JP4629273B2 - Vaporizer - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は主として汎用エンジンに燃料を供給するための気化器、詳しくは蝶形の絞り弁およびその開閉動作に応じて計量された燃料を送出する単一の燃料系統を具えてなるものであって、始動時に高濃度混合気を供給することができるようにした気化器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
2サイクルまたは4サイクルの汎用エンジンに燃料を供給する気化器として、特開昭55−69748号公報などに記載されているように固定ベンチュリ型であって蝶形の絞り弁と主系統および低速系統の二つの燃料系統とを具えたもの、実公昭49−17682号公報などに記載されているように可変ベンチュリ型であって円柱形の摺動絞り弁と摺動絞り弁に設けた計量針によって燃料送出量が可変とされた単一の燃料系統とを具えたもの、特開昭58−101253号公報などに記載されているように円柱形の回転絞り弁と回転絞り弁に設けた計量針によって燃料送出量が可変とされた単一の燃料系統とを具えたもの、があることは周知である。
【0003】
そして、摺動式または回転式の絞り弁を具えたものは、固定ベンチュリ型のものと比べて燃料系統が単一であるために低速から高速への燃料のつながりが円滑であるとともに燃料通路構成が簡単である、全開時に吸気路と同じ通路断面積を与えるので高出力時の要求空気流量を確保しやすい、という利点を有している。
【0004】
その反面、摺動絞り弁は一体に移動する計量針のために摺動絞り弁のストロークと少なくとも同等のスペースを設ける必要があるため、気化器を充分に小形化することができないという問題がある。また、回転絞り弁は中心軸線方向一体に移動する計量針の僅かな移動でエンジン全運転域の要求燃料流量を制御するため、燃料ノズルと計量針との形状・寸法関係、設置関係を高精度に設定しなければならないという設計上、製造上の困難がある。
【0005】
一方、これらの気化器においてエンジンの始動性、殊に冷間始動性を向上させるため、チョーク弁や始動燃料通路を設けること、或いは回転絞り弁を中心軸線方向へ少し移動させる手段を設けることが行われているが、チョーク弁や始動燃料通路は気化器の大形化、燃料通路構成の更なる複雑化を招く。また、実開平6−83943号公報などに記載されている回転絞り弁をカムにより移動させるなどの手段は、全ストロークが小さい計量針を微小ストローク移動させることとなるため設計、製造が更に面倒且つ困難なものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は固定ベンチュリ型、摺動絞り弁式、回転絞り弁式の各気化器がそれぞれもっている高出力化と燃料のつながり、全体の小形化実現、始動性向上手段を含めた設計および製造の容易性、の少なくともいずれかに難点がある、という前述の課題を解決するためになされたものであって、これらの課題を伴わない気化器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は胴体を貫通して形成された吸気路と、吸気路を開閉する蝶形の絞り弁と、燃料を絞り弁の下流側で吸気路に送出する燃料ノズルを有する単一の燃料系統と、燃料ノズルに挿入された計量針と、絞り弁と一体回転するカム部材および計量針を保持してその中心軸線方向へカム部材により往復動させられる従動部材を有する連動機構と、カム部材を回動させて絞り弁をアイドル開度から少し開いた起動開度とするファストアイドルカムおよび従動部材をカム部材から離間させて計量針をアイドル位置から燃料送出量を増大する起動位置とするリフトアップカムを有する手動の始動機構とを具えたものとした。
【0008】
吸気路をベンチュリをもたない全長ほぼ均一径とすることによって高出力時の要求空気流量を容易に確保できるとともに、絞り弁を蝶形としたことによって摺動形や回転形のものに比べて弁軸線方向を短くして気化器全体の小形化を図ることができる。また、燃料ノズルを絞り弁下流側に設置して絞り弁と連動する計量針で燃料送出量を制御させるものとしたことにより、単一の燃料系統でエンジン全運転域の要求燃料流量を制御することができる。そして、計量針のストロークをカムによって任意に設定できるので、エンジン全運転域に亘って燃料送出量を適正に制御する機能を容易にもたせることができる。
【0009】
更に、エンジンの始動にあたって連動機構によることなく手動の始動機構によって絞り弁と計量針とを動作させるものとしたことにより、エンジン回転維持に必要な空気流量と始動に要求される高濃度混合気とが容易に得られ、冷間始動も確実に行なわせることができる。そして、リフトアップカムによる計量針の移動量は連動機構による全ストローク内で設定されるので、設計、製造が容易なものとなる。
【0010】
尚、吸気路を全長ほぼ均一径とすることなく、燃料ノズルと計量針が設置されている部分にベンチュリを設けることができる。この場合、燃料の吸出しに必要な負圧は主として上流側の絞り弁で得られるので、通路を僅かに狭くするベンチュリを設置して空気流量を減少させる心配なく燃料流量の増加を図ることが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明すると、胴体1に全長均一径の吸気路2が横方向へ貫通形成されており、吸気路2を横断して胴体1に回転可能に保持された弁軸5に円板状の弁板6を装着してなる周知の蝶形の絞り弁4が弁軸5の両端部を胴体1から突出させて設けられている。図示しないエアクリーナから吸気路2に入った空気は絞り弁4を通過して矢印Eの方へ流れ、図示しないエンジンの燃焼室に送られる。
【0012】
弁軸5の一方の軸端部には絞り弁レバー7が固着されており、運転者のアクセル操作によって絞り弁レバー7を引張り回動させることにより、或いはこの軸端部に装備したねじりコイルばねからなる閉弁ばね8のばね力により絞り弁4が開閉動作することは、従来から周知のものと同じである。
【0013】
吸気路2の絞り弁4下流側には、パイプ状の燃料ノズル10が弁軸5と平行に配置されて突出しており、この燃料ノズル10の管壁先端部には中心軸線方向へ長いスリット状のノズル口11が設けられている。燃料ノズル10の基端には燃料の最大流量を規定する主ジェット12が配置されていて、図示しない一般には膜式の定燃料室の燃料は燃料通路内の主ジェット12を経て燃料ノズル10に送られる。この燃料通路、主ジェット12、燃料ノズル10は単一の燃料系統9を構成している。
【0014】
一方、吸気路2には計量針13が燃料ノズル10と向かい合って突出している。この計量針13の先端部は燃料ノズル10に挿入されていてノズル口11をエンジンのアイドリング時に最小開度とし、最大出力時に最大開度とするように直線往復動する。
【0015】
計量針13の基端部は円筒状の保持部材15に差込まれており、この基端部に取り付けた調節ねじ14が保持部材15のめねじ16に螺装されて殊にアイドリング時における計量針13の燃料ノズル10への挿入深さ、即ちノズル口11の有効開口面積を調節して安定したアイドリングが行なわれるようにしている。保持部材15は胴体2に設けた保持孔17に摺動可能且つ気密に嵌め込まれ、図示しない回り止めによって中心軸線方向へのみ移動できるようにされている。
【0016】
尚、吸気路2の燃料ノズル10,計量針13が配置している部分に、二点鎖線で示したようなベンチュリ3を設ける場合がある。このベンチュリ3は空気流速を高くしてノズル口11からの燃料送出量を増加させるように働くが、燃料の吸出しに必要な負圧は主として上流側の絞り弁4で得られるのでこの負圧を少し高くするだけでよく、従って最大出力時の要求空気流量が確保できるように通路を僅かに狭くする程度のもので燃料流量増加を図ることができる。
【0017】
弁軸5のもう一方の軸端部には板状のカム部材21が固着されている。このカム部材21は外側方へ突出した当り突起22と弁軸5を中心とする円弧状のカム23とを有しており、このカム23は胴体1に対して反対側の面にカム面24を有している。また、保持部材15の保持孔17から突出した端部には板状の従動部材25が固着されており、この従動部材25に回転自由に保持させたボールからなる接触片26がカム面24に接触している。カム部材21と従動部材25とは胴体1に取り付けたカバー体28に内蔵されており、その頂壁28aと従動部材25との間に装入した圧縮コイルばねからなる押ばね27が接触片26をカム面24に接触させるとともに、計量針13を燃料ノズル10に最も深く挿入されたアイドル位置に向かわせる力を付勢している。押ばね27はカム部材21と従動部材25とを接触させてそれらの連動関係を確実に維持させるのに有効である。
【0018】
アイドリング時に接触片26がカム面24の最も低い部分に接触して計量針13によるノズル口11の有効開口面積を最小としている。アクセル操作により絞り弁4がアイドル開度から開きはじめると、接触片26がカム面24の次第に高くなる部分に接触することによって保持部材15に取り付けた計量針13がアイドル位置からノズル口11の有効開口面積を大きくする方向へ移動し、絞り弁4が全開したときノズル口11は最大に開口する。絞り弁4が閉弁ばね8によって閉じるとき、押ばね27によって従動部材25はカム部材21に接触した状態を維持して計量針13をアイドル位置に向かって移動させる。
【0019】
前記のカム23を有するカム部材21と接触片26を有する従動部材25および押ばね27は絞り弁4と計量針13とを関連動作させ、アイドリングから最大出力まで混合気を所定空燃比に制御する連動機構20を構成する。
【0020】
本実施の形態によると、カム23の形状、計量針13の先端部の形状、ノズル口11の大きさおよび形状によって燃料の流量特性を任意に設定することができる。また、計量針13の全ストロークを絞り弁4の開閉動作と関係なくカム23の高さによって任意に設定できるので、気化器全体の小形化を妨げることなく設計および製造の容易性が得られる。
【0021】
次に、連動機構20を内蔵したカバー体28の内部およびこれに連通した胴体1のくぼみが形成する空間には、カム部材21の当り突起22に接して押圧回動させるファストアイドルカム31と、従動部材25の接触片26を設けた面に接してカム部材21から離れる方向へ移動させるリフトアップカム32とが内蔵されている。これら二つのカム31,32は基端に始動レバー33を有する軸部片34の先端に互いに隣接して設けられており、胴体1とカバー体28の周側壁28bとの合わせ面に向かい合わせて形成した半割り軸孔からなる軸支孔37に軸部片34が嵌め込まれている。始動レバー33は胴体1とこれより突出形成した受壁38とに挟まれて軸線方向へがたつくことなく手動で回動させられるようになっている。
【0022】
ファストアイドルカム31,リフトアップカム32,始動レバー33,軸部片34は基端から先端に貫通した通孔35を有する中空体とされており、ねじりコイルばねからなる戻しばね36が一端を受壁38にもう一端をファストアイドルカム31に係止して通孔35に収装されている。戻しばね36は二つのカム31,32をカム部材21,従動部材25から僅かに離れた不作動位置に保持しておくのに役立つが、省略しても差し支えない。しかし、本実施の形態によると、絞り弁4をアイドル開度から開かせる力と計量針13をアイドル位置から移動させる力とを支える軸部片34を大径高強度に作っても、その内部に戻しばね36が配置されているためコンパクト性を失わせない、という利点がある。
【0023】
エンジン始動にあたって、始動レバー33を図1,図4に示す不作動位置から本実施の形態では図4反時計方向へ90度回動させた作動位置とすると、ファストアイドルカム31がカム部材21の当り突起22を押して回動させ、アイドル開度の絞り弁4をこれより少し開いた起動開度とする。これと同時にリフトアップカム32が従動部材25を押して接触片26がカム面24から離れる方向へ移動させ、アイドル位置の計量針13をこれよりノズル口11を少し大きく開口させた起動位置とする。このことにより、始動に必要な高濃度混合気がエンジンに供給される。
【0024】
前記のファストアイドルカム31,リフトアップカム32,始動レバー33,軸部片34および戻しばね36は絞り弁4と計量針13とを始動に必要な高濃度混合気が得られる状態とする始動機構30を構成するものであり、戻しばね26以外は合成樹脂の一体成形品とされている。
【0025】
本実施の形態によると、計量針13の全ストロークを絞り弁4の開閉動作と関係なく任意の大きさに設定できるので、計量針13をアイドル位置から起動位置に移動させるストロークを決定するリフトアップカム32の設計および製造が容易なものとなる。また、軸部片34を半割り構造の軸支孔37に嵌め込んでいること、軸部片34を弁軸5,計量針13に対して直角の方向に配置したこと、によって始動機構30の組付けがきわめて簡単なものとなる。
【0026】
始動機構30はエンジンの始動が完了するまで作動位置に手で保持させておくことができ、また不作動位置と作動位置の二位置に保持するようにすることもできる。しかし、本実施の形態では不作動位置、作動位置およびその中間の半作動位置の三位置に保持するロック機構40を具えさせた。
【0027】
即ち、このロック機構40は軸部片34の中心軸線を挟んだ両側方に180度の位相で配置した二つの突縁からなる停止部41a,41bを受壁38に設けるとともに、それらの中間点である90度の位相部位にカバー体28に突設した腕片28cに設けた係止突起42を配備し、その一方で始動レバー33の中央部分に長孔からなる係合部43を設けるとともに両側縁に互いに直交する方向の平坦面からなる当り部44a,44bを設けたものとされている。
【0028】
不作動位置において始動レバー33は二つの当り部44a,44bが一方の停止部41aと係止突起42とに当って挟まれることによって保持される。これより始動レバー33を作動位置へ向かって回動させると、係止突起42は腕片28cが湾曲することによって当り部44bから外れ、90度回動した作動位置で二つの当り部44a,44bが係止突起42ともう一方の停止部41bとに当って挟まれることによって保持される。
【0029】
エンジンが始動したとき、始動レバー33を不作動位置に戻すことができるが、本実施の形態では係合部43に係止突起42を嵌入係合させておくことにより半作動位置で絞り弁4はアイドル開度よりも少し大きい開度とされ、計量針13はノズル口11をアイドル位置におけるよりも少し大きく開口した位置とされ、冷間始動に続く暖機運転を高速・高濃度混合気のアイドリングで安定よく行なうことができる。また、半作動位置から絞り弁4をアクセル操作で開く加速運転を行なう場合、高濃度混合気が先行して流れているので加速不良を生じることがない、という利点がある。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、本発明によると蝶形の絞り弁の開閉動作を計量針の直線往復動に変換して単一の燃料系統の燃料ノズルからの燃料送出量を制御し、且つ絞り弁下流側からエンジン全運転域に亘る燃料を供給するものとしたので、高出力化、燃料流量の適正化、気化器全体の小形化、設計および製造の容易化を実現してすぐれた性能の気化器を得ることができる。
【0031】
加えて、絞り弁と計量針を別個に動作させて高濃度混合気を作る始動機構を設けて絞り弁にチョーク機能をもたせたことにより、前記の各特徴を損うことなく始動性にすぐれたものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す縦断面図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図。
【図4】図2のC−C線に沿う断面図。
【図5】始動機構の正面図。
【符号の説明】
1 胴体,2 吸気路,3 ベンチュリ,4 絞り弁,5 弁軸,9 燃料系統,10 燃料ノズル,13 計量針,20 連動機構,21カム部材,24 カム面,25 従動部材,27 押ばね,28 カバー体,30 始動機構,31 ファストアイドルカム,32 リフトアップカム,33 始動レバー,34軸部片,35 通孔,36 戻しばね,37 軸支孔,40 ロック機構,41a,41b 停止部,42 係止突起,43 係合部,44a,44b 当り部,[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention mainly comprises a carburetor for supplying fuel to a general-purpose engine, more specifically, a butterfly-shaped throttle valve and a single fuel system for delivering fuel measured according to its opening / closing operation. The present invention relates to a vaporizer capable of supplying a high-concentration air-fuel mixture at start-up.
[0002]
[Prior art]
As a carburetor for supplying fuel to a two-cycle or four-cycle general-purpose engine, a fixed venturi type butterfly-shaped throttle valve, a main system, and a low-speed system as described in JP-A-55-69748 And a variable venturi type cylinder-shaped sliding throttle valve and a measuring needle provided on the sliding throttle valve as described in Japanese Utility Model Publication No. 49-17682. A cylinder having a single fuel system with a variable fuel delivery amount, a cylindrical rotary throttle valve and a metering needle provided on the rotary throttle valve as described in JP-A-58-101253 It is well known that there is a single fuel system with a variable fuel delivery amount.
[0003]
And the one with a sliding type or rotary type throttle valve has a single fuel system compared to the fixed venturi type, so the fuel connection from the low speed to the high speed is smooth and the fuel passage configuration Has the advantage that the required air flow rate at the time of high output is easily secured because the same passage cross-sectional area as that of the intake passage is given when fully opened.
[0004]
On the other hand, since the sliding throttle valve needs to provide at least a space equivalent to the stroke of the sliding throttle valve for the metering needle that moves together, there is a problem that the carburetor cannot be made sufficiently small. . In addition, the rotary throttle valve controls the required fuel flow rate in the entire engine operating range by a slight movement of the metering needle that moves integrally in the central axis direction, so the shape, dimensions, and installation relationship between the fuel nozzle and metering needle are highly accurate. There is a manufacturing difficulty in that it must be set to.
[0005]
On the other hand, in these carburetors, in order to improve engine startability, particularly cold startability, a choke valve or a start fuel passage may be provided, or a means for slightly moving the rotary throttle valve in the direction of the central axis may be provided. However, the choke valve and the start fuel passage increase the size of the carburetor and further complicate the fuel passage configuration. In addition, the means for moving the rotary throttle valve described in Japanese Utility Model Publication No. 6-83943 and the like with a cam moves the measuring needle with a small total stroke by a minute stroke, which makes the design and manufacture more troublesome. It will be difficult.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention is designed and manufactured including fixed venturi type, sliding throttle valve type, rotary throttle valve type carburetors with high output and fuel connection, overall miniaturization, and startability improvement means. The present invention has been made in order to solve the above-described problem that at least one of ease is difficult, and an object thereof is to provide a vaporizer that does not involve these problems.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention relates to an intake passage formed through the body, a butterfly-shaped throttle valve that opens and closes the intake passage, and a fuel nozzle that sends fuel to the intake passage downstream of the throttle valve. A fuel system, a metering needle inserted into the fuel nozzle, a cam member that rotates integrally with the throttle valve, and a driven member that holds the metering needle and is reciprocated by the cam member in the direction of the central axis thereof. The interlocking mechanism and the cam member are rotated so that the throttle valve is opened slightly from the idle opening so that the fast idle cam and the driven member are separated from the cam member to increase the fuel delivery amount from the idle position. And a manual starting mechanism having a lift-up cam as a starting position.
[0008]
By making the intake passage almost the same length without venturi, the required air flow rate at high output can be easily secured, and the throttle valve has a butterfly shape compared to sliding and rotating types. It is possible to reduce the size of the entire carburetor by shortening the valve axis direction. In addition, by installing a fuel nozzle downstream of the throttle valve and controlling the fuel delivery with a metering needle linked to the throttle valve, the required fuel flow in the entire engine operating range is controlled by a single fuel system. be able to. And since the stroke of the metering needle can be arbitrarily set by the cam, the function of appropriately controlling the fuel delivery amount over the entire engine operating range can be easily provided.
[0009]
Furthermore, when the engine is started, the throttle valve and the metering needle are operated by the manual starting mechanism without using the interlocking mechanism, so that the air flow rate necessary for maintaining the engine rotation and the high-concentration mixture required for starting Can be easily obtained, and the cold start can be surely performed. Since the movement amount of the measuring needle by the lift-up cam is set within the entire stroke by the interlocking mechanism, the design and manufacture are easy.
[0010]
In addition, a venturi can be provided in the part in which the fuel nozzle and the metering needle are installed, without making the intake passage have a substantially uniform diameter. In this case, the negative pressure required to suck out the fuel can be obtained mainly by the upstream throttle valve, so it is possible to increase the fuel flow without worrying about reducing the air flow by installing a venturi that slightly narrows the passage. It is.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. An
[0012]
A
[0013]
On the downstream side of the
[0014]
On the other hand, a
[0015]
The base end of the
[0016]
In some cases, a
[0017]
A plate-
[0018]
When idling, the
[0019]
The
[0020]
According to the present embodiment, the flow rate characteristic of the fuel can be arbitrarily set according to the shape of the
[0021]
Next, in the space formed by the inside of the
[0022]
The fast
[0023]
When starting the engine, if the
[0024]
The fast
[0025]
According to the present embodiment, since the entire stroke of the
[0026]
The
[0027]
That is, the
[0028]
In the inoperative position, the
[0029]
When the engine is started, the
[0030]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the opening / closing operation of the butterfly-shaped throttle valve is converted into the linear reciprocating movement of the metering needle to control the amount of fuel delivered from the fuel nozzle of a single fuel system, and on the downstream side of the throttle valve Since the fuel is supplied from the engine to the entire engine operating range, a high-performance carburetor is realized by realizing high output, optimizing the fuel flow rate, downsizing the entire carburetor, and facilitating design and manufacturing. Obtainable.
[0031]
In addition, by providing a starting mechanism that creates a high-concentration mixture by operating the throttle valve and the metering needle separately, and providing the choke function to the throttle valve, it has excellent startability without impairing the above features. Can be.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an embodiment of the present invention.
2 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
3 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
4 is a cross-sectional view taken along the line CC in FIG.
FIG. 5 is a front view of a starting mechanism.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
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