JP4860492B2 - シート接続方法及び取付治具 - Google Patents
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Description
てる際に用いるシート接続方法及びそのシート接続方法に好適に用いられる取付治具に関
する。
00の端部100aを折り返して重ねた部分の内側に係止部材101を入れ、その係止部
材101をファスナー部材102の凹部103に挿入し、そのファスナー部材102を固
定部材104の取付凹部105に入れ、取付凹部105に形成した係止部106にファス
ナー部材102に形成した被係止部107を係止させることで、ファスナー部材102を
抜け防止した状態で固定部材104の取付凹部105に取付ける方式が知られている(例
えば特許文献1参照)。
05に取付ける際に以下のような難点があった。すなわち、ファスナー部材102が取付
凹部105の外側に位置しているときはファスナー部材102を手で確実に掴むことがで
きるので、ファスナー部材102の位置を容易に調整することができる。これに対し、フ
ァスナー部材102を取付凹部105に入れ込むときは、ファスナー部材102の長さが
取付凹部105とほぼ同一寸法またはより短い寸法であると、取付凹部105の両側に外
側へはみ出した掴み部分が無いために、ファスナー部材102を掴み難くなり、取付凹部
105への容易な入れ込みができなくなるという難点がある。
ー部材を固定部材の取付凹部に容易に取付けるようにすることができるシート接続方法及
びそのシート接続方法に好適に用いられる取付治具を提供することを目的とする。
図2はその要部を拡大して示す正面図、図3は本発明のシート接続方法に用いられる取付
治具を示す外観斜視図である。
られる固定部材10と、固定部材10の上に設けられる防水カバー11と、更にその上に
設けられるカバー部材12とを有する。固定部材10は水平板1aにボルト13aとナッ
ト13bにより固定され、その固定部材10に対して防水カバー11及びカバー部材12
がボルト14aとナット14bにより固定されている。なお、防水カバー11とカバー部
材12の間には、ボルト14aに挿通させて防水性ワッシャ14cが配されている。なお、図2中の13cと14dはワッシャである。
に長手方向を一致させて配置されるものであり、図2に示すように、一対の取付凹部20
を有する固定部材本体21と、上記取付凹部20に着脱可能に取付けられる一対のファス
ナー部材22とを有する。
て、その内奥部に引掛け部20aが形成されている。各取付凹部20には、それぞれファ
スナー部材22が被引掛け部22aを引掛け部20aに引掛けて取付けられる。この取付
け状態において、両ファスナー部材22と、これらの間の固定部材本体21の部分との高
さはほぼ一定となっていて、各取付凹部20の外側は少し低く、傾斜面21aが形成され
ている。傾斜面21aの上には防水部材21bが取付けられ、防水部材21bの上面は外
側が高く内側が低くなっている。
水カバー11は、固定部材10の上面に対応する凹凸状態に形成されていて、固定部材1
0に対してカバー部材12をボルト14aおよびナット14bにより取付けると、例えば
ゴム等の弾性部材からなる防水カバー11のほぼ全域が固定部材10に押し付けられる。
側のファスナー部材22の凹溝22bは左向きに開口22cを配して形成され、図右側の
ファスナー部材22の凹溝22bは右向きに開口22cを配して形成されている。
その端部3aの内側に係止部材23を入れ、係止部材23よりも外側の二重部分を縫製等
により連結して形成されている。係止部材23は、例えば紐状のものが用いられる。各シート3の材質は、特に限定されるものではなく、繊維の織物や編物に樹脂コーティングしたもの、或いはフッ素樹脂や塩化ビニル樹脂のみのフィルムも含む。
eは、前記凹溝22bと平行な方向、換言すると後述するシート引っ張り方向とほぼ直交
する方向に長く、下向きに窪んでいて、後述するように凹溝22bに端部3aが接続され
るシート3から露出する部位に形成されている。
とともに、2枚のシート3のそれぞれに係止部材23を取付ける。各シート3への係止部
材23の取付けは、次のように行う。シート3の端3bを、端部3aから反対側に折り返
し、その折り返し部分の内側に係止部材23を入れ、係止部材23よりも外側の二重部分
を縫製等により連結する。
の右側に配されるファスナー部材22の凹溝22bに取付ける(シート連結工程)。この
取付けは、上述したように凹溝22bの長手方向両端の一方から係止部材23を挿入して
行う。これよりも後に、又は前に、他方(図示例の左側)のシート3の係止部材23を、
固定部材本体21の幅方向の左側に配されるファスナー部材22の凹溝22bに、同様に
して取付ける。
には、前記ファスナー部材22の取付溝22eと、図3に示す取付治具50とを用いる。
取付治具50は、取付溝22eに挿着する突起部50aと、手で把持する把持部50cと、これら突起部50aと把持部50cとの間に設けられた連結部50bとを有する。この取付治具50では、右側のファスナー部材22に対し、取付溝22eに突起部50aを挿着し、把持部50cを把持して左方向へ引っ張り、左側のファスナー部材22に対しては、突起部50aと把持部50cとを逆向きにして取付溝22eに突起部50aを挿着し、把持部50cを把持して右方向へ引っ張るように用いられる。取付溝22eに挿着する突起部50aは、先端50dを連結部50bに繋がった部分よりも引張り方向側に寄せて傾斜して形成されている。一方、ファスナー部材22の取付溝22eは、溝底22fを溝開口22gよりも、取付治具50による引張り方向側に寄せて傾斜して形成されている。なお、当然のことながら、溝底22fに対応する突起部50aの先端50dは、溝開口22gに対応する突起部50aの部分よりも引張り方向側に寄った位置関係である。
に、右側のファスナー部材22の取付溝22eに、取付治具50の突起部50aを挿着し、把持部50cを把持して左方向へ引っ張り、ファスナー部材22が固定部材本体21の右側の取付凹部20の上方に位置させ(引張工程)、その後、把持部50cを降下させることで、取付凹部20にファスナー部材22を入込ませて取付ける(入込工程)。このとき、被引掛け部22aを引掛け部20aに引掛けて抜け防止する。これよりも後に、又は前に、左側のファスナー部材(図示せず)を固定部材本体21の幅方向左側の取付凹部20に、同様にして取付ける。但し、取付治具50の向きと引っ張り方向は逆である。この工程において、シート3の端3bが上側に位置するように取付ける。
示例では左側)のシート3の端3bを上側にして重ね、その相互に重なる部分に、両面に
接着層を有するテープ24を貼着する。これにより、両側のシート3、3は、テープ24
を介して繋がった状態で固定部材10に取付けられる。
a等により固定する。これにより、本実施形態のシート接続部が完成する。
部分よりも引張り方向側に寄るように傾斜して形成し、一方のファスナー部材22の取付
溝22eも、溝底22fを溝開口22gよりも引張り方向側に寄せて傾斜して形成してい
るが、本発明はこれに限らない。例えば、突起部50aの先端に引張り方向側に折り曲げ
た鈎部を形成し、取付溝22eの溝底22f近傍の側面に前記鈎部が係止される凹部を形
成した構成であってもよく、或いは、他の抜け防止手段(例えば摩擦抵抗を増大化させる
等)を有する構成であってもよい。そして、このような抜け防止手段を備える場合には、
突起部50a及び取付溝22eの傾斜角度は垂直または垂直に近い角度としてもよい。
プ(24)により一体的に繋ぐ例を挙げているが、本発明はこれに限らない。テープ(2
4)を省略して両シートが分離した構成としてもよい。又は、固定部材の片側にのみシー
トを接続する場合にも同様に適用することができる。なお、相互に重なる部分の接合は、テープ以外にも熱接合や接着剤による接合でもよい。
10 固定部材
20 取付凹部
21 固定部材本体
22 ファスナー部材
22b 凹溝
22c 開口
22e 取付溝
22f 溝底
22g 溝開口
23 係止部材
50 取付治具
50a 突起部
50b 連結部
50c 把持部
50d 先端
Claims (2)
- シートの端部を引っ張って固定部材に接続するシート接続方法であって、
前記固定部材として、前記シートの端部が接続される凹溝を有するとともに上記凹溝に端部が接続されるシートから露出する上面部位に、シート引張り方向とほぼ直交する方向に長く、かつ溝底が溝開口よりもシート引張り方向側に寄るように傾斜した状態で下向きに窪む取付溝を有するファスナー部材と、該ファスナー部材が取付けられ.る取付凹部を有する固定部材本体とに分割され、かつ、前記取付凹部に設けられた引掛け部に、前記ファスナー部材に設けられた被引掛け部を引掛けることで前記ファスナー部材が前記固定部材本体に連結されるものを用い、
上記ファスナー部材にシートの端部を連結するシート連結工程と、
該ファスナー部材をシートとは反対側へ向けて引っ張って上記取付凹部の上方に位置せしめる引張工程と、
該ファスナー部材を下方に降ろして上記取付凹部内に入込ませながら、前記引掛け部に前記被引掛け部を引掛ける入込工程とを含み、
上記引張工程及び入込工程において、上記取付溝に挿着される板状の突起部と把持するための把持部とを有し、上記突起部が、上記溝開口に対応する部分よりも上記溝底に対応する先端が上記引張り方向側に寄るように傾斜した取付治具を用いることを特徴とするシート接続方法。 - 請求項1に記載のシート接続方法に用いる取付治具であって、
前記ファスナー部材の取付溝に挿着される板状の突起部と把持するための把持部とを有し、突起部と把持部との間に、把持部を突起部よりも前記引張工程での引張り方向側に位置させる連結部が設けられていることを特徴とする取付治具。
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2007
- 2007-01-17 JP JP2007007672A patent/JP4860492B2/ja active Active
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