JP4716264B2 - プローブカード - Google Patents
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Description
しかしながら、特許文献1に記載の検査方法では、磁気センサがパッケージ封入された後に検査されるため、検査で異常と判断された磁気センサの組立てコストが無駄になるという問題がある。また磁気センサチップのウェハを製造してから検査をするまでにかかる時間が長いため、検査結果のウェハ製造プロセスへのフィードバックに時間を要するという問題がある。
しかしながら、コイルプローバの先端部分から発生させることができる磁界は単一方向のため、複数方向の外部磁界に対する磁気センサの出力を検査するためには、コイルプローバと磁気抵抗センサとを相対的に回転させる必要がある。
(第一実施例)
図1は本発明の第一実施例によるプローブカード1を説明するための模式図である。
プローブカード1は、ウェハに形成された集積回路などの電気的特性を検査するための検査装置(プローバ)に装着されるものである。プローブカード1が装着されたプローバによれば、ウェハ4に形成された磁気センサチップ6の外部磁界に対する出力信号を測定することができる(図2参照)。プローブカード1は、後述するようにプローブ2の先端近傍における磁界の方向を任意に制御できるため、特に方位センサ等の外部磁界の方向に対してその出力信号が変化する磁気センサの検査に有用である。プローブカード1は、プローブヘッド8とプリント配線板10とコイル21、22、23、24とを備える。
プローブヘッド8は、プリント配線板10に固定されている。プローブヘッド8は基部12とプローブ群としての多数のプローブ2とを有している。プローブ2は基部12の中心部に配置されている。プローブ2の一端は、基部12のプリント配線板10と反対側の表面から垂直に突出している。プローブ2の基部12から突出する部分の先端は、ウェハ4に形成された磁気センサチップ6の電極に接触する。尚、プローブ2の配置は基部12の中心部に限定されない。
コイル21とコイル22とは、コイルの内側に互いに逆向きの磁界が発生するように電気的に直列に接続されている。そのためコイル21および22に電流を供給すると、プローブ2の先端近傍における方向がX方向(またはX方向と逆方向)の磁界SF1が発生する。同様にコイル23と24とは、コイルの内側に互いに逆向きの磁界が発生するように電気的に直列に接続されている。そのためコイル23および24に電流を供給すると、プローブ2の先端近傍における方向がY方向(またはY方向と逆方向)の磁界SF2が発生する。つまりコイル21、22、23、24に電流を供給することにより、プローブ2の先端近傍における磁界の方向が互いに直交する磁界SF1と磁界SF2とを発生させることができる。
具体的には、プローブ2の先端近傍における磁界の方向がX方向と角度θをなす合成磁界CF1を発生させるためには、次式(1)に示す電流(I1:図4(A)参照)をコイル21および22に供給し、次式(2)に示す電流(I2:図4(B)参照)をコイル23および24とに供給すればよい。ここで次式(1)および(2)では、I1の絶対値とI2の絶対値とがそれぞれコイル21(コイル22)とコイル23(コイル24)とに供給する電流の大きさを表し、I1の符号とI2の符号とがそれぞれコイル21(コイル22)とコイル23(コイル24)とに供給する電流の向きを表す。以下では、合成磁界CF1の方向をX方向(矢印X参照)となす角度で表す。
I2=aSINθ ・・・(2)
次に、未測定の方向の外部磁界を磁気センサチップ6に印加する(ステップS101参照)。具体的には、コイル21(コイル22)とコイル23(コイル24)とに供給する電流を制御して、プローブ2の先端近傍における磁界の方向が未測定の方向になる合成磁界CF1を発生させる。例えば、22.5度の間隔で360度の外部磁界に対する出力信号を測定する検査では、プローブ2の先端近傍における磁界の方向が0度、22.5度、45.0度、・・・、337.5度となる合成磁界CF1をこの順番で発生させればよい。
ここで磁気センサチップ6に印加する外部磁界の大きさは検査の目的に応じて決まる。そのためプローブカード1は所定範囲の大きさの合成磁界CF1を形成できることが望ましい。所定範囲の大きさの合成磁界CF1を形成できれば、例えば磁気センサチップ6に異なる大きさの合成磁界CF1を印加して、複数目的の検査を一度の検査で実施できる。所定範囲の大きさとは、具体的には0.4A/mから4000A/mまでの範囲である。0.4A/mは、現状の磁気センサの分解能を考慮した下限値であり、4000A/mは地磁気の大きさを基準に算出した上限値である。尚、プローブカード1は0.4A/m以下の大きさの合成磁界CF1を形成できてもよいし、4000A/m以上の大きさの合成磁界CF1を形成できてもよい。
次に、磁気センサチップ6から出力信号が出力されたか否かを判断する(ステップS103参照)。磁気センサチップ6からの出力があったときはステップS104に進む。磁気センサチップ6からの出力がなかったときは、磁気センサチップ6が故障しているとみなして未測定の方向の外部磁界があってもその磁気センサチップ6の測定を中止し、未測定の磁気センサチップ6の検査に移る。具体的にはステップ106に進む。尚、ステップ103の処理を実行せず、磁気センサチップ6からの出力がなくてもそのまま測定を継続させてもよい。
次に、検査を実施する全ての方向の外部磁界に対する出力信号を測定したか否かを判断する(ステップS105参照)。未測定の方向の外部磁界があればステップS101に戻る。全ての方向の外部磁界に対して測定済みであればステップS106に進む。
次に、磁気センサチップ6に検査結果に応じたマークをつける(ステップS108)。具体的には例えば、不具合のある磁気センサチップ6の所定箇所に不具合品であることを示す所定のマークを印刷する。尚、検査結果に応じたマークの付け方はこれに限定されない。例えば不具合のある磁気センサチップ6の所定箇所に傷をつけてもよいし、正常な磁気センサチップ6にも正常品であることを示す所定のマークを印刷してもよい。またステップS108の処理は、所定枚数のウェハ4の検査完了後に実施してもよい。そのときは所定枚数のウェハ4の検査結果をメモリ等に記録しておけばよい。
また、コイル21、22、23、24に供給する電流の大きさと向きを制御することにより、プローブ2の先端近傍における合成磁界CF1の方向を制御できる。そのためプローブカード1とウェハ4との相対的な位置を変更することなく、複数方向の外部磁界に対する磁気センサチップ6の出力信号を測定できる。
第二実施例によるプローブカード52は、プローブ2を間に挟んで両側に2つのコイルを有している。尚、第二実施例では第一実施例と実質的に同一な部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、プローブカード52を説明するための模式図である。
プローブカード52は8つのコイル21a、22a、23a、24a、21b、22b、23b、24bを有している。コイル21a、22a、23a、24a、21b、22b、23b、24bは、第一実施例に係る凹部31、32、33、34と実質的に同一形状の凹部31a、32a、33a、34a、31b、32b、33b、34bにそれぞれ嵌め込まれて固定されている。コイル21aとコイル22aとは、基部12の中心を通過する仮想直線L1に線対称にプローブ2を間に挟んで配置されている。コイル21bとコイル22bについても同様に配置されている。またコイル23aとコイル24aとは、基部12の中心を通過し仮想直線L1に直交する仮想直線に線対称にプローブ2を間に挟んで配置されている。コイル23bとコイル24bとついても同様に配置されている。尚、プローブ2を間に挟んだ両側にそれぞれ2つのコイルを配置するとして説明したが、3つ以上のコイルを配置してもよい。
第三実施例によるプローブカード53は、基部12の表面に対して垂直な方向の磁界SF3を発生させるコイル25を有している。尚、第三実施例では第一実施例と実質的に同一な部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図8は第三実施例によるプローブカード53を説明するための模式図である。図9はコイル25により発生する磁界SF3を説明するための模式図である。
プローブカード53の基部12にはコイル25が固定されている。コイル25に電流を供給すると、プローブ2の先端近傍にZ方向(図9の矢印Z参照)の磁界SF3が発生する。尚、図10および図11に示すようにウェハ4を載置する検査台40にもコイル26を備えてもよい。そのときはコイルの内側に同一方向の磁界が発生するようにコイル25とコイル26とを電気的に直列に接続する。
Claims (1)
- 磁気センサに磁界を方向可変に印加するための複数のコイルと、
前記磁気センサの出力信号を検出するためのプローブ群と、
前記複数のコイルおよび前記プローブ群を一体に有し、前記プローブ群の一端が表面から垂直に突出している基部と、
を備え、
前記複数のコイルは、前記基部の平面視において、前記プローブ群の中心を貫く第一仮想直線上に前記プローブ群を挟んで配置され、内側に互いに逆向きの磁界が発生するように電気的に直列に接続され、前記基部に嵌め込まれ固定されている二つの第一コイル、ならびに、前記プローブ群および前記第一コイルの外周側を包囲する第二コイルを有し、
前記第一コイルは、前記プローブ群の先端近傍における方向が前記基部の表面に対して平行な磁界SF1を形成し、
前記第二コイルは、前記基部の表面に対して垂直な方向へ磁界SF3を形成し、
二つの前記第一コイルにより発生する前記磁界SF1と前記第二コイルにより発生する前記磁界SF3とを制御することにより、前記基部の表面に対し垂直な仮想平面と平行な任意の合成磁界CF2を形成することを特徴とするプローブカード。
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