさらに、本発明のシリコーン処理粉体を用いた化粧料組成物、塗料組成物、樹脂成形加工品(射出成形による容器など)が提供される。これら製品の製造方法においては、従来法による処理粉体に代えて上記本発明によるシリコーン処理粉体を用いるということ以外は、常法によって各製品を製造することができる。本発明で得られる化粧料組成物、塗料組成物、樹脂成形加工品は、製品の製造コストの低減、製品品質の向上、製品の安定性、並びに作業上の負荷の軽減等を図ることができる。
【0024】
【実施例】
以下に実施例により本発明をさらに詳細に説明する。ただし、本発明の範囲はこれら実施例によってなんら限定されるものでない。配合量の単位は重量%である。
【0025】
(1)原料粉体の平均粒子径が0.1μm以上の場合
実施例1−1
セリサイト(平均粒子径:4μm)500gと、メチルハイドロジェンポリシロキサン(商品名:シリコン KF99:信越化学工業社製)15gをヘキサン50mLに溶かした溶液をヘンシェルミキサーに入れ、室温で所定時間攪拌・混合した後、100℃の乾燥機中に入れて溶媒を蒸発させた。その後、予め400℃に設定した電気炉内に粉末を入れ3時間加熱を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0026】
実施例1−2
実施例1−1のセリサイトを二酸化チタン(平均粒子径:0.5μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0027】
実施例1−3
実施例1−1のセリサイトをシリカ(平均粒子径:5μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0028】
実施例1−4
実施例1−1のセリサイトをタルク(平均粒子径:15μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0029】
実施例1−5
実施例1−1のセリサイトを亜鉛華(平均粒子径:0.5μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0030】
実施例1−6
実施例1−1のセリサイトを雲母チタン(平均粒子径:20μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0031】
実施例1−7
実施例1−1のセリサイトをベンガラ(平均粒子径:0.4μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0032】
実施例1−8
実施例1−1のセリサイトをマイカ(平均粒子径:20μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0033】
実施例1−9
実施例1−1のセリサイトを金雲母(平均粒子径:30μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0034】
実施例1−10
実施例1−1のセリサイトを硫酸バリウム(平均粒子径:10μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0035】
実施例1−11
実施例1−1のセリサイトを酸化チタン/酸化鉄複合体(平均粒子径:8μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0036】
実施例1−12
実施例1−1のセリサイトをベンガラ被覆雲母チタン(平均粒子径:30μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0037】
実施例1−13
実施例1−1のセリサイトを架橋ポリシロキサンエラストマー(平均粒子径:5μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0038】
実施例1−14
実施例1−1のセリサイトをシリコーンレジン被覆/架橋ポリシロキサンエラストマー(平均粒子径:5μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0039】
実施例1−15
実施例1−1のセリサイトをポリメチルシルセスキオキサン粉末(平均粒子径:5μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0040】
実施例1−16
実施例1−1のセリサイトを窒化ホウ素(平均粒子径:20μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0041】
実施例1−17
実施例1−1のセリサイトを酸化セリウム粉末(平均粒子径:0.6μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0042】
実施例1−18
実施例1−1のセリサイトを酸化クロム(平均粒子径:0.5μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0043】
実施例1−19
実施例1−1のセリサイトをアルミナ(平均粒子径:0.3μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0044】
実施例1−20
実施例1−1のセリサイトをオキシ塩化ビスマス(平均粒子径:3.0μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0045】
実施例2−1
実施例1−1の方法でセリサイト500gをシリコーン被覆後、乾燥窒素雰囲気に設定した電気炉に入れて昇温し、400℃到達後上部から10gの水を1/6g/minの速度で滴下し、滴下終了後、さらに1時間加熱し、シリコーン処理粉体を得た。
【0046】
実施例2−2
実施例2−1のセリサイトを二酸化チタン(平均粒子径:0.5μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0047】
実施例2−3
実施例2−1のセリサイトをシリカ(平均粒子径:5μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0048】
実施例2−4
実施例2−1のセリサイトをタルク(平均粒子径:15μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0049】
実施例2−5
実施例2−1のセリサイトを亜鉛華(平均粒子径:0.5μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0050】
実施例2−6
実施例2−1のセリサイトを雲母チタン(平均粒子径:20μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0051】
実施例2−7
実施例2−1のセリサイトをベンガラ(平均粒子径:0.4μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0052】
実施例2−8
実施例2−1のセリサイトをマイカ(平均粒子径:20μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0053】
実施例2−9
実施例2−1のセリサイトを金雲母(平均粒子径:30μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0054】
実施例2−10
実施例2−1のセリサイトを硫酸バリウム(平均粒子径:10μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0055】
実施例2−11
実施例2−1のセリサイトを酸化チタン/酸化鉄複合体(平均粒子径:8μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0056】
実施例2−12
実施例2−1のセリサイトをベンガラ被覆雲母チタン(平均粒子径:30μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0057】
実施例2−13
実施例2−1のセリサイトを架橋ポリシロキサンエラストマー(平均粒子径:5μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0058】
実施例2−14
実施例2−1のセリサイトをシリコーンレジン被覆/架橋ポリシロキサンエラストマー(平均粒子径:5μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0059】
実施例2−15
実施例2−1のセリサイトをポリメチルシルセスキオキサン粉末(平均粒子径:5μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0060】
実施例2−16
実施例2−1のセリサイトを窒化ホウ素(平均粒子径:20μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0061】
実施例2−17
実施例2−1のセリサイトを酸化セリウム粉末(平均粒子径:0.6μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0062】
実施例2−18
実施例2−1のセリサイトを酸化クロム(平均粒子径:0.5μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0063】
実施例2−19
実施例2−1のセリサイトをアルミナ(平均粒子径:0.3μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0064】
実施例2−20
実施例2−1のセリサイトをオキシ塩化ビスマス(平均粒子径:3.0μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0065】
(2)原料粉体の平均粒子径が0.1μm以下の場合
実施例3−1
アルミナ被覆微粒子二酸化チタン(平均粒子径:0.015μm)500gと、メチルハイドロジェンポリシロキサン25gをヘキサン50mLに溶かした溶液をヘンシェルミキサーに入れ、室温で所定時間撹拌・混合した後、100℃の乾燥機中に入れて溶媒を蒸発させた。その後、あらかじめ270℃に設定したオーブン内に粉末を入れ3時間加熱を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0066】
実施例3−2
実施例3−1の粉体を微粒子酸化亜鉛(平均粒子径:0.01μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0067】
実施例3−3
実施例3−1の粉体を微粒子酸化セリウム(平均粒子径:0.01μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0068】
実施例4−1
微粒子二酸化チタン(平均粒子径:0.01μm)500gと、テトラメチルシクロテトラシロキサン35gをデシケータに入れ、50℃で1日放置した後、あらかじめ300℃に設定されたトンネル炉(含水分窒素雰囲気)内に粉末を10分間かけて通過させて加熱を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0069】
実施例4−2
実施例4−1の微粒子二酸化チタンを微粒子酸化亜鉛(平均粒子径:0.01μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0070】
実施例4−3
実施例4−1の微粒子二酸化チタンをベンガラ(平均粒子径:0.08μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0071】
実施例4−4
実施例4−1の微粒子二酸化チタンをカーボンブラック(平均粒子径:0.05μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0072】
実施例4−5
実施例4−1の微粒子二酸化チタンを雲母チタン(平均粒子径:0.08μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0073】
実施例4−6
実施例4−1の微粒子二酸化チタンを酸化チタン/酸化鉄焼結顔料(平均粒子径:0.07μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0074】
実施例4−7
実施例4−1の微粒子二酸化チタンを酸化クロム(平均粒子径:0.09μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0075】
実施例4−8
実施例4−1の微粒子二酸化チタンを群青(平均粒子径:0.07μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0076】
実施例4−9
実施例4−1の微粒子二酸化チタンを微粒子二酸化セリウム(平均粒子径:0.01μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0077】
実施例5−1
テフロン製1Lカップに、微粒子二酸化チタン(平均粒子径:0.015μm)100g、トルエン300g、メチルハイドロジェンポリシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(商品名:シリコンKF9901)7g及び直径1mmφのジルコニアビーズを200g入れ、所定時間・所定温度で撹拌・混合した後、トルエンを減圧留去し、さらに実施例3記載の温度条件(270℃,3時間)で加熱後、シリコーン処理粉体を得た。
【0078】
実施例5−2
実施例5−1の粉体を微粒子酸化亜鉛(平均粒子径:0.01μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0079】
実施例5−3
実施例5−1の粉体を微粒子酸化セリウム(平均粒子径:0.01μm)に代えて同様の処理を行い、シリコーン処理粉体を得た。
【0080】
比較例1−1〜20
実施例1の各番号と同じ粉体及び同じ方法で処理を行うが、加熱工程は行わずにシリコーン処理粉体を得た。
【0081】
比較例2−1〜20
実施例1の各番号と同じ粉体及び同じ方法で処理を行い、さらに300℃で3時間の加熱工程を行ってシリコーン処理粉体を得た。
【0082】
比較例3−1〜20
実施例1の各番号と同じ粉体及び同じ方法で処理を行い、さらに550℃で3時間の加熱工程を行ってシリコーン処理粉体を得た。
【0083】
比較例4−1〜20
実施例2の各番号と同じ粉体及び同じ方法で処理を行い、さらに300℃で3時間の加熱工程を行ってシリコーン処理粉体を得た。
【0084】
比較例5−1〜20
実施例2の各番号と同じ粉体及び同じ方法で処理を行い、さらに550℃で3時間の加熱工程を行ってシリコーン処理粉体を得た。
【0085】
比較例6−1〜3
実施例3の各番号と同じ粉体及び同じ方法で処理を行い、さらに200℃で3時間の加熱工程を行ってシリコーン処理粉体を得た。
【0086】
比較例7−1〜3
実施例3の各番号と同じ粉体及び同じ方法で処理を行い、さらに550℃で3時間の加熱工程を行ってシリコーン処理粉体を得た。
【0087】
比較例8−1〜9
実施例4の各番号と同じ粉体及び同じ方法で処理を行い、さらに200℃で3時間の加熱工程を行ってシリコーン処理粉体を得た。
【0088】
比較例9−1〜9
実施例4の各番号と同じ粉体及び同じ方法で処理を行い、さらに550℃で3時間の加熱工程を行ってシリコーン処理粉体を得た。
【0089】
比較例10−1〜3
実施例5の各番号と同じ粉体及び同じ方法で処理を行い、さらに200℃で3時間の加熱工程を行ってシリコーン処理粉体を得た。
【0090】
比較例11−1〜3
実施例5の各番号と同じ粉体及び同じ方法で処理を行い、さらに550℃で3時間の加熱工程を行ってシリコーン処理粉体を得た。
【0091】
各実施例及び比較例で得られたシリコーン処理粉体の水素ガス発生量及び水に対する接触角を、それぞれ下記の方法で測定した。
水素ガス発生量についてはガスビュレット法により行った。三つ口フラスコにシリコーン処理粉体2gとアルコール約40mLを入れ、閉鎖系にて10%NaOH水溶液を約1mL滴下することで水素ガスを発生させ、1g当たりの水素発生量(mL)を算出した。
水に対する接触角についてはIR用錠剤成型機(直径13mm)を用いて各実施例及び比較例のシリコーン処理粉体のペレットを作成し、協和界面科学製自動接触角計(CA−Z型)を用いて測定した(3回測定の平均値)。
【0092】
各実施例及び比較例で得られたシリコーン処理粉体における水素発生量および水に対する接触角の測定結果を表1〜7に示す。水素ガス発生の元となる残存Si−H基が少ないほど、かつ接触角が高いほど好ましい。
【0093】
【表1】

Figure 0004950378
【0094】
【表2】
Figure 0004950378
【0095】
【表3】
Figure 0004950378
【0096】
【表4】
Figure 0004950378
【0097】
【表5】
Figure 0004950378
【0098】
【表6】
Figure 0004950378
【0099】
【表7】
Figure 0004950378
【0100】
実施例6 ファンデーション
配合成分 重量%
(1) 実施例1−1の処理粉体 35.0
(2) 実施例1−2の処理粉体 13.0
(3) 実施例1−4の処理粉体 24.7
(4) 実施例1−10の処理粉体 10.0
(5) 実施例1−7の処理粉体 1.0
(6) 実施例1−8の処理粉体 2.5
(7) 実施例1−9の処理粉体 0.1
(8) 流動パラフィン 8.0
(9) セスキオレイン酸ソルビタン 3.5
(10)グリセリン 2.0
(11)エチルパラベン 0.2
(製法)
上記成分(1)〜(7)を混合し、粉砕機で粉砕した。これを高速ブレンダーに移し、成分(10)を加えて混合した。これとは別に成分(8)、(9)及び(11)を混合し、均一にしたものを上記混合物に加えてさらに均一に混合した。これを粉砕機で処理し、ふるいを通し粒度を整えた後、圧縮成形し、固型ファンデーションを得た。
得られたファンデーションは化粧持ちが良好であった。
【0101】
比較例12
実施例6で調製したファンデーション中の配合成分(1)〜(7)を、対応する比較例1の各成分にすべて置換して実施例6と同様にファンデーションを調製した。
【0102】
比較例13
実施例6で調製したファンデーション中の配合成分(1)〜(7)を、対応する比較例2の各成分にすべて置換して実施例6と同様にファンデーションを調製した。
【0103】
比較例14
実施例6で調製したファンデーション中の配合成分(1)〜(7)を対応する比較例3の各成分にすべて置換して実施例6と同様にファンデーションを調製した。
【0104】
(1)使用性評価
50℃,1ヶ月保持後の各試料について、各種使用性(とれ、つき、のび、水で濡らしたスポンジでの使用性、パクト面のひび割れ、化粧持ち、透明感、耐水性)を20名の女性パネラーにより、以下の基準で評価した。
(評価基準)
◎:17名以上が良いと回答
○:12名〜16名が良いと回答
△:9名〜11名が良いと回答
×:5名〜8名が良いと回答
××:4名以下が良いと回答
【0105】
(2)経時安定性の評価
50℃,1ヶ月保持後の各試料について、その安定性を比較した。
【0106】
(3)SPF(紫外線防止効果)の評価
50℃,1ヶ月保持後の各試料について、Spectro Radiometer法により、in vitro SPF値を測定した。
【0107】
実施例6及び比較例12〜14についての50℃,1ヶ月後の使用性を前記基準に基づいて評価した結果を表8に示す。
【0108】
【表8】
Figure 0004950378
【0109】
表8から分かるように、実施例6は両用タイプとしての水使用でも問題なく塗布でき、かつ経時での安定性にも優れていた。
【0110】
Figure 0004950378
(製法)
成分(B)を加熱溶解後、成分(C)の粉体を添加・分散した。さらに予め溶解・加熱しておいた成分(A)を添加・乳化し、室温まで冷却して乳化ファンデーションを得た。得られたファンデーションは化粧持ちが良好であった。
【0111】
比較例15
実施例7で調製した乳化ファンデーション中の配合成分(C)を、対応する比較例1の各成分にすべて置換して実施例7と同様に乳化ファンデーションを調製した。
【0112】
比較例16
実施例7で調製した乳化ファンデーション中の配合成分(C)を、対応する比較例2の各成分にすべて置換して実施例7と同様に乳化ファンデーションを調製した。
【0113】
比較例17
実施例7で調製した乳化ファンデーション中の配合成分(C)を、対応する比較例3の各成分にすべて置換して実施例7と同様に乳化ファンデーションを調製した。
【0114】
実施例7及び比較例15〜17についての50℃,1ヶ月後の使用性及び経時安定性を前記基準に基づいて評価した結果を表9に示す。
【0115】
【表9】
Figure 0004950378
【0116】
表9から分かるように、実施例7で調製した乳化ファンデーションは、化粧持ちが良く、経時安定性にも優れていた。
【0117】
Figure 0004950378
(製法)
成分(B)を加熱後、成分(C)を加え、完全に溶解させた。次に成分(D)の粉体を加熱しながら添加・分散させた。さらに予め溶解・加熱しておいた成分(A)を添加・乳化し、室温まで冷却して乳化ファンデーション(固形タイプ)を得た。得られたファンデーションは化粧持ちが良好であった。
【0118】
比較例18
実施例8で調製した乳化ファンデーション(固形タイプ)中の配合成分(D)を、対応する比較例1(実施例3−1は比較例6−1)の各成分にすべて置換して実施例8と同様に乳化ファンデーションを調製した。
【0119】
比較例19
実施例8で調製した乳化ファンデーション(固形タイプ)中の配合成分(D)を、対応する比較例2(実施例3−1は比較例7−1)の各成分にすべて置換して実施例8と同様に乳化ファンデーションを調製した。
【0120】
実施例8及び比較例18〜19についての50℃,1ヶ月後の使用性及び経時安定性を前記基準に基づいて評価した結果を表10に示す。
【0121】
【表10】
Figure 0004950378
【0122】
表10から分かるように、実施例8で調製した乳化ファンデーションは、化粧持ちが良く、経時安定性にも優れていた。
【0123】
Figure 0004950378
(製法)
成分(1)、(2)及び(3)をヘンシェルミキサーで混合し、これに成分(4)及び(5)を加熱混合したものを吹き付け、混合後粉砕し、中皿に成型してプレストパウダーを得た。得られたプレストパウダーは保湿効果があり、化粧もちが良好で経時安定性にも優れていた。
【0124】
Figure 0004950378
(製法)
成分(A)をブレンダーで混合し、これに成分(B)を添加してよく混合してから成分(C)を加え、調色した後、成分(D)を噴霧し均一に混ぜた。これを粉砕機で粉砕した後、ふるいを通すことによりボディパウダーを得た。得られたボディパウダーは、はっ水性が高いものであった。
【0125】
Figure 0004950378
(製法)
成分(1)〜(4)を85℃で溶かし、その中に成分(5)、(6)を攪拌しながら加えた。次いで攪拌下、成分(7)を加え、これを容器に装入した。得られた口紅は、保湿効果に優れるものであった。
【0126】
Figure 0004950378
(製法)
(A)相を加熱溶解した後、(B)相を添加し、ホモミキサーで均一に分散させた。それに(C)相を徐々に添加してよく攪拌し、ホモミキサーで均一に乳化後、攪拌冷却することにより油中水型乳化サンスクリーンを得た。得られたサンスクリーンは日焼け止め効果が高いものであった。
【0127】
比較例20
実施例12で調製した油中水型乳化サンスクリーン中、配合成分(B)の中の処理粉体部分を、対応する比較例1の各成分にすべて置換して実施例12と同様に油中水型乳化サンスクリーンを調製した。
【0128】
比較例21
実施例12で調製した油中水型乳化サンスクリーン中、配合成分(B)の中の処理粉体部分を、対応する比較例2の各成分にすべて置換して実施例12と同様に油中水型乳化サンスクリーンを調製した。
【0129】
比較例22
実施例12で調製した油中水型乳化サンスクリーン中配合成分(B)の中の処理粉体部分を、対応する比較例3の各成分にすべて置換して実施例12と同様に油中水型乳化サンスクリーンを調製した。
【0130】
実施例12及び比較例20〜22についての50℃,1ヶ月後の使用性、SPF値及び経時安定性を前記基準に基づいて評価した結果を表11に示す。
【0131】
【表11】
Figure 0004950378
【0132】
比較例20及び比較例21はある程度良好な使用性であったが経時で容器が膨らみ、比較例22は粉末が親水性のため凝集しSPFが低いものであったのに対し、実施例12は使用性、安定性及びSPF値のすべての点において優れていた。
【0133】
実施例13 塗料
実施例1−2で得た処理粉体20gとアクリル樹脂溶液(Mn=48,200,Mn/Mw=2.56)18gをガラスビーズ70gと共にペイントシェーカーで20分間混練して塗料を得た。得られた塗料は経時での塗膜安定性に優れていた。
【0134】
実施例14 容器
実施例2−1で得た処理粉体をポリエチレン中に2重量%混合して白色のポリスチレン広口瓶を射出成形した。
【0135】
比較例23
比較としてシリコーン処理を施していない微粒子二酸化チタンを用いて実施例14と同様に射出成形した。
【0136】
実施例14と比較例23の広口瓶からそれぞれ4cmx4cmの大きさのピースを切り取り、紫外線吸収スペクトル(拡散反射法)を測定したところ、実施例14で得られたピースの方に高い紫外線吸収効果が認められた。
【0137】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のシリコーン処理粉体は、粉末に不快な臭いがするようになることがなく、品質の安定したものである。また、本発明のシリコーン処理粉体は化粧料組成物、塗料、樹脂成形加工品等の広範囲な製品への応用が可能である。
さらに、本発明のシリコーン処理粉体の製造方法によれば、品質のよいシリコーン処理粉体を簡単な工程で製造することができ、安価な製造コストで提供することができるという効果を有する。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing a silicone-treated powder. The present invention relates to a method for producing a water-repellent film by coating a silicone compound having a Si-H group on the powder surface and polymerizing the silicone on the powder surface by heat treatment. The present invention relates to a silicone-treated powder that can eliminate most of the residual Si-H groups and can be blended in various cosmetics and has excellent stability in products, and a method for producing the same.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there are many methods for hydrophobizing powder, and it is well known to utilize the hydrophobic properties of silicone oil.
The silicone compound used for the hydrophobization is one having an organohydrogenpolysiloxane chain in the molecule and optionally also having a diorganopolysiloxane chain in the molecule, or a mixture of organohydrogenpolysiloxane and diorganopolysiloxane. It is. When these powders are coated on the surface of the powder, the Si—H group bonding portion of the organohydrogenpolysiloxane molecule reacts with moisture in the air due to the influence of the surface activity of the powder, and further generated Si— It is considered that the Si—H group of another molecule adjacent to the OH group or the Si—OH group react with each other, and crosslinking / polymerization proceeds to form a silicone film.
However, after the organohydrogenpolysiloxane is coated on the powder surface, in the heat treatment at about 200 ° C. in the air, the cross-linking reaction between the molecules proceeds to some extent, but the remaining Si—H groups are not completely eliminated. On the other hand, when heated to 500 ° C. or higher, silicone begins to burn and is converted to silica (Japanese Patent Laid-Open No. 11-199458, heating at 600 to 950 ° C. to treat silicon oxide).
Such residual Si—H groups react with moisture in the air or moisture in makeup products, alcohol, amines, etc. over a long period of time to generate hydrogen, and at this time, form new siloxane bonds. If the above-mentioned treated powder is used as it is as various composition components such as cosmetics, paints, toners, inks, containers, etc., various troubles may be caused to the composition.
For example, in cosmetics, there is a danger of hydrogen generation during the manufacturing process, expansion of the container over time after filling the product container, hardening of the product, cracking, etc., and in the case of paint, problems such as deterioration of the container occur. Sometimes.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In order to reduce the residual Si—H group, for example, a method according to Japanese Patent Laid-Open No. 63-113081 (Patent No. 1635593) (compound having an unsaturated hydrocarbon group in the residual Si—H group by hydrosilylation reaction) is used. Addition), method according to JP-A-8-192101 (replacement of remaining Si-H groups by contacting with water or lower alcohol), or method according to JP-B 56-43264 (crosslinking polymerization of organohydrogenpolysiloxane) An attempt has been made to use a mechanochemical reaction after mixing and grinding a metal hydroxide to be a catalyst with a powder to be treated.
Although the above method is effective as it is, the process is complicated, it takes a long time, or both have a form in which a relatively active functional group is adsorbed on the surface. There are problems such as an unpleasant odor.
[0004]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and provides a high-quality silicone-treated powder that does not generate hydrogen, and a production method in which the production process and production cost of the silicone-treated powder are reduced. The purpose is to provide.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies, the inventors of the present invention heated the powder coated with organohydrogenpolysiloxane at 260 to 500 ° C. to maintain almost all the remaining Si—H groups while maintaining the hydrophobicity. The inventors have found that it can be crosslinked or substituted with an inert functional group and have completed the present invention.
[0006]
That is, the present invention relates to a silicone-treated powder in which the surface of a powder is coated with a silicone compound, and the amount of hydrogen generated by Si—H groups remaining on the surface of the silicone-treated powder is 0.2 mL / treated powder. It is a silicone-treated powder characterized by having a body contact of 1 g or less and a water contact angle with the treated powder of 100 ° or more.
[0007]
In addition, the method for producing a silicone-treated powder according to the present invention,
(1) a silicone compound having one or more Si-H groups, or
(2) A mixture of the silicone compound of (1) and a silicone compound having no Si-H group
And a second step of heating the silicone compound-coated powder at 260 to 500 ° C. for 0.1 to 24 hours.
[0008]
Here, when the average particle diameter of the raw material powder is 0.1 μm or less, it is desirable to heat the silicone compound-coated powder at 260 to 350 ° C. for 1 to 5 hours in the second step. When the average particle size is 0.1 μm or more, it is desirable to heat the silicone compound-coated powder at 330 to 480 ° C. for 1 to 5 hours in the second step.
[0009]
Furthermore, according to the present invention, a cosmetic composition characterized in that the silicone-treated powder is used as a component of a raw material, a paint characterized in that the silicone-treated powder is used as a component of a raw material, Also provided is a resin molded product obtained by injection molding a synthetic resin composition using the above-mentioned silicone-treated powder as a component of a raw material. Here, the cosmetic composition is preferably any one of a solid foundation, an emulsified foundation, a pressed powder, a powdery powder, a UV protection stick, a lipstick, a water-in-oil emulsified sunscreen, and a body powder.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
The powder used in the present invention is not particularly limited. For example, organic pigments, inorganic pigments, metal oxides, metal hydroxides, mica, pearling agents, metals, magnetic powders, silicate minerals, One or a combination of two or more of resin powder, powder having rubber elasticity, or a porous material may be used.
[0011]
Particularly preferred among these are arbitrary inorganic powders having a particle size of 1 mm or less (sometimes larger than 1 mm may be included), specifically, metal oxides and metal hydroxides, clay minerals, Examples include pearl agent, metal, carbon, magnetic powder, silicate mineral, and porous material.
[0012]
These powders may be used alone or in combination, and may be an aggregate, a molded body, a molded body, or the like. According to the present invention, it is possible to modify (treat) any inorganic powder including ultrafine powder having a particle size of 0.02 μm or less.
[0013]
Here, specific examples of inorganic pigments (including metal oxides and metal hydroxides), bitumen, ultramarine, manganese violet, (oxide) titanium-coated mica, magnesium oxide, aluminum oxide, aluminum hydroxide, silica, oxidation Iron (α-Fe 2 O Three , Γ-Fe 2 O Three , Fe Three O Four , FeO, FeOOH, etc.), yellow iron oxide, black iron oxide, iron hydroxide, titanium oxide (especially titanium dioxide having a particle size of 0.001 to 1 μm), low-order titanium oxide, cerium oxide, zirconium oxide, chromium oxide, water Chromium oxide, manganese oxide, cobalt oxide, nickel oxide, etc., and composite oxides and hydroxides of combinations of two or more thereof, such as silica alumina, iron titanate, cobalt titanate, lithium cobalt titanate, cobalt aluminate Etc. Other non-oxides include non-oxide ceramic powders such as bismuth oxychloride, boron nitride, silicon nitride, and titanium nitride.
[0014]
In the silicone-treated powder of the present invention, almost all of the remaining Si—H groups are replaced with cross-linked or inactive functional groups, and the active functional groups are not adsorbed on the surface. It is a stable and high-quality silicone-treated powder exhibiting sufficient hydrophobicity.
The amount of hydrogen generated by Si-H groups remaining on the surface of the silicone-treated powder of the present invention is 0.2 mL / treated powder 1 g or less, more preferably 0.1 mL / treated powder 1 g or less. . If the amount of hydrogen generated by the Si-H group exceeds 0.2 mL / treated powder 1 g, there is a risk in producing cosmetics, or the long-term stability of the product may be hindered. The contact angle of water with the treated powder is 100 ° or more, more preferably 100 to 130 °. If the contact angle of water is less than 100 °, the function and stability of the product may be hindered.
[0015]
The silicone-treated powder of the present invention can be produced by the method for producing a silicone-treated powder according to the present invention as described above. Among the silicone compounds used in this production method, the silicone compound having a Si—H group is represented by the following general formula (1).
[0016]
[Chemical formula 2]
(R 1 HSiO) a (R 2 R Three SiO) b (R Four R Five R 6 SiO 1/2 ) c ... (1)
[0017]
[Wherein R 1 , R 2 And R Three Are each independently a hydrogen atom or a hydrocarbon group having 1 to 10 carbon atoms that can be substituted with at least one halogen atom (provided that R 1 , R 2 , R Three Are not simultaneously hydrogen atoms), R Four , R Five And R 6 Are each independently a hydrogen atom or a hydrocarbon group having 1 to 10 carbon atoms that can be substituted with at least one halogen atom, a is an integer of 1 or more, and b is an integer of 0 or 1 or more And c is 0 or 2 (provided that 3 ≦ a + b + c ≦ 10000) and this compound contains at least one Si—H group moiety]
And more preferably methylhydrogenpolysiloxane, methylhydrogenpolysiloxane / dimethylpolysiloxane copolymer or tetramethylcyclotetrasiloxane.
[0018]
Examples of the silicone compound other than the silicone compound having a Si—H group used in the method of the present invention include dimethylpolysiloxane and octamethylcyclotetrasiloxane.
[0019]
The amount of the silicone compound relative to the powder used in the method of the present invention is 0.1 to 20.0% by weight, preferably 0.5 to 15.0% by weight.
[0020]
In the method for producing a silicone-treated powder of the present invention, in the first step, which is a silicone treatment step, the silicone compound is in the form of its own vapor, in the form of a solution in an appropriate solvent, or in its own liquid. In this form, the powder can be processed by contacting with the various powders.
When the silicone compound is contacted in the form of vapor, for example, the cyclic organosiloxane and the powder are placed in separate containers in a sealed container and the upper part is opened, or the treatment agent is mixed with a carrier gas to form a powder. Since it can be carried out by introducing it into a room that has been charged, no special equipment is required.
When the silicone compound is brought into direct contact with the powder in its own liquid form, a suitable mixer, such as a rotating ball mill, vibratory ball mill, planetary ball mill, sand mill, attritor, bag mill, poni mixer, planetary mixer This is carried out using a machine, Henschel mixer, etc.
When the silicone compound is brought into contact with the powder as a solution, for example, a solution containing 0.3 to 50% by weight in a solvent such as alcohols, water, hexane, cyclohexane, and toluene is prepared, and the powder is dispersed therein. Followed by heating to evaporate the solvent and polymerize the silicone compound on the surface, which is carried out using a Henschel mixer, a kneader, mills using beads, and the like.
[0021]
In the method for producing a silicone-treated powder of the present invention, in the second step of heat-treating the powder mixed with the silicone compound, the heating temperature and time of the powder are from 260 to 500 ° C. for 0.1 to 24 hours, Preferably it is 1-4 hours. Below 260 ° C, Si-H groups are difficult to react, and above 500 ° C, Si-CH Three Combustion / decomposition of the group is promoted, and the hydrophobicity decreases or disappears (hydrophilicity), that is, silicone is converted into silica. In the method for producing a silicone-treated powder of the present invention, the preferred treatment conditions in the second step differ depending on the average particle diameter of the raw material powder. That is, when the average particle size of the raw material powder is 0.1 μm or less, the silicone compound-coated powder is heated at 260 to 350 ° C., preferably 270 to 320 ° C. for 1 to 5 hours, preferably 2 in the second step. It is desirable to heat for ~ 3 hours, and when the average particle diameter of the raw material powder is 0.1 μm or more, the silicone compound-coated powder in the second step is 330 to 480 ° C, preferably 1 to 390 to 400 ° C. It is desirable to heat for -5 hours, preferably 1-2 hours.
[0022]
In addition, the heating atmosphere can be performed in air that is in a moisture-containing atmosphere or in another gas that contains at least moisture that is contained in air. In addition, after adjusting in the atmosphere which does not contain a water | moisture content, it can also carry out by heating, adding a water | moisture content during a process (during heating). As an apparatus used for heating, an electric furnace, a tunnel furnace, a roller hearth kiln, a rotary kiln, or the like can be used.
[0023]
The present invention further provides a cosmetic composition, a coating composition, and a resin molded product (such as a container by injection molding) using the silicone-treated powder of the present invention. In the production method of these products, each product can be produced by a conventional method except that the silicone-treated powder according to the present invention is used instead of the treated powder by the conventional method. The cosmetic composition, coating composition, and resin molded product obtained in the present invention can reduce the production cost of the product, improve the product quality, improve the stability of the product, and reduce the work load. .
[0024]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples. However, the scope of the present invention is not limited by these examples. The unit of blending amount is% by weight.
[0025]
(1) When the average particle size of the raw material powder is 0.1 μm or more
Example 1-1
A solution obtained by dissolving 500 g of sericite (average particle size: 4 μm) and 15 g of methyl hydrogen polysiloxane (trade name: Silicone KF99: manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.) in 50 mL of hexane was placed in a Henschel mixer and stirred at room temperature for a predetermined time. After mixing, the solvent was evaporated in a dryer at 100 ° C. Thereafter, the powder was put in an electric furnace set at 400 ° C. in advance and heated for 3 hours to obtain a silicone-treated powder.
[0026]
Example 1-2
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 1-1 with titanium dioxide (average particle size: 0.5 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0027]
Example 1-3
The same treatment was performed by replacing the sericite of Example 1-1 with silica (average particle size: 5 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0028]
Example 1-4
The same treatment was performed by replacing the sericite of Example 1-1 with talc (average particle size: 15 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0029]
Example 1-5
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 1-1 with zinc white (average particle size: 0.5 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0030]
Example 1-6
The same treatment was performed by replacing the sericite of Example 1-1 with mica titanium (average particle size: 20 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0031]
Example 1-7
The same treatment was performed by replacing the sericite of Example 1-1 with Bengala (average particle size: 0.4 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0032]
Example 1-8
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 1-1 with mica (average particle size: 20 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0033]
Example 1-9
The same treatment was performed by replacing the sericite of Example 1-1 with phlogopite (average particle size: 30 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0034]
Example 1-10
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 1-1 with barium sulfate (average particle size: 10 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0035]
Example 1-11
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 1-1 with a titanium oxide / iron oxide composite (average particle size: 8 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0036]
Example 1-12
The same treatment was carried out by replacing the sericite of Example 1-1 with Bengala-coated mica titanium (average particle size: 30 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0037]
Example 1-13
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 1-1 with a crosslinked polysiloxane elastomer (average particle size: 5 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0038]
Example 1-14
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 1-1 with a silicone resin-coated / crosslinked polysiloxane elastomer (average particle size: 5 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0039]
Example 1-15
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 1-1 with polymethylsilsesquioxane powder (average particle size: 5 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0040]
Example 1-16
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 1-1 with boron nitride (average particle size: 20 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0041]
Example 1-17
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 1-1 with cerium oxide powder (average particle size: 0.6 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0042]
Example 1-18
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 1-1 with chromium oxide (average particle size: 0.5 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0043]
Example 1-19
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 1-1 with alumina (average particle size: 0.3 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0044]
Example 1-20
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 1-1 with bismuth oxychloride (average particle size: 3.0 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0045]
Example 2-1
After coating 500 g of sericite by the method of Example 1-1, the temperature was raised in an electric furnace set in a dry nitrogen atmosphere, and after reaching 400 ° C., 10 g of water was dropped from the top at a rate of 1/6 g / min. And after completion | finish of dripping, it heated for 1 hour, and obtained silicone processing powder.
[0046]
Example 2-2
The same treatment was performed by replacing the sericite of Example 2-1 with titanium dioxide (average particle size: 0.5 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0047]
Example 2-3
The same treatment was performed by replacing the sericite of Example 2-1 with silica (average particle size: 5 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0048]
Example 2-4
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 2-1 with talc (average particle size: 15 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0049]
Example 2-5
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 2-1 with zinc white (average particle size: 0.5 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0050]
Example 2-6
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 2-1 with mica titanium (average particle size: 20 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0051]
Example 2-7
The same treatment was performed by replacing the sericite of Example 2-1 with Bengala (average particle size: 0.4 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0052]
Example 2-8
The same treatment was performed by replacing the sericite of Example 2-1 with mica (average particle size: 20 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0053]
Example 2-9
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 2-1 with phlogopite (average particle size: 30 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0054]
Example 2-10
The same treatment was performed by replacing the sericite of Example 2-1 with barium sulfate (average particle size: 10 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0055]
Example 2-11
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 2-1 with a titanium oxide / iron oxide composite (average particle size: 8 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0056]
Example 2-12
The same treatment was carried out by replacing the sericite of Example 2-1 with Bengala-coated mica titanium (average particle size: 30 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0057]
Example 2-13
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 2-1 with a crosslinked polysiloxane elastomer (average particle size: 5 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0058]
Example 2-14
The same treatment was carried out by replacing the sericite of Example 2-1 with a silicone resin-coated / crosslinked polysiloxane elastomer (average particle size: 5 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0059]
Example 2-15
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 2-1 with polymethylsilsesquioxane powder (average particle size: 5 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0060]
Example 2-16
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 2-1 with boron nitride (average particle size: 20 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0061]
Example 2-17
The same treatment was performed by replacing the sericite of Example 2-1 with cerium oxide powder (average particle size: 0.6 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0062]
Example 2-18
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 2-1 with chromium oxide (average particle size: 0.5 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0063]
Example 2-19
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 2-1 with alumina (average particle size: 0.3 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0064]
Example 2-20
A similar treatment was performed by replacing the sericite of Example 2-1 with bismuth oxychloride (average particle size: 3.0 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0065]
(2) When the average particle size of the raw material powder is 0.1 μm or less
Example 3-1
A solution of 500 g of alumina-coated fine particle titanium dioxide (average particle size: 0.015 μm) and 25 g of methylhydrogenpolysiloxane dissolved in 50 mL of hexane is placed in a Henschel mixer, stirred and mixed at room temperature for a predetermined time, and then dried at 100 ° C. The solvent was evaporated in a machine. Thereafter, the powder was put in an oven set at 270 ° C. in advance and heated for 3 hours to obtain a silicone-treated powder.
[0066]
Example 3-2
The powder of Example 3-1 was replaced with fine particle zinc oxide (average particle size: 0.01 μm), and the same treatment was performed to obtain a silicone-treated powder.
[0067]
Example 3-3
A similar treatment was performed by replacing the powder of Example 3-1 with fine particle cerium oxide (average particle size: 0.01 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0068]
Example 4-1
500g of fine particle titanium dioxide (average particle size: 0.01μm) and 35g of tetramethylcyclotetrasiloxane were placed in a desiccator and allowed to stand at 50 ° C for 1 day. The powder was heated for 10 minutes to obtain a silicone-treated powder.
[0069]
Example 4-2
The same treatment was carried out by replacing the fine particle titanium dioxide of Example 4-1 with fine particle zinc oxide (average particle size: 0.01 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0070]
Example 4-3
The same treatment was performed by replacing the fine particle titanium dioxide of Example 4-1 with Bengala (average particle size: 0.08 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0071]
Example 4-4
The same treatment was performed by replacing the fine particle titanium dioxide of Example 4-1 with carbon black (average particle size: 0.05 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0072]
Example 4-5
The same treatment was performed by replacing the fine particle titanium dioxide of Example 4-1 with mica titanium (average particle size: 0.08 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0073]
Example 4-6
The same treatment was performed by replacing the fine particle titanium dioxide of Example 4-1 with a titanium oxide / iron oxide sintered pigment (average particle size: 0.07 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0074]
Example 4-7
The same treatment was carried out by replacing the fine particle titanium dioxide of Example 4-1 with chromium oxide (average particle size: 0.09 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0075]
Example 4-8
The same treatment was performed by replacing the fine particle titanium dioxide of Example 4-1 with ultramarine blue (average particle size: 0.07 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0076]
Example 4-9
The same treatment was carried out by replacing the fine particle titanium dioxide of Example 4-1 with fine particle cerium dioxide (average particle size: 0.01 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0077]
Example 5-1
100 g of fine particle titanium dioxide (average particle size: 0.015 μm), 300 g of toluene, 7 g of methylhydrogenpolysiloxane / dimethylsiloxane copolymer (trade name: Silicon KF9901) and 200 g of zirconia beads having a diameter of 1 mmφ in a 1 L cup made of Teflon. After stirring and mixing for a predetermined time and at a predetermined temperature, toluene was distilled off under reduced pressure, and further heated under the temperature conditions described in Example 3 (270 ° C., 3 hours) to obtain a silicone-treated powder.
[0078]
Example 5-2
The powder of Example 5-1 was replaced with fine particle zinc oxide (average particle size: 0.01 μm), and the same treatment was performed to obtain a silicone-treated powder.
[0079]
Example 5-3
A similar treatment was performed by replacing the powder of Example 5-1 with fine cerium oxide (average particle size: 0.01 μm) to obtain a silicone-treated powder.
[0080]
Comparative Examples 1-1 to 20
The treatment was performed using the same powder and the same method as the numbers in Example 1, but a silicone-treated powder was obtained without performing the heating step.
[0081]
Comparative Examples 2-1 to 20
The same powders and the same methods as those in Example 1 were used, and a heating process was further performed at 300 ° C. for 3 hours to obtain silicone-treated powders.
[0082]
Comparative Examples 3-1 to 20
The same powders and the same methods as those in Example 1 were processed, and a heating process was further performed at 550 ° C. for 3 hours to obtain silicone-treated powders.
[0083]
Comparative Examples 4-1 to 20
It processed by the same powder and each method of the number of Example 2, and also performed the heating process for 3 hours at 300 degreeC, and obtained silicone processing powder.
[0084]
Comparative Examples 5-1 to 20
It processed by the same powder and the same method as each number of Example 2, and also the heating process for 3 hours was performed at 550 degreeC, and the silicone processing powder was obtained.
[0085]
Comparative Examples 6-1 to 3
It processed by the same powder and each method of each number of Example 3, and also performed the heating process for 3 hours at 200 degreeC, and obtained silicone processing powder.
[0086]
Comparative Examples 7-1 to 3
The same powder and the same method as those in Example 3 were used, and a heating process was further performed at 550 ° C. for 3 hours to obtain a silicone-treated powder.
[0087]
Comparative Examples 8-1 to 9
It processed by the same powder and each method of each number of Example 4, and also performed the heating process for 3 hours at 200 degreeC, and obtained silicone processing powder.
[0088]
Comparative Examples 9-1 to 9
It processed by the same powder and each method as each number of Example 4, and also the heating process for 3 hours was performed at 550 degreeC, and the silicone processing powder was obtained.
[0089]
Comparative Examples 10-1 to 3
It processed by the same powder and the same method as each number of Example 5, and also performed the heating process for 3 hours at 200 degreeC, and obtained silicone processing powder.
[0090]
Comparative Examples 11-1 to 3
It processed by the same powder and each method as each number of Example 5, and also performed the heating process for 3 hours at 550 degreeC, and obtained silicone processing powder.
[0091]
The amount of hydrogen gas generated and the contact angle with water of the silicone-treated powders obtained in each of the examples and comparative examples were measured by the following methods.
The amount of hydrogen gas generated was determined by the gas burette method. Into a three-necked flask, 2 g of silicone-treated powder and about 40 mL of alcohol were added, and about 1 mL of 10% NaOH aqueous solution was dropped in a closed system to generate hydrogen gas, and the amount of hydrogen generated per 1 g (mL) was calculated. .
About the contact angle with respect to water, using the tableting machine for IR (diameter 13 mm), the pellet of the silicone processing powder of each Example and a comparative example was created, and an automatic contact angle meter (CA-Z type) manufactured by Kyowa Interface Science was used. And measured (average of three measurements).
[0092]
The measurement results of the hydrogen generation amount and the contact angle with respect to water in the silicone-treated powder obtained in each Example and Comparative Example are shown in Tables 1-7. The smaller the residual Si—H groups that are the source of hydrogen gas generation and the higher the contact angle, the better.
[0093]
[Table 1]
Figure 0004950378
[0094]
[Table 2]
Figure 0004950378
[0095]
[Table 3]
Figure 0004950378
[0096]
[Table 4]
Figure 0004950378
[0097]
[Table 5]
Figure 0004950378
[0098]
[Table 6]
Figure 0004950378
[0099]
[Table 7]
Figure 0004950378
[0100]
Example 6 Foundation
Compounding ingredients Weight%
(1) Treated powder of Example 1-1 35.0
(2) Treated powder of Example 1-2 13.0
(3) Treated powder of Example 1-4 24.7
(4) Processed powder of Example 1-10 10.0
(5) Processed powder of Example 1-7 1.0
(6) Processed powder of Example 1-8 2.5
(7) Processed powder of Example 1-9 0.1
(8) Liquid paraffin 8.0
(9) Sorbitan sesquioleate 3.5
(10) Glycerin 2.0
(11) Ethylparaben 0.2
(Manufacturing method)
The above components (1) to (7) were mixed and pulverized with a pulverizer. This was transferred to a high-speed blender, and component (10) was added and mixed. Apart from this, components (8), (9) and (11) were mixed, and the mixture was added to the above mixture and mixed more uniformly. This was processed with a pulverizer, passed through a sieve to adjust the particle size, and then compression molded to obtain a solid foundation.
The resulting foundation had good makeup lasting.
[0101]
Comparative Example 12
A foundation was prepared in the same manner as in Example 6 by replacing all the components (1) to (7) in the foundation prepared in Example 6 with the corresponding components in Comparative Example 1.
[0102]
Comparative Example 13
A foundation was prepared in the same manner as in Example 6 except that the components (1) to (7) in the foundation prepared in Example 6 were all replaced with the corresponding components in Comparative Example 2.
[0103]
Comparative Example 14
A foundation was prepared in the same manner as in Example 6 by replacing all the components (1) to (7) in the foundation prepared in Example 6 with the corresponding components in Comparative Example 3.
[0104]
(1) Usability evaluation
For each sample after holding at 50 ° C for 1 month, 20 people have various usability (removable, glued, spread, usability with a sponge wetted with water, crack on the pact surface, makeup, transparency, water resistance) A female panelist evaluated the following criteria.
(Evaluation criteria)
◎: More than 17 people answered
○: 12 to 16 people are good
Δ: 9 to 11 people are good
×: 5 to 8 people answered good
XX: Less than 4 respondents are good
[0105]
(2) Evaluation of stability over time
The stability of each sample after holding at 50 ° C. for 1 month was compared.
[0106]
(3) Evaluation of SPF (ultraviolet ray prevention effect)
The in vitro SPF value was measured by Spectro Radiometer method for each sample after holding at 50 ° C. for 1 month.
[0107]
Table 8 shows the results of evaluating the usability of Example 6 and Comparative Examples 12 to 14 at 50 ° C. and one month later based on the above criteria.
[0108]
[Table 8]
Figure 0004950378
[0109]
As can be seen from Table 8, Example 6 was able to be applied without any problem even when using water as a dual-use type, and was excellent in stability over time.
[0110]
Figure 0004950378
(Manufacturing method)
After the component (B) was heated and dissolved, the powder of the component (C) was added and dispersed. Furthermore, the component (A) previously dissolved and heated was added and emulsified, and cooled to room temperature to obtain an emulsified foundation. The resulting foundation had good makeup lasting.
[0111]
Comparative Example 15
An emulsification foundation was prepared in the same manner as in Example 7 by replacing all the components (C) in the emulsification foundation prepared in Example 7 with the corresponding components of Comparative Example 1.
[0112]
Comparative Example 16
An emulsification foundation was prepared in the same manner as in Example 7 by replacing all the components (C) in the emulsification foundation prepared in Example 7 with the corresponding components in Comparative Example 2.
[0113]
Comparative Example 17
An emulsification foundation was prepared in the same manner as in Example 7 by replacing all the components (C) in the emulsification foundation prepared in Example 7 with the corresponding components in Comparative Example 3.
[0114]
Table 9 shows the results of evaluating the usability and stability over time of Example 7 and Comparative Examples 15 to 17 at 50 ° C. and 1 month based on the above criteria.
[0115]
[Table 9]
Figure 0004950378
[0116]
As can be seen from Table 9, the emulsified foundation prepared in Example 7 had good makeup lasting and excellent temporal stability.
[0117]
Figure 0004950378
(Manufacturing method)
After heating component (B), component (C) was added and completely dissolved. Next, the powder of component (D) was added and dispersed while heating. Furthermore, the component (A) dissolved and heated in advance was added and emulsified, and cooled to room temperature to obtain an emulsified foundation (solid type). The resulting foundation had good makeup lasting.
[0118]
Comparative Example 18
Example 8 in which the blending component (D) in the emulsion foundation (solid type) prepared in Example 8 was replaced with the corresponding components in Comparative Example 1 (Example 3-1 was Comparative Example 6-1). An emulsified foundation was prepared in the same manner as described above.
[0119]
Comparative Example 19
Example 8 in which the blending component (D) in the emulsified foundation (solid type) prepared in Example 8 was replaced with the corresponding components in Comparative Example 2 (Example 3-1 was Comparative Example 7-1). An emulsified foundation was prepared in the same manner as described above.
[0120]
Table 10 shows the results of evaluating the usability and stability over time of Example 8 and Comparative Examples 18 to 19 at 50 ° C. after 1 month based on the above criteria.
[0121]
[Table 10]
Figure 0004950378
[0122]
As can be seen from Table 10, the emulsified foundation prepared in Example 8 had good makeup lasting and excellent stability over time.
[0123]
Figure 0004950378
(Manufacturing method)
Ingredients (1), (2) and (3) are mixed with a Henschel mixer, and then heated and mixed with ingredients (4) and (5) are sprayed, mixed and pulverized, then molded into an intermediate dish and pressed powder Got. The obtained pressed powder had a moisturizing effect, good makeup, and excellent temporal stability.
[0124]
Figure 0004950378
(Manufacturing method)
Component (A) was mixed with a blender, component (B) was added thereto and mixed well, component (C) was added, and after color adjustment, component (D) was sprayed and mixed uniformly. This was pulverized by a pulverizer and then passed through a sieve to obtain a body powder. The obtained body powder had high water repellency.
[0125]
Figure 0004950378
(Manufacturing method)
Components (1) to (4) were dissolved at 85 ° C., and components (5) and (6) were added thereto with stirring. Subsequently, component (7) was added with stirring, and this was charged into a container. The obtained lipstick was excellent in moisturizing effect.
[0126]
Figure 0004950378
(Manufacturing method)
After the (A) phase was heated and dissolved, the (B) phase was added and uniformly dispersed with a homomixer. Phase (C) was gradually added thereto and stirred well. After uniform emulsification with a homomixer, the mixture was stirred and cooled to obtain a water-in-oil emulsion sunscreen. The sunscreen obtained had a high sunscreen effect.
[0127]
Comparative Example 20
In the water-in-oil emulsified sunscreen prepared in Example 12, all the treated powder portions in the blended component (B) were replaced with the corresponding components in Comparative Example 1, and in the oil as in Example 12. A water emulsified sunscreen was prepared.
[0128]
Comparative Example 21
In the water-in-oil emulsified sunscreen prepared in Example 12, all the treated powder portions in the blended component (B) were replaced with the corresponding components in Comparative Example 2 in the same manner as in Example 12. A water emulsified sunscreen was prepared.
[0129]
Comparative Example 22
The treated powder portion in the blended component (B) in the water-in-oil emulsified sunscreen prepared in Example 12 was completely replaced with the corresponding components in Comparative Example 3, and water-in-oil as in Example 12. A type emulsified sunscreen was prepared.
[0130]
Table 11 shows the results of evaluating the usability after one month, SPF value and stability over time for Example 12 and Comparative Examples 20 to 22 based on the above criteria.
[0131]
[Table 11]
Figure 0004950378
[0132]
Comparative Example 20 and Comparative Example 21 had good usability to some extent, but the container swelled over time, and Comparative Example 22 was agglomerated because the powder was hydrophilic and SPF was low, whereas Example 12 was It was excellent in all points of usability, stability and SPF value.
[0133]
Example 13 Paint
20 g of the treated powder obtained in Example 1-2 and 18 g of an acrylic resin solution (Mn = 48,200, Mn / Mw = 2.56) were kneaded with a glass bead 70 g with a paint shaker for 20 minutes to obtain a paint. The obtained paint was excellent in coating film stability over time.
[0134]
Example 14 Container
The treated powder obtained in Example 2-1 was mixed with 2% by weight of polyethylene, and a white polystyrene jar was injection molded.
[0135]
Comparative Example 23
For comparison, injection molding was performed in the same manner as in Example 14 using fine particle titanium dioxide not subjected to silicone treatment.
[0136]
Pieces each having a size of 4 cm × 4 cm were cut from the wide-mouth bottles of Example 14 and Comparative Example 23, and the ultraviolet absorption spectrum (diffuse reflection method) was measured. The pieces obtained in Example 14 had a higher ultraviolet absorption effect. Admitted.
[0137]
【Effect of the invention】
As described in detail above, the silicone-treated powder of the present invention has a stable quality without causing an unpleasant odor in the powder. Moreover, the silicone-treated powder of the present invention can be applied to a wide range of products such as cosmetic compositions, paints, and resin molded products.
Furthermore, according to the method for producing a silicone-treated powder of the present invention, it is possible to produce a high-quality silicone-treated powder in a simple process, and to provide an inexpensive production cost.

Claims (4)

粉体の表面にシリコーン化合物が被覆され、シリコーン処理粉体表面上に残存するSi−H基によって発生する水素量が0.2mL/処理粉体1g以下で、かつ処理粉体に対する水の接触角が100°以上を示すシリコーン処理粉体の製造方法であって、
粉体の表面に、
(1)Si−H基を1個以上有するシリコーン化合物、あるいは
(2)(1)のシリコーン化合物とSi−H基を有していないシリコーン化合物との混合物
を被覆してシリコーン化合物被覆粉体とする第1の工程と、前記シリコーン化合物被覆粉体を加熱する第2の工程とを備え、
前記第2の工程は、前記粉体の平均粒子径が0.1μm以下である場合は前記シリコーン化合物被覆粉体を260〜350℃で1〜5時間加熱し、前記粉体の平均粒子径が0.1μm以上である場合は前記シリコーン化合物被覆粉体を330〜480℃で1〜5時間加熱することを特徴とするシリコーン処理粉体の製造方法。
The surface of the powder is coated with a silicone compound, the amount of hydrogen generated by Si-H groups remaining on the surface of the silicone-treated powder is 0.2 mL / gram of treated powder or less, and the contact angle of water with the treated powder Is a method for producing a silicone-treated powder exhibiting 100 ° or more,
On the surface of the powder,
(1) a silicone compound having one or more Si-H groups, or (2) a mixture of the silicone compound of (1) and a silicone compound having no Si-H groups, And a second step of heating the silicone compound-coated powder,
In the second step, when the average particle size of the powder is 0.1 μm or less, the silicone compound-coated powder is heated at 260 to 350 ° C. for 1 to 5 hours, and the average particle size of the powder is When it is 0.1 μm or more, the silicone compound-coated powder is heated at 330 to 480 ° C. for 1 to 5 hours.
前記Si−H基を有するシリコーン化合物が、下記一般式(1)
【化1】
(R1HSiO)a(R2R3SiO)b(R4R5R6SiO1/2)c …(1)
[式中、R1、R2及びR3は互いに独立に水素原子であるか、または少なくとも1個のハロゲン原子で置換可能な炭素数1〜10個の炭化水素基であり(但し、R1、R2、R3が同時に水素原子であることはない)、R4、R5及びR6は互いに独立に水素原子であるか、または少なくとも1個のハロゲン原子で置換可能な炭素数1〜10の炭化水素基であり、aは1以上の整数であり、bは0または1以上の整数であり、cは0または2であり(但し、3≦a+b+c≦10000である)、そしてこの化合物はSi−H基部分を少なくとも1個含むものとする]
で表されるシリコーン化合物である請求項1記載のシリコーン処理粉体の製造方法。
The silicone compound having the Si-H group is represented by the following general formula (1):
[Chemical 1]
(R 1 HSiO) a (R 2 R 3 SiO) b (R 4 R 5 R 6 SiO 1/2 ) c (1)
[Wherein, R 1 , R 2 and R 3 are each independently a hydrogen atom or a hydrocarbon group having 1 to 10 carbon atoms which can be substituted with at least one halogen atom (provided that R 1 , R 2 and R 3 are not hydrogen atoms at the same time), R 4 , R 5 and R 6 are each independently a hydrogen atom or have 1 to 1 carbon atoms which can be substituted with at least one halogen atom. 10 hydrocarbon groups, a is an integer of 1 or more, b is 0 or an integer of 1 or more, c is 0 or 2 (provided that 3 ≦ a + b + c ≦ 10000), and this compound Includes at least one Si-H group moiety]
The method for producing a silicone-treated powder according to claim 1, wherein the silicone compound is represented by the formula:
前記Si−H基を有するシリコーン化合物がメチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン・ジメチルポリシロキサン共重合体またはテトラメチルシクロテトラシロキサンである請求項2記載のシリコーン処理粉体の製造方法。  The method for producing a silicone-treated powder according to claim 2, wherein the silicone compound having an Si-H group is methyl hydrogen polysiloxane, methyl hydrogen polysiloxane / dimethyl polysiloxane copolymer or tetramethylcyclotetrasiloxane. 前記第2の工程における加熱処理を、空気中、あるいは少なくとも空気中の水分程度の水分を含んだ他の一種または二種以上の気体の雰囲気下、あるいは水分を含んでいない雰囲気下で水分を添加しながら行う請求項1記載のシリコーン処理粉体の製造方法。  The heat treatment in the second step is performed by adding moisture in the air, in an atmosphere of one or more kinds of gases containing at least moisture in the air, or in an atmosphere not containing moisture. The method for producing a silicone-treated powder according to claim 1, wherein the method is performed.
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