JP4818374B2 - 車両用通信装置 - Google Patents
車両用通信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4818374B2 JP4818374B2 JP2008558050A JP2008558050A JP4818374B2 JP 4818374 B2 JP4818374 B2 JP 4818374B2 JP 2008558050 A JP2008558050 A JP 2008558050A JP 2008558050 A JP2008558050 A JP 2008558050A JP 4818374 B2 JP4818374 B2 JP 4818374B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- communication
- vehicle
- application
- unit
- inter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000004891 communication Methods 0.000 title claims abstract description 441
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 180
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 99
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims abstract description 73
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims abstract description 51
- 230000008569 process Effects 0.000 claims abstract description 45
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 97
- 230000004044 response Effects 0.000 description 37
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 22
- 230000006978 adaptation Effects 0.000 description 13
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 13
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 9
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 3
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 101000741965 Homo sapiens Inactive tyrosine-protein kinase PRAG1 Proteins 0.000 description 1
- 102100038659 Inactive tyrosine-protein kinase PRAG1 Human genes 0.000 description 1
- 230000003044 adaptive effect Effects 0.000 description 1
- 230000001502 supplementing effect Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G08—SIGNALLING
- G08G—TRAFFIC CONTROL SYSTEMS
- G08G1/00—Traffic control systems for road vehicles
- G08G1/16—Anti-collision systems
- G08G1/161—Decentralised systems, e.g. inter-vehicle communication
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L67/00—Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
- H04L67/50—Network services
- H04L67/60—Scheduling or organising the servicing of application requests, e.g. requests for application data transmissions using the analysis and optimisation of the required network resources
- H04L67/61—Scheduling or organising the servicing of application requests, e.g. requests for application data transmissions using the analysis and optimisation of the required network resources taking into account QoS or priority requirements
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L67/00—Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
- H04L67/01—Protocols
- H04L67/12—Protocols specially adapted for proprietary or special-purpose networking environments, e.g. medical networks, sensor networks, networks in vehicles or remote metering networks
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W52/00—Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
- H04W52/04—TPC
- H04W52/30—TPC using constraints in the total amount of available transmission power
- H04W52/34—TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading
- H04W52/343—TPC management, i.e. sharing limited amount of power among users or channels or data types, e.g. cell loading taking into account loading or congestion level
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W80/00—Wireless network protocols or protocol adaptations to wireless operation
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W88/00—Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
- H04W88/02—Terminal devices
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y04—INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
- Y04S—SYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
- Y04S40/00—Systems for electrical power generation, transmission, distribution or end-user application management characterised by the use of communication or information technologies, or communication or information technology specific aspects supporting them
- Y04S40/18—Network protocols supporting networked applications, e.g. including control of end-device applications over a network
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Communication Control (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Description
本実施の形態に係る車両用通信装置は、車々間通信を行い安全運転支援システムを実用化するためのアプリケーションや快適で利便性の高いアプリケーションとしてITS(Intelligent Transport Systems)アプリケーション部1と、車々間でデータの送受信を行う下位プロトコル部2とを備えている。さらに、本実施の形態に係る車両用通信装置は、ITSアプリケーション部1と、下位プロトコル部2との間に介在する車々間通信ミドルウェア(M/W:Middle-Ware)部3を備えている。この車々間通信M/W部3を備えることにより、本実施の形態に係る車両用通信装置は、当該車々間通信M/W部3の規格に準拠したアプリケーションであれば複数利用することが可能となり、複数のアプリケーション(緊急アプリケーションを含む)がそれぞれ車々間通信を行うことが可能となる。
次に、本発明に係る車両用通信装置、特に車々間通信M/Wにおいて定める仕様について以下に詳しく説明する。
車々間通信M/Wは、下位プロトコルの通信機能を補完するために、
(1)マルチアプリケーション対応
(2)マルチプロトコル対応
(3)輻輳回避制御
(4)メディアアダプテーション制御
(5)分割組立制御
(6)連送制御
(7)通信接続管理
(8)再送制御
の機能を有している。そして、車々間通信M/Wは、上位アプリケーションに対してデータ転送のためのデータ転送サービスと、管理制御のための管理サービスとを提供している。
図5に、車々間通信M/Wの構成を図示する。図5に示す車々間通信M/W部3は、各機能の追加削除が可能となるように機能単位でエンティティが構成されている。つまり、マルチアプリケーション対応機能に対応して転送サービス処理部33が設けられ、マルチプロトコル対応及びメディアアダプテーション制御機能に対応してメディアアダプテーション処理部34が設けられている。さらに、輻輳回避制御機能に対応して輻輳回避制御処理部33が設けられ、分割組立制御及び連送制御機能に対応して送信制御331及び受信制御332が設けられている。
車々間通信M/W部3と非ネットワーク系アプリケーション6との間に転送サービス処理部31を設け、当該転送サービス処理部31がデータ転送のためのデータ転送サービスインタフェースと、管理制御のための管理サービスインタフェースとを提供する。また、車々間通信M/W部3と下位プロトコル部2との間にメディアアダプテーション処理部34を設け、当該メディアアダプテーション処理部34は複数の車々間通信プロトコルが提供するサービスインタフェースを利用した通信を行う。
車々間通信M/W部3の通信制御の手順は、車々間通信M/W部3が付加する通信制御情報で規定する。また、通信制御管理の手順も、車々間通信M/W部3が付加する通信制御情報で規定する。この通信制御情報は、図6に示すように、各プロトコルでITSアプリケーション部1から渡された車々間通信M/Wサービスデータ単位(M/W−SDU:Middle-ware Service Data Unit)に結合する。なお、車々間通信M/Wサービスデータ単位(M/W−SDU)は、ITSアプリケーション部1においてはPDUであり、車々間通信M/Wサービスデータ単位(M/W−SDU)は、車々間通信M/W部3においては車々間通信M/Wプロトコルデータ単位(M/W−PDU)である。また、通信制御情報+車々間通信M/Wプロトコルデータ単位(M/W−PDU)は、下位プロトコル部3に渡されMSDUとなる。
2.1 データ転送サービスインタフェース
2.1.1 プリミティブ相互関係の概要
車々間通信M/Wの通信制御は、データ転送サービス(以下、通信サービスともいう)として以下のプリミティブを非ネットワーク系アプリケーション(以下、単にアプリケーションともいう)に提供する。
TransferData.request
TransferData.indication
TransferData.requestは、アプリケーションから渡されたM/W−SDUを相手局へ転送することの要求を、アプリケーションから車々間通信M/Wへ渡す。TransferData.indicationは、M/W−SDUの到着を示す情報を車々間通信M/Wからアプリケーションへ渡す。
ここでは、通信サービスに関連するプリミティブ及び変数について以下に規定する。サービスインタフェースとしての変数は抽象的に記述し、受信側のエンティティにとって必要となる情報を規定する。但し、この情報を提供する具体的な実現方法については制約しない。
変数linkAddressは、相手局を識別する。変数PortNoは、転送先のアプリケーション及び通信制御サービスを識別する。
変数Parameterは、実際にM/W−SDUを渡すか、又はポインタを渡す。また、他の方法によって渡すこともできる。
変数Priorityは、アプリケーション毎の優先度を示す。
変数extensionParameterは、実際のデータを渡すか、又はポインタを渡す。また、他の方法によって渡すこともできる。
変数TransmissionMediaは、送信する通信メディアを識別する。
変数TransactionTypeは、再送処理の有効/無効を識別する。
(1)機能 このプリミティブは、M/W−SDUを相手局へ送信することを要求するサービスプリミティブである。
変数linkAddressには、相手局を識別するリンクアドレスを格納する。プライベートリンクアドレスを、又はグループ同報リンクアドレスが指定できる。
変数PortNoには、アプリケーションのローカルポート番号を設定する。
変数userDataには、自局のアプリケーションから渡されたM/W−SDUを格納する。
変数Priorityには、アプリケーション毎の優先度を示す。
変数extensionParameterには、自局のアプリケーションから渡されたM/W−SDUを送信する許容遅延時間、必要距離などを格納する。
変数TransmissionMediaには、M/W−SDUを送信する通信メディアを選択する識別子を格納する。
変数TransactionTypeには、変数userDataの再送処理が有効/無効の識別子を格納する。
(1)機能 このプリミティブは、相手局からのM/W−SDUの着信を通知するサービスプリミティブである。
変数linkAddressには、相手局を識別するリンクアドレスが格納される。プライベートリンクアドレスを、又はグループ同報リンクアドレスが渡される。
変数PortNoには、アプリケーションのローカルポート番号を設定する。
変数userDataには、着信したM/W−SDUを格納する。
2.2.1 PDU形式
図8に示す車々間通信M/Wプロトコルデータ単位(M/W−PDU)は車々間通信M/WのPDUであり、後述の2.3.1に規定された車々間通信M/Wの手順を指示するための制御情報を格納する制御フィールド(通信制御情報)と、アプリケーションから渡されたM/W−SDUを格納するための情報フィールドとからなる。
2.2.2.1 コネクションの識別
コネクション識別のためのリンクアドレスは、下位レイヤが提供するサービスプリミティブの変数として授受する。
車々間通信M/Wの手順を指示する制御フィールドには、通信制御情報を格納する。なお、当該内容は、後述の2.3.1で詳しく規定する。
情報フィールドには、アプリケーションから渡されるM/W−SDUを分割もしくは透過して格納する。
2.3.1 通信制御情報の形式
通信制御情報には、車々間通信M/Wの手順を指示する制御情報が格納され、手順を実行するために移動局間(車両間)で共有される。この通信制御情報のフィールド形式を図9に示す。
2.3.2.1 車々間通信M/Wの最大受信単位(MRU)
車々間通信M/Wの最大受信単位(MRU:Maximum Receive Unit)は、車々間通信M/Wが上位アプリケーションから受け取ることが可能なデータの最大受信長である。車々間通信M/Wの最大受信単位(MRU)は、実装するアプリケーションが規定する最大転送単位(MTU:Maximum Transmission Unit)の中で最も大きな値とする。
分割転送のセグメント単位(SUU:Segment Unit for Unicast)は、分割転送を行う際にM/W−SDUをセグメント化する単位で、選択したプロファイルに応じて以下の値を設定する。SUUの値は、183オクテットとする。
連送制御の連送回数(k)は、連送制御でM/W−PDUを繰り返し送信する回数である。kの値により同報送信されたデータの受信誤り率が異なるため、値の設定にはシステムの信頼性を考慮し決定する必要がある。
車々間通信M/Wでは、下位レイヤ(下位プロトコル部)とのインタフェースとして、常にメディアアダプテーション部が提供するサブプリミティブを介して行う。車々間通信M/Wは、下位レイヤが提供する複数の機能定義に対応可能なプリミティブを使用する。
2.4.1 転送サービス処理の手順
(1)送信サービスの処理
アプリケーションからデータ送信要求プリミティブ(TransferData.request)が呼び出された場合には、変数ParameterからM/W−SDUを取得する。取得したM/W−SDUには後述の2.4.3に規定された送信間隔制御処理を適用する。但し、取得したM/W−SDUのサイズがSUUを超える場合は送信間隔制御処理を適用する前に、後述の2.4.2に規定される分割制御を適用する。なお、以下の場合のM/W−SDUは無効とし、処理を行わない。
分割されている場合は組立制御を行った後、受信キューにM/W−PDUが格納されると、2.3.1に示す通信制御情報に含まれるポート番号(PortNo)を参照して、着信したM/W−PDUの通知先となるアプリケーション及び通信制御サービスを特定する。この際、自局内に配信先となるアプリケーション及び通信制御サービスが存在しない場合、到着したM/W−SDUは破棄する。
分割・組立制御の適用可否は、処理対象の車々間通信M/Wのリンクアドレスから当該移動局のM/Wプロファイルを参照し判定する。
(1)分割転送機能が有効な場合の転送制御
M/Wプロファイルで分割転送機能が有効な移動局に対して、以下に示すM/W−SDUのセグメント処理を行う。まず、転送サービス処理からM/W−SDUが渡された場合に以下の処理を行う。M/W−SDUのサイズがMTU以下の場合には、2.3.1の規定に従ってセグメント処理しない場合の通信制御情報を付加してM/W−PDUを生成し、後述の2.4.3に規定の輻輳回避制御処理へ渡す。
M/Wプロファイルで、分割転送機能が無効な移動局に対しては分割転送処理を適用しない。この場合は2.3.1の規定に従ってセグメント処理しない場合の通信制御情報を付加してM/W−PDUを生成し、後述の2.4.3に規定の送信間隔制御処理へ渡す。
受信局の組立処理では、受信キューに格納されたM/W−PDUの通信制御情報を参照し、以下の処理を行う。まず、セグメントフラグ(SegmentFlag)が真値(true)を示すセグメントが存在し、そのセグメントと同一のPDUグループ番号で、セグメントナンバーが0からセグメント終端フラグが真値(true)を示すセグメントナンバーまでのM/W−PDUが全て受信キューに格納された場合、セグメントナンバーの順にセグメントを連結してM/W−SDUを再生し、転送サービス処理に渡す。セグメントフラグが偽値(false)を示す場合、受信キューに格納されたM/W−PDUをM/W−SDUとして転送サービス処理に渡す。
(1)送信局の処理
(a)送信間隔制御処理は、分割・組立制御からM/W−PDUを受け取ると、データ送信要求プリミティブ(TransferData.request)から受け取った変数Priorityよりアプリケーションの優先度、(オプション変数extensionParameterから所要距離、許容遅延時間)を取り出す。
連送制御により、優先度の高いデータは連送を行い、パケット到着率を高くする。優先度の低いデータはチャネル状況によって連送するか否かを判断し、チャネル混雑時には連送せずに、チャネルが混雑していない場合には連送を行うことでパケット到着率を改善する。
送信間隔制御から渡された連送回数kから、該当するPDUグループ番号のM/W−SDUをk回送信し、メディアアダプテーション処理部に渡す。k回の繰り返しが完了すると、当該PDUグループ番号の全てのセグメントを破棄する。
通信制御情報のPDUグループ番号が重複するM/W−SDUは破棄する。
再送処理は、通信制御情報のTransactionType=1を指定した場合に適用する。
(a)アプリケーションがTransactionType=1でデータ送信要求プリミティブ(TransferData.request)を発行することで再送処理が有効なデータ転送サービスが開始される。
(a)下位レイヤが提供するデータ転送プリミティブ(SendData.request)により、M/W−PDUを受信すると、分割・組立制御に渡す。
メディアアダプテーション制御は、複数の下位レイヤのデータ転送サービスと、車々間通信M/Wのデータ転送サービスとから構成され、車々間通信M/Wと下位レイヤとの違いを吸収するために制御を提供する。例えば、既存の下位レイヤの通信プロトコルを5.8GHzとIEEE802.11pと想定すると、下位レイヤとアプリケーション間のプリミティブは、それぞれ以下のように示される。
データ転送プリミティブSend(分割フラグ、データ通し番号、送信データ)
データ着信プリミティブReceive(受信データ)
(b)IEEE802.11p
WSM-WaveShortMessage.request(ChannelInfo、WSMversion、SecurityType、ApplicationID、ApplicationContextMark、TransmissionPriority、Length、Data、PeerMacAddress)
WSM-WaveShortMessage.indication(ChannelInfo、WSMversion、SecurityType、ApplicationID、ApplicationContextMark、TransmissionPriority、Length、Data、PeerMacAddress)
上記プリミティブの変数の内、車々間通信M/Wでサポートされるものはマッピングを行い、サポートされていないものはPDUのデータ部に付加して渡す。なお、当該メディアアダプテーション処理部は下位レイヤの通信メディアの利用状況及びアプリケーションからの要求に応じて、データを送信する通信メディアを選択できる。
3.1 管理サービスインタフェース
3.1.1 プリミティブ相互関係の概要
車々間通信M/Wの通信制御管理は、以下の管理サービスをアプリケーションに提供する。
イベント通知サービスでは、EventReport.indicationのプリミティブを提供する。
車両情報設定サービスでは、SetVehicleInfo.requestのプリミティブを提供する。
MIBアクセスサービスでは、以下のプリミティブを提供する。
MeGet.request
MeGet.indication
MeSet.request
MeSet.indication
MeGet.requestは、車々間通信M/WのMIB変数を取得することを要求するために、アプリケーションから車々間通信M/Wに渡す。MeGet.indicationは、車々間通信M/WのMIB変数の取得を通知するために車々間通信M/Wからアプリケーションに渡す。MeSet.requestは、車々間通信M/WのMIB変数の設定を要求するために、アプリケーションから車々間通信M/Wに渡す。MeSet.indicationは、車々間通信M/WのMIB変数の設定結果を通知するために車々間通信M/Wからアプリケーションに渡す。
接続管理サービスでは、以下のプリミティブを提供する。
M/W-Application.request
M/W-Application.confirm
M/W-Application.indication
M/W-Application.response
RegisterPort.request
DeregisterPort.request
M/W-Application.requestは、自局のアプリケーションが提供できるサービスを通知するために、自局のアプリケーションから車々間通信M/Wに渡す。M/W-Application.confirmは、M/W-Application.requestに対する応答を返すために、車々間通信M/Wから自局のアプリケーションに渡す。M/W-Application.indicationは、相手局のアプリケーションが提供できるサービスを通知するため及び相手局と接続するか否かの確認を要求するために、車々間通信M/Wから自局のアプリケーションに通知する。
ここでは、管理サービスに関連するプリミティブ及び変数について規定する。インタフェースとしての変数は抽象的に記述し、受信側エンティティにとって必要となる情報を規定する。但し、この情報を提供する具体的な実現方法については制約しない。
イベント通知サービスは、車々間通信M/W内で発生したエラー等の事象を通知するサービスで、車々間通信M/Wは次のサービスプリミティブを提供する。
(1)機能 このプリミティブは、車々間通信M/W内で発生したエラー等の事象を通知するサービスプリミティブである。
変数linkAddressには、車々間通信で使用するリンクアドレスを格納する。
変数statusには、発生した事象を示すコードを格納する。
変数 extensionParameterは、必要に応じて変数statusの内容を補足するための情報を格納する。この変数はオプションとする。
車両情報設定サービスは、アプリケーションから車々間通信M/Wに対して、車両情報などを提供するためのサービスで、車々間通信M/Wは次のサービスプリミティブを提供する。
(1)機能 このプリミティブは、車々間通信M/Wに対してアプリケーションの持つ車両情報を定期的に送信するプリミティブである。
MIBアクセスサービスは、通信制御管理のMIB管理機能が提供するサービスで、車々間通信M/WのMIB変数の設定・参照を行うためのサービスである。MIBアクセスサービスは、車々間通信M/Wは次のサービスプリミティブを提供する。
(1)機能 このプリミティブは車々間通信M/WのMIB変数を取得することを要求するサービスプリミティブである。
(1)機能 このプリミティブは車々間通信M/WのMIB変数の取得を通知するサービスプリミティブである。
変数 mibIndexには、MIB変数を指示する変数名を格納する。
変数 mibStatusには、要求を実行した結果を格納する。
変数 mibParameterには、取得したMIB変数の内容を格納する。指示されたMIB変数が存在しない場合や、値が設定されていない場合は省略する。
(1)機能 このプリミティブは車々間通信M/WのMIB変数の内容を設定することを要求するサービスプリミティブである。
変数 mibIndexには、MIB変数を指示する変数名を格納する。
変数 mibParameterには設定するMIB変数の内容を格納する。省略した場合は、その変数の内容を破棄する要求となる。
(1)機能 このプリミティブは車々間通信M/WのMIB変数の設定結果を通知するサービスプリミティブである。
変数 mibIndexには、設定したMIB変数を指示する変数名を格納する。
変数 mibStatusには、要求を実行した結果を格納する。
接続管理サービスでは、以下のサービスをアプリケーションに対して提供することで、アプリケーションを車々間通信M/Wに登録・削除及び初期接続開始のためのAnnouncementFrame送信開始機能を提供する。
(1)機能 このプリミティブは、初期接続のためのAnnouncement Frameの送信開始を要求するサービスプリミティブである。
変数linkAddressには、相手局を識別するリンクアドレスを格納する。プライベートリンクアドレスを、又はグループ同報リンクアドレスが指定できる。
変数PortNoには、アプリケーションのローカルポート番号を設定する。
(1)機能 このプリミティブは、サービス通知要求プリミティブに対する応答を返すサービスプリミティブである。
(1)機能 このプリミティブは、初期接続のためのAnnouncement Frameの着信を通知するサービスプリミティブである。
変数linkAddressには、相手局を識別するリンクアドレスを格納する。プライベートリンクアドレスを、又はグループ同報リンクアドレスが指定できる。
変数PortNoには、アプリケーションのローカルポート番号を設定する。
(1)機能 このプリミティブは、サービス通知着信プリミティブに対して応答するサービスプリミティブである。
(1)機能 このプリミティブは、車々間通信M/Wにアプリケーションがサポートするアプリケーションを登録するためのサービスプリミティブである。
変数PortNoには、アプリケーションのローカルポート番号を設定する。
変数Priorityには、アプリケーションの優先度を格納する。
(1)機能 このプリミティブは、車々間通信M/Wに登録されたアプリケーションを削除するためのサービスプリミティブである。
3.2.1 PDU形式
車々間通信M/Wの管理を行う通信制御管理は、管理エンティティ間での同位プロトコルを形成するため、通信制御管理にアプリケーションと同等のポート番号を割り当て、通信制御の通信サービスインタフェースを利用して管理エンティティ間でのデータ送受信を可能にしている。
3.2.2.1 コネクションの識別
通信制御管理の識別のためのポート番号は、M/W−PDUの制御フィールドにて授受する。また、コネクション識別のためのリンクアドレス等は、車々間通信M/Wの通信制御が提供するサービスプリミティブの変数として授受する。
通信制御管理の手順を指示する制御フィールドには、ポート番号フィールドとポート番号のオプションフィールドで構成する通信制御情報を格納する。この通信制御情報のフィールド形式を図14に示す。
ポート番号フィールドには、通信制御管理のアクセス点を識別する値を格納する。
ポート番号フィールドのオプションフィールドには、通信制御管理の手順を指示する制御情報を格納する。また、ポート番号フィールドは、制御内容を捕捉するための付加情報を多重するオプションフィールドを有しており、通信制御管理は必要に応じてこのオプションフィールドを使用する。通信制御管理では、図15に示す識別情報を定義し、移動局間で共有するメッセージを定義する。
情報フィールドはNULL(長さ0のデータ)とする。
3.3.1 通信接続管理の手順要素
3.3.1.1 M/Wプロファイル
M/Wプロファイルは、車々間通信M/Wの特性を相手局に示すもので、車々間通信M/Wが実装する機能リスト及び提供可能なアプリケーションのリストなどで構成する。M/Wプロファイルには、以下の変数が含まれる。
バージョン情報は、車々間通信M/Wのバージョン情報を示す。本規格では「0」とする。
移動局識別情報には、移動局を識別する識別子を格納する。移動局でユニークな値を割り付けることを原則とする。
移動局の接続管理タイマ値は、自局が相手局との接続状態を管理する通信接続管理タイマCTで設定するTmaxを示すもので、ミリ秒を単位とする。移動局の接続管理タイマ値は、0から4095の範囲の値を設定する。なお、値として「0」を設定した場合は無限大とする。
アプリケーション識別情報には、移動局がサポートするアプリケーションの種類を指示する識別子を格納する。アプリケーション識別情報は、アプリケーション登録プリミティブによって登録される。
車々間通信M/Wの機能識別情報には、移動局の車々間通信M/Wがサポートする機能を識別する識別子を格納する。
下位レイヤの通信プロトコル識別情報には、移動局の下位レイヤがサポートする通信プロトコルを識別する識別子を格納する。
3.3.1.2.1 通信接続管理タイマ(CT、Tmax)
通信接続管理タイマは、自局と接続している相手局間の通信接続の状態を監視するタイマである。CTは相手局との通信接続毎に生成し、当該移動局との通信終了時に破棄する。Tmaxは、CTに設定可能な最大のタイマ値である。
送信スケジュール監視タイマは、相手局に対して定期的な送信が保証されているかを監視するための自局のタイマである。送信スケジュール監視タイマは、相手局との通信接続毎に生成し、当該移動局との通信終了時に破棄する。この送信スケジュール監視タイマには、通信接続管理タイマで設定したTmaxを設定する。
通信接続管理では、通信接続管理情報に接続管理のための手順を指示する制御情報を格納し、移動局間で共有するメッセージを定義する。
アナウンスメントメッセージは、アナウンスメントデータを送信するためのメッセージである。アナウンスメントメッセージの形式を図16に示す。
ポート番号は、通信制御管理のアナウンスメントメッセージを示す識別子を格納する。具体的には、図15に示すポート番号を格納する。
トランザクションIDにより各々トランザクションを区別し、これにより同一アプリケーション間で複数トランザクションが同時に存在する状況にも対応可能となる。トランザクションIDの付番方式は、16ビット構成であり、新規のトランザクション発行毎に1インクリメントされる。
アプリケーションフラグは、アナウンスメントメッセージ にアプリケーション情報が含まれているか否かを示す識別子である。この識別子が真値(true)を示す場合、車々間通信M/Wは制御フィールドに自局が提供可能なアプリケーションの情報を含むことを示す。アプリケーション情報を含まない場合は、本識別子は偽値(false)とする。なお、アプリケーション情報には、後述のアプリケーション数、アプリケーションID、及びアプリケーションプライオリティが含まれる。
アプリケーション数は、提供可能なアプリケーションの総数を示す。
アプリケーションIDは、アプリケーションを識別する識別子である。M/Wプロファイルを参照して、登録されているアプリケーションIDを格納する。
アプリケーションプライオリティは、アプリケーションの優先度を示す。
チャネルフラグは、アナウンスメントメッセージにチャネル情報が含まれているか否かを示す識別子である。この識別子が真値(true)を示す場合、車々間通信M/Wは制御フィールドに自局が監視しているチャネルの情報を含むことを示す。チャネル情報を含まない場合は、本識別子は偽値(false)とする。
チャネル数は、自局が監視しているチャネルの総数を示す。
チャネル番号は、チャネルを識別する識別子を示す。
チャネル利用率は送受信を行っているチャネルが使用中(ビジー)の割合を表す変数である。単位は%とし、0から100までの値を設定する。この変数から相手局のチャネル利用率を取得し、自局のチャネル利用率と比較して差分が大きい場合には、自局にとって隠れ端末となる移動局が複数存在することが推定できる。
予約フィールドは、将来拡張するために予め確保しておくフィールドである。
参加メッセージは、初期接続を完了するために参加要求を行うメッセージである。参加メッセージの形式を図17に示す。
ポート番号には、通信制御管理の参加メッセージを示す識別子を格納する。具体的には、図15に示すポート番号を格納する。
トランザクションIDにより各々トランザクションを区別し、これにより同一アプリケーション間で複数トランザクションが同時に存在する状況にも対応可能となる。トランザクションIDの付番方式は、16ビット構成であり、新規のトランザクション発行毎に1インクリメントされる。
ResultCodeは、初期接続を行うか否かの結果を示す。ResultCodeは、接続相手とサポートするアプリケーションが異なる場合は「接続しない」を通知し、サポートするアプリケーションが存在する場合は「接続する」を通知する。ResultCodeの内容を図18に示す。
アプリケーションフラグは、アプリケーション情報が含まれているか否かを示す識別子である。この識別子が真値(true)を示す場合、車々間通信M/Wは制御フィールドに自局及び相手局の双方がサポートできるアプリケーションの情報を含むことを示す。アプリケーション情報を含まない場合は、本識別子は偽値(false)とする。なお、アプリケーション情報には、アプリケーションIDが含まれる。
アプリケーション数は、自局及び相手局の双方がサポート可能なアプリケーションの総数を示す。
アプリケーションIDは、自局及び相手局の双方がサポート可能なアプリケーションを識別する識別子を示す。
確認応答メッセージは、再送要求が行われている場合に確認応答を返すためのメッセージである。確認応答メッセージの形式を図19に示す。
ポート番号には、通信制御管理の確認応答メッセージを示す識別子を格納する。具体的には、図15に示すポート番号を格納する。
トランザクションIDにより各々トランザクションを区別し、これにより同一アプリケーション間で複数トランザクションが同時に存在する状況にも対応可能となる。トランザクションIDの付番方式は、16ビット構成であり、新規のトランザクション発行毎に1インクリメントされる。
再送データフラグは、再送されたデータか否かを表すフラグである。このフラグが「1」を示す場合、PDUは再送されたデータを表す。
予約フィールドは、将来拡張するために予め確保しておくフィールドである。
選択的再送メッセージは、分割組立処理の選択的再送処理のメッセージである。選択的再送メッセージの形式を図20に示す。
ポート番号には、通信制御管理の選択的再送メッセージを示す識別子を格納する。具体的には、図15に示すポート番号を格納する。
トランザクションIDにより各々トランザクションを区別し、これにより同一アプリケーション間で複数トランザクションが同時に存在する状況にも対応可能となる。トランザクションIDの付番方式は、16ビット構成であり、新規のトランザクション発行毎に1インクリメントされる。
再送データフラグは、再送されたデータか否かを表すフラグである。このフラグが「1」を示す場合、PDUは再送されたデータを表す。
未受信のPDUの順序番号の数は、受信できていないPDUのセグメントの数を示す。
未受信のPDUの順序番号のリストは、受信できていないPDUのセグメントナンバーのリストを示す。
3.3.2.1 下位レイヤの利用条件
車々間通信M/Wは利用可能なアプリケーションが少なくとも1つ以上存在する場合に、下位レイヤ環境の利用を可能にすることを原則とする。
個別通信を用いた通常アプリケーションの初期接続手順を示す。なお、同報通信を用いるアプリケーションでは初期接続手順なしにアプリケーションの実行が可能である。手順を図21に示し、以下に詳細を述べる。
移動局の通信接続の維持管理を行うための手順を以下に示す。
3.4.1 輻輳回避制御機能の手順要素
3.4.1.1 輻輳状態レベル
輻輳状態レベルには、車々間通信M/Wが判定する現在のチャネルの利用状態のレベルを格納する。
送信電力レベルは、送信する電力のレベルを示す。
受信感度レベルは、受信できる電力の閾値レベルを示す。
チャネル数は、車々間通信で利用できるチャネルの総数を示す。
チャネル番号は、チャネル固有の番号を示す。
チャネル利用率は、指定されたチャネル番号におけるチャネルのビジーの割合を示す。
輻輳回避制御プロファイルは、周辺に存在する局の輻輳特性を示すもので、周辺に存在する移動局におけるチャネル利用率などで構成する。この輻輳回避制御プロファイルには、以下の内容が含まれる。
(1)バージョン情報
(2)移動局識別子(LID)
(3)ポート番号
(4)ノートプライオリティ
(5)送信電力
(6)受信感度
(7)送信間隔
(8)送信チャネル
(9)チャネル利用率
3.4.1.8.1 通信車両台数
通信車両台数には、自車両が現在、通信中の車両の台数を格納する。この値は、車両情報設定要求プリミティブ(SetVehicleInfo.request)によって設定されるか、MIB情報設定要求プリミティブ(MeSet.request)によってアプリケーションから設定される。
最大送信電力は、送信電力制御によって実現可能な最大の送信電力を示す。
最小送信電力は、送信電力制御によって実現可能な最小の送信電力を示す。
最大受信感度は、実現可能な受信感度の内、最大の受信感度を示す。
最小受信感度は、実現可能な受信感度の内、最小の受信感度を示す。
輻輳回避制御では、制御フィールドに輻輳回避制御のための手順を指示する制御情報(輻輳回避制御情報)を格納し、移動局間で共有するメッセージを定義する。
輻輳回避制御メッセージは、輻輳回避制御情報を相手局に送信するためのメッセージである。輻輳回避制御メッセージの形式を図22に示す。
ポート番号は、送信先のアプリケーション及び通信制御サービスを指示する識別子である。具体的には、図15に示すポート番号を格納する。
ノード優先度は、車両の優先度を表す。ノード優先度は、相手局の優先度と、下位レイヤから受信した相手局のリンクアドレスとを車々間通信M/WのMIBで管理する。自局がPDUを送信する際に、自局の優先度と相手局の優先度、チャネル利用率に応じて通信制御を行うために用いる。
トランザクションタイプは、トランザクションのタイプを指定し格納する。0:データ送信トランザクションサービス、1:リクエスト・レスポンス型トランザクションサービス。この識別子が「1」を示す場合、再送処理が有効となり、メッセージを相手に対して通知すると共に、そのメッセージに対する確認応答(ACK)を取得する。リクエスト・レスポンス型トランザクションサービスは個別通信でのみ使用可能である。
再送データフラグは、再送されたデータか否かを表すフラグである。このフラグが「1」を示す場合、PDUは再送されたデータを表す。
トランザクションIDは、トランザクションにより各々トランザクションを区別し、これにより同一アプリケーション間で複数トランザクションが同時に存在する状況にも対応可能となる。トランザクションIDの付番方式は、16ビット構成であり、新規のトランザクション発行毎に1インクリメントされる。
セグメントフラグは、分割転送の有効・無効を指示する識別子である。この識別子が真値(true)を示す場合、M/W−PDUは分割転送されるセグメントであることを示す。セグメント処理しない場合は、本識別子は偽値(false)とする。
セグメント終端フラグは、分割転送の最終セグメントであることを示す識別子である。このフラグが真値(true)を示す場合、車々間通信M/Wは分割転送されたセグメントの最終セグメントであることを示す。セグメント処理しない場合及び最終セグメントではない場合には、本識別子は偽値(false)とする。
PDUグループ番号は、セグメントの識別情報である。PDUグループ番号は、分割処理を施す前のM/W−SDUに対して一つの値を付番する。付番は送信キューを単位としてモジュロ32で行い、分割処理をしないM/W−SDUにも付番する。分割処理されたセグメントを組み立てる際には、同一のPDUグループ番号を対象とする。
セグメントナンバーは、セグメントの分割順序を示すシリアル番号である。分割した最初のセグメントには「0」のセグメントナンバーが付番され、以降順にインクリメントされた値を割り当てる。セグメントの組立ではセグメントナンバーの順番が保障される。分割転送が適用されない場合のセグメントナンバーは「0」とする。
チャネルフラグは、通信制御情報にチャネル情報が含まれているか否かを示す識別子である。この識別子が真値(true)を示す場合、車々間通信M/Wは制御フィールドにチャネル情報を含むことを示す。チャネル情報を含まない場合は、本識別子は偽値(false)とする。
チャネル数は、通信制御情報に含まれているチャネルの総数を示す。
チャネル番号は、チャネルを識別する番号を示す。
チャネル利用率は、送受信を行っているチャネルが使用中(ビジー)の割合を表す変数である。単位は%とし、0から100までの値を設定する。この変数から相手局のチャネル利用率を取得し、自局のチャネル利用率と比較して差分が大きい場合には、自局にとって隠れ端末となる移動局が複数存在することが推定できる。
自車両パラメータフィールドには、(a)送信電力サブフィールド、(b)受信感度サブフィールド、(c)送信間隔サブフィールドを備える。自車両パラメータフィールドは、自車両において現在設定されている送信電力・受信感度・送信間隔の各パラメータを示す。
相手車両への要求パラメータフィールドは、(a)送信電力サブフィールド、(b)受信感度サブフィールド、(c)送信間隔サブフィールドを備える。相手車両への要求パラメータフィールドは、現在の状況において、自車両が相手車両に設定を要求する送信電力・受信感度・送信間隔の各パラメータを示す。
3.4.2.1 輻輳推定手順
移動局は、輻輳回避制御プロファイルのバージョン情報を元に通信可能なバージョンを選択できた場合に、以下の輻輳回避制御手順を実施する。
車々間通信M/Wの輻輳回避制御は、送信電力制御・受信感度制御・マルチチャネル制御・送信間隔制御を組み合わせて、送信電力・受信感度・送信周期・送信チャネルなどの通信制御情報のパラメータを決定する。また、輻輳回避制御では、アプリケーションの優先度、車両の優先度(危険度、所要距離、許容遅延時間を含む)、及びチャネル利用率に応じて、パケット到着率を改善するための連送制御の連送回数及びパケットを送信する下位レイヤの通信プロトコルを決定する。以下では車々間通信M/Wにおける輻輳回避制御の手順を記述する。
(1)輻輳回避制御は、2.4.3に記載した送信間隔制御からデータ送信要求プリミティブ(TransferData.request)に含まれるアプリケーションの優先度、(オプション変数extensionParameterから所要距離、許容遅延時間)、及び3.4.2.1で設定される輻輳状態レベル、3.4.1.7で規定される輻輳回避制御プロファイルを取得する。
(a)アプリケーションの優先度やチャネル利用率に関わらず、車両情報取得要求プリミティブで取得した車速(speed)から、車速に基づいた送信電力制御により基準となる送信電力(transmitPowerLevel)を設定する。車速に応じた送信電力設定の一例を以下に示す。この例ではASV(Advanced Safety Vehicle)プロジェクトにおいて車両が停止に要するまでの距離だけ通信が可能な送信電力を設定している。具体的には、図24に示すような関係となる。
(b)輻輳状態レベルに応じて、通信制御を行う。
(ア)輻輳状態レベルが「4」よりも小さい場合:通信トラフィックが増加しても輻輳は発生しない。
(i)送信電力を最大送信電力(10mW)、送信周期を基準の送信間隔(100msec)に設定する。アプリケーションの優先度・危険度が高い場合には信頼性を高めるために連送回数を2回(輻輳状態レベル3,4)及び3回(輻輳状態レベル1,2)に設定する。
(イ)輻輳状態レベルが「5」,「6」の場合:輻輳をしない適度なトラフィック量
(i)アプリケーションの優先度及び危険度が低い場合、送信電力は(a)の設定・送信周期はアプリケーションの設定に従う。
(ii)アプリケーションの優先度及び危険度が高い場合、送信電力を最大送信電力(10mW)、送信周期をアプリケーションの設定する送信周期に設定する。
(ウ)輻輳状態レベルが「7」よりも大きい場合:ほぼ輻輳状態
(i)アプリケーションの優先度・危険度が低い場合、送信電力を(a)の設定よりも小さくし、送信周期も長く設定する。また、アプリケーションの優先度・危険度が低い場合には輻輳回避制御プロファイルに周辺車両から要求されている通信制御情報のパラメータがあればその値に設定する。
(ii)アプリケーションの優先度・危険度が高い場合、送信電力は所要距離を満足するように設定し、送信周期は許容遅延時間を満足するように設定する。
(iii)下位レイヤが複数存在する場合で、且つアプリケーションに送信する下位プロトコルを指定されていない場合は、混雑していない周波数を利用する通信プロトコルを選択し、その周波数における輻輳状態レベルに応じて通信制御情報のパラメータを設定する。
(iiii)複数チャネルが利用できる場合、混雑していない送信チャネルを選択し、その送信チャネルにおける輻輳状態レベルに応じて通信制御情報のパラメータを設定する。
(1)送信局の処理
(a)車々間通信M/Wは、3.4.1.9の規定に従って輻輳回避制御情報を生成する。生成するタイミング及び契機は、例えば輻輳状態レベルが「5」よりも大きくなった場合に一定間隔で送信する。
(a)転送サービス処理から輻輳回避制御情報を示すM/W−PDUを受信すると、輻輳回避制御処理は受信した輻輳回避制御情報を輻輳回避制御プロファイルに登録して、受信処理を完了する。
3.5.1 アクセス管理の手順要素
3.5.1.1 セキュリティプロファイル
セキュリティプロファイルは、M/Wプロファイルでの車々間通信M/Wの機能識別情報に、セキュリティ機能の登録がある場合に有効となる情報である。アクセス管理では、機器認証機能が有効な場合にセキュリティプロファイルを参照し、オプション情報等の設定を行う。
機器認証有効識別子は、機器認証機能の有効/無効を指示する識別子である。この識別子が真値(true)を示す場合、機器認証を実行する。機器認証を実行しない場合は、本識別子は偽値(false)とする。
機器識別子は、機器認証に用いる移動局の識別子である。この識別子は、移動局のみでの利用とし、基地局ではNULL(長さ0のデータ)を格納する。
機器認証アルゴリズム識別子は、機器認証に用いる署名アルゴリズムの識別子である。この識別子はオプションである。署名アルゴリズムを指定する場合にアルゴリズムの識別子を格納する。なお、機器認証アルゴリズム識別子が存在しない場合は、デフォルトの署名アルゴリズムを使用する。なお、機器認証アルゴリズム識別子は、システムの運用者が指定することを想定している。
デフォルトの署名アルゴリズムは、デフォルトが選択された場合に乱数とパスワードによる署名演算は行わず、平文のパスワードを演算結果として取り扱うものとする。
認証試行回数(NA)は、移動局が再試行する認証要求を許容する回数である。基地局は同一移動局からの再試行回数がNA回以下の場合には再試行を認め、NA回を超過した場合には通信を切断する。なお、認証試行回数の値は、実装要件とし規定しない。
アクセス管理では、アクセス制御情報にアクセス管理のための手順を指示する制御情報を格納し、移動局間で共有するメッセージを定義する。
乱数の送信メッセージは、署名元データとなる乱数を送信するためのメッセージである。乱数の送信メッセージの形式を図25に示す。
ポート番号は、通信制御管理の乱数の送信メッセージを示す識別子を格納する。
ポート番号のオプションフィールドは、以下の内容を格納する。
(a)乱数の長さ識別子
乱数の長さ識別子は、後続する乱数のデータ長を指示する。単位はオクテット。
(b)乱数の内容
乱数は、0−255オクテットまでの可変長データとする。
署名の応答メッセージは、受信した署名元乱数に対する署名結果を送信するためのメッセージである。署名の応答メッセージの形式を図26に示す。
ポート番号には、通信制御管理の署名の応答メッセージを示す識別子を格納する。
ポート番号のオプションフィールドは、以下の内容を格納する。
(a)署名の長さ識別子
署名の長さ識別子は、後続する署名のデータ長を指示する。単位はオクテット。
(b)署名の内容
署名は、0−255オクテットまでの可変長データとする。
図27に、機器認証手順の概略を示す。以下、図27に基づいて機器認証手順を説明する。
(1)データ受信局の初期設定
データ受信局は、下位レイヤからデータ着信プリミティブによる指示を受け付けると、機器認証の処理に状態を移行する。この際、当該プリミティブから取得したM/Wプロファイル内のセキュリティプロファイルの内容を以下の手順で確認する。
(a)機器認証有効識別子の値が真値(true)である場合、署名アルゴリズム識別子の内容を確認し、当該識別子に示すアルゴリズムを選択する。一方、署名アルゴリズム識別子が存在しない場合には、デフォルトのアルゴリズムを選択する。
(b)次に、機器識別子を参照し当該識別子に対応するパスワードを取得し、後述の3.5.2.2の(1)に規定する認証処理へと移行する。なお、パスワードの取得手段については規定しない。
(c)データ送信局のセキュリティプロファイルが存在しない場合、セキュリティプロファイルの機器認証有効識別子の値が偽値(false)である場合には、機器認証処理を終了する。なお、機器認証有効識別子の値が真値(true)である場合の署名アルゴリズム識別子の内容が一致しない場合、デフォルトのアルゴリズムを選択するか、通信を終了させるかは運用上の問題であるため、特にここでは規定しない。また、機器認証の機能を有していないデータ送信局からデータ受信局へのアクセスに対する受け入れの可否についても、運用上の問題であるため、特にここでは規定しない。
(1)データ受信局の機器認証処理
データ受信局は、機器認証処理に状態を移行するとまず乱数を生成する。生成した乱数は、乱数の送信メッセージ(ChallengeCodePDU)にてデータ送信局へ送信し、応答を待ち受ける。また、生成した乱数を初期設定手順で取得したパスワードで署名し、署名データを作成する。データ送信局から署名の応答メッセージ(SigniturePDU)による応答を受け付けると、メッセージに格納されている署名データと、データ受信局で作成した署名データとを比較してデータ送信局を認証する。
データ送信局は、乱数の送信メッセージ(ChallengeCodePDU)を受信すると、メッセージに格納されている乱数を署名元データとして、当該データ送信局に設定されているパスワードで署名処理を行う。署名処理によって得られた署名データは、署名の応答メッセージ(SigniturePDU)に格納してデータ受信局へ送信し、認証結果を待ち受ける。
以上のように、本実施の形態に係る車両用通信装置は、移動局間の車々間通信M/Wが非ネットワーク型プロトコルを利用して通信を行う場合である。この車々間通信M/Wは、上位層の複数アプリケーションから受け取るアプリケーション毎の優先度と、各車両の優先度と、下位レイヤから取得するチャネル利用率に基づいて、自車両及び周辺車両の送信電力や送信間隔・利用チャネル・受信感度などの通信パラメータを変化させて輻輳回避制御を行っている。そのため、本実施の形態に係る車両用通信装置では、輻輳の発生を回避することができ、通信を行う必要がある車両のみが優先的に通信を行うことができる。
Claims (3)
- 所定の目的に応じて車々間通信を行う複数のアプリケーション部と、車々間でデータを送受信する下位プロトコル部と、前記アプリケーション部と前記下位プロトコル部との間に介在するミドルウェア部と、を備える車両用通信装置であって、
前記ミドルウェア部は、
前記アプリケーション部に対してデータの受け渡しを行い、且つ前記ミドルウェア部が受信したデータの配信先を識別する転送サービス処理部と、
前記車々間通信において輻輳を回避する処理を行うとともに、ポート番号の管理を行って前記アプリケーション部を識別する通信制御サービス部と、
前記データの送信制御及び受信制御を行う送受信制御処理部と、を備え、
前記通信制御サービス部は、前記輻輳を回避する処理において、前記アプリケーション部毎に受け取るアプリケーション優先度、自車両の車両優先度、及び前記下位プロトコル部から取得するチャネル利用率に基づいて、前記自車両の通信における送信電力、送信間隔及び連送回数についての通信制御を行うことを特徴とする車両用通信装置。 - 請求項1に記載の車両用通信装置であって、
前記通信制御サービス部は、前記チャンネル利用率に基づいて輻輳状態を推定し、推定した輻輳状態に基づいて、前記周辺車両に設定を要求する送信電力及び送信間隔を含む輻輳回避制御情報を前記周辺車両に送信することを特徴とする車両用通信装置。 - 請求項2に記載の車両用通信装置であって、
前記通信制御サービス部は、前記周辺車両から受信した前記輻輳回避制御情報に従って前記自車両の前記通信制御を行うことを特徴とする車両用通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008558050A JP4818374B2 (ja) | 2007-02-14 | 2008-02-05 | 車両用通信装置 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007033140 | 2007-02-14 | ||
JP2007033140 | 2007-02-14 | ||
PCT/JP2008/051858 WO2008099716A1 (ja) | 2007-02-14 | 2008-02-05 | 車両用通信装置 |
JP2008558050A JP4818374B2 (ja) | 2007-02-14 | 2008-02-05 | 車両用通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2008099716A1 JPWO2008099716A1 (ja) | 2010-05-27 |
JP4818374B2 true JP4818374B2 (ja) | 2011-11-16 |
Family
ID=39689960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008558050A Active JP4818374B2 (ja) | 2007-02-14 | 2008-02-05 | 車両用通信装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8255537B2 (ja) |
EP (1) | EP2133849A4 (ja) |
JP (1) | JP4818374B2 (ja) |
CN (1) | CN101611434B (ja) |
WO (1) | WO2008099716A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160009827A (ko) * | 2014-07-17 | 2016-01-27 | 주식회사 만도 | 차량 통신 제어장치 및 방법 |
KR101827013B1 (ko) * | 2012-12-12 | 2018-02-07 | 현대자동차주식회사 | 차량 간 통신에서 신뢰도 향상 방법 및 이러한 방법을 사용하는 장치 |
Families Citing this family (42)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008037880A1 (de) | 2007-08-29 | 2009-03-05 | Continental Teves Ag & Co. Ohg | Vorrichtung und Verfahren zum Übertragen von Informationen |
DE112008003633B4 (de) * | 2008-02-25 | 2014-02-13 | Mitsubishi Electric Corp. | Fahrzeugkommunikationsvorrichtung |
JP2010183178A (ja) * | 2009-02-03 | 2010-08-19 | Denso Corp | 車載通信装置 |
JP5278016B2 (ja) * | 2009-02-10 | 2013-09-04 | 日本電気株式会社 | 運転支援情報送信装置および運転支援情報送信方法 |
JP5069722B2 (ja) | 2009-06-19 | 2012-11-07 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 移動通信端末、及びデータダウンロード方法 |
EP2276012B1 (en) * | 2009-06-30 | 2014-08-06 | Autotalks Ltd. | Method for transmission power control in vehicle-to-vehicle communication |
US8224370B2 (en) | 2009-07-10 | 2012-07-17 | Honda Motor Co., Ltd. | Method of controlling a communication system in a motor vehicle |
JP5573053B2 (ja) * | 2009-09-04 | 2014-08-20 | ソニー株式会社 | 無線通信装置および無線通信方法 |
JP2013505656A (ja) * | 2009-09-29 | 2013-02-14 | エヌイーシー ヨーロッパ リミテッド | 自己組織化無線ネットワークで通信を実行する方法 |
CN102088433B (zh) * | 2009-12-08 | 2015-01-28 | 中兴通讯股份有限公司 | 多载波系统中分量载波激活去激活的优化方法和系统 |
DE102011001004B4 (de) | 2010-05-24 | 2020-08-06 | Denso Corporation | Kommunikationseinrichtung und Verfahren zur Steuerung des Versendens von Nachrichten |
CN102473352B (zh) * | 2010-05-31 | 2014-07-02 | 三洋电机株式会社 | 终端装置 |
JP5625679B2 (ja) * | 2010-09-27 | 2014-11-19 | 日本電気株式会社 | 車載装置および輻輳制御方法 |
JP5617500B2 (ja) * | 2010-09-30 | 2014-11-05 | 日本電気株式会社 | 無線通信機及び無線通信システム |
US9191854B2 (en) | 2011-03-14 | 2015-11-17 | Nec Corporation | Radio communication device, radio communication system, congestion control method, and record medium |
JP2012199816A (ja) * | 2011-03-22 | 2012-10-18 | Denso Corp | データ受信装置、およびデータ受信プログラム |
WO2012131830A1 (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-04 | パナソニック株式会社 | 端末装置 |
JP6010903B2 (ja) | 2011-12-09 | 2016-10-19 | 富士通株式会社 | 無線通信装置、無線通信方法および無線通信プログラム |
EP2819458B1 (en) | 2012-02-20 | 2018-08-08 | Nec Corporation | Vehicle-mounted device and congestion control method |
JP5594310B2 (ja) | 2012-03-28 | 2014-09-24 | 株式会社デンソー | 車両用通信装置 |
JP2014049912A (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-17 | Panasonic Corp | 端末装置 |
DE102012217085A1 (de) * | 2012-09-21 | 2014-05-28 | Continental Automotive Gmbh | Kommunikationssystem |
CN104685940B (zh) * | 2012-10-05 | 2016-05-11 | 三菱电机株式会社 | 车载无线通信装置及无线设备 |
JP5645032B2 (ja) * | 2012-11-21 | 2014-12-24 | 独立行政法人情報通信研究機構 | データ送受信方法 |
JP5645031B2 (ja) | 2012-11-21 | 2014-12-24 | 独立行政法人情報通信研究機構 | データ送受信方法 |
KR101509893B1 (ko) * | 2013-06-25 | 2015-04-07 | 현대자동차주식회사 | 차량간 통신 장치 및 방법 |
JP6355998B2 (ja) * | 2013-08-02 | 2018-07-11 | パナソニック株式会社 | 車載器 |
JP6026012B2 (ja) * | 2013-11-18 | 2016-11-16 | 三菱電機株式会社 | 車車間通信装置 |
DE102014200226A1 (de) * | 2014-01-09 | 2015-07-09 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Zentrale Kommunikationseinheit eines Kraftfahrzeuges |
TWI543896B (zh) | 2015-08-26 | 2016-08-01 | 財團法人工業技術研究院 | 通訊裝置、通訊系統與其相關之通訊方法 |
WO2017155525A1 (en) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | Ford Global Technologies, Llc | Vehicle alert from a non-paired device |
CN105679099B (zh) * | 2016-04-05 | 2018-11-20 | 合肥驾预科技有限公司 | 一种碰撞预警装置 |
KR102711588B1 (ko) | 2016-08-11 | 2024-09-27 | 파나소닉 인텔렉츄얼 프로퍼티 코포레이션 오브 아메리카 | 제 1 통신 장치, 통신 방법, 기지국, 및 집적 회로 |
US10609654B2 (en) | 2016-11-09 | 2020-03-31 | Qualcomm Incorporated | Indexing cellular V2X coverage range to vehicle speed |
US10986515B2 (en) * | 2017-02-01 | 2021-04-20 | Veniam, Inc. | Systems and methods for context-aware and profile-based security in a network of moving things, for example including autonomous vehicles |
US11153077B2 (en) * | 2018-12-14 | 2021-10-19 | Westinghouse Air Brake Technologies Corporation | Secure vehicle to vehicle communication |
EP3484189B1 (en) * | 2017-11-13 | 2023-01-11 | Robert Bosch GmbH | Road-side network node and method to operate the road-side network node |
EP3484186B1 (en) * | 2017-11-13 | 2022-01-05 | Robert Bosch GmbH | First road-side network node and method to operate the first road-side network node |
US11388565B2 (en) * | 2018-01-15 | 2022-07-12 | Lg Electronics Inc. | Apparatus and method for V2X communication |
JP6896793B2 (ja) * | 2019-05-27 | 2021-06-30 | 本田技研工業株式会社 | 情報処理装置 |
JP7468321B2 (ja) * | 2020-12-03 | 2024-04-16 | 株式会社デンソー | 通信制御装置、通信制御方法、及び中継サーバ |
US11477626B2 (en) * | 2020-12-22 | 2022-10-18 | Google Llc | Method and system for segmenting and transmiting data between computing devices and vehicle head units |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006050244A (ja) * | 2004-08-04 | 2006-02-16 | Sharp Corp | 無線通信装置 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3050181B2 (ja) * | 1997-08-25 | 2000-06-12 | 日本電気株式会社 | 移動体通信装置 |
JP3805923B2 (ja) | 1999-04-28 | 2006-08-09 | 本田技研工業株式会社 | 車両通信装置 |
US20020061758A1 (en) * | 2000-11-17 | 2002-05-23 | Crosslink, Inc. | Mobile wireless local area network system for automating fleet operations |
JP3816334B2 (ja) * | 2000-12-22 | 2006-08-30 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 無線リソース割当方法及び基地局 |
US20030153338A1 (en) * | 2001-07-24 | 2003-08-14 | Herz Frederick S. M. | Autoband |
US6885874B2 (en) * | 2001-11-27 | 2005-04-26 | Motorola, Inc. | Group location and route sharing system for communication units in a trunked communication system |
JP3936603B2 (ja) * | 2002-02-28 | 2007-06-27 | クラリオン株式会社 | 無線通信機、送信機並びにそれらの制御方法、制御プログラム及び記録媒体 |
US8014789B2 (en) * | 2002-06-11 | 2011-09-06 | Intelligent Technologies International, Inc. | Monitoring using cellular phones |
JP2004206624A (ja) | 2002-12-26 | 2004-07-22 | Toyota Motor Corp | 車両用運転補助装置 |
JP4108495B2 (ja) * | 2003-01-31 | 2008-06-25 | 松下電器産業株式会社 | 局発見処理方法および無線通信装置 |
JP4193627B2 (ja) | 2003-07-17 | 2008-12-10 | トヨタ自動車株式会社 | 車々間通信装置 |
US6985089B2 (en) * | 2003-10-24 | 2006-01-10 | Palo Alto Reserach Center Inc. | Vehicle-to-vehicle communication protocol |
JP2006094179A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Advanced Telecommunication Research Institute International | 無線装置、それを用いた無線ネットワークシステムおよびそれにおける無線通信方法 |
JP2006209333A (ja) | 2005-01-26 | 2006-08-10 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 危険度判定装置及び通信装置 |
CN1825847B (zh) * | 2005-02-25 | 2010-08-18 | 腾讯科技(深圳)有限公司 | 一种多信息处理系统及其实现方法 |
JP4692051B2 (ja) * | 2005-04-14 | 2011-06-01 | ソニー株式会社 | 無線通信装置,無線通信システム,無線通信方法,およびコンピュータプログラム |
US7720060B2 (en) * | 2006-07-03 | 2010-05-18 | Palo Alto Research Center Incorporated | Information dissemination system having an information layer |
US7848278B2 (en) * | 2006-10-23 | 2010-12-07 | Telcordia Technologies, Inc. | Roadside network unit and method of organizing, managing and maintaining local network using local peer groups as network groups |
-
2008
- 2008-02-05 EP EP08710790A patent/EP2133849A4/en not_active Withdrawn
- 2008-02-05 WO PCT/JP2008/051858 patent/WO2008099716A1/ja active Application Filing
- 2008-02-05 JP JP2008558050A patent/JP4818374B2/ja active Active
- 2008-02-05 US US12/526,841 patent/US8255537B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2008-02-05 CN CN200880005110XA patent/CN101611434B/zh not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006050244A (ja) * | 2004-08-04 | 2006-02-16 | Sharp Corp | 無線通信装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101827013B1 (ko) * | 2012-12-12 | 2018-02-07 | 현대자동차주식회사 | 차량 간 통신에서 신뢰도 향상 방법 및 이러한 방법을 사용하는 장치 |
KR20160009827A (ko) * | 2014-07-17 | 2016-01-27 | 주식회사 만도 | 차량 통신 제어장치 및 방법 |
KR102173999B1 (ko) * | 2014-07-17 | 2020-11-04 | 주식회사 만도 | 차량 통신 제어장치 및 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101611434A (zh) | 2009-12-23 |
US20100049819A1 (en) | 2010-02-25 |
EP2133849A4 (en) | 2013-02-20 |
US8255537B2 (en) | 2012-08-28 |
WO2008099716A1 (ja) | 2008-08-21 |
EP2133849A1 (en) | 2009-12-16 |
JPWO2008099716A1 (ja) | 2010-05-27 |
CN101611434B (zh) | 2012-01-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4818374B2 (ja) | 車両用通信装置 | |
CN107959553B (zh) | 提升蓝牙网络入网速度的方法 | |
US7509394B2 (en) | Method for controlling flow of radius protocol | |
US6233248B1 (en) | User data protocol for internet data communications | |
JP4697490B2 (ja) | 路車間通信システム、基地局装置および移動局装置 | |
EP2753117B1 (en) | Apparatus and method for transmitting and receiving data in NFC | |
US7984492B2 (en) | Methods and apparatus for policy enforcement in a wireless communication system | |
US8681712B2 (en) | Efficient AM RLC re-establishment mechanism | |
US20090073872A1 (en) | Method of operating a mobile radio network | |
US20040081089A1 (en) | Transmitting data on scheduled channels in a centralized network | |
CN106453356B (zh) | 无线网络双边加速传输方法和系统 | |
JP2008227642A (ja) | 再送制御方法、および無線通信システム | |
WO2008004725A1 (en) | Optimized am rlc re-set mechanism | |
RU2701523C1 (ru) | Система и способ обеспечения синхронизации в передачах в режиме без соединения | |
JP2002135357A (ja) | 通信システムにおけるデータ流れの制御方法 | |
EP1422882B1 (en) | System and method of unacknowledged network layer service access point identifier (NSAPI) recovery in sub-network dependent convergence protocol (SNDCP) communication | |
CN109104744A (zh) | 利用wifi管理帧的数据发送、接收以及通信方法 | |
US20040064509A1 (en) | Transmitting data across a contention channel in a centralized network | |
JP7227510B2 (ja) | 無線通信装置、無線通信方法、及び無線通信システム | |
US20040064508A1 (en) | Selecting optimal transmission in a centralized network | |
GB2414637A (en) | Data transmission method using a transmission time threshold | |
WO2008004724A1 (en) | Efficient am rlc re-establishment mechanism | |
CN117440394A (zh) | 一种数据处理方法,网络设备及存储介质 | |
JP2024036463A (ja) | 無線通信装置および無線通信システム | |
KR20090053280A (ko) | 광대역 무선통신 시스템에서 요구되지 않은 메시지에 대한응답 장치 및 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110510 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110706 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110802 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110830 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4818374 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |