JP4829575B2 - アルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法 - Google Patents
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Description
(1)鍛造成形されたアルミニウム合金製ローター素材であって、組成が、Siが14〜16質量%、Cuが4〜5質量%、Mgが0.45〜0.65質量%、Feが0.5質量%以下、Mnが0.1質量%以下、Znが0.1質量%以下、Tiが0.2質量%以下を含有し、残りがAlと不可避不純物であり、鍛造成形品の寸法精度の悪いところを削除するような下端面の切削処理が施されることなく、ベーン収納溝の溝幅の端面付近での広がりが50μm以下、上端面と下端面のベーン収納溝円筒部の中心位置の差が0.075mm以下の寸法精度を有することを特徴とする主成形方向に平行なベーン収納溝を有する鍛造成形されたアルミニウム合金製ローター素材を製造するためのアルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法であって、上金型と成形孔内に突出した薄板状部位を有する下金型とを用いて、主成形方向に平行なベーン収納溝を有する鍛造成形品を鍛造成形する工程を含み、鍛造用素材の主成形方向の先端面に背圧力を付与した背圧板が下金型に設けられているベーン収納溝形成部よりも1mm以上高い位置で待機した状態で成形を開始することで、ベーン収納溝の溝幅の製品端面付近での広がりを抑制し、鍛造用素材の成形孔内への充填率が10%〜55%の間に該背圧力を瞬間的に除去することで、背圧板をフリーにしてダイス羽根部にかかる高圧力を開放するとともに、ダイス羽根部の軸方向に垂直な方向にたおれ変形やねじれ変形を抑制してベーン収納溝の位置寸法精度の悪化を抑えることを特徴とするアルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法。
(2)上記上金型は、加圧パンチからなる上型を含み、上記充填率は、成形開始時点での上型の下死点までの長さをL、上型の所定のスライド角度でのパンチストロークの長さをΔLとしたとき、[ΔL÷L×100]%で表されることを特徴とする前項1に記載のアルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法。
(3)上記上金型は、加圧パンチからなる上型を含み、上記充填率は、成形開始時点での上型の下死点までの長さをM、成形開始時点から移動したときのパンチストロークの長さをΔMとしたとき、[ΔM÷M×100]%で表されることを特徴とする前項1に記載のアルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法。
(4)上記記充填率が10%〜30%の間に背圧力を瞬間的に除去する前項1〜3の何れか1項に記載のアルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法。
(5)背圧力が2kg/cm2以上、7kg/cm2以下の範囲であることを特徴とする前項1〜4の何れか1項に記載のアルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法。
(6)背圧力が油圧クッションおよび/またはガスクッションによるものであることを特徴とする前項1〜5の何れか1項に記載のアルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法。
(7)アルミニウム合金連続鋳造棒、アルミニウム合金の押出材、粉末アルミニウム合金の押出材、もしくはこれらの圧延材のいずれか1種を鍛造用素材として用いる前項1〜6の何れか1項に記載のアルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法。
(8)アルミニウム合金の組成が、Siが14〜16質量%、Cuが4〜5質量%、Mgが0.45〜0.65質量%、残りがAlと不可避不純物である鍛造用素材を用いることを特徴とする前項1〜7の何れか1項に記載のアルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法。
(9)鍛造用素材のアルミニウム合金の組成に、Feが0.5質量%以下、Mnが0.1質量%以下、Znが0.1質量%以下、Tiが0.2質量%以下添加されていることを特徴とする前項8に記載のアルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法。
(2)に記載の本発明の製造方法によれば、充填率を成形時のパンチストロークの長さによって予め算出することができる。
(3)に記載の本発明の製造方法によれば、充填率を成形時のパンチストロークの長さによって予め算出することができる。
(4)に記載の本発明の製造方法によれば、より確実に、ベーン収納溝の溝幅寸法、溝位置寸法の精度を改善できる。
(5)に記載の本発明の製造方法によれば、ベーン収納溝の溝幅寸法、溝位置寸法の精度を改善できる。
(6)に記載の本発明の製造方法によれば、簡便な方法にて、ベーン収納溝の溝幅寸法、溝位置寸法の精度を改善できる。
(7)に記載の本発明の製造方法によれば、ベーン収納溝の溝幅寸法、溝位置寸法の精度を改善できる。
(8)に記載の本発明の製造方法によれば、耐磨耗性と強度に優れ、低熱膨張係数が得られる。自動車に搭載する空調用コンプレッサー部品の使用に適している。
(9)に記載の本発明の製造方法によれば、耐磨耗性と強度に優れ、低熱膨張係数が得られる。自動車に搭載する空調用コンプレッサー部品の使用に適している。
好ましくは、ベーン収納溝の円筒部の外周から中心方向へ5.5mmの範囲に溝幅の広がりを抑えることができる。
なお、本実施例では金型を分割する関係上、下型16aとダイスB16dに分けているが、一体ものであっても良い。
背圧板(下パンチ)16eを1mm以上高い位置に待機させることにより、背圧力が確実に安定して付与されることになるので好ましい。
まず、図4(A)のように、所定の長さに切断し加熱されたアルミニウム材料をブランク(鍛造用素材)19としてブッシュ16cの貫通孔に投入する。次に、加圧パンチが下降し背圧板(下パンチ)16eによって背圧が下方より負荷された状態でローター素材の成形が始まる。図4(B)は、ブランク(鍛造用素材)19が成形孔17内に流動した成形途中の状態を表している。この状態がさらに進行し、下金型16の成形孔内への鍛造用素材19の充填率がある所定の範囲となった時点で背圧を開放する。その後、図4(C)のように、上型15aのパンチが円筒形の長手方向で必要とされる寸法を得るために所定のストロークの長さ降下し、ローター素材の成形が完了する。そして、図4(D)のように下方からノックアウトピン16gによって鍛造成形品が排出される。
特に、ベーン収納溝12に対して、凹み形状部24の深さはベーン収納溝12の幅に対して0.5倍以上3.5倍以下(例えばベーン収納溝の幅が3.0mmで、凹み形状部24の深さは1.5mm〜10.5mm)、凹み形状部24の幅はベーン収納溝12の幅に対して1倍以上3.5倍以下(例えばベーン収納溝12の幅が3.0mmで、凹み形状部24の幅は3.0mm〜10.5mm)が好ましく、本発明の方法では、機構的に溝寸法精度を向上するので、従来の方法より凹み形状部の容積を小さくすることができ、材料歩留まりを改善することができる。
予め鍛造材料となる柱状のアルミニウム合金を所定の長さに切断して鍛造用素材(ブランク)19とし、その鍛造用素材19をボンデ処理、あるいは黒鉛系水溶潤滑剤へ浸漬して潤滑剤の塗布処理を施す。
本工程では、ブランク19を所定の鍛造温度、例えば400〜450℃に予備加熱する。ブランク(鍛造素材)19の体積は、必要とするローター素材の体積ではなく、鍛造成形品の加圧パンチに接する部分にメタルの余肉部分を付けた体積とする。また、ブッシュ16cの内径は、下型16aの内径と同じ或いは若干太径にすると、鍛造後に鍛造成形品のノックアウト作業が円滑に行われるので好ましい。
金型14は、上型15および下型16の双方をヒーターによって予備加熱しておき、150〜300℃の範囲に加熱保持されていることが好ましい。
次に、潤滑剤を金型14へ塗布する。潤滑剤の塗布は下型16だけで良い。潤滑剤としては、水性黒鉛潤滑剤、油性黒鉛潤滑剤が挙げられるが、ブランク19と金型14間でカジリが発生しないようにするには、水性黒鉛潤滑剤と油性黒鉛潤滑剤を併用し、塗布量は共に2〜10g(濃度は0.5〜25質量%)とするのが好ましい。
図4(A)に示すように、本工程ではブランク(鍛造用素材)19を金型14のブッシュ16cの内部に投入する。
ブランク19をブッシュ16cの内部に投入した後、加圧パンチからなる上型15aを下降させると、ブランク19は、下パンチからの背圧を受けながら下型16aに押し込まれ、図4(B)に示すように圧縮鍛造が開始される。
なお、鍛造開始時の下パンチ上面の位置は、ベーン収納溝12の溝幅が鍛造成形品端面付近で広がりを抑制するために、下型16aのベーン収納溝形成部よりも1mm以上高い位置に待機した状態から鍛造成形を開始することが好ましい。つまり、図7に示す距離Zが1mm以上であることが好ましい。
しかし、本発明は、所定の充填率に到達した時点で背圧を除去することにより背圧板16eをフリーにするので、ダイス羽根部18にかかる高い圧力が開放され、その結果、ベーン収納溝12の位置寸法精度の悪化を抑えることができる。
それに対して、ローターはダイス側が薄い形状(ダイス羽根部の形状)をしていて、一方その両側には鍛造用素材の流動による圧力バランスの不均一が生じており、その結果、薄い形状のダイス側は不均一な高い圧力の影響を受けることになる。そして、ダイス羽根部18が軸方向に垂直な方向に倒れ、変形やねじれ変形を受けやすい形状であるので、背圧鍛造成形時に、前述したような不具合が新たに発生しているものと推定される。
背圧を除去して、そのまま上型15aをストロークの最下端まで降下させた状態を図4(C)に示す。その後、図4(D)に示すようにノックアウトピン16gによって鍛造成形品を突き上げ、下型16aおよびブッシュ16cより鍛造成形品を排出する。
この時の鍛造成形品形状は、凹みを有した形状部を有する上型を使用した場合、図11(b)に示すように片側にベーン収納溝の入っていない余肉部分25を有しているが、後に機械加工等によって余肉部分25を取り除き、図1に示すローター素材とすることができる。
その後、鍛造素形材19の機械的強度を向上させるために溶体化および人工時効処理を施す。溶体化処理は、460℃〜530℃で1〜6時間保持し、水焼入れ(水温10℃〜70℃)後、人工時効処理を150〜250℃にて1〜10時間保持することが好ましい。
例えば、ベーン収納溝12の溝幅の鍛造成形品端面付近における溝幅の広がりが50μm以下で、ベーン収納溝円筒部の中心位置における上下差が0.075mm以下であり、かつ鍛造成形品の下端面に切削面の無いアルミニウム合金製ローター素材を得ることができる。
すなわち、好ましい位置より中心方向に向かっての溝幅の広がりを好ましい値以下に抑制することができる。例えば、好ましい位置は、外周Pより4mm(C)、外周Pより5.5mm(D)とすることができる。溝幅の広がりの好ましい値は、15μm以下、更に好ましくはゼロである。
アルミニウム合金連続鋳造棒、アルミニウム合金の押出材、粉末アルミニウム合金の押出材、もしくはこれらの圧延材のいずれかを鍛造用素材として用いることができる。特に、連続鋳造された丸棒材が安価で好ましい。
×:溝幅の広がりが50μmを超えている、または円筒部中心位置の差が0.075mmを超えている。
○:溝幅の広がりが50μm以下、かつ円筒部中心位置の差が0.050mm以上0.075mm以下。
◎:溝幅の広がりが50μm以下、かつ円筒部中心位置の差が0.050未満。
11 外周
12 ベーン収納溝
13 センター穴
14 金型
15 上金型
16 下金型
16a 下型
16b 穴
16c ブッシュ
16d ダイスB
16e 背圧板
16f センターピン
16g ノックアウトピン
16h 貫通孔
16i ダイスC
17 成形孔
18 ダイス羽根部
19 ブランク(鍛造用素材)
20 鍛造機
21 上ダイセットプレート
22 下ダイセットプレート
23 ガイドポスト
24 凹み形状部
25 余肉部分
26 油圧シリンダー
27 油圧発生装置
28 プレス動作監視装置
29 油圧配管
Claims (9)
- 鍛造成形されたアルミニウム合金製ローター素材であって、組成が、Siが14〜16質量%、Cuが4〜5質量%、Mgが0.45〜0.65質量%、Feが0.5質量%以下、Mnが0.1質量%以下、Znが0.1質量%以下、Tiが0.2質量%以下を含有し、残りがAlと不可避不純物であり、鍛造成形品の寸法精度の悪いところを削除するような下端面の切削処理が施されることなく、ベーン収納溝の溝幅の端面付近での広がりが50μm以下、上端面と下端面のベーン収納溝円筒部の中心位置の差が0.075mm以下の寸法精度を有することを特徴とする主成形方向に平行なベーン収納溝を有する鍛造成形されたアルミニウム合金製ローター素材を製造するためのアルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法であって、
上金型と成形孔内に突出した薄板状部位を有する下金型とを用いて、主成形方向に平行なベーン収納溝を有する鍛造成形品を鍛造成形する工程を含み、
鍛造用素材の主成形方向の先端面に背圧力を付与した背圧板が下金型に設けられているベーン収納溝形成部よりも1mm以上高い位置で待機した状態で成形を開始することで、ベーン収納溝の溝幅の製品端面付近での広がりを抑制し、鍛造用素材の成形孔内への充填率が10%〜55%の間に該背圧力を瞬間的に除去することで、背圧板をフリーにしてダイス羽根部にかかる高圧力を開放するとともに、ダイス羽根部の軸方向に垂直な方向にたおれ変形やねじれ変形を抑制してベーン収納溝の位置寸法精度の悪化を抑える、ことを特徴とするアルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法。 - 前記上金型は、加圧パンチからなる上型を含み、
前記充填率は、成形開始時点での前記上型の下死点までの長さをL、前記上型の所定のスライド角度でのパンチストロークの長さをΔLとしたとき、[ΔL÷L×100]%で表されることを特徴とする請求項1に記載のアルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法。 - 前記上金型は、加圧パンチからなる上型を含み、
前記充填率は、成形開始時点での前記上型の下死点までの長さをM、成形開始時点から移動したときのパンチストロークの長さをΔMとしたとき、[ΔM÷M×100]%で表されることを特徴とする請求項1に記載のアルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法。 - 前記充填率が10%〜30%の間に背圧力を瞬間的に除去する請求項1〜3の何れか1項に記載のアルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法。
- 背圧力が2kg/cm 2 以上、7kg/cm 2 以下の範囲であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のアルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法。
- 背圧力が油圧クッションおよび/またはガスクッションによるものであることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のアルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法。
- アルミニウム合金連続鋳造棒、アルミニウム合金の押出材、粉末アルミニウム合金の押出材、もしくはこれらの圧延材のいずれか1種を鍛造用素材として用いる請求項1〜6の何れか1項に記載のアルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法。
- アルミニウム合金の組成が、Siが14〜16質量%、Cuが4〜5質量%、Mgが0.45〜0.65質量%、残りがAlと不可避不純物である鍛造用素材を用いることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のアルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法。
- 鍛造用素材のアルミニウム合金の組成に、Feが0.5質量%以下、Mnが0.1質量%以下、Znが0.1質量%以下、Tiが0.2質量%以下添加されていることを特徴とする請求項8に記載のアルミニウム合金製鍛造成形品の製造方法。
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