JP4859786B2 - 制御装置 - Google Patents
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Description
このように再生機能を備えた制御装置として特許文献1に記載されたものが従来知られている。
上記図6は建設機械であるパワーショベル用の油圧制御回路を示したもので、第1ポンプP1と第2ポンプP2とを備えている。そして、第1ポンプP1には、その上流側から、走行用切換弁1、予備用切換弁2、旋回用切換弁3、ブームII用切換弁4およびアームI用切換弁5を順次接続し、これら切換弁1〜5で第1回路系統6を構成している。そして、これら各切換弁1〜5は、図示のように中立位置にあるとき、そのセンターオープン通路7が開いて、第1ポンプP1からの吐出流体を、タンク通路11を介してタンクTに導くようにしている。なお、図中符号8はパラレル通路で、第1ポンプP1に対して各切換弁1〜5をパラレルに接続するものである。
このように圧力を保持した流体は、チェック弁12を介して供給側通路13に供給され、アームシリンダ14のピストン側室14aに供給される。すなわち、アームシリンダ14のロッド側室14bからの戻り流体が、戻り通路9を経由して、アームシリンダ14のピストン側室14aに再生されることになる。
また、アームI用切換弁5が図面右方向に切り換わったときには、第1ポンプP1からの供給流体が、供給通路13を経由してアームシリンダ14のロッド側室14bに供給されるとともに、ピストン側室14aの戻り流体の全量がタンクTに戻されることになる。
しかも、再生用絞り手段を再生用切換弁に対して外付けにした現行のパワーショベルの場合には、図7に示すように、第1回路系統6側に無駄なスペース27が形成されてしまうという問題もあった。
なお、図7はバルブブロックをスプール孔側から見た側面図で、切換弁、再生用絞り手段あるいは中立カット弁として符号を付した部分は、スプール孔の端面を示している。
この発明の目的は、装置全体を大型化せず、しかもコスト高にはならない制御装置を提供することである。
第2の発明は、上記中立カット弁のスプールが中立位置にあるとき、上記センターオープン通路を開状態に維持するとともに、上記再生用絞りを絞り状態あるいは閉状態に維持してなり、上記スプール弁を中立位置からいずれか一方に切り換えたとき、上記再生用絞りを絞り状態あるいは閉状態に維持したまま上記センターオープン通路を閉じ、上記スプール弁を中立位置からいずれか他方に切り換えたとき、上記センターオープン通路を開状態に維持したまま上記再生用絞りの開度を、当該スプール弁の開度に応じて徐々に大きくする点に特徴を有する。
また、再生用絞りを可変絞りで構成したので、戻り流体を再生しない場合には、再生用絞りの開度を大きくすることにより、当該戻り流体を速やかに排出することができる。したがって、戻り流体を再生しない場合に、再生用絞りによって生じる戻り通路の圧力損失を低減することができ、再生用絞りがアクチュエータの作動を妨げることもない。
図1に示した上記パワーショベル用の油圧制御回路には、第1ポンプP1と第2ポンプP2とを備えている。そして、第1ポンプP1には、その上流側から、走行用切換弁1、予備用切換弁2、旋回用切換弁3、ブームII用切換弁4およびアームI用切換弁5を順次接続し、これら切換弁1〜5で第1回路系統6を構成している。そして、これら各切換弁1〜5は、図示のように中立位置にあるとき、そのセンターオープン通路7が開いて、第1ポンプP1からの吐出流体を、タンク通路11を介してタンクTに導くようにしている。なお、図中符号8はパラレル通路で、第1ポンプP1に対して各切換弁1〜5をパラレルに接続するものである。
また、上記アームI用切換弁5がこの発明の再生機能を備えた特定の切換弁を構成するものである。
一方、上記中立カット弁28が図面左側位置である再生位置に切り換わると、再生用絞り29の開度を一定に維持したままセンターオープン通路24が閉じ、上記中立カット弁28が図面右側位置に切り換わると、センターオープン通路24が開状態を維持したまま、再生用絞り29の開度が徐々に大きくなるようにしている。
このように圧力を保持した流体は、チェック弁12を介して供給側通路13に供給され、アームシリンダ14のピストン側室14aに供給される。すなわち、アームシリンダ14のロッド側室14bからの戻り流体が、戻り通路9を経由して、アームシリンダ14のピストン側室14aに再生されることになる。
また、アームI用切換弁5が図面右方向に切り換わったときには、第1ポンプP1からの供給流体が、供給通路13を経由してアームシリンダ14のロッド側室14bに供給されるとともに、ピストン側室14aの戻り流体の全量がタンクTに戻されることになる。
そして、上記各切換弁16〜21は、図示のように中立位置にあるとき、そのセンターオープン通路24を開いて、第2ポンプP2からの吐出流体をタンクTに導くようにしている。なお、図中符号25はパラレル通路で、第2ポンプP2に対して各切換弁16〜21をパラレルに接続するものである。
また、中立カット弁28は、図示の中立位置あるいは図面右側位置にあるとき、センターオープン通路24を、タンク通路11を介してタンクTに連通させること上記したとおりであるが、中立カット弁28を図面左側位置に切り換えたときには、センターオープン通路24とタンク通路11との連通が遮断し、第2ポンプP2からセンターオープン通路24に供給された圧力流体を、分岐通路26を介して、図示していない他の回路系統に供給するようにしている。
また、上記弁本体36には、第2回路系統23のセンターオープン通路24に連通する流入路42を形成するとともに、上記アームI用切換弁5の戻り通路9に連通する流通路43を形成している。そして、これら流入路42と流通路43との間にはタンクTに連通する中継環状凹部44を形成している。
また、このとき、流通路43と中継環状凹部44とはノッチ49(再生用絞り29)を介して連通しており、流通路43と中継環状凹部44との連通開度は一定に維持されている。つまり、スプール38が中立位置から図中右方向に移動可能な範囲内においては、流通路43と中継環状凹部44との連通開度が一定に保たれるようにしている。なお、この再生用絞り29の機能は前記したとおりである。
また、このとき、流入路42と中継環状凹部44とは第1環状溝45を介して連通しており、流入路42と中継環状凹部44との連通開度は一定に維持されている。つまり、スプール38が中立位置から図中左方向に移動可能な範囲内においては、流入路42と中継環状凹部44との連通開度が一定に保たれるようにしている。
この図からも明らかなように、スプール38の中立位置においては、センターオープン通路24がタンクに連通し、戻り通路9とタンクとが絞り状態で連通している。そして、スプール38を一方のA方向に切り換えると、戻り通路9とタンクとの絞り量を一定に保ったまま、センターオープン通路24が遮断され、スプール38を他方のB方向に切り換えると、センターオープン通路24の連通開度を一定に保ったまま、戻り通路9とタンクとの連通開度が徐々に大きくなる。
すなわち、アームシリンダ14のピストン側室14aに流体が再生されるときには、アームシリンダ14には矢印15方向に負荷が作用しているときであるが、アームシリンダ14のロッドを伸張させながら掘削作業などをしているときには、既に説明したとおり、ピストン側室14aの圧力が上昇する。
そこで、アームシリンダ14が伸張するときに供給側となるピストン側室14aや供給側通路13の圧力上昇に応じて再生用絞り29の開度を大きくすれば、ロッド側室14bからの戻り流体を速やかに排出することができ、アームシリンダ14の伸張が妨げられることもなくなる。したがって、例えば、供給側通路13に圧力センサを接続するとともに、この圧力センサからの信号に応じて、パイロット室40に導くパイロット圧を制御すれば、再生用絞り29が、アームシリンダ14の作動の妨げとならないようにすることができる。
P2 第2ポンプ
1〜5 切換弁
6 第1回路系統
9 戻り通路
11 タンク通路
16〜21 切換弁
23 第2回路系統
25 パラレル通路
26 分岐通路
28 中立カット弁
29 再生用絞り
36 弁本体
37 スプール孔
38 スプール
Claims (2)
- 第1ポンプに接続するとともに複数の切換弁を設けた第1回路系統と、第2ポンプに接続するとともに複数の切換弁を設けた第2回路系統とを備えるとともに、少なくとも第1回路系統には、特定のアクチュエータからの戻り流体をその特定のアクチュエータの供給側に再生する再生機能を備えた特定の切換弁を設けるとともに、この特定の切換弁を再生位置に切り換えたとき、その戻り側となる通路あるいはそれに連通する通路に再生用絞りを設け、流体がこの再生用絞りを通過するときの圧力損失分の圧力を持って戻り流体を再生する構成にする一方、第2回路系統に設けた切換弁はそれらが中立位置を保持しているとき、第2ポンプの供給流体をタンクに導くセンターオープン通路を設けるとともに、この第2回路系統の最下流には、センターオープン通路を開閉する中立カット弁を設けた制御装置において、上記中立カット弁をスプール弁で構成するとともに、この中立カット弁に上記再生用絞りを併設し、しかもこの再生用絞りは、上記中立カット弁の切り換え量に応じて開度を可変にする可変絞りからなる制御装置。
- 上記中立カット弁は、そのスプールが中立位置にあるとき、上記センターオープン通路を開状態に維持するとともに、上記再生用絞りを絞り状態あるいは閉状態に維持してなり、上記スプール弁を中立位置からいずれか一方に切り換えたとき、上記再生用絞りを絞り状態あるいは閉状態に維持したまま上記センターオープン通路を閉じ、上記スプール弁を中立位置からいずれか他方に切り換えたとき、上記センターオープン通路を開状態に維持したまま上記再生用絞りの開度を、当該スプール弁の開度に応じて徐々に大きくする構成にした請求項1記載の制御装置。
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