JP4843858B2 - 黒色樹脂組成物、黒色被膜、ブラックマトリックス基板および黒色樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、体積抵抗の高い黒色被膜、体積抵抗の高いブラックマトリックスを備えたブラックマトリックス基板、および、高体積抵抗の被膜を形成するための黒色樹脂組成物とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、フラットディスプレイとして、カラー液晶表示装置が注目されている。カラー液晶表示装置の一例として、ブラックマトリックス、複数色(通常、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色)からなる着色層、共通透明電極層および配向層を備えたカラーフィルタと、薄膜トランジスタ(TFT素子)、画素電極および配向層を備えた対向電極基板とを所定の間隙をもたせて向かい合わせ、この間隙部に液晶材料を注入して液晶層とした透過型の液晶表示装置がある。また、上記のカラーフィルタの基板と着色層との間に反射層を設けた反射型の液晶表示装置もある。
【0003】
このようなカラー液晶表示装置では、発色効果や表示コントラストを向上させるためにR、G、Bの各画素の境界部分にブラックマトリックスが設けられている。従来、ブラックマトリックスとしては、Cr、Al、Ni等の金属蒸着薄膜をパターニングした金属ブラックマトリックスと、黒色顔料を分散した感光性樹脂組成物を用いて形成された樹脂ブラックマトリックスがあった。しかし、近年注目されているIPS(In-Plane Switching)液晶モードでは、カラーフィルタのブラックマトリックスに105Ωcm以上の高い体積抵抗が要求され、高体積抵抗を有する樹脂ブラックマトリックスが必要とされている。
また、上記の対向電極基板では、TFT素子における光リーク電流の発生を抑制するために、黒色被膜によってTFT素子を遮光する必要がある。この黒色被膜も、遮光性に加えて高体積抵抗であることが要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来、樹脂ブラックマトリックス等の黒色被膜を形成するための樹脂組成物として、感光性樹脂組成物の中にカーボンブラックを含んだものがある(特開平4−63870号)。しかし、この樹脂組成物を用いて形成された被膜は、内部にカーボンブラックが存在するので、105Ωcm以上の高い体積抵抗を得ることが困難であった。
【0005】
また、特開平1−141963号では、体積抵抗率が105Ωcm以上のチタン酸化物、酸窒化物を用いた被覆組成物が開示されている。しかし、体積抵抗率が105Ωcm以上のチタン酸化物、酸窒化物を得ることが難しく、得られたとしても黒色度が低く所望の光学濃度を得ることができない。
【0006】
さらに、ブラックマトリックスや黒色被膜の高精細なパターンを作成するためには、樹脂組成物に含まれる顔料を微粒化することが必要であるが、例えば、チタンブラックを微粒化分散すると、バインダー成分を添加して樹脂組成物とした後にゲル化してしまい、経時の安定性が著しく悪くなる傾向にあり、パターン形成に供し得ないという問題があった。
【0007】
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、高体積抵抗の黒色被膜を安定して形成可能な黒色樹脂組成物と、この黒色樹脂組成物の製造方法、および、高体積抵抗のブラックマトリックスを備えたブラックマトリックス基板と体積抵抗の高い黒色被膜を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本発明の黒色樹脂組成物は、少なくとも顔料とバインダー成分と溶剤とを含有する黒色樹脂組成物において、顔料は平均粒径が200nm以下のチタンブラック粒子を主成分とし、該チタンブラック粒子上に平均粒径が20nm以下の二酸化ケイ素微粒子が付着し被覆しており、前記チタンブラック粒子の含有量は40〜75重量%の範囲であり、前記二酸化ケイ素微粒子の含有量はチタンブラック粒子100重量部に対して1〜20重量部の範囲であるような構成とした。
【0009】
本発明の黒色被膜は、上記の黒色樹脂組成物を用いて形成されたものであるような構成とした。
本発明のブラックマトリックス基板は、透明基板と、該透明基板上に設けられたブラックマトリックスとを備え、ブラックマトリックスは上記の黒色樹脂組成物を用いて形成されたものであるような構成とした。
【0010】
本発明の黒色樹脂組成物の製造方法は、チタンブラック粒子を主成分とする顔料とコロイダルシリカと溶剤とを機械分散し、該分散液に分散剤を添加して更に機械分散し、その後、該分散液にバインダー成分を添加して混合するような構成とした。
【0011】
上述の本発明では、チタンブラック粒子上に付着している二酸化ケイ素微粒子はチタンブラックの凝集を防止する作用をなす。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の最良の実施形態について説明する。
黒色樹脂組成物
本発明の黒色樹脂組成物は、少なくとも顔料とバインダー成分と溶剤とを含有し、顔料はチタンブラック粒子を主成分とし、このチタンブラック粒子は、その表面に二酸化ケイ素微粒子が付着し被覆しているものである。
【0013】
上記のチタンブラック粒子は、体積抵抗が10-1Ωcm〜104Ωcm程度の低次酸化チタン(一般式TinO2n-1で示される)からなるものであり、平均粒径は200nm以下、好ましくは50〜150nmの範囲である。平均粒径が200nmを超えると、微細パターンの加工精度を悪化させることとなり好ましくない。黒色樹脂組成物におけるチタンブラック粒子の含有量は、40〜75重量%であり、40重量%未満であると、所定の膜厚にした場合に所望の光学濃度が得られず、75重量%を超えると、体積抵抗が105Ωcm以上の被膜形成が困難となり好ましくない。
【0014】
本発明では、顔料としてチタンブラック粒子の他に、Cu、Fe、Mn、V、Ni等の複合酸化物、酸化コバルト、酸化鉄、カーボンブラック、アニリンブラック等の黒色顔料を1種あるいは2種以上の組み合わせで含有してもよく、この場合、顔料の50重量%以上をチタンブラック粒子が占めるものとする。
【0015】
上記の二酸化ケイ素微粒子は、平均粒径が20nm以下、好ましくは5〜10nmの微粒子である。平均粒径が20nmを超えると、チタンブラック粒子表面に密に付着することが困難となり好ましくない。このような二酸化ケイ素微粒子は、チタンブラック100重量部に対して1〜20重量部の範囲となる割合で黒色樹脂組成物に含有させることができる。二酸化ケイ素微粒子の含有量が20重量部を超えると、形成した被膜の黒色度が不足して光学濃度(OD値)が低下することになり、1重量部未満では、チタンブラック粒子の被覆が不充分となりチタンブラック粒子の凝集や、バインダー、モノマーの重合の促進が生じるおそれがある。本発明では、チタンブラック粒子の表面に付着した二酸化ケイ素微粒子によって、チタンブラック粒子の凝集が防止されるので、黒色樹脂組成物は経時安定性に優れたものとなる。また、チタンブラック粒子が2次粒子、3次粒子を形成することがないため、チタンブラック自体の体積抵抗が上記のように10-1Ωcm〜104Ωcm程度であるにもかかわらず、105Ωcm以上の高い体積抵抗を有する被膜の形成が可能である。
尚、本発明において、体積抵抗とは、JIS K6911に準拠した測定による体積抵抗を意味する。
【0016】
本発明の黒色樹脂組成物に含有されるバインダー成分としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレンビニル共重合体、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体、ABS樹脂、ポリメタクリル酸樹脂、エチレンメタクリル酸樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩素化塩化ビニル、ポリビニルアルコール、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン12、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリビニルアセタール、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、ポリビニルブチラール、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミック酸樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂等、および、重合可能なモノマーであるメチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルアクリレート、n−プロピルメタクリレート、イソプロピルアクリレート、イソプロピルメタクリレート、sec-ブチルアクリレート、sec-ブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、tert−ブチルアクリレート、tert−ブチルメタクリレート、n−ペンチルアクリレート、n−ペンチルメタクリレート、n−ヘキシルアクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、n−オクチルアクリレート、n−オクチルメタクリレート、n−デシルアクリレート、n−デシルメタクリレート、スチレン、α−メチルスチレン、N−ビニル−2−ピロリドン、グリシジル(メタ)アクリレートの1種以上と、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸の2量体(例えば、東亜合成化学(株)製M−5600)、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、ビニル酢酸、これらの酸無水物等の1種以上からなるポリマーまたはコポリマー等が挙げられる。また、上記のコポリマーにグリシジル基または水酸基を有するエチレン性不飽和化合物を付加させたポリマー等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0017】
また、黒色樹脂組成物には、添加剤として分散剤を含有し、さらに、湿潤剤、増粘剤、レベリング剤等を適宜選択して添加してもよい。分散剤としては、アビシア(株)製のソルスパース24000、ソルスパース33500、ビックケミージャパン(株)製のDisperbyk161等を使用することができる。このような分散剤の含有量は、黒色樹脂組成物のバインダー成分の1〜20重量%の範囲が望ましい。
【0018】
黒色樹脂組成物に使用する溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール等のアルコール類、α−もしくはβ−テルピネオール等のテルペン類等、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、N−メチル−2−ピロリドン等のケトン類、トルエン、キシレン、テトラメチルベンゼン等の芳香族炭化水素類、セロソルブ、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、カルビトール、メチルカルビトール、エチルカルビトール、ブチルカルビトール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、カルビトールアセテート、エチルカルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等の酢酸エステル類等が挙げられる。
【0019】
本発明の黒色樹脂組成物に感光性を付与する場合、さらにバインダー成分として光重合開始剤、重合禁止剤、反応性モノマー等を適宜添加することができる。使用する光重合開始剤としては、ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、N,N′テトラメチル−4,4′−ジアミノベンゾフェノン、4−メトキシ−4′−ジメチルアミノベンゾフェノン、4,4′−ジエチルアミノベンゾフェノン、2−エチルアントラキノン、フェナントレン等の芳香族ケトン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインフェニルエーテル等のベンゾインエーテル類、メチルベンゾイン、エチルベンゾイン等のベンゾイン、2−(o−クロロフェニル)−4,5−フェニルイミダゾール2量体、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ(m−メトキシフェニル)イミダゾール2量体、2−(o−フルオロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体、2−(o−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体、2,4,5−トリアリールイミダゾール2量体、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン、2−トリクロロメチル−5−スチリル−1,3,4−オキサジアゾール、2−トリクロロメチル−5−(p−シアノスチリル)−1,3,4−オキサジアゾール、2−トリクロロメチル−5−(p−メトキシスチリル)−1,3,4−オキサジアゾール等のハロメチルチアゾール化合物、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−p−メトキシスチリル−S−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(1−p−ジメチルアミノフェニル−1,3−ブタジエニル)−S−トリアジン、2−トリクロロメチル−4−アミノ−6−p−メトキシスチリル−S−トリアジン、2−(ナフト−1−イル)−4,6−ビス−トリクロロメチル−S−トリアジン、2−(4−エトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス−トリクロロメチル−S−トリアジン、2−(4−ブトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス−トリクロロメチル−S−トリアジン等のハロメチル−S−トリアジン系化合物、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリノプロパノン、1,2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1,1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニルケトン、イルガキュアー369(チバスペシャリティケミカルズ社製)、イルガキュアー651(チバスペシャリティケミカルズ社製)、イルガキュアー907(チバスペシャリティケミカルズ社製)等の光重合開始剤が挙げられる。本発明では、これらの光重合開始剤を単独で、または、2種以上を混合して使用することができる。このような光重合開始剤の添加量は、黒色樹脂組成物のバインダー成分の1〜20重量%の範囲が望ましい。
【0020】
また、反応性モノマーとしては、アリルアクリレート、ベンジルアクリレート、ブトキシエチルアクリレート、ブトキシエチレングリコールアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ジシクロペンタニルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、グリセロールアクリレート、グリシジルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、イソボニルアクリレート、イソデキシルアクリレート、イソオクチルアクリレート、ラウリルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、メトキシエチレングリコールアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、ステアリルアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,5−ペンタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,3−プロパンジオールアクリレート、1,4−シクロヘキサンジオールジアクリレート、2,2−ジメチロールプロパンジアクリレート、グリセロールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、グリセロールトリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ポリオキシエチル化トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ポリオキシプロピルトリメチロールプロパントリアクリレート、ブチレングリコールジアクリレート、1,2,4−ブタントリオールトリアクリレート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジアクリレート、ジアリルフマレート、1,10−デカンジオールジメチルアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、および、上記のアクリレート基をメタクリレート基に置換したもの、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、1−ビニル−2−ピロリドン、2−ヒドロキシエチルアクリロイルホスフェート、テトラヒドロフルフリールアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート、3−ブタンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸エステルネオペンチルグリコールジアクリレート、フェノール−エチレンオキサイド変性アクリレート、フェノール−プロピレンオキサイド変性アクリレート、N−ビニル−2−ピロリドン、ビスフェノールA−エチレンオキサイド変性ジアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレートモノステアレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパンプロピレンオキサド変性トリアクリレート、イソシアヌール酸エチレンオキサイド変性トリアクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキサイド変性トリアクリレート、ペンタエリスリトールペンタアクリレート、ペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート等のアクリレートモノマー、および、これらのアクリレート基をメタクリレート基に置換したもの、ポリウレタン構造を有するオリゴマーにアクリレート基を結合させたウレタンアクリレートオリゴマー、ポリエステル構造を有するオリゴマーにアクリレート基を結合させたポリエステルアクリレートオリゴマー、エポキシ基を有するオリゴマーにアクリレート基を結合させたエポキシアクリレートオリゴマー、ポリウレタン構造を有するオリゴマーにメタクリレート基を結合させたウレタンメタクリレートオリゴマー、ポリエステル構造を有するオリゴマーにメタクリレート基を結合させたポリエステルメタクリレートオリゴマー、エポキシ基を有するオリゴマーにメタクリレート基を結合させたエポキシメタクリレートオリゴマー、アクリレート基を有するポリウレタンアクリレート、アクリレート基を有するポリエステルアクリレート、アクリレート基を有するエポキシアクリレート樹脂、メタクリレート基を有するポリウレタンメタクリレート、メタクリレート基を有するポリエステルメタクリレート、メタクリレート基を有するエポキシメタクリレート樹脂等が挙げられる。これらは使用することができるモノマーの一例であり、これらに限定されるものではない。また、このようなモノマーの含有量は、黒色樹脂組成物のバインダー成分の5〜80重量%の範囲が望ましい。
【0021】
黒色被膜
本発明の黒色被膜は、上述の本発明の黒色樹脂組成物を用いて形成されたものであり、105Ωcm以上の体積抵抗を有するものである。黒色被膜の厚みは0.5〜2.0μmの範囲とすることができ、パターン形状とともに使用目的に応じて適宜設定することができる。
【0022】
次に、本発明の黒色被膜の一例として、液晶表示装置の対向電極基板における樹脂遮光層を説明する。図1は液晶表示装置における樹脂遮光層を説明するための概略断面図である。図1において、液晶表示装置1は、対向電極基板11とカラーフィルタ31とを所定の間隔で対向させ、周辺部をシール部材(図示せず)により封止し、間隙部分に液晶層5が形成されたものである。尚、図示されていないが、対向電極基板11とカラーフィルタ31の外側には、それぞれ偏光板が配設されている。
【0023】
液晶表示装置1を構成する対向電極基板11は、透明基板12上に一体的に形成された半導体駆動素子20と、透明画素電極13と、半導体駆動素子20上に形成された樹脂遮光層15と、透明画素電極13、半導体駆動素子20および樹脂遮光層15を覆う形成された配向層16とを備えている。
【0024】
半導体駆動素子20は、ゲート電極21、ゲート絶縁膜22、アモルファスシリコン等の半導体層23、ソース電極24およびドレイン電極25とから構成された薄膜トランジスタ(TFT)である。また、ドレイン電極25は、一端を半導体層23に接続され、他端を透明画素電極13に接続されている。
【0025】
また、液晶表示装置1を構成するカラーフィルタ31は、基板32と、この基板32上に形成されたブラックマトリックス33および着色層34を備え、ブラックマトリックス33および着色層34を覆うように透明な樹脂保護層35が形成されている。また、カラーフィルタ21の樹脂保護層35の上には、液晶駆動用の共通透明電極層37、配向層38が形成されている。
【0026】
樹脂遮光層15は、半導体層23を遮光するようにソース電極24およびドレイン電極25上に形成され、半導体駆動素子20の光リーク電流を抑制するものである。そして、この樹脂遮光層15は、本発明の黒色樹脂組成物を用いて形成されているので、105Ωcm以上の体積抵抗を有し、10V程度の印加電圧でも絶縁破壊を生じることがない。
尚、上述の液晶表示装置における樹脂遮光層は本発明の黒色被膜の一例であり、これに限定されるものではない。
【0027】
ブラックマトリックス基板
図2は本発明のブラックマトリックス基板の一例を示す概略断面図である。図2において、ブラックマトリックス基板51は、透明基板52と、この透明基板52上に形成されたブラックマトリックス53からなっている。
【0028】
透明基板52としては、石英ガラス、パイレックスガラス、合成石英板等の可撓性のないリジッド材、あるいは、透明樹脂フィルム、光学用樹脂板等の可撓性を有するフレキシブル材を用いることができる。この中で特にコーニング社製の1737ガラスは、アルカリを含まない無アルカリガラスであり、また、熱膨張率の小さい素材であり、寸法安定性および高温加熱処理における作業性に優れている。
【0029】
ブラックマトリックス53は、本発明の黒色樹脂組成物を用いて形成されたものである。ブラックマトリックス53の厚みは0.5〜2.0μmの範囲とすることができ、10V程度の印加電圧でも絶縁破壊を生じることがなく、105Ωcm以上の体積抵抗を有している。このため、ブラックマトリックスに高体積抵抗が要求されるIPS(In-Plane Switching)液晶モードにも適用可能である。
【0030】
黒色樹脂組成物の製造方法
本発明の黒色樹脂組成物の製造方法は、まず、チタンブラック粒子を主成分とする顔料とコロイダルシリカと溶剤とを機械分散する。機械分散はサンドミル、ナノミル、ダイノミル、ダイヤモンドファインミル等を使用して行い、チタンブラック粒子の平均粒径を200nm以下とする。このように、分散剤を添加しない状態で機械分散を行うことにより、チタンブラック粒子上に二酸化ケイ素微粒子を確実に付着させることができる。コロイダルシリカは、二酸化ケイ素微粒子の平均粒径が20nm以下であるものを使用し、他の各材料は、黒色樹脂組成物の説明で挙げた材料とすることができる。
【0031】
次に、上記の機械分散で得た分散液に分散剤を添加して更に機械分散を行う。これにより、表面に二酸化ケイ素微粒子が付着したチタンブラック粒子を更に分散する。使用する分散剤は、黒色樹脂組成物の説明で挙げた材料とすることができる。
【0032】
その後、この分散液にバインダー成分と、必要に応じて種々の添加剤とを添加して混合することにより、本発明の黒色樹脂組成物を得る。上述の最初の機械分散において、チタンブラック粒子上に二酸化ケイ素微粒子を確実に付着させているので、バインダー成分と混合されてもチタンブラック粒子が凝集してゲル化することはなく、得られた本発明の黒色樹脂組成物は経時安定性に優れたものとなる。
【0033】
【実施例】
次に、実施例を示して本発明を更に詳細に説明する。
黒色樹脂組成物の調製
チタンブラック(三菱マテリアル(株)製13M−C)200g、MBA(メトキシブチルアセテート)300g、コロイダルシリカ(日産化学(株)製スノーテックスNPC−ST、平均粒径10〜20nm)50gにジルコニアビーズ(直径0.3mm)300ccを加え、サンドミルにてローター回転数1500rpmの条件で2時間分散した。この分散処理後のチタンブラック粒子の平均粒径は200nm以下であった。
【0034】
その後、上記の分散液に分散剤(アビシア(株)製ソルスパース24000)を20g添加し、更にサンドミルにてローター回転数1500rpmの条件で3時間分散し、ジルコニアビーズを除去する工程を経て黒色分散液を得た。
【0035】
次に、上記の黒色分散液100gに、下記組成のバインダー成分を25g添加し、攪拌機を用いて混合して、感光性黒色樹脂組成物(実施例)を得た。
(バインダー成分の組成)
・ビスフェノールAエポキシアクリレート(酸付加物)… 60重量部
・ジペンタエリスリトールペンタアクリレート … 18重量部
・トリメチロールプロパントリアクリレート … 7重量部
・イルガキュア907 … 10重量部
(チバスペシャリティケミカルズ社製)
・ビイミダゾール … 5重量部
【0036】
また、比較として、最初のサンドミルによる分散時間を30分に短縮して、分散処理後のチタンブラック粒子の平均粒径を250nmとした他は、実施例と同様にして、感光性黒色樹脂組成物(比較例1)を得た。
また、比較として、コロイダルシリカを含有させない他は、実施例と同様にして、感光性黒色樹脂組成物(比較例2)を得た。
【0037】
さらに、比較として、平均粒径が200nm以下であるチタンブラック(三菱マテリアル(株)製13M−C)200g、MBA(メトキシブチルアセテート)300g、二酸化ケイ素微粒子(平均粒径10〜20nm)50g、分散剤(アビシア(株)製ソルスパース24000)20gにジルコニアビーズ(直径0.3mm)300ccを加え、サンドミルにてローター回転数1500rpmの条件で2時間分散し、ジルコニアビーズを除去する工程を経て黒色分散液を得た。次に、上記の黒色分散液に、上記組成のバインダー成分を25g添加し、攪拌機を用いて混合して、感光性黒色樹脂組成物(比較例3)を得た。
【0038】
黒色被膜の形成
ガラス基板上に上記の各感光性黒色樹脂組成物をスピンコーターにより塗布し、乾燥後、紫外線を照射して、厚み1.5μmの黒色被膜を形成した。この黒色被膜の体積抵抗と光学濃度(OD値)を下記の条件で測定し、結果を下記の表1に示した。また、各感光性黒色樹脂組成物の経時安定性を下記の基準で評価して、結果を下記の表1に示した。
【0039】
(体積抵抗の測定条件)
ITO基板上に同様の黒色被膜を形成し、膜表面に電極を形成する(蒸着法)。その電極を通して被膜に電圧(5V)を印加し、電流値を測定して体積抵抗値を算出する。
(OD値の測定条件)
黒色被膜を形成した基板をDENSITOMETER PDA25(コニカ(株)製)にて測定する。
(経時安定性の評価基準)
○ : 常温に1ヶ月間放置して、顔料の凝集・沈降、モノマー・樹脂の重合がない。
× : 常温に1ヶ月間放置したときに、顔料の凝集・沈降、モノマー・樹脂の重合が認められる。
【0040】
【表1】
【0041】
表1に示されるように、本発明の感光性黒色樹脂組成物は経時安定性に優れ、これを用いて形成された黒色被膜は、体積抵抗が105Ωcm以上、OD値が3以上のものであった。
【0042】
これに対して、比較例1の感光性黒色樹脂組成物はチタンブラックの平均粒径が大きく、OD値が3以上であるが、体積抵抗が104Ωcmとなっている。
また、比較例2の感光性黒色樹脂組成物はコロイダルシリカを含有させないため、比較例3の感光性黒色樹脂組成物はコロイダルシリカと分散剤とを最初から添加して分散したことにより二酸化ケイ素微粒子の付着が不充分なため、共にチタンブラックの凝集が発生し、経時安定性が悪いものであった。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば黒色樹脂組成物が、少なくとも顔料とバインダー成分と溶剤とを含有し、顔料は二酸化ケイ素微粒子が付着し被覆したチタンブラック粒子を主成分とし、チタンブラック粒子の平均粒径が200nm以下、二酸化ケイ素微粒子の平均粒径が20nmであることにより、二酸化ケイ素微粒子によってチタンブラックの凝集が防止されるので黒色樹脂組成物は経時の安定性に優れ、また、チタンブラックが2次粒子、3次粒子を形成することがないため、チタンブラック自体の体積抵抗が10-1Ωcm〜104Ωcm程度であるにもかかわらず、本発明の黒色樹脂組成物を用いて形成された黒色被膜、ブラックマトリックスは、105Ωcm以上の高い体積抵抗を有するものとなる。さらに、本発明の黒色樹脂組成物の製造では、まず、チタンブラック粒子を主成分とする顔料とコロイダルシリカと溶剤とを機械分散するので、チタンブラック粒子上に二酸化ケイ素微粒子を確実に付着させることができ、バインダー成分を添加してもゲル化が防止され、経時安定性に優れた黒色樹脂組成物の製造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の黒色被膜の一例である液晶表示装置における樹脂遮光層を説明するための概略断面図である。
【図2】本発明のブラックマトリックス基板の一例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1…液晶表示装置
11…対向電極基板
15…樹脂遮光層
20…半導体駆動素子
31…カラーフィルタ
51…ブラックマトリックス基板
52…基板
53…ブラックマトリックス
Claims (4)
- 少なくとも顔料とバインダー成分と溶剤とを含有する黒色樹脂組成物において、顔料は平均粒径が200nm以下のチタンブラック粒子を主成分とし、該チタンブラック粒子上に平均粒径が20nm以下の二酸化ケイ素微粒子が付着し被覆しており、前記チタンブラック粒子の含有量は40〜75重量%の範囲であり、前記二酸化ケイ素微粒子の含有量はチタンブラック粒子100重量部に対して1〜20重量部の範囲であることを特徴とする黒色樹脂組成物。
- 請求項1に記載の黒色樹脂組成物を用いて形成したことを特徴とする黒色被膜。
- 透明基板と、該透明基板上に設けられたブラックマトリックスとを備え、ブラックマトリックスは請求項1に記載の黒色樹脂組成物を用いて形成されたものであることを特徴とするブラックマトリックス基板。
- チタンブラック粒子を主成分とする顔料とコロイダルシリカと溶剤とを機械分散し、該分散液に分散剤を添加して更に機械分散し、その後、該分散液にバインダー成分を添加して混合することを特徴とする黒色樹脂組成物の製造方法。
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