Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP4750449B2 - ポリイソシアネート製造装置 - Google Patents

ポリイソシアネート製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4750449B2
JP4750449B2 JP2005108593A JP2005108593A JP4750449B2 JP 4750449 B2 JP4750449 B2 JP 4750449B2 JP 2005108593 A JP2005108593 A JP 2005108593A JP 2005108593 A JP2005108593 A JP 2005108593A JP 4750449 B2 JP4750449 B2 JP 4750449B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrogen chloride
hydrochloric acid
chlorine
gas
supplied
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005108593A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006282642A (ja
Inventor
祐明 佐々木
功之 前場
宏典 高橋
隆夫 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2005108593A priority Critical patent/JP4750449B2/ja
Application filed by Mitsui Chemicals Inc filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to HUE06729334A priority patent/HUE027010T2/en
Priority to KR1020077022612A priority patent/KR101255869B1/ko
Priority to CN2010101809956A priority patent/CN101811990B/zh
Priority to EP06729334.0A priority patent/EP1867631B1/en
Priority to HUE12153655A priority patent/HUE025903T2/en
Priority to CN2006800105454A priority patent/CN101151243B/zh
Priority to EP12153655.1A priority patent/EP2468387B1/en
Priority to US11/597,756 priority patent/US7718145B2/en
Priority to PCT/JP2006/305344 priority patent/WO2006109416A1/ja
Priority to TW095110649A priority patent/TWI408151B/zh
Priority to TW101147112A priority patent/TWI484996B/zh
Publication of JP2006282642A publication Critical patent/JP2006282642A/ja
Priority to US12/539,655 priority patent/US8158086B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4750449B2 publication Critical patent/JP4750449B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

本発明は、ポリウレタンの原料となるポリイソシアネートの製造装置に関する。
ポリウレタンの原料として用いられるポリイソシアネートは、塩化カルボニルとポリアミンとをイソシアネート化反応させることにより、工業的に製造されている。
このようなイソシアネート化反応においては、ポリアミンから、対応するポリイソシアネートが生成されるとともに、塩化水素ガスが副生する。
そして、このように副生した塩化水素ガスを酸化して、塩素を工業的に製造することが知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
特開昭62−275001号公報 特開2000−272906号公報
塩化カルボニルとポリアミンとをイソシアネート化反応させ、副生する塩化水素ガスを酸素で酸化して塩素を製造し、得られた塩素と一酸化炭素とで塩化カルボニルを製造し、イソシアネート化反応に供することにより、ポリイソシアネートの製造を試みたところ、ポリイソシアネート反応槽が、種々の理由により変動した場合、副生する塩化水素ガスの量が変動することがある。副生する塩化水素ガスの量等が変動すると、塩化水素ガスを酸化する工程に供給される塩化水素ガスの量が変動する。流動層反応型反応装置で塩化水素ガスの酸化をする場合、循環ガス量が多いため、塩化水素ガスの量が変動しても、流動層反応器の安定性に特に影響はないが、固定床反応槽で反応する場合、循環ガスは流動層反応器に比較して著しく少なく、場合によってはガス循環をしないで運転することもある。このため、反応器への供給する塩化水素ガスの量の変動は反応器内部状況を変動させることになる。固定床反応装置は原料ガスの変動によりホットスポットが発生したりするため反応器に供給する原料ガスは、安定化させることが望まれている。
イソシアネート化反応槽等に変動があっても、塩化水素ガスを効率的に処理することが望まれている。
本発明の目的は、副生した塩化水素から塩素を安定して製造することができながら、塩化カルボニルとポリアミンとを安定して反応させることができ、しかも、副生した塩化水素ガスを効率的に処理することのできる、ポリイソシアネート製造装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のポリイソシアネート製造装置は、塩化カルボニルとポリアミンとを反応させてポリイソシアネートを製造するポリイソシアネート製造手段と、前記ポリイソシアネート製造手段において副生した塩化水素が供給され、塩化水素を精製する塩化水素精製手段と、前記塩化水素精製手段において精製された塩化水素が供給され、塩化水素を酸化して、塩素を製造する塩素製造手段と、前記塩化水素精製手段に対して前記塩素製造手段と並列的に接続され、前記塩化水素精製手段において精製された塩化水素が供給され、塩化水素を水に吸収させて、塩酸を製造する塩酸製造手段と、前記塩化水素精製手段から前記塩酸製造手段へ供給される塩化水素の供給量を調節する第1調節手段と、前記塩化水素精製手段から前記塩素製造手段へ供給される塩化水素の供給量を調節する第2調節手段と、前記塩化水素精製手段から前記塩素製造手段へ供給される塩化水素の供給量が一定となるように、前記第2調節手段を制御し、前記塩化水素精製手段内の圧力が一定となるように、前記第1調節手段を制御する制御手段とを備えていることを特徴としている。
このポリイソシアネート製造装置によると、制御手段によって、第2調節手段を制御して、塩化水素精製手段から塩素製造手段へ供給される塩化水素の供給量を一定にし、第1調節手段を制御して、塩化水素精製手段内の圧力が一定となるように、塩化水素精製手段から塩酸製造手段へ供給される塩化水素の供給量を調節する。そのため、塩素製造手段へ安定して塩化水素を供給することができながら、余剰の塩化水素を塩化水素精製手段から塩酸製造手段へ供給することにより、塩化水素精製手段内の圧力を一定にすることができる。その結果、副生した塩化水素から塩素を安定して製造することができながら、塩化水素精製手段内の圧力、ひいては、ポリイソシアネート製造手段内の圧力を一定にすることができ、これによって、塩化カルボニルとポリアミンとを安定して反応させることができ、しかも、副生した塩化水素ガスを効率的に処理することができる。
また、このポリイソシアネート製造装置では、前記塩酸製造手段には、前記塩素製造手段における未酸化の塩化水素および塩酸が供給されることが好適である。
塩素製造手段における未酸化の塩化水素、および、塩素製造手段において生成した塩酸を、排出することなく塩酸製造手段に供給すれば、より効率的に塩酸を製造することができ、余剰の塩化水素の有効利用を図ることができる。
また、このポリイソシアネート製造装置では、前記塩酸製造手段は、製造される塩酸の濃度を調節するための塩酸濃度調節手段を備えていることが好適である。
塩酸濃度調節手段によって、製造される塩酸の濃度を調節すれば、品質の安定した塩酸を製造することができる。
本発明のポリイソシアネート製造装置によれば、副生した塩化水素から塩素を安定して製造することができながら、ポリイソシアネート製造手段内の圧力を一定にすることができ、これによって、塩化カルボニルとポリアミンとを安定して反応させることができ、しかも、副生した塩化水素ガスを効率的に処理することができる。
図1は、本発明のポリイソシアネート製造装置の一実施形態を示す概略構成図である。
図1において、このポリイソシアネート製造装置1は、塩化カルボニル製造用反応槽2、ポリイソシアネート製造手段としてのイソシアネート化反応槽3、塩化水素精製手段としての塩化水素精製塔4、第1無害化処理手段および塩酸製造手段としての塩化水素吸収塔5、塩素製造手段としての塩化水素酸化槽6、および、第2無害化処理手段としての除害塔7を備えている。
塩化カルボニル製造用反応槽2は、塩素(Cl2)と一酸化炭素(CO)とを反応させて、塩化カルボニル(COCl2)を製造するための反応槽であれば、特に制限されず、例えば、活性炭触媒を充填した固定床式反応器などから構成される。また、塩化カルボニル製造用反応槽2は、接続ライン8を介して、イソシアネート化反応槽3と接続されている。
塩化カルボニル製造用反応槽2には、原料として、塩素ガスおよび一酸化炭素ガスが、一酸化炭素/塩素(モル比)が1.01/1〜10/1となる割合で、供給される。塩素が過剰に供給されると、イソシアネート化反応槽3において、過剰の塩素によってポリイソシアネートの芳香環や炭化水素基がクロル化される場合がある。
塩素ガスおよび一酸化炭素ガスの供給量は、ポリイソシアネートの製造量や副生する塩化水素ガスの副生量によって、適宜設定される。
そして、塩化カルボニル製造用反応槽2では、塩素と一酸化炭素とが反応して、塩化カルボニルが生成する。この反応では、塩化カルボニル製造用反応槽2を、例えば、0〜250℃、0〜5MPa−ゲージに設定する。
得られた塩化カルボニルは、塩化カルボニル製造用反応槽2において、適宜、冷却により液化して液化状態としてもよく、適宜の溶媒に吸収させて溶液とすることもできる。得られた塩化カルボニルは、その中の一酸化炭素を除去して、必要に応じて塩化カルボニル製造用反応槽2に再供給する。
塩化カルボニルを液化状態とすれば、塩化カルボニル中の一酸化炭素濃度を低減することができるので、後述する塩化水素酸化反応において、塩化水素ガスの塩素への転換率を向上させることができる。なお、塩化カルボニルを液化するには、塩化カルボニル製造用反応槽2において、例えば、上記した固定床式反応器の下流側に凝縮器を設けて、その凝縮器により、得られた塩化カルボニルを液化する。また、この液化においては、塩化カルボニル中の一酸化炭素濃度を、好ましくは、1重量%以下にする。
そして、得られた塩化カルボニルは、接続ライン8を介して、イソシアネート化反応槽3に供給される。
イソシアネート化反応槽3は、塩化カルボニルとポリアミンとをイソシアネート化反応させて、ポリイソシアネートを製造するための反応槽であれば、特に制限されず、例えば、攪拌翼が装備された反応器や多孔板を有する反応塔が用いられる。また、好ましくは、多段槽として構成される。また、イソシアネート化には、適宜ポリイソシアネートに対して不活性な溶媒やガスが用いられる。イソシアネート化反応槽3は、接続ライン9を介して、塩化水素精製塔4に接続されている。
イソシアネート化反応槽3には、原料として、塩化カルボニル製造用反応槽2から接続ライン8を介して塩化カルボニルが供給されるとともに、ポリアミンが供給される。
塩化カルボニルは、塩化カルボニル製造用反応槽2から、ガスのまま、あるいは、上記したように、液化状態や溶液状態で、塩化カルボニル/ポリアミン(モル比)が、2/1〜60/1となる割合で、供給される。
ポリアミンは、ポリウレタンの製造に用いられるポリイソシアネートに対応するポリアミンであって、特に制限されず、例えば、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート(MDI)に対応するポリメチレンポリフェニレンポリアミン(MDA)、トリレンジイソシアネート(TDI)に対応するトリレンジアミン(TDA)などの芳香族ジアミン、例えば、キシリレンジイソシアネート(XDI)に対応するキシリレンジアミン(XDA)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)に対応するテトラメチルキシリレンジアミン(TMXDA)などの芳香脂肪族ジアミン、例えば、ビス(イソシアナトメチル)ノルボルナン(NBDI)に対応するビス(アミノメチル)ノルボルナン(NBDA)、3−イソシアナトメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート(IPDI)に対応する3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルアミン(IPDA)、4,4'−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)(H12MDI)に対応する4,4'−メチレンビス(シクロヘキシルアミン)(H12MDA)、ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン(H6XDI)に対応するビス(アミノメチル)シクロヘキサン(H6XDA)などの脂環族ジアミン、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)に対応するヘキサメチレンジアミン(HDA)などの脂肪族ジアミン、および、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート(クルードMDI、ポリメリックMDI)に対応するポリメチレンポリフェニルポリアミンなどから、適宜選択される。
このポリイソシアネート製造装置1は、芳香族ジアミンやポリメチレンポリフェニルポリアミンから、芳香族ジイソシアネートやポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートを製造するのに適している。
ポリアミンは、直接供給してもよいが、好ましくは、予め溶媒に溶解して、5〜50重量%の溶液として供給する。
溶媒としては、特に制限されないが、例えば、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、例えば、クロロトルエン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素、例えば、酢酸ブチル、酢酸アミルなどのエステル類、例えば、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトンなどのケトン類などが挙げられる。好ましくは、クロロベンゼンまたはジクロロベンゼンが挙げられる。
そして、イソシアネート化反応槽3では、塩化カルボニルとポリアミンとがイソシアネート化反応して、ポリイソシアネートが生成し、塩化水素ガス(HClガス)が副生する。このイソシアネート化反応では、イソシアネート化反応槽3に、上記したようにポリアミンとともに、あるいは別途単独で、上記した溶媒を加えて、例えば、0〜250℃、0〜5MPa−ゲージに設定する。
得られたポリイソシアネートは、脱ガス、脱溶媒、タールカットなどの後処理をした後、精製し、ポリウレタンの原料として提供される。
また、副生した塩化水素ガスは、接続ライン9を介して、飛沫同伴する溶媒や塩化カルボニルとともに塩化水素精製塔4に供給される。
塩化水素精製塔4は、副生した塩化水素ガスを、飛沫同伴する溶媒や塩化カルボニルと分離して精製できれば、特に制限されず、例えば、凝縮器を装備したトレー塔や充填塔などから構成される。
また、塩化水素精製塔4は、第1塩化水素ガス接続ライン10を介して塩化水素吸収塔5に接続されている。また、塩化水素精製塔4は、第2塩化水素ガス接続ライン11を介して塩化水素酸化槽6に接続されている。また、塩化水素精製塔4は、第3塩化水素ガス接続ライン12を介して除害塔7に接続されている。
また、塩化水素精製塔4から塩化水素吸収塔5へ塩化水素ガスを供給する第1塩化水素ガス接続ライン10の途中には、その塩化水素ガスの供給量を調節する第1調節手段としての圧力制御弁22が介装されている。また、塩化水素精製塔4から塩化水素酸化槽6へ塩化水素ガスを供給する第2塩化水素ガス接続ライン11の途中には、その塩化水素ガスの供給量を調節する第1開閉手段である第2調節手段としての流量制御弁23が介装されている。また、塩化水素精製塔4から除害塔7へ塩化水素ガスを供給する第3塩化水素ガス接続ライン12の途中には、第2開閉手段である弁24が介装されている。また、第3塩化水素ガス接続ライン12の途中には、弁24の上流側において流量計33が介装されている。また、塩化水素精製塔4には、塔内の圧力を検知するための異常検知手段としての圧力センサ25が設けられており、塔内の圧力が、例えば、0.05〜0.6MPaに保持されている。
また、圧力制御弁22、流量制御弁23、弁24、流量計33および圧力センサ25は、制御手段としての塩化水素ガス制御部32に接続されている。なお、流量制御弁23、弁24および塩化水素ガス制御部32によって接続切替手段が構成されている。塩化水素ガス制御部32には、圧力センサ25からの塩化水素精製塔4内の圧力が入力される。
そして、圧力センサ25によって検知される塩化水素精製塔4内の圧力が、所定レベル(例えば、0.6MPa)以下であれば、塩化水素ガス制御部32は、塩化水素酸化槽6が正常であると判断して、流量制御弁23を制御して、塩化水素精製塔4に対して塩化水素酸化槽6を接続し、弁24を制御して、塩化水素精製塔4に対して除害塔7を遮断する。一方、塩化水素酸化槽6の異常により流量制御弁23の遮断や流量制御弁23の開度を急激に低下させて流量計33の流量が急激に低下した場合、イソシアネート反応槽3から副生する塩化水素ガスの量が塩化水素吸収塔5の処理能力を超え、それに伴い塩化水素精製塔4内の圧力が、所定レベル(例えば、0.6MPa)を超えれば、弁24を制御して、塩化水素精製塔4に対して除害塔7を接続する。
塩化水素精製塔4では、塩化カルボニルを、凝縮器で凝縮させたり、溶媒によって吸収させることにより、塩化カルボニルを塩化水素ガスから分離し、また、必要に応じて塩化水素ガス中の微量な溶媒を活性炭などの吸着により、塩化水素ガスから分離する。
塩化水素精製塔4において、好ましくは、塩化水素ガス中の有機物の濃度を、1重量%以下、好ましくは、100ppm以下にし、かつ、塩化水素ガス中の一酸化炭素の濃度を、10容量%以下、好ましくは、3容量%以下にする。塩化水素ガス中の不純物を、このレベルに低減することにより、後述する塩化水素酸化反応において、触媒の活性低下や部分失活などの触媒に対する悪影響を低減または予防することができる。また、原単位の向上や塩化水素酸化反応の向上や、塩化水素酸化槽6における温度分布の均一化などを達成することができ、塩化水素酸化槽6を安定化させることができる。さらに、塩化水素ガスの塩素への転換率を向上させることができる。
そして、精製された塩化水素ガスは、塩化水素酸化槽6が正常であるときには、塩化水素精製塔4に対して、塩化水素酸化槽6および塩化水素吸収塔5が並列的に接続されているので、その大部分が第2塩化水素ガス接続ライン11を介して塩化水素酸化槽6に供給され、余剰が塩化水素吸収塔5に排出される。なお、塩化水素酸化槽6に供給される塩化水素ガスと、塩化水素吸収塔5に排出される塩化水素ガスとの割合は、塩化水素酸化槽6での塩素製造能力や塩化水素吸収塔5での塩酸製造能力に基づいて、適宜決定される。
塩化水素酸化槽6は、塩化水素ガスを酸化して、塩化水素酸化反応によって塩素(Cl2)を製造するための反応槽であれば、特に制限されず、例えば、触媒として酸化クロムを用いる流動床式反応器や、触媒として酸化ルテニウムを用いる固定床式反応器などから構成される。また、塩化水素酸化槽6は、再供給ライン13を介して塩化カルボニル製造用反応槽2に接続されるとともに、塩酸接続ライン14を介して塩化水素吸収塔5に接続されている。
塩化水素酸化槽6を、流動床式反応器から構成する場合には、例えば、特開昭62−275001号公報に準拠して、塩化水素ガス中の塩化水素1モルに対して、0.25モル以上の酸素を供給して、酸化クロムの存在下、0.1〜5MPa−ゲージ、300〜500℃で反応させる。塩化水素ガスの供給量は、例えば、0.2〜1.8Nm3/h・kg−触媒である。
また、塩化水素酸化槽6を、固定床式反応器から構成する場合には、例えば、特開2000−272906号公報に準拠して、塩化水素ガス中の塩化水素1モルに対して、0.25モル以上の酸素を供給して、ルテニウム含有触媒の存在下、0.1〜5MPa、200〜500℃で反応させる。
そして、塩化水素酸化槽6では、塩化水素ガスが酸素(O2)によって酸化され、塩素が生成し、水(H2O)が副生するため、塩素と塩酸(塩化水素の水溶液:HCl/H2O)とが生成される。この酸化反応において、塩化水素ガスの塩素への変換率は、例えば、60%以上、好ましくは、70〜95%である。
そして、このポリイソシアネート製造装置1では、塩化水素酸化槽6において得られた塩素が、再供給ライン13を介して、塩化カルボニル製造用反応槽2に供給され、塩化カルボニル製造用反応槽2において、塩化カルボニルを製造するための原料として用いられる。このように、得られた塩素を、塩化カルボニルの原料として再利用すれば、塩素を、ポリイソシアネート製造装置1の系外に排出することなく、循環使用することができるので、副生した塩化水素ガスを、有効利用できると同時に、環境への負荷を低減することができる。
なお、このポリイソシアネート製造装置1では、塩化カルボニル製造用反応槽2には、塩化水素酸化槽6から再供給ライン13を介して供給される塩素(再生塩素)以外に、別途原料として用意されている塩素(追加塩素)が、必要に応じて供給される。追加塩素は、外部から購入してもよく、あるいは、電解法などによる独立した塩素製造設備を設備して、その設備から供給することもできる。
また、塩化水素酸化槽6において、未酸化(未反応)の塩化水素ガスや副生した塩酸は、塩化水素酸化槽6内で所定濃度の塩酸の製造に供して工業用途やポリメチレンポリフェニレンポリアミン(MDA)の酸触媒などとして他工程に供給してもよいが、例えば、塩酸接続ライン14を介して、塩化水素吸収塔5に供給される。
すなわち、塩化水素酸化槽6では、一定の変換率で塩化水素ガスが塩素へ変換されるので、塩化水素吸収塔5には、塩化水素酸化槽6から塩酸接続ライン14を介して、塩素に変換された残余の塩化水素ガスに相当する未酸化(未反応)の塩化水素ガスや副生する塩酸が、一定割合で供給される。例えば、塩化水素酸化槽6での変換率が、80%であれば、80%の塩化水素ガスが塩素に変換される一方で、残余の20%の塩化水素ガスに相当する未酸化(未反応)の塩化水素ガスや副生する塩酸が、塩化水素酸化槽6から塩酸接続ライン14を介して、塩化水素吸収塔5に供給される。
塩化水素吸収塔5は、塩化水素ガスを水に吸収させて塩酸(塩化水素の水溶液:HClaq)を調製できるものであれば、特に制限されず、公知の吸収塔から構成される。
塩化水素吸収塔5では、塩化水素精製塔4から第1塩化水素ガス接続ライン10を介して排出される塩化水素ガスと、塩化水素酸化槽6から塩酸接続ライン14を介して供給される未酸化(未反応)の塩化水素ガスとを、水に吸収させて、塩酸を得る。また、塩化水素酸化槽6から塩酸接続ライン14を介して供給される副生する塩酸が、これに加えられる。得られた塩酸は、そのまま、あるいは活性炭などで精製して、工業用途などに提供される。
このように、塩化水素酸化槽6における未酸化の塩化水素ガス、および、塩化水素酸化槽6において生成した塩酸を、排出することなく塩化水素吸収塔5に供給すれば、効率的に塩酸を製造することができ、余剰の塩化水素ガスの有効利用を図ることができる。また、塩化水素酸化槽6において、余剰の塩化水素ガスから塩酸を製造すれば、余剰の塩化水素ガスを無害化しつつ、その余剰の塩化水素ガスから塩酸を製造して、再利用することができる。その結果、余剰の塩化水素ガスの有効利用を図ることができる。
また、この塩化水素吸収塔5には、塩化水素ガスを吸収させるための水を供給する給水ライン15と、得られた塩酸を排出するための塩酸排出ライン16と、一端が塩酸排出ライン16に接続され、他端が塩化水素吸収塔5に接続される塩酸還流ライン17とが設けられている。また、給水ライン15の途中には、給水調節弁18が介装されており、塩酸還流ライン17の途中には、還流調節弁19が介装されており、塩酸排出ライン16の途中には、濃度センサ20が介装されている。なお、給水調節弁18、還流調節弁19および濃度センサ20が塩酸濃度調節手段としての濃度制御部21に接続されている。
この塩化水素吸収塔5では、給水ライン15から水を供給し、塩化水素吸収塔5において、その水に、塩化水素精製塔4から第1塩化水素ガス接続ライン10を介して排出される塩化水素ガスと、塩化水素酸化槽6から塩酸接続ライン14を介して供給される未酸化(未反応)の塩化水素ガスとを吸収させた後、塩酸排出ライン16から、得られた塩酸を排出している。また、得られた塩酸の一部を、塩酸排出ライン16から排出することなく、塩化水素吸収塔5へ還流している。
そして、この塩化水素吸収塔5では、塩酸排出ライン16から排出される塩酸の濃度が、濃度センサ20によってモニタされており、その塩酸の濃度が濃度制御部21に入力される。濃度制御部21では、入力された塩酸の濃度に基づいて、給水調節弁18および還流調節弁19を制御することにより、給水ライン15から供給される水の供給量や塩酸排出ライン16から還流される塩酸の還流量を調節することにより、塩酸排出ライン16から排出される塩酸の濃度を、所望の濃度に調節している。
このように、塩酸排出ライン16から排出される塩酸の濃度を、所望の濃度に調節すれば、品質の安定した塩酸を得ることができる。なお、このような塩酸の濃度調節によって、例えば、30〜37重量%の塩酸として、そのまま工業用途に利用される。
除害塔7は、処理槽26、貯留タンク27およびポンプ28を備えている。処理槽26内には、気液接触の効率を向上させるための充填物が充填されている気液接触室29が設けられている。また、処理槽26内には、気液接触室29の上方に、シャワー30が設けられている。処理槽26の底部、貯留タンク27、ポンプ28およびシャワー30は、循環ライン31によって接続されている。
貯留タンク27には、塩化水素ガスを無害化するための水酸化ナトリウム水溶液(NaOHaq.)が貯留されており、その水酸化ナトリウム水溶液は、ポンプ28によって、循環ライン31を介して、上方に汲み上げられ、処理槽26内において、シャワー30から気液接触室29へ散布され、気液接触室29内を通過した後、処理槽26の底部から貯留タンク27に戻るように循環する。また、循環ライン31より、水酸化ナトリウム水溶液を一部排出することにより、貯留タンク27の水酸化ナトリウム濃度を所定の濃度、例えば、5〜30%に調整する。
一方、処理槽26には、気液接触室29を下方から上方に向かって流れるように、第3塩化水素ガス接続ライン12が接続されており、塩化水素酸化槽6の異常時には、塩化水素精製塔4に対して、除害塔7および塩化水素吸収塔5が並列的に接続されるので、第3塩化水素ガス接続ライン12から排出される塩化水素ガスは、除害塔7に供給され、気液接触室29内において、シャワー30から散布される水酸化ナトリウム水溶液と上下方向において対向するように、効率的に気液接触して、無害化され、その後、処理槽26から大気に放出される。
このように、このポリイソシアネート製造装置1では、圧力センサ25によって、塩化水素酸化槽6の異常が検知されていないときには、塩化水素精製塔4によって精製された塩化水素ガスは、塩化水素酸化槽6に供給されて、塩化水素酸化槽6において供給された塩化水素ガスから塩素が製造されるとともに、塩化水素吸収塔5に排出されて、塩化水素吸収塔5において排出された塩化水素ガスから塩酸が製造されることにより、無害化される。
一方、塩化水素酸化槽6が異常となり、塩化水素吸収塔5の処理能力を超え、圧力センサ25によって、塩化水素酸化槽6の異常が検知されたときには、塩化水素ガス制御部32が、弁24を制御して、塩化水素精製塔4の圧力を所定圧力とするために、塩化水素精製塔4の塩化水素を除害塔7へ排出する。そうすると、それまで塩化水素酸化槽6に供給されていた塩化水素ガスが、除害塔7へ排出され、除害塔7において無害化される。その結果、塩化水素酸化槽6が正常なときには、塩化水素酸化槽6に安定して塩化水素ガスを供給しつつ、余剰の塩化水素ガスを塩化水素吸収塔5において無害化することができ、塩化水素酸化槽6にトラブルが生じたときには、それまで塩化水素酸化槽6に供給されていた塩化水素ガスを、除害塔7で無害化することにより、塩化水素吸収塔5での塩酸製造能力に応じて、それまで塩化水素酸化槽6に供給されていた多量の塩化水素ガスを無害化することができ、塩化水素ガスの効率的な処理を達成することができる。
なお、塩化水素酸化槽6の異常が検知されたとき、例えば、塩化水素酸化槽6の温度異常が検知されたときには、塩化水素酸化槽6では、インターロック制御が作動して、塩素の製造が停止される。また、除害塔7では、所定時間(例えば、30分程度)、塩化水素ガスを除害できるように設定されており、その間に、イソシアネート化反応槽3におけるポリイソシアネートの製造が安定的にシャットダウンされ、安全に停止することが可能となる。
また、このポリイソシアネート製造装置1では、塩化水素酸化槽6が正常であるときには、塩化水素ガス制御部32が、流量制御弁23を制御して、塩化水素精製塔4から第2塩化水素ガス接続ライン11を介して塩化水素酸化槽6へ供給される塩化水素ガスの供給量を一定(例えば、塩化水素精製塔4において精製された塩化水素ガスが、100である場合には、90)にしている。また、これと同時に、塩化水素ガス制御部32が、圧力センサ25から入力される塩化水素精製塔4内の圧力に基づいて、圧力制御弁22を制御して、塩化水素精製塔4内の圧力が一定となるように、塩化水素精製塔4から第1塩化水素ガス接続ライン10を介して塩化水素吸収塔5へ塩化水素ガスを排出している(例えば、塩化水素精製塔4において精製された塩化水素ガスが、100である場合には、第2塩化水素ガス接続ライン11へ供給される90の残量(10)が排出される。)。
塩化水素ガス制御部32によって、流量制御弁23および圧力制御弁22を、上記のように制御すれば、塩化水素酸化槽6へ塩化水素ガスを一定流量で安定して供給することができながら、余剰の塩化水素ガスを、塩化水素精製塔4から塩化水素吸収塔5へ排出することにより、塩化水素精製塔4内の圧力、ひいては、イソシアネート化反応槽3内の圧力を一定にすることができる。その結果、副生した塩化水素ガスから塩素を安定して製造することができながら、イソシアネート化反応槽3内の圧力を一定にすることができ、これによって、塩化カルボニルとポリアミンとを安定して反応させることができ、しかも、副生した塩化水素ガスを効率的に処理することができる。
なお、このポリイソシアネート製造装置1では、濃度制御部21や塩化水素ガス制御部32は、バスによって接続され、中央制御部において、制御されており、これによって、ポリイソシアネート製造装置1の分散制御システムが構築されている。
本発明のポリイソシアネート製造装置の一実施形態を示す概略構成図である。
符号の説明
1 ポリイソシアネート製造装置
3 イソシアネート化反応槽
4 塩化水素精製塔
5 塩化水素吸収塔
6 塩化水素酸化槽
21 濃度制御部
22 圧力制御弁
23 流量制御弁
32 塩化水素ガス制御部

Claims (3)

  1. 塩化カルボニルとポリアミンとを反応させてポリイソシアネートを製造するポリイソシアネート製造手段と、
    前記ポリイソシアネート製造手段において副生した塩化水素が供給され、塩化水素を精製する塩化水素精製手段と、
    前記塩化水素精製手段において精製された塩化水素が供給され、塩化水素を酸化して、塩素を製造する塩素製造手段と、
    前記塩化水素精製手段に対して前記塩素製造手段と並列的に接続され、前記塩化水素精製手段において精製された塩化水素が供給され、塩化水素を水に吸収させて、塩酸を製造する塩酸製造手段と、
    前記塩化水素精製手段から前記塩酸製造手段へ供給される塩化水素の供給量を調節する第1調節手段と、
    前記塩化水素精製手段から前記塩素製造手段へ供給される塩化水素の供給量を調節する第2調節手段と、
    前記塩化水素精製手段から前記塩素製造手段へ供給される塩化水素の供給量が一定となるように、前記第2調節手段を制御し、前記塩化水素精製手段内の圧力が一定となるように、前記第1調節手段を制御する制御手段と
    を備えていることを特徴とする、ポリイソシアネート製造装置。
  2. 前記塩酸製造手段には、前記塩素製造手段における未酸化の塩化水素および塩酸が供給されることを特徴とする、請求項1に記載のポリイソシアネート製造装置。
  3. 前記塩酸製造手段は、製造される塩酸の濃度を調節するための塩酸濃度調節手段を備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載のポリイソシアネート製造装置。
JP2005108593A 2005-03-31 2005-04-05 ポリイソシアネート製造装置 Active JP4750449B2 (ja)

Priority Applications (13)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005108593A JP4750449B2 (ja) 2005-04-05 2005-04-05 ポリイソシアネート製造装置
EP12153655.1A EP2468387B1 (en) 2005-04-05 2006-03-17 Gas treatment apparatus, particularly for polyisocyanate production system.
CN2010101809956A CN101811990B (zh) 2005-04-05 2006-03-17 聚异氰酸酯制造装置
EP06729334.0A EP1867631B1 (en) 2005-04-05 2006-03-17 Polyisocyanate production process
HUE12153655A HUE025903T2 (en) 2005-04-05 2006-03-17 Gas treatment apparatus, in particular for a polyisocyanate producing system
CN2006800105454A CN101151243B (zh) 2005-04-05 2006-03-17 聚异氰酸制造装置及气体处理装置
HUE06729334A HUE027010T2 (en) 2005-04-05 2006-03-17 Process for the preparation of polyisocyanate
US11/597,756 US7718145B2 (en) 2005-04-05 2006-03-17 Polyisocyanate production system and gas treatment apparatus
PCT/JP2006/305344 WO2006109416A1 (ja) 2005-04-05 2006-03-17 ポリイソシアネート製造装置およびガス処理装置
KR1020077022612A KR101255869B1 (ko) 2005-04-05 2006-03-17 폴리이소시아네이트 제조 장치 및 가스 처리 장치
TW095110649A TWI408151B (zh) 2005-03-31 2006-03-28 聚異氰酸酯製造裝置
TW101147112A TWI484996B (zh) 2005-04-05 2006-03-28 氣體處理裝置
US12/539,655 US8158086B2 (en) 2005-04-05 2009-08-12 Polyisocyanate production system and gas treatment apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005108593A JP4750449B2 (ja) 2005-04-05 2005-04-05 ポリイソシアネート製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006282642A JP2006282642A (ja) 2006-10-19
JP4750449B2 true JP4750449B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=37404914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005108593A Active JP4750449B2 (ja) 2005-03-31 2005-04-05 ポリイソシアネート製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4750449B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4791783B2 (ja) * 2005-08-31 2011-10-12 三井化学株式会社 ポリイソシアネートの製造方法
JP2008156248A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Sumitomo Chemical Co Ltd ヒドロキシ化合物の製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IN190134B (ja) * 1995-12-28 2003-06-21 Du Pont
DE10235476A1 (de) * 2002-08-02 2004-02-12 Basf Ag Integriertes Verfahren zur Herstellung von Isocyanaten
DE10250131A1 (de) * 2002-10-28 2004-05-06 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Chlor aus Salzsäure
DE10260084A1 (de) * 2002-12-19 2004-07-01 Basf Ag Auftrennung eines Stoffgemisches aus Clorwasserstoff und Phosgen

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006282642A (ja) 2006-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2468387B1 (en) Gas treatment apparatus, particularly for polyisocyanate production system.
JP2008179613A (ja) 製造プロセスを制御する方法
JP4750449B2 (ja) ポリイソシアネート製造装置
EP1857438B1 (en) Process for production of polyisocyanate and equipment for production thereof
JP4712422B2 (ja) ポリイソシアネート製造装置
JP4723882B2 (ja) ポリイソシアネートの製造方法
JP5336828B2 (ja) 塩化カルボニルの製造方法および製造装置、ならびに、ポリイソシアネートの製造方法および製造装置
JP5175033B2 (ja) ポリイソシアネートの製造方法およびポリイソシアネートの製造装置
JP4791783B2 (ja) ポリイソシアネートの製造方法
WO2023176147A1 (ja) 水処理装置及び水処理方法
JP5667253B2 (ja) 塩化カルボニルの製造装置およびポリイソシアネートの製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071122

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20101125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110519

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4750449

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250