JP4737719B2 - Condenser microphone - Google Patents
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Description
本発明はコンデンサマイクロホンに関し、特に半導体膜を用いたコンデンサマイクロホンに関する。 The present invention relates to a condenser microphone, and more particularly to a condenser microphone using a semiconductor film.
半導体デバイスの製造プロセスを応用して製造可能なコンデンサマイクロホンが知られている。コンデンサマイクロホンは、プレートと音波によって振動するダイヤフラムのそれぞれに電極を有し、プレートとダイヤフラムとは互いに離間した状態で支持部に支持されている。コンデンサマイクロホンは、ダイヤフラムの変位による容量変化を電気信号に変換して出力する。したがって、コンデンサマイクロホンでは、ダイヤフラムの残留応力を適正に制御することが感度向上に不可欠である。ダイヤフラムの残留応力緩和によりダイヤフラムの振幅が増大し、コンデンサマイクロホンの感度を高めることができるからである。 A condenser microphone that can be manufactured by applying a manufacturing process of a semiconductor device is known. The condenser microphone has electrodes on each of the plate and the diaphragm that is vibrated by sound waves, and the plate and the diaphragm are supported by the support portion in a state of being separated from each other. The condenser microphone converts the capacitance change due to the displacement of the diaphragm into an electric signal and outputs it. Therefore, in the condenser microphone, it is essential to improve the sensitivity to appropriately control the residual stress of the diaphragm. This is because the diaphragm amplitude is increased by relaxing the residual stress of the diaphragm, and the sensitivity of the condenser microphone can be increased.
従来、例えばLPCVD(Low Pressure Chemical Vapor Deposition)等の堆積によりダイヤフラムを形成する場合、堆積後のアニールの条件設定により残留応力を調整している。しかしながら、このようなダイヤフラムの成膜条件の設定によりダイヤフラムの残留応力を制御できる精度は高くないため、ダイヤフラムには大きな残留応力が残存するという問題がある。例えば、非特許文献1に開示されたコンデンサマイクロホンにおいてダイヤフラムに引っ張り応力が残存していると、ダイヤフラムの振幅減少によりコンデンサマイクロホンの感度が低下する。 Conventionally, when a diaphragm is formed by deposition such as LPCVD (Low Pressure Chemical Vapor Deposition), residual stress is adjusted by setting annealing conditions after deposition. However, since the accuracy with which the residual stress of the diaphragm can be controlled by setting the film forming conditions of the diaphragm is not high, there is a problem that a large residual stress remains in the diaphragm. For example, in the condenser microphone disclosed in Non-Patent Document 1, if a tensile stress remains in the diaphragm, the sensitivity of the condenser microphone is lowered due to a decrease in the amplitude of the diaphragm.
本発明は、ダイヤフラムの引張応力が緩和されている、感度の高いコンデンサマイクロホンを提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a highly sensitive condenser microphone in which the tensile stress of a diaphragm is relaxed.
(1)上記目的を達成するためのコンデンサマイクロホンは、支持部と、固定電極を有し前記支持部に張り渡されているプレートと、少なくとも中央部に可動電極を有し音波によって振動するダイヤフラムと、一端が前記プレートに固定され他端が前記ダイヤフラムの前記中央部を囲むように前記ダイヤフラムの近端部に固定され、前記プレートと前記ダイヤフラムとの間に空隙を形成しているスペーサと、を備えている。
ダイヤフラムはスペーサによりプレートに吊られているため、ダイヤフラムに引張応力があるとき、スペーサの他端はダイヤフラムの引張応力によりスペーサの一端よりもダイヤフラムの中央側に寄る。この結果、ダイヤフラムの引張応力が緩和されるため、ダイヤフラムの音波による振動の振幅は増大する。このようにしてダイヤフラムの振幅を増大させることで、コンデンサマイクロホンの感度を高めることができる。ここで、「中央部を囲むように」は、「単一のスペーサが中央部の外縁に沿って環状に若しくはC字状伸びるように」又は「複数のスペーサが中央部の外縁に沿ってダイヤフラムの周方向に略等間隔に」を意味する。また、近端部は端も含み端に近い部分を意味する。
(1) A condenser microphone for achieving the above object includes a support part, a plate having a fixed electrode and stretched over the support part, a diaphragm having a movable electrode at least in the central part and vibrating by sound waves, A spacer having one end fixed to the plate and the other end fixed to the near end of the diaphragm so as to surround the central portion of the diaphragm, and forming a gap between the plate and the diaphragm; I have.
Since the diaphragm is suspended from the plate by the spacer, when the diaphragm has a tensile stress, the other end of the spacer is closer to the center side of the diaphragm than the one end of the spacer due to the tensile stress of the diaphragm. As a result, since the tensile stress of the diaphragm is relaxed, the vibration amplitude of the diaphragm due to the sound wave increases. The sensitivity of the condenser microphone can be increased by increasing the amplitude of the diaphragm in this way. Here, “so as to surround the central portion” means “a single spacer extends in an annular or C-shape along the outer edge of the central portion” or “a plurality of spacers are diaphragms along the outer edge of the central portion” Means at substantially equal intervals in the circumferential direction. The near end portion means a portion close to the end including the end.
また、前記スペーサの前記他端は、前記ダイヤフラムの引張応力により前記一端よりも前記ダイヤフラムの中央側に寄っていることで、前記ダイヤフラムの引張応力が緩和されている。
(2)上記目的を達成するためのコンデンサマイクロホンにおいて、前記プレートは、前記ダイヤフラムの引張応力により変位する前記スペーサに押し上げられて変形していてもよい。
Further, the other end of the spacer, that are closer to the center of the diaphragm than the one end by a tensile stress of the diaphragm, the tensile stress of the diaphragm that has been relaxed.
(2) In the condenser microphone for achieving the above object, the plate may be deformed by being pushed up by the spacer displaced by the tensile stress of the diaphragm.
(4)上記目的を達成するためのコンデンサマイクロホンにおいて、前記中継部の前記他端は、前記ダイヤフラムの引張応力により前記一端よりも前記ダイヤフラムの中央側に寄っていることで、前記ダイヤフラムの引張応力が緩和されていてもよい。 (4) In the condenser microphone for achieving the above object, the other end of the relay portion is closer to the center side of the diaphragm than the one end due to the tensile stress of the diaphragm, whereby the tensile stress of the diaphragm May be relaxed.
以下、複数の実施例に基づいて本発明の実施の形態を説明する。各実施例において同一の符号が付された構成要素は、その符号が付された他の実施例の構成要素と対応する。
(第一実施例)
図2は、第一実施例によるコンデンサマイクロホンの製造直後の形態を示す模式図である。コンデンサマイクロホン1は、半導体製造プロセスを用いて製造される所謂シリコンマイクロホンである。コンデンサマイクロホン1は、図2(B)に断面図として描かれた感音部と、図2(B)に回路図として描かれた検出部とを備えている。以下、感音部の構成、検出部の構成、コンデンサマイクロホン1の作動、コンデンサマイクロホン1の製造方法の順に説明する。
Embodiments of the present invention will be described below based on a plurality of examples. In each of the embodiments, the component having the same reference sign corresponds to the component of the other embodiment having the reference sign.
(First Example)
FIG. 2 is a schematic view showing a form immediately after the manufacture of the condenser microphone according to the first embodiment. The condenser microphone 1 is a so-called silicon microphone manufactured using a semiconductor manufacturing process. The condenser microphone 1 includes a sound sensing part drawn as a cross-sectional view in FIG. 2B and a detection part drawn as a circuit diagram in FIG. Hereinafter, the configuration of the sound sensing unit, the configuration of the detection unit, the operation of the condenser microphone 1, and the method for manufacturing the condenser microphone 1 will be described in this order.
(感音部の構成)
コンデンサマイクロホン1の感音部は、ダイヤフラム10、スペーサ20、バックプレート30、支持部40等から構成されている。
ダイヤフラム10は導電膜104で構成されている。例えば導電膜104は、多結晶シリコン(以下、ポリシリコンという。)等の半導体膜である。尚、導電性のダイヤフラム10は可動電極として機能するが、ダイヤフラム10は絶縁膜と、少なくともその中央部に形成された可動電極としての導電膜とを含む複数膜で構成してもよい。また、円盤状のダイヤフラム10を例示したが、ダイヤフラム10はどのような形状でもよい。
(Configuration of sound sensor)
The sound sensing part of the condenser microphone 1 includes a
The
プレートとしてのバックプレート30は、導電膜112の絶縁膜110に固着していない部分で構成されている。導電膜112は例えばポリシリコン等の半導体膜であり、支持部40に張り渡されている。バックプレート30には、音源からの音波を通過させる複数の通孔32が形成されている(図2(A)参照)。この結果、音源からの音波は通孔32を通過してダイヤフラム10に伝搬される。尚、導電性のバックプレート30は固定電極として機能するが、バックプレート30は絶縁膜と、少なくともその中央部に形成された固定電極としての導電膜とを含む複数膜で構成してもよい。また通孔32は、図2(A)に例示した円形と異なる形状でもよい。
The
スペーサ20は環状の絶縁膜108で構成されている。絶縁膜108は例えばSiO2等の酸化膜である。スペーサ20の一端20aはバックプレート30に固定され、スペーサ20の他端20bはダイヤフラム10の中央部10aを囲むように近端部10bに固定されている。そしてスペーサ20は、バックプレート30とダイヤフラム10との間に空隙50を形成している。尚、スペーサ20は、ダイヤフラム10の中央部10aを囲むC字状に形成してもよいし、ダイヤフラム10の周方向に略等間隔に複数形成してもよい。
The
支持部40は、導電膜112の絶縁膜110に固着している部分と、絶縁膜110と導電膜106と絶縁膜102と基板100とで構成されている。例えば、絶縁膜110と絶縁膜102はSiO2等の酸化膜であり、導電膜106はポリシリコン等の半導体膜であり、基板100は単結晶シリコン基板である。
The
支持部40には、検出部としてのバイアス電源回路1000とダイヤフラム10とを接続するための電極と、図2(C)に示す電極取出部105のリード部105aとが形成されている。電極取出部105は導電膜104で構成され、電極とダイヤフラム10とを接続している。具体的には例えば、電極取出部105は、電極からダイヤフラム10側に伸びるリード部105aと、支持部40とダイヤフラム10との間に渡されている橋梁部105bとで構成されている。支持部40には、基板100と絶縁膜102を貫通する開口部42が形成されている。開口部42はコンデンサマイクロホン1のバックキャビティーを構成している。
The
尚、支持部40の導電膜106は、支持部40においてバックプレート30を構成する導電膜112と基板100との間に生じる容量がダイヤフラム10とバックプレート30とにより形成されているコンデンサ(以下、マイクコンデンサという。)の容量に並列に付加されることを防止する、所謂ガード電極として機能し得る。しかし、後述するような検出部(図2(B)参照)のように導電膜106をガード電極として機能させない場合、支持部40は導電膜106を有していなくてもよい。
It should be noted that the
(検出部の構成)
ダイヤフラム10はバイアス電源回路1000に接続され、バックプレート30は抵抗1002を介してグランドに接続されている。バックプレート30はプリアンプ1010にも接続されている。コンデンサマイクロホン1の検出部はバックプレート30とグランドとの間の電圧をプリアンプ1010を介して出力する。
(Configuration of detector)
具体的には例えば、バイアス電源回路1000の出力端に接続されているリード線1004がダイヤフラム10を構成している導電膜104と基板100とに接続されている。そして抵抗1002の一端に接続されているリード線1006がバックプレート30を構成している導電膜112に接続され、抵抗1002の他端に接続されているリード線1008がコンデンサマイクロホン1の実装基板のグランドに接続されている。抵抗1002としては抵抗値が大きなものを使用する。具体的には抵抗1002はGΩオーダーの電気抵抗を有するものが望ましい。バックプレート30と抵抗1002とを接続しているリード線1006はプリアンプ1010の入力端にも接続されている。プリアンプ1010としては入力インピーダンスの高いものを使用する。
Specifically, for example, the
尚、プリアンプ1010でボルテージフォロア回路を構成し、プリアンプ1010の出力端をガード電極としての導電膜106に接続してもよい。このようにバックプレート30と導電膜106とを同電位にすることにより、バックプレート30と基板100との間に生じる容量がマイクコンデンサの容量に並列に付加されることを防止することができる。もちろん、このような結線をしない場合、上述のようにコンデンサマイクロホン1は導電膜106を有していなくてもよい。
The
(コンデンサマイクロホンの作動)
音波がバックプレート30の通孔32を通過してダイヤフラム10に伝搬すると、ダイヤフラム10は音波により振動する。ダイヤフラム10が振動すると、その振動によりバックプレート30とダイヤフラム10との間の距離が変化し、ダイヤフラム10とバックプレート30とにより形成されているコンデンサ(以下、マイクコンデンサという。)の静電容量が変化する。
(Condenser microphone operation)
When the sound wave passes through the through
バックプレート30は上述したように抵抗値が大きい抵抗1002に接続されているため、マイクコンデンサの静電容量がダイヤフラム10の振動により変化したとしても、マイクコンデンサに蓄積されている電荷が抵抗1002を流れることは殆どない。すなわち、マイクコンデンサに蓄積されている電荷は変化しないものとみなすことができる。したがって、マイクコンデンサの静電容量の変化をバックプレート30とグランドの間の電圧の変化として取り出すことができる。
Since the
このようにしてコンデンサマイクロホン1は、マイクコンデンサの静電容量の極めてわずかな変化を電気信号として出力する。すなわちコンデンサマイクロホン1は、ダイヤフラム10に加わる音圧の変化をマイクコンデンサの静電容量の変化に変換し、マイクコンデンサの静電容量の変化を電圧の変化に変換することにより、音圧の変化に相関する電気信号を出力する。
In this way, the condenser microphone 1 outputs an extremely slight change in the capacitance of the microphone condenser as an electrical signal. That is, the condenser microphone 1 converts a change in sound pressure applied to the
ここで、図2に示す製造直後のダイヤフラム10には残留応力が生じている。例えばダイヤフラム10を構成する導電膜104をポリシリコンで形成した場合、ダイヤフラム10には大きな引張応力が生じやすい。ダイヤフラム10に大きな引張応力が残存していると、ダイヤフラム10は音波により大きな振幅で振動できず、コンデンサマイクロホン1の感度は低下する。
Here, residual stress is generated in the
図1は、製造後から所定時間経過したコンデンサマイクロホン1の感音部の形態を示す模式図である。図3は、感音部の製造直後から所定時間経過までの形態の変化を説明するための模式図である。図3(A)は製造直後のスペーサ20近傍の拡大図であり、図3(B)は製造後から所定時間経過したスペーサ20近傍の拡大図である。
FIG. 1 is a schematic diagram showing a form of a sound sensing part of a condenser microphone 1 after a predetermined time has elapsed since manufacture. FIG. 3 is a schematic diagram for explaining a change in form from the time immediately after the manufacture of the sound sensing unit to the elapse of a predetermined time. FIG. 3A is an enlarged view of the vicinity of the
上述したように、スペーサ20の一端20aは、支持部40に張り渡されているバックプレート30に固定されている。一方、スペーサ20の他端20bは、支持部40に固定されていないダイヤフラム10に固定されている。したがって、スペーサ20の他端20bがダイヤフラム10の引張応力によりダイヤフラム10の中央側に引っ張られると、スペーサ20は他端20bが縮径するように歪む。換言すれば、図3に示すようにスペーサ20は、その断面形状の他端20b側が一端20a側を中心として回転し他端20b側がダイヤフラム10の中央側に向けて傾斜するように歪み、スペーサ20の他端20bが一端20aよりもダイヤフラム10の中央側に寄る。ここでスペーサ20の断面形状とは、スペーサ20の径方向の垂直断面による断面形状のことを意味する。
As described above, the one
このときバックプレート30は、ダイヤフラム10の引張応力により変位するスペーサ20に押し上げられて変形する。具体的には、バックプレート30のスペーサ20が固着している部分とその内側の部分とがダイヤフラム10と反対側に椀状に突出する。
このように、ダイヤフラム10の引張応力によりスペーサ20の他端20bが一端20aよりもダイヤフラム10の中央側に寄ることで、ダイヤフラム10の引張応力は緩和され、ダイヤフラム10には小さな引張応力が残留する。
At this time, the
As described above, the tensile stress of the
シミュレーション結果によると、例えば直径760μm、厚さ0.66μmの円盤状のダイヤフラム10と、内径700μm、外径720μm、厚さ4μmの円環状であってダイヤフラム10と同心のスペーサ20と、直径840μm、厚さ0.5μmの円盤状であってダイヤフラム10と同心のバックプレート30とを備えるコンデンサマイクロホン1において、ダイヤフラム10の引張応力は製造直後の70MPaから10MPaに緩和された。この結果、ダイヤフラム10を音波によって大きな振幅で振動させることができるため、コンデンサマイクロホン1の感度を高めることができる。
According to the simulation results, for example, a disk-shaped
(製造方法)
図4から図5は、コンデンサマイクロホン1の製造方法を示す模式図である。(A)は(B)の図4(B1)に示すA4−A4線による断面図である。
(Production method)
4 to 5 are schematic views showing a method for manufacturing the condenser microphone 1. (A) is sectional drawing by the A4-A4 line | wire shown to FIG. 4 (B1) of (B).
はじめに、図4(A1)に示すように、基板100上に絶縁膜102を形成する。基板100は、例えば単結晶シリコン基板等の半導体基板である。具体的には、基板100の表面に例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)等で絶縁材料を堆積させることにより、基板100上に絶縁膜102を形成する。
次に、絶縁膜102上に導電膜103をCVD等で形成する。例えば導電膜103は、ポリシリコン膜である。尚、SOI基板を用いることにより、本工程は省略可能である。
First, the insulating
Next, a
次に、導電膜103をパターニングすることにより、ダイヤフラム10を構成する導電膜104と支持部40を構成する導電膜106とを形成する(図4(B2)参照)。具体的には例えば、導電膜103のパターニングは以下のように行う。まず、導電膜103の導電膜104及び導電膜106として残存させる部分を覆い、導電膜103の不要な部分を露出させるレジスト膜500を導電膜103上にリソグラフィを用いて形成する。より具体的には、導電膜103にレジストを塗布してレジスト膜を形成する。そして所定形状のマスクを配置してレジスト膜に対して露光現像処理を施し、不要なレジスト膜を除去する。これにより、導電膜103上にレジスト膜500を形成する。次に、図4(B2)に示すように、レジスト膜500から露出する導電膜103をRIE(Reactive Ion Etching)等でエッチングすることにより、導電膜104及び導電膜106を形成する。そしてレジスト膜500を除去する。レジスト膜の除去には、NMP(N−メチル−2−ピロリドン)等のレジスト剥離液を用いる。
Next, the
次に、図4(A3)に示すように、絶縁膜102上に導電膜104及び導電膜106より厚い絶縁膜107をCVD等で形成する。後述する工程において、導電膜104、導電膜106及びバックプレート30を構成する導電膜112(以下、導電膜という。)に対して絶縁膜102及び絶縁膜107(以下、絶縁膜という。)を選択的に除去するため、絶縁膜は導電膜に対して選択比の高い材料で形成することが望ましい。例えば導電膜をポリシリコンで形成する場合は、絶縁膜はSiO2で形成すればよい。
Next, as illustrated in FIG. 4A3, an insulating
また、絶縁膜を導電膜に対して選択的に除去する工程では、絶縁膜の一部を除去しコンデンサマイクロホン1を構成する絶縁膜を残存させるため、絶縁膜102と絶縁膜107は同一材料で形成することが望ましい。絶縁膜102と絶縁膜107を同一材料で形成することにより、両者のエッチングレートを等しくできる。この結果、絶縁膜のエッチング量を容易に制御することが可能となる。
次に、絶縁膜107上に導電膜111をCVD等で形成する。例えば導電膜111はポリシリコン膜である。
In the step of selectively removing the insulating film with respect to the conductive film, the insulating
Next, a
次に、導電膜111をパターニングすることにより、バックプレート30及び支持部40を構成する導電膜112を形成する(図5(B4)参照)。具体的には例えば、導電膜111のパターニングは以下のように行う。まず、導電膜111の導電膜112として残存させる部分を覆い、導電膜111の不要な部分を露出させるレジスト膜502を導電膜111上にリソグラフィで形成する。次に、図5(B4)に示すように、レジスト膜502から露出する導電膜111をRIE等でエッチングすることにより、導電膜112を形成する。そしてレジスト膜502を除去する。
Next, the
次に、絶縁膜102及び絶縁膜107を整形する(図5(A5)参照)。具体的には例えば、絶縁膜の整形は以下のように行う。まず、絶縁膜102及び絶縁膜107の不要な部分を露出させるレジスト膜504を形成する(図5(A4)参照)。次に、絶縁膜102及び絶縁膜107のレジスト膜504から露出する部分をRIE等でエッチングすることにより、絶縁膜を整形する。
Next, the insulating
次に、図5(A5)に示すように、支持部40の開口部42を構成する開口部120を基板100に形成する(図5(A5)参照)。具体的には開口部120は、例えば以下に示すように形成する。まず、基板100の開口部120を形成する部位を露出させるレジスト膜をリソグラフィを用いて形成する。次に、基板100のレジスト膜から露出する部位を絶縁膜102に達するまでDeepRIE等で除去することにより、基板100に開口部120を形成する。そしてレジスト膜を除去する。
Next, as shown in FIG. 5A5, an
次に、図5(A6)に示すように、絶縁膜102の一部と絶縁膜107の一部とを除去することにより、支持部40の開口部42を構成する開口部122を絶縁膜102に形成し、絶縁膜107からスペーサ20を構成する絶縁膜108と支持部40を構成する絶縁膜110とを形成する。具体的には例えば、通孔32及び開口部42を露出させるレジスト膜504(図5(A5)参照)を形成し、絶縁膜102及び絶縁膜107をウェットエッチングで除去する。絶縁膜102及び絶縁膜107をSiO2で形成した場合、エッチング液としてフッ酸等を用いればよい。エッチング液は基板100の開口部120、導電膜112に形成されている通孔32等から絶縁膜102及び絶縁膜107に到達し、絶縁膜102及び絶縁膜107を溶解させる。これにより、ダイヤフラム10とバックプレート30との間の空隙50が形成され、スペーサ20と支持部40が形成され、コンデンサマイクロホン1の感音部が得られる。
Next, as illustrated in FIG. 5A6, a part of the insulating
(第一参考例)
図6と図7は第一参考例によるコンデンサマイクロホン2の製造直後の形態を示す模式図である。図7(A)は図6のA7−A7線による断面図であり、図7(B)は図6のB7−B7線による断面図である。コンデンサマイクロホン2の検出部は、第一実施例によるコンデンサマイクロホン1の検出部と実質的に同一である。以下、感音部の構成、コンデンサマイクロホン2の製造方法の順に説明する。
( First reference example )
FIGS. 6 and 7 are schematic views showing a form immediately after the manufacture of the
(感音部の構成)
図7に示すように、コンデンサマイクロホン2の感音部は、ダイヤフラム210、懸架部220、バックプレート230、支持部240等から構成されている。
ダイヤフラム210は、第一実施例に係るダイヤフラム10と実質的に同一である。バックプレート230は、第一実施例に係るバックプレート30と実質的に同一である。
(Configuration of sound sensor)
As shown in FIG. 7, the sound sensing part of the
The
懸架部220は、梁部222と中継部224とを有し、ダイヤフラム210とバックプレート230との間に空隙250を形成しながらダイヤフラム210を支持部240に張り渡している。梁部222は導電膜114の絶縁膜110に固着していない部分から構成されている。導電膜114は、例えばポリシリコン等の半導体で支持部240から伸びる片持ち梁状に形成されている。中継部224は絶縁膜108で構成されている。絶縁膜108は例えばSiO2等の酸化膜である。中継部224の一端224aは梁部222の自由端側に固定され、その他端224bはダイヤフラム210の近端部210bに固定されている。具体的には例えば、3つの懸架部220がダイヤフラム210の周方向に互いに120度回転してダイヤフラム210の中央部210aを囲んでいる(図6参照)。そしてダイヤフラム210は、懸架部220により支持部240に3点で懸架されている。
The
支持部240は、第一実施例に係る支持部40と実質的に同一である。支持部240は、導電膜112及び導電膜114の絶縁膜110に固着している部分と、絶縁膜110と導電膜106と絶縁膜102と基板100とで構成されている。支持部240は、第一実施例にかかる感音部と同様に、ダイヤフラム210とバイアス電源回路1000とを接続するための図示しない電極及び電極取出部を有し、支持部240の開口部242は、第一実施例に係る開口部42と同様にバックキャビティーを構成している。尚、第一参考例に係る感音部では、中継部224を導電材料で形成することにより懸架部220を電極取出部とすることもできる。
The
図8は、製造後から所定時間経過したコンデンサマイクロホン2の感音部の形態を示す模式図である。
上述したように、懸架部220の中継部224の一端224aは、支持部240から伸びている梁部222に固定されている。一方、中継部224の他端224bは、支持部240に固定されていないダイヤフラム210に固定されている。したがって、支持部240の他端224bがダイヤフラム210の引張応力によりダイヤフラム210の中央側に引っ張られると、中継部224は他端224b側が一端224a側を中心として回転するようにダイヤフラム210の中央側に他端224bを向けて傾斜する。このとき梁部222は、ダイヤフラム210の引張応力により変位する中継部224に押し上げられて変形する。
FIG. 8 is a schematic diagram showing the form of the sound sensing part of the
As described above, one
このように、ダイヤフラム210の引張応力により中継部224の他端224bが一端224aよりもダイヤフラム210の中央側に寄ることで、ダイヤフラム210の引張応力は緩和されて、製造直後よりも小さな引張応力が残留する。この結果、ダイヤフラム210が音波により大きな振幅で振動することで、コンデンサマイクロホン2の感度は高まる。さらにコンデンサマイクロホン2では、ダイヤフラム210がバックプレート230に近づくことにより感度が高まる。
As described above, the
したがってコンデンサマイクロホン2では、以下に説明するようにダイヤフラム210に残留する製造直後の引張応力に寄らずその感度を高めることができる。すなわち、ダイヤフラム210に残留する製造直後の引張応力が小さい場合、ダイヤフラム210に僅かな引張応力が残留するまでその引張応力が緩和されるとともに、ダイヤフラム210がバックプレート230に近づくことにより、コンデンサマイクロホン2の感度は高まる。一方、ダイヤフラム210に残留する製造直後の引張応力が大きい場合、ダイヤフラム210には製造直後の引張応力が小さい場合より大きな引張応力が応力緩和後においても残留することがある。しかし、このときダイヤフラム210は製造直後の引張応力が小さい場合よりもバックプレート230に近づくため、ダイヤフラム210の製造直後の引張応力が小さい場合と同程度まで感度を高めることが可能である。この結果コンデンサマイクロホン2によると、ダイヤフラム210の製造直後の引張応力がばらつきに伴う感度のばらつきを抑制することができる。
Therefore, the
尚、ダイヤフラム210が3つの懸架部220により支持部240に張り渡されているコンデンサマイクロホン2を例示したが、ダイヤフラム210は2つ又は4つ以上の懸架部220により支持部240に張り渡してもよい。
In addition, although the
また、コンデンサマイクロホン2の構成及び製造工程の簡素化のため、バックプレート230を構成する導電膜112と懸架部220の梁部222を構成する導電膜114とは同一層で形成することが望ましい。しかし導電膜112と導電膜114とは互いに異なる層に形成してもよい。この場合、懸架部220の梁部222は、図9に示すように支持部240の全周から伸びる環状でもよい。また中継部224は、図10に示すようにダイヤフラム210の中央部210aを囲む環状に形成してもよいし、C字状に形成してもよい。
また、コンデンサマイクロホン2は、ダイヤフラム210がバックプレート230よりも音源側に位置し、ダイヤフラム210に直接音波が伝搬するように構成してもよい。
In order to simplify the configuration and the manufacturing process of the
In addition, the
(製造方法)
図11から図13は、コンデンサマイクロホン2の製造方法を示す模式図である。(A)は(B)の図11(B1)に示すA11−A11線による断面図である。
はじめに、図11(A1)に示すように、第一実施例に係る製造方法と同様にして、基板100上に絶縁膜102を形成し、絶縁膜102上に導電膜103を形成する。
(Production method)
FIG. 11 to FIG. 13 are schematic views showing a method for manufacturing the
First, as shown in FIG. 11A1, the insulating
次に、導電膜103をパターニングすることにより、ダイヤフラム210を構成する導電膜104と支持部240を構成する導電膜106とを形成する(図11(B2)参照)。具体的には例えば、導電膜103のパターニングは以下のように行う。まず、導電膜103の導電膜104及び導電膜106として残存させる部分を覆い、導電膜103の不要な部分を露出させるレジスト膜508を導電膜103上にリソグラフィを用いて形成する。次に、図11(B2)に示すように、レジスト膜508から露出する導電膜103をRIE等でエッチングすることにより、導電膜104及び導電膜106を形成する。そしてレジスト膜508を除去する。
Next, the
次に、図11(A3)に示すように、絶縁膜102上に導電膜104及び導電膜106より厚い絶縁膜107をCVD等で形成する。
次に、絶縁膜107上に導電膜111をCVD等で形成する。
Next, as illustrated in FIG. 11A3, an insulating
Next, a
次に、図12(B4)に示すように、導電膜111をパターニングすることにより、バックプレート230を構成する導電膜112と懸架部220及び支持部240を構成する導電膜114とを形成する。具体的には例えば、導電膜111のパターニングは以下のように行う。まず、導電膜111の導電膜112及び導電膜114として残存させる部分を覆い、導電膜111の不要な部分を露出させるレジスト膜512を導電膜111上にリソグラフィで形成する。次にレジスト膜512から露出する導電膜111をRIE等でエッチングすることにより、導電膜112及び導電膜114を形成する。そしてレジスト膜512を除去する。このように導電膜112と導電膜114とを同一の導電膜111から形成することにより、コンデンサマイクロホン2の構成及び製造工程を簡素化することができる。
Next, as shown in FIG. 12B4, the
次に、図12(A5)に示すように、絶縁膜102及び絶縁膜107を整形する。具体的には例えば、絶縁膜102及び絶縁膜107は以下のように整形する。まず、絶縁膜102及び絶縁膜107の不要な部分を露出させるレジスト膜514を形成する。次に、レジスト膜514から露出する絶縁膜102及び絶縁膜107をRIE等で除去する。そしてレジスト膜514を除去する。
Next, as illustrated in FIG. 12A5, the insulating
次に、図12(A6)に示すように、第一実施例に係る製造方法と同様にして、支持部240の開口部242を構成する開口部120を基板100に形成する。
次に、第一実施例に係る製造方法と同様に通孔32を露出させるレジスト膜516を用いて、図13(A7)に示すように、絶縁膜102の一部と絶縁膜107の一部とを除去する。これにより、支持部240の開口部242を構成する開口部122が絶縁膜102に形成され、絶縁膜107から中継部224を構成する絶縁膜108と支持部240を構成する絶縁膜110とが形成される。この結果、ダイヤフラム210とバックプレート230との間の空隙250が形成され、中継部224と支持部240が形成され、コンデンサマイクロホン2の感音部が得られる。
Next, as shown in FIG. 12 (A6), the
Next, as shown in FIG. 13A7, a part of the insulating
(第二参考例)
図14と図15は、第二参考例によるコンデンサマイクロホン3の構成を示す模式図である。図15(A)は図14のA15−A15線による断面図、図15(B)は図14のB15−B15線による断面図である。コンデンサマイクロホン3の検出部は、コンデンサマイクロホン1の検出部と実質的に同一である。以下、感音部の構成、コンデンサマイクロホン2の製造方法の順に説明する。
( Second reference example )
14 and 15 are schematic views showing the configuration of the
(感音部の構成)
コンデンサマイクロホン3のダイヤフラムの構成は、コンデンサマイクロホン2のダイヤフラム210と実質的に同一である。
バックプレート330は、導電膜300の絶縁膜102に固着していない部分と絶縁膜302と導電膜112とで構成されている。導電膜112は導電膜300及び絶縁膜302により担持されている。尚、バックプレート330は、導電膜300に換えて、導電膜300と同形状の絶縁膜を有してもよい。
(Configuration of sound sensor)
The configuration of the diaphragm of the
The
支持部340は、導電膜114及び導電膜300の絶縁膜110に固着している部分と、絶縁膜110と絶縁膜102と基板100とで構成されている。支持部340は、可動電極としてのダイヤフラム210と固定電極としてのバックプレート330との間に空隙350が形成されるように、ダイヤフラム210とバックプレート330とを支持している。
The
(製造方法)
図16と図17は、コンデンサマイクロホン3の製造方法を示す模式図である。(A)と(B)は、それぞれ(C)の図16(C1)に示すA16−A16線とB16−B16線による断面図である。
(Production method)
16 and 17 are schematic views showing a method for manufacturing the
はじめに、第一実施例に係る製造方法と同様にして、基板100上に絶縁膜102を形成し、絶縁膜102上に導電膜103を形成する(図4(A1)参照)。
次に、図16(C1)に示すように、導電膜103をパターニングすることにより、ダイヤフラム210を構成する導電膜104とバックプレート330及び支持部340を構成する導電膜300とを形成する。
First, in the same manner as in the manufacturing method according to the first example, the insulating
Next, as illustrated in FIG. 16C1, the
次に、図16(A2)に示すように、第一実施例に係る製造方法と同様にして、絶縁膜102上に導電膜104及び導電膜300より厚い絶縁膜107を形成し、絶縁膜107上に導電膜111を形成する。
次に、図17(C3)に示すように、導電膜111をパターニングすることにより、バックプレート330及び支持部340を構成する導電膜112と梁部222及び支持部340を構成する導電膜114とを形成する。
Next, as shown in FIG. 16A2, an insulating
Next, as shown in FIG. 17C3, the
次に、図17(B4)に示すように、第一実施例に係る製造方法と同様にして、基板100に開口部120を形成し、絶縁膜102の一部と絶縁膜107の一部とを除去する等して、コンデンサマイクロホン3の感音部を得る。
Next, as shown in FIG. 17B4, the
1、2、3:コンデンサマイクロホン、10、210:ダイヤフラム、10a、210a:中央部(ダイヤフラムの中央部)、10b、210b:近端部(ダイヤフラムの近端部)、20:スペーサ、20a:一端(スペーサの一端)、20b:他端(スペーサの他端)、30、230、330:バックプレート、32:通孔、40、240、340:支持部、50、250、350:空隙、220:懸架部、222:梁部、224:中継部、224a:一端(中継部の一端)、224b:他端(中継部の他端) 1, 2, 3: Condenser microphone, 10, 210: Diaphragm, 10a, 210a: Central part (center part of diaphragm), 10b, 210b: Near end part (near end part of diaphragm), 20: Spacer, 20a: One end (One end of spacer), 20b: other end (other end of spacer), 30, 230, 330: back plate, 32: through hole, 40, 240, 340: support, 50, 250, 350: gap, 220: Suspension part, 222: Beam part, 224: Relay part, 224a: One end (one end of the relay part), 224b: The other end (the other end of the relay part)
Claims (2)
固定電極を有し前記支持部に張り渡されているプレートと、
少なくとも中央部に可動電極を有し音波によって振動するダイヤフラムと、
一端が前記プレートに固定され他端が前記ダイヤフラムの前記中央部を囲むように前記ダイヤフラムの近端部に固定され、前記プレートと前記ダイヤフラムとの間に空隙を形成しているスペーサと、を備え、
前記スペーサの前記他端は、前記ダイヤフラムの引張応力により前記一端よりも前記ダイヤフラムの中央側に寄っていることで、前記ダイヤフラムの引張応力が緩和されている、コンデンサマイクロホン。 A support part;
A plate having a fixed electrode and stretched across the support;
A diaphragm having a movable electrode at least in the center and vibrating by sound waves;
A spacer having one end fixed to the plate and the other end fixed to the near end of the diaphragm so as to surround the central portion of the diaphragm, and forming a gap between the plate and the diaphragm. ,
The condenser microphone , wherein the other end of the spacer is closer to the center side of the diaphragm than the one end due to the tensile stress of the diaphragm, thereby relaxing the tensile stress of the diaphragm .
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