JP4631025B2 - ピキア・パストリス(P.pastoris)及びその製造方法 - Google Patents
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Description
このように有用なサッカロミセス・セレヴィシエを宿主としたアーミング酵母は発酵母体として優れた特性を発揮する(非特許文献1)。
T.Muraiら、Appl. Environ. Microbiol.,63:1362 (1997)、M.Uedaら、J.Biosci.Bioeng.,90:125(2000)
更に、驚くべきことに、新規に創製された当該アーミング酵母が、従来から知られているサッカロミセス・セレヴィシエを宿主としたアーミング酵母に比べ、高い耐熱性を有することを見出し、本発明を完成した。
また、本発明は、かかるピキア・パストリス(P.pastoris)の製造方法であって、分泌シグナル配列、リゾプス・オリゼア(Rhizopus oryzae)由来のリパーゼの構造遺伝子配列、糖鎖結合タンパク質ドメインをコードする配列をこの順で、あるいは分泌シグナル配列、糖鎖結合タンパク質ドメインをコードする配列、リゾプス・オリゼア(Rhizopus oryzae)由来のリパーゼの構造遺伝子配列をこの順で有するプラスミドを調製し、次いでこれをピキア・パストリス(P.pastoris)に導入して形質転換した後、メタノールを含む培地で培養することを特徴とするピキア・パストリス(P.pastoris)の製造方法を提供する。
本発明において、アーミング酵母とは細胞表層局在タンパク質と種々の機能性タンパク質(酵素・抗原・抗体・レポータータンパク質など)やペプチドを融合させ、細胞表層にディスプレイさせることにより、通常の酵母では有していない新しい機能を有する、あるいは元来有している機能を増強した酵母細胞のことをいう。また、細胞表層とは細胞膜・細胞壁ならびにその間の空間であるペリプラズムのことであり、これらの層を利用し上記の様な要件を満たす酵母細胞をアーミング酵母という。
本発明におけるアーミング酵母の創製は、公開特許公報(特開平11-290078号公報、WO02/085935)を基に行われた。
本発明における酵素および該酵素の配列に関しては次に説明する通りである。
本発明において、分泌型酵素とは、リパーゼ類、アミラーゼ類、セルラーゼ類などが挙げられる。
リパーゼ類とは、油脂から脂肪酸を遊離させ得る活性を有する酵素であり、その起源については特に限定されないが、リゾプス・オリゼア(Rhizopus oryzae)などのカビ由来のリパーゼが好適に用いられる。
アミラーゼ類とはデンプンを加水分解し得る酵素をいう。代表的にはグルコアミラーゼ、α―アミラーゼ、β―アミラーゼなどが挙げられる。アミラーゼ類の酵素についてもその起源は特に限定されない。
セルラーゼ類とは一般的にエンドβ1,4−グルカナーゼをいうが、本発明においては、β1,4−グルコシド結合を切断し、セルロースからグルコースを生産する一群の酵素を称してセルラーゼという。例えば、β1,4−グルカナーゼ、β―グルコシダーゼ、カルボキシメチルセルラーゼなどが挙げられ、その起源については限定されない。
本発明において、糖鎖結合タンパク質ドメインとは、酵母細胞表層に存在する特定の糖を認識、結合する部位を有することによって、あるいは、複数の糖鎖を有し、この糖鎖が細胞壁中の糖鎖と相互作用または絡み合うことによって、細胞表層に留まることのできるドメインをいう。代表的なものに、GPIアンカータンパク質の凝集機能ドメインが挙げられる。
本発明において、GPIアンカータンパク質とは、細胞表層局在タンパク質であって、細胞膜上に存在するGPIアンカーを介して細胞膜に結合し得るタンパク質をいう。GPIアンカータンパク質にはα-アグルチニン、a-アグルチニン、FLOタンパク質、アルカリホスファターゼなどが挙げられる。本発明で好適に用いられたFLOタンパク質にはFLO1、FLO2、FLO4、FLO5、FLO9、FLO10、FLO11が挙げられる。
本発明におけるGPIアンカリングドメインとは、細胞壁アンカリングドメインとGPIアンカー付着認識シグナル配列をいう。通常これらはGPIアンカータンパク質のC末端あるいはその近傍に存在する。
GPIアンカータンパク質は、N末端側に分泌シグナル配列を有しており、この点では分泌性タンパク質と共通しているが、GPIアンカーを介して細胞膜に固定されて輸送される点が分泌性タンパク質と大きく異なる。
GPIアンカータンパク質は、細胞膜通過の際、GPIアンカリングドメインのうちGPIアンカー付着認識シグナル配列が選択的に切断される。新たに突出したC末端部分で細胞膜上のGPIアンカーと結合して細胞膜に固定される。その後ホスファチジルイノシトール依存性ホスホリパーゼC(PI−PLC)によりGPIアンカーの根元部分が切断される。ついで、細胞膜から切り離されたタンパク質は細胞壁に組み込まれる。ここでは、もうひとつのGPIアンカリングドメインである細胞壁アンカリングドメインに存在する糖鎖が、細胞壁中の糖鎖と結合し、GPIアンカータンパク質は細胞表層に固定される。
本発明において、分泌シグナル配列とは、一般に細胞外に分泌されるタンパク質のN−末端に結合している、疎水性に富んだアミノ酸を多く含むアミノ酸配列であり、通常、分泌性タンパク質が細胞内から細胞膜を通して細胞外(ペリプラズムも含む)へ分泌される際に除去される。分泌シグナル配列であれば、どのような分泌シグナル配列でも用いることができ、その起源は問わない。分泌シグナルとしてはグルコアミラーゼの分泌シグナル配列、酵母のα-またはa-アグルチニンのシグナル配列、リパーゼの分泌シグナル配列などが好適に用いられている。また、該酵素の活性に影響を与えないのであれば、分泌シグナルの一部または全部が酵素のN−末端側に残ってもよい。(特開平11-290078号公報、WO02/085935参照)
GPIアンカータンパク質の凝集機能ドメインとは、GPIアンカリングドメインよりもN末端側にあり、複数の糖鎖を有し、酵母細胞間の凝集に関与していると考えられているドメインをいう。
(1)分泌シグナル配列、酵素の構造遺伝子配列、糖鎖結合タンパク質ドメインをコードする配列をこの順で有するDNA
(2)分泌シグナル配列、糖鎖結合タンパク質ドメインをコードする配列、酵素の構造遺伝子配列をこの順で有するDNA
本発明におけるアーミング酵母の特徴は、宿主酵母の種類にあり、ピキア属酵母、好ましくはピキア・パストリスを宿主酵母とすることである。
上記(1)のDNAを用いる場合は、アンカータンパク質をコードする遺伝子を適当な制限酵素を用いて切断し、酵素をコードする遺伝子を挿入すればよい。
また、上記(1)、(2)のDNAを、プラスミドに組み込まず、宿主となるピキア属酵母の遺伝子に直接組み込んでもよい。
以下、実施例、比較例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこの実施例によって限定されるものではない。
A( short型Flo1の遺伝子の取得)
次のようにしてshort型FLO1の遺伝子を取得した。pWIFS (T. Matsumotoら、Appl. Environ. Microbiol., 68:4517 (2002))をテンプレートとし、プライマー(DNA合成装置にて合成)として配列番号1および配列番号2に記載のヌクレオチド配列を用いてPCR増幅し、BglIIおよびBamHIで切断して、約3300bpの長さのBglII-BamHI断片(BglII-BamHI FLO3300bp断片)を得た。この3300bpの断片は、FLO1の5’側の配列(分泌シグナル配列およびFLO1凝集機能ドメイン)を有していると考えられ、FLO1の3’側の配列にコードされているGPIアンカリングドメインのGPIアンカー付着認識シグナル配列は含まれていない。
次のようにしてリゾプス・オリゼア由来リパーゼの遺伝子を取得した。PWIFSproROL (T. Matsumotoら、Appl. Environ. Microbiol., 68:4517 (2002))をテンプレートとし、プライマーとして配列番号3および配列番号4に記載のヌクレオチド配列を用いてPCR増幅を行い、BamHIおよびEcoRIで切断して、約1100bpの長さのBamHI-EcoRI断片(BamHI-EcoRIリパーゼ断片)を得た。このリパーゼ断片は、リパーゼのプロ配列および成熟タンパク質配列を有している。
目的のDNAを有するプラスミドは、上記Aで得られたshort型FLO1遺伝子と上記Bで得られたプロリパーゼ遺伝子を接続することにより得られる。FLO1誘導体とリパーゼとの融合タンパク質を作成するために、以下の操作を行った。作成の模式図を、図1に示す。
まず、インテグレーション型プラスミドpPIC3.5K(Invitrogen Corporation, Carlsbad, CA)をBamHIで切断し、脱リン酸化後、上記Aで得られたBglII-BamHIFLO3300bp断片を挿入して、プラスミドpPIC3.5KFSを得た。次いで、このプラスミドpPIC3.5KFSを、BamHIおよびEcoRIで切断し、上記Bで得られたBamHI-EcoRIリパーゼ断片を挿入して、pPIC3.5KFSproROLを得た。このプラスミドpPIC3.5KFSproROLに挿入された遺伝子から発現されるタンパク質はshort型FLO1リパーゼ(特開平 11-290078号公報、WO02/085935)と同等のものである。
上記Cで得られたプラスミドpPIC3.5KFSproROLをSalIで切断後、Pichia EasyComp Kit (Invitrogen Corporation, Carlsbad, CA)を用いてPichia pastoris GS115 (his4) (Invitrogen Corporation, Carlsbad, CA)ゲノム上へ導入した。これをRD寒天培地(1M ソルビトール、2%グルコース、1.34% Yeast Nitrogen Base with Ammonium Sulfate without amino acids、4×10-5% ビオチン、0.005% L-グルタミン酸、0.005% L-メチオニン、0.005% L-リシン、0.005% L-ロイシン、0.005% L-イソロイシン)を用いて培養した。生育した酵母を選択し、short型FLO1リパーゼを発現するアーミング酵母、すなわちピキア・パストリスGS115/FSproROLアーミング酵母を得た。
上記Dで創製したピキア・パストリスGS115/FSproROLアーミング酵母をBMGY液体培地(酵母エキス 1%、ペプトン 2%、グリセロール 1%、ビオチン4ppm、yeast nitrogen base w/o amino acid 1.34%、100mMリン酸カリウム緩衝液pH6.0)に植菌し、30℃で振盪培養した。生育が定常期に入った時点で、培養液にメタノールを、最終濃度が0.5%となるように添加し、ROLの発現を促した。メタノール添加開始より5日間培地中のメタノール濃度を維持するよう添加を続け、6日目に培養を終了した。その間計時的に培養液をサンプリングし、遠心分離により培地と菌体に分離し、菌体のリパーゼ活性(30℃)を市販のキット(リパーゼキットS:大日本製薬製)で確認した(データは示さず)。培養終了した培養液を遠心分離により培地と菌体とに分離した。得られた菌体をピキア―ROLアーミング酵母とした。
上記実施例1で得られたピキア−ROLアーミング酵母を50mMリン酸緩衝液(pH7.0)に懸濁し、40℃、50℃、60℃、70℃条件下にて振盪しながらインキュベートした。インキュベートしている間、経時的にサンプリングし、遠心分離により菌体と上清に分離した。得られた菌体のリパーゼ活性(30℃)を市販のキット(リパーゼキットS(大日本製薬製))を用いて行った。この結果を図2に示す。
インキュベート開始時点の菌体のリパーゼ活性を100とした。40℃でインキュベートした場合、菌体のリパーゼ活性は12時間インキュベートしてもほぼ100であった。50℃でインキュベートした場合には、3時間後より徐々に活性が増加し、6時間後には125に達した。さらに驚くべきことに、インキュベート温度を上げ、60℃とした場合には、50℃でインキュベートしたときよりも更に活性が増加し、12時間後には180に達した。しかしながら、70℃までインキュベートを上げると表層に提示したROLが失活してしまったためか、1時間後にはほとんど活性が検出できなかった。
ROL粉末市販酵素は至適温度が40℃であり、45℃を超えると30分インキュベートしただけで活性が大きく低下することが知られている。同一のROLであるにもかかわらず、ピキア酵母の表層に提示することで大幅に耐熱性が向上する上に、活性が増加することが判明した。
a(リゾプス・オリゼア由来のリパーゼ(ROL)をサッカロミセス酵母に導入したアーミング酵母の作成)
細胞表層局在タンパク質であるFLO1 [J.Watariら、Agric. Biol. Chem., 55:1547(1991), G.G.Stewartら、 Can. J. Microbiol., 23:441(1977), I. Russellら、J. Inst. Brew., 86:120(1980), C. W.Lewisら、 J.Inst.Brew., 82:158(1976)]]の5‘側配列(BamHI-BglII約3300bp断片:分泌シグナル配列およびFLO1凝集機能ドメインを含む)と、リゾプス・オリゼアのリパーゼのプロ配列および成熟タンパク質配列を有しているリパーゼ断片(BamHI-SalI約1100bp)を、マルチコピー型プラスミドpWI3に挿入してpWIFSpmROLを得た。詳細なる作成方法はWO02/085935実施例に記載されている。この得られたプラスミドpWIFSpmROLをWO02/085935実施例に従い、サッカロミセス・セレヴィシエMT8-1(MATa ade his3 leu2 trp1 ura3)(Tajimaら Yeast, 1:67-77, 1985)に導入し、サッカロミセス・セレヴィシエ(MT8-1)−ROLアーミング酵母を得た。
上記aで得られたサッカロミセス・セレヴィシエ(MT8-1)−ROLアーミング酵母をSDC液体培地(yeast nitrogen base w/o amino acid 0.67%、カザミノ酸2%、グルコース0.5%)へアデニン0.002%、ウラシル0.008%、L-ヒスチジン0.008%、L-ロイシン0.04%を加えた液体培地に植菌し、30℃で振盪培養した。培地中のグルコース量を消費し、増殖が緩やかになった時点から更に7日間培養を継続し、8日目に培養を終了した。この間計時的に培養液をサンプリングし、遠心分離により培地と菌体に分離し、菌体のリパーゼ活性(30℃)を市販のキット(リパーゼキットS:大日本製薬製)で確認した(データを示さず)。培養終了した培養液遠心分離により培地と菌体とに分離した。得られた菌体をサッカロミセス―ROLアーミング酵母とした。
(リパーゼ細胞表層提示サッカロミセス酵母の耐熱性)
上記比較例1で得られたサッカロミセス−ROLアーミング酵母を50mMリン酸緩衝液(pH7.0)に懸濁し、40℃、50℃、60℃、70℃条件下にて振盪しながらインキュベートした。インキュベートしている間、経時的にサンプリングし、遠心分離により菌体と上清に分離した。得られた菌体のリパーゼ活性(30℃)を市販のキット(リパーゼキットS(大日本製薬製))を用いて行った。この結果を図3に示す。
インキュベート開始時点の菌体のリパーゼ活性を100とする。40℃の条件でインキュベートした場合には、リパーゼ活性はほぼ直線的に減少し、12時間後には25程度まで低下した。50℃の条件でインキュベートした場合には、活性の低下が速まり、4時間後に25程度まで低下してしまった。更にインキュベート温度を上げ、60℃の条件では更に活性の低下が速まり、3時間後には25を下回った。70℃の条件では細胞の表層に提示したROLが失活してしまったためか1時間後には活性が検出できなかった。
ピキアアーミング酵母とサッカロミセスアーミング酵母でのリパーゼ活性の挙動の違いは明確になっていないが、ピキアアーミング酵母及びサッカロミセスアーミング酵母における、アーミングされた酵素と糖鎖結合タンパク質ドメインからなるキメラタンパク質への糖鎖付加の違いが一因ではないかと考えている。O―型糖鎖は分子構造をリジットにするという報告もあり(N.Jentoftら Trends Biochem. Sci., 15, 291 (1990))、このことが本発明における酵素活性増大の一因ではないかと考え、鋭意研究中である。
Claims (4)
- 細胞表層にリゾプス・オリゼア(Rhizopus oryzae)由来のリパーゼが提示されたピキア・パストリス(P.pastoris)であって、
前記リパーゼが分泌シグナル配列、前記リパーゼの構造遺伝子配列、糖鎖結合タンパク質ドメインをコードする配列をこの順で、あるいは分泌シグナル配列、糖鎖結合タンパク質ドメインをコードする配列、前記リパーゼの構造遺伝子配列をこの順で有するDNAによって前記細胞表層に発現されるものであり、
前記糖鎖結合タンパク質ドメインが、少なくとも細胞表層局在タンパク質の凝集機能ドメインを含む部分であることを特徴とするピキア・パストリス(P.pastoris)。 - 前記糖鎖結合タンパク質ドメインが、FLOタンパク質の糖鎖結合タンパク質ドメインである請求項1に記載のピキア・パストリス(P.pastoris)。
- 請求項1又は2に記載のピキア・パストリス(P.pastoris)の製造方法であって、分泌シグナル配列、リゾプス・オリゼア(Rhizopus oryzae)由来のリパーゼの構造遺伝子配列、糖鎖結合タンパク質ドメインをコードする配列をこの順で、あるいは分泌シグナル配列、糖鎖結合タンパク質ドメインをコードする配列、リゾプス・オリゼア(Rhizopus oryzae)由来のリパーゼの構造遺伝子配列をこの順で有するプラスミドを調製し、次いでこれをピキア・パストリス(P.pastoris)に導入して形質転換した後、メタノールを含む培地で培養することを特徴とするピキア・パストリス(P.pastoris)の製造方法。
- 前記糖鎖結合タンパク質ドメインが、サッカロミセス・セレヴィシエ(Saccharomyces cerevisiae)由来のFLO1タンパク質の凝集機能ドメインを含むものである請求項3に記載のピキア・パストリス(P.pastoris)の製造方法。
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