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JP4707734B2 - サイザル抽出物含有皮膚外用剤 - Google Patents

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JP4707734B2
JP4707734B2 JP2008134931A JP2008134931A JP4707734B2 JP 4707734 B2 JP4707734 B2 JP 4707734B2 JP 2008134931 A JP2008134931 A JP 2008134931A JP 2008134931 A JP2008134931 A JP 2008134931A JP 4707734 B2 JP4707734 B2 JP 4707734B2
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香苗 若松
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Description

本発明は、新規で且つ安全なサイザルの抽出物を含有するリパーゼ活性促進剤、保湿剤、美白剤又は接触皮膚炎抑制剤、並びに医薬品・医薬部外品又は化粧品分野の各種皮膚外用剤・浴用剤又は飲食品への応用に関するものである。
その利用分野は、各種の内用・外用製剤類(動物用に使用する製剤も含む)全般において利用でき、具体的には、アンプル状、カプセル状、丸剤、錠剤状、粉末状、顆粒状、固形状、液状、ゲル状又は気泡性の1)医薬品類、2)医薬部外品類、3)食品類、4)局所用又は全身用の皮膚化粧品類、5)頭皮・頭髪に適用する薬用又は/及び化粧用の製剤類(例えば、シャンプー剤、リンス剤、トリートメント剤、パーマネント液、整髪料、ヘアートニック剤、育毛・養毛料など)、6)浴湯に投じて使用する浴用剤、7)その他、液臭・防臭防止剤や衛生用品、衛生綿類、ウエットティシュなどが上げられる。
更に飲食品類としては、口腔用組成物(ガム、キャンデーなど)やかまぼこ、ちくわなどの加工水産ねり製品、ソーセージ、ハムなどの畜産製品、洋菓子類、和菓子類、生めん、中華めん、ゆでめん、ソバなどのめん類、ソース、醤油、タレ、砂糖、ハチミツ、粉末あめ、水あめなどの調味料、カレー粉、からし粉、コショウ粉などの香辛料、ジャム、マーマレード、チョコレートスプレッド、漬物、そう菜、ふりかけ、又は各種野菜・果実の缶詰・瓶詰など加工野菜・果実類、チーズ、バター、ヨーグルトなど乳製品、みそ汁、スープ、果実ジュース、野菜ジュース、乳清飲料、清涼飲料、酒類などの飲料、その他、健康食品など一般的な飲食品類への使用が上げられる。
皮下組織にある体脂肪は、健康を守るために大切な役割を担い、特にエネルギー貯蔵、蛋白質の節約、体温調節、月経の発現・維持などがあるが、その体脂肪が過剰に蓄積されると様々な病気を引き起こし、例えば、体脂肪過多による影響として、高脂血症、引いては、動脈の壁にたくさんの脂肪が沈着し、動脈の弾力性を低下させ硬くする。このような状態を動脈硬化と言い、狭心症や心筋梗塞にも至ると言われ、又、高血圧症も引き起こし、脳卒中や心臓発作の原因にもなる。その他、糖尿病や体重増加による骨関節障害なども起こす。
従って、脂肪を減少させることが健康には非常に重要であり、脂肪を減少させるために、リパーゼ酵素を使用し、トリアシルグリセロールが脂肪酸とグリセリンに分解させることが行われ、例えば、基剤中にカプセル化したリパーゼ自体を化粧料(特開昭62-220598号)に加えたり、又、ヨクイニン抽出物が皮脂分泌促進剤(特開昭60-174723号)として利用すること、ラン科植物:紫蘭抽出液が脂性肌ニキビに有効(特開昭57-102809号)であること、更に皮脂抑制剤としては、経口投与にて酢酸シプロテロンなどがあるが、効果が十分でなかったり、発疹などの過敏症状や吐き気を引き起こし、副作用の点で問題があり、経口および経皮投与した場合に安全なリパーゼ活性促進剤は見い出されていないのが現状である。
尚、食事制限によって体脂肪を減少させることもできるが、1日の摂取エネルギー量及び栄要素のバランスがくずれ、逆に体重を劇的に減少させ、その後、体重の逆戻りが大きくなるなど、健康・体調を害する恐れがあり、又、皮膚外用剤又は浴用剤として用いた場合、皮膚に必要な水分が除かれ、カサツキや肌荒れを起こす恐れがあり、問題点が多い。
こうした事情に鑑み、本発明者らはリパーゼ活性促進剤、保湿剤、美白剤又は接触皮膚炎抑制剤として有用性のある様々な植物を開発のテーマとし、その結果、サイザル抽出物にリパーゼ活性促進作用、保湿作用、メラニン生成抑制作用、接触皮膚炎抑制作用を有することを確認し、従って、リパーゼ活性促進剤、保湿剤、美白剤、接触皮膚炎抑制剤として有用的に利用でき、又、皮膚又は頭皮の脂肪も抑制、脂性肌の皮膚疾患(例えば、ニキビ・脂漏性湿疹・脂漏性脱毛症、フケ症など)や手荒れ・カユミなどの炎症性皮膚疾患、更に乾燥肌などの予防、治療に有効的である。又、脂肪の分解を促進し、身体の余分な脂肪も減少させると共に、保湿により肌に潤いを与え、日焼けなどを防ぐ美白剤などとしても用いることができる安全な皮膚外用剤又は浴用剤、飲食品を提供することをもって、本発明を完成するに至った。
本発明は、サイザルの抽出物は、リパーゼ活性促進作用、保湿作用、メラニン生成抑制作用、接触皮膚炎抑制作用を有し、人又は動物に対して内用又は外用しても安全なものである。従って、リパーゼ活性促進剤、保湿剤、美白剤、接触皮膚炎抑制剤又は抗炎症剤として有用的に利用でき、更にあらゆる形態の製剤(医薬品類、医薬部外品類、化粧品類、食品類)への応用も可能である。又、皮膚又は頭皮の脂肪も抑制、脂性肌の皮膚疾患(例えば、ニキビ・脂漏性湿疹・脂漏性脱毛症、フケ症など)や手荒れ・カユミなどの炎症性皮膚疾患、更に乾燥肌などの予防、治療に有効的である。又、脂肪の分解を促進し、身体の余分な脂肪も減少させると共に、保湿により肌に潤いを与え、日焼けなどを防ぐ美白剤などとしても用いることができる。
本発明で使用する植物「サイザル」とは、リュゼツラン属(Agave)の植物サイザルアサ(Agave sisalana Perr.;A.rigida Mill.)の全草、果実、花、葉、茎、樹皮、根などから得られるものを用いるが、その他、同属種のカンタラアサ(A.cantala Roxb.)、ヘネケン(A.fourcroydes Lem.)などを用いることも可能である。
本発明で使用するサイザルの抽出物とは、各々の植物体の各種部位(全草、果実、花、葉、茎、樹皮、根など)をそのまま又は粉砕後搾取したもの。又は/及びそのまま又は粉砕後、溶媒で抽出したものである。
抽出溶媒としては、水、アルコール類(例えば、メタノール、無水エタノール、エタノールなどの低級アルコール、又はプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコールなどの多価アルコール)、アセトンなどのケトン類、ジエチルエーテル、ジオキサン、アセトニトリル、酢酸エチルエステルなどのエステル類、キシレン、ベンゼン、クロロホルムなどの有機溶媒を、単独で又は2種類以上の混液を任意に組み合わせて使用することができ、又、各々の溶媒抽出物が組み合わされた状態でも使用できる。
尚、サイザル抽出物は応用するリパーゼ活性促進剤、保湿剤、美白剤又は接触皮膚炎抑制剤、更に皮膚外用剤又は浴用剤、飲食品の剤型・形態により乾燥、濃縮又は希釈などを任意に行い調整すれば良い。
尚、製造方法は特に制限されるものはないが、通常、常温〜常圧下での溶媒の沸点の範囲であれば良く、抽出後は濾過又はイオン交換樹脂を用い、吸着・脱色・精製して溶液状、ペースト状、ゲル状、粉末状とすれば良い。更に多くの場合は、そのままの状態で利用できるが、必要ならば、その効力に影響のない範囲で更に脱臭、脱色などの精製処理を加えても良く、脱臭・脱色等の精製処理手段としては、活性炭カラムなどを用いれば良く、抽出物質により一般的に適用される通常の手段を任意に選択して行えば良い。
本発明のサイザルの抽出物は、そのままリパーゼ活性促進剤、保湿剤、美白剤又は接触皮膚炎抑制剤として利用できる他、更に皮膚外用剤又は浴用剤、飲食品へ配合できるが、その配合量としては特に規定するものではないが、リパーゼ活性促進剤、保湿剤、美白剤又は接触皮膚炎抑制剤、皮膚外用剤又は浴用剤、飲食品の種類、品質、期待される作用の程度によって若干異なるが、通常、0.05重量%以上(以下、重量%で表わす)好ましくは0.1〜60%が良い。尚、配合量が0.05%より少ないと効果が充分期待できない。
尚、本発明のリパーゼ活性促進剤、保湿剤、美白剤又は接触皮膚炎抑制剤、皮膚外用剤又は浴用剤、飲食品は、前記の必須成分に加え必要に応じ、本発明の効果を損なわない範囲内で、医薬品類、医薬部外品類、化粧品、飲食品類などの製剤に使用される成分や添加剤を併用して製造することができる。
(1)各種油脂類
アボガド油,アーモンド油,ウイキョウ油,エゴマ油,オリブ油,オレンジ油,オレンジラファー油,ゴマ油,カカオ脂,カミツレ油,カロット油,キューカンバー油,牛脂,牛脂脂肪酸,ククイナッツ油,サフラワー油,シア脂,大豆油,ツバキ油,トウモロコシ油,ナタネ油,パーシック油,ヒマシ油,綿実油,落花生油,タートル油,ミンク油,卵黄油,カカオ脂,パーム油,パーム核油,モクロウ,ヤシ油,牛脂,豚脂又はこれら油脂類の水素添加物(硬化油等)など。
(2)ロウ類
ミツロウ,カルナバロウ,鯨ロウ,ラノリン,液状ラノリン,還元ラノリン,硬質ラノリン,カンデリラロウ,モンタンロウ,セラックロウなど。
(3)鉱物油
流動パラフィン,ワセリン,パラフィン,オゾケライド,セレシン,マイクロクリスタンワックス,スクワレン,スクワラン,プリスタンなど。
(4)脂肪酸類
ラウリン酸,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,ベヘン酸,オレイン酸,12-ヒドロキシステアリン酸,ウンデシレン酸,トール油,ラノリン脂肪酸などの天然脂肪酸、イソノナン酸,カプロン酸,2−エチルブタン酸,イソペンタン酸,2−メチルペンタン酸,2−エチルヘキサン酸,イソペンタン酸などの合成脂肪酸。
(5)アルコール類
エタノール,イソピロパノール,ラウリルアルコール,セタノール,ステアリルアルコール,オレイルアルコール,ラノリンアルコール,コレステロール,フィトステロールなどの天然アルコール、2−ヘキシルデカノール,イソステアリルアルコール,2−オクチルドデカノールなどの合成アルコール。
(6)多価アルコール類
酸化エチレン,エチレングリコール,ジエチレングリコール,トリエチレングリコール,エチレングリコールモノエチルエーテル,エチレングリコールモノブチルエーテル,ジエチレングリコールモノメチルエーテル,ジエチレングリコールモノエチルエーテル,ポリエチレングリコール,酸化プロピレン,プロピレングリコール,ポリプロピレングリコール,1,3−ブチレングリコール,グリセリン,ペンタエリトリトール,ソルビトール,マンニトールなど。
(7)エステル類
ミリスチン酸イソプロピル,パルミチン酸イソプロピル,ステアリン酸ブチル,ラウリン酸ヘキシル,ミリスチン酸ミリスチル,オレイン酸オレイル,オレイン酸デシル,ミリスチン酸オクチルドデシル,ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル,乳酸セチル,乳酸ミリスチル,フタル酸ジエチル,フタル酸ジブチル,酢酸ラノリン,モノステアリン酸エチレングリコール,モノステアリン酸プロピレングリコール,ジオレイン酸プロピレングリコールなど。
(8)金属セッケン類
ステアリン酸アルミニウム,ステアリン酸マグネシウム,ステアリン酸亜鉛,ステアリン酸カルシウム,パルミチン酸亜鉛,ミリスチン酸マグネシウム,ラウリン酸亜鉛,ウンデシレン酸亜鉛など。
(9)ガム質、糖類及び水溶性高分子化合物
アラビアゴム,ベンゾインゴム,ダンマルゴム,グアヤク脂,アイルランド苔,カラヤゴム,トラガントゴム,キャロブゴム,クインシード,寒天,カゼイン,乳糖,果糖,ショ糖又はそのエステル,トレハロース又はその誘導体,デキストリン,ゼラチン,ペクチン,デンプン,カラギーナン,カルボキシメチルキチン又はキトサン,エチレンオキサイドなどのアルキレン(C2〜C4)オキサイドが付加されたヒドロキシアルキル(C2〜C4)キチン又はキトサン,低分子キチン又はキトサン,キトサン塩,硫酸化キチン又はキトサン,リン酸化キチン又はキトサン,アルギン酸又はその塩,ヒアルロン酸又はその塩,コンドロイチン硫酸又はその塩,ヘパリン,エチルセルロース,メチルセルロース,カルボキシメチルセルロース,カルボキシエチルセルロース,カルボキシエチルセルロースナトリウム,ヒドロキシエチルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,ニトロセルロース,結晶セルロース,ポリビニルアルコール,ポリビニルメチルエーテル,ポリビニルピロリドン,ポリビニルメタアクリレート,ポリアクリル酸塩,ポリエチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイドなどのポリアルキレンオキサイド又はその架橋重合物,カルボキシビニルポリマー,ポリエチレンイミンなど。
(10)界面活性剤
アニオン界面活性剤(アルキルカルボン酸塩,アルキルスルホン酸塩,アルキル硫酸エステル塩,アルキルリン酸エステル塩)、カチオン界面活性剤(アルキルアミン塩,アルキル四級アンモニウム塩)、両性界面活性剤:カルボン酸型両性界面活性剤(アミノ型,ベタイン型),硫酸エステル型両性界面活性剤,スルホン酸型両性界面活性剤,リン酸エステル型両性界面活性剤、非イオン界面活性剤(エーテル型非イオン界面活性剤,エーテルエステル型非イオン界面活性剤,エステル型非イオン界面活性剤,ブロックポリマー型非イオン界面活性剤,含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界面活性剤(天然界面活性剤,タンパク質加水分解物の誘導体,高分子界面活性剤,チタン・ケイ素を含む界面活性剤,フッ化炭素系界面活性剤)など。
(11)各種ビタミン類
ビタミンA群:レチノール,レチナール(ビタミンA1),デヒドロレチナール(ビタミンA2),カロチン,リコピン(プロビタミンA)、ビタミンB群:チアミン塩酸塩,チアミン硫酸塩(ビタミンB1),リボフラビン(ビタミンB2),ピリドキシン(ビタミンB6),シアノコバラミン(ビタミンB12),葉酸類,ニコチン酸類,パントテン酸類,ビオチン類,コリン,イノシトール類、ビタミンC群:アスコルビン酸又はその誘導体、ビタミンD群:エルゴカルシフェロール(ビタミンD2),コレカルシフェロール(ビタミンD3),ジヒドロタキステロール、ビタミンE群:トコフェロール又はその誘導体,ユビキノン類、ビタミンK群:フィトナジオン(ビタミンK1),メナキノン(ビタミンK2),メナジオン(ビタミンK3),メナジオール(ビタミンK4),その他、必須脂肪酸(ビタミンF),カルニチン,フェルラ酸,γ-オリザノール,オロット酸,ビタミンP類(ルチン,エリオシトリン,ヘスペリジン),ビタミンUなど。
(12)各種アミノ酸
類バリン,ロイシン,イソロイシン,トレオニン,メチオニン,フェニルアラニン,トリプトファン,リジン,グリシン,アラニン,アスパラギン,グルタミン,セリン,システイン,シスチン,チロシン,プロリン,ヒドロキシプロリン,アスパラギン酸,グルタミン酸,ヒドロキシリジン,アルギニン,オルニチン,ヒスチジンなどや,それらの硫酸塩,リン酸塩,硝酸塩,クエン酸塩,又はピロリドンカルボン酸のごときアミノ酸誘導体など。
(13)植物又は動物系原料由来の種々の添加物
これらは、添加しようとする製品種別、形態に応じて常法的に行われる加工(例えば、粉砕,製粉,洗浄,加水分解,醗酵,精製,圧搾,抽出,分画,ろ過,乾燥,粉末化,造粒,溶解,滅菌,pH調整,脱臭,脱色などを任意に選択、組合わせた処理)を行い、各種の素材から任意に選択して供すれば良い。
尚、抽出に用いる溶媒については、供する製品の使用目的、種類、又は後に行う加工処理などを考慮した上で選択すれば良いが、通常では、水,水溶性有機溶媒(例えば、エタノール,プロピレングリコール,1,3−ブチレングリコールなど)の中から選ばれる1種又は2種以上の混液を用いるのが望ましい。但し、用途により有機溶媒の含有が好ましくない場合においては、水のみを使用したり、又は抽出後に除去しやすいエタノールを採用し、単独又は水との任意の混液で用いたりすれば良く、又、搾取抽出したものでも良い。
尚、植物又は動物系原料由来の添加物を、全身用又は局所用の外用剤、化粧品類に供する場合、皮膚や頭髪の保護をはじめ、保湿,感触・風合いの改善,柔軟性の付与,刺激の緩和,芳香によるストレスの緩和,細胞賦活(細胞老化防止),炎症の抑制,肌質・髪質の改善,肌荒れ防止又は/及びその改善,発毛,育毛,脱毛防止,光沢の付与,清浄効果,疲労の緩和,血流促進,温浴効果などの美容的効果のほか,香付け,消臭,増粘,防腐,緩衝などの効果も期待できる。
又、食用製品においては、栄養補給,疲労回復,強壮,細胞賦活(細胞老化防止)等の健身又は美容的効果をはじめ、味覚の改善,色調や芳香,光沢の付与,安定化,増粘,防腐等の目的で使用することができる。更にこの他にも、これまでに知られている各原料素材の様々な美容的、薬剤的効果を期待し、これらを組合わせることによって目的とする効果の増進を図ったり、又は多機能的な効果を期待した製品とすることも可能である。
原料とする具体的な植物(生薬)としては、例えば、アーモンド(へん桃),アイ(藍葉),アオカズラ(清風藤),アオツヅラフジ(木防巳),アカシア,アカスグリ果実,アカブドウ,アカメガシワ(赤芽柏),アカネ(茜草根),アカヤジオウ・ジオウ(地黄),アギ(阿魏),アキニレ(榔楡皮),アケビ(木通),アサ(麻子仁),マルバアサガオ又はアサガオ(牽牛子),アシタバ(明日葉),アズキ(赤小豆),アセロラ,アセンヤク(阿仙薬),アニス,アベマキ果実,アボカド,アマ,アマチャ(甘茶),アマチャヅル,アマドコロ(玉竹),アミガサユリ(貝母),アルテア,アルニカ,アロエ(蘆薈),アロエベラ,アンジェリカ,アンズ・ホンアンズ(杏仁),アンソッコウ(安息香),イガコウゾリナ(地胆頭),イタドリ(虎杖根),イチゴ,イチジク(無花果)又はその葉,イチビ(冬葵子),イチヤクソウ,イチョウ(銀杏葉,銀杏),イトヒメハギ(遠志),イナゴマメ,イネ種子又は種皮,イノンド種子,イブキジャコウソウ,イラクサ,イランイラン,ウイキョウ(茴香),ウキヤガラ(三稜),ウグイスカグラ果実,ヒメウイキョウ,ウコン(鬱金),ウスバサイシン・ケイリンサイシン(細辛),ウスベニアオイ,ウスベニタチアオイ,ウツボグサ(夏枯草),ウド又はシシウド(羌活,独活,唐独活),ウメ(烏梅)又はその果肉,ウラジロガシ,ウワウルシ,ウンシュウミカン(陳皮),エストラゴン,エゾウコギ(蝦夷五加),エノキ,エビスグサ(決明子),エルダーベリー果実,エレミ,エンジュ(槐花,槐花米),オウギ・キバナオウギ(黄耆),オウレン(黄連),オオカラスウリ(カロニン),オオツヅラフジ(防己),オオバコ(車前子,車前草),オオハシバミ(榛子),オオバナオケラ・オケラ(白朮),オオバヤシャブシ果実,オオミサンザシ・サンザシ(山査子),オオムギ(大麦),オグルマ(旋覆),オクラ果実,オタネニンジン・トチバニンジン(人参),オトギリソウ・コゴメバオトギリソウ・セイヨウオトギリソウ(弟切草),オドリコソウ(続断),オナモミ(蒼耳子),オニグルミ,オニノヤガラ(天麻),オニユリ・ササユリ・ハカタユリ(百合),オノニス,オヒョウ(裂葉楡),オミナエシ(敗醤),オランダイチゴ,オランダカラシ(クレソン),オランダゼリ,オランダミツバ,オリーブ,オレガノ,オレンジ果実又は果皮,カイケイジオウ(熟地黄),カカオ種子,カキ又はその葉(柿蒂),カギカズラ(釣藤鈎),カシア,カジノキ果実(楮実),ガジュツ(莪朮),カシワ(槲樹,槲葉),カスカリラ,カニクサ(金沙藤),カノコソウ(吉草根),カバノキ又はシダレカンバ(白樺),カボチャ,カポックノキ種子,カホクサンショウ(蜀椒),ガマ(蒲黄),カミツレ・ローマカミツレ,カミヤツデ(通草),カラスウリ(王瓜),カラスビシャク(半夏),カラスムギ,ガラナ種子,カラヤ,カリン(木瓜),カワヤナギ,カワラタケ,カワラヨモギ(茵チン蒿),カンスイ(甘遂),カンゾウ(甘草),カンデリラ,カントウ,カンナ,キイチゴ,キウイ果実,キカラスウリ(瓜呂根),キキョウ(桔梗,桔梗根),キク(菊花),キササゲ(梓実),ギシギシ(羊蹄根),キジツ(枳実),キズタ,キダチアロエ,キダチハッカ,キナノキ,キハダ(黄柏),ギムネマ・シルベスタ,キャベツ,キャベブ未熟果,キュウリ,キラジャ・サポナリア,キラヤ,キンカン果実,キンマ,キンミズヒキ(仙鶴草),グアバ果実,グアユーレ,クェルクス・インフェクトリア(没食子),ククイナッツ,クコ(枸杞,枸杞子,枸杞葉,地骨皮),クサスギカズラ(天門冬),クズ(葛根),クスノキ,グースベリー果実,クチナシ(山梔子),クヌギ(樸ソウ),クマザサ,クマツヅラ(馬鞭草),クララ(苦参),クランベリー果実,クリ又はその渋皮,クルクリゴ・ラチフォリア果実,グレープフルーツ果実,クロウメモドキ,クロガネモチ(救必応),クローブ(丁子,丁香),ケイガイ(荊芥,荊芥穂),ケイトウ(鶏冠花,鶏冠子),ゲッケイジュ(月桂樹),ゲンチアナ,ゲンノショウコ(老鸛草),コウシンバラ(月季花),コウスイハッカ(メリッサ),コウゾ果実,コウチャ(紅茶),コウホネ(川骨),コウホン(藁本,唐藁本),コウリャン,コエンドロ果実,コガネバナ(黄ゴン),コケモモ(越橘),ココヤシ果実,ゴシュユ(呉茱萸),ゴショイチゴ(覆盆子),コショウ(胡椒),コパイババルサム,コーヒー豆,コブシ・タムシバ・モクレン(辛夷),ゴボウ(牛蒡,牛蒡子),コボタンヅル,ゴマ(胡麻),ゴマノハグサ(玄参),コムギ(小麦),米・米糠(赤糠,白糠)・コメ油,コーラ・アクミナタ種子,コーラ・ベラ種子,コロハ果実,コロンボ,コンズランゴ,コンブ,コンニャク,コンフリー(鰭張草),サキシマボタンヅル(威霊仙),サクラの葉・花・果実・樹皮(桜皮),サクランボ,ザクロ,ササ,ササユリ(百合),サザンカ,サジオモダカ(沢瀉),サツマイモ,サトウキビ,サトウダイコン,サネブトナツメ(酸棗仁),サフラン(番紅花,西紅花),ザボン果実,サボンソウ,サーモンベリー果実,サラシナショウマ(升麻),サルビア(セージ),サワギキョウ(山梗菜),サンザシ(山ザ子),サンシチニンジン(三七人参),サンシュユ(山茱萸),サンショウ(山椒),サンズコン(山豆根),シア(カリテ),シアノキ果実,シイタケ(椎茸),シオン(紫苑),ジキタリス,シクンシ(使君子),シソ・アオジソ・チリメンジソ・カタメンジソ(紫蘇葉,紫蘇子),シタン,シナノキ,シナレンギョウ(連翹),シマカンギク(菊花),シモツケソウ,ジャガイモ,シャクヤク(芍薬),シャジン(沙参),ジャノヒゲ(麦門冬),ジュズダマ,シュロ果実,ショウガ(生姜),ショウブ(菖蒲,菖蒲根),ショズク果実,シラカシ種子,シロゴチョウの種子,シロバナイリス,シロバナツタの花,シロミナンテン(南天実),シンコナサクシルブラ,シンナモン,スイカ(西瓜),スイカズラ(金銀花,忍冬),スイバ(酸模),スイムベリー果実,ストロベリー果実,スギナ(問荊),ステビア,スモモ果実,セイヨウアカマツの球果,セイヨウカラマツ,セイヨウキズタ,セイヨウグルミ,セイヨウサンザシ,セイヨウタンポポ,セイヨウトチノキ(マロニエ),セイヨウナシ果実,セイヨウナツユキソウ,セイヨウニワトコ,セイヨウネズ,セイヨウノコギリソウ(ミルフォイル),セイヨウバラ,セイヨウフウチョウボク,セイヨウヤドリギ,セイヨウハッカ・セイヨウヤマハッカ,セイヨウワサビ,セキショウ(石菖根),ゼニアオイ,ヒロハセネガ,セネガ,セリ,セロリ,センキュウ(川キュウ),センダン,センブリ(当薬),センナ果実又は葉,センニンソウ(大蓼),ソウカ(草果),ソバ種実,ソメモノイモ,ダイオウ(大黄),大根,大豆,ダイダイ(橙皮,枳実),タカトウダイ(大戟),タカワラビ(狗脊),ダークスィートチェリー果実,タチアオイ,タチジャコウソウ(タイム,百里香),タチバナ(橘皮),タチヤナギ,タマリンド種子,タマネギ,タムシバ(辛夷),タラノキ又はその根皮,タンジン(丹参),タンポポ(蒲公英)又はシロバナタンポポ・モウコタンポポ,ダンマル,チェリー果実,チガヤ又はその根(茅根),チクセツニンジン(竹節人参),チコリ,チョウセンゴミシ(五味子),チョウセンダイオウ(大黄),チョウセンニレ(蕪夷),チョウセンニンジン(人参),チョウセンヨモギ(艾葉),チョレイマイタケ(猪苓),ツキミソウ,ツバキ,ツボクサ,ツメクサ(漆姑草),ツユクサ(鴨跖草),ツルアズキ(赤小豆),ツルドクダミ(何首烏),ツルナ(蕃杏),ツルニンジン(四葉参),ツワブキ,デイコ,テウチグルミ,デュベリー果実,テングサ,テンダイウヤク(烏薬),トウガ(冬瓜子),トウガラシ(番椒),トウキ(当帰),トウキンセンカ(マリーゴールド),トウモロコシ又はトウモロコシ毛(南蛮毛),トウネズミモチ(女貞子),トウリンドウ(竜胆),ドクダミ(十薬),トコン(吐根),トチバニンジン(竹節人参),トチュウ(杜仲,杜仲葉),トマト,トラガント,トリアカンソス種子,トルメンチラ,ドロノキ,トロロアオイ,ナイゼリアベリー果実,ナガイモ・ヤマノイモ(山薬),ナギイカダ(ブッチャーブルーム),ナギナタコウジュ,ナズナ,ナタネ,ナツミカン,ナツメ(大棗),ナニワイバラ(金桜子),ナルコユリ(黄精),ナンキンマメ(落花生),ナンテン(南天実),ニガキ(苦木),ニガヨモギ(苦艾),ニクズク,ニッケイ(桂皮),ニラ(韮子),ニワトコ(接骨木)の果実・花又は茎葉,ニンニク(大蒜),ヌルデ(五倍子),ネギ,ノアザミ(大薊),ノイバラ(営実),ノコギリソウ,ノダケ(前胡),ノバラ,ノモモ,パーム,パイナップル果実,ハイビスカス(ブッソウゲ,フウリンブッソウゲ,ローゼル),ハカタユリ(百合),ハカマウラボシ(骨砕補),ハクセン(白癬皮),ハクルベリー果実,ハコベ(繁縷),ハシバミ(榛子),ハシリドコロ(ロート根),バジル,ハス(蓮肉,蓮子),パセリ(オランダゼリ),ハダカムギ,バタタ,ハチク・マダケ(竹茹),パチョリー,ハッカ(薄荷,薄荷葉),ハトムギ(ヨクイニン),ハナスゲ(知母),バナナ,ハナハッカ,バニラビンズ,パパイヤ,ハハコグサ(鼠麹草),ハブ草,パプリカ,ハマゴウ・ミツバハマゴウ(蔓荊子),ハマスゲ(香附子),ハマビシ(シツ莉子),ハマナス(マイカイ花),ハマボウフウ(浜防風),ハマメリス,バラ(薔薇),パリエタリア,ハルニレ(楡皮,楡白皮,楡葉),パンノキ,ヒオウギ(射干),ヒカゲツルニンジン(党参),ピーカンナッツ,ヒガンバナ(石蒜,蔓珠沙華),ヒキオコシ(延命草),ヒシ(菱実),ピスタチオ,ビート,ヒトツバ(石葦),ヒナタイノコズチ(牛膝),ヒノキ,ヒバ,ヒマシ,ヒマワリ,ピーマン,ヒメガマ(香蒲),ヒメマツタケ,ピメンタ果実,ビャクシ,ヒユ果実,ビロウドアオイ,ヒロハオキナグサ(白頭翁),ビワ(枇杷,枇杷葉),ビンロウ(大服皮,檳榔子),フウトウカズラ(南籐),フキ,フキタンポポ(款冬花,款冬葉),フジバカマ(蘭草),フジマメ(扁豆),ブドウ果実又は果皮・葉,ブナ,フユムシナツクサタケ(冬虫夏草),ブラジルカンゾウ,ブラックカーラント果実,ブラックベリー,プラム果実,フルセラリア,ブルーベリー(セイヨウヒメスノキ),プルーン,ブロンドサイリウム,ブンドウ(緑豆),ヘチマ,ベニバナ(紅花),ベラドンナ,ベリー果実,ボイセンベリー果実,ボウフウ(防風),ホウレンソウ,ホオズキ(登呂根),ホオノキ(厚朴,和厚朴),ボケ(木瓜),ホソバナオケラ(蒼朮),ホソババレンギク,ボダイジュ(菩醍樹),ボタン(牡丹,牡丹皮),ホップ,ホホバ,ホワートルベリー果実,ホンシメジ,マイズルテンナンショウ(天南星),マオウ(麻黄),マカデミアナッツ,マクリ(海人草),マグワ(桑白皮,桑葉),マタタビ(木天蓼),マツカサ,松葉,マツホド(茯苓),マヨラム(ハナハッカ),マルバノジャジン(苦参),マルベリー果実,マルメロ,マロニエ,マンゴー,マンシュウグルミ,マンダリン果実,マンネンタケ(霊芝),ミカン属植物果実(枳実),ミシマサイコ(柴胡),ミゾカクシ(半辺蓮),ミソハギ(千屈菜),ミツガシワ,ミツバ,ミツバハマゴウ(蔓荊子),ミドリハッカ,ミモザ,ミョウガ,ミラクルフルーツ果実,ミルラ,ミロバラン,ムクゲ(木槿),ムクノキ,ムクロジ,ムラサキ(紫根),ムラサキトウモロコシ,メハジキ(益母草),メボウギ,メラロイカ,メリッサ,メリロート,メロン果実,モウコヨモギ,モウソウチク,モッコウ(木香),モミジバダイオウ,モモの葉(桃葉),果実,種(桃仁),モヤシ,モレロチェリー果実,モロヘイヤ(黄麻),ヤカワムラサキイモ,ヤクチ(益智),ヤグルマソウ(ヤグルマギク),ヤグルマハッカ,ヤシャブシ(矢車),ヤチヤナギ,ヤツデ(八角金盤),ヤドリギ(柳寄生),ヤナギタデの葉,ヤブガラシ,ヤブコウジ(紫金牛),ヤマゴボウ(商陸),ヤマハンノキ(山榛),ヤマモモ(楊梅皮),ヤマヨモギ, ユーカリ,ユキノシタ(虎耳草),ユッカ・フレビフォリア,ユズ果実,ユリ,ヨロイグサ,ヨモギ(艾葉),ライム果実,ライムギ,ラカンカ果実,ラズベリー葉・果実,ラベンダー,リュウガン(竜眼肉),リョクチャ(緑茶),リンゴ果実,リンドウ,ルバス・スアビシムス(甜涼),レタス,レッドカーラント果実,レモン果実,レモングラス,レンギョウ(連翹),レンゲソウ,ロウヤシ,ローガンベリー果実,ログウッド,ローズマリー(マンネンロウ),ローズヒップ(ノバラ),ワカメ,ワサビ,ワレモコウ(地楡)などが上げられる。
海藻類としては、海藻[緑藻類:クロレラ・ブルガリス,クロレラ・ピレノイドサ,クロレラ・エリプソイデイア,ウスバアオノリ,スジアオノリ,ヒラアオノリ,ボウアオノリ,ホソエダアオノリ]、海藻[褐藻類:マコンブ,リシリコンブ,ホソメコンブ,ミツイシコンブ,ワカメ,ヒロメ,アオワカメ,マクロシスティス・ピリフェラ,マクロシスティス・インテグリフォリア,ネオシティス・ルエトケアーナ,ヒジキ,ヒバマタ]、海藻[紅藻類:ヒジリメン,マクサ(テングサ),ヒラクサ,オニクサ,オバクサ,カタオバクサ,ヤタベグサ,ユイキリ,シマテングサ,トサカノリ,トゲキリンサイ,アマクサキリンサイ,キリンサイ,ビャクシンキリンサイ,ツノマタ,オオバツノマタ,トチャカ(ヤハズツノマタ),エゾツノマタ,トゲツノマタ,ヒラコトジ,コトジツノマタ,スギノリ,シキンノリ,カイノリ,イボツノマタ,ヤレウスバノリ,カギウスバノリ,スジウスバノリ,ハイウスバノリ]などが代表的なものとして上げられる。
又、その他の藻類、例えば、緑藻類(クラミドモナス属:クラミドモナス,アカユキモ,ドゥナリエラ属:ドゥナリエラ,クロロコッカス属:クロロコッカス,クワノミモ属:クワノミモ,ボルボックス属:オオヒゲマワリ,ボルボックス,パルメラ属,ヨツメモ属,アオミドロ属:ヒザオリ,アオミドロ,ツルギミドロ属,ヒビミドロ属:ヒビミドロ,アオサ属:アナアオサ,アミアオサ,ナガアオサ,カワノリ属:カワノリ,フリッチエラ属,シオグサ属:オオシオグサ,アサミドリシオグサ,カワシオグサ,マリモ,バロニア属:タマゴバロニア,タマバロニア,マガタマモ属:マガタマモ,イワヅタ属:フサイワヅタ,スリコギヅタ,ヘライワヅタ,クロキヅタ,ハネモ属,ミル属:ミル,クロミル,サキブチミル,ナガミル,ヒラミル,カサノリ属:カサノリ,ジュズモ属:フトジュズモ,タマジュズモ,ミゾジュズモ,ミカヅキモ属,コレカエテ属,ツヅミモ属,キッコウグサ属:キッコウグサ,ヒトエグサ属:ヒトエグサ,ヒロハノヒトエグサ,ウスヒトエグサ,モツキヒトエ,サヤミドロ属,クンショウモ属,スミレモ属:スミレモ,ホシミドロ属,フシナシミドロ属など)。
藍藻類(スイゼンジノリ属:スイゼンジノリ,アオコ属,ネンジュモ属:カワタケ,イシクラゲ,ハッサイ,ユレモ属,ラセンモ(スピルリナ)属:スピルリナ,トリコデスミウム(アイアカシオ)属など)。
褐藻類(ピラエラ属:ピラエラ,シオミドロ属:ナガミシオミドロ,イソブドウ属:イソブドウ,イソガワラ属:イソガワラ,クロガシラ属:グンセンクロガシラ,カシラザキ属:カシラザキ,ムチモ属:ムチモ,ヒラムチモ,ケベリグサ,アミジグサ属:アミジグサ,サキビロアミジ,サナダグサ属:サナダグサ,フクリンアミジ, コモングサ属:コモングサ, ヤハズグサ属:エゾヤハズ,ヤハズグサ,ウラボシヤハズ,ジガミグサ属:ジガミグサ,ウミウチワ属:ウミウチワ,コナウミウチワ,アカバウミウチワ,ナミマクラ属:ヒルナミマクラ,ソメワケグサ属:ソメワケグサ, ナバリモ属:ナバリモ,チャソウメン属:モツキチャソウメン,マツモ属:マツモ,ナガマツモ属:ナガマツモ,オキナワモズク属:オキナワモズク,ニセフトモズク属:ニセフトモズク,フトモズク属:フトモズク,イシモズク属:イシモズク,クロモ属:クロモ,ニセモズク属:ニセモズク,モズク属:モズク,イシゲ属:イシゲ,イロロ,イチメガサ属:イチメガサ,ケヤリ属:ケヤリ,ウミボッス属:ウミボッス,ウルシグサ属:ウルシグサ,ケウルシグサ,タバコグサ,コンブモドキ属:コンブモドキ,ハバモドキ属:ハバモドキ,ハバノリ属:ハバノリ,セイヨウハバノリ属:セイヨウハバノリ,コモンブクロ属:コモンブクロ,エゾブクロ属:エゾブクロ,フクロノリ属:フクロノリ,ワタモ,チシマフクロノリ属:チシマフクロノリ,カゴメノリ属:カゴメノリ,ムラリドリ属:ムラチドリ,サメズグサ属:サメズグサ,イワヒゲ属:イワヒゲ,ヨコジマノリ属:ヨコジマノリ,カヤモノリ属:カヤモノリ,ウイキョウモ属:ウイキョウモ,ツルモ属:ツルモ,アナメ属:アナメ,スジメ属:スジメ,ミスジコンブ属:ミスジコンブ,アツバミスジコンブ,コンブ属:ガツガラコンブ,カキジマコンブ,オニコンブ,ゴヘイコンブ,ナガコンブ,エンドウコンブ,オオチヂミコンブ,トロロコンブ属:トロロコンブ,アントクメ属:アントクメ,カジメ属:カジメ,ツルアラメ,クロメ,キクイシコンブ属:キクイシコンブ,ネジレコンブ属:ネジレコンブ,クロシオメ属:クロシオメ,ネコアシコンブ属:ネコアシコンブ,アラメ属:アラメ,アイヌワカメ属:アイヌワカメ,チガイソ,オニワカメエゾイシゲ属:エゾイシゲ,ヤバネモク属:ヤバネモク,ラッパモク属:ラッパモク,ジョロモク属:ウガノモク,ジョロモク,ヒエモク,ホンダワラ属:タマナシモク,イソモク,ナガシマモク,アカモク,シダモク,ホンダワラ,ネジモク,ナラサモ,マメタワラ,タツクリ,ヤツマタモク,ウミトラノオ,オオバモク,フシズシモク,ハハキモク,トゲモク,ヨレモク,ノコギリモク,オオバノコギリモク,スギモク属:スギモク,ウキモ属:オオウキモ,ブルウキモ属:ブルウキモ,カヤモノリ属:カヤモノリなど)。
紅藻類(ウシケノリ属:ウシケノリ,フノリノウシケ, アマノリ属:アサクサノリ,スサビノリ,ウップルイノリ,オニアマノリ,タサ,フイリタサ,ベニタサ,ロドコルトン属:ミルノベニ, アケボノモズク属:アケボノモズク, コナハダ属:ハイコナハダ,ヨゴレコナハダ,アオコナハダ, ウミゾウメン属:ウミゾウメン,ツクモノリ,カモガシラノリ,ベニモズク属:ベニモズク,ホソベニモズク,カサマツ属:カサマツ, フサノリ属:フサノリ,ニセフサノリ属:ニセフサノリ,ソデガラミ属:ソデガラミ, ガラガラ属:ガラガラ,ヒラガラガラ, ヒロハタマイタダキ属:ヒロハタマイタダキ, タマイタダキ属:タマイタダキ, カギケノリ属:カギノリ,カギケノリ,テングサ属:ヒメテングサ,ハイテングサ,オオブサ,ナンブグサ,コヒラ,ヨヒラ,キヌクサ,ヒビロウド属:ヒビロウド,ヒメヒビロウド, イソムメモドキ属:イソムメモドキ, ミチガエソウ属:ミチガエソウ, リュウモンソウ属:リュウモンソウ,ヘラリュウモン, ニセカレキグサ属:ニセカレキグサ, オキツバラ属:オオバオキツバラ, アカバ属:アカバ,マルバアカバ, ナミノハナ属:ホソバナミノハナ,ナミノハナ, サンゴモドキ属:ガラガラモドキ, シオグサゴロモ属:シオグサゴロモ, イワノカワ属:エツキイワノカワ,カイノカワ属:カイノカワ, カニノテ属:カニノテ,サンゴモ属:サンゴモ,ムカデノリ属:ムカデノリ,スジムカデ,カタノリ,ヒラムカデ,キョウノヒモ,サクラノリ,ニクムカデ,タンバノリ,ツルツル,イソノハナ属:ヌラクサ,クロヌラクサ,オオムカデノリ, ヒラキントキ属:ヒラキントキ,マタボウ属:マタボウ,キントキ属:チャボキントキ,キントキ,マツノリ,コメノリ,トサカマツ,ヒトツマツ,カクレイト属:オオバキントキ,イトフノリ属:イトフノリ,ナガオバネ属:ナガオバネ,フノリ属:ハナフノリ,フクロフノリ,マフノリ,カレキグサ属:カレキグサ,トサカモドキ属:ホソバノトサカモドキ,クロトサカモドキ,ネザシノトサカモドキ,キヌハダ属:キヌハダ,エゾトサカ属:エゾトサカ,ツカサノリ属:エナシカリメニア,オオツカサノリ,ハナガタカリメニア, ホウノオ属:ホウノオ, ヒカゲノイト属:ヒカゲノイト,ウスギヌ,ニクホウノオ属:ニクホウノオ,ベニスナゴ属:ベニスナゴ,ススカケベニ属:ススカケベニ,オカムラグサ属:ヤマダグサ,ミリン属:ミリン,ホソバミリン,トサカノリ属:キクトサカ,エゾナメシ属:エゾナメシ, イソモッカ属:イソモッカ,ユカリ属:ユカリ,ホソユカリ,イバラノリ属:イバラノリ,サイダイバラ,タチイバラ,カギイバラノリ,キジノオ属:キジノオ,イソダンツウ属:イソダンツウ,アツバノリ属:アツバノリ, オゴノリ属:オゴノリ,ツルシラモ,シラモ,オオオゴノリ,ミゾオコノリ,カバノリ,テングサモドキ属:ハチジョウテングサモドキ, フシクレノリ属:フシクレノリ,ナミイワタケ属:ナミイワタケ, カイメンソウ属:カイメンソウ, オキツノリ属:オキツノリ,サイミ属:イタニグサ,サイミ,ハリガネ, ハスジグサ属:ハスジグサ,スギノリ属:イカノアシ,ホソイボノリ,ノボノリ,クロハギンナンソウ属:クロハギンナンソウ,アカバギンナンソウ属:アカバギンナンソウ, ヒシブクロ属:ヒシブクロ,マダラグサ属:トゲマダラ,エツキマダラ,タオヤギソウ属:タオヤギソウ,ハナサクラ, フクロツナギ属:フクロツナギ,スジコノリ,ハナノエダ属:ハナノエダ,ヒラタオヤギ属:ヒラタオヤギ,ダルス属:ダルス,マサゴシバリ,アナダルス,ウエバグサ属:ウエバグサ,ベニフクロノリ属:ベニフクロノリ,フシツナギ属:フシツナギ,ヒメフシツナギ,ヒロハフシツナギ,ワツナギソウ属:ヒラワツナギソウ,ウスバワツナギソウ,イギス属:イギス,ケイギス,ハリイギス,ハネイギス,アミクサ,エゴノリ属:エゴノリ,フトイギス,サエダ属:サエダ,チリモミジ属:チリモミジ, コノハノリ科:ハブタエノリ,コノハノリ,スズシロノリ,ウスベニ属:ウスベニ, ハスジギヌ属:ハスジギヌ, ナガコノハノリ属:ナガコノハノリ,スジギヌ属:スジギヌ,アツバスジギヌ,ハイウスバノリ属:カギウスバノリ,ヤレウスバノリ,スジウスバノリ,ハイウスバノリ,ウスバノリモドキ属:ウスバノリモドキ,アヤニシキ属:アヤニシキ,アヤギヌ属:アヤギヌ,ダジア属:エナシダジア,シマダジア属:イソハギ,シマダジア,ダジモドキ属:ダジモモドキ,イトグサ属:モロイトグサ,フトイグサ, マクリ属:マクリ,ヤナギノリ属:ハナヤナギ,ユナ,ヤナギノリ,モツレユナ,ベニヤナギコリ,モサヤナギ,ササバヤナギノリ,ソゾ属:クロソゾ,コブソゾ,ハネソゾ,ソゾノハナ,ハネグサ属:ハネグサ,ケハネグサ,コザネモ属:コザネモ,イソムラサキ,ホソコザネモ,ヒメゴケ属:ヒメゴケ,クロヒメゴケ, ヒオドシグ属:キクヒオドシ,ヒオドシグサ,ウスバヒオドシ,アイソメグサ属:アイソメグサ,スジナシグサ属:スジナシグサ,イソバショウ属:イソバショウ,フジマツモ属:フジマツモ,ノコギリヒバ属:ハケサキノコギリヒバ, カワモズク属:カワモズク,アオカワモズク,ヒメカワモズク,イデユコゴメ属:イデユコゴメ,オキチモズク属:オキチモズク,イトグサ属,チノリモ属:チノリモ,チスジノリ属:チスジノリなど)。
車軸藻類(シャジクモ属,シラタマモ属,ホシツリモ属:ホシツリモ,リクノタムヌス属,フラスコモ属:ヒメフラスコモ,チャボフラスコモ,トリペラ属など)、黄色藻類(ヒカリモ属:ヒカリモなど)など。
又、動物系原料由来の素材としては、鶏冠抽出物,牛・人の胎盤抽出物,豚・牛の胃や十二指腸又は腸の抽出物又はその分解物,豚・牛の脾臓の抽出物又はその分解物,豚・牛の脳組織の抽出物,水溶性コラーゲン,アシル化コラーゲンなどのコラーゲン誘導体,コラーゲン加水分解物,エラスチン,エラスチン加水分解物,水溶性エラスチン誘導体,ケラチン又はその分解物又はそれらの誘導体,シルク蛋白又はその分解物又はそれらの誘導体,豚・牛血球蛋白分解物(グロビンペプチド),豚・牛ヘモグロビン分解物(ヘミン,ヘマチン,ヘム,プロトヘム,ヘム鉄等),牛乳,カゼイン又はその分解物又はそれらの誘導体,脱脂粉乳又はその分解物又はそれらの誘導体,ラクトフェリン又はその分解物,鶏卵成分,魚肉分解物など。
(14)微生物培養代謝物
酵母代謝物,酵母菌抽出エキス,米発酵エキス,米糠発酵エキス,ユーグレナ抽出物,脱脂粉乳の乳酸発酵物やトレハロース又はその誘導体など。
(15)α-ヒドロキシ酸
グリコール酸,クエン酸,リンゴ酸,酒石酸,乳酸など。
(16)無機顔料
無水ケイ酸,ケイ酸マグネシウム,タルク,カオリン,ベントナイト,マイカ,雲母チタン,オキシ塩化ビスマス,酸化ジルコニウム,酸化マグネシウム,酸化亜鉛,酸化チタン,炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,黄酸化鉄,ベンガラ,黒酸化鉄,グンジョウ,酸化クロム,水酸化クロム,カーボンブラック,カラミンなど。
(17)紫外線吸収/遮断剤
p-アミノ安息香酸誘導体,サルチル酸誘導体,アントラニル酸誘導体,クマリン誘導体,アミノ酸系化合物,ベンゾトリアゾール誘導体,テトラゾール誘導体,イミダゾリン誘導体,ピリミジン誘導体,ジオキサン誘導体,カンファー誘導体,フラン誘導体,ピロン誘導体,核酸誘導体,アラントイン誘導体,ニコチン酸誘導体,ビタミンB6誘導体,ベンゾフェノン類,オキシベンゾン,アルブチン,グアイアズレン,シコニン,バイカリン,バイカレイン,ベルベリン,ネオヘリオパン,ウロカニン酸誘導体,エスカロール,酸化亜鉛,タルク,カオリンなど。
(18)美白剤
p-アミノ安息香酸誘導体,サルチル酸誘導体,アントラニル酸誘導体,クマリン誘導体,アミノ酸系化合物,ベンゾトリアゾール誘導体,テトラゾール誘導体,イミダゾリン誘導体,ピリミジン誘導体,ジオキサン誘導体,カンファー誘導体,フラン誘導体,ピロン誘導体,核酸誘導体,アラントイン誘導体,ニコチン酸誘導体,ビタミンB6誘導体,オキシベンゾン,ベンゾフェノン,アルブチン,グアイアズレン,シコニン,バイカリン,バイカレイン,ベルベリンなど。
(19)Tyrosinase活性阻害剤
アスコルビン酸又はその誘導体,ハイドロキノン又はその配糖体,コウジ酸又はその誘導体,胎盤エキス,シルクペプチド,植物エキス(クワ,トウキ,ワレモコウ,クララ,ヨモギ,スイカズラ,キハダ,ドクダミ,マツホド,ハトムギ,オドリコソウ,ホップ,サンザシ,ユーカリ,セイヨウノコギリソウ,アルテア,ケイヒ,マンケイシ,ハマメリス,ヤマグワ,延命草,桔梗,トシシ,続随子,射干,麻黄,センキュウ,ドッカツ,サイコ,ボウフウ,ハマボウフウ,オウゴン,牡丹皮,シャクヤク,ゲンノショウコ,葛根,甘草,五倍子,アロエ,ショウマ,紅花,緑茶,紅茶,阿仙薬など)。
(20)メラニン色素還元/分解
ハイドロキノンモノベンジルエーテル,フェニル水銀ヘキサクロロフェン,酸化第二水銀,塩化第一水銀,過酸化水素水,過酸化亜鉛など。
(21)ターンオーバーの促進作用/細胞賦活
ハイドロキノン,乳酸菌エキス,胎盤エキス,霊芝エキス,ビタミンA,ビタミンE,アラントイン,脾臓エキス,胸腺エキス,酵母エキス,発酵乳エキス,植物エキス(アロエ,オウゴン,スギナ,ゲンチアナ,ゴボウ,シコン,ニンジン,ハマメリス,ホップ,ヨクイニン,オドリコソウ,センブリ,トウキ,トウキンセンカ,アマチャ,オトギリソウ,キュウリ,タチジャコウソウ,ローズマリー,パセリなど)。
(22)収斂剤
コハク酸,アラントイン,塩化亜鉛,硫酸亜鉛,酸化亜鉛,カラミン,p−フェノールスルホン酸亜鉛,硫酸アルミニウムカリウム,レゾルシン,塩化第二鉄,タンニン酸(カテキン化合物を含む)など。
(23)活性酸素消去剤
SOD,カタラーゼ,グルタチオンパーオキシダーゼなど。
(24)抗酸化剤
アスコルビン酸及びその塩,ステアリン酸エステル,トコフェロール及びそのエステル誘導体,ノルジヒドログアセレテン酸,ブチルヒドロキシトルエン(BHT),ブチルヒドロキシアニソール(BHA),ヒドロキシチロソール、パラヒドロキシアニソール,没食子酸プロピル,セサモール,セサモリン,ゴシポールなど。
(25)過酸化脂質生成抑制剤
β−カロチン,植物エキス(ゴマ培養細胞,アマチャ,オトギリソウ,ハマメリス,チョウジ,メリッサ,エンメイソウ,シラカバ,セージ,ローズマリー,南天実,キナ,エイジツ,イチョウ,緑茶など)。
(26)抗炎症剤
イクタモール,インドメタシン,カオリン,サリチル酸,サリチル酸ナトリウム,サリチル酸メチル,アセチルサリチル酸,塩酸ジフェンヒドラミン,d又はdl−カンフル,ヒドロコルチゾン,グアイアズレン,カマズレン,マレイン酸クロルフェニラミン,グリチルリチン酸又はその塩,グリチルレチン酸又はその塩など。
(27)殺菌・消毒薬
アクリノール,イオウ,塩化ベンザルコニウム,塩化ベンゼトニウム,塩化メチルロザニリン,クレゾール,グルコン酸カルシウム,グルコン酸クロルヘキシジン,スルファミン,マーキュロクロム,ラクトフェリン又はその加水分解物など。
(28)保湿剤
グリセリン,プロピレングリコール,1,3-ブチレングリコール,ヒアルロン酸又はその塩,ポリエチレングリコール,コンドロイチン硫酸又はその塩,水溶性キチン又はキトサン誘導体,乳酸ナトリウムなど。
(29)頭髪用剤
二硫化セレン,臭化アルキルイソキノリニウム液,ジンクピリチオン,ビフェナミン,チアントール,カスタリチンキ,ショウキョウチンキ,トウガラシチンキ,塩酸キニーネ,強アンモニア水,臭素酸カリウム,臭素酸ナトリウム,チオグリコール酸など。
(30)酸化剤
過酸化水素水、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化尿素、過炭酸ナトリウム、過酸化トリポリリン酸ナトリウム、臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム、過酸化ピロリン酸ナトリウム、過酸化オルソリン酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム過酸化水素付加体、硫酸ナトリウム塩化ナトリウム過酸化水素付加体、β−チロシナーゼ酵素液、マッシュルーム抽出液など。
(31)染料剤
5−アミノオルトクレゾール,2一アミノ−4−ニトロフェノール,2−アミノ−5−ニトロフェノール,1−アミノ−4−メチルアミノアントラキノン,3,3′−イミノジフェノール,塩酸2,4一ジアミノフェノキシエタノール,塩酸2,4−ジアミノフェノール,塩酸トルエン−2,5−ジアミン,塩酸ニトロパラフェニレンジアミン,塩酸パラフェニレンジアミン,塩酸N−フェニルパラフェニレンジアミン,塩酸メタフェニレンジアミン,オルトアミノフェノール,酢酸N−フェニルパラフェニレンジアミン,1,4一ジアミノアントラキノン,2,6−ジアミノピリジン,1,5−ジヒドロキシナフタレン,トルエンー2,5−ジアミン,トルエンー3,4−ジアミン,ニトロパラフェニレンジアミン,パラアミノフェノール,パラニトロオルトフェニレンジアミン,パラフェニレンジアミン,パラメチルアミノフェノール,ピクラミン酸,ピクラミン酸ナトリウム,N,′N−ビス(4−アミノフェニル)−2,5−ジアミノー1,−4−キノンジイミン,5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)一2−メチルフェノール,N−フェニルパラフェニレンジアミン,メタアミノフェノール,メタフェニレンジアミン,硫酸5−アミノオルトクレゾール,硫酸2−アミノ−5−ニトロフェノール,硫酸オルトアミノフェノール,硫酸オルトクロルパラフェニレンジアミン,硫酸4,4′−ジアミノジフェニルアミン,硫酸2,4−ジアミノフェノール,硫酸トルエンー2,5−ジアミン,硫酸ニトロパラフェニレンジアミン,硫酸パラアミノフェノール,硫酸パラニトロオルトフェニレンジアミン,硫酸パラニトロメタフェニレンジアミン,硫酸パラフェニレンジアミン,硫酸パラメチルアミノフェノール,硫酸メタアミノフェノール,硫酸メタフェニレンジアミン,カテコール,ジフェニルアミン,α−ナフトール,ヒドロキノン,ピロガロール,フロロログルシン,没食子酸,レゾルシン,タンニン酸,2−ヒドロキシ−5−ニトロ−2′,4′−ジアミノアゾベンゾゼン−5′−スルホン酸ナトリウム,ヘマテインなど。
(32)香料
ジャコウ,シベット,カストリウム,アンバーグリスなどの天然動物性香料、アニス精油,アンゲリカ精油,イランイラン精油,イリス精油,ウイキョウ精油,オレンジ精油,カナンガ精油,カラウェー精油,カルダモン精油,グアヤクウッド精油,クミン精油,黒文字精油,ケイ皮精油,シンナモン精油,ゲラニウム精油,コパイババルサム精油,コリアンデル精油,シソ精油,シダーウッド精油,シトロネラ精油,ジャスミン精油,ジンジャーグラス精油,杉精油,スペアミント精油,西洋ハッカ精油,大茴香精油,チュベローズ精油,丁字精油,橙花精油,冬緑精油,トルーバルサム精油,バチュリー精油,バラ精油,パルマローザ精油,檜精油,ヒバ精油,白檀精油,プチグレン精油,ベイ精油,ベチバ精油,ベルガモット精油,ペルーバルサム精油,ボアドローズ精油,芳樟精油,マンダリン精油,ユーカリ精油,ライム精油,ラベンダー精油,リナロエ精油,レモングラス精油,レモン精油,ローズマリー精油,和種ハッカ精油などの植物性香料、その他合成香料など。
(33)色素・着色剤
赤キャベツ色素,赤米色素,アカネ色素,アナトー色素,イカスミ色素,ウコン色素,エンジュ色素,オキアミ色素,柿色素,カラメル,金,銀,クチナシ色素,コーン色素,タマネギ色素,タマリンド色素,スピルリナ色素,ソバ全草色素,チェリー色素,海苔色素,ハイビスカス色素,ブドウ果汁色素,マリーゴールド色素,紫イモ色素,紫ヤマイモ色素,ラック色素,ルチンなど。
(34)甘味料
砂糖,甘茶,果糖,アラビノース,ガラクトース,キシロース,マンノース,麦芽糖,蜂蜜,ブドウ糖,ミラクリン,モネリンなど。
(35)栄養強化剤
貝殻焼成カルシウム,シアノコラバミン,酵母,小麦胚芽,卵黄粉末,ヘミセルロース,ヘム鉄など。
(36)乳製品
牛乳,チーズ,生クリーム,バター,マーガリン,粉乳,ホエー,練乳など。
その他、保湿剤、ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、キレート剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、安定化剤、乳化剤、動・植物性蛋白質又はその分解物、動・植物性多糖類又はその分解物、動・植物性糖蛋白質又はその分解物、血流促進剤、消炎剤・抗アレルギー剤、細胞賦活剤、角質溶解剤、創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、口腔用剤、消臭・脱臭剤、苦味料、調味料、酵素などが上げられ、本発明のリパーゼ活性促進剤、保湿剤、美白剤又は接触皮膚炎抑制剤と今日までに知られているリパーゼ活性促進剤、保湿剤、美白剤又は接触皮膚炎抑制剤を有する成分との併用によっては、相加的又は相乗的なリパーゼ活性促進作用、保湿作用、美白作用又は抗炎症作用が期待できる。
又、本発明のリパーゼ活性促進剤、保湿剤、美白剤又は接触皮膚炎抑制剤、更に皮膚外用剤又は浴用剤、飲食品の剤型は任意であり、アンプル状、カプセル状、粉末状、顆粒状、丸剤、錠剤状、固形状、液状、ゲル状、気泡状、乳液状、クリーム状、軟膏状、シート状などの医薬品類、医薬部外品類、皮膚・頭髪用化粧品類又は浴用剤、飲食品に配合して用いることができる。
具体的には、例えば、内用・外用薬用製剤、化粧水、乳液、クリーム、軟膏、ローション、オイル、パックなどの基礎化粧料、洗顔料や皮膚洗浄料、シャンプー、リンス、ヘアートリートメント、ヘアクリーム、ポマード、ヘアスプレー、整髪料、パーマ剤、ヘアートニック、染毛料、育毛・養毛料などの頭髪化粧料、ファンデーション、白粉、おしろい、口紅、頬紅、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、眉墨、まつ毛などのメークアップ化粧料、美爪料などの仕上げ用化粧料、香水類、浴用剤、その他、歯磨き類、口中清涼剤・含嗽剤、液臭・防臭防止剤、衛生用品、衛生綿類、ウエットティシュなどが上げられ、その他、一般的な飲食品類への使用も可能である。
尚、本発明のサイザル抽出物含有リパーゼ活性促進剤、保湿剤、美白剤又は接触皮膚炎抑制剤、皮膚外用剤又は浴用剤、飲食品への添加の方法については、予め加えておいても、製造途中で添加しても良く、作業性を考えて適宜選択すれば良い。
以下に、製造例、試験例、処方例を上げて説明するが、本発明がこれらに制約されるものではない。
(製造例1)
リュウゼツラン、サイザル、それぞれ100gを精製水(約80℃)にて約6時間加温抽出し、室温にて1昼夜抽出した後、濾過して抽出液(乾燥固形分:約0.4〜1.6重量%)を約1.0kg得る。
(製造例2)
リュウゼツラン、サイザル、それぞれ100gを50%エタノール溶液又は50%1,3-ブチレングリコール溶液、又は60%プロピレングリコール溶液、又は精製水(約30℃)に浸漬し、室温にて4昼夜抽出した後、濾過して抽出液(乾燥固形分:約0.4〜1.6重量%)を約1.0kg得る。
(試験1)
リパーゼ活性促進作用の評価脂肪分解過程において、トリアシルグリセロールが脂肪酸とグリセリンに分解されるが、この分解反応はリパーゼによって行われ、従ってリパーゼ活性の促進は、脂肪の減少の指標となる。また、リパーゼの活性化には、脂肪細胞内でのc-AMPを介する多段階の反応が関与していると考えられている。尚、本試験では、製造例1〜2で得られた抽出液について、ヒト血中リパーゼの定量反応を指標としたリパーゼ活性値を測定して検討した。
(試験方法)
a.試料本発明の製造例1〜2で得られた抽出液を50%濃度に調製して試験に供した。
b.皮膚抽出液モルモット背部皮膚1gに生理食塩水10mlを加え、超音波にて抽出を行い、遠心分離(12000rpm、15分間)にて得られた上清を皮膚抽出液とした。
c.酵素リパ−ゼ酵素リパ−ゼ(豚膵臓由来/シグマ社製)は、0.2unitsになるよう調整した。
d.リパーゼ活性の測定試料30%、皮膚抽出液20%、0.2unitsリパ−ゼ50%の混合液を検体とし、リパ−ゼキットS(大日本製薬株式会社製)の試験法に従い試験を行った。 尚、対照として、試料の代わりに、精製水及び各種の抽出溶媒濃度を用い、各試料、対照について反応停止後に基質を添加する盲検との呈色の差により、対照を100%と設定し、次式(数1)によりリパーゼ活性促進率(=リパーゼ活性促進作用)を求めた。
(試験結果)表1のごとく、本発明のサイザル抽出物はリパーゼ活性促進作用を有することが確認された。
(試験2)保湿試験(試験方法及び評価方法)
1)表皮角層水分量測定装置(高周波 IMPERDANCE METER model IB 335, アイ・ビイ・エス株式会社製)を使用し、外周直径6mm,中心直径1mmの電極で皮膚の電気伝導度を測定した。測定部位は前腕屈側内側とし、測定部位の電気伝導度をあらかじめ測定する。次に測定部位に各試料約1mlを塗布し、30秒後に余剰の試料を除去し、直後より30秒毎の電気伝導度を19分間測定し、保湿試験を行った。尚、保湿試験の試料は本発明の製造例1〜2で得られた抽出液を50%濃度に調製して試験に供した。又、試験条件は、温度:22〜24℃、相対湿度:50〜52%、結果を図1に示した。
(試験結果)図1の通り、本発明のサイザル抽出物は精製水に比べ、保湿作用を有することが確認された。
(試験3)保湿試験(試験方法及び評価方法)
1)経表皮水分喪失量測定装置(TEWAMETER TM210 COURAGE+KHAKA ElctonicGmbH製ドイツ)を使用し、人の左前腕屈側に試料1mlづつを塗布し、30秒後に拭き取る。拭き取った後、約10分後より経表皮水分喪失量測定装置を用いて測定を始め、2秒間隔で、1分30秒間測定し全数値の平均値を求めた。尚、それぞれのブランクは、試料塗布前に同条件にて測定し、塗布前後の差を水分変化量として。結果を図2に示した。尚、試験条件は、温度:22〜24℃、相対湿度:50〜52%に調節した。
(試験結果)図2の通り、本発明のサイザル抽出物は精製水に比べ、水分蒸散量が抑えられており、保湿作用を有することが確認された。
(試験4)メラニン生成抑制試験(試験方法及び評価方法)
a.細胞及び培養条件細胞はB16マウスメラノーマ細胞を用いた。培養液には10%ウシ胎児血清(GIBCO BRL)を含むMEM培地(GIBCO BRL)を使用し、5%CO2、37℃の条件で培養した。
b.試料尚、保湿試験の試料は本発明の製造例1〜2で得られた抽出液(固形分濃度0.5%)を用い、試験に供した。又、比較用試料として、アルブチン(Sigma)、アスコルビン酸(キシダ化学)を同様の条件で調製し、試験に用いた。
C. 測定1×105個のB16メラノーマ細胞を、60mmプラスティックシャーレに植え込み、24時間前培養を行った。その後、新鮮な培地に置換し、試料を添加する。細胞は3日間培養したのち、トリプシン処理によって回収した。回収した細胞は5%TCA、エーテル/エタノール混液、無水エーテルにて非メラニン物質を除去した後、1NNaOH、10%DMSO液に溶解し、420nmの吸光度を測定し、メラニン量(メラニン生成抑制作用)とした。尚、結果は図3に示した。
(試験結果)図3の通り、本発明のサイザル抽出物はアルブチン、アスコルビン酸と比較し、同等又はそれ以上の高いメラニン生成抑制作用を有することが確認され、よって、美白剤として利用ができる。
(試験5)接触皮膚炎抑制試験
接触皮膚炎反応においては、抗原によって感作されたTリンパ球は、再び同一抗原に接触すると、マクロファージやリンパ球を活性化させる種々のリンホカインを放出し、炎症反応を引き起こす。従って、再び同一抗原に対して起こる一連の炎症反応を抑制するような物質は遅延型アレルギー剤としての利用が期待できる。本試験では、製造例1〜2で得られた抽出液を含有する親水ワセリン軟膏を処方し、中村らの方法(日薬理誌,76,595(1980))に準じて、パラフェニレンジアミン誘発接触皮膚炎反応に対する、その作用の検討を行った。
(試験方法)
a.試料抽出液は減圧下で溶媒を留去して濃縮後、固形分濃度に換算して10重量%になる量を含有する親水ワセリン軟膏を常法により製造、使用した。
b.浮腫腫脹率の測定まず、マウス(BALB/c雌性マウス:約8週齢)の剪毛腹部皮膚に2.5%パラフェニレンジアミン/アセトン:オリーブ油=4:1(以下、PPD)を0.1mlを3日間連続塗布して感作を行い、5日後被験薬物20mgを1時間間隔で3回片側耳介に塗布した。最終塗布1時間後に、被験薬物を十分拭き取り、その耳介にPPDを20μlを塗布し惹起した。惹起17時間後再び被験薬物を1時間間隔で2回惹起した耳介に塗布し、次に、惹起19時間後に被験薬物を十分拭き取り、惹起24時間後に両側耳介をパンチにて一定面積(直径5.0mm)取り、その重量を測定した。尚、判定は未処理の片側耳介の重量の差より腫脹率を測定し、対照群と比較し皮膚炎の抑制率を求め、接触皮膚炎抑制試験を行った。尚、試験にはマウスを8〜9匹使用した。
(試験結果)表2のごとく、本発明のサイザル抽出物は、接触皮膚炎抑制作用を有することが確認された。
(試験6)安全性試験(1)
皮膚一次刺激性試験製造例1〜2によって得られたリュウゼツラン、サイザル抽出物を乾燥固形分濃度が約1.0W/V%となるように精製水にて調製し、背部を剪毛した日本白色家兎(雌性,1群3匹,体重2.3kg前後)の皮膚に適用した。判定は、適用後24,48,72時間に一次刺激性の評点法にて紅斑及び浮腫を指標として行った。その結果は、すべての動物において、何等、紅斑及び浮腫を認めず陰性と判定された。
(試験7)安全性試験(2)
皮膚累積刺激性試験同様に製造例1〜2によって得られたリュウゼツラン、サイザル抽出物を乾燥固形分濃度が約1.0W/V%となるように精製水にて調製し、側腹部を剪毛したハートレー系モルモット(雌性,1群3匹,体重320g前後)の皮膚に1日1回、週5回,0.5ml/匹を塗布した。塗布は2週に渡って行い、剪毛は各週の最終塗布日に行った。判定は、各塗布日及び最終塗布日の翌日に一次刺激性の評点法にて紅斑及び浮腫を指標として行った。その結果は、すべての動物において、2週間に渡って何等、紅斑及び浮腫を認めず陰性と判定された。
(試験8)安全性試験(3)
急性毒性試験同様に製造例1〜2によって得られたリュウゼツラン、サイザル抽出物を減圧濃縮・乾燥して得られた粉末(乾燥固形分約1.0W/V%)を試験前、4時間絶食させたddy系マウス(雄性及び雌性,1群5匹,5週齢)に2000mg/kg量経口投与し、毒性症状の発現、程度などを経時的に観察した。その結果、すべてのマウスにおいて14日間何等異状を認めず、又、解剖の結果も異状がなかった。よって、LD50は2000mg/kg以上と判定された。
(処方例)各種リパーゼ活性促進剤、保湿剤、美白剤、接触皮膚炎抑制剤、皮膚外用剤又は浴用剤、飲食品の製造
上記の評価結果に従い、以下にその処方例を示すが、処方例は各製品の製造における常法により製造したもので良く、配合量のみを示した。又、本発明はこれらに限定されるわけではない。
(処方例1)乳液
重量%
1.スクワラン 5.0
2.オリーブ油 5.0
3.ホホバ油 5.0
4.セチルアルコール 1.5
5.グリセリンモノステアレート 2.0
6.ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 3.0
7.ポリオキシエチレン(20)ソオルビタンモノオレート 2.0
8.1,3−ブチレングリコール 1.0
9.グリセリン 2.0
10.A:リュウゼツラン熱水抽出液
B:サイザル熱水抽出液
※A,B何れか1種の抽出液 5.0
11.香料,防腐剤 適量
12.精製水 100とする残余
(処方例2)シャンプー
重量%
1.ラウリル硫酸トリエタノールアミン 5.0
2.ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム12.0
3.1,3−ブチレングリコール 4.0
4.ラウリン酸ジエタノールアミド 2.0
5.エデト酸二ナトリウム 0.1
6.サイザル50%1,3−ブチレングリコール抽出液 10.0
7.香料,防腐剤 適量
8.精製水 100とする残余
(処方例3)ボディーソープ
重量%
1.ラウリン酸カリウム 15.0
2.ミリスチン酸カリウム 5.0
3.プロピレングリコール 5.0
4.サイザル50%エタノール抽出液 5.0
5.リュウゼツラン50%プロピレングリコール抽出液 5.0
6.pH調整剤 適量
7.防腐剤 適量
8.精製水 100とする残余
(処方例4)ヘアーリキッド
重量%
1.エタノール 29.0
2.ポリオキシプロピレンブチルエーテルリン酸 10.0
3.ポリオキシプロピレンモノブチルエーテル 5.0
4.トリエタノールアミン 1.0
5.A:リュウゼツラン50%エタノール抽出液
B:サイザル50%エタノール抽出液
※A,B何れか1種の抽出液 3.0
6.防腐剤 適量
7.精製水 100とする残余
(処方例5)ヘアートニック
重量%
1.エタノール 40.0
2.オレイン酸エチル 1.0
3.ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 2.0
4.A:リュウゼツラン50%エタノール抽出液
B:サイザル50%エタノール抽出液
※A,B何れか1種の抽出液 5.0
5.精製水 100とする残余
(処方例6)顆粒浴用剤
重量%
1.炭酸水素ナトリウム 60.0
2.無水硫酸ナトリウム 30.0
3.ホウ砂 3.0
4.A:リュウゼツラン50%1,3−ブチレングリコール抽出液
B:サイザル熱水抽出液
※A,B何れか1種の抽出液 7.0
(処方例7)めんつゆ液 重量%
1.醤油 80.0
2.黒酢 2.0
3.ブドウ糖 15.0
4.グルタミン酸ソーダ 2.0
5.サイザル熱水抽出粉末 1.0
(処方例8)うどん又はそば 重量%
1.小麦粉又はそば粉 96.0
2.食塩 1.0
3.サイザル熱水抽出粉末 3.0
(処方例9)パン 重量%
1.小麦粉 91.0
2.食塩 0.7
3.ブドウ糖 6.8
4.A:リュウゼツラン熱水抽出粉末
B:サイザル熱水抽出粉末
※A,B何れか1種の抽出粉末 1.5
(処方例10)クッキー 重量%
1.牛乳 65.0
2.全卵 14.0
3.砂糖 15.0
4.コンスターチ 4.1
5.食塩 0.4
6.サイザル熱水抽出粉末 1.5
7.香料 適量
(処方例11)飲料 重量%
1.ブドウ糖液糖 33.0
2.グレープフルーツ果汁 62.0
3.リュウゼツラン熱水抽出粉末 2.5
4.サイザル熱水抽出粉末 2.0
5.香料 0.5
6.酸味料 適量
(処方例12)ガム 重量%
1.メントールミクロン 31.0
2.グレープフルーツフレーバー 65.0
3.リュウゼツラン熱水抽出液 2.0
4.サイザル熱水抽出液 2.0
(処方例13)みそ汁 重量%
1.豆腐 45.0
2.油揚げ 2.5
3.ニンジン 5.0
4.ゴボウ 5.0
5.赤味噌 15.0
6.A:リュウゼツラン熱水抽出粉末
B:サイザル熱水抽出粉末
※A,B何れか1種の抽出粉末 5.0
7.かつおだし 100とする残余
(試験9)使用効果試験
本発明の皮膚外用剤又は浴用剤を実際に使用した場合の効果について検討を行った。使用テストは脂性の肌やニキビ・湿疹で悩む15〜30歳の20名をパネラーとし、毎日、朝と夜の2回、洗顔後に処方例1の乳液の適量を顔面に3ヶ月に渡って塗布することにより行った。又、頭皮や髪の生え際に同様の皮膚疾患が見られる20名(15〜30歳)についても、毎日の洗髪後、処方例5のヘアートニックの適量を頭皮に2ヶ月に渡って塗布することにより使用テストを実施した。
更に、処方例6の浴用剤についても、脂性の肌やニキビ・湿疹で悩む15〜30歳の20名を対象に、3ヶ月間、必ず1日1回適量の浴用剤を溶解させた浴湯に入浴してもらい、使用テストを実施した。対照には、乳液,ヘアートニック,浴用剤から本発明の植物抽出物を除いたものを同様な方法にて処方したものを用いた。又、評価方法は下記の基準にて行い、結果は表3〜5の通りで表中の数値は人数を表す。尚、使用期間中に皮膚又は頭皮の異常を訴えた者はなかった。
「皮膚(頭皮)疾患改善効果」
有 効:脂性の肌やニキビ・湿疹が改善された。
やや有効:脂性の肌やニキビ・湿疹がやや改善された。
無 効:使用前と変化なし。
(試験結果)
表3〜5の結果より、本発明のサイザル抽出物含有皮膚外用剤又は浴用剤の使用は、脂性の肌やニキビ・湿疹などの皮膚疾患の改善に対して、良好な効果が確認された。
(試験10)使用効果試験
本発明の植物抽出物を含有する食品を実際に使用した場合の効果について検討を行った。使用テストは脂性の肌やニキビ・湿疹で悩む15〜30歳の10名をパネラーとし、毎日、朝食時に1回、処方例13のみそ汁を必ず一杯(約150cc)、3ヶ月に渡って飲用してもらった。
対照には、みそ汁から本発明の植物抽出物を除いたものを同様な方法にて処方したものを用いた。又、評価方法は下記の基準にて行い、結果は表6の通りで表中の数値は人数を表す。尚、使用期間中に皮膚又は頭皮の異常を訴えた者はなかった。
「皮膚疾患改善効果」
有 効:脂性の肌やニキビ・湿疹が改善された。
やや有効:脂性の肌やニキビ・湿疹がやや改善された。
無 効:使用前と変化なし。
(試験結果)
表6の結果より、本発明のサイザル抽出物含有飲食品の使用は、脂性の肌や湿疹・ニキビなどの皮膚疾患の改善に対して、良好な効果が確認された。
(試験11)使用効果試験
本発明の皮膚外用剤又は浴用剤を実際に使用した場合の効果について検討を行った。使用テストは手荒れ・カユミ・赤みなどの炎症性皮膚疾患又は乾燥・カサツキ肌で悩む5〜50歳の20名をパネラーとし、毎日、朝と夜の2回、洗顔後に処方例1の乳液の適量を顔面に3ヶ月に渡って塗布することにより行った。又、頭皮や髪の生え際に同様の皮膚疾患が見られる20名(3〜45歳)についても、毎日の洗髪後、処方例5のヘアートニックの適量を頭皮に3ヶ月に渡って塗布することにより使用テストを実施した。
更に、処方例6の浴用剤についても、手荒れ・カユミ・赤みなどの炎症性皮膚疾患又は乾燥・カサツキ肌で悩む、1〜65歳の20名を対象に、3ヶ月間、必ず1日1回適量の浴用剤を溶解させた浴湯に入浴してもらい、使用テストを実施した。対照には、乳液,ヘアートニック,浴用剤から本発明の各種植物抽出物を除いたものを同様な方法にて処方したものを用いた。又、評価方法は下記の基準にて行い、結果は表7〜9の通りで表中の数値は人数を表す。尚、使用期間中に皮膚又は頭皮の異常を訴えた者はなかった。
「皮膚(頭皮)疾患改善効果」又は「保湿効果」
有 効:手荒れ・カユミ・赤みなどの炎症性皮膚疾患又は乾燥・カサツキ肌が改善された。
やや有効:手荒れ・カユミ・赤みなどの炎症性皮膚疾患及び乾燥・カサツキ肌がやや改善された。
無 効:使用前と変化なし。
(試験結果)
表7〜9の結果より、本発明のサイザル抽出物含有皮膚外用剤又は浴用剤の使用は、手荒れ・カユミ・赤みなどの炎症性皮膚疾患の改善、又は乾燥・カサツキ肌に対して保湿効果を与える良好な効果が確認された。
(試験12)使用効果試験
本発明の食品を実際に使用した場合の効果について検討を行った。使用テストは手荒れ・カユミ・赤みなどの炎症性皮膚疾患又は乾燥・カサツキ肌で悩む、5〜50歳の10名をパネラーとし、毎日、朝と夜の2回、処方例9のパン1個(1回約50g)を3ヶ月に渡って飲食してもらった。
対照には、パンから本発明の植物抽出物を除いたものを同様な方法にて処方したものを用いた。又、評価方法は下記の基準にて行い、結果は表10の通りで表中の数値は人数を表す。尚、使用期間中に異常を訴えた者はなかった。
「皮膚(頭皮)疾患改善効果」又は「保湿効果」
有 効:手荒れ・カユミ・赤みなどの炎症性皮膚疾患又は乾燥・カサツキ肌が改善された。
やや有効:手荒れ・カユミ・赤みなどの炎症性皮膚疾患及び乾燥・カサツキ肌がやや改善された。
無 効:使用前と変化なし。
(試験結果)
表10の結果より、本発明のサイザル抽出物含有皮飲食品の使用は、手荒れ・カユミ・赤みなどの炎症性皮膚疾患の改善、又は乾燥・カサツキ肌に対して保湿効果を与える良好な効果が確認された。
本発明のサイザル抽出物の表皮角層水分量を示した図である。 本発明のサイザル抽出物を経表皮水分喪失量測定装置を用いて、水分変化量を示した図である。 本発明のサイザル抽出物のメラニン量を示した図である。

Claims (5)

  1. サイザルの抽出物を含有することを特徴とするリパーゼ活性促進剤。
  2. サイザルの抽出物を含有することを特徴とする保湿剤。
  3. サイザルの抽出物を含有することを特徴とする美白剤。
  4. 請求項1〜3記載のリパーゼ活性促進剤、保湿剤、美白剤の内、何れか1種以上を配合することを特徴とする皮膚又は頭皮の脂肪の抑制又は脂性肌の皮膚疾患の予防あるいは治療又は身体の余分な脂肪を減少させるために用いる皮膚外用剤又は浴用剤。
  5. 請求項1〜3記載のリパーゼ活性促進剤、保湿剤、美白剤の内、何れか1種以上を配合することを特徴とする皮膚又は頭皮の脂肪の抑制又は脂性肌の皮膚疾患の予防あるいは治療又は身体の余分な脂肪を減少させるために用いる飲食品。
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