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JP4895284B2 - 既存鋼構造部材の補強構造 - Google Patents

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Description

本発明は既存鋼構造物を構成している既存鋼構造部材の補強構造に関する。
既存鋼構造物を構成するラチス柱やラチス梁などの既存鋼構造部材に補強を施すことが必要とされるのは、例えば、経年変化により強度が低下した既存鋼構造物に補強を施す場合や、耐震性能が不十分な既存鋼構造物に耐震補強を施す場合などである。また、補強が必要になる鋼構造物には、鉄骨造建物の骨組をはじめとする様々な鋼製の支持構造体などがある。
既存鋼構造物を構成している既存鋼構造部材を補強する場合、補強用鋼材を既存鋼構造部材に溶接により接合する技術は既に知られている(特許文献1)。
補強用鋼材を既存鋼構造部材に溶接により接合する場合、補強用鋼材の位置合わせをして仮付け溶接を行い、次に、本溶接が行なわれる。
しかしながら、溶接作業では仮付け溶接から本溶接までの間溶接養生が必要とされ、また溶接作業は高度の技能を有する有資格者しかできないため、施工コスト及び人員配置の手間がかかり、工期の短縮化を図る上で不利があった。
特開平8−276889
本発明は、このような事情に鑑み成されたものであり、本発明の目的は、既存鋼構造物を構成している既存鋼構造部材を補強するに際し、有資格者による作業を減少して人員配置を迅速に行なえ、工期の短縮化、施工コストの低減化を図る上で有利な新規な補強構造を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明は、互いに対向して延在する一対の既存弦材と、それら既存弦材間にそれら既存弦材が延在する方向に対して斜めに掛け渡された複数の既存ラチス材とを有する既存鋼構造部材を補強する構造であって、前記既存ラチス材と同じ長さの複数の補強用ラチス材が設けられ、前記補強用ラチス材の長手方向の両端に、前記既存ラチス材と同じ厚さのスペーサが取り付けられ、前記補強用ラチス材の長手方向の中央が前記各既存ラチス材の長手方向の中央に当て付けられ前記既存弦材の延在方向に対して斜めで前記既存ラチス材と逆向きに前記補強用ラチス材が前記一対の弦材間に掛け渡わたされてその長手方向の両端のスペーサが前記一対の既存弦材にそれぞれ当て付けられ、前記補強用ラチス材の両端は前記スペーサと共に、ドリルねじまたは打ち込み鋲により前記一対の既存弦材に取り付けられ、前記補強用ラチス材の長手方向の中央は、ドリルねじまたは打ち込み鋲により前記既存ラチス材の長手方向の中央に取り付けられていることを特徴とする。
また、本発明は、互いに対向して延在する一対の既存弦材と、それら既存弦材間にそれら既存弦材が延在する方向に対して斜めに掛け渡された複数の既存ラチス材とを有し、前記一対の既存弦材間で隣り合う前記既存ラチス材の間に、それら隣り合う既存ラチス材を2辺とし、それら隣り合う既存ラチス材に挟まれた前記既存弦材部分を一辺とする三角形スペースが、隣り合う既存ラチス材で挟まれた頂点が逆向きとなるように複数並べられて配置されている既存鋼構造部材を補強する構造であって、前記三角形スペースに対応した形状の複数の三角形鋼板が設けられ、それら三角形鋼板が前記三角形スペースに装入され、前記三角形鋼板の一辺が前記三角形スペースの一辺を構成する前記既存弦材にドリルねじまたは打ち込み鋲により取り付けられると共に、前記三角形鋼板の一辺に対向する前記三角形鋼板の頂点が前記既存弦材に対向する他方の既存弦材にドリルねじまたは打ち込み鋲により取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、既存鋼構造部材の面内および面外剛性性能や耐力の向上を図ることが可能となる。
また、ドリルねじや打ち込み鋲を用いるので、有資格者による作業を減少して人員配置を迅速に行なえ、工期の短縮化、施工コストの低減化を図る上で有利となり、火気を使用することなく補強を行なえ、したがって、溶接の際の火気養生は不要となり、工期の短縮化および施工コストを低減化する上で有利となる。
以下、本発明の実施の形態について図面にしたがって説明する。
図1(A)は補強すべき既存のラチス柱の平面図、(B)は同正面図を示している。
補強すべき既存のラチス柱12は、互いに対向して鉛直方向に延在する一対の既存弦材14と、それら既存弦材14間に鉛直方向に対して斜めに掛け渡された複数の既存ラチス材(斜材)16とを含んで構成されている。
本実施の形態では、既存弦材14として山形鋼が用いられ、既存弦材14は矩形の頂点に位置するように配置され、それら4つの既存弦材14により鉛直方向に延在する直方体の輪郭が形成され、その直方体の各側面を構成する一対の既存弦材14間にそれぞれ複数の既存ラチス材16が設けられている。
既存ラチス材16は型鋼で構成され、型鋼として平鋼が用いられている。
既存ラチス材16の長手方向の両端は、各既存弦材14を構成する山形鋼のフランジ1402にリベットにより、あるいは、ボルト、ナットの締結により固定されている。
(第1の実施の形態)
図2は第1の実施の形態の補強構造の説明図で、(A)はラチス柱の平面図、(B)は同正面図を示している。
第1の実施の形態では、このようなラチス柱12を補強するに際して、複数の補強用ラチス材20が設けられる。
本実施の形態では、補強用ラチス材20は型鋼で構成され、型鋼として既存ラチス材16と同じ厚さ、長さ、幅の平鋼が用いられている。
各補強用ラチス材20の長手方向の両端には、既存ラチス材16と同じ厚さのスペーサ(鋼板)22が取り付けられている。
ラチス柱12を補強するには、まず、補強用ラチス材20の長手方向の中央を各既存ラチス材16の長手方向の中央に当て付け鉛直方向に対して斜めで既存ラチス材16と逆向きに補強用ラチス材20を一対の既存弦材14間に掛け渡し、その長手方向の両端のスペーサ22を一対の既存弦材14のフランジ1402にそれぞれ当て付ける。
つぎに、補強用ラチス材20の両端をスペーサ22と共に、ドリルねじDまたは打ち込み鋲Bにより一対の既存弦材14に取り付ける。
また、補強用ラチス材20の長手方向の中央を、ドリルねじDまたは打ち込み鋲Bにより既存ラチス材16の長手方向の中央に取り付ける。
これにより、補強用ラチス材20の長手方向の中央が各既存ラチス材16の長手方向の中央に当て付けられ、鉛直方向に対して斜めで既存ラチス材16と逆向きに補強用ラチス材20が一対の既存弦材14間に掛け渡たされ、その長手方向の両端のスペーサ22が一対の既存弦材14のフランジ1402にそれぞれ当て付けられ、かつ、補強用ラチス材20の両端がスペーサ22と共に、ドリルねじDまたは打ち込み鋲Bにより一対の既存弦材14に取り付けられ、補強用ラチス材20の長手方向の中央が、ドリルねじDまたは打ち込み鋲Bにより既存ラチス材16の長手方向の中央に取り付けられた補強構造が得られる。
なお、補強用ラチス材20を設ける箇所は、直方体状の輪郭を呈するラチス柱12の4つの側面の全てでもよく、あるいは、3つ、あるいは、2つ、あるいは、1つの側面でもよい。
ドリルねじDは、頭部と、頭部から突出するねじ部と、ねじ部の先端から突出するドリル刃とを備え、施工時にその先端のドリル刃が鋼板にタッピング用の下孔をあけ、続いてねじ部がその下孔にタッピングして締め付けを完了するものであり、電動式やエア式のドライバを用いることで、補強用ラチス材20の端部およびスペーサ22が既存弦材14のフランジ1402に対してがたつくことなく密接した接合状態で簡単に確実に取り付けられ、また、補強用ラチス材20の長手方向の中央が既存ラチス材16の長手方向の中央に対してがたつくことなく密接した接合状態で簡単に確実に取り付けられる。
また、打ち込み鋲B22は、頭部と軸部とを有し、軸部の先端が鋭く尖った鋲であり、エア式やガス式、火薬式などの打鋲機を用いて打ち込むことにより、下孔をあけていない鋼材にも、あたかも木材に釘を打ち込むように打ち込むことができる鋲であり、ドリルねじDと同様に、補強用ラチス材20の端部およびスペーサ22が既存弦材14のフランジ1402に対してがたつくことなく密接した接合状態で簡単に確実に取り付けられ、また、補強用ラチス材20の長手方向の中央が既存ラチス材16の長手方向の中央に対してがたつくことなく密接した接合状態で簡単に確実に取り付けられる。
なお、補強用ラチス材20の端部およびスペーサ22に、また、補強用ラチス材20の長手方向の中央に、ドリルねじDや打ち込み鋲B22の挿通孔(下孔)を予め形成しておくと、施工効率を高める上で極めて有利となる。
本実施の形態によれば、ラチス柱12を構成する複数の既存ラチス材16と向きを逆にして複数の補強用ラチス材20をそれぞれ交差させ、各補強用ラチス材20の長手方向の両端と中央を、既存弦材14と既存ラチス材16とに取着するようにしたので、ラチス柱12の面内および面外剛性性能や耐力の向上を図ることが可能となる。
また、ラチス柱12を補強するに際し、ドリルねじDや打ち込み鋲B22を用いて複数の補強用ラチス材20をそれぞれ既存ラチス材16に取着するようにしており、この作業は、電動式やエア式のドライバや打鋲機などを用いて簡単に行なえるので、有資格者による作業を減少して人員配置を迅速に行なえ、工期の短縮化、施工コストの低減化を図る上で有利となる。
各補強用ラチス材20の長手方向の両端に、既存ラチス材16と同じ厚さのスペーサ22が取り付けられているので、補強用ラチス材20と既存ラチス材16とがそれらの長手方向の中央で干渉することはなく、補強用ラチス材20の配設も簡単になされる。
また、本実施の形態では、ドリルねじDや打ち込み鋲B22を用いているので、火気を使用することなくラチス柱12の補強を行なえ、したがって、溶接の際の火気養生は不要となり、工期の短縮化および施工コストを低減化する上で有利となる。
(第2の実施の形態)
図3は第2の実施の形態の補強構造の説明図で、(A)はラチス柱の平面図、(B)は同正面図を示している。
第2の実施の形態では、図1に示すラチス柱12を補強するに際して、複数の三角形鋼板30が用いられる。
上述のように、図1に示すラチス柱12の各側面は、互いに対向して鉛直に延在する一対の既存弦材14と、それら既存弦材14間に鉛直方向に対して斜めに掛け渡された複数の既存ラチス材16とを有している。
そして、一対の既存弦材14間で上下に隣り合う既存ラチス材16の間に、それら上下の既存ラチス材16を2辺とし、それら上下の既存ラチス材16に挟まれた既存弦材14部分を一辺とする三角形スペースSが、上下に隣り合う既存ラチス材16で挟まれた頂点が逆向きとなるように上下に複数並べられて配置されている。
複数の三角形鋼板30は三角形スペースSに対応した形状の三角形で形成されている。より詳細には、三角形スペースSに装入できる寸法で形成されている。
ラチス柱12を補強するには、三角形鋼板30を三角形スペースSに装入し、三角形鋼板の一辺を三角形スペースSの一辺を構成する既存弦材14(フランジ1402)に当て付けドリルねじDまたは打ち込み鋲Bにより取り付けると共に、三角形鋼板30の一辺に対向する三角形鋼板の頂点Tを既存弦材14に対向する他方の既存弦材14(フランジ1402)に当て付けドリルねじDまたは打ち込み鋲Bにより取り付ける。
このようにして、上下に並べられた複数の三角形スペースSにそれぞれ三角形鋼板30を挿入し、取り付けていく。
これにより、三角形鋼板30が三角形スペースSに装入され、三角形鋼板の一辺が三角形スペースSの一辺を構成する既存弦材14(フランジ1402)に当て付けられ、ドリルねじDまたは打ち込み鋲Bにより取り付けられると共に、三角形鋼板30の一辺に対向する三角形鋼板の頂点Tが既存弦材14に対向する他方の既存弦材14(フランジ1402)に当て付けられ、ドリルねじDまたは打ち込み鋲Bにより取り付けられた補強構造が得られる。
なお、三角形鋼板30を設ける箇所は、直方体状の輪郭を呈するラチス柱12の4つの側面の全てでもよく、あるいは、3つ、あるいは、2つ、あるいは、1つの側面でもよい。
また、三角形鋼板30に、ドリルねじDや打ち込み鋲B22の挿通孔(下孔)を予め形成しておくと、施工効率を高める上で極めて有利となる。
本実施の形態によれば、ラチス柱12の側面の三角形スペースSに三角形鋼板30を装入し取り付けていくようにしたので、ラチス柱12の面内および面外剛性性能や耐力の向上を図ることが可能となる。
特に、ラチス柱12の4つの側面の全てに三角形鋼板30を取り付けるようにすると、ラチス柱12は箱型断面となり、ラチス柱12の面内および面外剛性性能や耐力の向上を図る上でより一層有利となる。
また、ラチス柱12を補強するに際し、ドリルねじDや打ち込み鋲B22を用いて複数の三角形鋼板30をラチス柱12に取着するようにしたので、第1の実施の形態と同様に、有資格者による作業を減少して人員配置を迅速に行なえ、工期の短縮化、施工コストの低減化を図る上で有利となり、また、溶接の際の火気養生は不要となり、工期の短縮化および施工コストを低減化する上で有利となる。
(第3の実施の形態)
図4は第3の実施の形態の補強構造の説明図で、(A)はラチス柱の平面図、(B)は同正面図を示している。
第3の実施の形態は、第2の実施の形態に、さらに、つなぎ鋼鈑40を用いたものである。すなわち、第3の実施の形態では、三角形鋼鈑30とつなぎ鋼鈑40を用いてラチス柱12を補強している。
第3の実施の形態では、三角形鋼鈑30はその厚さが既存ラチス材16の厚さと同一のものを用い、第2の実施の形態の通りに複数の三角形鋼板30を三角形スペースSに装入し、ラチス柱12に取り付ける。
この状態で、三角形鋼板が既存ラチス材16に臨む縁と、この縁に臨む既存ラチス材16の縁との間に隙間Мが存在している。
第3の実施の形態では、この隙間Мを閉塞する幅で、それら縁に沿って一対の既存弦材14間に延在する長さの複数のつなぎ鋼板40を設ける。
そして、三角形鋼板30と既存ラチス材16との隙間Мを閉塞するように複数のつなぎ鋼板40を配置し、それらつなぎ鋼板40の幅方向の両端で長手方向に沿った複数箇所を、三角形鋼板30の長手方向に沿った複数箇所および既存ラチス材16の長手方向に沿った複数箇所にドリルねじDまたは打ち込み鋲Bにより取り付ける。
これにより三角形鋼板30と既存ラチス材16との隙間Мを閉塞するように複数のつなぎ鋼板40が配置され、それらつなぎ鋼板40の幅方向の両端で長手方向に沿った複数箇所が、三角形鋼板30の長手方向に沿った複数箇所および既存ラチス材16の長手方向に沿った複数箇所にドリルねじDまたは打ち込み鋲Bにより取り付けられた補強構造が得られる。
この場合、つなぎ鋼板40の幅方向の両端でその長手方向に沿った複数箇所に、ドリルねじDまたは打ち込み鋲Bの挿通用の下孔を予め形成しておくと、施工効率を高める上で極めて有利となる。
第3の実施の形態によれば、第2の実施の形態と同様な効果が奏されるほか、三角形鋼板30と既存ラチス材16とが一体化されるので、力の伝達がスムーズになされラチス柱12の耐力を増強する上で極めて有利となる。
なお、第1乃至第3の実施の形態では、ラチス柱を補強する場合について説明したが、本発明は、ラチス材を有する既存鋼構造部材に広く適用可能であり、したがって、既存構造部材はラチス材を有する柱に限定されず、ラチス材を有する梁などの各種の既存鋼構造部材に広く適用されるものである。
(A)は補強すべき既存のラチス柱の平面図、(B)は補強すべき既存のラチス柱の正面図である。 第1の実施の形態の補強構造の説明図で、(A)はラチス柱の平面図、(B)はラチス柱の正面図である。 第2の実施の形態の補強構造の説明図で、ラチス柱の正面図である。 第3の実施の形態の補強構造の説明図で、(A)はラチス柱の平面図、(B)はラチス柱の正面図である。
符号の説明
12……ラチス柱、14……既存弦材、16……既存ラチス材、20……補強用ラチス材、30……三角形鋼板、40……つなぎ鋼板。

Claims (5)

  1. 互いに対向して延在する一対の既存弦材と、それら既存弦材間にそれら既存弦材が延在する方向に対して斜めに掛け渡された複数の既存ラチス材とを有する既存鋼構造部材を補強する構造であって、
    前記既存ラチス材と同じ長さの複数の補強用ラチス材が設けられ、
    前記補強用ラチス材の長手方向の両端に、前記既存ラチス材と同じ厚さのスペーサが取り付けられ、
    前記補強用ラチス材の長手方向の中央が前記各既存ラチス材の長手方向の中央に当て付けられ前記既存弦材の延在方向に対して斜めで前記既存ラチス材と逆向きに前記補強用ラチス材が前記一対の弦材間に掛け渡わたされてその長手方向の両端のスペーサが前記一対の既存弦材にそれぞれ当て付けられ、
    前記補強用ラチス材の両端は前記スペーサと共に、ドリルねじまたは打ち込み鋲により前記一対の既存弦材に取り付けられ、
    前記補強用ラチス材の長手方向の中央は、ドリルねじまたは打ち込み鋲により前記既存ラチス材の長手方向の中央に取り付けられている、
    ことを特徴とする既存鋼構造部材の補強構造。
  2. 前記補強用ラチス材の長手方向の両端と中央に、ドリルねじまたは打ち込み鋲の挿通用の下孔が形成されていることを特徴とする既存鋼構造部材の補強構造。
  3. 互いに対向して延在する一対の既存弦材と、それら既存弦材間にそれら既存弦材が延在する方向に対して斜めに掛け渡された複数の既存ラチス材とを有し、前記一対の既存弦材間で隣り合う前記既存ラチス材の間に、それら隣り合う既存ラチス材を2辺とし、それら隣り合う既存ラチス材に挟まれた前記既存弦材部分を一辺とする三角形スペースが、隣り合う既存ラチス材で挟まれた頂点が逆向きとなるように複数並べられて配置されている既存鋼構造部材を補強する構造であって、
    前記三角形スペースに対応した形状の複数の三角形鋼板が設けられ、
    それら三角形鋼板が前記三角形スペースに装入され、前記三角形鋼板の一辺が前記三角形スペースの一辺を構成する前記既存弦材にドリルねじまたは打ち込み鋲により取り付けられると共に、前記三角形鋼板の一辺に対向する前記三角形鋼板の頂点が前記既存弦材に対向する他方の既存弦材にドリルねじまたは打ち込み鋲により取り付けられている、
    ことを特徴とする既存鋼構造部材の補強構造。
  4. 前記三角形鋼鈑の厚さは前記既存ラチス材の厚さと同一であり、
    前記三角形鋼板が前記既存ラチス材に臨む縁と、この縁に臨む前記既存ラチス材の縁との間の隙間を閉塞する幅で、それら縁に沿って前記一対の既存弦材間に延在する長さの複数のつなぎ鋼板が設けられ、
    前記三角形鋼板と前記既存ラチス材との前記隙間を閉塞するように前記複数のつなぎ鋼板が配置され、それらつなぎ鋼板の幅方向の両端で長手方向に沿った複数箇所が、前記三角形鋼板の長手方向に沿った複数箇所および前記既存ラチス材の長手方向に沿った複数箇所にドリルねじまたは打ち込み鋲により取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項3記載の既存鋼構造部材の補強構造。
  5. 前記三角形鋼板および前記つなぎ鋼板に、ドリルねじまたは打ち込み鋲の挿通用の下孔が形成されていることを特徴とする請求項4記載の既存鋼構造部材の補強構造。
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