JP4839248B2 - 質量分析システム - Google Patents
質量分析システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4839248B2 JP4839248B2 JP2007067798A JP2007067798A JP4839248B2 JP 4839248 B2 JP4839248 B2 JP 4839248B2 JP 2007067798 A JP2007067798 A JP 2007067798A JP 2007067798 A JP2007067798 A JP 2007067798A JP 4839248 B2 JP4839248 B2 JP 4839248B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- mass spectrometry
- measurement
- ion species
- samples
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
Description
(1)複数の参照データに対して統計処理し、成分ごとに得られた、代表値や分散値に基づいて、取得されたマススペクトルデータと比較し、その結果に応じて、次の分析内容を最適化する。
(2)複数の参照データに対して、データの類似性などからグループ分けし、取得されたマススペクトルデータが、どのグループのデータ群に近いかを判定し、判定後は、最も近いグループのデータを参照・比較して、その結果に応じて、次の分析内容を最適化する。
(3)複数の参照データに対して、成分間でデータの変動特性が類似のものをグループ分けし、取得されたマススペクトルデータにて検出された成分が、どのグループの成分群に属するかを判定し、その結果に応じて、次の分析内容を最適化する。
(LC)などの前処理系11で前処理される。例えば、元の試料であるタンパク質である場合、前処理系11にて、消化酵素によりポリペプチドの大きさに分解され、ガスクロマトグラフィー(GC)又は液体クロマトグラフィー(LC)により分離・分画される。以下、前処理系11での分離・分画系としてLCを採用した場合の例を示す。
(Electron Capture Dissociation)を採用しても良い。
ΔXi≦Δiである場合は次の通常分析或いは計測終了6へと移行し、ΔXiがΔiよりも大きい場合は変動成分の可能性があるとみなして、その後は、図1と同様に、次の分析内容決定9といった処理の流れになる。
2 ピーク判定(ピーク総数Np)
3 同位体ピーク判定(同位体無しのピーク数Npi)
4 参照データベースとの比較
5 ピーク(成分)iをMSn+1分析の前駆イオンとして選択
6 次の通常分析或いは計測終了
7 MSn+1分析条件設定
8 MSn+1分析
9 次の分析内容決定
10 参照データベース(DB)
11 前処理系
12 イオン化部
13 質量分析部
14 イオン検出部
15 データ処理部(CPU)
16 表示部
17 制御部
18 ユーザ入力部
19 質量分析システム
20 MSn(n≧2)を禁止して、MS1分析を決定
21 MS1分析
22 グループ分けした参照データベースとの比較
24 グループ分けした成分群との比較
25 自動作成ツール
40 質量分析装置
50 制御手段
Claims (14)
- 測定対象となる物質を多段階で解離し、各解離段階で生成したイオン種のマススペクト
ルを測定するタンデム型質量分析装置と、
複数のイオン種の特性情報を格納したデータベースを有する制御手段と、を有する質量
分析システムであり、
前記制御手段は、前記タンデム型質量分析装置により測定されたn(nは1以上の整数)
段階目の測定結果の情報と前記データベースの情報とに基づいて、前記タンデム型質量分
析装置のn+1段階目の測定対象及び測定条件を決定するものであり、
前記イオン種の特性情報は、複数のサンプルの測定値に対して統計処理を行った情報を
含み、
前記統計処理を行った情報は、
前記複数のサンプルの測定値の平均値,最頻値,中央値のいずれか1つである代表値、
及び前記複数のサンプルの測定値の標準偏差を含み、
前記複数のサンプルの測定値は、液体クロマトグラフィー又はガスクロマトグラフィーでの保持時間に関する情報を有する質量分析システム。 - 前記複数のサンプルの測定値は、
少なくとも、イオン種の質量数,検出強度,マスクロマトグラムでの面積、のいずれか1つに関する情報を有する
請求項1に記載の質量分析システム。 - 前記制御手段は、前記n段階目の測定結果から得られたイオン種の情報と、前記データ
ベースから選択された対応イオン種の代表値との差を求め、
前記差の値が、前記データベースから選択された対応イオン種の標準偏差を超えた場合に、
前記イオン種を前記タンデム型質量分析装置のn+1段階目の測定対象とする
請求項1に記載の質量分析システム。 - 前記制御手段による処理は、
前記n+1段階目の測定に移行する準備時間内に行われ、
10msec以内の時間内に行われる
請求項1に記載の質量分析システム。 - 前記制御手段は自動作成ツールを有し、
前記自動作成ツールは、取得された複数のサンプルの測定値に対し自動的に統計処理を
行い、前記データベースへと格納する
請求項1に記載の質量分析システム。 - 前記データベースは、
複数のサンプルの測定値を類似性評価により複数のグループに分類している
請求項1に記載の質量分析システム。 - 前記統計処理を行った情報は、
前記グループごとの測定値の平均値,最頻値,中央値のいずれか1つである代表値、及
び前記グループごとの測定値の標準偏差を含む
請求項6に記載の質量分析システム。 - 前記グループの分類は、複数のサンプルの測定情報のプロファイル傾向の類似性評価に
より行われる
請求項6に記載の質量分析システム。 - 前記グループの分類は、一種以上のイオン種を選択し、該イオン種の測定情報の類似性
評価により行われる
請求項6に記載の質量分析システム。 - 前記制御手段は、
前記データベース内の複数のグループから、前記n段階目の測定結果の情報と最も類似
性の高いグループを選択し、
前記選択したグループの情報と前記n段階目の測定結果の情報との比較に基づいて、前
記タンデム型質量分析装置のn+1段階目の測定対象及び測定条件を決定する
請求項6に記載の質量分析システム。 - 前記データベースは、
複数のイオン種の測定値を類似性評価により複数のグループに分類している
請求項1に記載の質量分析システム。 - 測定対象となる物質を多段階で解離し、各解離段階で生成したイオン種のマススペクト
ルを測定するタンデム型質量分析装置と、
複数のイオン種の特性情報を格納したデータベースを有する制御手段と、を有する質量
分析システムであり、
前記制御手段は、前記タンデム型質量分析装置により測定されたn(nは1以上の整数)
段階目の測定結果の情報と前記データベースの情報とに基づいて、前記タンデム型質量分
析装置をn+1段階目の測定へ移行するか否かを決定するものであり、
前記イオン種の特性情報は、複数のサンプルの測定値に対して統計処理を行った情報を
含み、
前記統計処理を行った情報は、
前記複数のサンプルの測定値の平均値,最頻値,中央値のいずれか1つである代表値、
及び前記複数のサンプルの測定値の標準偏差であり、
前記複数のサンプルの測定値は、液体クロマトグラフィー又はガスクロマトグラフィーでの保持時間に関する情報を有する質量分析システム。 - 前記複数のサンプルの測定値は、
少なくとも、イオン種の質量数,検出強度,マスクロマトグラムでの面積、のいずれか1つに関する情報を有する、請求項12に記載の質量分析システム。 - 前記制御手段は、前記n段階目の測定結果から得られたイオン種の情報と前記データベ
ースから選択された対応イオン種の代表値との差を求め、
前記差の値が、前記データベースから選択された対応イオン種の標準偏差以下となるまで、
前記タンデム型質量分析装置のn+1段階目の測定へ移行せず、n段階目の測定を継続
する請求項12に記載の質量分析システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007067798A JP4839248B2 (ja) | 2007-03-16 | 2007-03-16 | 質量分析システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007067798A JP4839248B2 (ja) | 2007-03-16 | 2007-03-16 | 質量分析システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008224636A JP2008224636A (ja) | 2008-09-25 |
JP4839248B2 true JP4839248B2 (ja) | 2011-12-21 |
Family
ID=39843420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007067798A Expired - Fee Related JP4839248B2 (ja) | 2007-03-16 | 2007-03-16 | 質量分析システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4839248B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08124519A (ja) * | 1994-10-21 | 1996-05-17 | Shimadzu Corp | Ms/ms質量分析装置用データ処理装置 |
JP3817523B2 (ja) * | 2003-02-14 | 2006-09-06 | 株式会社日立製作所 | 質量分析データ解析システム |
JP4515819B2 (ja) * | 2003-08-13 | 2010-08-04 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 質量分析システム |
-
2007
- 2007-03-16 JP JP2007067798A patent/JP4839248B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008224636A (ja) | 2008-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2798664B1 (en) | Use of windowed mass spectrometry data for retention time determination or confirmation | |
EP2418481B1 (en) | Mass analysis data processing method and mass analysis data processing apparatus | |
EP2728350B1 (en) | Method and system for processing analysis data | |
JP4596010B2 (ja) | 質量分析装置 | |
US20130297226A1 (en) | Background Subtraction-Mediated Data-Dependent Acquistion | |
JP4704034B2 (ja) | クロマトグラフィ/分光測定データの解析でデータビンニングを用いる方法 | |
JP5327388B2 (ja) | 分析データ処理方法及び装置 | |
JP2008519262A (ja) | 定性的なおよび定量的な質量スペクトル分析 | |
EP3043175A1 (en) | Data-processing apparatus for chromatography mass spectrometry | |
WO2015107690A1 (ja) | タンデム質量分析データ処理装置 | |
JP4857000B2 (ja) | 質量分析システム | |
US7595484B2 (en) | Mass spectrometric method, mass spectrometric system, diagnosis system, inspection system, and mass spectrometric program | |
JP2023012485A (ja) | クロマトグラム表示装置及びクロマトグラム表示方法 | |
JP5757264B2 (ja) | クロマトグラフ質量分析データ処理装置 | |
JP4317083B2 (ja) | 質量分析方法及び質量分析システム | |
US7529630B2 (en) | Method of analyzing mass analysis data and apparatus for the method | |
JP6308107B2 (ja) | クロマトグラフ質量分析データ処理装置 | |
US20240266001A1 (en) | Method and apparatus for identifying molecular species in a mass spectrum | |
JP4929149B2 (ja) | 質量分析スペクトル分析方法 | |
CN105051526B (zh) | 质量分析装置 | |
EP3745407A1 (en) | Operating a mass spectrometer utilizing a promotion list | |
JP4839248B2 (ja) | 質量分析システム | |
JP7359302B2 (ja) | クロマトグラフ質量分析データ処理方法、クロマトグラフ質量分析装置、及びクロマトグラフ質量分析データ処理用プログラム | |
US20230288381A1 (en) | Sample analyzing device | |
JP2024087261A (ja) | 質量分析による化合物判定方法及び化合物判定システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090327 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090327 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110609 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110614 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110815 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110906 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111003 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4839248 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |