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JP4749817B2 - スライド式電子部品 - Google Patents

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JP4749817B2
JP4749817B2 JP2005284595A JP2005284595A JP4749817B2 JP 4749817 B2 JP4749817 B2 JP 4749817B2 JP 2005284595 A JP2005284595 A JP 2005284595A JP 2005284595 A JP2005284595 A JP 2005284595A JP 4749817 B2 JP4749817 B2 JP 4749817B2
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Description

本発明はスライド式可変抵抗器やスライド式スイッチ等のスライド式電子部品に関するものである。
従来スライド式電子部品500は、例えば図10に示すように、摺接パターン513を形成した基板510と、基板510上に載置される移動型物530と、移動型物530の下面に取り付けられる摺動子540と、移動型物530上に被せられ且つその外周下辺に設けた爪565を基板510の下側に設置した取付板520の裏面側に折り曲げることで固定されるケース560とを具備して構成されている(例えば特許文献1参照)。そして移動型物530の上面から突出してケース560の開口561を貫通するレバー550を図10の紙面手前・奥方向に操作することで移動型物530をスライド移動し、これによって摺接パターン513に摺動子540を摺接し、その電気的出力を変化する。
しかしながら上記従来のスライド式可変抵抗器500においては以下のような問題点があった。
(1)基板510の上面とケース560の内面との間に形成される移動型物収納空間aの高さ寸法a1は、基板510の上面とケース560の上板部561の裏面561aとの離間距離によって決まる。しかしながらケース560は金属板製であり、上面部561の外周を板金加工によって折り曲げて側壁部563を設けるので、上面部561に対して側壁部563を折り曲げる折り曲げ誤差(水平方向と垂直方向の折り曲げ誤差)が生じ易く、このため側壁部563の高さ寸法にその長手方向(図10の紙面手前・奥方向、即ち移動型物530のスライド方向)に向かう誤差が生じる恐れがある。このため前記移動型物収納空間aの高さ寸法a1に移動型物530のスライド方向に向かって誤差が生じてしまい、その内部を摺動する移動型物530が前後左右にガタついたり、また移動型物530をスライド移動する際にそのスライド位置に応じてスライドさせる力に変化(ムラ)が生じてしまう(言い換えれば摺動子540の摺動圧がスライド位置に応じて変化してしまう)恐れがあった。
(2)ケース560の爪565を取付板520の下面側にかしめるので、その際ケース560の側壁部563が引っ張られ、外方に開いて(膨らんで)変形する恐れがあった。側壁部563が外方に膨らむと、ケース560の移動型物収納空間aの高さ寸法a1ばかりでなく、その幅寸法a2も変化するため、この点からもその内部を摺動する移動型物530が前後左右にガタついたり、また移動型物530のスライド位置に応じてスライドさせる力に変化(ムラ)が生じてしまう恐れがあった。
上記問題(1),(2)は、スライド式可変抵抗器500のスライド方向の長さが長くなればなるほど大きくなり、特に軽い力で長いストローク同一の力でスライド移動したい用途に使用するような場合等に顕著になる。
(3)上記従来例では、移動型物530の上面と両側面とが金属製のケース560の内側面に摺接することとなるが、そうすると金属製のケース560表面のざらつき(一般に成形樹脂表面に比べて金属表面は粗い)によって移動型物530の滑らかなスライド移動が阻害されてしまう。
特開2001−351806号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、移動型物収納空間の高さ寸法と幅寸法とを容易にスライド方向に向けて均一にでき、その内部を移動する移動型物にガタつきが生じず、移動型物をスライドさせる力をスライド方向に向けて均一にでき、さらに移動型物の滑らかなスライド移動が実現できるスライド式電子部品を提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、スライド方向に移動する移動型物と、合成樹脂で構成され、底部とこの底部から立設する一対の前記スライド方向に沿う側壁とを有することで前記両側壁の間に前記移動型物を収納する収納部を形成してなるケースと、前記移動型物の移動によってその電気的出力を変化する電気的機能部と、金属板で構成され、前記ケースの収納部を覆う平板状の上面部と、この上面部のスライド方向に沿う一対の外周辺にて折り曲げられて前記ケースのスライド方向に沿う両側壁の外側面を覆う側面部とを具備するカバーと、を有し、前記移動型物のスライド方向に沿う左右両側辺の上部からスライド方向に直交する方向に向けて摺接部を突出して設け、前記ケースの一対の側壁の上辺にスライド方向に向かって所定間隔毎に薄板状でスライド方向に延びる複数の係合突起を設け、またこの側壁にはその外側面の下部に厚みをその上部よりも厚くしたスライド方向に延びる側壁補強部を設け、この側壁補強部の所定位置にこれを上下に切り欠く係止部ガイド溝を設け、さらにこの側壁の内側面の上部に厚みをその下部側より薄くすることでスライド方向に向かって延びる段部からなる摺接部当接部を設け、一方前記カバーの折り曲げ部の前記各係合突起に対向する位置にスリット形状の被係合穴を設け、さらに前記カバーは、その両側面部の下端辺の前記ケースの係止部ガイド溝に対向する位置に突出する係止部を具備して構成されており、前記ケースの上にカバーを被せてカバーの係止部をケースの係止部ガイド溝にガイドさせながら挿入して、カバーの側面部の下端辺がケースの側壁補強部の上端辺に当接しない状態で前記ケースの一対の側壁の上辺に前記カバーの上面部の下面を当接し、その際ケースの各係合突起をカバーの各被係合穴に挿入して係合することでケースの一対の側壁間の幅寸法を均一にし、前記係止部をケースの底部に折り曲げることでカバーをケースに取り付け、さらに前記ケースの収納部に収納した移動型物の摺接部の下面を前記ケースの摺接部当接部上に当接させたことを特徴とするスライド式電子部品にある。
本願請求項2に記載の発明は、前記カバーは、その両側面部の下端辺から突出する複数の係止部の下端辺から突出する折曲部をケースの底部に折り曲げることでケースに取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のスライド式電子部品にある。
請求項1に記載の発明によれば、ケースの両側壁の上辺にカバーの下面を当接することで移動型物収納空間の高さ寸法を規定したので、この高さ寸法は合成樹脂を成形することで正確に形成されるケースの側壁の高さ寸法と一致し、従って移動型物収納空間の高さ寸法は移動型物のスライド方向に向かって均一になり、移動型物が前後左右にガタつくことはなく、移動型物の移動はスライド方向の何れの位置においても均一にスムーズになる。また移動型物のスライド方向に沿う両側面は合成樹脂製のケースの滑らかな内側面に摺接し、金属製のカバーの粗い面には摺接しないので、移動型物を滑らかにスライド移動させることができる。
請求項1に記載の発明によれば、ケースの両側壁の上辺に設けた係合突部をカバーの被係合穴に係合したので、ケースの両側壁の離間距離がカバーの上面部によって固定され、ケースの両側壁が広がることはなく、従って移動型物収納空間の幅寸法も均一になり、この点からも移動型物が前後左右にガタつくことはなく、移動型物の移動はスライド方向の何れの位置においても均一にスムーズになる。
請求項2に記載の発明によれば、カバーをケースに確実に取り付けることができる。言い換えればこのような取付構造を用いても、前記請求項1の効果を生じるスライド式電子部品が得られる。
請求項1に記載の発明によれば、カバーの被係合穴をカバーの折り曲げ部に設けたので、ケースの両側壁の上辺にカバーの上面部の下面を当接することができて請求項1の各効果を生じ、さらにカバーの側面部をケースの側壁の外側面に接するように沿わせることができるのでその外形寸法を小さくできる。
請求項1に記載の発明によれば、複数設けられたケースの係合突部とカバーの被係合穴とをそれぞれ係合したので、ケースの一対の側壁間の幅寸法を移動型物のスライド方向に向かってさらに均一化することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は本発明の第1実施形態にかかるスライド式電子部品(以下各実施形態では「スライド式可変抵抗器」という)1−1の横断面図、図2はスライド式可変抵抗器1−1の斜視図、図3はスライド式可変抵抗器1−1の分解斜視図である。これらの図に示すようにスライド式可変抵抗器1−1は、移動型物10と、移動型物10を収納するケース50と、ケース50の収納部55を覆うカバー100とを具備して構成されている。以下各構成部品について説明する。
図4は移動型物10の分解斜視図である。同図及び図1〜図3に示すように、移動型物10は、略矩形状の本体部20と、本体部20の上面中央に取り付けられるレバー40と、本体部20上に載置される弾発板33及び摺動板37とを具備して構成されている。本体部20は合成樹脂(この実施形態ではPOM樹脂であるが、他の各種合成樹脂でも良い)の成形品であり、ケース50の収納部55内でのこの移動型物10の直線状のスライド方向Aに向けて長尺な略矩形状に形成され、そのスライド方向Aの左右両側辺21の四隅の上部にスライド方向Aに直交する方向(以下「幅方向B」という)の外方に向けて突出する略矩形状の摺接部23を設けている。本体部20の上面中央にはスライド方向Aに長尺な矩形状の取付部27が設けられ、その上面には矩形状の取付穴29が設けられ、下記するレバー40の下端部41を圧入(又はインサート成形)して固定している。本体部20の下面には図1に示すように、電気的機能部である二組の弾性金属板製の摺動子45の平板状の基部47を、本体部20の下面から突出する小突起31の先端を熱カシメすることによって固定している。各基部47の下面側には基部47から突出する二本ずつの摺動冊子49が折り返されて設置されている。
レバー40は上下に長尺な薄板状の金属板によって構成されており、その下端部41は前記本体部20の取付部27に圧入又はインサート成形によって本体部20に一体に固定されている。レバー40を金属製としたのはその強度を強くするためである。弾発板33は金属製(例えば、リン青銅製)の弾性板を前記本体部20の上面に載置される外形形状に形成して構成されており、その中央に前記取付部27を挿通する矩形状の開口部35を設け、またその全体をスライド方向Aに沿って上方向に凸となるように円弧状に湾曲させて構成されている。摺動板37は合成樹脂製(例えばPOM樹脂製)の薄板を前記本体部20の上面に載置される外形形状に形成して構成されており、その中央には前記取付部27を挿通する矩形状の開口部39が設けられている。
図5はケース50の一部を示す図であり、図5(a)は一部平面図、図5(b)は一部側断面図である。同図及び図1〜図3に示すようにケース50は、上面が開放された長尺の矩形箱型であって、底部51と底部51から立設する一対のスライド方向Aに沿う側壁53,53とを有することで両側壁53,53の間に前記移動型物10の本体部20を収納する収納部55を形成している。またケース50の底部51の内底面にはフレキシブル回路基板80がその上面を収納部55内に露出するようにインサート成形されている。フレキシブル回路基板80は可撓性を有する合成樹脂フイルム(例えばポリエチレンテレフタレートフイルムやポリフェニレンスルフイドフイルム等)の上面にスライド方向Aに向けて電気的機能部である所定の回路パターン(直線状の二本一組の四本の回路パターンであり、各組の一方の回路パターンを抵抗体パターンとしている)81を設けて構成されている。またケース50のスライド方向Aの両端部の下面からは前記各回路パターン81の端部に接続された端子板90が突出している。一方前記一対の側壁53,53の上辺53a,53aにはこの上辺53a,53aから上方向に向かって突出する係合部(以下各実施形態では「係合突起」という)57が所定間隔毎に複数個設けられている。各係合突起57は側壁53の厚みよりも薄く、且つスライド方向Aに延びる薄板矩形状に形成されている。また一対の側壁53,53の対向する内側面の上部には、上部側の側壁53,53の厚みをその下部側よりも薄くすることでスライド方向Aに向かって延びる直線状の段部からなる摺接部当接部59,59を形成している。また側壁53の外側面の下部には、その厚みをその上部よりも厚くしたスライド方向Aに延びる帯状の側壁補強部61が設けられ、その所定位置にはこれを上下に切り欠く複数の係止部ガイド溝63が設けられている。
図6,図7はケース50にインサート成形されるフレキシブル回路基板80及び端子板90を示す図である。即ちケース50を製造するにはまず図6に示すようにフレキシブル回路基板80及び端子板90を用意する。フレキシブル回路基板80はスライド方向Aの両端部(図6,図7では一端部のみ示している)上面に前記複数の回路パターン81に接続する端子パターン83を形成しており、各端子パターン83中にはフレキシブル回路基板80を貫通する矩形状の端子板挿入穴85を形成している。一方端子板90は、細帯状でスライド方向Aを向く支持部91の先端に略矩形平板状の端子当接部93を設け、さらに端子当接部93の支持部91を接続している側の辺から突出する細帯状の端子部95を略直角に下方に向けて折り曲げて構成されている。各支持部91の図示しない根元部分は一枚の金属板に連結されており、これによって各端子部95間のピッチが、前記フレキシブル回路基板80の各端子板挿入穴85間のピッチと同一になるようにしている。そして図7に示すように前記各端子90の端子部95をフレキシブル回路基板80の各端子板挿入穴85に挿入し、その端子当接部93を端子パターン83に当接したものを、図示しない金型内に設置し、金型内に形成されるキャビティーに溶融成形樹脂を圧入して硬化させ、金型を取り外し、さらにケース50のスライド方向Aの両端面から突出している支持部91を切断すれば、図3や図5に示すケース50が完成する。これによってフレキシブル回路基板80の下面側に底部51が形成され、フレキシブル回路基板80の長手方向に沿う両側辺上に側壁53が形成され、また端子板90の主として支持部91の端子当接部93から突出した部分の上にこれを覆う端子押さえ部65が形成される。
ところで図3,図5に示すように、側壁53の両端近傍には上下に延びる穴67が設けられているが、この穴67の底には複数本の端子90の内の両端の端子90の端子当接部93の上面の一部が露出している。このように構成したのは以下の理由による。即ちフレキシブル回路基板80及び端子板90を金型内に設置してその周囲のキャビティー内に溶融成形樹脂を圧入する際、フレキシブル回路基板80の端子パターン83と端子板90の端子当接部93の間に前記溶融成形樹脂が入り込んでその接続が不完全になることを防止するためには、端子板90の上面に金型の面を当接しておくことが好適である。このため複数本の端子90の内の両端部以外の端子90については収納部55を形成するためにフレキシブル回路基板80上に当接する金型面を同時にそれらの端子当接部93の上面にも当接することで、上記目的が達成できる(このためこれら端子当接部93は収納部55内に露出している)。しかしながらケース50のスライド方向Aの長さの小型化のため、側壁53をケース50の両端部一杯まで形成すると(このように形成するとケース50の長さ全体を移動型物10のスライド移動に利用でき、必要とする移動型物10のスライド寸法に対してケース50の長さ寸法を短くできる)、両端の端子当接部93についてはその上に側壁53が位置することとなり、このため前記収納部55を形成するための金型面を当接させることができない。そこで金型の側壁53を形成するキャビティー内の前記両端の端子当接部93に対向する位置に別途突起を下方向に向けて突設してその先端を前記両端の端子当接部93の上面に当接させることとし、このため前記穴67が形成されたのである。
カバー100は図3に示すように、金属板をその下面が開放された箱型に折り曲げることによって、前記ケース50を覆う形状に形成されている。即ちカバー100は、前記ケース50の収納部55を覆う寸法形状の略矩形状の上面部101の外周四辺からそれぞれ突出する側面部103a,b,c,dを略直角下方向に折り曲げ、スライド方向Aに沿う一対の側面部103a,103cの下端辺(即ちカバー100の外周)の前記ケース50の各係止部ガイド溝63に対向する位置からそれぞれ係止部105を突出し、一方前記上面部101の中央にスライド方向Aに向かって伸びる矩形状のレバー挿通孔107を設けて構成されている。ここで前記係止部105は、矩形状で前記係止部ガイド溝63と略同一の幅を有する基部105aの下端辺から細帯状の折曲部105bを突出して構成されている。またスライド方向Aに沿う一対の側面部103a,103cの上面部101から屈曲されている折り曲げ部109には、前記ケース50の各係合突起57にぴったり係合される寸法形状(スリット形状)の被係合部(以下各実施形態では「被係合穴」という)111が設けられている。
そしてこのスライド式可変抵抗器1−1を組み立てるには、まず図4において、本体部20の上面に弾発板33と摺動板37とを載置する。その際弾発板33の開口部35と摺動板37の開口部39にレバー40を挿入する。摺動板37には摺動性を向上するためその表面にグリスを塗っておくことが好ましい。次に図3において、前記移動型物10の本体部20をケース50の収納部55内に収納する。その際図1に示すように、移動型物10の4つの摺接部23の下面をケース50の摺接部当接部59上に当接し、同時に移動型物10の下面に取り付けている摺動子45の各摺動冊子49をそれぞれ各回路パターン81に当接する。そして前記ケース50の上にカバー100を被せる。その際カバー100のスライド方向Aに沿う両側面部103a,103cがケース50の側壁53,53の外側面を覆い、またカバー100の各係止部105の基部105aがケース50の各係止部ガイド溝63にガイドされながら挿入され、またケース50の各係合突起57がカバー100の各被係合穴111に挿入・係合される。そしてカバー100の各係止部105の折曲部105bをケース50の底部51の下面側に折り曲げれば、ケース50とカバー100が一体に固定されてスライド式可変抵抗器1−1が完成する。
このとき図1,図2からも分かるように、カバー100の側面部103a,b,c,dの下端辺はケース50の側壁補強部61の上端辺には当接しておらず、ケース50の一対の側壁53,53の上辺53a,53aにカバー100の上面部101の下面を当接させている。これによってケース50の収納部55とカバー100の上面部101の下面とによって形成される移動型物収納空間Cの高さ寸法C1を規定している。また弾発板33によって摺動板37がカバー100の上面部101の下面に弾接され、同時に移動型物10の摺接部23の下面がケース50の摺接部当接部59上に弾接される。
そして移動型物10のレバー40をスライド方向Aに向けて移動すれば、摺動子45の摺動冊子49が回路パターン81上を摺動することで、各端子板90間の抵抗値が変化する。このとき、弾発板33によって移動型物10の摺接部23の下面がケース50の摺接部当接部59上に弾接されるので、移動型物10の移動に適度な操作力が付与できると同時に、移動型物10をスライド移動させた際のがたつきを確実に防止することができる(当接(弾接)していないで隙間があると、がたつく恐れがある)。
そしてこのスライド式可変抵抗器1−1は上記構成を有するので、以下のような作用を生じる。即ちケース50の両側壁53の上辺53aにカバー100の平板状の上面部101の下面を当接することで移動型物収納空間Cの高さ寸法C1を規定したので、この高さ寸法C1は合成樹脂を成形することで精度良く形成されるケース50の側壁53の高さ寸法C1と一致する。なおカバー100は金属板製であるが、折り曲げていない平板状の上面部101の平面度は高い。従って移動型物10のスライド方向Aに向かって移動型物収納空間Cの高さ寸法C1は何れの部分も同一になり、移動型物10が前後左右にガタつくことはなく、移動型物10の移動はスライド方向Aの何れの位置においても均一な力でスムーズになる。また移動型物10のスライド方向Aに沿う合成樹脂製の滑らかな両側面が合成樹脂製のケース50の滑らかな内側面に摺接するので、移動型物10を滑らかにスライド移動させることができる。
またケース50の両側壁53の上辺53aに設けた係合突起57にカバー100の被係合穴111を係合したので、ケース50の両側壁53の離間距離がカバー100の上面部101によって固定され、ケース50の両側壁53が広がる(又は狭まる)ことはなく、従って移動型物収納空間Cの幅寸法C2もスライド方向Aの各部で同一になり、この点からも移動型物10が前後左右にガタつくことはなく、移動型物10の移動はスライド方向Aの何れの位置においても均一な力でスムーズになる。またカバー100の外周から突出する係止部105(その折曲部105b)をケース50の底部51の下面に折り曲げることでこのカバー100をケース50に取り付けたので、カバー100をケース50に確実に取り付けることができる。言い換えればこのような確実な取付構造を用いても、上述のように移動型物10の移動をスライド方向Aの何れの位置においても均一な力でスムーズに滑らかに行わせることができる。
またカバー100の被係合穴111をカバー100の折り曲げ部109に設けたので、ケース50の両側壁53の上辺53aにカバー100の上面部101の下面を当接することができて上記各作用を生じると同時に、さらにカバー100の側面部103a,cをケース50の側壁53の外側面に接するように沿わせることができてその外形寸法(幅寸法)の小型化が図れる。また所定間隔毎に複数設けられたケース50の係合突起57とカバー100の被係合穴111とをそれぞれ係合したので、ケース50の一対の側壁53間の移動型物収納空間Cの幅寸法C2をスライド方向Aの各部においてさらに同一にすることができる。即ちケース50は合成樹脂製なので温度や湿度によって膨張収縮し、このためケース50が長尺の場合はその幅寸法C2が各部で変化する恐れがある。そこでこのケース50をスライド方向Aの各部で膨張収縮しない金属板製のカバー100で固定し、前記ケース50の膨張・収縮による寸法変化を無くしたのである。
参考例
図8は本発明の参考例にかかるスライド式可変抵抗器1−2の分解斜視図、図9は横断面図である。同図に示すスライド式可変抵抗器1−2において、前記第1実施形態にかかるスライド式可変抵抗器1−1と同一又は相当部分には同一符号(但し各符号には「−2」を付ける)を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図1〜図7に示す第1実施形態と同じである。この参考例にかかるスライド式可変抵抗器1−2は、移動型物10−2と、移動型物10−2を収納するケース50−2と、ケース50−2の収納部55−2を覆うカバー100−2とを具備して構成されている。以下各構成部品について説明する。
移動型物10−2は、略矩形状の本体部20−2と、本体部20−2の上面中央に取り付けられる円柱状のレバー40−2とを具備して構成されている。本体部20−2及びレバー40−2は合成樹脂(この実施形態ではPOM樹脂であるが、他の各種合成樹脂でも良い)の一体成形品であり、本体部20−2の上面には矩形状に突出するガイド部43−2が設けられ、またそのスライド方向Aの左右両側辺21−2の四隅には上下方向に突出する略矩形状の摺接部23−2が設けられ、また図9に示すように本体部20−2の下面には弾性金属板からなる摺動子45−2が取り付けられている。
ケース50−2は、第1実施形態と同様に上面が開放された矩形箱型状であって、底部51−2と底部51−2から立設する一対のスライド方向Aに沿う側壁53−2,53−2とを有することで両側壁53−2,53−2の間に前記移動型物10−2の本体部20−2を収納する収納部55−2を形成している。またケース50−2の底部51−2の内底面にはフレキシブル回路基板80−2がその上面を収納部55−2内に露出するようにインサート成形されている。フレキシブル回路基板80−2は可撓性を有する合成樹脂フイルムの上面にスライド方向Aに向けて所定の回路パターン81−2を設けて構成されている。この実施形態の場合、端子板90−2は各回路パターン81−2の一端のみに接続されており、従って各端子板90−2はケース50−2のスライド方向Aの一端部の下面から突出している。端子板90−2の各回路パターン81−2への接続構造は第1実施形態と同様である。一方一対の側壁53−2,53−2の上辺53a−2,53a−2にはこの上辺53a−2,53a−2から上方向に向かって突出する係合突起57−2が所定間隔毎に複数個設けられている。また側壁53−2の外側面の所定位置にはこれを上下に切り欠く一つずつの溝64−2が設けられている。この実施形態の場合、ケース50−2の両側壁53−2,53−2の内側の根元部分に、スライド方向Aに延びて前記移動型物10−2の摺接部23−2を載置する摺接部当接部59−2,59−2が設けられている。
カバー100−2は、金属板を平板矩形状で前記ケース50−2の上面を覆う形状の上面部101−2を具備して構成されている。カバー100−2の中央にはスライド方向Aに向かって伸びて前記移動型物10−2のガイド部43−2を挿入してガイドしながらこれをスライド方向Aに移動自在とする矩形状のレバー挿通孔107−2が設けられ、またレバー挿通孔107−2のスライド方向Aに沿う両側部には前記ケース50−2の係合突起57−2を挿入・係合する貫通孔からなる被係合穴111−2が所定間隔毎に複数個設けられている。また前記ケース50−2の溝64−2に対向する位置には、カバー100−2の両側辺から舌片状に突出して下方にほぼ直角に折り曲げられた固定片113−2が設けられている。
そしてこのスライド式可変抵抗器1−2を組み立てるには、移動型物10−2の本体部20−2をケース50−2の収納部55−2内に収納する。その際図9に示すように、移動型物10−2の4つの摺接部23−2の下面がケース50−2の摺接部当接部59−2上に当接し、同時に移動型物10−2の下面に取り付けている摺動子45−2の各摺動冊子49−2がそれぞれ回路パターン81−2に当接している。そして前記ケース50−2の上にカバー100−2を被せ、その際ケース50−2の各係合突起57−2をカバー100−2の各被係合穴111−2に挿入・係合する。そしてカバー100−2の被係合穴111−2に挿入したケース50−2の係合突起57−2の先端を熱カシメ等によって潰すことでカバー100−2をケース50−2に取り付ければ、ケース50−2とカバー100−2が一体に固定されてスライド式可変抵抗器1−2が完成する。
この参考例においても、ケース50−2の一対の側壁53−2,53−2の上辺53a−2,53a−2にカバー100−2の上面部101−2の下面を当接することで、ケース50−2の収納部55−2とカバー100−2の上面部101−2の下面とによって形成される移動型物収納空間C−2の高さ寸法C1−2を規定している。そして移動型物10−2のレバー40−2をスライド方向Aに向けて移動すれば、摺動子45−2の摺動冊子49−2が回路パターン81−2上を摺動することで、各端子板90−2間の抵抗値が変化する。このとき移動型物10−2の摺接部23−2の上下面がそれぞれカバー100−2の下面とケース50−2の摺接部当接部59−2の上面とに当接している。
そしてこのスライド式可変抵抗器1−2は上記構成を有するので、第1実施形態と同様に以下のような作用を生じる。即ちケース50−2の両側壁53−2の上辺53a−2にカバー100−2の平板状の上面部101−2の下面を当接することで移動型物収納空間C−2の高さ寸法C1−2を規定したので、この高さ寸法C1−2は合成樹脂を成形することで精度良く形成されるケース50−2の側壁53−2の高さ寸法C1−2と一致する。なおカバー100−2は金属板製であるが、折り曲げていない平板状の上面部101−2の平面度は高い。従って移動型物10−2のスライド方向Aに向かって移動型物収納空間C−2の高さ寸法C1−2は何れの部分も同一になり、移動型物10−2が前後左右にガタつくことはなく、移動型物10−2の移動はスライド方向Aの何れの位置においても均一な力でスムーズになる。また合成樹脂製の移動型物10−2のスライド方向Aに沿う両側面が合成樹脂製のケース50−2の滑らかな内側面に摺接するので、移動型物10−2を滑らかにスライド移動させることができる。
またケース50−2の両側壁53−2の上辺53a−2に設けた係合突起57−2をカバー100−2の被係合穴111−2に係合したので、ケース50−2の両側壁53−2の離間距離がカバー100−2の上面部101−2によって固定され、ケース50−2の両側壁53−2が広がる(又は狭まる)ことはなく、従って移動型物収納空間C−2の幅寸法C2−2もスライド方向Aの各部で同一になり、この点からも移動型物10−2が前後左右にガタつくことはなく、移動型物10−2の移動はスライド方向Aの何れの位置においても均一な力でスムーズになる。またカバー100−2の被係合穴111−2に挿入したケース50−2の係合突起57−2を潰すことでカバー100−2をケース50−2に取り付けたので、カバー100−2に側面部を設けるというような加工を施さなくても容易にケース50−2にカバー100−2を取り付けることができる。言い換えればこのような取付構造を用いても、上述のように移動型物10−2の移動をスライド方向Aの何れの位置においても均一な力でスムーズに滑らかに行わせることができる。また所定間隔毎に複数設けられたケース50−2の係合突起57−2とカバー100−2の被係合穴111−2とをそれぞれ係合したので、周囲温度や湿度が変化しても合成樹脂製のケース50−2の一対の側壁53−2間の移動型物収納空間C−2の幅寸法C2−2をスライド方向Aの各部において同一にすることができる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば上記実施形態ではその電気的機能部として摺動子45を回路パターン81に摺接させて抵抗値を変化するように構成したが、回路パターン81をスイッチパターンで構成しても良く、また摺動子45と回路パターン81の組み合わせ以外の各種構造のスライド式可変抵抗器やスライド式スイッチであっても良い。要は移動型物10の移動によってその電気的出力が変化する電気的機能部であればどのような構成であっても良い。
スライド式可変抵抗器1−1の横断面図である。 スライド式可変抵抗器1−1の斜視図である。 スライド式可変抵抗器1−1の分解斜視図である。 移動型物10の分解斜視図である。 ケース50の一部を示す図であり、図5(a)は一部平面図、図5(b)は一部側断面図である。 ケース50にインサート成形されるフレキシブル回路基板80及び端子板90を示す図である。 ケース50にインサート成形されるフレキシブル回路基板80及び端子板90を示す図である。 スライド式可変抵抗器1−2の分解斜視図である。 スライド式可変抵抗器1−2の横断面図である。 従来のスライド式電子部品の横断面図である。
符号の説明
1−1 スライド式可変抵抗器(スライド式電子部品)
10 移動型物
20 本体部
40 レバー
45 摺動子(電気的機能部)
A スライド方向
50 ケース
51 底部
53 側壁
53a 上辺
55 収納部
57 係合突起(係合部)
80 フレキシブル回路基板
81 回路パターン(電気的機能部)
90 端子板
100 カバー
101 上面部
103a,b,c,d 側面部
105 係止部
105a 基部
105b 折曲部
109 折り曲げ部
111 被係合穴(被係合部)
C 移動型物収納空間
C1 高さ寸法
C2 幅寸法
1−2 スライド式可変抵抗器

Claims (2)

  1. スライド方向に移動する移動型物と、
    合成樹脂で構成され、底部とこの底部から立設する一対の前記スライド方向に沿う側壁とを有することで前記両側壁の間に前記移動型物を収納する収納部を形成してなるケースと、
    前記移動型物の移動によってその電気的出力を変化する電気的機能部と、
    金属板で構成され、前記ケースの収納部を覆う平板状の上面部と、この上面部のスライド方向に沿う一対の外周辺にて折り曲げられて前記ケースのスライド方向に沿う両側壁の外側面を覆う側面部とを具備するカバーと、を有し、
    前記移動型物のスライド方向に沿う左右両側辺の上部からスライド方向に直交する方向に向けて摺接部を突出して設け、
    前記ケースの一対の側壁の上辺にスライド方向に向かって所定間隔毎に薄板状でスライド方向に延びる複数の係合突起を設け、またこの側壁にはその外側面の下部に厚みをその上部よりも厚くしたスライド方向に延びる側壁補強部を設け、この側壁補強部の所定位置にこれを上下に切り欠く係止部ガイド溝を設け、さらにこの側壁の内側面の上部に厚みをその下部側より薄くすることでスライド方向に向かって延びる段部からなる摺接部当接部を設け、
    一方前記カバーの折り曲げ部の前記各係合突起に対向する位置にスリット形状の被係合穴を設け、
    さらに前記カバーは、その両側面部の下端辺の前記ケースの係止部ガイド溝に対向する位置に突出する係止部を具備して構成されており、
    前記ケースの上にカバーを被せてカバーの係止部をケースの係止部ガイド溝にガイドさせながら挿入して、カバーの側面部の下端辺がケースの側壁補強部の上端辺に当接しない状態で前記ケースの一対の側壁の上辺に前記カバーの上面部の下面を当接し、その際ケースの各係合突起をカバーの各被係合穴に挿入して係合することでケースの一対の側壁間の幅寸法を均一にし、前記係止部をケースの底部に折り曲げることでカバーをケースに取り付け、さらに前記ケースの収納部に収納した移動型物の摺接部の下面を前記ケースの摺接部当接部上に当接させたことを特徴とするスライド式電子部品。
  2. 前記カバーは、その両側面部の下端辺から突出する複数の係止部の下端辺から突出する折曲部をケースの底部に折り曲げることでケースに取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のスライド式電子部品。
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