JP4876462B2 - 画像表示装置 - Google Patents
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Description
このような画像表示部として、矩形状の表示面を有する画像表示パネルと、画像表示パネルの四辺の外縁に沿って延在し画像表示パネルを支持する透明樹脂製の矩形枠状のブラケットと、画像表示パネルの側方からブラケットの背面までを覆うカバーを備えたものが提案されている(特許文献1参照)。
このような構成によれば、画像表示パネルの輪郭に沿って透明なブラケットが位置することで、あたかも画像表示パネルの表示面が、ブラケットの外側に位置するカバー部分から浮き上がったフローティング構造として見えるため、斬新な趣きを与え良好なデザイン性を確保することができる。
そのため、前記従来技術では、ブラケットの製造コストがかかりがちであり、コストダウンを図る上で不利があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、その目的は良好なデザイン性を確保しつつコストダウンを図る上で有利な画像表示装置を提供することにある。
そして、本実施の形態では、飾りパネルを構成する板材の前後方向の厚さは、画像表示パネルの前後厚さに比べて大幅に短縮された寸法で足りる。
したがって、従来のフローティング構造を構成するブラケットの厚さに比べて大幅に短縮でき、したがって、コストダウンを図りつつフローティング構造を構成できる。
以下、本発明による画像表示装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は第1の実施の形態における画像表示装置100の斜視図、図2はフロントカバー20を前方から見た斜視図、図3はフロントカバー20を後方から見た斜視図である。
図1に示すように、画像表示装置100は、画像表示部10と、画像表示部10の下面中央から下方に延在する脚体12と、脚体12を支持する載置台14とを備え、脚体12は、載置台14に鉛直軸の周りに回転可能に支持されている。
前面22の内側に高さと高さよりも大きい寸法の幅を有する矩形状の正面開口26が形成されている。
前面22は、正面開口26の上方で左右幅方向に延在する左右に細長の上前面部22Aと、正面開口26の下方で左右幅方向に延在する左右に細長の下前面部22Bと、正面開口26の左方で上下高さ方向に延在する上下に細長の左前面部22Cと、正面開口26の右方で上下高さ方向に延在する上下に細長の右前面部22Dとを有している。
図2に示すように、少なくとも左前面部22Cと右前面部22Dは放音用の多数の微細孔からなるスピーカーグリルが形成され、その背面に音声を出力する不図示のスピーカーが取着されている。
図1に示すように、液晶パネル30は、フロントカバー20の4つの側板24の内側に収容可能な大きさの矩形板状を呈し、その前面に表示面32が位置している。
液晶パネル30は、表示面32がフロントカバー20の背面から正面開口26に臨んだ状態で配設されている。
なお、液晶パネル30の背面には、何れも図示しないシャーシとシャーシに組み付けられた電装部品が配設され、これらシャーシおよび電装部品は、液晶パネル30の背面に臨むように配設された前記バックカバーによって覆われており、バックカバーはフロントカバーにねじなどで取着されている。
図4(A)、図5乃至図7に示すように、上前面部22Aの上縁寄りの箇所にその上縁に沿って飾りパネル収容空間23Aが形成され、飾りパネル収容空間23Aの長さは、装着される飾りパネル40Aの長さよりも大きい寸法で形成されている。
飾りパネル収容空間23Aは、本実施の形態では、上前面部22Aの上縁寄りの箇所にその上縁に沿って直線状に延在する前方に開放状の凹部2202と、フロントカバー20の内部で凹部2202の延在方向の両端に位置する空間部Sとで構成されている。
凹部2202は、フロントカバー20に一体に設けられた凹部形成用壁2202Aで形成されている。
凹部2202の長さ方向に沿った各空間部Sの端部の前方にはフロントカバー20の側板24の前端から内側に屈曲された壁部2204が位置している。
凹部形成用壁2202Aの長さ方向の両端は、図6、図7に示すように、壁部2204に対してその長さ方向の中央寄りに離れた箇所に位置している。
そして、図5、図6に示すように、一方の壁部2204には、より詳細には、空間Sに臨む壁部2204の背面に係合ピン2206が突出形成されている。
また、凹部2202の底壁2210には複数の係合孔2212(図10参照)が形成され、また、図5、図9に示すように、上下方向の位置決め溝2214が形成されている。
より詳細には、係合孔2212は、凹部2202の底壁2210の対向する上下部(凹部2202の長さ方向および深さ方向と直交する方向において互いに対向する箇所)に設けられている。
また、位置決め溝2214は、凹部2202の底壁2210の上下方向の中間部(凹部2202の長さ方向および深さ方向と直交する方向における中間部)に設けられている。
飾りパネル収容空間23Bは、本実施の形態では、下前面部22Bの下縁寄りの箇所にその下縁に沿って直線状に延在する前方に開放状の凹部2250と、フロントカバー20の内部で凹部2250の延在方向の両端に位置する空間部Sとで構成されている。
凹部2250は、フロントカバー20に一体に設けられた凹部形成用壁2250Aで形成されている。
凹部2250の長さ方向に沿った各空間部Sの端部の前方にはフロントカバー20の側板24の前端から内側に屈曲された壁部2254が位置している。
凹部形成用壁2202Bの長さ方向の両端は、図6、図7に示すように、壁部2254に対してその長さ方向の中央寄りに離れた箇所に位置している。
そして、一方の壁部2254には、より詳細には、空間部Sに臨む壁部2254の背面に係合ピン2256が突出形成されている。
また、凹部2250の底壁2260には複数の係合孔2262(図10参照)が形成され、また、図5、図9に示すように、上下方向の位置決め溝2264が形成されている。
より詳細には、係合孔2262は、凹部2250の底壁2260の対向する上下部(凹部2250の長さ方向および深さ方向と直交する方向において互いに対向する箇所)に設けられている。
また、位置決め溝2264は、凹部2250の底壁2260の上下方向の中間部(凹部2250の長さ方向および深さ方向と直交する方向における中間部)に設けられている。
図24に示すように、LED基板50は、凹部2250の長さ方向に沿って延在する帯板状に形成された基板本体52と、基板本体52の表面に実装された1つの受光素子54および3つのLED56を備えている。
受光素子54は、画像表示装置100を遠隔制御するためのリモートコントロール装置から送信される赤外線信号を受信するものである。
各LED56は、画像表示装置100の動作状態、例えば、電源のオンオフ、録画動作、予約動作、スタンバイ(省電力動作)、通信動作、タイマー動作などの状態を点灯、滅灯、点滅、あるいは点灯色などによって表示するものである。
まず、飾りパネル収容空間23Aに装着される飾りパネル40Aから説明する。
図11は上側の飾りパネル40Aの平面図、図12は上側の飾りパネル40Aの斜視図、図13、図14は第1のパネルホルダ46Aの斜視図、図15、図16は第2のパネルホルダ48Aの斜視図、図17は上側の飾りパネル40Aに第1、第2のパネルホルダ46A、48Aが取着された状態を示す組み立て図である。
図11、図12に示すように、飾りパネル40Aは、透明な合成樹脂からなる帯状の板材42Aと、板材42Aの裏面の全域に設けられた鏡面印刷面44Aとで構成されている。
板材42Aを構成する透明な合成樹脂は例えばアクリルやポリカーボネート及びMS樹脂(メチルメタルクリレート・スチレン)を採用可能である。
本実施の形態では、板材42Aは、ガラスと同様な色を呈するように薄い緑色であるガラス色で着色されている。
板材42Aは、凹部2202の延在長さよりも大きい寸法の長さで形成されている。
板材42Aの長手方向の一端寄りで板材42Aの幅方向の中央箇所には板材42Aの厚さ方向に貫通する係合孔4202が形成されている。
板材42Aの裏面は鏡面仕上げがなされている。
鏡面印刷面44Aは、例えば、その全域が平滑な金属光沢を有する銀色を呈している。
図13、図14に示すように、第1のホルダ46Aは細長形状の本体板部4602を有し、本体板部4602には複数の係合爪4610と、複数の位置決めピン4612とを備えている。
本体板部4602は飾りパネル40Aの鏡面印刷面44Aの背面に両面粘着テープなどによって接着されている。
各係合爪4610は、本体板部4602の長さ方向と直交する上下方向(幅方向)の両側箇所から対向するように後方に向けて設けられるとともに、本体板部4602の長さ方向に間隔をおいて設けられている。
位置決めピン4612は、本体板部4602の長さ方向の一端と、本体板部4602の長さ方向の他端寄り箇所から後方にそれぞれ突設されている。
また、第1のホルダ46Aには、本体板部4602の長さ方向の一端から係合ピン4614が前方に突設されている。
なお、図5、図6に示すように、第1のホルダ46Aは、係合ピン4614が板材42Aの係合孔4202に係合することで板材42Aの長さ方向における位置決めがなされ、その状態で本体板部4602に接着されている。
第1のホルダ46Aと第2のホルダ48Aは、本体板部4602、4802の長さと、係合爪4610、4810および位置決めピン4612、4812の突設箇所とが異なっている。
本体板部4802は飾りパネル40Aの鏡面印刷面44Aの背面に両面粘着テープなどによって接着されている。
各係合爪4810は、本体板部4802の長さ方向と直交する上下方向(幅方向)の両側箇所から対向するように後方に向けて設けられるとともに、本体板部4802の長さ方向に間隔をおいて設けられている。
位置決めピン4812は、本体板部4802の長さ方向の一端と、本体板部4802の長さ方向の他端寄り箇所から後方にそれぞれ突設されている。
図18は下側の飾りパネル40Bの平面図、図19は下側の飾りパネル40Bの斜視図、図20、図21は第1のパネルホルダ46Bの斜視図、図22、図23は第2のパネルホルダ48Bの斜視図である。
図18、図19に示すように、飾りパネル40Bは、飾りパネル40Aと同様に、透明な合成樹脂からなる帯状の板材42Bと、板材42Bの裏面の全域に形成された鏡面印刷面44Bとで構成されている。
板材42Bを構成する透明な合成樹脂は例えばアクリルやポリカーボネート及びMS樹脂を採用可能である。
本実施の形態では、板材42Bは、板材42Aと同様にガラスと同様な色を呈するように薄い緑色であるガラス色で着色されている。
板材42Bは、凹部2250の延在長さよりも大きい寸法の長さで形成されている。
板材42Bの長手方向の一端寄りで板材42Bの幅方向の中央箇所には板材42Bの厚さ方向に貫通する係合孔4202が形成されている。
板材42の裏面は鏡面仕上げがなされている。
鏡面印刷面44Aは、例えば、その全域が平滑な金属光沢を有する略銀色を呈している。
また、板材42Bの係合孔4202寄りの箇所には、板材42Bの一端から他端に向かう方向に沿って鏡面印刷面44Bに1つの受光用窓4410と3つの発光用窓4412がこの順番で間隔をおいて形成されている。
これら1つの受光用窓4410と3つの発光用窓4412は、鏡面印刷面44Bに開口が設けられることで形成されている。
受光用窓4410はリモコンからの赤外線光を主として透過する塗料で鏡面印刷面の背面からさらに印刷されている。
また、板材42Bの裏面で3つの発光用窓4412の上方箇所には、黒色の塗料で「電源/録画・予約」、「スタンバイ」、「消画/通信/タイマー」という文字が形成されており、これらの文字が画像表示部10の前方から視認できるようになっている。
図20、図21に示すように、第1のホルダ46Bは帯板状の本体板部4602を有し、本体板部4602には複数の係合爪4610と、複数の位置決めピン4612と、1つの係合ピン4614とが突設されている。
本体板部4602は飾りパネル40の鏡面印刷面44Bの背面に両面粘着テープなどによって接着されている。
各係合爪4610は、本体板部4602の長さ方向と直交する上下方向(幅方向)の両側箇所から対向するように後方に向けて設けられるとともに、本体板部4602の長さ方向に間隔をおいて設けられている。
位置決めピン4612は、本体板部4602の長さ方向の一端と、本体板部4602の長さ方向の他端寄り箇所から後方にそれぞれ突設されている。
また、第1のホルダ46Bには、本体板部4602の長さ方向の一端から係合ピン4614が前方に突設されている。
なお、図5、図6に示すように、第1のホルダ46Bは、係合ピン4614が板材42Bの係合孔4202に係合することで板材42Bの長さ方向における位置決めがなされ、その状態で本体板部4602に接着されている。
また、本体板部4602の一端寄りの箇所には、本体板部4602の長さ方向に延在する矩形状の開口4620が設けられている。
第1のホルダ46Bと第2のホルダ48Bは、本体板部4602、4802の長さと、係合爪4610、4810および位置決めピン4612、4812の突設箇所とが異なっている。
本体板部4802は飾りパネル40Bの鏡面印刷面44Bの背面に両面粘着テープなどによって接着されている。
各係合爪4810は、本体板部4802の長さ方向と直交する上下方向(幅方向)の両側箇所から対向するように後方に向けて設けられるとともに、本体板部4802の長さ方向に間隔をおいて設けられている。
位置決めピン4812は、本体板部4802の長さ方向の一端と、本体板部4802の長さ方向の他端寄り箇所から後方にそれぞれ突設されている。
予め、飾りパネル40Aには第1、第2のホルダ46A、48Aが取着され、飾りパネル40Bには第1、第2のホルダ46B、48Bが取着されているものとする。
まず、飾りパネル40Aの取り付けについて説明する。
図5、図6に示すように、飾りパネル40Aの背面を凹部2202に臨ませ、飾りパネル40Aの一端を凹部2202の一端に位置する空間部Sに壁部2204の後方から挿入し、係合孔4202に係合ピン2206を係合させる。
次いで、図7に示すように、飾りパネル40Aの他端を凹部2202の他端に位置する空間部Sに壁部2204の後方から挿入し、飾りパネル40Aの他端を壁部2204の後方に位置させる。
このとき、凹部形成用壁2202Aの長さ方向の両端は、図6、図7に示すように、壁部2204に対してその長さ方向の中央寄りに離れた箇所に位置しているので、飾りパネル40Aの長手方向の中央部を凹部2202より離れる方向に撓ませるようにして、飾りパネル40Aの他端を壁部2204の後方で空間部Sに挿入することで簡単になされる。
そして、図8、図9に示すように、第1、第2のホルダ46A、48Aの位置決めピン4612、4812を、位置決め溝2214に凹部2202の長さ方向に移動可能に挿入するとともに、図10に示すように、第1、第2のホルダ46A、48Aの係合爪4610、4810を係合孔2262に凹部2202の長さ方向に移動可能に挿入して係合させる。
これにより、図5、図6に示すように、飾りパネル40Aの一端が係合ピン2206に飾りパネル40Aの長さ方向に移動不能に取着され、かつ、図7に示すように、飾りパネル40Aの他端は凹部2202に取着されずに飾りパネル収容空間23Aの延在方向の端部に位置する端壁2208との間に隙間Dを確保して配設される。
また、位置決めピン4612、4812が位置決め溝2214に凹部2202の長さ方向に移動可能に挿入されることで、飾りパネル40Aは、凹部2202の底壁2210の上下方向(凹部2202の長さ方向および深さ方向と直交する方向)の位置決めがなされる。
また、係合爪4610、4810が係合孔2212に凹部2202の長さ方向に移動可能に係合することで、飾りパネル40Aは、凹部2202の長さ方向に沿って移動可能に凹部2202内に保持される。
図5、図6に示すように、飾りパネル40Bの背面を凹部2250に臨ませ、飾りパネル40Bの一端を凹部2250の一端に位置する空間部Sに壁部2254の後方から挿入し、係合孔4202に係合ピン2256を係合させる。
次いで、図7に示すように、飾りパネル40Bの他端を凹部2250の他端に位置する空間部Sに壁部2254の後方から挿入し、飾りパネル40Bの他端を壁部2254の後方に位置させる。
このとき凹部形成用壁2202Bの長さ方向の両端は、図6、図7に示すように、壁部2254に対してその長さ方向の中央寄りに離れた箇所に位置しているので、飾りパネル40Bの長手方向の中央部を凹部2250より離れる方向に撓ませるようにして、飾りパネル40Bの他端を壁部2250の後方で空間部Sに挿入することで簡単になされる。
そして、図8、図9に示すように、第1、第2のホルダ46B、48Bの位置決めピン4612、4812を、位置決め溝2264に凹部2250の長さ方向に移動可能に挿入するとともに、図10に示すように、第1、第2のホルダ46B、48Bの係合爪4610、4810を係合孔2262に凹部2250の長さ方向に移動可能に挿入して係合させる。
これにより、図5、図6に示すように、飾りパネル40Bの一端が係合ピン2256に飾りパネル40Bの長さ方向に移動不能に取着され、かつ、図7に示すように、飾りパネル40Bの他端は凹部2250に取着されずに飾りパネル収容空間23Aの延在方向の端部に位置する端壁2208との間に隙間Dを確保して配設される。
また、位置決めピン4612、4812が位置決め溝2264に凹部2250の長さ方向に移動可能に挿入されることで、飾りパネル40Bは、凹部2250の底壁2260の上下方向(凹部2250の長さ方向および深さ方向と直交する方向)の位置決めがなされる。
また、係合爪4610、4810が係合孔2262に凹部2250の長さ方向に移動可能に係合することで、飾りパネル40Bは、凹部2250の長さ方向に沿って移動可能に凹部2250内に保持される。
これにより、1つの受光素子54と3つのLED56は、第1のホルダ46Bの開口4620を介して板材44Bの1つの受光用窓4410と3つの発光用窓4412にそれぞれ臨んだ状態となる。
したがって、赤外線信号が飾りパネル40Bの板材42Bを透過し、受光用窓4410、開口4620を介して受光素子54に到達することが可能となり、また、各LED54からの発せられた光が開口4620、発光用窓4412を介して、板材44Bを透過して外方に到達することが可能となる。
そのため、本実施の形態によれば、飾りパネル40A、40Bの各鏡面印刷面44A、44Bが透明な板材42A、42Bを介して画像表示部10の前方に臨み、飾りパネル40A、40B箇所に奥行きが感じられ、液晶パネル30のフローティング構造を構成することができる。
そして、本実施の形態では、飾りパネル40A、40Bを構成する板材42A、42Bの前後方向の厚さは、液晶パネル30の前後厚さに比べて大幅に短縮された寸法で足りる。
したがって、従来のフローティング構造を構成するブラケットの厚さに比べて大幅に短縮でき、したがって、コストダウンを図りつつフローティング構造を構成でき、斬新な趣きを与え良好なデザイン性を確保することができる。
また、飾りパネル40A、40Bの長さ方向の両端は、壁部2204、2254により隠されているため、飾りパネル40A、40Bによるデザイン性を向上する上で有利となる。
また、本実施の形態では、複数種類のホルダ46A、48A、46B、48Bを設けたので、機種や仕様毎に飾りパネル40A、40Bの長さが変化しても、それらホルダの組み合わせにより対応でき、ホルダを共通して使用でき、コストダウンを図る上で有利となる。
さらには、従来では、飾りパネルはフロントカバーに一定圧力をかけて装着しており、このためフロントカバー単品に接着し、その後製品に組み付ける方法しかなかったが、本実施の形態では、飾りパネル40A、40Bをフロントカバーの前方より挿入して固定することが出来るので、液晶表示装置の生産において、飾りパネル40A、40Bが付いていない状態の半完成品の状態で液晶表示部ないしフロントカバーをストックしておくことができ、生産オペレーションの自由度が大幅に向上し、仕掛在庫等の圧縮が可能となる。
なお、板材42A、42Bをガラス色で着色せずに透明としてもよいが、本実施の形態のように板材42A、42Bをガラス色で着色すると、飾りパネル40A、40Bを視認した際により効果的に奥行き感を与えることができる。
また、本実施の形態では、飾りパネル収容空間23A、23Bを、凹部2202、2250とその両側の空間Sで構成した場合について説明したが、飾りパネル収容空間23A、23Bは凹部2202、2250のみで構成するようにしてもよい。ただし、実施の形態のように構成すると、飾りパネル40A、40Bの他端の組み込みが簡単になされる。
また、本実施の形態では、画像表示パネルとして液晶パネル30を用いた場合について説明したが、画像表示パネルは、プラズマディスプレイ、有機EL(Electronic Luminescent)ディスプレイなど従来公知の様々な表示デバイスを採用可能であることは無論である。
また、本実施の形態では、画像表示装置100がテレビジョン装置である場合について説明したが、画像表示装置は、画像表示パネルが組み込まれた種々の電子機器、例えば、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯型のゲーム機器などであってもよいことは無論である。
Claims (11)
- 画像表示パネルの矩形状の表示面の周囲に沿って配置される4つの細長形状の前面部を有するフロントカバーと、
前記4つの前面部のうちの1つの前面部に前方に開放状で前記前面部の長手方向に沿って延在形成された凹部と、
前記凹部に配置された飾りパネルとを備え、
前記凹部は、前記フロントカバーに設けられた凹部形成用壁で形成され、前記凹部形成用壁の延在長さは、前記飾りパネルの長さよりも小さい寸法で形成され、前記フロントカバーの内部で前記凹部形成用壁の延在方向の両端にはそれぞれ空間部が位置しており、前記凹部とその両端の空間部により前記飾りパネル収容空間が形成され、前記凹部の長さ方向に沿った各空間部の端部の前方には前記フロントカバーに設けられた壁部が位置しており、
前記飾りパネルは、透明な合成樹脂材料からなる帯状の板材と、前記板材の裏面全域に形成された鏡面印刷面とで構成されると共に、前記飾りパネル収容空間に配置され、前記飾りパネルの長さ方向の両端は前記壁部により覆われている
画像表示装置。 - 前記飾りパネル収容空間の長さは、前記飾りパネルの長さよりも大きい寸法で形成されている、請求項1記載の画像表示装置。
- 前記凹部形成用壁の長さ方向の両端は前記壁部に対してその長さ方向の中央寄りに離れた箇所に位置している、請求項1または2記載の画像表示装置。
- 前記板材の長さ方向の一方の端部に係合孔が形成され、前記壁部から突設された係合ピンが前記係合孔に係合し前記板材の長さ方向の一方の端部は前記板材の長さ方向に移動不能に結合され、前記板材の長さ方向の他方の端部は前記凹部の延在方向の端部に位置する前記空間部に収容され前記フロントカバーの壁面との間に隙間を確保して配設され、温度の変化により前記板材の長さが変化する際に前記板材は前記係合ピンと係合孔とが係合された箇所を基準として膨張収縮する、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像表示装置。
- 前記凹部の底壁には複数の係合孔が設けられ、前記鏡面印刷面の裏面には係合爪が突設され、前記飾りパネルは前記係合爪が前記係合孔に前記凹部の長さ方向に移動可能にかつ前記凹部の長さ方向および深さ方向と直交する方向に移動不能に係合することで前記凹部に配置されている、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像表示装置。
- 前記鏡面印刷面の裏面に位置決めピンが突設され、前記凹部の底壁に、前記凹部の長さ方向および深さ方向に直交する方向における前記飾りパネルの位置決めを行なう位置決め溝が前記凹部の長さ方向に沿って延在形成され、前記鏡面印刷面の裏面に位置決めピンが突設され、前記飾りパネルは前記位置決めピンが前記位置決め溝に前記凹部の長さ方向に移動可能に挿入されることで前記凹部の長さ方向および深さ方向に直交する方向における位置決めがなされている、請求項1乃至5のいずれか1つに記載の画像表示装置。
- 前記鏡面印刷面の裏面に前記板材の長さ方向に間隔をおいて複数のホルダが取着され、前記ホルダは、前記鏡面印刷面の裏面に取着される細長形状の本体板部を備え、前記係合爪は前記本体板部から突設されている、請求項5記載の画像表示装置。
- 前記鏡面印刷面の裏面に前記板材の長さ方向に間隔をおいて複数のホルダが取着され、前記ホルダは、前記鏡面印刷面の裏面に取着される細長形状の本体板部を備え、前記位置決めピンは前記本体板部から突設されている、請求項6記載の画像表示装置。
- 前記係合爪は、前記凹部の長さ方向および深さ方向と直交する方向において互いに対向するように設けられている、請求項5記載の画像表示装置。
- 前記凹部の底壁には複数の係合孔が設けられ、前記鏡面印刷面の裏面には係合爪が突設され、前記飾りパネルは前記係合爪が前記係合孔に前記凹部の長さ方向に移動可能にかつ前記凹部の長さ方向および深さ方向と直交する方向に移動不能に係合することで前記凹部に配置され、前記鏡面印刷面の裏面に位置決めピンが突設され、前記凹部の底壁に、前記凹部の長さ方向および深さ方向に直交する方向における前記飾りパネルの位置決めを行なう位置決め溝が前記凹部の長さ方向に沿って延在形成され、前記鏡面印刷面の裏面に位置決めピンが突設され、前記飾りパネルは前記位置決めピンが前記位置決め溝に前記凹部の長さ方向に移動可能に挿入されることで前記凹部の長さ方向および深さ方向に直交する方向における位置決めがなされ、前記鏡面印刷面の裏面に前記板材の長さ方向に間隔をおいて複数のホルダが取着され、前記ホルダは、前記鏡面印刷面の裏面に取着される細長形状の本体板部を備え、前記係合爪および前記位置決めピンは前記本体板部から突設され、前記ホルダは、前記本体板部の長さと、前記係合爪および位置決めピンの突設箇所とが異なる複数種類設けられている、請求項1乃至9のいずれか1つに記載の画像表示装置。
- 前記板材は、ガラス色に着色されている、請求項1乃至10のいずれか1つに記載の画像表示装置。
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