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JP4730354B2 - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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JP4730354B2
JP4730354B2 JP2007221204A JP2007221204A JP4730354B2 JP 4730354 B2 JP4730354 B2 JP 4730354B2 JP 2007221204 A JP2007221204 A JP 2007221204A JP 2007221204 A JP2007221204 A JP 2007221204A JP 4730354 B2 JP4730354 B2 JP 4730354B2
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Description

本発明は、往復回転振動する振動ミラーを用いて像担持体に静電潜像を形成し、電子写真方式で画像を形成する画像形成装置に関する。なお、本明細書では、ガルバノミラー等のような往復回転による振動を、直線的な往復振動と区別するため往復回転振動という。
近年、電子写真方式で画像を形成する画像形成装置では、一定速度で回転するポリゴンミラーを用いて光ビームを偏向して像担持体を走査する方式に代わり、ガルバノメータ等の正弦波振動素子によって往復回転振動されるガルバノミラー等の振動ミラーを用いて走査を行うことが提案されている。このような振動ミラーを用いた画像形成装置では、振動振幅を大きくするために、振動ミラーの共振周波数で駆動する共振振動ミラーが使われることが多いが、温度変化等によって振動ミラーの共振周波数が変化し、振動ミラーの振幅が基準値からずれる場合がある。そこで、レーザ光の走査状態を固定ミラー及びフォトセンサを介してモニタし、そのフォトセンサによるレーザ光の検出間隔に応じて半導体ガルバノミラーの駆動電流を制御することによってその振幅を制御することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−228434号公報
ところが、このような制御が印刷中になされると、画像が歪むなどの不具合が発生する可能性があった。例えば、副走査方向に罫線を有する画像を形成している最中に上記のような制御がなされると、その罫線が走査方向にうねってしまう可能性があった。そこで、本発明は、形成される画像の歪を抑制しつつ振動ミラーの振幅を正確に制御して、正確な画像を形成することのできる画像形成装置の提供を目的としてなされた。
上記目的を達するためになされた本発明の画像形成装置は、光ビームを出射する光源と、往復回転振動しながら上記光源から出射された光ビームを反射する振動ミラーと、上記振動ミラーによって反射された光ビームが照射されることにより静電潜像が形成される像担持体と、該像担持体に形成された静電潜像を、現像剤を付着させることによって現像する現像手段と、該現像手段により付着された現像剤を被記録媒体に転写する転写手段と、印刷データの空白行に対応するタイミングを検出するタイミング検出手段と、上記振動ミラーによる上記光ビームの振幅を、上記タイミング検出手段が検出したタイミングで調整する振幅調整手段と、を備えたことを特徴としている。
このように構成された本発明の画像形成装置では、光源から出射された光ビームは、往復回転振動する振動ミラーによって反射され、像担持体に照射される。この光ビームの照射によって像担持体には静電潜像が形成され、その静電潜像は現像手段によって現像剤を付着されて現像され、更に、転写手段によってその現像剤が被記録媒体に転写されて画像が形成される。
また、本発明では、タイミング検出手段が、印刷データの空白行に対応するタイミングを検出し、そのタイミングで、振幅調整手段が上記振動ミラーによる上記光ビームの振幅を調整する。このため、本発明では、像担持体に静電潜像が形成されないタイミングで振動ミラーの振幅が調整されるので、振幅調整によって画像に歪が生じるのを抑制しつつ、振幅を正確に制御することにより正確な画像を形成することができる。
しかも、印刷データの空白行に対応するタイミングでは像担持体に静電潜像が形成されないので、上記振幅の調整により画像の歪が発生するのを良好に抑制することができる。
また、本発明の画像形成装置は、光ビームを出射する光源と、往復回転振動しながら上記光源から出射された光ビームを反射する振動ミラーと、上記振動ミラーに反射された光ビームが照射されることにより静電潜像が形成される像担持体と、該像担持体に形成された静電潜像を、現像剤を付着させることによって現像する現像手段と、該現像手段により付着された現像剤を被記録媒体に転写する転写手段と、上記像担持体に、上記振動ミラーの振動の中心に対応する位置にのみ静電潜像が形成されるタイミングを検出するタイミング検出手段と、上記振動ミラーによる上記光ビームの振幅を、上記タイミング検出手段が検出したタイミングで調整する振幅調整手段と、を備えたことを特徴とするものであってもよい。
このように構成された本発明の画像形成装置でも、光源から出射された光ビームは、往復回転振動する振動ミラーによって反射され、像担持体に照射される。この光ビームの照射によって像担持体には静電潜像が形成され、その静電潜像は現像手段によって現像剤を付着されて現像され、更に、転写手段によってその現像剤が被記録媒体に転写されて画像が形成される。
また、本発明では、タイミング検出手段が、上記像担持体に、上記振動ミラーの振動の中心に対応する位置にのみ静電潜像が形成されるタイミングを検出し、そのタイミングで、振幅調整手段が上記振動ミラーによる上記光ビームの振幅を調整する。振動ミラーの振動の中心は振幅に関わらず一定である。本発明では、振動の中心に対応する位置にしか静電潜像が形成されないタイミングで振動ミラーの振幅が調整されるので、振幅調整によって画像に歪が生じるのを抑制しつつ、振幅を正確に制御することにより正確な画像を形成することができる。なお、本発明でいう振動の中心とは、必要とされる解像度等に応じてある程度の幅を有していてもよい。
また、上記各画像形成装置において、更に、印刷データに基づき、上記光ビームの変調を制御する変調制御手段と、上記振動ミラーと上記像担持体との間に配設され、上記振動ミラーによる上記光ビームの振幅が基準値であるとき、上記振動ミラーによって反射された光ビームが上記像担持体上を等速で走査されるように調整された光学系と、上記光ビームの走査範囲内の少なくとも1点で、上記光ビームを検出する光ビーム検出手段と、該光ビーム検出手段による連続した2回の上記光ビームの検出時刻と、上記振幅が基準値である場合の当該検出時刻とに基づき、上記変調制御手段による上記変調タイミングを補正するタイミング補正手段と、を備えてもよい。
この場合、振動ミラーと像担持体の形成位置との間に配設された光学系は、上記振動ミラーによる上記光ビームの振幅が基準値であるとき、上記振動ミラーによって反射された光ビームが上記像担持体上を等速で走査されるように調整されている。このため、上記光ビームの振幅が基準値であるとき像担持体上に一定幅で設定された各画素に対応する光ビームの出射時間は一定時間となる。更に、光ビーム検出手段は、上記光ビームの走査範囲内の少なくとも1点で、上記光ビームを検出し、変調制御手段は、印刷データに基づき、上記光ビームの変調を制御する。
そして、本発明では上記検出手段による連続した2回の上記光ビームの検出時刻と、上記振幅が基準値である場合の当該検出時刻とに基づき、タイミング補正手段が、上記変調制御手段による上記変調タイミングを補正する。このように、本発明では、実際に検出された上記2回の光ビーム検出時刻と、上記振幅が基準値である場合の当該検出時刻とに基づいて変調タイミングを補正している。すなわち、本発明では、上記光学系の存在を前提として実際の光ビームの検出間隔に基づいて光ビームの変調タイミングを補正しているので、一層正確な画像を形成することができる。
そして、この場合更に、上記振幅調整手段は、上記振動ミラーの振幅を上記基準値を中心とする特定範囲に調整し、上記タイミング補正手段は、上記変調タイミングを補正することにより、上記像担持体に上記光ビームが照射される位置の更に詳細な調整を行ってもよい。
この場合、振幅調整手段による振動ミラーの振幅制御により荒い調整を行い、タイミング補正手段による変調タイミングの補正により更に詳細な調整を行うことができるので、正確な画像を形成するための調整を一層効率的に行うことができる。
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、上記いずれかに記載の上記タイミング検出手段及び上記振幅調整手段として動作させることを特徴としている。このため、上記光源,振動ミラー,像担持体,現像手段,転写手段を備えた画像形成装置を制御するコンピュータに本発明のプログラムを実行させれば、上記いずれかに記載の画像形成装置を容易に構成することができる。
[レーザプリンタ1の全体構成]
次に、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。図1は、本発明が適用された画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1の構成を概略的に表す説明図である。図1に示すように、レーザプリンタ1は、図示省略した給紙トレイから1枚ずつ供給される被記録媒体の一例としての用紙Pを搬送する一対の搬送ローラ2を備えている。この搬送ローラ2によって搬送された用紙Pは、像担持体の一例としての感光体ドラム3と転写手段の一例としての転写ローラ4との間を通過し、更に、加熱ローラ5と加圧ローラ6との間を通過して、レーザプリンタ1の上面に設けられた排紙トレイ(図示省略)に排紙される。
感光体ドラム3は、ドラム本体が接地されると共に、その表面に有機系感光体材料、例えば、ポリカーボネートなどから構成される正帯電性の感光層が形成されており、レーザプリンタ1に、図1における時計方向に回転可能に支持されている。
また、感光体ドラム3の外周には、転写ローラ4の他に、回転方向上流側から、帯電器9,レーザスキャナユニット10,及び,現像手段の一例としての現像ユニット20が配設されている。帯電器9は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型帯電器であり、感光体ドラム3の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。レーザスキャナユニット10は、感光体ドラム3を後述の機構によりレーザ光Lで走査露光するものである。また、現像ユニット20は、感光体ドラム3の表面へ、現像ローラ21を介して正帯電されたトナー(図示省略)を供給する。なお、本実施の形態では、トナーとして、正帯電性の非磁性1成分重合トナーを使用している。
このため、感光体ドラム3の表面は、その感光体ドラム3の回転に伴って、先ず、帯電器9により一様に正帯電された後、レーザスキャナユニット10からのレーザ光Lの高速走査により露光され、印刷データに応じた静電潜像が形成される。次いで、現像ユニット20より、正帯電されているトナーが感光体ドラム3に供給されると、そのトナーは、感光体ドラム3の表面上に形成された静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光体ドラム3の表面のうち、レーザ光Lによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に付着されることによって可視像化され、これによってトナー像が形成される。
転写ローラ4は、レーザプリンタ1に図1において反時計方向に回転可能に支持されている。この転写ローラ4は、金属製のローラ軸に、イオン導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、転写時には、図示しない転写バイアス印加電源から転写バイアス(転写順バイアス)が印加されるように構成されている。そのため、感光体ドラム3の表面上に付着された上記トナーは、用紙Pが感光体ドラム3と転写ローラ4との間を通る間に、用紙Pに転写される。上記トナー転写後の用紙Pは、加熱ローラ5と加圧ローラ6とで挟まれることにより、上記トナーが熱定着された後、上記排紙トレイに排紙される。
[レーザスキャナユニット10の構成]
次に、図2は、レーザスキャナユニット10の内部構成を表す斜視図である。図2に示すように、レーザスキャナユニット10は、周知の振動素子(図示省略)によって往復回転振動する振動ミラー11と、その振動ミラー11に向けてレーザ光Lを出射する光源の一例としてのレーザダイオード12とを備えている。
このため、振動ミラー11に反射されたレーザ光Lは、所定の振幅(以下、走査振幅ともいう)で走査される。そして、この振動ミラー11に反射されたレーザ光Lは、光学系の一例としてのFアークサインθレンズ13を通過し、反射鏡14にて反射された後、感光体ドラム3に達する。Fアークサインθレンズ13は、入射角θと結像位置rとがr=f・arcsinθ(fはレンズの焦点距離)なる関係を有するレンズであり、上記走査振幅が基準値であるとき、レーザ光Lが、走査線上に配設された感光体ドラム3を主走査方向(感光体ドラム3の軸方向)に等速で走査されるように調整されている。なお、前述の振動ミラー11は、鉛直軸を中心として往復回転振動するものであってもよいが、感光体ドラム3に形成される走査線の方向が往路,復路で平行になるように、2軸を中心として振動するものであってもよい。
また、上記走査振幅の内側で、かつ、反射鏡14により感光体ドラム3へ向けて反射される範囲(以下、印字幅ともいう)よりも外側の領域には、レーザ光Lを反射するBDミラー17が配設されている。更に、レーザスキャナユニット10は、そのBDミラー17に反射されたレーザ光Lを検出する光ビーム検出手段の一例としてのBDセンサ18を備えている。このため、BDセンサ18がレーザ光Lを検出したタイミングに基づいて、レーザダイオード12の変調タイミングを調整することが可能となる。
[レーザプリンタ1の制御系の構成及び制御]
図3は、レーザプリンタ1の制御部30の構成を、レーザスキャナユニット10に関連する部分を中心に表すブロック図である。図3に示すように、この制御部30は、図示しないLANと接続するためのLANインタフェース(LANI/F)31と、各種演算を実行するCPU32と、メモリ(Memory)33とをバス34を介して接続したマイクロコンピュータとして構成されている。更に、バス34には、上記LANインタフェース31を介して入力された印刷データが2次元の画像として展開される画像メモリ35、振動ミラー11を駆動する振動ミラー駆動回路36、BDセンサ(BD)18の出力信号を読み込んで所定のしきい値と比較するBD検出回路37、及び、レーザダイオード(LD)12を駆動するLD駆動回路38にレーザダイオード12の発光タイミングを指示する変調制御手段の一例としてのタイミング制御回路39が接続されている。また、振動ミラー駆動回路36,BD検出回路37,タイミング制御回路39には、共通の基準クロック40が入力され、各部はこのクロックに基づいて、振動ミラー11の駆動,BDセンサ18の出力信号のサンプリング,または上記発光タイミングの制御を実行する。
次に、この制御部30により実行される処理を、図4のフローチャートを用いて説明する。図4に示すように、この処理では、先ず、S1(Sはステップを表す:以下同様)にて、LANインタフェース31を介して印刷命令が入力されたか否かが判断される。印刷命令が入力されていない場合は(S1:N)、処理はそのままS1にて待機し、印刷命令が入力されると(S1:Y)、処理はS2へ移行する。S2では、振動ミラー駆動回路36を介して振動ミラー11が起動される。なお、この処理では、振動ミラー11の起動後、振幅がある程度安定するまで所定時間待機し、その所定時間が経過すると、続くS3にて、BD検出回路37により、次のようなBD検出間隔であるBD間隔(IBD)が検出される。
すなわち、Fアークサインθレンズ13がないと仮定すると、振動ミラー11によってレーザ光Lは走査線上を正弦波状に走査される。このため、走査位置の移動は、図5に例示するように、走査線SSへの円運動の正射影として考えることができる。また、前述のように、BDミラー17は走査振幅の内側でかつ印字幅よりも外側の領域に配設されているので、上記走査位置はBDセンサ18に検出される位置(以下、BD位置ともいう)を周期Tの間に2回通る。そこで、S3では、連続した2回の上記BD位置の通過時刻(以下、BD通過時刻ともいう)td1 ,td2 の差をBD間隔(IBD)として検出するのである。但し、td1 <td2 かつtd2 −td1 <T/2で、IBD=td2 −td1 となる。
続くS4では、上記IBDが、印刷可能なBD間隔の最小値IMIN よりも大きく、印刷可能なBD間隔の最大値IMAX よりも小さいか否かが判断される。IBD≦IMIN の場合、すなわち、振動ミラー11の振幅が印刷開始可能範囲よりも小さい場合や、IMAX ≦IBDの場合、すなわち、振動ミラー11の振幅が印刷開始可能範囲よりも大きい場合は(S4:N)、処理はS5へ移行する。S5では、振動ミラー駆動回路36による印加電圧を変更することにより、振動ミラー11の振幅がIMIN,IMAXの間に設定された基準値に向けて調整される。続くS6では、S5による最後の振幅調整からの経過時間tpが、振幅が安定するのに十分な時間tp0以上となるまで待機し(S6:N)、経過時間tpが上記時間tp0以上となると(S6:Y)、処理は前述のS3へ移行する。こうして、S3〜S6の処理が繰り返し実行される間に、IMIN<IBD<IMAXとなると(S4:Y)、処理はS7へ移行する。
S7では、各種ローラ等が駆動されることにより印刷が開始される。続く請求項1記載のタイミング検出手段の一例としてのS8では、これから振動ミラー11によって走査がなされる数行の領域が、図6(A)に例示するような空白域であるか否かが判断される。これから走査がなされる数行の領域が空白域でない場合は(S8:N)、続く請求項記載のタイミング検出手段の一例としてのS9にて、これから走査がなされる数行の領域が、中央のみに印刷がなされる中央印刷領域であるか否かが判断される。なお、中央印刷領域とは、中央の1点のみに印刷がなされる領域に限定されるものではなく、必要とされる解像度等に応じてある程度の幅を有していてもよい。ここでは、図6(B)に例示するように、用紙幅の10%以内の領域にのみ印刷領域が存在する範囲を中央印刷領域とする。
これから走査がなされる数行の領域が中央印刷領域でもない場合は(S9:N)、処理はS11へ移行し、前述のBD通過時刻td1 ,td2 が検出される。そして、更に続くタイミング補正手段の一例としてのS12では、次のようにしてレーザダイオード12の発光タイミングが算出される。
すなわち、レーザ光Lの変移角をφ(t),振動ミラー11の振動周期をT,最大振角をθc ,振動ミラー11の振動の遅延時間をDc ,時刻をtとすると、φ(t)は次の(1)の式によって一般的に表すことができる。
ここで、上記BD位置に対応する振角をφとすると、BD通過時刻がtd1 ,td2 であることから次の連立方程式を立てることができ、これを解くことにより(2)の解を得ることができる。
すると、この(2)の解を前述の(1)式に代入することにより、φ(t)は次の(3)式により表すことができる。
次に、Fアークサインθレンズ13は、上記振幅が上記基準値であるとき、すなわち、最大振角θc が基準値θ0 であるときに、レーザ光Lが、走査線上に配設された感光体ドラム3の走査方向(ドラムの軸方向)に等速で走査されるように調整されている。このように上記振幅が基準値であるときのBD通過時刻td1 ,td2 がtd01,td02(td01<td02)であったとすると、次の(4)式が成り立つ。なお、φ0(t) は、上記振幅が基準値であるときの変移角である。
ところが、一般的には、実際の上記振幅は基準値と一致していない場合があり、この場合は、BD通過時刻もtd01,td02と異なり、走査線上を等速で走査することができない。そこで、本実施の形態では、次のようにしてφ(tc )=φ0(t) を満たすtc を求めている。すなわち、
と置いてこの等式をtc について解くことにより、次のような解が得られる。
この式により時刻tをtc に変換し、変換後の時刻tc に応じたタイミングでレーザダイオード12を発光させれば、Fアークサインθレンズ13があたかもその時点の上記振幅に合わせて調整されているかのような走査が実行できる。より具体的には、例えば、等間隔に刻まれた時刻tを上記式によりtc に変換したタイミングでレーザダイオード12を発光させれば、感光体ドラム3に等間隔で静電潜像を形成することができる。S12では、このようなtc の変換式が算出されるのである。
なお、この変換式は、td1 ,td2 の値に対してテーブルを作成しておき、S12にて対応するテーブル値を読み出すことによって算出されてもよく、その場合、演算を一層迅速化することができる。
このテーブルの具体的な形態としては、例えば、次のような形態が考えられる。上記BD通過時刻td1 ,td2 を、基準クロック40を分周することにより1振動周期Tに対して1回立ち上がるように設定された駆動用クロックを基準に計時されたものだとしても、td1 ,td2 の組み合わせは膨大なものとなる。そこで、(td1 −td2 ),(td1 +td2 )の2つのパラメータに対して上記数7の式を整理すると、
となる。よって、f(td1 −td2 )の項のみをテーブルから取得し、(td1 +td2 )/2の項は随時演算するようにすれば、テーブルを小さくすることができる。なお、上記f(td1 −td2 )は、感光体ドラム3上に形成される各ドットに対応してそれぞれ値が設定された数列として与えられる。
また、この数列も、振動周期T全体に対して求める必要はなく、4分の1周期分の数列Aが求まれば、次の4分の1周期はT/2−Aで、その次の4分の1周期はT/2+Aで、その次の4分の1周期はT−Aで、それぞれ表される。また、上記テーブルは、1ドット単位でデータを持つ必要はなく、数ドット置きのデータのみをテーブルで持ち、その間のドットは直線近似等により補完することで更にテーブルを小さくすることができる。
例えば、感光体ドラム3上に片道で4960ドット(往復、すなわち1振動周期T当り9920ドット)で画像を形成する場合、16ドット置きにテーブルからデータを取得するとすれば、次の表1に例示するようなテーブルを使用すればよい。
すなわち、表1のテーブルには、前述のように4分の1周期分の0〜2480番目のドットに対するf(td1 −td2 )の値が16ドット間隔で設定され、このテーブルから求めた所望のドットに対する値に対して前述の(td1 +td2 )/2を加えることにより、そのドットを形成するための時刻tc が算出可能となる(次のS13参照)。
続くS13では、S12にて算出された上記tc の変換式またはテーブル値がタイミング制御回路39に入力されると共にそのタイミング制御回路39に画像メモリ35の読み出しが指示されることにより、画像メモリ35に展開された印刷データと上記tc とに応じたタイミングでレーザダイオード12が発光される。このように、S11〜S13の処理では、上記tc の変換式を用いてレーザダイオード12の発光タイミングを補正することにより、用紙Pには画素の位置を正確に揃えて歪のない良好な画像を形成することができる。続くS14では、1ページ分の印刷が終了したか否かが判断され、終了していない場合は(S14:N)、処理は前述のS8へ移行する。
一方、S8〜S14の処理の実行中に、これから走査がなされる数行の領域が空白域であると判断された場合は(S8:Y)、処理はS15へ移行する。S15では、次のような振動ミラー振幅調整処理により、振動ミラー駆動回路36による印加電圧を変更することによって、振動ミラー11の振幅が上記基準値に向けて調整された後、処理は前述のS14へ移行する。また、S8〜S14の処理の実行中に、これから走査がなされる数行の領域が中央印刷領域であると判断された場合も(S9:Y)、処理は同様にS15へ移行し、振動ミラー11の振幅が上記基準値に向けて調整された後、処理は前述のS14へ移行する。
図7は、S15の振動ミラー振幅調整処理を詳細に表すフローチャートである。図7に示すように、この処理では、先ず、S151にて、前述のS6と同様に、最後の振幅調整からの経過時間tpが、振幅が安定するのに十分な時間tp0と比較され、経過時間tpが上記時間tp0未満の場合は(S151:N)、処理はそのままS14へ移行する。一方、経過時間tpが上記時間tp0以上の場合は(S151:Y)、S152にて、前述のS3と同様にBD間隔(IBD)が検出され、続くS153にて、前述のS5と同様に振幅が調整されて、処理はS14へ移行する。すなわち、S8から移行したS15の処理が請求項1記載の振幅調整手段に、S9から移行したS15の処理が請求項記載の振幅調整手段に、それぞれ相当する。なお、S8における数行の空白域、及び、S9における数行の中央印刷領域とは、正確には、振幅を調整してから振幅が安定するのに十分な時間(tp0)の間に行われる走査回数以上の空白域、或いは中央印刷領域がある場合を指す。
このため、S8〜S15の処理では、空白域または中央印刷域がある毎に(S8:YまたはS9:Y)、S15にて前述の最大振角θc を基準値θ0 に近づける処理が実行され、更に、前述のS11〜S13の処理により、θc,θ0のずれに応じてレーザダイオード12の発光タイミングが随時補正される。従って、感光体ドラム3に形成される画素の位置を正確に揃えて、用紙Pには歪のない良好な画像を形成することができる。
そして、1ページ分の印刷が終了すると(S14:Y)、S21にて、印刷命令がなされた全ページの印刷が終了したか否かが判断される。全ページの印刷が終了していない場合は(S21:N)、S22にて、図7に示したS15と同様の振動ミラー振幅調整処理によって振幅が調整された後、処理はS8へ移行する。すると、次ページの印刷が開始される。
このように、本実施の形態では、ページの切り換えに対応するタイミングでも上記振幅の調整がなされるので、用紙Pには一層良好な画像を形成することができる。そして、全ページの印刷が終了すると(S21:Y)、S23にて振動ミラー11が停止された後、処理は前述のS1へ移行し、次の印刷命令まで待機がなされる。
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態では、振動ミラー11の振幅を基準値に向けて調整する制御を随時実行しながら(S15,S22)、その調整後の振幅と上記基準値とのずれに応じてレーザダイオード12の発光タイミングを補正している(S11〜S13)。このため、感光体ドラム3に形成される画素の位置を正確に揃えて、用紙Pには歪のない良好な画像を形成することができる。
しかも、上記振幅の調整は、感光体ドラム3に静電潜像が形成されない空白域(S8:Y)またはページの切り換え(S21:N)に対応するタイミング、若しくは、振動の中心に対応する位置にしか静電潜像が形成されない中央印刷域(S9:Y)に対応するタイミングで実行される。このため、振幅調整によって画像に歪が生じるのを抑制しつつ、上記振幅を正確に制御することによって温度変化等に関わらず正確な画像を形成することができる。特に、S11〜S13の処理によって上記発光タイミングを補正すれば、上記振幅が変化しても中央のドット位置は殆ど変化しないので、中央印刷域で振幅調整を行った場合の画像の歪を一層良好に抑制することができる。
また、本実施の形態では、前述のように振幅を調整した上で、上記tc の変換式を用いてレーザダイオード12の発光タイミングを補正することにより、用紙Pには画素の位置を一層正確に揃えて歪のない良好な画像を形成することができる。
しかも、本実施の形態では、振動ミラー駆動回路36,BD検出回路37,タイミング制御回路39には共通の基準クロック40を入力しており、これによって、振動ミラー11の駆動タイミング,BDセンサ18の出力信号のサンプリングタイミング,レーザダイオード12の発光タイミングを同期させている。従って、誤差の蓄積による変調タイミングのずれを抑制して、一層正確な画像を形成することができる。更に、本実施の形態では、印刷中に繰り返しtd1 ,td2 を検出して上記補正を行っているので(S13参照)、例えば1ページの印刷中に温度変化等によって生じる上記振幅の変動にも対応して更に一層正確な画像を形成することができる。また、本実施の形態のレーザプリンタ1は、振動ミラー11を利用したことにより、ポリゴンミラーを使用した場合に比べて小型化が容易である。
なお、本発明は上記実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。例えば、上記実施の形態では、タイミング制御回路39によってLD駆動回路38を制御することにより変調を行っているが、レーザダイオードを常時発光させ、そのレーザダイオードの前に設けたシャッタによって変調を行ってもよい。また、上記実施の形態では、モノクロのレーザプリンタ1を例にとって説明したが、本発明の画像形成装置はカラープリンタにも適用することができ、この場合、前述のように画素の位置を揃える効果が一層顕著に表れる。
更に、レーザスキャナユニット10を断熱材で覆うなどして、振動ミラー11近傍の温度変化を抑制すれば、上記振幅の変化自体を抑制することができ、一層正確な画像を形成することができる。また更に、本発明は、印字幅の両側に一対のBDミラー17,BDセンサ18を設けたレーザスキャナユニットに対しても適用することができる。この場合、一対のBDセンサ18がレーザ光Lを順次検出したタイミングに基づいて上記と同様のタイミング補正を行うことも可能であるが、その場合の計算式は適宜変更する必要がある。このような計算式の変更は周知であるのでここでは説明を省略する。
本発明が適用されたレーザプリンタの構成を概略的に表す説明図である。 そのプリンタのレーザスキャナユニットの内部構成を表す斜視図である。 そのプリンタの制御系の構成を表すブロック図である。 その制御系で実行される処理を表すフローチャートである。 その処理における発光タイミング制御の考え方を模式的に表す説明図である。 その処理における振幅調整のタイミングを表す説明図である。 その処理における振動ミラー振幅調整処理の詳細を表すフローチャートである。
符号の説明
1…レーザプリンタ 3…感光体ドラム 4…転写ローラ
5…加熱ローラ 6…加圧ローラ 9…帯電器
10…レーザスキャナユニット 11…振動ミラー 12…レーザダイオード
13…Fアークサインθレンズ 14…反射鏡 17…BDミラー
18…BDセンサ 20…現像ユニット 30…制御部
31…LANインタフェース 32…CPU 33…メモリ
35…画像メモリ 36…振動ミラー駆動回路 37…BD検出回路
38…LD駆動回路 39…タイミング制御回路 40…基準クロック
L…レーザ光 P…用紙

Claims (5)

  1. 光ビームを出射する光源と、
    往復回転振動しながら上記光源から出射された光ビームを反射する振動ミラーと、
    上記振動ミラーによって反射された光ビームが照射されることにより静電潜像が形成される像担持体と、
    該像担持体に形成された静電潜像を、現像剤を付着させることによって現像する現像手段と、
    該現像手段により付着された現像剤を被記録媒体に転写する転写手段と、
    印刷データの空白行に対応するタイミングを検出するタイミング検出手段と、
    上記振動ミラーによる上記光ビームの振幅を、上記タイミング検出手段が検出したタイミングで調整する振幅調整手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 光ビームを出射する光源と、
    往復回転振動しながら上記光源から出射された光ビームを反射する振動ミラーと、
    上記振動ミラーに反射された光ビームが照射されることにより静電潜像が形成される像担持体と、
    該像担持体に形成された静電潜像を、現像剤を付着させることによって現像する現像手段と、
    該現像手段により付着された現像剤を被記録媒体に転写する転写手段と、
    上記像担持体に、上記振動ミラーの振動の中心に対応する位置にのみ静電潜像が形成されるタイミングを検出するタイミング検出手段と、
    上記振動ミラーによる上記光ビームの振幅を、上記タイミング検出手段が検出したタイミングで調整する振幅調整手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 印刷データに基づき、上記光ビームの変調を制御する変調制御手段と、
    上記振動ミラーと上記像担持体との間に配設され、上記振動ミラーによる上記光ビームの振幅が基準値であるとき、上記振動ミラーによって反射された光ビームが上記像担持体上を等速で走査されるように調整された光学系と、
    上記光ビームの走査範囲内の少なくとも1点で、上記光ビームを検出する光ビーム検出手段と、
    該光ビーム検出手段による連続した2回の上記光ビームの検出時刻と、上記振幅が基準値である場合の当該検出時刻とに基づき、上記変調制御手段による上記変調タイミングを補正するタイミング補正手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置。
  4. 上記振幅調整手段は、上記振動ミラーの振幅を上記基準値を中心とする特定範囲に調整し、
    上記タイミング補正手段は、上記変調タイミングを補正することにより、上記像担持体に上記光ビームが照射される位置の更に詳細な調整を行うことを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  5. コンピュータを、請求項1〜のいずれかに記載の上記タイミング検出手段及び上記振幅調整手段として動作させることを特徴とするプログラム。
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