JP4810013B2 - X-ray imaging apparatus, X-ray imaging system, and control method of detector control apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、X線撮影技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、医療診断を目的とする放射線撮影である医療用放射線撮影において、(スポット)撮影には、増感紙とX線写真フィルムを組み合わせたX線写真法が用いられている。
【0003】
被検体を透過したX線等の放射線が増感紙に入射すると、増感紙に含まれる蛍光体がこのX線エネルギーを吸収し、蛍光を発する。この発光がX線写真フィルムを感光させ、X線写真フィルム上には放射線画像が形成される。このフィルムを現像・定着処理することによってX線画像を可視化することができる。
【0004】
そして、最近では放射線画像をディジタル的に取り込む手法が種々開発されている。X線に感度を持ち、検出したX線をその強度に応じた電気信号に変換・出力する光電変換素子、あるいはX線のエネルギーを吸収し、それに応じた強度の蛍光を発する蛍光体と、可視光に感度を持ち、その強度に応じた電気信号を出力する光電変換素子の組み合わせからなるX線画像検出器を用いて、X線画像を電気信号に変換し、A/D変換によってディジタル的に取り込む手法等がある。
【0005】
図7はX線撮影システムの一例を示した概略ブロック図である。
【0006】
図7において、1はX線発生装置、2はホストコンピュータ、3は蛍光体、4は光検出器とスイッチング素子からなる光電変換素子を平面状に多数配置した平面検出器、5は平面検出器4を制御する平面検出器制御部、6は被写体を表す。そして、X線撮影装置は蛍光体3、平面検出器4、平面検出器制御5とからなる。
【0007】
X線発生装置1には不図示のX線照射スイッチがあり、X線照射スイッチが押されると、X線照射要求が発生した事を示す信号がホストコンピュータ2に届く。そして、ホストコンピュータ2はX線照射要求が発生した事を平面検出器制御部5に伝える。平面検出器制御部5はX線照射要求が届くと、平面検出器4を初期化し、平面検出器4の初期化が終了するとX線照射許可信号をホストコンピュータ2に伝える。そして、ホストコンピュータ2はX線照射許可信号を受けると、X線照射が許可された事を示す信号をX線発生装置1に伝える。すると、X線発生装置1はX線照射を行う。照射されたX線は被写体6を通過して、蛍光体3によって、入射したX線量に比例した光に変換される。この光は平面検出器4によって電気信号に変換される。平面検出器制御部5がその電気信号を読み取ると同時に、ホストコンピュータ2にX線ディジタル画像を転送する。そして、転送されたX線ディジタル画像はホストコンピュータ2によって画像処理され、不図示の表示装置に撮影したX線ディジタル画像が表示される。
【0008】
図8に1個の光電変換素子の等価回路を示す。以下の例では光電変換素子としてアモルファスシリコンセンサについて説明を加えていくが、光電変換素子は特に限定する必要はなく、例えばその他の固体撮像素子(電荷結合素子など)あるいは光電子倍増管のような素子であってもよい。
【0009】
図8において、1素子の光電変換素子20の構成は光検出器21と電荷の蓄積および読み取りを制御するスイッチング素子22とで構成され、一般にはガラスの基板上に配されたアモルファスシリコン(α−Si)で形成される。
【0010】
光検出器21中のコンデンサ21Cは、この例では単に寄生キャパシタンスを有した光ダイオードでもよいし、光ダイオード21Dと検出器のダイナミックレンジを改良するように追加コンデンサ21Cを並列に含んでいる光検出器と捉えても良い。そしてこの光検出器21にX線を照射すると、光ダイオード21DでX線量に応じた電荷発生し、発生した電荷はコンデンサ21Cに蓄積される。
【0011】
ダイオード21DのアノードAはリフレッシュ制御回路23に接続されている。リフレッシュ制御回路23は通常電圧Vsのバイアス電圧を出力しているが、一時的にリフレッシュ電圧Vrを出力してコンデンサ21を初期化する事ができる。
【0012】
また、カソードKはコンデンサ21Cに蓄積された電荷を読み出すための制御自在なスイッチング素子22に接続されている。この例では、スイッチング素子22はダイオード21DのカソードKと電荷読み出し用増幅器25との間に接続された薄膜トランジスタである。
【0013】
そして、スイッチング素子22のゲートGにはゲート制御回路24が接続されており、ゲート制御回路24がゲート信号Vgを出力する事によりコンデンサ21Cに蓄積された電荷を読み出す。読み出された電荷は増幅器25によって増幅され、サンプルホールド回路26を通して、A/D変換回路27によってA/D変換が行われ、コンデンサ21Cに蓄積された電荷がディジタル化される。
【0014】
次に、1個の光電変換素子20の初期化処理を図9を用いて説明する。
【0015】
図9において、リフレッシュ信号はリフレッシュ制御回路23の出力信号、ゲート信号はゲート制御回路24の出力信号、暗電流はコンデンサ21Cに流れる電流を示している。通常リフレッシュ信号の電圧はバイアス電圧Vs、ゲート信号の電圧は0Vになっており、また暗電流は殆ど流れない。
【0016】
この状態でコンデンサ21Cを初期化するために、時刻T1においてリフレッシュ電圧Vrを出力する。リフレッシュ信号がリフレッシュ電圧Vrになるとマイナスの暗電流が流れ、コンデンサ21Cに蓄積された電荷が掃き出される。そして、リフレッシュ信号がリフレッシュ電圧Vrになっている時間(時刻T1から時刻T2までの時間)は、コンデンサ21Cに蓄積された電荷が十分に小さくなるように予め決められている。
【0017】
次に、時刻T2においてリフレッシュ信号の電圧をバイアス電圧Vsにする。以下では、リフレッシュ制御回路23が一時的にリフレッシュ信号を出力してその電圧がVrになり、コンデンサ21Cを初期化する動作をリフレッシュと称する。また、バイアス電圧Vsに切り替えた直後に、多大なプラスの暗電流が発生し、それがコンデンサ21Cに電荷として蓄積される。そして、X線撮影画像に対するノイズは暗電流によって蓄積された電荷の平方根に比例する事が知られている。
【0018】
そこで、リフレッシュ処理を行った後は、時刻T3にゲート制御回路24は一時的にゲート信号Vgを出力する。その結果、コンデンサ21Cに蓄積された電荷が掃き出される。
【0019】
また、時刻T3は暗電流が十分小さくなる様に予め決められている。以下では、ゲート制御回路24が一時的にゲート信号Vgを出力して暗電流によりコンデンサ21Cに蓄積された電荷を掃き出す動作を空読みと称する。次に、コンデンサ21Cに蓄積された電荷が十分掃き出されると、時刻T5においてゲート信号を0Vとする。そして、ゲート信号がゲート電圧Vgになっている時間(時刻T3から時刻T5までの時間)はコンデンサ21Cに蓄積された電荷が十分に小さくなるように予め決められている。
【0020】
しかし、空読みをおこなっても、僅かな暗電流が流れつづけるために、コンデンサ21Cには徐々に電荷が蓄積されていく。そのため、リフレッシュ処理と空読み処理からなる光電変換素子20の初期化処理は定期的に繰り返す。また、同様の理由により、X線撮影直前にも光電変換素子20の初期化処理を行う。
【0021】
図10は平面検出器4と平面検出器制御部5の一例を示すブロック図である。
【0022】
図10において、7は平面検出器4からX線ディジタル画像を読み出すためのCPUであり、リフレッシュ制御回路8、行アドレス選択回路9、列アドレス選択回路10が接続されている。そして、CPU7はそれぞれの回路を制御する事が出来る。また、CPU7は不図示のホストコンピュータ2と接続され、平面検出器4から読み出したX線ディジタル画像をホストコンピュータ2に転送できる。
【0023】
平面検出器4は図8に示した光電変換素子20を平面に多数配置したものであるが、図10においては説明を簡単にするために、行方向に2つ、列方向に2つの光電変換素子20を平面状に配置している。
【0024】
前述したように1画素の光電変換素子20は光検出部21とスイッチングTFT22とで構成される。そして、光検出部21(1、1)〜光検出部21(2、2)は前述した光検出部21に対応するものであり、光検出部21のカソード側をK、アノード側をAとして表している。また、TFT22(1、1)〜TFT22(2、2)はスイッチングTFT22に対応するものであり、TFTのソース電極をS、ゲート電極をG、ドレイン電極をDとして表している。
【0025】
各行のTFT22のゲート電極Gは行アドレス選択回路9と接続されており、行アドレス選択回路9は前述したゲート制御回路24とスイッチSWr1〜2とからなっている。
【0026】
各列のTFT22のドレイン電極Dは列アドレス選択回路10と接続されており、列アドレス選択回路10は増幅器25、サンプルホールド回路26、スイッチSWc1〜2からなっている。
【0027】
また、光検出部21のアノード側は全てリフレッシュ制御回路8に接続されており、通常リフレッシュ制御回路8は電圧Vsのバイアス電圧を出力しており、リフレッシュ信号として出力する時にはリフレッシュ電圧Vrを出力する。そして、リフレッシュ制御回路8は図8に示したリフレッシュ制御回路23と同じものである。
【0028】
次に、図10に示した構成において、図11に示す複数の光電変換素子20の初期化処理について説明する。
【0029】
図11において、リフレッシュ信号はリフレッシュ制御回路8の出力信号、ゲート信号はゲート制御回路24の出力信号、SWr1〜2は行アドレス選択回路9の中のスイッチSWr1〜2を示している。通常、リフレッシュ信号の電圧はバイアス電圧Vs、ゲート信号の電圧は0V、SWr1〜2はOFF状態となっている。従って、全ての光検出部21(1、1)〜光検出部21(2、2)のアノード側Aはバイアス電圧Vs、全てのTFT22(1、1)〜TFT22(2、2)のゲート電極Gは0Vになっている。
【0030】
この状態で全ての光検出部21を初期化するために時刻T1においてリフレッシュ電圧Vrを出力する。リフレッシュ信号がリフレッシュ電圧Vrになると、マイナスの暗電流が流れ、光検出部21の中のコンデンサ21Cに蓄積された電荷が掃き出される。次に、時刻T2においてリフレッシュ信号の電圧をバイアス電圧Vsにする。そして、バイアス電圧Vsに切り替えた直後に、多大なプラスの暗電流が発生し、それが光検出部21の中のコンデンサ21Cに電荷として蓄積される。そこで、リフレッシュ処理を行った後は、時刻T3においてゲート制御回路24が一時的にゲート信号Vgを出力し、スイッチSWr1をONにする。すると、1行目のTFT22(1、1)〜TFT22(1、2)のゲート電極Gの電圧はVgとなり、1行目の光検出部21の中のコンデンサ21Cに蓄積された電荷が掃き出される。次に、時刻T4においてスイッチSWr1をOFFにし、スイッチSWr2をONにする。すると、1行目のTFT22(1、1)〜TFT22(1、2)のゲート電極Gの電圧は0Vとなり、2行目のTFT22(2、1)〜TFT22(2、2)のゲート電極Gの電圧はVgとなるために、2行目の光検出部21の中のコンデンサ21Cに蓄積された電荷が掃き出される。
【0031】
次に、時刻T5においてゲート信号を0V、スイッチSWr2をOFFとすると、全てのTFT22(1、1)〜TFT22(2、2)のゲート電極Gは0Vになり、初期化処理を終了する。時刻T1から時刻T5までが初期化処理となる。
【0032】
次に、光電変換素子20の初期化処理とX線撮影との関係を図12に示す。図12に示すように、X線撮影を行わない場合は、リフレッシュと空読み(初期化処理)をTI間隔で定期的に繰り返している。そして図12は、時刻T1の時(リフレッシュと空読みを行っているとき以外のタイミング)にX線発生装置1のX線照射スイッチが押され、X線照射要求がホストコンピュータ2を経由して平面検出器制御部5に届いた場合を示している。X線照射要求が発生すると、このX線照射要求をうけたホストコンピュータ2はX線照射要求信号をLowにする。
【0033】
X線照射要求信号がLowになると、再びリフレッシュと空読みを行い、それが終わると平面検出器制御部5は時刻T5でX線照射許可信号を出力する。つまり、X線照射許可信号をLowにする。X線照射許可信号がLowになった時に、X線照射を許可する。ここで、X線照射要求信号がLowになってからX線照射許可信号がLowになるまでの時間は曝射ディレイ時間と呼ばれ、図12においてはTD1で示している。
【0034】
X線照射許可信号がホストコンピュータ2を経由してX線発生装置1に届くと、X線発生装置1は図12に示すようにX線を照射する。そして、X線発生装置1がX線を照射すると、照射されたX線は被写体6を通過して、蛍光体3によって入射したX線量に比例した光に変換され、その光に応じた電荷がコンデンサ21Cに電荷が蓄積される。
【0035】
X線の照射が終了すると、時刻T6においてホストコンピュータ2はX線照射許可信号をHighにしてX線発生装置1に出力する。X線照射許可信号がHighになると、X線照射要求信号がHighになる。
【0036】
また、X線の照射が終了すると、時刻T6でゲート信号をVg、スイッチSWr1をONにする。すると、図10に示した1行目のTFT22(1、1)〜TFT22(1、2)のゲート電極Gの電圧はVgとなり、1行目の光検出部21の中のコンデンサ21Cに蓄積された電荷が読み出され、増幅器25、サンプルホールド回路26を通って読み出された信号がホールドされる。そして、時刻T6でスイッチSWc1をONとすると、1行1列目の光検出部21のホールドされた信号がA/D変換回路27によってディジタル化され、その値がホストコンピュータ2に転送される。また、時刻T7において、スイッチSWc1をOFF、スイッチSWc2をONすると、1行2列目の光検出部21のホールドされた信号がA/D変換回路27によってディジタル化され、その値がホストコンピュータ2に転送される。
【0037】
次に、時刻T8において、スイッチSWr1をOFF、スイッチSWr2をONにすると、図10に示した2行目のTFT22(2、1)〜TFT22(2、2)のゲート電極Gの電圧はVgとなり、2行目の光検出部21の中のコンデンサ21Cに蓄積された電荷が読み出され、増幅器25、サンプルホールド回路26を通って読み出された信号がホールドされる。そして、時刻T8でスイッチSWc1をONとすると、2行1列目の光検出部21のホールドされた信号がA/D変換回路27によってディジタル化され、その値がホストコンピュータ2に転送される。また、時刻T9において、スイッチSWc1をOFF、スイッチSWc2をONにすると、2行2列目の光検出部21のホールドされた信号がA/D変換回路27によってディジタル化され、その値がホストコンピュータ2に転送される。
【0038】
そして、平面検出器4に蓄積された全ての電荷がホストコンピュータ2に転送されると、時刻T10において、ゲート信号を0V、SWr1、SWr2をOFF、SWc1、SWc2をOFFにする。以下では、ゲート信号をVg、SWr1、SWr2を一時的にON、SWc1、SWc2を一時的にONして平面検出器4に蓄積された全ての電荷を読み出す事を本読みと称する。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来例では図12に示した様に、初期化処理以外の時にX線照射スイッチが押され、X線照射要求信号がLowになった場合には直ちにリフレッシュ処理と空読みを行っていた。
【0040】
しかし、初期化処理中にX線照射スイッチが押され、X線照射要求信号がLowになった場合には、現在行っている初期化処理を中断し、再度はじめから初期化処理を行っていた。X線照射要求が発生した時に、初期化処理を中断して、直ちにリフレッシュを行うと、暗電流が流れてしまう。その結果、コンデンサ21Cには多くの電荷が蓄積され、その後空読みを行っても一部の電荷が残った状態になってしまう。そして、X線撮影画像に対するノイズは暗電流によって蓄積された電荷の平方根に比例する事が知られているために、この状態でX線を照射するとX線撮影画像のノイズが大きくなってしまうという問題があった。
【0041】
本発明は以上の問題に鑑みて成されたものであり、検出器の初期化中にX線の照射要求を受けても、X線撮影画像中のノイズを増やさないことを目的とする。
【0042】
また、X線の照射要求を受けてからX線撮影を許可するまでの時間をより短くすることが望ましい。従って、本発明は、検出器の初期化中にX線の照射要求を受けてた場合は、曝射ディレイ時間を短くすることを目的とする。
【0043】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、例えば本発明のX線撮影装置は以下の構成を備える。
【0044】
すなわち、X線発生装置が発するX線を検出する検出器と、
前記検出器の初期化処理中にX線照射を要求する信号を受信した場合、該初期化処理の開始から該信号を受信するまでの時間が、該初期化処理の終了した時点から経過することに応じてX線照射を許可する信号を発する制御手段と
を有することを特徴とする。
【0047】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して、本発明を好適な実施形態に従って詳細に説明する。
【0048】
[第1の実施形態]
本実施形態では、蛍光体と光電変換素子とを組み合わせたX線撮影装置を含むX線撮影システムと、その処理について以下説明する。本実施形態のX線撮影システムの構成は図7に示した構成と同じものとする。また、本実施形態の平面検出器4と平面検出器制御部5は、図10に示した平面検出器4と平面検出器制御部5と同じであるために説明を省略する。
【0049】
図13に本実施形態で用いるホストコンピュータ2の基本構成を示す。
【0050】
1301はCPUで、RAM1302やROM1303に記憶されたプログラムやデータを用いてホストコンピュータ2全体の制御を行うと共に、X線撮影装置1、平面検出器制御部5との信号の送受信制御を行う。
【0051】
1302はRAMで、外部記憶装置1304や記憶媒体ドライブ1309からロードされたプログラムやデータを一時的に記憶するエリアを備えると共に、CPU1301が各処理を実行する際に一時的に使用するワークエリアも備える。
【0052】
1303はROMで、ホストコンピュータ2のブートプログラムや設定データ、全体の制御プログラムやデータなどを格納する。
【0053】
1304はハードディスクなどの外部記憶装置で、記憶媒体ドライブ1309からインストールされたプログラムやデータなどを保存する。また、ワークエリアのサイズがRAM1302のサイズを超えた場合に、越えた分のエリアをファイルとして提供することもできる。
【0054】
1305,1306は夫々キーボード、マウスで、ポインティングデバイスとして機能し、各種の指示をホストコンピュータ2に入力することができる。
【0055】
1307は表示装置で、CRTや液晶画面などにより構成されており、文字情報、画像情報として例えばシステムメッセージなどを表示することができる。
【0056】
1308はインターフェース(I/F)で、インターネット、LAN等のネットワークや外部機器との接続を行うことができる。なお、I/Fの数は同図では1つであるがこれに限定されるものではなく、複数設けることができ、本実施形態では夫々のI/Fを用いてX線撮影装置、平面検出器制御部5と接続することができ、夫々の機器と信号の送受信を行うことができる。
【0057】
1309は記憶媒体ドライブで、CD−ROMドライブやDVDドライブ、フロッピーディスクドライブ等により構成されており、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶媒体からプログラムやデータなどをロードすることができる。
【0058】
1310は上述の各部を繋ぐバスである。
【0059】
光電変換素子20の初期化処理中にX線照射要求が発生した場合の初期化処理とX線撮影との関係を図1に示す。図1に示す様に、X線撮影を行わない場合は、リフレッシュと空読み(初期化処理)をTI間隔で定期的に繰り返している。
【0060】
そして図1は、空読み中の時刻TXにX線発生装置1のX線照射スイッチが押され、X線照射要求がホストコンピュータ2を経由して平面検出器制御部5に届いた場合を示している。X線照射要求が発生すると、このX線照射要求をうけたホストコンピュータ2はX線照射要求信号をLowにする。X線照射要求信号がLowになると、このX線照射要求信号をうけた平面検出器制御部5はリフレッシュ処理を開始した時刻T1からX線照射要求信号がLowになるまでの時間TWをCPU7内に設けられたメモリ(図14参照)に記憶する。なお、このメモリはCPU7内に設けることに限定されるものではなく、CPU7の外部に設けてもよい。
【0061】
そして、時刻T5でゲート信号を0Vにして空読みが終了すると、記憶した時間TWだけ待つ。時間TWの待ちが終了すると、平面検出器制御部5は時刻T11でX線照射許可信号をLowにする。
【0062】
ここで、初期化処理が終わった後に平面検出器制御部5のCPU7は上述のメモリに記憶されたTWを読み出し、時間TWだけ待つ(ウェイト処理)。その結果、初期化処理に要する時間TD1と、X線照射要求信号がLowになってからX線照射許可信号をLowにするまでの時間TD1は等しくなる。その結果、曝射ディレイ時間は常に一定時間TD1となる。
【0063】
X線照射許可信号がLowになると、この信号はホストコンピュータ2を経由してX線発生装置1に届き、X線発生装置は図1に示すようにX線を照射する。X線発生装置1がX線を照射すると、照射されたX線は被写体6を通過して蛍光体3よって入射したX線量に比例した光に変換され、その光に応じた電荷がコンデンサ21Cに電荷が蓄積される。
【0064】
X線の照射が終了すると、平面検出器制御部5は時刻T6においてX線照射許可信号をHighにする。X線照射許可信号がHighになると、この信号はホストコンピュータ2を経由してX線発生装置1に届き、X線発生装置1はX線照射要求信号をHighにする。
【0065】
また、X線の照射が終了すると、時刻T6でゲート信号をVg、スイッチSWr1をONにする。すると、図10に示した1行目のTFT22(1、1)〜TFT22(1、2)のゲート電極Gの電圧はVgとなり、1行目の光検出部21の中のコンデンサ21Cに蓄積された電荷が読み出される。そして読み出された電荷は、増幅器25、サンプルホールド回路26を通ってホールドされる。そして、時刻T6でスイッチSWc1をONにすると、1行1列目の光検出部21のホールドされた信号がA/D変換回路27によってディジタル化され、その値がホストコンピュータに転送される。また、時刻T7において、スイッチSWc1をOFF、スイッチSWc2をONにすると、1行2列目の光検出部21のホールドされた信号がA/D変換回路27によってディジタル化され、その値がホストコンピュータ2に転送される。
【0066】
次に、時刻T8において、スイッチSWr1をOFF、スイッチSWr2をONにすると、図10に示した2行目のTFT22(2、1)〜TFT22(2、2)のゲート電極Gの電圧はVgとなり、2行目の光検出部21の中のコンデンサ21Cに蓄積された電荷が読み出される。そして読み出された電荷は、増幅器25、サンプルホールド回路26を通ってホールドされる。そして、時刻T8でスイッチSWc1をONにすると、2行1列目の光検出部21のホールドされた信号がA/D変換回路27によってディジタル化され、その値がホストコンピュータ2に転送される。また、時刻T9において、スイッチSWc1をOFF、スイッチSWc2をONにすると、2行2列目の光検出部21のホールドされた信号がA/D変換回路27によってディジタル化され、その値がホストコンピュータ2に転送される。
【0067】
そして、平面検出器4に蓄積された全ての電荷がホストコンピュータ2に転送されると、時刻T10において、ゲート信号を0V、SWr1、SWr2をOFF、SWc1、SWc2をOFFにする。
【0068】
光電変換素子20の初期化処理以外の時にX線照射要求が発生した場合は、既に説明した図12に示した処理と同じ処理を行う。そのため、光電変換素子20の初期化処理以外の時にX線照射要求が発生した場合の説明は省略する。
【0069】
次に、本実施形態のX線撮影方法のフローチャートを図2、図3に示す。図2はX線撮影方法のメインルーチンであり、図3は初期化処理のサブルーチンである。
【0070】
図2において、タイマー(TM)の値を0に初期化する(ステップS201)。このタイマーはハードウェアタイマーであり、例えばCPU7が内蔵するハードウェアタイマーでもよいし、CPUの外部にハードウェアタイマーをつけてもよい。そして、このタイマーは自動的に一定時間毎(例えば1ms毎)にカウントアップする。
【0071】
そして、光電変換素子20の初期化処理を行う(ステップS202)。初期化処理はサブルーチンになっている。初期化処理のサブルーチンについては、後で詳細に説明する。
【0072】
次に、XFLGが1か否かを判定する(ステップS203)。XFLGはステップS202の初期化処理中にX線照射要求信号がLowになった場合に1となり、ステップS202の初期化処理中にX線照射要求信号がLowにならなければ0である。ステップS203において、XFLGが1でない場合は、処理をステップS204に進め、X線照射要求信号の立下りを検出したか否かを判定する(ステップS204)。ステップS204において、X線照射要求信号の立下り(X線照射要求信号がLowになる)を検出した場合は処理をステップS206に進め、X線照射要求信号の立下りを検出しない場合はタイマー(TM)の値と初期化処理間隔TIとを比較する(ステップS205)。比較処理の結果、TMが初期化処理間隔TIよりも小さい場合は、ステップS204とステップS205とを繰り返す。ここで、TIは図1に示した初期化処理の間隔を示す。ステップS205において、TMがTI以上になった場合は、処理をステップS201に進め、ステップS201からステップS205までの処理を繰り返す。
【0073】
また、ステップS203において、XFLGが1の場合は、タイマー(TT)の値を0に初期化する(ステップS211)。このタイマーはハードウェアタイマーであり、例えばCPU7が内蔵するハードウェアタイマーでもよいし、CPUの外部にハードウェアタイマーをつけてもよい。そして、このタイマーは自動的に一定時間毎(例えば1ms毎)にカウントアップする。そして、タイマー(TT)の値とTWの値とを比較し(ステップS212)、TTの方が小さい場合はステップS212の処理を繰り返す。ステップS212において、TTがTW以上になった場合は、処理をステップS207に進める。ここで、TWはステップS202における初期化処理のサブルーチンで設定され、初期化処理を開始してからX線照射要求信号がLowになるまでの時間である。
【0074】
次に、ステップS204において、X線照射要求信号がLowになった場合は、直ちに光電変換素子20の初期化処理を行う(ステップS206)。初期化処理が終わると、X線照射許可信号をLowにする(ステップS207)。すると、X線発生装置はX線を照射して、X線撮影を行う(ステップS208)。その後、X線照射許可信号をHighにし(ステップS209)、撮影したX線画像を読み込むために本読みを行う(ステップS210)。そして、本読みを終了すると、処理をステップS201に進め、上述の処理を繰り返す。また、本読みを行うと、撮影されたX線ディジタル画像がホストコンピュータに転送され、画像処理等を経てX線ディジタル画像が表示装置に表示される。
【0075】
次に、図3を用いてステップS202の初期化処理のサブルーチンを説明する。
【0076】
最初に、タイマー(TS)の値とXFLGの値を0に初期化する(ステップS301)。このタイマーはハードウェアタイマーであり、例えばCPU7が内蔵するハードウェアタイマーでもよいし、CPUの外部にハードウェアタイマーをつけてもよい。そして、このタイマーは自動的に一定時間毎(例えば1ms毎)にカウントアップする。また、XFLGは初期化処理中にX線照射要求信号の立下り(X線照射要求信号がLowになる)を検知したか否かを示すフラグである。
【0077】
その後、リフレッシュ信号をVrにし(ステップS302)、X線照射要求信号の立下りを検出したか否かを判定する(ステップS303)。X線照射要求信号の立下りを検出しない場合はタイマー(TS)の値とリフレッシュ時間T2とを比較し(S4)、TSがリフレッシュ時間T2よりも小さい場合はステップS303とステップS304とを繰り返す。ここで、図1において、T1の時刻を0とすると、T2はリフレッシュ信号をVrにしている時間である。また、ステップS303において、X線照射要求信号の立下りを検出した場合はステップS317に処理を進め、タイマー(TS)の値を変数TWに保存し、XFLGを1に設定する。従って、TWは初期化処理を開始してからX線照射要求信号の立下りを検出するまでの時間を示す。
【0078】
次に、ステップS304において、TSがT2以上になった場合は処理をステップS305に進め、リフレッシュ信号をVsにする(ステップS305)。
【0079】
その後、X線照射要求信号の立下りを検出したか否かを判定する(ステップS306)。X線照射要求信号の立下りを検出した場合は処理をステップS318に進める。一方、X線照射要求信号の立下りを検出しない場合はタイマー(TS)の値と空読みの開始時刻T3とを比較し(ステップS307)、TSが空読みの開始時刻T3よりも小さい場合はステップS306とステップS307とを繰り返す。ここで、T3は図1に示した様に空読みを開始する時刻である。また、ステップS306において、X線照射要求信号の立下りを検出した場合は処理をステップS318に進め、タイマー(TS)の値を変数TWに保存し、XFLGを1に設定する。
【0080】
ステップS307において、TSがT3以上になった場合は、ゲート信号をVgにし(ステップS308)、変数nの値を1とする(ステップS309)。次に、n=1であるので、スイッチSWr1をONにし(ステップS310)、X線照射要求信号の立下りを検出したか否かを判定する(ステップS311)。X線照射要求信号の立下りを検出した場合は処理をステップS319に進める。一方、X線照射要求信号の立下りを検出しない場合はタイマー(TS)の値とn=1であるので時刻T4とを比較し(ステップS312)、TSがT4よりも小さい場合はステップS311とステップS312とを繰り返す。ここで、T4は図1に示した様にONにしているSWr1をOFFにする時刻である。また、ステップS311において、X線照射要求信号の立下りを検出した場合は処理をステップS319に進め、タイマー(TS)の値をTWに保存し、XFLGを1に設定する。
【0081】
ステップS312において、TSがT4以上になった場合は処理をステップS313に進め、スイッチSWr1をOFFにする(ステップS313)。その後、変数nの値を1増加し(ステップS314)、変数nが2以下であるか否かを判定する(ステップS315)。本実施形態では図10に示したように光電変換素子を行方向に2つ、列方向に2つ設けたので、ステップS315では変数nが2以下であるか否かの判定を行うが、例えば同素子を行方向、列方向に夫々3つ設けた場合にはステップS315では変数nが3以下であるか否かの判定を行う。
【0082】
変数nが2以下の場合は処理をステップS310に進め、今度はn=2であるので、スイッチSWr2をONにし、ステップS310からステップS315までの処理を繰り返す。ステップS315において、変数nが2より大きくなった場合はステップS316でゲート信号を0Vにして、サブルーチンを終了する。
【0083】
この様に、初期化処理のサブルーチンでは、X線照射要求信号の立下りを検出した場合はタイマー(TS)の値をTWに保存し、XFLGを1に設定する。
【0084】
[第2の実施形態]
本実施形態では、曝射ディレイ時間をより短くするX線撮影システムとその処理について以下説明する。光電変換素子20の初期化処理中にX線照射要求が発生した場合の初期化処理とX線撮影との関係を図4に示す。
【0085】
図4に示す様に、X線撮影を行わない場合は、リフレッシュと空読みをTI間隔で定期的に繰り返している。
【0086】
そして、図4においては、図1に示した場合と同じ様に空読み中の時刻TXの時にX線発生装置1のX線照射スイッチが押され、X線照射要求がホストコンピュータ2を経由して平面検出器制御部5に届いた場合を示している。X線照射要求が発生すると、このX線照射要求信号を受けたホストコンピュータ2はX線照射要求信号をLowにする。
【0087】
そして、時間T5でゲート信号を0Vにして空読みが終了すると、平面検出器制御部5は直ちにX線照射許可信号をLowにする。
【0088】
その結果、初期化処理が終わった後、平面検出器制御部5が直ちにX線照射許可信号をLowにすることにより、X線照射要求信号がLowになってからX線照射許可信号をLowにするまでの時間(曝射ディレイ時間)TD2を、例えば第1の実施形態で示した方法よりも短くする事ができる。
【0089】
X線照射許可信号がLowになると、この信号はホストコンピュータ2を経由してX線発生装置1に届き、X線発生装置1は図4に示すようにX線を照射する。X線発生装置1がX線を照射すると、照射されたX線は被写体6を通過して蛍光体3よって、入射したX線量に比例した光に変換され、その光に応じた電荷がコンデンサ21Cに電荷が蓄積される。
【0090】
X線の照射が終了すると、平面検出器制御部5は時刻T6においてX線照射許可信号をHighにする。X線照射許可信号がHighになると、この信号はホストコンピュータ2を経由してX線発生装置1に届く。そしてX線発生装置1はX線照射要求信号をHighにする。
【0091】
また、X線の照射が終了すると、時刻T6でゲート信号をVg、スイッチSWr1をONにする。すると、図10に示した1行目のTFT22(1、1)〜TFT22(1、2)のゲート電極Gの電圧はVgとなり、1行目の光検出部21の中のコンデンサ21Cに蓄積された電荷が読み出される。そして読み出された電荷は、増幅器25、サンプルホールド回路26を通ってホールドされる。そして、時刻T6でスイッチSWc1をONにすると、1行1列目の光検出部21のホールドされた信号がA/D変換回路27によってディジタル化され、その値がホストコンピュータに転送される。また、時刻T7において、スイッチSWc1をOFF、スイッチSWc2をONにすると、1行2列目の光検出部21のホールドされた信号がA/D変換回路27によってディジタル化され、その値がホストコンピュータ2に転送される。
【0092】
次に、時刻T8において、スイッチSWr1をOFF、スイッチSWr2をONにすると、図10に示した2行目のTFT22(2、1)〜TFT22(2、2)のゲート電極Gの電圧はVgとなり、2行目の光検出部21の中のコンデンサ21Cに蓄積された電荷が読み出される。そして読み出された電荷は、増幅器25、サンプルホールド回路26を通ってホールドされる。そして、時刻T8でスイッチSWc1をONにすると、2行1列目の光検出部21のホールドされた信号がA/D変換回路27によってディジタル化され、その値がホストコンピュータ2に転送される。また、時刻T9において、スイッチSWc1をOFF、スイッチSWc2をONにすると、2行2列目の光検出部21のホールドされた信号がA/D変換回路27によってディジタル化され、その値がホストコンピュータ2に転送される。
【0093】
そして、平面検出器4に蓄積された全ての電荷がホストコンピュータ2に転送されると、時刻T10において、ゲート信号を0V、SWr1、SWr2をOFF、SWc1、SWc2をOFFにする。
【0094】
光電変換素子20の初期化処理以外の時にX線照射要求が発生した場合は、既に説明した図12に示した処理と同じ処理を行う。そのため、光電変換素子20の初期化処理以外の時にX線照射要求が発生した場合の説明は省略する。
【0095】
従って、本実施形態によれば、初期化処理以外の時にX線照射要求が発生した場合の曝射ディレイはTD1、初期化処理中にX線照射要求が発生した場合の曝射ディレイはTD2となり、TD2はTD1以下であるために、曝射ディレイは最大でもTD1となる。その結果、初期化処理中にX線照射要求が発生した場合に、曝射ディレイ時間を例えば第1の実施形態よりも短くすることができる。
【0096】
次に、本実施形態のX線撮影方法のフローチャートを図5、図6に示す。図5はX線撮影方法のメインルーチンであり、図6は初期化処理のサブルーチンである。
【0097】
図5において、タイマー(TM)の値を0に初期化する(ステップS501)。このタイマーはハードウェアタイマーであり、例えばCPU7が内蔵するハードウェアタイマーでもよいし、CPUの外部にハードウェアタイマーをつけてもよい。そして、このタイマーは自動的に一定時間毎(例えば1ms毎)にカウントアップする。
【0098】
そして、光電変換素子20の初期化処理を行う(ステップS502)。初期化処理はサブルーチンになっている。初期化処理のサブルーチンについては、後で詳細に説明する。
【0099】
次に、XFLGが1か否かを判定する(ステップS503)。XFLGはステップS502における初期化処理中にX線照射要求信号がLowになった場合に1となり、ステップS502の初期化処理中にX線照射要求信号がLowにならなければ0である。ステップS503において、XFLGが1でない場合は、X線照射要求信号の立下りを検出したか否かを判定する(ステップS504)。ステップS504において、X線照射要求信号の立下りを検出した場合は処理をステップS506に進める。一方、X線照射要求信号の立下りを検出しない場合はタイマー(TM)の値と初期化処理間隔TIとを比較する(ステップS505)。TMがTIよりも小さい場合は、ステップS504とステップS505とを繰り返す。ここで、TIは図4に示した初期化処理の間隔を示す。ステップS505において、TMがTI以上になった場合は、処理をステップS501に進め、ステップS501からステップS505までの処理を繰り返す。
【0100】
またステップS503において、XFLGが1の場合は処理をステップS507に進め、X線照射許可信号をLowにする(ステップS507)。従って、ステップS502の初期化処理中にX線照射要求信号がLowになった場合はステップS506の初期化処理を行わない。
【0101】
次に、ステップS504において、X線照射要求信号がLowになった場合は、処理をステップS506に進め、直ちに光電変換素子20の初期化処理を行う(ステップS506)。初期化処理が終わると、X線照射許可信号をLowにする(ステップS507)。すると、X線発生装置1はX線を照射して、X線撮影を行う(ステップS508)。その後、X線照射許可信号をHighにし(ステップS509)、撮影したX線画像を読み込むために本読みを行う(ステップS510)。そして、本読みを行うと、処理をステップS501に進め、上述の処理を繰り返す。また、本読みを行うと、撮影されたX線ディジタル画像がホストコンピュータ2に転送され、画像処理等を経てX線ディジタル画像が表示装置に表示される。
【0102】
次に、図6を用いてステップS502における初期化処理のサブルーチンを説明する。
【0103】
最初に、タイマー(TS)の値とXFLGの値を0に初期化する(ステップS601)。このタイマーはハードウェアタイマーであり、例えばCPU7が内蔵するハードウェアタイマーでもよいし、CPUの外部にハードウェアタイマーをつけてもよい。そして、このタイマーは自動的に一定時間毎(例えば1ms毎)にカウントアップする。また、XFLGは初期化処理中にX線照射要求信号の立下りを検知したか否かを示すフラグである。
【0104】
その後、リフレッシュ信号をVrにし(ステップS602)、X線照射要求信号の立下りを検出したか否かを判定する(ステップS603)。X線照射要求信号の立下りを検出しない場合はタイマー(TS)の値とリフレッシュ時間T2とを比較し(ステップS604)、TSがリフレッシュ時間T2よりも小さい場合はステップS603とステップS604とを繰り返す。ここで、図1において、T1の時刻を0とすると、T2はリフレッシュ信号をVrにしている時間である。また、ステップS603においてX線照射要求信号の立下りを検出した場合は処理をステップS617に進め、XFLGを1に設定する。次にステップS604において、TSがT2以上になった場合は処理をステップS605に進め、リフレッシュ信号をVsにする(ステップS605)。
【0105】
その後、X線照射要求信号の立下りを検出したか否かを判定する(ステップS606)。X線照射要求信号の立下りを検出した場合は処理をステップS618に進める。一方、X線照射要求信号の立下りを検出しない場合はタイマー(TS)の値と空読みの開始時刻T3とを比較し(ステップS607)、TSが空読みの開始時刻T3よりも小さい場合はステップS606とステップS607とを繰り返す。ここで、T3は図4に示した様に空読みを開始する時刻である。また、ステップS606において、X線照射要求信号の立下りを検出した場合は処理をステップS618に進め、XFLGを1に設定する。
【0106】
ステップS607において、TSがT3以上になった場合は、ゲート信号をVgにし(ステップS608)、変数nの値を1とする(ステップS609)。次に、n=1であるので、スイッチSWr1をONにし(ステップS610)、X線照射要求信号の立下りを検出したか否かを判定する(ステップS611)。X線照射要求信号の立下りを検出した場合は処理をステップS619に進める。一方、X線照射要求信号の立下りを検出しない場合はタイマー(TS)の値とn=1であるので時刻T4とを比較し(ステップS612)、TSがT4よりも小さい場合はステップS611とステップS612とを繰り返す。ここで、T4は図4に示した様にONにしているSWr1をOFFにする時間である。また、ステップS611において、X線照射要求信号の立下りを検出した場合は処理をステップS619に進め、XFLGを1に設定する。
【0107】
ステップS612において、TSがT4以上になった場合は処理をステップS613に進め、スイッチSWr1をOFFにする(ステップS613)。その後、変数nの値を1増加し(ステップS614)、変数nが2以下であるか否かを判定する(ステップS615)。本実施形態では図10に示したように光電変換素子を行方向に2つ、列方向に2つ設けたので、ステップS615では変数nが2以下であるか否かの判定を行うが、例えば同素子を行方向、列方向に夫々3つ設けた場合にはステップS615では変数nが3以下であるか否かの判定を行う。
【0108】
変数nが2以下の場合は処理をステップS610に進め、今度はn=2であるので、スイッチSWr2をONにしてステップS610からステップS615までの処理を繰り返す。ステップS615において、変数nが2より大きくなった場合はステップS616でゲート信号を0Vにして、サブルーチンを終了する。
【0109】
この様に、初期化処理のサブルーチンでは、X線照射要求信号の立下りを検出した場合はXFLGを1に設定する。
【0110】
本実施形態では、初期化処理は1回のリフレッシュと1回の空読みからなるとしているが、これに限定されるものではなく、例えば1回のリフレッシュと複数回の空読みでもよい。
【0111】
また、光電変換装置4は2行2列の光電変換素子が平面に配置したものとして説明しているが、これに限定されるものではなく、実際には行方向が1000〜4000、列方向は1000〜4000からなる場合が多い。ただし、これに限定されるものではなく、もっと少なくても多くてもよい。
【0112】
また、本実施形態では行アドレス選択回路9はゲート制御回路24とスイッチSWr1〜2とからなるとしているが、これに限定されるものではなく、行方向の光電変換素子20を選択できればよい。
【0113】
また、本実施形態では列アドレス選択回路10は増幅器25、サンプルホールド回路26、スイッチSWc1〜2とからなるとしているが、これに限定されるものではなく、列方向の光電変換素子20を選択できればよい。
【0114】
[他の実施形態]
また、本発明は上記実施形態を実現する為の装置及び方法のみに限定されるものではなく、上記システム又は装置内のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に、上記実施形態を実現する為のソフトウェアのプログラムコードを供給し、このプログラムコードに従って上記システムあるいは装置のコンピュータが上記各種デバイスを動作させることにより上記実施形態を実現する場合も本発明の範疇に含まれる。
【0115】
またこの場合、ソフトウェアのプログラムコード自体が上記実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそのプログラムコードをコンピュータに供給する為の手段、具体的には上記プログラムコードを格納した記憶媒体は本発明の範疇に含まれる。
【0116】
この様なプログラムコードを格納する記憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0117】
また、上記コンピュータが、供給されたプログラムコードのみに従って各種デバイスを制御することにより、上記実施形態の機能が実現される場合だけではなく、上記プログラムコードがコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して上記実施形態が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の範疇に含まれる。
【0118】
更に、この供給されたプログラムコードが、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上記実施形態が実現される場合も本発明の範疇に含まれる。
【0119】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によって、検出器の初期化中にX線の照射要求を受けても、X線撮影画像中のノイズを抑えることができる。また、検出器の初期化中にX線の照射要求を受けてた場合は、曝射ディレイ時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態において、光電変換素子20の初期化処理中にX線照射要求が発生した場合の初期化処理とX線撮影との関係を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるX線撮影方法のメインルーチンのフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態におけるX線撮影方法において、初期化処理のサブルーチンのフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態において、光電変換素子20の初期化処理中にX線照射要求は発生した場合の初期化処理とX線撮影との関係を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態のX線撮影方法のメインルーチンのフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるX線撮影方法において、初期化処理のサブルーチンのフローチャートである。
【図7】従来のX撮影システムの一例を示した回略ブロック図である。
【図8】1個の光電変換素子の等価回路を示す図である。
【図9】1個の光電変換素子20の初期化処理を説明する図である。
【図10】平面検出器4と平面検出器制御部5の一例を示すブロック図である。
【図11】複数の光電変換素子20の初期化処理について説明する図である。
【図12】光電変換素子20の初期化処理とX線撮影との関係を示す図である。
【図13】ホストコンピュータ2の基本構成を示す図である。
【図14】CPU7内に設けられたメモリを説明する図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an X-ray imaging technique.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, in medical radiography, which is radiography for medical diagnosis, X-ray photography combining an intensifying screen and an X-ray photographic film is used for (spot) photography.
[0003]
When radiation such as X-rays transmitted through the subject enters the intensifying screen, the phosphor contained in the intensifying screen absorbs this X-ray energy and emits fluorescence. This light emission sensitizes the X-ray photographic film and forms a radiation image on the X-ray photographic film. An X-ray image can be visualized by developing and fixing the film.
[0004]
Recently, various techniques for digitally capturing radiation images have been developed. Visible with a photoelectric conversion element that has sensitivity to X-rays and converts / outputs detected X-rays into electrical signals according to the intensity, or a phosphor that absorbs X-ray energy and emits fluorescence with the corresponding intensity. Using an X-ray image detector comprising a combination of photoelectric conversion elements that are sensitive to light and output an electrical signal corresponding to the intensity, the X-ray image is converted into an electrical signal and digitally converted by A / D conversion. There are methods to capture.
[0005]
FIG. 7 is a schematic block diagram showing an example of an X-ray imaging system.
[0006]
In FIG. 7, 1 is an X-ray generator, 2 is a host computer, 3 is a phosphor, 4 is a flat detector in which a large number of photoelectric conversion elements made up of photodetectors and switching elements are arranged in a plane, and 5 is a flat detector. A flat detector control unit for controlling 4 and 6 represent a subject. The X-ray imaging apparatus includes a
[0007]
The
[0008]
FIG. 8 shows an equivalent circuit of one photoelectric conversion element. In the following example, an amorphous silicon sensor will be described as a photoelectric conversion element. However, the photoelectric conversion element is not particularly limited. For example, other solid-state imaging elements (charge-coupled elements, etc.) or elements such as photomultiplier tubes It may be.
[0009]
In FIG. 8, the configuration of one
[0010]
The capacitor 21C in the
[0011]
The anode A of the diode 21D is connected to the
[0012]
The cathode K is connected to a
[0013]
A
[0014]
Next, initialization processing of one
[0015]
In FIG. 9, the refresh signal indicates the output signal of the
[0016]
In order to initialize the capacitor 21C in this state, the refresh voltage Vr is output at time T1. When the refresh signal becomes the refresh voltage Vr, a negative dark current flows and the charge accumulated in the capacitor 21C is swept out. The time during which the refresh signal is at the refresh voltage Vr (the time from time T1 to time T2) is determined in advance so that the charge accumulated in the capacitor 21C is sufficiently small.
[0017]
Next, at time T2, the voltage of the refresh signal is set to the bias voltage Vs. Hereinafter, an operation in which the
[0018]
Therefore, after performing the refresh process, the
[0019]
The time T3 is determined in advance so that the dark current is sufficiently small. Hereinafter, the operation in which the
[0020]
However, even if the idle reading is performed, a slight dark current continues to flow, so that charge is gradually accumulated in the capacitor 21C. Therefore, the initialization process of the
[0021]
FIG. 10 is a block diagram illustrating an example of the flat detector 4 and the flat
[0022]
In FIG. 10, reference numeral 7 denotes a CPU for reading an X-ray digital image from the flat panel detector 4, to which a refresh control circuit 8, a row address selection circuit 9 and a column
[0023]
The flat detector 4 has a large number of
[0024]
As described above, the one-pixel
[0025]
The gate electrode G of the
[0026]
The drain electrode D of the
[0027]
Further, the anode side of the
[0028]
Next, initialization processing of the plurality of
[0029]
In FIG. 11, the refresh signal is the output signal of the refresh control circuit 8, the gate signal is the output signal of the
[0030]
In this state, the refresh voltage Vr is output at time T1 in order to initialize all the
[0031]
Next, when the gate signal is set to 0V and the switch SWr2 is turned OFF at time T5, the gate electrodes G of all the TFTs 22 (1,1) to TFT22 (2,2) are set to 0V, and the initialization process ends. The initialization process is from time T1 to time T5.
[0032]
Next, the relationship between the initialization process of the
[0033]
When the X-ray irradiation request signal becomes Low, refresh and idle reading are performed again, and when this is finished, the flat panel
[0034]
When the X-ray irradiation permission signal reaches the
[0035]
When the X-ray irradiation is completed, the
[0036]
When the X-ray irradiation is completed, the gate signal is Vg and the switch SWr1 is turned ON at time T6. Then, the voltage of the gate electrode G of the TFT 22 (1, 1) to TFT 22 (1, 2) in the first row shown in FIG. 10 becomes Vg, and is accumulated in the capacitor 21C in the
[0037]
Next, when the switch SWr1 is turned off and the switch SWr2 is turned on at time T8, the voltage of the gate electrode G of the TFTs 22 (2,1) to TFT22 (2,2) in the second row shown in FIG. 10 becomes Vg. The electric charge accumulated in the capacitor 21C in the
[0038]
When all charges accumulated in the flat panel detector 4 are transferred to the
[0039]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described conventional example, as shown in FIG. 12, when the X-ray irradiation switch is pressed at a time other than the initialization process and the X-ray irradiation request signal becomes Low, refresh processing and idle reading are immediately performed. .
[0040]
However, when the X-ray irradiation switch is pressed during the initialization process and the X-ray irradiation request signal becomes Low, the initialization process currently being performed is interrupted and the initialization process is performed again from the beginning. . If an initialization process is interrupted when an X-ray irradiation request is generated and refresh is performed immediately, a dark current flows. As a result, a large amount of charge is accumulated in the capacitor 21C, and a part of the charge remains even if the idle reading is performed thereafter. Since it is known that the noise for the X-ray image is proportional to the square root of the charge accumulated by the dark current, the X-ray image noise will increase when X-rays are irradiated in this state. There was a problem.
[0041]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is not to increase noise in an X-ray image even when an X-ray irradiation request is received during initialization of a detector.
[0042]
In addition, it is desirable to shorten the time from receipt of an X-ray irradiation request to permission of X-ray imaging. Accordingly, an object of the present invention is to shorten the exposure delay time when an X-ray irradiation request is received during initialization of the detector.
[0043]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the object of the present invention, for example, X-ray imaging of the present invention apparatus Has the following configuration.
[0044]
That is, a detector that detects X-rays emitted by the X-ray generator;
A signal requesting X-ray irradiation during the initialization process of the detector Recieved If The time from the start of the initialization process to the reception of the signal is End of the initialization process When Since Do Control means for emitting a signal permitting X-ray irradiation according to the circumstances;
It is characterized by having.
[0047]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail according to preferred embodiments with reference to the accompanying drawings.
[0048]
[First Embodiment]
In the present embodiment, an X-ray imaging system including an X-ray imaging apparatus in which a phosphor and a photoelectric conversion element are combined and processing thereof will be described below. The configuration of the X-ray imaging system of this embodiment is the same as the configuration shown in FIG. In addition, the flat detector 4 and the flat
[0049]
FIG. 13 shows the basic configuration of the
[0050]
A
[0051]
A
[0052]
A
[0053]
[0054]
[0055]
A
[0056]
[0057]
A
[0058]
A
[0059]
FIG. 1 shows the relationship between the initialization process and the X-ray imaging when an X-ray irradiation request is generated during the initialization process of the
[0060]
FIG. 1 shows a case where the X-ray irradiation switch of the
[0061]
When the gate signal is set to 0 V at time T5 and the idle reading is completed, the stored time TW is waited. When waiting for the time TW ends, the flat panel
[0062]
Here, after the initialization process is completed, the CPU 7 of the flat
[0063]
When the X-ray irradiation permission signal becomes Low, this signal reaches the
[0064]
When the X-ray irradiation ends, the flat panel
[0065]
When the X-ray irradiation is completed, the gate signal is Vg and the switch SWr1 is turned ON at time T6. Then, the voltage of the gate electrode G of the TFT 22 (1, 1) to TFT 22 (1, 2) in the first row shown in FIG. 10 becomes Vg, and is accumulated in the capacitor 21C in the
[0066]
Next, when the switch SWr1 is turned off and the switch SWr2 is turned on at time T8, the voltage of the gate electrode G of the TFTs 22 (2,1) to TFT22 (2,2) in the second row shown in FIG. 10 becomes Vg. The electric charge accumulated in the capacitor 21C in the
[0067]
When all charges accumulated in the flat panel detector 4 are transferred to the
[0068]
When an X-ray irradiation request is generated at a time other than the initialization process of the
[0069]
Next, flowcharts of the X-ray imaging method of this embodiment are shown in FIGS. FIG. 2 is a main routine of the X-ray imaging method, and FIG. 3 is a subroutine of initialization processing.
[0070]
In FIG. 2, the timer (TM) value is initialized to 0 (step S201). This timer is a hardware timer. For example, a hardware timer built in the CPU 7 may be used, or a hardware timer may be provided outside the CPU. This timer automatically counts up every fixed time (for example, every 1 ms).
[0071]
And the initialization process of the
[0072]
Next, it is determined whether XFLG is 1 (step S203). XFLG is 1 when the X-ray irradiation request signal becomes Low during the initialization process of Step S202, and is 0 when the X-ray irradiation request signal does not become Low during the initialization process of Step S202. If XFLG is not 1 in step S203, the process proceeds to step S204, and it is determined whether or not the fall of the X-ray irradiation request signal is detected (step S204). In step S204, if the falling of the X-ray irradiation request signal is detected (X-ray irradiation request signal becomes Low), the process proceeds to step S206. If the falling of the X-ray irradiation request signal is not detected, a timer ( The value of TM) is compared with the initialization processing interval TI (step S205). As a result of the comparison processing, when TM is smaller than the initialization processing interval TI, step S204 and step S205 are repeated. Here, TI indicates the interval of the initialization process shown in FIG. In step S205, if TM is equal to or greater than TI, the process proceeds to step S201, and the processes from step S201 to step S205 are repeated.
[0073]
If XFLG is 1 in step S203, the timer (TT) value is initialized to 0 (step S211). This timer is a hardware timer. For example, a hardware timer built in the CPU 7 may be used, or a hardware timer may be provided outside the CPU. This timer automatically counts up every fixed time (for example, every 1 ms). Then, the value of the timer (TT) is compared with the value of TW (step S212), and if TT is smaller, the process of step S212 is repeated. If TT is equal to or greater than TW in step S212, the process proceeds to step S207. Here, TW is set in the initialization process subroutine in step S202, and is the time from the start of the initialization process until the X-ray irradiation request signal becomes Low.
[0074]
Next, in step S204, when the X-ray irradiation request signal becomes low, the
[0075]
Next, the initialization subroutine in step S202 will be described with reference to FIG.
[0076]
First, the timer (TS) value and the XFLG value are initialized to 0 (step S301). This timer is a hardware timer. For example, a hardware timer built in the CPU 7 may be used, or a hardware timer may be provided outside the CPU. This timer automatically counts up every fixed time (for example, every 1 ms). XFLG is a flag indicating whether or not the fall of the X-ray irradiation request signal (X-ray irradiation request signal becomes Low) is detected during the initialization process.
[0077]
Thereafter, the refresh signal is set to Vr (step S302), and it is determined whether or not the fall of the X-ray irradiation request signal is detected (step S303). When the falling edge of the X-ray irradiation request signal is not detected, the value of the timer (TS) is compared with the refresh time T2 (S4), and when TS is smaller than the refresh time T2, step S303 and step S304 are repeated. Here, in FIG. 1, when the time of T1 is 0, T2 is the time during which the refresh signal is set to Vr. If the falling edge of the X-ray irradiation request signal is detected in step S303, the process proceeds to step S317, the value of the timer (TS) is stored in the variable TW, and XFLG is set to 1. Therefore, TW indicates the time from when the initialization process is started until the falling edge of the X-ray irradiation request signal is detected.
[0078]
Next, in step S304, if TS is equal to or greater than T2, the process proceeds to step S305, and the refresh signal is set to Vs (step S305).
[0079]
Thereafter, it is determined whether or not the falling edge of the X-ray irradiation request signal has been detected (step S306). If the falling edge of the X-ray irradiation request signal is detected, the process proceeds to step S318. On the other hand, when the fall of the X-ray irradiation request signal is not detected, the value of the timer (TS) is compared with the idle reading start time T3 (step S307), and when TS is smaller than the idle reading start time T3. Step S306 and step S307 are repeated. Here, T3 is the time when idle reading is started as shown in FIG. If the falling edge of the X-ray irradiation request signal is detected in step S306, the process proceeds to step S318, the timer (TS) value is stored in the variable TW, and XFLG is set to 1.
[0080]
In step S307, if TS is equal to or greater than T3, the gate signal is set to Vg (step S308), and the value of variable n is set to 1 (step S309). Next, since n = 1, the switch SWr1 is turned on (step S310), and it is determined whether or not the falling of the X-ray irradiation request signal is detected (step S311). If the falling edge of the X-ray irradiation request signal is detected, the process proceeds to step S319. On the other hand, when the falling edge of the X-ray irradiation request signal is not detected, the value of the timer (TS) is compared with time T4 because n = 1 (step S312). When TS is smaller than T4, step S311 is compared. Step S312 is repeated. Here, T4 is the time when the SWr1 that is turned on is turned off as shown in FIG. If the falling edge of the X-ray irradiation request signal is detected in step S311, the process proceeds to step S319, the timer (TS) value is stored in TW, and XFLG is set to 1.
[0081]
In step S312, if TS is equal to or greater than T4, the process proceeds to step S313, and the switch SWr1 is turned OFF (step S313). Thereafter, the value of the variable n is incremented by 1 (step S314), and it is determined whether or not the variable n is 2 or less (step S315). In this embodiment, as shown in FIG. 10, since two photoelectric conversion elements are provided in the row direction and two in the column direction, whether or not the variable n is 2 or less is determined in step S315. If three such elements are provided in the row direction and the column direction, it is determined in step S315 whether or not the variable n is 3 or less.
[0082]
If the variable n is 2 or less, the process proceeds to step S310. Since n = 2 this time, the switch SWr2 is turned on, and the processes from step S310 to step S315 are repeated. If the variable n is larger than 2 in step S315, the gate signal is set to 0 V in step S316, and the subroutine is terminated.
[0083]
Thus, in the initialization processing subroutine, when the falling edge of the X-ray irradiation request signal is detected, the value of the timer (TS) is stored in TW and XFLG is set to 1.
[0084]
[Second Embodiment]
In the present embodiment, an X-ray imaging system for shortening the exposure delay time and its processing will be described below. FIG. 4 shows the relationship between the initialization process and the X-ray imaging when an X-ray irradiation request is generated during the initialization process of the
[0085]
As shown in FIG. 4, when X-ray imaging is not performed, refresh and idle reading are periodically repeated at TI intervals.
[0086]
In FIG. 4, the X-ray irradiation switch of the
[0087]
Then, when the gate signal is set to 0 V at time T5 and the idle reading is completed, the flat
[0088]
As a result, after the initialization process is finished, the flat panel
[0089]
When the X-ray irradiation permission signal becomes Low, this signal reaches the
[0090]
When the X-ray irradiation ends, the flat panel
[0091]
When the X-ray irradiation is completed, the gate signal is Vg and the switch SWr1 is turned ON at time T6. Then, the voltage of the gate electrode G of the TFT 22 (1, 1) to TFT 22 (1, 2) in the first row shown in FIG. 10 becomes Vg, and is accumulated in the capacitor 21C in the
[0092]
Next, when the switch SWr1 is turned off and the switch SWr2 is turned on at time T8, the voltage of the gate electrode G of the TFTs 22 (2,1) to TFT22 (2,2) in the second row shown in FIG. 10 becomes Vg. The electric charge accumulated in the capacitor 21C in the
[0093]
When all charges accumulated in the flat panel detector 4 are transferred to the
[0094]
When an X-ray irradiation request is generated at a time other than the initialization process of the
[0095]
Therefore, according to the present embodiment, the exposure delay when the X-ray irradiation request is generated at a time other than the initialization process is TD1, and the exposure delay when the X-ray irradiation request is generated during the initialization process is TD2. Since TD2 is equal to or less than TD1, the exposure delay is TD1 at the maximum. As a result, when an X-ray irradiation request is generated during the initialization process, the exposure delay time can be made shorter than that in the first embodiment, for example.
[0096]
Next, flowcharts of the X-ray imaging method of this embodiment are shown in FIGS. FIG. 5 is a main routine of the X-ray imaging method, and FIG. 6 is a subroutine of initialization processing.
[0097]
In FIG. 5, the value of the timer (TM) is initialized to 0 (step S501). This timer is a hardware timer. For example, a hardware timer built in the CPU 7 may be used, or a hardware timer may be provided outside the CPU. This timer automatically counts up every fixed time (for example, every 1 ms).
[0098]
And the initialization process of the
[0099]
Next, it is determined whether XFLG is 1 (step S503). XFLG is 1 when the X-ray irradiation request signal is Low during the initialization process in Step S502, and is 0 if the X-ray irradiation request signal is not Low during the initialization process of Step S502. If XFLG is not 1 in step S503, it is determined whether or not the fall of the X-ray irradiation request signal has been detected (step S504). If the falling edge of the X-ray irradiation request signal is detected in step S504, the process proceeds to step S506. On the other hand, when the falling edge of the X-ray irradiation request signal is not detected, the value of the timer (TM) is compared with the initialization processing interval TI (step S505). If TM is smaller than TI, step S504 and step S505 are repeated. Here, TI indicates the interval of the initialization process shown in FIG. If TM is equal to or greater than TI in step S505, the process proceeds to step S501, and the processes from step S501 to step S505 are repeated.
[0100]
If XFLG is 1 in step S503, the process proceeds to step S507, and the X-ray irradiation permission signal is set to low (step S507). Therefore, if the X-ray irradiation request signal becomes Low during the initialization process in step S502, the initialization process in step S506 is not performed.
[0101]
Next, when the X-ray irradiation request signal becomes Low in step S504, the process proceeds to step S506, and the
[0102]
Next, the initialization subroutine in step S502 will be described with reference to FIG.
[0103]
First, the timer (TS) value and the XFLG value are initialized to 0 (step S601). This timer is a hardware timer. For example, a hardware timer built in the CPU 7 may be used, or a hardware timer may be provided outside the CPU. This timer automatically counts up every fixed time (for example, every 1 ms). XFLG is a flag indicating whether or not the fall of the X-ray irradiation request signal is detected during the initialization process.
[0104]
Thereafter, the refresh signal is set to Vr (step S602), and it is determined whether or not the fall of the X-ray irradiation request signal is detected (step S603). When the fall of the X-ray irradiation request signal is not detected, the value of the timer (TS) is compared with the refresh time T2 (step S604), and when TS is smaller than the refresh time T2, steps S603 and S604 are repeated. . Here, in FIG. 1, when the time of T1 is 0, T2 is the time during which the refresh signal is set to Vr. If the falling edge of the X-ray irradiation request signal is detected in step S603, the process proceeds to step S617, and XFLG is set to 1. Next, in step S604, if TS is equal to or greater than T2, the process proceeds to step S605, and the refresh signal is set to Vs (step S605).
[0105]
Thereafter, it is determined whether or not the falling edge of the X-ray irradiation request signal has been detected (step S606). If the falling edge of the X-ray irradiation request signal is detected, the process proceeds to step S618. On the other hand, when the falling of the X-ray irradiation request signal is not detected, the value of the timer (TS) is compared with the idle reading start time T3 (step S607), and when TS is smaller than the idle reading start time T3. Steps S606 and S607 are repeated. Here, T3 is the time when idle reading is started as shown in FIG. If the falling edge of the X-ray irradiation request signal is detected in step S606, the process proceeds to step S618, and XFLG is set to 1.
[0106]
In step S607, when TS becomes T3 or more, the gate signal is set to Vg (step S608), and the value of the variable n is set to 1 (step S609). Next, since n = 1, the switch SWr1 is turned on (step S610), and it is determined whether or not the falling edge of the X-ray irradiation request signal is detected (step S611). If the falling edge of the X-ray irradiation request signal is detected, the process proceeds to step S619. On the other hand, when the falling edge of the X-ray irradiation request signal is not detected, the value of the timer (TS) is compared with time T4 because n = 1 (step S612). When TS is smaller than T4, step S611 is executed. Step S612 is repeated. Here, T4 is the time to turn off SWr1, which is turned on as shown in FIG. If the falling edge of the X-ray irradiation request signal is detected in step S611, the process proceeds to step S619, and XFLG is set to 1.
[0107]
In step S612, if TS is equal to or greater than T4, the process proceeds to step S613, and the switch SWr1 is turned OFF (step S613). Thereafter, the value of the variable n is increased by 1 (step S614), and it is determined whether or not the variable n is 2 or less (step S615). In this embodiment, as shown in FIG. 10, since two photoelectric conversion elements are provided in the row direction and two in the column direction, whether or not the variable n is 2 or less is determined in step S615. If three such elements are provided in the row direction and the column direction, respectively, in step S615, it is determined whether or not the variable n is 3 or less.
[0108]
If the variable n is 2 or less, the process proceeds to step S610. Since n = 2 at this time, the switch SWr2 is turned on and the processes from step S610 to step S615 are repeated. If the variable n is larger than 2 in step S615, the gate signal is set to 0 V in step S616, and the subroutine is terminated.
[0109]
Thus, in the initialization subroutine, XFLG is set to 1 when the falling edge of the X-ray irradiation request signal is detected.
[0110]
In the present embodiment, the initialization process includes one refresh and one idle reading. However, the initialization process is not limited to this. For example, the initialization process may include one refresh and a plurality of idle readings.
[0111]
In addition, the photoelectric conversion device 4 has been described as having two rows and two columns of photoelectric conversion elements arranged in a plane, but the present invention is not limited to this, and the row direction is actually 1000 to 4000 and the column direction is It is often composed of 1000 to 4000. However, the present invention is not limited to this, and may be smaller or larger.
[0112]
In the present embodiment, the row address selection circuit 9 includes the
[0113]
In this embodiment, the column
[0114]
[Other Embodiments]
Further, the present invention is not limited to only the apparatus and method for realizing the above-described embodiment, and a software program for realizing the above-described embodiment on a computer (CPU or MPU) in the system or apparatus. A case where the embodiment is realized by supplying a code and causing the computer of the system or apparatus to operate the various devices according to the program code is also included in the scope of the present invention.
[0115]
In this case, the software program code itself realizes the functions of the above embodiment, and the program code itself and means for supplying the program code to the computer, specifically, the program code is stored. The storage medium is included in the category of the present invention.
[0116]
As a storage medium for storing such a program code, for example, a floppy disk, a hard disk, an optical disk, a magneto-optical disk, a CD-ROM, a magnetic tape, a nonvolatile memory card, a ROM, or the like can be used.
[0117]
The computer controls various devices according to only the supplied program code, so that not only the functions of the above embodiments are realized, but also the OS (operating system) on which the program code is running on the computer. In the case where the above embodiment is realized in cooperation with other application software or the like, such program code is also included in the scope of the present invention.
[0118]
Further, after the supplied program code is stored in the memory of the function expansion board of the computer or the function expansion unit connected to the computer, the program code is stored in the function expansion board or function storage unit based on the instruction of the program code. A case in which the CPU or the like provided performs part or all of the actual processing and the above-described embodiment is realized by the processing is also included in the scope of the present invention.
[0119]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, even if an X-ray irradiation request is received during initialization of the detector, noise in the X-ray image can be suppressed. Further, when an X-ray irradiation request is received during the initialization of the detector, the exposure delay time can be shortened.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a relationship between initialization processing and X-ray imaging when an X-ray irradiation request is generated during initialization processing of a
FIG. 2 is a flowchart of a main routine of the X-ray imaging method in the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a flowchart of an initialization process subroutine in the X-ray imaging method according to the second embodiment of the present invention;
FIG. 4 is a diagram illustrating a relationship between initialization processing and X-ray imaging when an X-ray irradiation request is generated during initialization processing of the
FIG. 5 is a flowchart of a main routine of an X-ray imaging method according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a flowchart of an initialization process subroutine in the X-ray imaging method according to the second embodiment of the present invention;
FIG. 7 is a schematic block diagram showing an example of a conventional X imaging system.
FIG. 8 is a diagram showing an equivalent circuit of one photoelectric conversion element.
FIG. 9 is a diagram illustrating an initialization process for one
10 is a block diagram showing an example of a flat detector 4 and a flat
FIG. 11 is a diagram illustrating an initialization process for a plurality of
12 is a diagram showing a relationship between the initialization process of the
13 is a diagram showing a basic configuration of a
FIG. 14 is a diagram for explaining a memory provided in a CPU 7;
Claims (11)
前記検出器の初期化処理中にX線照射を要求する信号を受信した場合、該初期化処理の開始から該信号を受信するまでの時間が、該初期化処理の終了した時点から経過することに応じてX線照射を許可する信号を発する制御手段と
を有することを特徴とするX線撮影装置。A detector for detecting X-rays emitted by the X-ray generator;
When receiving a signal for requesting the X-ray irradiation during initialization of the detectors, the time to receive the signal from the start of the initialization process, elapsed from the ending point in time of the initialization processing An X-ray imaging apparatus comprising: control means for emitting a signal for permitting X-ray irradiation according to
前記検出器の初期化処理中にX線照射を要求する信号を受信した場合に、前記検出器が初期化処理を開始してからX線照射を要求する信号を受信するまでの時間を記憶する記憶手段を有し、
前記制御手段は、前記初期化処理の終了から前記記憶手段に記憶された時間が経過したことに応じてX線照射を許可する信号を発する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のX線撮影装置。Furthermore,
When a signal requesting X-ray irradiation is received during the initialization process of the detector, the time from when the detector starts the initialization process until receiving the signal requesting X-ray irradiation is stored. Having storage means;
3. The X according to claim 1, wherein the control unit issues a signal for permitting X-ray irradiation in accordance with elapse of a time stored in the storage unit since the end of the initialization process. X-ray equipment.
前記検出器に定期的に該検出器の初期化処理を実行させる制御手段と
を有するX線撮影装置であって、
前記制御手段は、
前記検出器が初期化処理を実行していないときに、X線照射の指示に応じて発せられる第一の信号を受信した場合、該受信に応じて前記検出器に初期化処理を実行させ、該初期化処理が終了したことに応じてX線照射を許可する第二の信号を発し、
前記検出器の初期化処理中に前記第一の信号を受信した場合、該受信のタイミングから前記検出器が初期化処理に要する時間が経過したことに応じて前記第二の信号を発する
ことを特徴とするX線撮影装置。A detector for detecting X-rays emitted by the X-ray generator;
An X-ray imaging apparatus having control means for causing the detector to periodically perform initialization processing of the detector,
The control means includes
When the detector is not performing the initialization process, when receiving a first signal emitted in response to an instruction of X-ray irradiation, the detector is caused to perform the initialization process in response to the reception, In response to the completion of the initialization process, a second signal that permits X-ray irradiation is issued,
When the first signal is received during the initialization process of the detector, the detector emits the second signal in response to elapse of time required for the initialization process from the reception timing. A featured X-ray imaging apparatus.
前記検出器制御装置は、
前記検出器の初期化処理中にX線照射を要求する信号を受信した場合、該初期化処理の開始から該信号を受信するまでの時間が、該初期化処理の終了した時点から経過することに応じて前記X線発生装置に対してX線照射を許可する信号を発することを特徴とするX線撮影システム。An X-ray imaging system comprising a detector that detects X-rays emitted by an X-ray generator, and a detector control device that controls the detector,
The detector control device comprises:
When receiving a signal for requesting the X-ray irradiation during initialization of the detectors, the time to receive the signal from the start of the initialization process, elapsed from the ending point in time of the initialization processing In response to this, an X-ray imaging system that emits a signal that permits X-ray irradiation to the X-ray generator.
前記検出器の初期化処理中にX線照射を要求する信号を受信した場合、該初期化処理の開始から該信号を受信するまでの時間が、該初期化処理の終了した時点から経過したか否かを判断する判断工程と、
前記判断工程で前記時間が経過したと判断したことに応じて、X線照射を許可する信号を発する工程と
を有することを特徴とする検出器制御装置の制御方法。A control method of a detector control device that controls a detector that detects X-rays emitted by an X-ray generator,
When receiving a signal for requesting the X-ray irradiation during initialization of the detector, or the time it takes to receive the signal from the start of the initialization process, it has elapsed from the ending point in time of the initialization processing A determination step of determining whether or not,
And a step of issuing a signal permitting X-ray irradiation in response to the determination that the time has elapsed in the determination step.
前記検出器が初期化処理を実行していないときに、X線照射の指示に応じて発せられる第一の信号を受信した場合、該受信に応じて前記検出器に初期化処理を実行させ、該初期化処理が終了したことに応じてX線照射を許可する第二の信号を発し、
前記検出器の初期化処理中に前記第一の信号を受信した場合、該受信のタイミングから前記検出器が初期化処理に要する時間が経過したことに応じて前記第二の信号を発する
ことを特徴とする検出器制御装置の制御方法。A control method for a detector control device that causes a detector that detects X-rays emitted by an X-ray generator to periodically perform initialization processing,
When the detector is not performing the initialization process, when receiving a first signal emitted in response to an instruction of X-ray irradiation, the detector is caused to perform the initialization process in response to the reception, In response to the completion of the initialization process, a second signal that permits X-ray irradiation is issued,
When the first signal is received during the initialization process of the detector, the detector emits the second signal in response to elapse of time required for the initialization process from the reception timing. A control method for a detector control device.
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001220144A JP4810013B2 (en) | 2001-07-19 | 2001-07-19 | X-ray imaging apparatus, X-ray imaging system, and control method of detector control apparatus |
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