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JP4723805B2 - 包装用容器 - Google Patents

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JP4723805B2
JP4723805B2 JP2003360032A JP2003360032A JP4723805B2 JP 4723805 B2 JP4723805 B2 JP 4723805B2 JP 2003360032 A JP2003360032 A JP 2003360032A JP 2003360032 A JP2003360032 A JP 2003360032A JP 4723805 B2 JP4723805 B2 JP 4723805B2
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Description

本発明は、内部に刺身や惣菜等の食品が収容される食品包装用容器のような包装用容器に関するものである。より詳しくは、合成樹脂製のシートを真空圧空成形、真空成形、圧空成形又はプレス成形して形成される包装用容器に関するものである。
従来、この種の包装用容器としては、例えば、特許文献1及び非特許文献1に開示されているような食品等が収容される食品包装用容器が知られている。すなわち、特許文献1の食品包装用容器は、発泡樹脂シートを含む積層シートから形成され、四角板状をなす底壁と、その底壁の周縁に立設された側壁とより開口を有する浅底トレー状に構成されているものである(第1従来例)。一方、非特許文献1では、上記第1従来例と同様の形状を有し、その底壁及び側壁の外面全体に亘って非透過性の有色シートが設けられているタイプ(第2従来例)や底壁及び側壁全体が半透明又は無色透明な合成樹脂シートにより形成されているタイプ(第3従来例)の食品包装用容器が挙げられている。
特開2001−191436号公報(第3〜4頁、図5) スミ株式会社、"商品紹介"、[online]、[平成15年10月7日検索]、イン ターネット〈URL: HYPERLINK "http://www.sumi-esucon.co.jp/index1.html" http://www.sumi-esucon.co.jp/index1.html〉
近年、消費生活の多様化によって包装用容器の利用形態が変化してきている。例えば、刺身や惣菜等を収容した食品包装用容器については、その中身を盛り皿等に取り分ける作業を省略し、該容器をそのまま直接食卓に並べる傾向にある。また、食品以外の商品を収容した包装用容器についても様に、該容器をそのまま保管用に用いる傾向が見られる。
しかしながら、上記各従来例の容器は、非透過性の発泡樹脂シートや有色シートが底壁及び側壁の全面に設けられていたり、容器全体が無色(半)透明な合成樹脂シートにより形成されたりしていることから、外観(模様)が一様となって意匠性が低下し、趣に欠けるものであった。すなわち、これらの容器では、外観の単調さが原因となって、その内部の商品(食品)がもつ魅力までをも低下させてしまう可能性が高かった。特に、上記従来例の食品包装用容器を食卓に並べたときには、陶磁器製の盛り皿と比べて著しく物足りなさを感じさせることが多く、快適な食事とは程遠い印象を与えてしまう。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、外観の意匠性を向上させることが容易な包装用容器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の包装用容器は、合成樹脂製のシートからなる容器本体を備えた包装用容器であって、底壁と、その底壁の周縁に立設された側壁とを備え、前記側壁の下端部に該側壁の上端部とは異なる色彩又は模様を有する装飾部を設けるとともに、当該装飾部を前記シートの表面もしくは裏面に印刷された印刷部、又はシートの表面もしくは裏面にラミネートされたラミネートフィルムにより構成し、前記側壁の壁面を横方向に延びる段差状に折り曲げることにより段差部を設けるとともに、該段差部内に前記装飾部の側縁が位置するように構成され、前記印刷部又はラミネートフィルムを備えたシートを真空圧空成形、真空成形、圧空成形又はプレス成形することにより形成されることを要旨とする。
請求項2に記載の発明の包装用容器は、合成樹脂製のシートからなる容器本体を備えた包装用容器であって、底壁と、その底壁の周縁に立設された側壁とを備え、前記側壁の下端部に該側壁の上端部とは異なる色彩又は模様を有する装飾部を設けるとともに、当該装飾部を前記シートの表面もしくは裏面に印刷された印刷部、又はシートの表面もしくは裏面にラミネートされたラミネートフィルムにより構成し、前記側壁の壁面を横方向に延びる段差状に折り曲げることにより段差部を設けるとともに、前記段差部の内端及び外端、或いは内端又は外端を膨出した膨出部を設け、前記段差部内に前記装飾部の側縁が位置するように構成され、前記印刷部又はラミネートフィルムを備えたシートを真空圧空成形、真空成形、圧空成形又はプレス成形することにより形成されることを要旨とする。
請求項に記載の発明の包装用容器は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記装飾部を底壁に設けたことを要旨とする。
請求項に記載の発明の包装用容器は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、シートを透明又は半透明な合成樹脂により構成したことを要旨とする。
請求項に記載の発明の包装用容器は、請求項1から請求項のいずれか一項に記載の発明において、前記底壁を長四角板状に形成し、前記側壁を対向する各一対の長側壁及び短側壁により構成するとともに、容器本体の上端縁にフランジを設け、さらに長側壁のフランジ両端部をコーナ部上端部よりも外側方へ膨出させたことを要旨とする。
本発明によれば、次のような効果を奏する。
発明の包装用容器によれば、外観の意匠性を向上させることが容易である。
さらに、側壁の変形を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、包装用容器としての食品包装用容器10は、長四角形状に形成された底壁12と、該底壁12の対向する一端縁に沿って立設された一対の長側壁13と、前記底壁12の対向する他端縁に沿って立設された一対の短側壁14とより有底長四角筒状に形成されている。この食品包装用容器10の内部には、主に液体(ドリップ)が滴ったり液体に浸漬された食品が収容されるようになっている。この食品包装用容器10の開口部には、図示しない合成樹脂(ポリエチレン等)製のラップフィルム又は蓋体が装着されるようになっており、前記食品の乾燥を防ぐようになっている。なお、食品包装用容器10内に収容される食品としては、該食品包装用容器10を盛り皿の代替として利用できることから魚介類(刺身)、漬け物、惣菜等のそのまま食すことができるものであるのが好ましい。
底壁12の上面には、複数(本実施形態では12個)の突起12aが食品包装用容器10の開口部に向かって突設されている。これら突起12aは、底壁12の壁面を上方(開口部側)へ山型状に膨出させることにより形成されている。そして、食品包装用容器10に食品が収容された際には、前記突起12aに食品が係止されることによりその位置ずれが抑制されるようになっている。また、刺身等のドリップを食品から遠ざける役割も果たす。
長側壁13及び短側壁14は、それぞれ下方へ向かうに連れて相対向する側壁13、14間の間隔が狭くなるようなテーパ状に形成されている。食品包装用容器10の各側壁の上端部には食品包装用容器10の外側方に突出するフランジ15が形成されており、食品包装用容器10の上部開口周縁が補強されている。
図1に示すように、フランジ15の各コーナ部16は、平面円弧状に形成されたいわゆるアール形状(R形状)となっている。また、長側壁13上端部に設けられたフランジ15の長手方向両端部には、該フランジ15を各コーナ部16よりも外側方へ膨出させることにより強化部17が設けられており、食品包装用容器10上端部の剛性を高めている。また、この強化部17は、食品包装用容器10の開口部に上記ラップフィルムを引掛ける際に引掛かりやすくする役割も果たす。
この強化部17は、前記平面円弧状に形成されたフランジ15のコーナ部16の一端部16a(円弧の一端部)と、長側壁13の両端部やや中央寄りに位置するフランジ15の強化点15aとの間に設けられている。前記強化点15aは、短側壁14の下端縁の側方に位置している。さらに、一方の長側壁13において両強化点15a同士を結ぶ第1直線18(図1に1点鎖線で示される)は、他方の長側壁13において両強化点15a同士を結ぶ直線と平行になるように構成されている。加えて、前記第1直線18は、平面から見たとき、前記コーナ部16の一端部16aとそれに近接する強化点15aとを結ぶ第2直線19に対し所定の角度θで傾斜している。前記角度θは鋭角となっている。
図2及び図3に示すように、長側壁13の内側面には段差部21が設けられている。この段差部21は、長側壁13の壁面を所定形状に折り目をつけつつ折り曲げることによって形成され、食品包装用容器10の内側方へ向かってほぼ水平方向に延びる略平坦状をなす段差面22を備えている。さらに、前記段差面22は、長側壁13の長手方向に沿って平面視略直線状に延びるように形成されている。図1及び図2(a)に示すように、前記段差部21は、長側壁13の左右両側部上端から緩やかに下方へ湾曲しながら該長側壁13の中央部へと延びる湾曲部21aと、両湾曲部21aの下端部間を繋ぐように長手方向に沿って水平方向に延びる水平部21bとから構成されている。さらに、図1に示すように、前記湾曲部21aの上端とフランジ15の各コーナ部16との間には、該コーナ部16と同一高さに位置する水平面23が設けられている。すなわち、この段差部21は、長側壁13の上端両側部間を滑らかに繋ぐように側面舟底形状に形成されている。また、この段差部21は、平面から見たとき、中央部が食品包装用容器10の内方に向かって僅かに膨出するように形成されている。
図3に示すように、前記段差部21の近傍には、該段差部21の延びる方向(長側壁13の長手方向)に沿って長側壁13の壁面を所定方向に膨出させることにより膨出部としての第1膨出部24及び第2膨出部25が設けられている。これら第1膨出部24及び第2膨出部25はいずれも、折り目がつけられていないことから前記段差部21とは異なる。前記第1膨出部24は、前記段差部21の外端(図3では左端)に形成された第1円弧部27に接する位置に設けられているうえ、長側壁13の壁面を食品包装用容器10の内方へと膨出させることにより形成されている。前記第2膨出部25は、前記段差部21の内端(図3では右端)に形成された第2円弧部28に接する位置に設けられているうえ、長側壁13の壁面を食品包装用容器10の外方へと膨出させることにより形成されている。
一方、図3に示すように、この食品包装用容器10は、合成樹脂製のシートとしての透明な本体シート31から有底長四角筒状に形成された容器本体11と、その容器本体11の外面(裏面)にラミネートされたラミネートフィルムとしての装飾フィルム32とを備えている。これら本体シート31及び装飾フィルム32は、上から順に本体シート31及び装飾フィルム32を互いに重ね合わせた状態で、真空圧空成形、真空成形、圧空成形又はプレス成形により一体成形することによって食品包装用容器10を構成している。なお、前記本体シート31の厚みは0.1mm以上(凡そ0.35mm又は0.4mm)であり、装飾フィルム32の厚みは0.1mm未満(凡そ0.06mm)である。
図1及び図4に示すように、前記本体シート31は、ポリプロピレン、ポリエチレン等のオレフィン系樹脂、又はポリエチレンテレフタレート等のエステル系樹脂により長四角板状に形成されている。前記装飾フィルム32は、透明な合成樹脂フィルムにより構成されているうえ、その内面中央部には柄模様が施された装飾部32aが設けられている。この装飾部32aは、装飾フィルム32の長手方向の両端部間を繋ぐように形成されているうえ、該装飾フィルム32の長手方向の両側部には形成されていない。
図1及び図3に示すように、前記装飾フィルム32の装飾部32aは、食品包装用容器10の底壁12及び短側壁14の全面と、該食品包装用容器10の長側壁13の下端部に設けられており、食品包装用容器10に季節感や優美さ等を付与している。さらに、この装飾部32aの長手方向の両側縁32bは、その長手方向全体に亘って前記段差部21内(段差面22の内外両側縁間)に位置している。つまり、前記装飾部32aの側縁32bを境界として、これより上方の長側壁13は装飾部32aとは異なる色彩を有するとともに、食品包装用容器10の外部から内部を視認することが容易な透明な視認部34となっている。一方、装飾部32aの長手方向の両端縁は短側壁14の上端に位置している。
次に、前記食品包装用容器10の成形方法について以下に記載する。
前記食品包装用容器10を真空圧空成形により成形するには、まず、本体シート31の裏面に装飾フィルム32を重ね合わせることによって積層シート35を作製する。この積層シート35は、前記装飾部32aの長手方向の両側縁32bが、前記段差部21が形成されるべき位置に配置されるように位置合わせしつつ作製される。前記位置合わせは、装飾部32aの長手方向の両側縁32bが装飾フィルム32の長手方向の両側縁間の中央位置に配置されることにより自動的に行われる。またこのとき、前記装飾フィルム32は、予め貼着された状態で本体シート31の裏面に重ね合わせられてもよい。
次に、図4に示すように、上記積層シート35を加熱及び軟化させた後、圧空ボックス41と成形用金型42との間に配置する。次いで、圧空ボックス41から圧縮空気43を積層シート35に当て、同図の2点鎖線で示すように、該積層シート35を成形用金型42の内面に押し付ける。続いて、成形用金型42の吸引孔42aを介して該成形用金型42内の真空吸引を行う。その結果、積層シート35が成形用金型42の内面に密着し、これに伴って成形用金型42の内面に沿って一定の厚みとなった積層シート35により上記食品包装用容器10が成形される。そして、図3に示すように、上記装飾部32aの長手方向の両側縁32bが容器本体11の段差部21内に位置した状態で食品包装用容器10が成形される。
このとき、前記段差部21が形成されるべき位置の積層シート35は、前記圧縮空気43による積層シート35の押圧方向(上下方向)には大きく延伸されることがない。その結果、前記段差部21が形成されるべき位置の積層シート35の伸び率は、テーパ状をなす周囲の積層シート35、つまり上下方向に延伸される積層シート35の伸び率よりも小さくなる。これに伴って前記段差部21が形成されるべき位置の積層シート35内に位置する装飾部32aの側縁部の伸びも抑制される。その結果、装飾部32aの長手方向の両側縁32bが段差部21内に配置されやすくなるとともに、横方向に不均一に伸ばされて模様がいびつに変形することがなく、該装飾部32aの両側縁32bはほぼ同一直線上に配置される。また、この食品包装用容器10の製造方法において、前記積層シート35が成形用金型42の内面に押し付けられたときには、突起12aが形成されるべき位置で該積層シート35が該金型42に仮固定されることから、その後の真空吸引時にも位置ずれしにくくなっている。
次に、前記食品包装用容器10の作用について以下に記載する。
スーパー等の店頭に陳列された上記食品包装用容器10を購入するときには、購入者は前記開口部に加えて、透明な視認部34を通じても食品包装用容器10の内部が容易に視認でき、その食品の状態(大きさ、新鮮さ等)を確認することができる。特に、刺身等の食品の大きさは、食品包装用容器10の上方から平面的に見るよりも、視認部34を通して斜め方向に見たときの立体的な様子の方が分かりやすく、購入者に喜ばれやすくなっている。また、これら食品包装用容器10が上下に段積みされている場合でも、下方に位置する食品包装用容器10内の食品が視認しやすいという利点もある。加えて、目線と同じ又はそれよりも高い位置の陳列棚に食品包装用容器10が陳列されている場合でも、同様に食品包装用容器10内の食品が視認しやすい。
また、上記食品包装用容器10は、その側壁13の剛性を高めるべく段差部21を備えていることから、側壁13が内方へ折れ曲がりにくくなっている。しかしながら、該食品包装用容器10を手で持ち運ぶ際や袋に入れて持ち運ぶ際等に、長側壁13(段差部21)に対して必要以上の外力が加わった場合には、長側壁13の段差部21が食品包装用容器10の内方へ折り曲げられるように変形する。すると、これに伴って第1膨出部24及び第2膨出部25は一旦食品包装用容器10の内方へ凹むように変形する。その後、これら両膨出部24、25はその復元力により変形前の形状に戻る。そして、両膨出部24、25の復元に追従して前記段差部21の形状も復元される。すなわち、これら第1膨出部24及び第2膨出部25は、ともに食品包装用容器10の段差部21(長側壁13)の変形を抑えるように剛性を高めている。
さらに、食品包装用容器10内に刺身等の食品を収容したまま、その開口部にラップフィルムを装着する場合には、まず一方の長側壁13のフランジ15にラップフィルムの一端部を係止した状態で、該ラップフィルムを他方の長側壁13に向けて引っ張り、次いで該長側壁13のフランジ15にラップフィルムの他端部を貼り付ける。このとき、前記長側壁13のフランジ15には強化部17が設けられていて剛性が高められていることから、前記ラップフィルムを必要以上に強く引っ張った際にも、そのときに受ける力をフランジ15全体で確実に受け止め、これに伴って長側壁13の変形が防止される。その結果、ラップフィルムの周縁部をフランジ15の外周縁に密着させるとともに、該ラップフィルムがその全面に亘って均一に延伸された状態で前記食品包装用容器10の開口部にラップフィルムを装着することが容易となる。
前記の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 本実施形態の食品包装用容器10は、長四角形状に形成された底壁12と、該底壁12の対向する一端縁に沿って立設された一対の長側壁13と、前記底壁12の対向する他端縁に沿って立設された一対の短側壁14とより有底長四角筒状に形成されている。また、食品包装用容器10の容器本体11は、透明な合成樹脂製のシートから形成されている。この容器本体11の外面(裏面)には平面視長四角形状の有色半透明の柄模様が施された装飾部32aが設けられている。該装飾部32aの長手方向の両側縁は長側壁13の下端部に位置している。つまり、両長側壁13において、前記装飾部32aの側縁32bを境界として、これより上方は容器本体11の自色よりなる透明な視認部34となり、これに伴って両長側壁13には色彩の異なる2つの領域が存在している。
このため、底壁12及び側壁の全面が同一色又は同一模様となっている食品包装用容器10に比べて、本実施形態の食品包装用容器10は、その外観に色彩の変化が付与される。その結果、食品包装用容器10の外観の美観、つまり意匠性の向上を図ることができる。従って、該食品包装用容器10をそのまま直接食卓に並べた場合でも、品素な感を与えることがなく、陶磁器製の盛り皿と同等又はそれ以上の美観をもたせることができ、これに伴って快適に食事を進めることができる。また、店頭に陳列された状態でも全く同様に食品を美味しそうに引き立たせることができる。
・ 本実施形態の食品包装用容器10の長側壁13において、前記装飾部32aの長手方向の両側縁32bより上方には透明な視認部34が設けられている。そして、この視認部34から食品包装用容器10の内部を視認できるようになっている。すなわち、該食品包装用容器10の上方に加えて、その側方からも内部を視認することができる。このため、食品包装用容器10が上下に段積みされている場合、目線と同じ又はそれよりも高い位置の陳列棚に食品包装用容器10が陳列されている場合等でも、上記第3従来例と同様に食品包装用容器10内の食品を容易に視認することができる。従って、本実施形態の食品包装用容器10は、その陳列状態や陳列場所を考慮する必要がなく、幅広く使用することができる。
加えて、透明な視認部34を設けることにより食品包装用容器10の外観に透明感が付与される。そして、該食品包装用容器10の内部に刺身、漬物等の水物の食品を収容した際には、その魅力を十分に発揮させることができ、見る者の購買意欲を助長することができる。
・ 食品包装用容器10の両長側壁13の内側面には、その壁面を該食品包装用容器10の内側方へ向かってほぼ水平に延ばすことにより段差部21が形成されている。この段差部21は、長側壁13の上端両側部間を滑らかに繋ぐように側面視舟底形状に形成されている。そして、該段差部21内には前記装飾部32aの長手方向の両側縁32bが配置されるようになっている。すなわち、装飾部32aの長手方向の両側縁32bは、前記積層シート35を真空圧空成形して食品包装用容器10を製造する際に、該積層シート35の伸び率が少ない部分(積層シート35が横方向に延伸される部分)に位置するようになっている。このため、装飾部32aの長手方向の両側縁32bは、その延伸方向(横方向)に不均一に延伸されることがほとんどなく、該装飾部32aの両側縁32bの位置ずれを効果的に抑制することができる。つまり、長側壁13において、それぞれ色彩の異なる装飾部32aと視認部34との境界が、長側壁13の長手方向に沿って同一線上に配置される。その結果、食品包装用容器10の外観の見栄えを向上させることができる。
また、購入者等が上記食品包装用容器10の長側壁13内面を正面側から視認した場合、前記段差部21内に位置する装飾部32aの側縁部は、視認方向に沿って遠ざかる方向に延びるように配置されている。このため、本実施形態の食品包装用容器10では、少なくとも段差部21内に位置する装飾部32a側縁の上下方向のずれが確認できない構成となっている。すなわち、本実施形態の食品包装用容器10では、上記成形の効果に加えて視覚的効果の点からも、外観の見栄えの向上を図ることができる。
従って、容器全面に同一の色彩又は単調な模様が付されていた従来タイプに比べて、本実施形態の食品包装用容器10は、成形の際に装飾部32aの側縁32bを位置合わせすることにより上述の様な著しく見栄えの良いものとなる。つまり、異なる複数の色彩又は模様の位置ずれが抑制された見栄えの良い食品包装用容器10を容易に製造することができる。
・ 前記長側壁13にはその壁面を食品包装用容器10の内側方及び外側方へと膨出させることによりそれぞれ第1膨出部24及び第2膨出部25が形成されている。これら両膨出部24、25は、前記段差部21の延びる方向(長手方向)に沿って設けられている。すなわち、食品包装用容器10の長側壁13に対して該食品包装用容器10の内方への外力が加わり、その段差部21が折り曲げられた場合には、両膨出部24、25の復元力に伴って段差部21の形状を容易に復元することができる。このため、本実施形態の食品包装用容器10では、段差部21の所定の機能(長側壁13の剛性の向上)が十分に発揮される。その結果、長側壁13が折り曲げられた状態が長期的又は短期的に維持されることによって生じる容器本体の白化やその内部の食品の型崩れ等を抑制することができる。
また、長側壁13の中でも前記外力を受け易い部分(段差部21)の近傍位置に両膨出部24、25が設けられていることから、前記段差部21及び両膨出部24、25の形状が変形した場合には両膨出部24、25の復元力が段差部21に伝わり易い。その結果、段差部21の形状を容易かつ迅速に復元することができる。
・ 前記長側壁13のフランジ15の長手方向両端部には、該フランジ15を各コーナ部16よりも外側方へ膨出させることにより強化部17が形成され、この強化部17により食品包装用容器10上端部の強度及び剛性が高められている。このため、食品包装用容器10の開口部にラップフィルムを装着する際に該ラップフィルムを必要以上に強く引っ張った場合にも、長側壁13に加えられる力によって前記強化部17が食品包装用容器10内方に押圧されるだけで、長側壁13の変形は防止される。なおこのとき、強化部17が食品包装用容器10内方に押圧されることにより、前記長側壁13のフランジ15は同一直線状に配置される。すなわち、各コーナ部16の一端部16a同士は同一直線で結ばれる。従って、前記ラップフィルムの貼着状態や食品包装用容器10の開口部周縁の見栄えを向上することができる。
また、前記各コーナ部16よりも外側方へ膨出する各強化部17に密着したラップフィルムには、該強化部17からの食品包装用容器10外方へ向かう押圧力が加わる。これに伴って、ラップフィルムは食品包装用容器10の外方へ突っ張られ、その全面に亘って均一に延伸される。その結果、ラップフィルムの弛みを抑制することができる。すなわち、食品包装用容器10内の密閉状態を長期に亘って維持でき、該食品包装用容器10内の食品の乾燥を防ぐことができる。
・ 前記段差部21の外端及び内端にはそれぞれ第1円弧部27及び第2円弧部28が設けられている。このため、長側壁13に対して前記外力が加わった場合には、両円弧部27、28により前記外力の一部が吸収され、これに伴って長側壁13の食品包装用容器10内方への変形を抑制することができる。
・ 前記長側壁13及び短側壁14は、それぞれ下方へ向かうに連れて相対向する側壁間の間隔が短くなるようなテーパ状に形成されている。このため、長側壁13及び短側壁14が底壁12の端縁から垂直に立設されているタイプに比べて、本実施形態の食品包装用容器10では、その底壁12の全面から側壁13、14にかけて設けられた装飾部32aの形状に立体感が付与される。その結果、食品包装用容器10の意匠性を向上させることができる。
・ 上記装飾部32aの長手方向の両側縁32bはテーパ状に形成された長側壁13内において、側面舟底形状に配置されている。このため、該装飾部32aをより立体的な形状に見せることができ、その結果、食品包装用容器10の意匠性を向上させることができる。
・ 前記長側壁13の上端は長手方向に沿って直線状に形成されている。このため、長側壁の上端が湾曲して形成されている盛り皿に比べて、本実施形態の食品包装用容器10では、長側壁13の表面積が大きくなっている。すなわち、本実施形態の食品包装用容器10内により多くの食品を収容した場合にも、これらが長側壁13で支持されることから、該食品の型崩れ等が抑制され、安定した状態のまま該食品包装用容器10を陳列及び運搬することができる。
加えて、本実施形態の食品包装用容器10では、長側壁13の上端が長手方向に沿って直線状に形成されていることから、長側壁の上端が湾曲して形成されているものに比べて、前記成形の際には該食品包装用容器10の成形体の開口部周縁がカットされやすい構成となっている。従って、食品包装用容器10の製造の容易化を図ることができる。
・ 上記食品包装用容器10の底壁12には、長手方向に沿って複数の突起12aが突設されている。このため、刺身等の食品が収容された食品包装用容器10に衝撃が加わった際には、前記突起12aに食品が係止されることによりこれらの位置ずれや型崩れを抑制することができる。すなわち、食品の見栄えの低下を抑制することができる。
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記段差部21の形状は側面舟底形状に限らず、例えば長側壁13の長手方向に沿って水平に設ける構成等に適宜変更してもよい。
・ 前記段差面22を下方又は上方へ傾斜させる構成及び湾曲させる構成に変更してもよい。また、該段差面22を平面視曲線状、平面視波形状等に構成してもよい。
・ 前記段差部21を両短側壁14の内面に設ける構成を採用してもよい。なおこのとき、装飾部32aの長手方向の両端縁を短側壁14の段差部21内に位置させる構成が好ましい。
・ 上記両膨出部24、25のいずれか一方に装飾部32aの長手方向の側縁32bが位置する構成に変更してもよい。
・ 段差部21の外端に第2膨出部25を設けるとともに、該段差部21の内端に第1膨出部24を設ける構成を採用してもよい。また、両膨出部24、25及び段差部21をそれぞれ上下方向に離間して設ける構成を採用してもよい。
出部24、25を省略してもよい。
・ 第1膨出部24及び第2膨出部25のうちいずれか一方を省略してもよい。
・ 短側壁14に第1膨出部24及び第2膨出部25のうち少なくとも一方を設ける構成を採用してもよい。
・ 短側壁14のフランジ15に本実施形態と同様の強化部17を設けてもよい。
・ 本実施形態の強化部17を省略してもよい。この場合、両長側壁13において、前記コーナ部16の一端部16a同士は同一直線で結ばれる。
・ 上記装飾フィルム32の裏面に装飾部32aを設ける構成を採用してもよい。
・ 上記装飾フィルム32を省略し、本体シート31の裏面に装飾部としての印刷部を印刷する構成を採用してもよい。このように構成した場合、製造コストの低減を図ることができる。
・ 上記装飾フィルム32を本体シート31の内面(表面)にラミネートする構成を採用してもよい。この場合、装飾フィルム32の内面に前記装飾部32aを設ける構成が好ましい。
・ 本体シート31を不透明な合成樹脂製のシートにより構成してもよい。このように構成した場合、食品包装用容器10の外面における意匠性を高めることができる。
・ 装飾フィルム32を不透明な合成樹脂製のシートにより構成するとともに、その一部に装飾部32aを設けるように構成してもよい。
・ 前記底壁12を円板状、正四角板状又は多角板状に形成してもよい。すなわち、食品包装用容器10を有底円筒状、有底四角筒状又は有底多角筒状に形成してもよい。
・ 実施形態の食品包装用容器10は、食品を収容する以外の用途に用いられるものであってもよい。なおこのとき、本体シート31の表面に前記印刷部を印刷する構成を採用してもよい。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する
・ 前記長側壁及び短側壁をそれぞれ下方へ向かうに連れて相対向する側壁間の間隔が短くなるようなテーパ状に形成したことを特徴とする包装用容器。このように構成した場合、装飾部の形状に立体感が付与され、意匠性の更なる向上を図ることができる。
本実施形態の食品包装用容器を示す平面図。 (a)は図1の2a−2a線における断面図、(b)は、図1の2b−2b線における断面図。 本実施形態の食品包装用容器の長側壁を示す部分拡大側断面図。 本実施形態の食品包装用容器を成形する状態を示す概略図。
符号の説明
10…食品包装用容器、11…容器本体、12…底壁、13…側壁としての長側壁、14…側壁としての短側壁、15…フランジ、21…段差部、24…膨出部としての第1膨出部、25…膨出部としての第2膨出部、31…シートとしての本体シート、32…ラミネートフィルムとしての装飾シート、32a…装飾部、32b…側縁。

Claims (5)

  1. 合成樹脂製のシートからなる容器本体を備えた包装用容器であって、
    底壁と、その底壁の周縁に立設された側壁とを備え、
    前記側壁の下端部に該側壁の上端部とは異なる色彩又は模様を有する装飾部を設けるとともに、
    当該装飾部を前記シートの表面もしくは裏面に印刷された印刷部、又はシートの表面もしくは裏面にラミネートされたラミネートフィルムにより構成し、
    前記側壁の壁面を横方向に延びる段差状に折り曲げることにより段差部を設けるとともに、該段差部内に前記装飾部の側縁が位置するように構成され、
    前記印刷部又はラミネートフィルムを備えたシートを真空圧空成形、真空成形、圧空成形又はプレス成形することにより形成されることを特徴とする包装用容器。
  2. 合成樹脂製のシートからなる容器本体を備えた包装用容器であって、
    底壁と、その底壁の周縁に立設された側壁とを備え、
    前記側壁の下端部に該側壁の上端部とは異なる色彩又は模様を有する装飾部を設けるとともに、
    当該装飾部を前記シートの表面もしくは裏面に印刷された印刷部、又はシートの表面もしくは裏面にラミネートされたラミネートフィルムにより構成し、
    前記側壁の壁面を横方向に延びる段差状に折り曲げることにより段差部を設けるとともに、前記段差部の内端及び外端、或いは内端又は外端を膨出した膨出部を設け、前記段差部内に前記装飾部の側縁が位置するように構成され、
    前記印刷部又はラミネートフィルムを備えたシートを真空圧空成形、真空成形、圧空成形又はプレス成形することにより形成されることを特徴とする包装用容器。
  3. 前記装飾部を底壁に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装用容器。
  4. 前記シートを透明又は半透明な合成樹脂により構成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の包装用容器。
  5. 前記底壁を長四角板状に形成し、前記側壁を対向する各一対の長側壁及び短側壁により構成するとともに、容器本体の上端縁にフランジを設け、さらに長側壁のフランジ両端部をコーナ部上端部よりも外側方へ膨出させたことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の包装用容器
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