JP4868080B2 - 画像形成装置および画像形成ユニット - Google Patents
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Description
このような画像形成装置は、記録紙等または中間転写体にトナー像を転写した後の感光体ドラムの表面に残存するトナーを除去するクリーニング装置を備えている。
クリーニング装置としては、クリーニング性能と信頼性に優れるブレード方式が、多く用いられている。ブレード方式は、ゴム等の弾性体によって形成されたクリーニングブレードを感光体ドラムの表面に圧接させて残存トナーを掻き取る(クリーニングブレードとして特許文献1乃至3参照)。
このような傷や磨耗の発生を抑制して高速化を可能とするために、感光体に機械的強度の高い樹脂を用いることが提案されている。たとえば、特許文献4には電荷輸送性有機ケイ素化合物を含んでなる硬化膜を最表面層に形成した感光体が開示されている。これによれば、感光体表面の耐熱性及び機械的強度が向上し、従来の感光体と比較して傷や磨耗の発生を抑制できる。その結果、高画質をより長期にわたって維持することができ、長寿命化できる。
すなわち、表面層の高い機械的強度によってブレードの掻き取り性が低下し、感光体表面に強固に付着した放電生成物をブレードでは良好に除去することができない。この残存する放電生成物によって感光体表面の摩擦係数は極めて高くなり、クリーニングブレードに損傷を与える。特にクリーニングブレードを感光体の回転方向上流側に向けて設けるドクターブレード方式では、クリーニングブレードが感光体に引きずられてめくれてしまうという問題が生ずる。
また、放電生成物により、高温高湿下で白抜けと言われる画像欠陥を生じさせるという問題もある。
また、機械的強度の高い表面層を有する感光体に対しても良好にクリーニングできるクリーニング部材を提供することにある。
ここで、表面コート層は常温硬化型樹脂により形成されるとともに、表面コート層には微粒子が含まれていることを特徴とする。また、常温硬化型樹脂は、シリコン系樹脂であることを特徴とする。さらに、微粒子は、体積平均粒径が、0.05〜1μmであることを特徴とする。また、微粒子は、グラファイトであることを特徴とする。さらに、クリーニングブレードは、弾性素材によって板状に形成されていることを特徴とする。また、弾性素材は、ウレタンゴムであることを特徴とする。
ここで、塞き止め手段は、クリーニングブレードの背面側に位置してトナー溜まりのトナーを像担持体側に押圧付勢するように設けられた塞き止め部材であることを特徴とする。また、塞き止め部材は、トナー溜まりと対応する位置に、所定の大きさの開口部が形成されていることを特徴とする。
また、本発明の画像形成ユニットによれば、機械的強度の高い表面層を有する感光体ドラムに対しても良好にクリーニングすることができ、耐久性の高い画像形成ユニットを構成できる。
さらに、本発明のクリーニング部材によれば、機械的強度の高い表面層を有する感光体ドラムに対しても良好にクリーニングすることができる。
図1は本実施の形態が適用されるカラー画像形成装置の概略構成図である。
この画像形成装置10は、表面に感光体層を有する像担持体としてのドラム状の感光体ドラム11と、この感光体ドラム11を一様に帯電する帯電器12と、一様に帯電された感光体ドラム11に像光を照射して静電潜像を形成する像書き込み装置としてのレーザ露光器13と、4色の現像器14a,14b,14c,14dを備える現像ユニット14と、感光体ドラム11に接触する経路で周回可能に張架された無端ベルト状の中間転写ベルト20と、感光体ドラム11上に形成されたトナー像を中間転写ベルト20へ転写する一次転写ロール15と、転写後に感光体ドラム11に残留したトナーを除去するクリーニング装置30と、を備えている。また、用紙トレイ41に収容された記録用紙Pを搬送する記録紙搬送機構40と、記録用紙P上のトナー像を定着する定着装置16とを備えている。
帯電器12によって所定電位に帯電された感光体ドラム11の表面に、レーザ露光器13により画像に対応した静電潜像が書き込まれ、対応する現像器14a,14b,14c,14dによって現像(トナー像化)される。このトナー像は、感光体ドラム11と中間転写ベルト20とが接する一次転写位置において、一次転写ロール15に印加される一次転写バイアスにより感光体ドラム11から中間転写ベルト20に一次転写される。一次転写後に感光体ドラム11上に残留したトナーはクリーニング装置30によって除去される。
感光体ドラム11上でのトナー像の形成とそのトナー像の一次転写の工程は、色数分だけ繰り返され、中間転写ベルト20上に各色のトナー像が重ねられてカラー像化される。
このようにして中間転写ベルト20に一次転写されたトナー像は、中間転写ベルト20の回動によって、二次転写ロール25とバックアップロール24とが中間転写ベルト20を挟んで対向する二次転写位置へと搬送される。一方、これと同期して、記録用紙Pが記録紙搬送機構40によって二次転写位置へと搬送される。
二次転写位置では、二次転写ロール25とバックアップロール24との間に形成される二次転写電界の作用で、中間転写ベルト20に担持されたトナー像を記録用紙Pに静電転写(二次転写)する。
二次転写位置においてトナー像が転写された記録用紙Pは、記録紙搬送機構40によって定着装置16へと搬送され、トナー像が加熱加圧定着されて排紙トレイ48に排出される。一方、二次転写位置を通過した中間転写ベルト20上に残留した残留トナーは、トナー除去装置18によって除去される。
感光体ドラム11は、アルミニウム等の金属製支持体(ドラム)の周表面に、感光層が形成されている。感光層は、電荷発生層と電荷輸送層が順次積層された機能分離型感光体で、最表面には機械的強度に優れる保護層が形成されている。
電荷発生層は、上記電荷発生材料を用いて蒸着により、又は上記電荷発生材料及び結着樹脂を含有する電荷発生層形成用塗布液を用いて形成される。その膜厚は、好ましくは0.1〜5μm、より好ましくは0.2〜2.0μmである。
また、保護層には、磨耗、傷等に対する耐性を持たせるため、導電性徴粒子を分散させたり、フッ素原子含有樹脂、アクリル樹脂等の潤滑性微粒子を分散させたり、シリコンやアクリル等のハードコート剤を使用することができる。さらに、保護層には、その電気特性を向上させるために、電荷輸送材料を含有させることが好ましい。なお、電荷輸送材料としては、例えば、上記電荷輸送層の構成材料として挙げられたものを使用できる。
なお、感光層は、上記のごとく電荷発生層と電荷輸送層が順次積層された機能分離型感光体の最表層に保護層を設けたものに限るものではない。たとえば、機能分離型でも保護層を設けずに電荷輸送層を最表層としてこれに架橋構造を有する樹脂を含有させたものであっても良い。また、電荷発生層と電荷輸送層とを同一の層とした単一型感光層のものでも、架橋構造を有する樹脂を含有させればそれ自体が最表層である。
レーザ露光器13は、感光体ドラム11の回転方向(図中矢印A)とほぼ垂直に発光素子(LD)のレーザ光を繰り返し走査し、この発光素子が画像信号に基づいてON/OFFすることによって回転駆動される感光体ドラム11に像露光を行うようになっている。
形状係数=(トナー径の絶対最大径)2/(トナーの投影面積)×π/4×100
さらに、トナーには、帯電制御剤や転写助剤として、平均粒径10〜150nm程度のシリカ及びチタニア等の微粒子(外添剤)が適当量外添されている。
なお、トナーとしては、本製造法に限らず、例えば懸濁重合法、懸濁造粒法、溶解懸濁法、混練粉砕法等により製造されたものでもよい。
上記トナーとキャリアとを混合した現像剤としては、例えば、トナー濃度(TC: TonerConcentration)は8wt%、現像剤中トナー帯電量を20〜30μC/gとしたものを用いることができる。ここでTCは次式で示される。
TC=(現像剤に含まれるトナーの重量)/(現像剤の総重量)×100
上記トナーとキャリアを混合して現像剤としたときのトナーの電荷量は、高すぎるとトナーのキャリアに対する付着力が高くなりすぎて、トナーによって現像されないといった現象が発生する。一方、電荷量が低すぎると、トナーのキャリアに対する付着力が弱くなって遊離トナーによるトナークラウドが発生し、プリントにおけるカブリが問題となる。トナーを転移して良好な現像を行うという観点からは、現像剤中のトナーの電荷量が絶対値で5〜50μC/g、好ましくは、10〜40μC/gの範囲にあることが望ましい。なお、本実施例のトナー電荷量は30μC/gである。
一次転写ロール15は、金属製の芯金にウレタン発泡体の層を形成したもので、ロールの抵抗値は108Ωに調製してある。また、一次転写ロール15の外径はたとえば18.5mmである。
なお、一次転写ロール15を含む画像形成装置10におけるロール抵抗値は、各ロールをアースに接続した金属板の上に乗せ、ロール両端に500g計1kgの荷重をかけ、ロールの芯金と金属板との間に1kVの直流電圧を印加し、測定される電流値から換算して求めたものである。
二次転写ロール25は、外径28mmで2層構成となっており、高抵抗で薄い表面層と、その内側に表面層より低い抵抗で弾性を有する弾性層を有している。表面層は、体積抵抗率が108〜1013Ωcmの範囲であり、弾性層の抵抗は表面層の抵抗より低くしてあり、ロール全体の抵抗値として108〜109Ωの範囲に調整してある。
トナー除去装置18は、金属製の芯金にナイロン製繊維を織った織布を巻き付けて形成されたブラシで、たとえば外径17.5mm、繊維の太さは0.67テックス(6デニール)、パイル長は5.5mmで、中間転写体への食込み量は約1mmに設定される。そして、中間転写体ベルト20の回動方向(図中矢印B)とは逆方向に回転駆動され、トナーや紙粉を除去する。なお、ブラシにはフリッカーバー19が接触しており、ブラシ繊維に付着したトナー等を掻き落とすようになっている。なお、フリッカーバー19はフッ素樹脂をコーティングしてあり、その表面にトナー等が付着・堆積するのを防止している。
図2は、クリーニング装置30の概念構成を示す断面図である。また、図3はそのクリーニングブレード33の周辺を拡大して示した図である。
クリーニング装置30は、感光体ドラム11に近接して配置され、感光体ドラム11と対向する側に開口するクリーナハウジング31を備えている。
クリーナハウジング31の下側の開口端部には、シール部材32が固定されている。シール部材32は、感光体ドラム11とクリーナハウジング31との間の隙間をほぼ塞ぎ、クリーニング装置30内に収容された廃トナー等が外部へ漏れるのを防ぐ。シール部材32には、たとえば、厚さ0.2mmの熱可塑性ポリウレタンフィルムが用いられる。
クリーニングブレード33は、支持金具34を介してクリーナハウジング31に固定され、その先端部を感光体ドラム11の表面に当接させて設けられている。
支持金具34は、断面形状がL字形で、止めネジ35によってクリーナハウジング31に固定されている。
弾性素材としては、耐磨耗性、耐欠け性、耐クリープ性などの機械的性質に優れる、たとえば熱硬化型ウレタンゴムが用いられる。
表面コート層33Aは、常温硬化型樹脂のバインダーで微粒子を結合した(換言すれば常温硬化型樹脂のバインダーに微粒子を内包させた)ものである。この表面コート層33Aは、常温硬化型樹脂のバインダーと微粒子とを混成したコート剤を、クリーニングブレード33の所定部位に塗布し、バインダーを硬化させることで形成される。
バインダーとして常温硬化型樹脂を用いる理由は、クリーニングブレード33に耐熱性が低いウレタンゴムを用いることによる。ウレタンゴムは、機能性や信頼性、加工性に優れている反面、耐熱性が低い。また、常温硬化型樹脂は、柔軟性や耐久性に優れている点で表面コート材料として好適である。なお、常温硬化型樹脂は、一液常温硬化型も二液常温硬化型もいずれも使用可能である。
さらに、バインダーに混成される微粒子としては、たとえば、グラファイトが用いられる。これによって、グラファイトの潤滑性でSOC感光体の表面と低摩擦で摺動し得ると共に、グラファイトがSOC感光体の表面をミクロに研磨するので感光体表面に付着している放電生成物が除去され、良好なクリーニング性を長期にわたって維持することができる。グラファイトの形状は、摩擦係数を低減する観点から鱗片状が好ましい。また、その粒径は、体積平均粒径が0.05〜1μmであることが好ましい。この理由については、具体例の試験結果の項で詳述する。なお、微粒子はグラファイトに限定されるものではなく、摺動性と研磨性を有するものであれば、置換可能なものである。たとえば、酸化セリウム,酸化ケイ素,酸化チタン,酸化アルミニウム等が利用可能である。
また、表面コート層33Aの厚さは、0.5〜5μmが好ましい。これは、0.5μm未満であると強度が不足して摺動によって剥がれる虞があり、一方、5μmを超えると可撓性が低下し、クリーニングブレード33として変形追従性が悪くなる上に、クラックを生ずる虞があることによる。
また、この実施の形態におけるクリーニングブレード33は、ウレタンゴム製のブレードに表面コート層33Aを設けたものであるが、ブレードの素材をリン青銅板やSUS(ステンレス合金)板などの弾性を有する金属板とし、その表面に表面コート層を設けても良い。このような構成によっても、表面コート層による摺動性が良好であるために同様なクリーニング性能が得られる。これによれば、ゴム材よりも強度が高く、経時的劣化が少ないため耐久性の点で優る。
表1は、SOC感光体を備える外径84mmの感光体ドラム11に、本発明の実施の形態であるクリーニングブレード33を取り付けてクリーニング性評価を実施した結果を示す。
クリーニングブレード33の素材は、熱硬化性ポリウレタンゴムによって厚さ2mmに形成されたものを用いた。これに、常温硬化型シリコン樹脂をバインダーとして、径の異なるグラファイト微粒子を含有させた厚さ2μmの表面コート層33Aを形成し、微粒子の粒径による効果の違いを見た。常温硬化型シリコン樹脂とグラファイト微粒子の混合比率は、常温硬化型シリコン樹脂100重量部に対しグラファイト微粒子50重量部である。
微粒子の体積平均粒径は、0.012μm,0.04μm,0.05μm,0.06μm,0.1μm,0.4μm,1.0μm,1.2μm,1.5μm,2.0μmの10種類である。
評価尺度は初期クリーニング性とし、具体的にはA3用紙ベタ3枚を連続通紙してトナーすり抜け発生有無を評価し、A3用紙1000枚をプリントしたときのめくれ等の発生有無を確認した。
図4は、クリーニング装置30′の概念構成を示す断面図である。また、図5はそのクリーニングブレード33周辺を拡大して示した図である。なお、上記実施の形態と同機能の部位には同符号を付して説明を省略する。
図示実施の形態では、クリーニングブレード33の背面側(感光体ドラム11とは反対の側)に、塞き止め部材としての塞き止め板36が設けられている。
塞き止め板36は、図6(A)に示すように、たとえばポリウレタンやPET等の樹脂素材によって、弾性を有する薄板状に形成され、下端部がシール部材32と接着されて設けられている。その先端部は、クリーニングブレード33の背面に接触して弾性変形し、2〜10mm程度重合している。塞き止め板36の長手方向幅(感光体ドラム11の軸方向の長さ)は、クリーニングブレード33の長手方向幅とほぼ同様の寸法とされている。
この塞き止め板36によって、クリーニングブレード33の先端部に、感光体ドラム11の表面と、クリーニングブレード33と、シール部材32とで囲まれたトナー溜り37を形成している。
サンプルの構成は、以下の通り。
TypeA:従来の感光体+表面コート層の無いクリーニングブレード
TypeB:従来の感光体+表面コート層の無いクリーニングブレード+トナー溜まり
TypeC:SOC感光体+表面コート層の無いクリーニングブレード
TypeD:SOC感光体+表面コート層の無いクリーニングブレード+トナー溜まり
TypeE:SOC感光体+表面コート層の有るクリーニングブレード
TypeF:SOC感光体+表面コート層の有るクリーニングブレード+トナー溜まり
なお、クリーニングブレード33は、熱硬化性ポリウレタンゴムによって形成された厚さ2mmのものを用いた。また、表面コート層33Aは、常温硬化型シリコン樹脂をバインダーとして、これに体積平均粒径が0.2μmのグラファイト微粒子を含有させて、厚さ2μmに形成した。
また、従来構成そのものであるTypeAにトナー溜まりを設けたのみのTypeB(従来の感光体+表面コート層の無いクリーニングブレード+トナー溜まり)は、2倍程度維持性が延びるものの、40〜100k枚の間にブレード磨耗やブレード欠けによるクリーニング不良を起こした。
したがって、本実施の形態のクリーニングブレード33は、従来の4倍以上の維持性が得られることが確認できた。
なお、TypeE(SOC感光体+表面コート層の有るクリーニングブレード)は、前述した実施の形態の構成であるが、200〜300k枚プリントしても良好なクリーニング性能を維持した。これによって、トナー溜まりを設けない場合でも、表面コート層33Aを有するクリーニングブレード33は従来の2倍以上の維持性が得られることが確認できた。
Claims (12)
- 最表面に架橋構造の樹脂を含む被覆層を有する像担持体と、
前記像担持体上の転写残存トナーを除去するクリーニング装置と、
を備え、
前記クリーニング装置は、
先端部が前記像担持体の表面に圧接され、当該像担持体の回転に伴い移動してくる前記転写残存トナーを塞き止めるクリーニングブレードと、
少なくとも前記クリーニングブレードの前記先端部に形成される表面コート層と、
前記クリーニングブレードにより塞き止められる前記転写残存トナーが溜まる箇所を挟み前記像担持体に対向配置されるとともに当該像担持体との間に間隙を有した状態で配置され、当該クリーニングブレードの前記先端部にトナー溜まりを形成する塞き止め部材と、
を有し、
前記クリーニングブレードの前記先端部には、
クリーニングブレード本体と、
前記クリーニングブレード本体の表面に形成され、前記像担持体の前記表面に圧接される第1の面と、
前記クリーニングブレード本体の表面に形成され、前記像担持体の前記表面から離れる方向に向かって延びるように設けられるとともに当該像担持体が設けられている側にて前記第1の面に接続され、当該像担持体の回転に伴い移動してくる前記転写残存トナーを塞き止めるとともに、当該第1の面とともに第1のエッジ部を形成する第2の面と、
前記クリーニングブレード本体を挟み前記第1の面が設けられている側とは反対側に配置され、且つ、当該クリーニングブレード本体の表面に形成され、前記第2の面に接続した状態で設けられるとともに当該第2の面とともに第2のエッジ部を形成する第3の面と、
が設けられ、
前記表面コート層は、前記第1の面および前記第2の面の両者に形成され、
前記トナー溜まりに前記転写残存トナーが溜まった状態において、前記第2のエッジ部に前記塞き止め部材が押圧接触することを特徴とする画像形成装置。 - 前記表面コート層のうち前記第2の面に形成された当該表面コート層は、前記第1のエッジ部から前記第2のエッジ部にかけて形成されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記第2の面は、前記像担持体の前記表面から離れる方向に向かって延びるように設けられるとともに、当該離れる方向に向かうに従い当該像担持体の回転方向における上流側に向かうように設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記表面コート層は常温硬化型樹脂により形成されるとともに、当該表面コート層には微粒子が含まれていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記常温硬化型樹脂は、シリコン系樹脂であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記微粒子は、体積平均粒径が、0.05〜1μmであることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記微粒子は、グラファイトであることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記クリーニングブレードは、弾性素材によって板状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の画像形成装置。
- 前記弾性素材は、ウレタンゴムであることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記クリーニングブレードは、前記トナー溜まりに溜まった前記転写残存トナーを前記像担持体側に押圧付勢するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記塞き止め部材には、前記トナー溜まりと対応する位置に、所定の大きさの開口部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 最表面に架橋構造の樹脂を含む被覆層を有する像担持体と、当該像担持体上の転写残存トナーを除去するクリーニング装置と、を備えて、画像形成装置本体に着脱可能に構成されており、
前記クリーニング装置は、
先端部が前記像担持体の表面に圧接され、当該像担持体の回転に伴い移動してくる前記転写残存トナーを塞き止めるクリーニングブレードと、
少なくとも前記クリーニングブレードの前記先端部に形成される表面コート層と、
前記クリーニングブレードにより塞き止められる前記転写残存トナーが溜まる箇所を挟み前記像担持体に対向配置されるとともに当該像担持体との間に間隙を有した状態で配置され、当該クリーニングブレードの前記先端部にトナー溜まりを形成する塞き止め部材と、
を有し、
前記クリーニングブレードの前記先端部には、
クリーニングブレード本体と、
前記クリーニングブレード本体の表面に形成され、前記像担持体の前記表面に圧接される第1の面と、
前記クリーニングブレード本体の表面に形成され、前記像担持体の前記表面から離れる方向に向かって延びるように設けられるとともに当該像担持体が設けられている側にて前記第1の面に接続され、当該像担持体の回転に伴い移動してくる前記転写残存トナーを塞き止めるとともに、当該第1の面とともに第1のエッジ部を形成する第2の面と、
前記クリーニングブレード本体を挟み前記第1の面が設けられている側とは反対側に配置され、且つ、当該クリーニングブレード本体の表面に形成され、前記第2の面に接続した状態で設けられるとともに当該第2の面とともに第2のエッジ部を形成する第3の面と、
が設けられ、
前記表面コート層は、前記第1の面および前記第2の面の両者に形成され、
前記トナー溜まりに前記転写残存トナーが溜まった状態において、前記第2のエッジ部に前記塞き止め部材が押圧接触することを特徴とする画像形成ユニット。
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