JP4726106B2 - Pneumatic tire - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、延設方向の異なる複数のサイプを形成したブロックを複数有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤに関し、特にスタッドレスタイヤとして有用である。
【0002】
【従来の技術】
従来より、スタッドレスタイヤのアイス性能を向上させる目的で、タイヤパターンの各部(センター部、メディエイト部、ショルダー部)に数多くのサイプを配置した例が知られている。そして、アイス制動性能を向上させる目的で、タイヤ幅方向に延びるサイプを数多く配置して、前後方向のエッジ効果を向上させてきた。また、アイス旋回性能を向上させる目的で、タイヤ周方向に近づくような角度のサイプ成分を増加させて、横方向のエッジ効果を向上させてきた。
【0003】
このようなアイス制動性能とアイス旋回性能との両者を向上させる方法として、タイヤ幅方向の直線サイプに代えて、波状又はジグザグ状のサイプをタイヤ幅方向に形成することが一般に行われてきた。このような波型サイプ等では、直線サイプに比べてアイス旋回性能を改善できるが、タイヤ幅方向の成分の減少が避けられず、また、タイヤ周方向の成分も十分とは言えず、アイス制動性能とアイス旋回性能との向上効果がいずれも不十分であった。
【0004】
一方、特公平6−2443号公報には、図6に示すように、ブロック30の略中央に設けられたくぼみ31(交差点)から放射状に延びた後、ブロック端部に向かってタイヤ幅方向WDと略平行に延びるサイプ32を設けた空気入りタイヤが提案されており、サイプの放射状に延びた部分によって横力に対する滑り抵抗を高められる旨が記載されている。また、特開2000−289413号公報には、図7に示すように、ブロック40の中心部付近からブロック縁部へと放射状に延び、中心部付近ではサイプ密度が密で、ブロック縁部ではサイプ密度を疎にしたサイプ41を複数配設した空気入りタイヤが提案されており、サイプ密度が低いブロック縁部での剛性を高めることで、ブロックの倒れ込みを防止できる旨が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6及び図7に示すサイプでは、横力に対するエッジ成分は増加するものの、ブロックの中心部付近でサイプが複数交差するため、あるいは中心部付近のサイプ密度が大きくなるため、ブロックの中心部付近の剛性低下により、接地面全体における剛性が不均一になり易い。このため、前後力や横力が生じる際(力の方向とは無関係に)に、エッジの生成が均一に起こりにくく、また接地面の部分的な減少なども生じ易くなり、アイス性能全般が低下し易い。更に、接地面全体における剛性が不均一になると、部分的な摩耗が促進され易くなる。
【0006】
その一方で、上記のサイプでは、特にブロックの前後方向(タイヤ周方向)に外力が生じる際に、アイス制動性能が不十分となる傾向がある。即ち、図6に示すサイプ32では、くぼみ31の周方向両側に位置するブロック片33の前後力に対する剛性が高くなるため、その倒れ込みが極端に小さくなり、アイス制動性能を低下させていた。また、図7に示すサイプ41でも、タイヤ周方向に延びるブロック片42やそれより若干傾斜した方向に延びるブロック片43の剛性が高くなるため、同様にアイス制動性能が十分とは言えなかった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、横力に対するエッジ成分を増加させる際に、ブロック面全体の剛性の均一性を高めることで、アイス制動性能とアイス旋回性能とが良好で、しかも部分摩耗も生じにくい空気入りタイヤを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、下記の如き本発明により達成できる。
即ち、本発明の空気入りタイヤは、複数のサイプを形成したブロックを複数有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤにおいて、ブロック表面の図心位置を中心としてブロック面積の1/5の面積を有する円形領域を第1領域とするとき、前記複数のサイプは、タイヤ幅方向に対して−30〜30°の角度で延び前記第1領域の中心付近を通過する幅方向サイプと、前記第1領域内で前記幅方向サイプから離れた両側の位置を始点として前記幅方向サイプの延設方向に対して80〜100°の角度でブロック端縁へ各々延びる周方向サイプと、前記第1領域内の各々の始点から何れのサイプとも交差せずに放射状に延びた後に前記幅方向サイプの延設方向に対して−20〜20°の角度でブロック端縁へ延びて、その部分が前記幅方向サイプの両側に各々の間隔を略等しくして並列する複数の中間サイプとを含むと共に、前記第1領域内に位置する全ての始点の数N個のうち、(N−8)/4個〜N−8個を前記第1領域と同心で半径1/2の円形領域である第2領域内に配置してあることを特徴とする。本発明において、ブロック表面の図心位置とは、立体における重心に相当するブロック表面上での位置(図心)を指す。また、本発明における角度の値は、基準となる方向に対して左回り(逆時計回り)を正の角度とする。
【0009】
上記において、前記各々の周方向サイプは、端部付近を除く中央側部分又は全体が波状であることが好ましい。
【0010】
一方、本発明の別の空気入りタイヤは、複数のサイプを形成したブロックを複数有するトレッドパターンを備えた空気入りタイヤにおいて、ブロック表面の図心位置を中心としてブロック面積の1/5の面積を有する円形領域を第1領域とするとき、前記複数のサイプは、タイヤ周方向に対して−30〜30°の角度で延び前記第1領域の中心付近を通過する周方向サイプと、前記第1領域内で前記周方向サイプから離れた両側の位置を始点として前記周方向サイプの延設方向に対して80〜100°の角度でブロック端縁へ各々延びる幅方向サイプと、前記第1領域内の各々の始点から何れのサイプとも交差せずに放射状に延びた後に前記幅方向サイプの延設方向に対して−20〜20°の角度でブロック端縁へ延びて、その部分が前記幅方向サイプの両側に各々の間隔を略等しくして並列する複数の中間サイプとを含むと共に、前記第1領域内に位置する全ての始点の数N個のうち、(N−8)/4個〜N−8個を前記第1領域と同心で半径1/2の円形領域である第2領域内に配置してあることを特徴とする。
【0011】
上記において、前記周方向サイプのうち両端付近を除く中間部分又は全体が波状であることが好ましい。
【0012】
[作用効果]
本発明の空気入りタイヤによると、サイプの始点を配置する円形領域(第1領域)を比較的広い領域にして、更にその半分の面積を持つ円形領域(第2領域)の内外にサイプの始点を適度に分散して配置するため、ブロック表面の図心周辺でのブロック片の剛性を維持することができる。一方、幅方向サイプに対して間隔を略等しくして並列する複数のサイプ部分を設けると共に、周方向サイプを設けて、第1領域の外側での剛性の均一化を図っている。これらにより、ブロック面全体の剛性の均一性を高めることができる。また、第1領域内から放射状に延びるサイプ部分と周方向サイプとによって、横力に対するエッジ成分を増加させることができる。その結果、横力に対するエッジ成分を増加させる際に、ブロック面全体の剛性の均一性を高めることで、アイス制動性能とアイス旋回性能とが良好で、しかも部分摩耗も生じにくい空気入りタイヤを提供することができる。
【0013】
前記各々の周方向サイプが、端部付近を除く中央側部分又は全体が波状である場合、各々の周方向サイプを波状とすることで、前後力に対して剛性が大きくなり易い、周方向サイプに隣接するブロック片の剛性を低下させることができるため、剛性をより均一化できるので、アイス制動性能の改善効果や部分摩耗の防止効果をより向上させることができる。
【0014】
一方、本発明の別の空気入りタイヤによると、周方向サイプが分断される代わりに幅方向サイプが分断される点のみが上記と異なるため、同様の作用効果により、横力に対するエッジ成分を増加させる際に、ブロック面全体の剛性の均一性を高めることで、アイス制動性能とアイス旋回性能とが良好で、しかも部分摩耗も生じにくい空気入りタイヤを提供することができる。
【0015】
また、前記周方向サイプのうち両端付近を除く中間部分又は全体が波状である場合、周方向サイプを波状とすることで、前後力に対して剛性が大きくなり易い、周方向サイプに隣接するブロック片の剛性を低下させることができるため、剛性をより均一化できるので、アイス制動性能の改善効果や部分摩耗の防止効果をより向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の空気入りタイヤの一例のトレッド面を示す平面図である。また、図2は、図1のトレッド面のブロックを示す要部拡大図である。
【0017】
本発明の空気入りタイヤは、図1に示すように、複数のサイプ10を形成した複数のブロック1を有するトレッドパターンTを備える。本実施形態では、周方向溝2と横溝3とにより区分されて長方形のブロック1が形成され、タイヤセンターCLを対象に5列のブロック1が配列されている例を示す。
【0018】
本発明では、まず、図2に示すように、ブロック表面の図心位置Oを中心としてブロック面積の1/5の面積を有する円形領域を第1領域A1として決定する。この第1領域A1が狭すぎると、その領域内にサイプの始点を配置するため、図心位置O周辺のサイプ密度が高くなり過ぎて、ブロック全体の剛性の均一化が図りにくくなる。
【0019】
本発明における複数のサイプ10は、図2に示すように、幅方向サイプ11、周方向サイプ12、及び中間サイプ13〜15を含む。複数のサイプ10は、これらのサイプのみで形成されていてもよいが、これらのサイプに相当しない比較的短いサイプを例えば周方向サイプ12と中間サイプとの間の領域に配置してもよい。
【0020】
幅方向サイプ11は、タイヤ幅方向WDに対して−30〜30°の角度で延び第1領域A1の中心O付近を通過するものである。但し、幅方向サイプ11の延設方向は、タイヤ幅方向WDに対して−10〜10°の角度が好ましい。本実施形態では、幅方向サイプ11が、両端付近を除く中間部分11a波状であり、他の部分11bが直線である例を示す。このような波状のサイプについての延設方向は、本発明ではその中央線である基準線によって規定される。
【0021】
このように、幅方向サイプ11の両端付近を直線にすることにより、ブロック端辺との交差角を垂直に近づけて、偏摩耗を減少させることができる。これは中間サイプ13〜15についても同様である。また、幅方向サイプ11が第1領域A1の中心O付近を通過することにより、第1領域A1の中心O付近の部分摩耗を防止することができる。つまり、第1領域A1の中心O付近にサイプが存在しない場合、その部分の剛性が周囲の部分より高くなり、中心O付近の部分摩耗が生じ易くなるが、幅方向サイプ11によりこれを効果的に防止することができる。
【0022】
また、周方向サイプ12は、第1領域A1内で幅方向サイプ11から離れた両側の位置を始点Pとして幅方向サイプ11の延設方向に対して80〜100°の角度でブロック端縁へ各々延びるものである。本実施形態では、周方向サイプ12の端部付近を除く中央側部分12a波状であり、端部12bが直線である例を示す。端部12bを直線とすることにより、ブロック端辺との交差角を垂直に近づけて、偏摩耗を減少させることができる。
【0023】
また、複数の中間サイプ13〜15は、概ね幅方向サイプ11と周方向サイプ12との中間領域に配置され、第1領域A1内の各々の始点Pから何れのサイプとも交差せずに放射状に延びた後に幅方向サイプの延設方向に対して−20〜20°の角度でブロック端縁へ延びて、その部分が幅方向サイプ11の両側に各々の間隔を略等しくして並列するものである。中間サイプ13〜15の延設方向は、さらにタイヤ幅方向WDに対して−20〜20°の角度が好ましい。ここで、各々の間隔が略等しいとは、ブロック端縁へ延びる部分の各々の基準線のタイヤ周方向PDの間隔について、最大間隔/最小間隔が2倍を超えないことをいう。
【0024】
図2の例では、中間サイプ13は放射状に延びる波状部13aと直線部13bにより、中間サイプ14は放射状に延びる直線部14aと、それよりタイヤ幅方向WDに対する傾斜角が若干緩やかな直線部14bと、波状部14cと、直線部14dとからなる。中間サイプ15(15a〜15d)は、中間サイプ14と同様であるが全体的にタイヤ幅方向WDに対する傾斜角が若干大きくなっている。
波状部13aと波状部14cと波状部15cとは、各々の基準線が略平行であっても、若干放射状になっていてもよい。また、波状部13aと波状部14cと波状部15cとは、周期を同期させておくのが好ましい。
【0025】
本発明では、第1領域A1内に位置する全ての始点Pの数N個のうち、2個〜N/1.3個(但しその個数は整数)を第1領域A1と同心で半径1/2の円形領域である第2領域A2内に配置してある。図2に示す例ではN=14個のうち4個が第2領域A2内に配置されており、2〜14/1.3の範囲に入っている。ちなみに、図6及び図7に示す従来技術では、同様に各領域を定義した場合、第1領域A1内に位置する全ての始点Pの数N個のうち、全部又は略全部が第2領域A2内に配置されている。
【0026】
本発明では、特に、始点Pの数N個のうち、2個〜N/1.3個の範囲内であって(N−8)/4個〜N−8個(但しその個数は整数)が第2領域A2内に配置してあることが好ましい。図2に示す例では4個であり、(14−8)/4=1.5から14−8=6の範囲に入っている。
【0027】
このような範囲が好ましい理由は次の通りである。まず、第1領域A1の1/2の半径の円形領域である第2領域A2の内外において、各々のサイプ密度(面積あたりのサイプの長さ)を等しくすることを考える。このとき、第1領域A1の半径をrとし、仮に始点Pの位置が半径r/4の円上または半径3r/4の円上に配置され、半径方向に直線のサイプが引かれると仮定する。その場合、第2領域A2内からは3r/4のが長さのサイプが第1領域A1内に引かれ、その外側の第1領域A1内からはr/4のが長さのサイプが引かれる。また、幅方向サイプ11も直線であると2rの長さのサイプが引かれることになる。この仮定の下で、第2領域A2内に配置される始点Pの数をnとすると、第2領域A2内のサイプの総長さは r+n×r/4 となり、第2領域A2の外側のサイプの総長さは r+n×r/2+(N−n)×r/4 となる。また、第2領域A2内の面積は第2領域A2の外側の面積の1/3であるため、
3(r+n×r/4)=r+n×r/2+(N−n)×r/4
の解が、各々のサイプ密度が等しくなる条件となる。その結果、始点Pの数N個のうち(N−8)/2個が第2領域A2内に配置される場合に、第2領域A2の内外でサイプ密度が等しくなる。これは上記仮定によるものであるが、実際には、始点Pの位置のずれ、サイプの方向のずれや非直線化などにより(N−8)/2個からのズレが生じ、また、内外のサイプ密度はある程度の差異が許容できるため、(N−8)/4個〜N−8個が好ましい範囲となる。かかる観点より、(N−8)/3個〜3(N−8)/4個がより好ましい。
【0028】
本発明ではブロック1全体の剛性の均一化を図っているが、ブロック1全体のサイプ密度は0.1mm/mm2 以上が好ましい。なお、サイプ10の深さは1〜8mm程度が好ましく、サイプ10の溝幅は0.1〜0.5mm程度が好ましい。
【0029】
本発明の空気入りタイヤは、上記の如きトレッドパターンTを備える以外は、通常の空気入りタイヤと同等であり、従来公知の材料、形状、構造、製法などが何れも本発明に採用できる。
【0030】
本発明の空気入りタイヤは、いわゆる夏用タイヤにも適用できるが、前述の如き作用効果を奏するため、特にスタッドレスタイヤとして有用である。
【0031】
[他の実施形態]
以下、本発明の他の実施の形態について説明する。
【0032】
(1)前述の実施形態では、図2に示すサイプ10が形成されている例を示したが、本発明におけるサイプは、例えば図3(a)〜(b)及び図5(a)に示すようなものでもよい。
【0033】
図3(a)に示すものでは、幅方向サイプ11のうち、第2領域A2内の部分とその両側を直線部11cで形成し、中間サイプ13の波状部13aを図心O側へと延長している。その結果、第1領域A1内に位置する全ての始点Pの数N=14個のうち、8個が第2領域A2内に配置されており、2〜14/1.3の範囲に入っている。
【0034】
図3(b)に示すものでは、サイプ10の全体を直線(一部屈折)のみで形成している。即ち、幅方向サイプ11、周方向サイプ12、及び中間サイプ13〜16を全て直線にしている。また、幅方向サイプ11と中間サイプ13〜16のブロック端側は略平行な直線部で構成されている。なお、第1領域A1内に位置する全ての始点Pの数N=18個のうち、10個が第2領域A2内に配置されており、2〜18/1.3の範囲に入っている。
【0035】
図5(a)に示すものは、周方向サイプ12を分断する代わりに幅方向サイプ11を分断する場合の例である。周方向サイプ12のうち、第1領域A1内の部分とその両側を波状部12aで形成し、その両端を直線部12bで形成している。その結果、第1領域A1内に位置する全ての始点Pの数N=14個のうち、6個が第2領域A2内に配置されており、2〜14/1.3の範囲に入っている。
【0036】
(2)前述の実施形態では、図1に示すようなブロックパターンの例を示したが、長方形のブロックに限らず、平行四辺形、V字型、5角形、又は曲線基調の他、更に複雑なブロックでもよい。また、中央付近や端部近傍まで溝の入ったブロックや一部の陸部が周方向に連続するものでもよい。このようなブロックに対して本発明を適用する場合、例えば図4(a)〜(b)及び図5(b)に示すようなものが挙げられる。
【0037】
図4(a)に示すものは、平行四辺形のブロック1に本発明を適用する例であり、同時に、周方向サイプ12を分断する代わりに幅方向サイプ11を分断する場合の例である。平行四辺形のブロック1に適用する場合、ブロック全面の剛性を均一化するため、その鋭角部分に延びる中間サイプ16を中間サイプ13〜15に追加することが好ましい。逆にブロック1の鈍角部分では、中間サイプ15Aのようにサイプの長さを短くして、ブロック1の斜辺まで延びるようにしてもよい。
【0038】
また、周方向サイプ12のうち、第2領域A2内の部分とその両側を直線部12aで形成している。その結果、第1領域A1内に位置する全ての始点Pの数N=16個のうち、6個が第2領域A2内に配置されており、2〜16/1.3の範囲に入っている。
【0039】
図4(b)に示すものは、更に複雑な形状のブロック1に本発明を適用する例である。タイヤ周方向PDの長さが図面上方に延びている部分には、ブロック全面の剛性を均一化するため、当該部分に延びる中間サイプ16を周方向サイプ12の両側に追加することが好ましい。その結果、第1領域A1内に位置する全ての始点Pの数N=16個のうち、6個が第2領域A2内に配置されており、2〜16/1.3の範囲に入っている。
【0040】
図5(b)に示すものは、平行四辺形のブロック1に本発明を適用する例であり、図4(a)に示すサイプ10を全体的に平行四辺形の斜辺に沿って傾斜させて配置したものである。また、周方向サイプ12は全体を波状とし、その両端をブロック端延よりやや内側に配置している。その結果、第1領域A1内に位置する全ての始点Pの数N=10個のうち、7個が第2領域A2内に配置されており、2〜10/1.3の範囲に入っている。
【0041】
(3)前述の実施形態では、サイプ形状が深さ方向に変化しないものの例を示したが、両者が係合する凹部及び凸部を対向するサイプ内面に形成してもよい。その場合、凹部及び凸部の形状としては、半球状、円錐状、又は角錐状の凹凸などが挙げられる。
【0042】
(4)前述の実施形態では、サイプの基準線から深さ方向に延びる基準面が、ブロック表面に対して垂直になるように形成された例を示したが、ブロック表面の法線に対してサイプの基準面が若干(例えば15°以下)傾斜していてもよい。
【0043】
(5)前述の実施形態では、全てのサイプのブロック端縁側の部分がオープンになっている例を示したが、ブロック端縁側の部分が少なくとも一部のサイプについて、クーローズになっていてもよい。即ち、本発明において、ブロック端縁へ延びるサイプとは、ブロック端縁まで延びるサイプとブロック端縁付近まで延びるサイプの両者を含む概念である。
【0044】
【実施例】
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。なお、タイヤの各性能評価は、次のようにして行った。
【0045】
(1)アイス制動性能
タイヤを実車(国産2000ccクラスのFFセダン)に装着し、1名乗車の荷重条件にて、凍結した路面を走行させ、速度40km/hで制動力をかけてフルロックした際の制動距離を指数で評価した。なお、評価は従来品(比較例1)を100としたときの指数表示で示し、数値が大きいほど良好な結果を示す。
【0046】
(2)アイス旋回性能
タイヤを上記と同じ実車に装着し、1名乗車の荷重条件で同じ路面をレムニスケート曲線(8の字曲線:R=25m円)にて走行し、そのラップタイムを指数で評価した。なお、評価は従来品(比較例1)を100としたときの指数表示で示し、数値が大きいほど良好な結果を示す。
【0047】
(3)耐摩耗性能
舗装道路を8000km走行したときの、ブロック表面の各部の摩耗量を測定し、摩耗の均一性を指数で評価した。なお、評価は従来品(比較例1)を100としたときの指数表示で示し、数値が大きいほど良好な結果を示す。
【0048】
実施例1〜2
図1に示すようなトレッドパターンにおいて、図2又は図5(a)のようなサイプであって深さ7mm、幅0.3mmのサイプを形成してサイズ185/70R14のラジアルタイヤを製造し、上記の各性能評価を行った。その結果を表1に示す。
【0049】
比較例1(従来品)
図1に示すようなトレッドパターンにおいて、タイヤ幅方向に延びる従来の波型サイプ(図2の幅方向サイプ11と同じものが7本形成されたもの)を形成してサイズ185/70R14のラジアルタイヤを製造し、上記の各性能評価を行った。その結果を表1に示す。
【0050】
比較例2
実施例1において、図2のような形状とする代わりに、図7の形状のサイプを形成すること以外は、実施例1と同様(サイプ密度も同一)にしてサイズ185/70R14のラジアルタイヤを製造し、上記の各性能評価を行った。その結果を表1に示す。
【0051】
比較例3
実施例1において、幅方向サイプを分断して始点を第2領域のやや外側に変更(第1領域の中心付近を通過するサイプなし)すること以外は、実施例1と同様にしてサイズ185/70R14のラジアルタイヤを製造し、上記の各性能評価を行った。その結果を表1に示す。
【0052】
【表1】
表1の結果が示すように、実施例では横力に対するエッジ成分を増加させる際に、ブロック面全体の剛性の均一性を高めているため、アイス制動性能、アイス旋回性能及び耐摩耗性能が従来品と比較して大幅に改善されていた。これに対して、サイプの始点が中央に集中する比較例2では、アイス制動性能の改善効果が殆どなく、摩耗状態の不均一化も生じた。また、第1領域の中心付近を通過するサイプが存在しない比較例3では、第1領域の中心付近が部分的に摩耗すると共に、ブロック全体の剛性の不均一化によって、アイス制動性能の改善効果が小さかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの一例のトレッド面を示す平面図
【図2】図1のトレッド面のブロックを示す要部拡大図
【図3】本発明におけるサイプの他の例を示す要部拡大図
【図4】本発明におけるサイプの他の例を示す要部拡大図
【図5】本発明におけるサイプの他の例を示す要部拡大図
【図6】従来のブロックの一例を示す要部拡大図
【図7】従来のブロックの他の例を示す要部拡大図
【符号の説明】
1 ブロック
10 サイプ
11 幅方向サイプ
12 周方向サイプ
13〜16 中間サイプ
WD タイヤ幅方向
PD タイヤ周方向
A1 第1領域
A2 第2領域
P サイプの始点
O 第1領域の中心(図心位置)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pneumatic tire including a tread pattern having a plurality of blocks each having a plurality of sipes having different extending directions, and is particularly useful as a studless tire.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to improve the ice performance of a studless tire, an example in which a large number of sipes are arranged in each part (center part, mediate part, shoulder part) of a tire pattern is known. For the purpose of improving the ice braking performance, many sipes extending in the tire width direction have been arranged to improve the edge effect in the front-rear direction. For the purpose of improving the ice turning performance, the sipe component having an angle approaching the tire circumferential direction has been increased to improve the lateral edge effect.
[0003]
As a method for improving both the ice braking performance and the ice turning performance, it has been generally performed to form a wave-shaped or zigzag-shaped sipe in the tire width direction instead of the straight sipe in the tire width direction. Such a wave type sipe can improve the ice turning performance compared with the straight sipe, but the decrease in the component in the tire width direction is unavoidable, and the component in the tire circumferential direction cannot be said to be sufficient. Both the performance and ice turning performance were not sufficiently improved.
[0004]
On the other hand, in Japanese Patent Publication No. 6-2443, as shown in FIG. 6, after extending radially from a depression 31 (intersection) provided substantially at the center of the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the sipe shown in FIGS. 6 and 7, although the edge component against the lateral force increases, the sipe intersects near the center of the block or the sipe density near the center increases, so the center of the block Due to the lowering of the rigidity in the vicinity of the portion, the rigidity of the entire ground plane is likely to be nonuniform. For this reason, when longitudinal force or lateral force is generated (regardless of the direction of the force), the generation of edges is difficult to occur uniformly, and a partial decrease in the ground contact surface is likely to occur, resulting in a general decrease in ice performance. Easy to do. Furthermore, if the rigidity of the entire ground plane becomes uneven, partial wear is likely to be promoted.
[0006]
On the other hand, in the above sipe, particularly when an external force is generated in the longitudinal direction of the block (tire circumferential direction), the ice braking performance tends to be insufficient. That is, in the
[0007]
Therefore, the object of the present invention is to improve the uniformity of the rigidity of the entire block surface when increasing the edge component with respect to the lateral force, so that the ice braking performance and the ice turning performance are good, and the partial wear hardly occurs. It is to provide a pneumatic tire.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The above object can be achieved by the present invention as described below.
That is, the pneumatic tire of the present invention is a pneumatic tire having a tread pattern having a plurality of blocks each having a plurality of sipes, and a circular shape having an area that is 1/5 of the block area centering on the centroid position of the block surface. When the region is the first region, the plurality of sipes extend at an angle of −30 to 30 ° with respect to the tire width direction and pass in the vicinity of the center of the first region, and in the first region In each of the first regions, circumferential sipes each extending to the block edge at an angle of 80 to 100 ° with respect to the extending direction of the width sipe starting from positions on both sides away from the width sipe After extending radially from the starting point of the sipe without crossing any sipe, it extends to the block edge at an angle of -20 to 20 ° with respect to the extending direction of the width sipe. Together and a plurality of intermediate sipes in parallel substantially equal to the respective intervals on either side of the up, a few all N start point located within the first region, (N-8) / 4 nucleotides to N-8 pieces are arranged in a second area which is a circular area having a radius of ½ and concentric with the first area. In the present invention, the centroid position of the block surface refers to the position (centroid) on the block surface corresponding to the center of gravity in the solid. Further, the value of the angle in the present invention is a positive angle that is counterclockwise (counterclockwise) with respect to the reference direction.
[0009]
In the above, it is preferable that each circumferential sipe is wavy at the center side portion or the whole except for the vicinity of the end portion.
[0010]
On the other hand, another pneumatic tire of the present invention is a pneumatic tire having a tread pattern having a plurality of blocks each having a plurality of sipes, and has an area of 1/5 of the block area centered on the centroid position of the block surface. When the circular region having the first region is the first region, the plurality of sipes extend at an angle of −30 ° to 30 ° with respect to the tire circumferential direction, and pass through the vicinity of the center of the first region. A width-direction sipe extending to the block edge at an angle of 80 to 100 ° with respect to the extending direction of the circumferential sipe, starting from positions on both sides away from the circumferential sipe in the region, and in the first region After extending radially from each starting point without crossing any sipe, it extends to the block edge at an angle of -20 to 20 ° with respect to the extending direction of the width sipe, and that portion is the width direction Together and a plurality of intermediate sipes in parallel substantially equal to the respective intervals on both sides of the sipe, a few all N start point located within the first region, (N-8) / 4 nucleotides to N-8 pieces are arranged in a second area which is a circular area having a radius of ½ and concentric with the first area.
[0011]
In the above, it is preferable that the middle part or the whole except for the vicinity of both ends of the circumferential sipe is wavy.
[0012]
[Function and effect]
According to the pneumatic tire of the present invention, the circular region (first region) in which the sipe starting point is arranged is made a relatively wide region, and the sipe starting point is inside and outside the circular region (second region) having a half area thereof. Therefore, the rigidity of the block piece around the centroid of the block surface can be maintained. On the other hand, a plurality of sipe portions arranged in parallel at substantially equal intervals with respect to the width direction sipe are provided, and a circumferential sipe is provided to make the rigidity uniform outside the first region. As a result, the uniformity of the rigidity of the entire block surface can be enhanced. Moreover, the edge component with respect to a lateral force can be increased by the sipe part and radial sipe extending radially from within the first region. As a result, by increasing the uniformity of the rigidity of the entire block surface when increasing the edge component against lateral force, we provide a pneumatic tire that has good ice braking performance and ice turning performance and is less likely to cause partial wear. can do.
[0013]
When each of the circumferential sipes is wavy in the central side portion or the whole except for the vicinity of the end portion, the circumferential sipes are likely to increase in rigidity with respect to the longitudinal force by making each of the circumferential sipes corrugated. Since the rigidity of the block piece adjacent to can be reduced, the rigidity can be made more uniform, so that the effect of improving ice braking performance and the effect of preventing partial wear can be further improved.
[0014]
On the other hand, according to another pneumatic tire of the present invention, only the point that the width direction sipe is divided instead of the circumferential direction sipe is different from the above. In this case, it is possible to provide a pneumatic tire that has good ice braking performance and ice turning performance and is less susceptible to partial wear by improving the uniformity of rigidity of the entire block surface.
[0015]
Moreover, when the intermediate part or the whole except the both ends among the said circumferential sipe is wavy, the block adjacent to the circumferential sipe which becomes easy to increase rigidity with respect to the longitudinal force by making the circumferential sipe wave. Since the rigidity of the piece can be reduced, the rigidity can be made more uniform, so that the effect of improving the ice braking performance and the effect of preventing partial wear can be further improved.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a plan view showing a tread surface of an example of the pneumatic tire of the present invention. FIG. 2 is an enlarged view of a main part showing a block of the tread surface of FIG.
[0017]
As shown in FIG. 1, the pneumatic tire of the present invention includes a tread pattern T having a plurality of
[0018]
In the present invention, first, as shown in FIG. 2, a circular area having an area of 1/5 of the block area with the centroid position O on the block surface as the center is determined as the first area A1. If the first area A1 is too narrow, the sipe start point is disposed in the area, so that the sipe density around the centroid position O becomes too high, and it becomes difficult to make the rigidity of the entire block uniform.
[0019]
As shown in FIG. 2, the plurality of
[0020]
The
[0021]
In this way, by making the vicinity of both ends of the width-
[0022]
Further, the
[0023]
The plurality of
[0024]
In the example of FIG. 2, the
The
[0025]
In the present invention, out of the number N of all starting points P located in the first area A1, 2 to N / 1.3 (however, the number is an integer) is concentric with the first area A1 and has a
[0026]
In the present invention, among the number N of the starting points P, in particular, it is in the range of 2 to N / 1.3, and (N-8) / 4 to N-8 (however, the number is an integer). Is preferably disposed in the second region A2. In the example shown in FIG. 2, the number is four, and is in the range of (14−8) /4=1.5 to 14−8 = 6.
[0027]
The reason why such a range is preferable is as follows. First, let us consider making the sipe density (the length of sipe per area) equal in and out of the second region A2, which is a circular region having a radius of ½ of the first region A1. At this time, it is assumed that the radius of the first area A1 is r, and the position of the starting point P is arranged on a circle with a radius r / 4 or a circle with a radius 3r / 4, and a straight sipe is drawn in the radial direction. . In this case, a sipe having a length of 3r / 4 is drawn from the second area A2 into the first area A1, and a sipe having a length of r / 4 is drawn from the outside of the first area A1. It is burned. Further, when the
3 (r + n × r / 4) = r + n × r / 2 + (N−n) × r / 4
Is the condition that the sipe densities are equal. As a result, when (N−8) / 2 of the number N of the starting points P are arranged in the second area A2, the sipe density is equal in and out of the second area A2. This is based on the above assumption, but in reality, a deviation from (N−8) / 2 occurs due to a deviation in the position of the starting point P, a deviation in the sipe direction, or non-linearization. Since a certain degree of sipe density can be allowed, (N-8) / 4 to N-8 is a preferable range. From this viewpoint, (N-8) / 3 to 3 (N-8) / 4 are more preferable.
[0028]
In the present invention, the rigidity of the
[0029]
The pneumatic tire of the present invention is the same as a normal pneumatic tire except that it includes the tread pattern T as described above, and any conventionally known material, shape, structure, manufacturing method, and the like can be employed in the present invention.
[0030]
The pneumatic tire of the present invention can be applied to so-called summer tires, but is particularly useful as a studless tire because it exhibits the effects as described above.
[0031]
[Other Embodiments]
Hereinafter, other embodiments of the present invention will be described.
[0032]
(1) In the above-described embodiment, the example in which the
[0033]
In the case shown in FIG. 3A, a portion in the second region A2 and both sides of the
[0034]
In the case shown in FIG. 3B, the
[0035]
FIG. 5A shows an example in which the
[0036]
(2) In the above-described embodiment, an example of the block pattern as shown in FIG. 1 is shown. However, the block pattern is not limited to a rectangular block, but is more complicated in addition to a parallelogram, V-shape, pentagon, or curved tone. It may be a simple block. In addition, a grooved block or a part of land portion may be continuous in the circumferential direction near the center or near the end. When the present invention is applied to such a block, for example, those shown in FIGS. 4A to 4B and FIG.
[0037]
FIG. 4A shows an example in which the present invention is applied to the
[0038]
Moreover, the part in 2nd area | region A2 and the both sides are formed in the
[0039]
FIG. 4B shows an example in which the present invention is applied to a
[0040]
FIG. 5B shows an example in which the present invention is applied to the
[0041]
(3) In the above-described embodiment, an example is shown in which the sipe shape does not change in the depth direction, but a concave portion and a convex portion that engage with each other may be formed on the inner surface of the sipe facing each other. In that case, examples of the shape of the concave portion and the convex portion include hemispherical, conical, or pyramidal irregularities.
[0042]
(4) In the above-described embodiment, the example in which the reference plane extending in the depth direction from the sipe reference line is formed to be perpendicular to the block surface is shown. The reference plane of the sipe may be slightly inclined (for example, 15 ° or less).
[0043]
(5) In the above-described embodiment, an example in which the block edge side portion of all sipes is open has been shown, but the block edge side portion may be a corose for at least some of the sipes. . That is, in the present invention, the sipe extending to the block edge is a concept including both a sipe extending to the block edge and a sipe extending to the vicinity of the block edge.
[0044]
【Example】
Examples and the like specifically showing the configuration and effects of the present invention will be described below. In addition, each performance evaluation of the tire was performed as follows.
[0045]
(1) Ice braking performance tires were mounted on a real vehicle (domestic 2000cc class FF sedan), and the vehicle was fully locked by applying braking force at a speed of 40km / h while running on a frozen road under the load conditions of one passenger. The braking distance was evaluated with an index. In addition, evaluation is shown by an index display when the conventional product (Comparative Example 1) is set to 100, and a larger value indicates a better result.
[0046]
(2) Ice turning performance tires are mounted on the same actual vehicle as above and run on the same road surface under the load conditions of one passenger riding on the Lemnis skate curve (eight curve: R = 25m yen), and the lap time is evaluated as an index. did. In addition, evaluation is shown by an index display when the conventional product (Comparative Example 1) is set to 100, and a larger value indicates a better result.
[0047]
(3) Wear resistance performance When running on a paved road for 8000 km, the wear amount of each part of the block surface was measured, and the uniformity of wear was evaluated by an index. In addition, evaluation is shown by an index display when the conventional product (Comparative Example 1) is set to 100, and a larger value indicates a better result.
[0048]
Examples 1-2
In the tread pattern as shown in FIG. 1, a sipe as shown in FIG. 2 or FIG. 5 (a) having a depth of 7 mm and a width of 0.3 mm is formed to produce a radial tire of size 185 / 70R14. Each of the above performance evaluations was performed. The results are shown in Table 1.
[0049]
Comparative example 1 (conventional product)
Radial tires of size 185 / 70R14 in the tread pattern as shown in FIG. 1 by forming a conventional corrugated sipe extending in the tire width direction (in which seven same ones as the
[0050]
Comparative Example 2
In Example 1, a radial tire of size 185 / 70R14 is made in the same manner as in Example 1 (the sipe density is the same) except that a sipe having the shape shown in FIG. 7 is formed instead of the shape shown in FIG. It manufactured and evaluated each said performance. The results are shown in Table 1.
[0051]
Comparative Example 3
In the first embodiment, the size 185 / size is changed in the same manner as in the first embodiment except that the sipe in the width direction is divided and the start point is changed slightly outside the second region (no sipe passing near the center of the first region). A 70R14 radial tire was manufactured, and each performance evaluation was performed. The results are shown in Table 1.
[0052]
[Table 1]
As shown in the results of Table 1, in the embodiment, when the edge component with respect to the lateral force is increased, the rigidity uniformity of the entire block surface is increased, so that the ice braking performance, the ice turning performance, and the wear resistance performance are conventional. Compared to the product, it was greatly improved. On the other hand, in Comparative Example 2 in which the sipe starting points are concentrated in the center, there is almost no improvement effect on the ice braking performance, and the wear state becomes uneven. Further, in Comparative Example 3 where there is no sipe passing near the center of the first region, the vicinity of the center of the first region is partially worn, and the effect of improving the ice braking performance is achieved by non-uniform rigidity of the entire block. Was small.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a tread surface of an example of a pneumatic tire of the present invention. FIG. 2 is an enlarged view of a main part showing a block of the tread surface of FIG. 1. FIG. 3 shows another example of a sipe in the present invention. FIG. 4 is an enlarged view of a main part showing another example of a sipe according to the present invention. FIG. 5 is an enlarged view of a main part showing another example of a sipe according to the present invention. Fig. 7 is an enlarged view of the main part showing another example of the conventional block.
1 block 10
Claims (4)
前記複数のサイプは、タイヤ幅方向に対して−30〜30°の角度で延び前記第1領域の中心付近を通過する幅方向サイプと、前記第1領域内で前記幅方向サイプから離れた両側の位置を始点として前記幅方向サイプの延設方向に対して80〜100°の角度でブロック端縁へ各々延びる周方向サイプと、前記第1領域内の各々の始点から何れのサイプとも交差せずに放射状に延びた後に前記幅方向サイプの延設方向に対して−20〜20°の角度でブロック端縁へ延びて、その部分が前記幅方向サイプの両側に各々の間隔を略等しくして並列する複数の中間サイプとを含むと共に、前記第1領域内に位置する全ての始点の数N個のうち、(N−8)/4個〜N−8個を前記第1領域と同心で半径1/2の円形領域である第2領域内に配置してあることを特徴とする空気入りタイヤ。In a pneumatic tire provided with a tread pattern having a plurality of blocks each having a plurality of sipes, a circular region having an area of 1/5 of the block area centered on the centroid position of the block surface is defined as the first region.
The plurality of sipes extend at an angle of −30 to 30 ° with respect to the tire width direction and pass through the vicinity of the center of the first region, and both sides separated from the width direction sipe in the first region. A circumferential sipe that extends to the block edge at an angle of 80 to 100 ° with respect to the extending direction of the width-direction sipe, and a sipe from each start point in the first region. After extending radially, the block extends to the block edge at an angle of -20 to 20 ° with respect to the extending direction of the width sipe, and the portions are substantially equal to each other on both sides of the width sipe. A plurality of intermediate sipes arranged in parallel with each other, and (N−8) / 4 to N−8 are concentric with the first region out of the number N of all starting points located in the first region. In a second area which is a circular area with a radius of 1/2. A pneumatic tire characterized by being.
前記複数のサイプは、タイヤ周方向に対して−30〜30°の角度で延び前記第1領域の中心付近を通過する周方向サイプと、前記第1領域内で前記周方向サイプから離れた両側の位置を始点として前記周方向サイプの延設方向に対して80〜100°の角度でブロック端縁へ各々延びる幅方向サイプと、前記第1領域内の各々の始点から何れのサイプとも交差せずに放射状に延びた後に前記幅方向サイプの延設方向に対して−20〜20°の角度でブロック端縁へ延びて、その部分が前記幅方向サイプの両側に各々の間隔を略等しくして並列する複数の中間サイプとを含むと共に、前記第1領域内に位置する全ての始点の数N個のうち、(N−8)/4個〜N−8個を前記第1領域と同心で半径1/2の円形領域である第2領域内に配置してあることを特徴とする空気入りタイヤ。In a pneumatic tire provided with a tread pattern having a plurality of blocks each having a plurality of sipes, a circular region having an area of 1/5 of the block area centered on the centroid position of the block surface is defined as the first region.
The plurality of sipes include a circumferential sipe extending at an angle of −30 to 30 ° with respect to the tire circumferential direction and passing near the center of the first region, and both sides separated from the circumferential sipe in the first region. A width-direction sipe extending from the start position to the block edge at an angle of 80 to 100 ° with respect to the extending direction of the circumferential sipe, and any sipe from each start point in the first region. After extending radially, the block extends to the block edge at an angle of -20 to 20 ° with respect to the extending direction of the width sipe, and the portions are substantially equal to each other on both sides of the width sipe. A plurality of intermediate sipes arranged in parallel with each other, and (N−8) / 4 to N−8 are concentric with the first region out of the number N of all starting points located in the first region. In a second area which is a circular area with a radius of 1/2. A pneumatic tire characterized by being.
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