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JP4845916B2 - 半導体ウェーハのマッピング方法 - Google Patents

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JP4845916B2
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Description

本発明は、半導体製造装置とスモールフープと呼ばれる基板収納容器とを接続して半導体ウェーハを搬入出するロードポート装置の半導体ウェーハのマッピング方法に関するものである。
従来のロードポート装置は、図示しないが、製造工程の自動化を進めるインターフェイス装置として、半導体製造装置と複数枚の半導体ウェーハを収納する基板収納容器とを接続し、半導体ウェーハを外気に晒すことなく搬入出するよう機能する(特許文献1、2参照)。
基板収納容器は、例えばφ300mmの半導体ウェーハを上下に並べて整列収納可能なフロントオープンボックスタイプの容器本体と、この容器本体の開口した正面部に着脱自在に嵌合される蓋体とを備え、ロードポート装置のテーブル上に容器本体が位置決めして搭載される。
上記構成において、ロードポート装置は、テーブルに基板収納容器が位置決め搭載されると、出し入れ口に対して基板収納容器を前進・接近させ、基板収納容器の正面部から蓋体を取り外すとともに、半導体ウェーハ用のハンドリングロボットにより半導体ウェーハをスキャンしてマッピングし、出し入れ口から基板収納容器を後退・離隔させた後、再度前進させることにより、出し入れ口に対して基板収納容器の開口した正面部を接触させる。
特開2008‐53596号公報 特開2006‐173510号公報
従来におけるロードポート装置は、以上のように構成され、搭載した基板収納容器から蓋体を取り外した後、半導体ウェーハをスキャンしなければ、基板収納容器の半導体ウェーハの枚数と位置とを把握することができないので、作業の迅速性に乏しく、処理サイクルに悪影響を及ぼすという問題がある。
本発明は上記に鑑みなされたもので、基板収納容器の半導体ウェーハの枚数と位置を速やかに把握することができ、処理サイクルに悪影響を及ぼすことの少ない半導体ウェーハのマッピング方法を提供することを目的としている。
本発明においては上記課題を解決するため、半導体製造装置に対する接続用のロードポート装置に、フロントオープンボックスタイプの容器本体に2枚の半導体ウェーハを上下に並べて収納可能な基板収納容器を搭載し、この基板収納容器の半導体ウェーハをマッピングする半導体ウェーハのマッピング方法であって、
ロードポート装置のテーブルに複数の位置決めピンを介して位置決め搭載された基板収納容器の重量を検出する重量センサと、基板収納容器の上部あるいは下部に設けられた透視窓に発光素子から光線を照射し、基板収納容器に収納された半導体ウェーハからの反射光を受光素子で検出する反射型の光センサと、重量センサと光センサとの検出結果に応じてロードポート装置を制御する制御装置とを用い、
制御装置は、重量センサにより基板収納容器の重量を検出してその検出結果から基板収納容器に収納された半導体ウェーハの枚数を計測する機能と、計測された半導体ウェーハの枚数が1枚の場合には、光センサにより基板収納容器に収納された半導体ウェーハが上下いずれかに位置するかを検出する機能とを実現することを特徴としている。
なお、基板収納容器の容器本体の開口した正面部の周縁に形成されて外方向に張り出し、ロードポート装置の出し入れ口に対向するリムフランジと、このリムフランジの側部に穿孔される取付孔と、この取付孔に選択的に挿入される着脱自在の情報表示パッドとを備え、取付孔を、リムフランジの正面側に位置する拡径部と、この拡径部に一体形成されてリムフランジの背面側に位置する縮径部とから形成し、情報表示パッドの正面部を、リムフランジの正面に略面一に揃えるか、あるいは取付孔の拡径部内に埋没させることができる。
また、情報表示パッドを、取付孔の拡径部に嵌まる柱部と、この柱部から伸長して取付孔の縮径部に引っかかる弾性の係止片とから形成することができる。
また、容器本体の開口した正面部を開閉する蓋体を備え、この蓋体に、容器本体の正面部を閉じた蓋体を施錠する施錠機構を設け、施錠機構は、蓋体に支持されてその左右内外方向にスライド可能なスライド体と、このスライド体の先端部に回転可能に支持され、蓋体側壁の貫通孔から突出して容器本体の正面部内側の係止溝に干渉可能な係止爪と、スライド体を蓋体の左右外方向にスライドさせて係止爪を蓋体の貫通孔から突出させるバネと、スライド体の末端部側に設けられ、蓋体外部から操作ピンが挿入される操作孔とを含み、スライド体の操作孔を略円形に形成してその蓋体の左右内方向側に位置する一部を直線的な縦平坦部とし、容器本体の正面部から蓋体を取り外す場合に、スライド体の操作孔に操作ピンを挿入してスライド体を蓋体の左右内方向にスライドさせ、突出した係止爪を蓋体の貫通孔内に退没させるようにしても良い。
また、本発明においては上記課題を解決するため、半導体製造装置に対する接続用のロードポート装置に、フロントオープンボックスタイプの容器本体に2枚の半導体ウェーハを上下に並べて収納可能な基板収納容器を搭載し、この基板収納容器の半導体ウェーハをマッピングする半導体ウェーハのマッピング方法であって、
ロードポート装置のテーブルに複数の位置決めピンを介して位置決め搭載された基板収納容器の重量を検出する重量センサと、基板収納容器の上部あるいは下部に設けられた透視窓に発光素子から光線を照射し、基板収納容器に収納された半導体ウェーハからの反射光を受光素子で検出する反射型の光センサと、重量センサと光センサとの検出結果に応じてロードポート装置を制御する制御装置とを用い、
制御装置は、光センサによりロードポート装置に搭載された基板収納容器の半導体ウェーハの枚数と位置とを計測する機能と、光センサから半導体ウェーハまでの距離が遠距離の場合には、基板収納容器の内部上方に半導体ウェーハが収納されていることを検出する機能と、光センサから半導体ウェーハまでの距離が近距離の場合には、重量センサにより基板収納容器の重量を検出し、この検出結果から基板収納容器の内部下方に半導体ウェーハが収納されていること、あるいは基板収納容器に2枚の半導体ウェーハが収納されていることを検出する機能とを実現することを特徴としている。
ここで、特許請求の範囲における半導体ウェーハには、例えばφ200mm、300mm、450mm等の種類があるが、いずれでも良い。基板収納容器は、透明、不透明、半透明等を特に問うものではないが、φ300mmの半導体ウェーハを25、26枚収納する基板収納容器よりも背が低くされる。例えば、φ300mmの半導体ウェーハを2枚収納する場合には、6cm以下の高さとされる。
本発明によれば、ロードポート装置のテーブルに複数の位置決めピンを介して位置決め搭載された基板収納容器の重量を検出する重量センサと、基板収納容器の上部あるいは下部に設けられた透視窓に発光素子から光線を照射し、基板収納容器に収納された半導体ウェーハからの反射光を受光素子で検出する反射型の光センサと、重量センサと光センサとの検出結果に応じてロードポート装置を制御する制御装置とを用いるので、基板収納容器の半導体ウェーハの枚数と位置を速やかに把握することができ、処理サイクルに悪影響を及ぼすことが少ないという効果がある。また、半導体ウェーハ用のハンドリングロボットにスキャン用の装置を装備する必要がないので、構成の簡素化を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明に係るロードポート装置の好ましい実施形態を説明すると、本実施形態におけるロードポート装置1は、図1ないし図14に示すように、所定の半導体製造装置と2枚の半導体ウェーハWを収納可能な基板収納容器10とを接続し、半導体ウェーハWを搬入出する装置であって、搭載した基板収納容器10の重量を検出する重量センサ5と、この基板収納容器10の透視窓15に光線を照射してその半導体ウェーハWからの反射光を検出する光センサ6と、これら重量センサ5と光センサ6との検出結果に応じて装置を制御する制御装置60とを備えている。
図示しない所定の半導体製造装置に対設されるロードポート装置1は、図1に示すように、複数の出し入れ口2が上下方向に間隔をおいて並設され、各出し入れ口2の下部には、基板収納容器10を水平に搭載するテーブル3が装着されており、このテーブル3には、基板収納容器10用の複数の位置決めピン4、重量センサ5、及び光センサ6が配設される。複数の位置決めピン4は、例えば間隔をおいて立設される3本の位置決めピンからなり、各位置決めピン4の上部が略半球形に湾曲形成される。
重量センサ5は、歪みゲージを用いる荷重タイプ等、周知のタイプのセンサからなり、制御装置60に接続される(図13参照)。また、光センサ6は、図1や図13に示すように、例えば基板収納容器10に収納された半導体ウェーハWに透視窓15を介して光線を照射する発光素子と、基板収納容器10の半導体ウェーハWからの反射光を受光して検出する受光素子とを備えた反射型のフォトセンサからなり、制御装置60に接続されており、反射光の受光の有無により、半導体ウェーハWの有無や収納位置を検出するよう機能する。
半導体ウェーハWは、図3に示すように、例えば薄く丸いφ300mmのシリコンタイプからなり、周縁部に位置合わせや識別用のオリフラあるいは平面略半円形のノッチが選択的に形成される。
基板収納容器10は、図1ないし図4、図7等に示すように、2枚の半導体ウェーハWを上下に並べて収納可能なフロントオープンボックスタイプの容器本体11と、この容器本体11の開口した正面部に嵌合される蓋体30とを備え、この蓋体30には、容器本体11の正面部を閉塞した蓋体30用の施錠機構50が内蔵されており、ロードポート装置1のテーブル3に位置決め搭載されてその出し入れ口2に正面部を対向接触させる。
容器本体11は、成形用の金型に所定の樹脂を含む成形材料が射出されることにより、2枚の半導体ウェーハWを整列収納する背の低いフロントオープンボックスに射出成形され、開口した横長の正面部に同形の蓋体30がエンドレスのガスケット38を介し着脱自在に嵌合される。
容器本体11を成形する成形材料の所定の樹脂としては、例えばポリカーボネート、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリブチレンテレフタレート等があげられる。これらの樹脂には、必要なカーボン、カーボン繊維、金属繊維、カーボンナノチューブ、帯電防止剤、難燃剤等が選択的に添加される。
容器本体11の内部、具体的には相対向する両側壁の内面には図3や図4に示すように、半導体ウェーハWを水平に支持する左右一対のティース12が対設され、この一対のティース12が上下方向に間隔をおいて配列されており、各ティース12が容器本体11の前後方向に細長い板に形成される。また、容器本体11の外周面には図2、図5、図6に示すように、容器本体11の機械的強度や剛性を高める平面略U字形のリブフランジ13が成形され、このリブフランジ13の背面側には、容器本体11の正面部が下方に傾かないよう金属製のバランスウェイトが下方からそれぞれ後付けで螺着される。
リブフランジ13の背面側の中央部は、略W字形に屈曲形成されて凹部を形成し、この凹部の開口が下方に向いてロードポート装置1の位置決めピン4に対する嵌合位置決め部14として機能する。また、リブフランジ13の側壁側の前部は、略逆V字形に屈曲して凹部を形成し、この凹部の開口も下方に向いてロードポート装置1の位置決めピン4に対する嵌合位置決め部14として機能する。
容器本体11の底面の背面側方寄りには図6に示すように、テーブル3の光センサ6に対向する丸い透視窓15が一体形成され、この透視窓15が光センサ6の光線に通過される。また、容器本体11の天井の略中心部には図1ないし図5に示すように、複数の被取付リブ16が立設され、この複数の被取付リブ16上には、図示しない搬送機構に把持される平面略三角形の吊持フランジ17が螺子等の締結具を介し着脱自在に後から螺着される。
容器本体11の正面部は外方向に広がるよう屈曲形成されてリムフランジ18を形成し、このリムフランジ18の内部両側には、蓋体30施錠用の係止溝19がそれぞれ上下方向に切り欠かれる(図1ないし図5参照)。
リムフランジ18の左右に張り出した両側部には図2、図7、図8に示すように、複数の取付孔20がそれぞれ上下方向に並べて丸く穿孔されており、この複数の取付孔20に情報表示パッドであるインフォパッド21が選択的に挿入され、かつロードポート装置1の検出センサ(例えば、光電センサ、フォトセンサ、タッチセンサ等)に検出されることにより、基板収納容器10のタイプ等がロードポート装置1に識別される。
各取付孔20は、図8に示すように、リムフランジ18の正面側に位置する丸い拡径部22と、この拡径部22に一体形成されてリムフランジ18の背面側に位置する丸い縮径部23とから形成される。また、インフォパッド21は、取付孔20の拡径部22に嵌まる円柱部24と、この円柱部24の背面側から伸長する一対の係止片25とから構成される。この一対の係止片25は、弾性やバネ性を有して円柱部24の半径内外方向に撓み、縮径部23の裏面側周縁に係止してインフォパッド21の取付孔20からの脱落を防止する。
蓋体30は、容器本体11の正面部に着脱自在に嵌合され、施錠機構50を内蔵する横長の筐体31と、この筐体31の開口した正面部(表面部)に螺着されて被覆する透明の表面カバー42とを備えて構成され、図示しない蓋体開閉装置により容器本体11に対して取り付け、取り外しされる。筐体31は、図9に示すように、内部両側に施錠機構50用の複数の保持リブ32がそれぞれ一体的に突出形成され、周壁の両側部には、容器本体11の係止溝19に対向する施錠機構50用の溝孔33がそれぞれ切り欠かれており、各溝孔33の内周縁付近には、施錠機構50用の支持リブ34が一体的に突出形成される。
筐体31の裏面中央部には図10に示すように、横長の取付穴35が凹み形成され、この取付穴35には、複数の半導体ウェーハWの前部周縁を弾性片により弾発的に保持するフロントリテーナ36が装着される。また、筐体31の裏面周縁部には、横長で枠形の取付溝37が切り欠かれ、この取付溝37には、容器本体11との間に介在する弾性のガスケット38が嵌合される。
ガスケット38は、図11や図12に示すように、例えば耐熱性、難燃性、耐寒性、圧縮特性に優れるシリコーンゴム、フッ素ゴム、各種の熱可塑性エラストマー(例えば、オレフィン系等)等を成形材料として弾性変形可能な横長の枠形に成形される。このガスケット38は、蓋体30の取付溝37に嵌合するエンドレスで枠形の取付部39と、この取付部39に一体形成されて容器本体11に圧接して変形する接触部40とを備えて形成される。
ガスケット38は、図12に示すように、断面形が略U字形に形成されてその両自由端部の厚さと長さとが相違し、この両自由端部の内側自由端部よりも外側自由端部が長く伸長される。このガスケット38の両自由端部は、薄肉の内側自由端部が容易に変形するよう斜めにカットされて蓋体30の取付溝37内に密嵌し、厚肉の外側自由端部の端面が断面略三角形に尖って接触部40とされており、この接触部40以外の残部が取付部39とされる。
表面カバー42は、図9に示すように、横長の略矩形に形成され、両側部には、施錠機構50用の操作口43がそれぞれ略凸字形に穿孔されており、中央部と最両側部とには、蓋体開閉装置に真空吸着される正面円形の吸着領域46がそれぞれ形成される。各操作口43は、蓋体30の左右内外方向に伸びる横長に形成され、左右外方向側が湾曲辺付きの拡幅部44とされるとともに、左右内方向側に位置する残部が矩形の狭幅部45とされており、裏面側周縁部には、施錠機構50用の一対のガイド片47が筐体31の内方向に向け一体形成される。
施錠機構50は、図9に示すように、筐体31の内部両側に支持されて左右内外方向にスライド可能な一対のリンクプレート51と、筐体31の各溝孔33に出没可能に軸支されてリンクプレート51の先端部に連結支持され、容器本体11の係止溝19に嵌合して干渉する揺動可能な一対の係止爪55と、各リンクプレート51に嵌入されて容器本体11の係止溝19に係止爪55を干渉させる一対のコイルバネ57と、各リンクプレート51の最末端部53側に穿孔され、蓋体外部から各操作ピンが挿入される操作孔58とを備えて構成される。
各リンクプレート51は、例えば先端部が二股に分かれた略Y字形の板に形成され、棒形の中央部にはコイルバネ57用の筒体であるカラー52がスライド可能に嵌入されており、末端部と最末端部53とが表面カバー42の一対のガイド片47にスライド可能に挟持されるとともに、最末端部53には、表面カバー42の操作口43に対向する操作孔58が穿孔される。
リンクプレート51の末端部には、カラー52のスライドや脱落を規制する略U字形のアームであるリンクアーム54がピンを介し左右内外方向に揺動可能に嵌入軸支され、このリンクアーム54が筐体31の保持リブ32にピンを介し左右内外方向に揺動可能に軸支される。
各係止爪55は、変形した略V字形に屈曲形成され、屈曲部が筐体31の支持リブ34にピンを介し揺動可能に軸支される。この係止爪55は、その一端部がリンクプレート51の二股の先端部間にピンを介し揺動可能に軸支され、二股に分岐した他端部の間には、容器本体11の係止溝19内に摺接する複数のローラ56がピンを介し回転可能に支持される。各ローラ56は、例えば容器本体11と同様の材料等を使用して筒形に成形される。
各コイルバネ57は、リンクプレート51の中央部に嵌通されてリンクプレート51の幅広の先端部側とカラー52との間に介在し、カラー52をリンクアーム54に圧接するとともに、筐体31の溝孔33から係止爪55の他端部、すなわち複数のローラ56を外部に突出させる。
各操作孔58は、基本的には正面略楕円形に形成され、その蓋体30の左右内方向側に位置する周縁部が上下方向に直線的な縦平坦部59に切り欠かれており、この縦平坦部59に操作ピンが蓋体30の取り外し時に接触する。
各操作ピンは、図示しないが、細長い円柱形のピン部と、このピン部に一体成形されて半径外方向に膨出する膨出部とを備え、自動あるいは手動により操作される。この操作ピンは、ピン部が操作口43を貫通してリンクプレート51の操作孔58に挿入され、膨出部が表面カバー42の操作口43に適切に接触・干渉して蓋体30を支持するよう機能する。
制御装置60は、図13に示すように、プリント回路基板からなる回路基板に、水晶発振回路、演算処理機能を有するCPU61、ROM62、RAM63、その他の電子部品が実装され、入力側に重量センサ5と光センサ6等が接続されており、ロードポート装置1に内蔵されたり、あるいは外付けされる。水晶発振回路は、例えば発振パルスを分周することにより、制御動作の基準となるタイミングパルスを生成するよう機能する。
ROM62には、半導体ウェーハWのマッピングや搬入出等に関する所定のプログラムが記憶され、RAM63には、半導体ウェーハWの平均重量、半導体ウェーハWを満載した基板収納容器10の平均重量、空の基板収納容器10の平均重量、光センサ6から基板収納容器10に収納された半導体ウェーハWまでの平均距離、光センサ6の半導体ウェーハWに対する発光から受光までの平均時間、所定の履歴等が記憶される。
このような構成の制御装置60は、CPU61がRAM63を作業領域としてROM62に記憶された所定のプログラムを読み込むことにより、コンピュータとして所定の機能を実現する。この所定の機能としては、例えば重量センサ5によりロードポート装置1に搭載された基板収納容器10の重量を検出してその検出結果から基板収納容器10に収納された半導体ウェーハWの枚数を計測する機能と、計測された半導体ウェーハWの枚数が1枚の場合には、光センサ6により基板収納容器10に収納された半導体ウェーハWが上下いずれかに位置するかを検出する機能とがあげられる。
上記構成において、ロードポート装置1のテーブル3に基板収納容器10が位置決め搭載されると、図14に示すように、先ず、重量センサ5がテーブル3に位置決め搭載された基板収納容器10の重量を直ちに検出してその検出結果から基板収納容器10に収納された半導体ウェーハWの枚数を計測する(図14のS1)。具体的には、基板収納容器10に収納された半導体ウェーハWが0枚の場合には、「空」と計測し、半導体ウェーハWが2枚の場合には、「Full」と計測する。
これに対し、基板収納容器10に収納された半導体ウェーハWが1枚の場合には、光センサ6が光線を容器本体11の透視窓15を介し照射・受光することにより、収納された1枚の半導体ウェーハWが上下いずれのティース12に支持されているかを検出する(S2)。具体的には、光センサ6から半導体ウェーハWまでの距離が短い場合には、半導体ウェーハWが下段のティース12に支持されていることを検出し、光センサ6から半導体ウェーハWまでの距離が長い場合には、半導体ウェーハWが上段のティース12に支持されていることを検出する。
上記構成によれば、ロードポート装置1のテーブル3に基板収納容器10が位置決め搭載されると、基板収納容器10内の半導体ウェーハWの枚数と位置とが直ちに把握されるので、基板収納容器10内の半導体ウェーハWの枚数と位置とを迅速に把握することができる。これにより、マッピングの外段取り化が期待できるので、処理サイクルに悪影響を及ぼすことが全くない。また、半導体ウェーハW用のハンドリングロボットにスキャン用の装置を装備する必要がないので、構成の簡素化を図ることができる。
次に、図15は本発明の第2の実施形態を示すもので、この場合には、制御装置60に、コンピュータとして別の機能を実現させるようにしている。この制御装置60は、CPU61がRAM63を作業領域としてROM62に記憶された所定のプログラムを読み込むことにより、光センサ6によりロードポート装置1のテーブル3に搭載された基板収納容器10の半導体ウェーハWの枚数と位置とを計測する機能と、光センサ6から半導体ウェーハWまでの距離が遠距離の場合には、基板収納容器10の内部上方に半導体ウェーハWが収納されていることを検出する機能と、光センサ6から半導体ウェーハWまでの距離が近距離の場合には、重量センサ5により基板収納容器10の重量を検出し、この検出結果から基板収納容器10の内部下方に半導体ウェーハWが収納されていること、あるいは基板収納容器10に2枚の半導体ウェーハWが収納されていることを検出する機能とを実現する。
上記において、ロードポート装置1のテーブル3に基板収納容器10が位置決め搭載されると、先ず、光センサ6が光線を照射・受光することにより、テーブル3に位置決め搭載された基板収納容器10の半導体ウェーハWの枚数と位置とを計測する(図15のS1)。具体的には、光センサ6が反射光を受光しない無反応の場合には、基板収納容器10の半導体ウェーハWが0枚なので、「空」と計測し、光センサ6が上段のティース12に支持された半導体ウェーハWからの反射光を受光した場合には、「上段1枚」と計測する。
光センサ6が下段のティース12に支持された半導体ウェーハWからの反射光を受光した場合には、重量センサ5が基板収納容器10の重量を検出し、この検出結果から下段のティース12に1枚の半導体ウェーハWが支持されていること、あるいは基板収納容器10に2枚の半導体ウェーハWが収納されていることを検出する(S2)。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、半導体ウェーハWのマッピング法の多様化を図ることができるのは明らかである。
なお、上記実施形態では容器本体11の底面に透視窓15を一体形成したが、何らこれに限定されるものではない。例えば、容器本体11の天井に、光センサ6に対向する透視窓15を形成しても良い。また、制御装置60は、専用の装置でも良いが、市販のコンピュータ等を用いても良い。
本発明に係るロードポート装置の実施形態を模式的に示す側面説明図である。 本発明に係るロードポート装置の実施形態を模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係るロードポート装置の実施形態における容器本体を模式的に示す正面説明図である。 本発明に係るロードポート装置の実施形態における容器本体を模式的に示す断面側面図である。 本発明に係るロードポート装置の実施形態における容器本体を模式的に示す平面説明図である。 本発明に係るロードポート装置の実施形態における容器本体とその透視窓を模式的に示す底面説明図である。 本発明に係るロードポート装置の実施形態における容器本体とその蓋体を模式的に示す正面説明図である。 本発明に係るロードポート装置の実施形態におけるリムフランジ、取付孔、インフォパッドを模式的に示す部分断面説明図である。 本発明に係るロードポート装置の実施形態における蓋体を模式的に示す分解斜視説明図である。 本発明に係るロードポート装置の実施形態における蓋体の裏面を模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係るロードポート装置の実施形態におけるガスケットを模式的に示す正面説明図である。 図11のXII‐XII線断面説明図である。 本発明に係るロードポート装置の実施形態を模式的に示す回路構成図である。 本発明に係るロードポート装置及び半導体ウェーハのマッピング方法の実施形態を模式的に示すフローチャートである。 本発明に係るロードポート装置及び半導体ウェーハのマッピング方法の第2の実施形態を模式的に示すフローチャートである。
符号の説明
1 ロードポート装置
2 出し入れ口
3 テーブル
4 位置決めピン
5 重量センサ
6 光センサ
10 基板収納容器
11 容器本体
12 ティース
15 透視窓
30 蓋体
50 施錠機構
60 制御装置
61 CPU
62 ROM
63 RAM
W 半導体ウェーハ

Claims (2)

  1. 半導体製造装置に対する接続用のロードポート装置に、フロントオープンボックスタイプの容器本体に2枚の半導体ウェーハを上下に並べて収納可能な基板収納容器を搭載し、この基板収納容器の半導体ウェーハをマッピングする半導体ウェーハのマッピング方法であって、
    ロードポート装置のテーブルに複数の位置決めピンを介して位置決め搭載された基板収納容器の重量を検出する重量センサと、基板収納容器の上部あるいは下部に設けられた透視窓に発光素子から光線を照射し、基板収納容器に収納された半導体ウェーハからの反射光を受光素子で検出する反射型の光センサと、重量センサと光センサとの検出結果に応じてロードポート装置を制御する制御装置とを用い、
    制御装置は、重量センサにより基板収納容器の重量を検出してその検出結果から基板収納容器に収納された半導体ウェーハの枚数を計測する機能と、計測された半導体ウェーハの枚数が1枚の場合には、光センサにより基板収納容器に収納された半導体ウェーハが上下いずれかに位置するかを検出する機能とを実現することを特徴とする半導体ウェーハのマッピング方法。
  2. 半導体製造装置に対する接続用のロードポート装置に、フロントオープンボックスタイプの容器本体に2枚の半導体ウェーハを上下に並べて収納可能な基板収納容器を搭載し、この基板収納容器の半導体ウェーハをマッピングする半導体ウェーハのマッピング方法であって、
    ロードポート装置のテーブルに複数の位置決めピンを介して位置決め搭載された基板収納容器の重量を検出する重量センサと、基板収納容器の上部あるいは下部に設けられた透視窓に発光素子から光線を照射し、基板収納容器に収納された半導体ウェーハからの反射光を受光素子で検出する反射型の光センサと、重量センサと光センサとの検出結果に応じてロードポート装置を制御する制御装置とを用い、
    制御装置は、光センサによりロードポート装置に搭載された基板収納容器の半導体ウェーハの枚数と位置とを計測する機能と、光センサから半導体ウェーハまでの距離が遠距離の場合には、基板収納容器の内部上方に半導体ウェーハが収納されていることを検出する機能と、光センサから半導体ウェーハまでの距離が近距離の場合には、重量センサにより基板収納容器の重量を検出し、この検出結果から基板収納容器の内部下方に半導体ウェーハが収納されていること、あるいは基板収納容器に2枚の半導体ウェーハが収納されていることを検出する機能とを実現することを特徴とする半導体ウェーハのマッピング方法。
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