JP4625589B2 - Work vehicle - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば特開平6−220882号公報に開示されるような、油圧ショベルを代表とする従来の作業車両は、図1に示すように、ブーム1の基端部を車体20に起伏自在に連結し、先端部にバケット30を連結するためのアーム40を連結して掘削作業いわゆるバックホー作業をするように構成されている。そしてブームは図14に示すブーム101のように、下壁103と上壁104と左壁105と右壁106とを有する断面箱形状で、側面視では「く」の字形状を有している。
【0003】
このようなブーム101においては図15に示すように、掘削作業時に「く」の字状の中途屈曲部102を伸展するように負荷が加わり、下壁103に引張応力を、上壁104に圧縮応力を受けることになる。特に中途屈曲部102近傍の下壁103には応力集中が生じ易く、ことに過大な引張応力は材料の亀裂を招き易い。よって、負荷が繰り返し加わっても生じる応力、特に引張応力にブームが耐え得るよう、中途屈曲部の強度確保が要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、中途屈曲部に補強部材を設けたり、中途屈曲部の壁を厚くしたりして応力を分散し、強度を増強している構造のブームがある。しかしながら、このような手段で中途屈曲部の強度を増強すると、コストの上昇と重量の増加とを招くことになる。
【0005】
本発明はこのような種々の問題点に鑑み、ブームの外壁となる部材(上記の例では下壁103)に加わる引張応力を低減して耐久性を向上できるようにし、又は、これによってコストダウン、軽量化等を可能にした作業車両を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用効果】
上記問題を解決するため本発明の一態様に係る作業車両は、バックホー型の作業車両であって、基端部に設けた第1支持部において起伏自在に支持され、先端部に設けた第2支持部において作業具を起伏自在に支持するブームを備え、ブームの下壁である第1部材が、圧縮応力を受けた状態で組み付けられていることを特徴とする。
【0007】
また、上記問題を解決するため本発明の他の態様に係る作業車両は、フロントショベル型の作業車両であって、基端部に設けた第1支持部において起伏自在に支持され、先端部に設けた第2支持部において作業具を起伏自在に支持するブームを備え、ブームの上壁である第1部材が圧縮応力を受けた状態で組み付けられていることを特徴とする。
【0008】
また、上記の作業車両において、ブームが、第1部材への圧縮応力を与える第2部材を内蔵しており、願わくば第2部材の両端を、それぞれブームの基端部に設けた第1支持部と、先端部に設けた第2支持部とに固着していることが望ましい。
【0009】
さらに上記構造のブームを製造する製造方法において、第2部材を、外力を加えて弾性変形させた状態で第1部材と結合し、結合後外力を除くことで第2部材の復元変形を生じさせ、この復元力により第1部材へ圧縮応力を加えることが望ましい。
【0010】
上記の作業車両によれば、内部部材の弾性復元の力により、予め第1部材に圧縮応力を生じさせておくことができる。このため、掘削作業によってブームに力が加わり第1部材に引張応力が生じても、この引張応力が予め存在する圧縮応力によって減殺されるので、第1部材に生じる引張応力の最大値が低減される。したがって、肉厚増加や補強部材の追加といったコスト増・重量増を招く手段によらずとも、ブームの寿命・耐久性を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による作業車両のブーム構造及びその製造方法の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。ブームの外観形状及びブームの車体に対する取付は、従来技術と同等である。すなわち本実施形態のブーム1は、図2の長手方向視断面図に示すように、下壁3と上壁4と左壁5と右壁6とを有する断面箱形状で、側面視では「く」の字形状を有しており、図1に示すように基端部を車体20に起伏自在に連結し、先端部にバケット30を連結するためのアーム40を連結している。
【0012】
図2及びブーム1の側面視断面図である図3に示すように、ブーム1はその内部に、側面視で「く」の字に曲がった梁形状の内部部材10を有する。11,12,13,14,15は内部部材10をガイドするために略中央部に内部部材と略同等の孔16を設けて下壁3、上壁4、左壁5及び右壁6との間に介在させたプレートである。このプレート11,12,13,14,15は内部部材10の長手方向に間隔を置いて配置する。プレート11,12,13,14,15は内部部材10に対して、長手方向にずれない程度でかつプレート11,12,13,14,15の面が下壁3、上壁4と略法線方向になる程度に拘束する。(内部部材10に対して固着してもよい)
内部部材10が変形すると、下壁3、上壁4、左壁5または右壁6にプレート11,12,13,14,15が当接して内部部材10の変形方向の力を伝え、下壁3、上壁4、左壁5及び右壁6を内部部材10と同じ方向へ変形させる。なお、プレート11,12,13,14,15は分割してもよいし、枚数も5枚に限るものでもない。また内部部材10は図2のような断面円形のものでなくともよい。
【0013】
図4〜図7にブームの製造工程を示す。まず図4に示すように、内部部材10の基端部にはブーム1を車体20に取り付けるためのピン孔を有する第1支持部7、先端部にはブーム1にアーム40を取り付けるためのピン孔を有する第2支持部8をそれぞれ取付ける。第1支持部7、第2支持部8はそれぞれ一端側に平面部を有し、それぞれの平面部に、内部部材10の一端側、他端側を篏入している。ここで、内部部材10に取り付けた時点での第1支持部7と第2支持部8とのそれぞれのピン孔の間隔をL0とする。
【0014】
次に図5に示すように、成形機などにより外力を与えて内部部材10を展伸させる。但し、この展伸は弾性変形の範囲内とする。内部部材10が展伸することにより、第1支持部7と第2支持部8とのそれぞれのピン孔の間隔がL0からL1(>L0)に広がる。
【0015】
そして図6に示すように、内部部材10を展伸させたままで拘束し、内部部材10の下側に下壁3、上側に上壁4、左側に左壁5、右側に右壁6を組み付ける。下壁3、上壁4、左壁5及び右壁6は隣接する辺縁同士で溶接結合され、それぞれの両端部は第1支持部7及び第2支持部8に溶接結合される。
【0016】
上記の状態から拘束を解くと図7に示すように、内部部材10は弾性復元により、屈曲方向に変形しようとする。しかし、内部部材10が屈曲方向に変形することは同時にプレート11,12,13,14,15、第1支持部7及び第2支持部8を介して力を伝え、下壁3、上壁4、左壁5及び右壁6を屈曲方向に変形させる。このため、内部部材10は下壁3、上壁4、左壁5及び右壁6の弾性復元により展伸方向の力を受けるので、図4で説明した状態まで戻ることはない。すなわち、内部部材10自身の弾性復元による屈曲方向の力と、下壁3、上壁4、左壁5及び右壁6の弾性復元による展伸方向の力とが釣り合う位置で、内部部材10の屈曲方向の変形は停止する。このとき、第1支持部7と第2支持部8とのそれぞれのピン孔の間隔はL1からL2に狭まる。L0とL1とL2との間には式「L1>L2>L0」が成立する。
【0017】
本実施形態のブーム1は上記のようにして組み立てられるので、内部部材10自身の弾性復元による屈曲方向の力により、予め下壁3には圧縮応力が生じている。このため、掘削作業によってブーム1に展伸方向の力が加わり下壁3に引張応力が生じても、この引張応力が予め存在する圧縮応力によって減殺されるので、下壁3に生じる引張応力の最大値が低減される。したがって、下壁3の肉厚増加や補強部材の追加といったコスト増・重量増を招く手段によらずとも、下壁3の寿命・耐久性を向上させることができる。
【0018】
また、図1に示した形態に対しバケット30を反転して取付け、フロントショベルとして用いる場合は、掘削作業時にブーム1の「く」の字状の中途屈曲部をさらに屈曲するように負荷が加わり、上壁4に引張応力が生じ、下壁3に圧縮応力が生じることになる。この場合は、内部部材10に屈曲方向の力を加えて弾性変形させた状態で下壁3、上壁4、左壁5及び右壁6を組み付けるようにしておけば、内部部材10が弾性復元によって下壁3、上壁4、左壁5及び右壁6に展伸方向の力を与えることになる。よって、上壁4に予め圧縮応力を生じさせることになり、掘削作業時に上壁4に生じる引張応力の最大値が低減される。したがって、上壁4の寿命・耐久性を向上させることができる。
【0019】
次に、本発明による作業車両のブーム構造及びその製造方法の他の実施形態について、図8〜13を参照して詳細に説明する。ブームの外観形状及びブームの車体に対する取付は、従来技術と同等である。すなわち本実施形態のブーム1Aは、図8の長手方向視断面図に示すように、下壁3Aと上壁4Aと左壁5Aと右壁6Aとを有する断面箱形状で、側面視では「く」の字形状を有しており、図1に示した実施形態と同様に、基端部を車体20に起伏自在に連結し、先端部にバケット30を連結するためのアーム40を連結している。
【0020】
図8及びブーム1Aの側面視断面図である図9に示すように、ブーム1Aはその内部に、下壁3A、上壁4A、左壁5A及び右壁6Aとの間に介在させたプレート11A,12A,13A,14A,15Aプレートを有する。このプレート11A,12A,13A,14A,15Aはブーム1Aの長手方向に間隔を置いて配置する。プレート11A,12A,13A,14A,15Aはプレート11A,12A,13A,14A,15Aの面が下壁3A、上壁4Aと略法線方向になる程度に拘束する。なお、プレート11A,12A,13A,14A,15Aは分割してもよいし、枚数も5枚に限るものでもない。
【0021】
図10〜図13にブームの製造工程を示す。まず図10に示すように、左壁5Aと右壁6Aの基端部にはブーム1Aを車体20に取り付けるためのピン孔を有する第1支持部7A、先端部にはブーム1Aにアーム40を取り付けるためのピン孔を有する第2支持部8Aをそれぞれ取付ける。プレート11A,12A,13A,14A,15Aをそれぞれ左壁5Aと右壁6Aに取付ける。ここで、左壁5Aと右壁6Aに取り付けた時点での第1支持部7Aと第2支持部8Aとのそれぞれのピン孔の間隔をL0とする。
【0022】
次に図11に示すように、成形機などにより外力を与えて左壁5Aと右壁6Aを展伸させる。但し、この展伸は弾性変形の範囲内とする。左壁5Aと右壁6Aが展伸することにより、第1支持部7と第2支持部8とのそれぞれのピン孔の間隔がL0からL1(>L0)に広がる。
【0023】
そして図12に示すように、左壁5Aと右壁6Aを展伸させたままで拘束し、左壁5Aと右壁6Aの下側に下壁3A、上側に上壁4Aを組み付ける。下壁3A、上壁4A、左壁5A及び右壁6Aは隣接する辺縁同士で溶接結合され、下壁3Aと上壁4Aのそれぞれの両端部は第1支持部7A及び第2支持部8Aに溶接結合される。
【0024】
上記の状態から拘束を解くと図13に示すように、左壁5Aと右壁6Aは弾性復元により、第1支持部7Aと第2支持部8Aが近づく方向に変形しようとする。しかし、左壁5Aと右壁6Aが第1支持部7Aと第2支持部8Aが近づく方向に変形することは同時にプレート11A,12A,13A,14A,15A、第1支持部7A及び第2支持部8Aを介して力を伝え、下壁3A及び上壁4Aを第1支持部7Aと第2支持部8Aが近づく方向に変形させる。このため、左壁5Aと右壁6Aは下壁3A及び上壁4Aの弾性復元により第1支持部7Aと第2支持部8Aが離れる方向の力を受けるので、図10で説明した状態まで戻ることはない。すなわち、下壁3A及び上壁4A自身の弾性復元による第1支持部7Aと第2支持部8Aが近づく方向の力と、下壁3A及び上壁4Aの弾性復元による第1支持部7Aと第2支持部8Aが離れる方向の力とが釣り合う位置で、左壁5Aと右壁6Aの第1支持部7Aと第2支持部8Aが近づく方向の変形は停止する。このとき、第1支持部7Aと第2支持部8Aとのそれぞれのピン孔の間隔はL1からL2に狭まる。L0とL1とL2との間には式「L1>L2>L0」が成立する。
【0025】
本実施形態のブーム1Aは上記のようにして組み立てられるので、左壁5Aと右壁6A自身の弾性復元による第1支持部7Aと第2支持部8Aが近づく方向の力により、予め下壁3Aには圧縮応力が生じている。このため、掘削作業によってブーム1Aに展伸方向の力が加わり下壁3Aに引張応力が生じても、この引張応力が予め存在する圧縮応力によって減殺されるので、下壁3Aに生じる引張応力の最大値が低減される。したがって、下壁3Aの肉厚増加や補強部材の追加といったコスト増・重量増を招く手段によらずとも、下壁3Aの寿命・耐久性を向上させることができる。
【0026】
また、図1に示した形態に対しバケット30を反転して取付け、フロントショベルとして用いる場合は、掘削作業時にブーム1Aの「く」の字状の中途屈曲部をさらに屈曲するように負荷が加わり、上壁4Aに引張応力が生じ、下壁3Aに圧縮応力が生じることになる。この場合は、左壁5Aと右壁6Aに第1支持部7Aと第2支持部8Aが近づく方向の力を加えて弾性変形させた状態で下壁3A及び上壁4Aを組み付けるようにしておけば、左壁5Aと右壁6Aが弾性復元によって下壁3及び上壁4に第1支持部7Aと第2支持部8Aが離れる方向の力を与えることになる。よって、上壁4Aに予め圧縮応力を生じさせることになり、掘削作業時に上壁4Aに生じる引張応力の最大値が低減される。したがって、上壁4Aの寿命・耐久性を向上させることができる。
【0027】
以上実施形態を挙げて説明の通り、本発明のブーム構造及びその製造方法によれば、内部部材自身の弾性復元の力により、予めブームの任意の構成部材に圧縮応力を生じさせておくことができる。このため、掘削作業によってブームに力が加わり前記構成部材に引張応力が生じても、この引張応力が予め存在する圧縮応力によって減殺されるので、構成部材に生じる引張応力の最大値が低減される。したがって、肉厚増加や補強部材の追加といったコスト増・重量増を招く手段によらずとも、ブームの寿命・耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるブームを有する作業車両の図である。
【図2】本発明の実施形態によるブームの長手方向視断面図である。
【図3】本発明の実施形態によるブームの側面視断面図である。
【図4】本発明の実施形態によるブームの製造工程の第1説明図である。
【図5】本発明の実施形態によるブームの製造工程の第2説明図である。
【図6】本発明の実施形態によるブームの製造工程の第3説明図である。
【図7】本発明の実施形態によるブームの製造工程の第4説明図である。
【図8】本発明の他の実施形態によるブームの長手方向視断面図である。
【図9】本発明の他の実施形態によるブームの側面視断面図である。
【図10】本発明の他の実施形態によるブームの製造工程の第1説明図である。
【図11】本発明の他の実施形態によるブームの製造工程の第2説明図である。
【図12】本発明の他の実施形態によるブームの製造工程の第3説明図である。
【図13】本発明の他の実施形態によるブームの製造工程の第4説明図である。
【図14】従来技術によるブ−ムの長手方向視図である。
【図15】従来技術によるブ−ムの側面視図である。
【符号の説明】
1,1A...ブーム、3,3A...下壁、7,7A...第1支持部、8,8A...第2支持部、10...内部部材。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a work vehicle .
[0002]
[Prior art]
For example, a conventional work vehicle represented by a hydraulic excavator as disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 6-220882, for example, has a base end portion of a
[0003]
In such a
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, there is a boom having a structure in which a reinforcing member is provided at a mid-bend portion or a wall of the mid-bend portion is thickened to disperse stress and enhance strength. However, when the strength of the mid-bend portion is increased by such means, the cost and the weight are increased.
[0005]
In view of such various problems, the present invention can improve the durability by reducing the tensile stress applied to the member (the
[0006]
[Means for solving the problems and effects]
In order to solve the above problem, a work vehicle according to an aspect of the present invention is a backhoe-type work vehicle, and is supported by a first support portion provided at a base end portion so as to be raised and lowered, and provided at a distal end portion. A boom is provided that supports the work tool in a undulating manner at the support portion, and the first member, which is the lower wall of the boom , is assembled in a state of receiving a compressive stress.
[0007]
In order to solve the above problem, a work vehicle according to another aspect of the present invention is a front shovel type work vehicle, and is supported in a undulating manner at a first support portion provided at a base end portion. A boom that supports the work tool in a undulating manner is provided in the second support portion that is provided, and the first member that is the upper wall of the boom is assembled in a state of receiving a compressive stress.
[0008]
Further, in the work vehicle described above, the boom includes a second member that applies compressive stress to the first member, and hopefully both ends of the second member are provided at the base end portion of the boom, respectively. It is desirable that the first support portion and the second support portion provided at the tip end portion are fixed to each other.
[0009]
Furthermore, in the manufacturing method for manufacturing the boom having the above structure, the second member is coupled with the first member in an elastically deformed state by applying an external force, and the second member is deformed by removing the external force after the coupling. It is desirable to apply a compressive stress to the first member by this restoring force.
[0010]
According to the work vehicle described above, a compressive stress can be generated in the first member in advance by the elastic restoring force of the internal member. For this reason, even if a force is applied to the boom by excavation work and a tensile stress is generated in the first member, the tensile stress is reduced by a pre-existing compressive stress, so the maximum value of the tensile stress generated in the first member is reduced. The Therefore, the life and durability of the boom can be improved without using means for increasing the cost and weight, such as increasing the thickness or adding a reinforcing member.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, embodiments of a boom structure for a work vehicle and a method for manufacturing the same according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. The external shape of the boom and the mounting of the boom to the vehicle body are the same as in the prior art. That is, as shown in the longitudinal sectional view of FIG. 2, the
[0012]
As shown in FIG. 2 and FIG. 3, which is a side sectional view of the
When the
[0013]
The manufacturing process of a boom is shown in FIGS. First, as shown in FIG. 4, a
[0014]
Next, as shown in FIG. 5, the
[0015]
Then, as shown in FIG. 6, the
[0016]
When the restraint is released from the above state, as shown in FIG. 7, the
[0017]
Since the
[0018]
In addition, when the
[0019]
Next, another embodiment of a boom structure for a work vehicle and a method for manufacturing the same according to the present invention will be described in detail with reference to FIGS. The external shape of the boom and the mounting of the boom to the vehicle body are the same as in the prior art. That is, as shown in the longitudinal sectional view of FIG. 8, the
[0020]
As shown in FIG. 8 and FIG. 9, which is a side sectional view of the
[0021]
10 to 13 show a boom manufacturing process. First, as shown in FIG. 10, a
[0022]
Next, as shown in FIG. 11, the
[0023]
Then, as shown in FIG. 12, the
[0024]
When the restraint is released from the above state, as shown in FIG. 13, the
[0025]
Since the
[0026]
Further, when the
[0027]
As described above with reference to the embodiment, according to the boom structure and the manufacturing method thereof of the present invention, it is possible to generate a compressive stress in advance on any constituent member of the boom by the elastic restoring force of the internal member itself. it can. For this reason, even if a force is applied to the boom by excavation work and a tensile stress is generated in the component member, the tensile stress is reduced by a pre-existing compressive stress, so the maximum value of the tensile stress generated in the component member is reduced. . Therefore, the life and durability of the boom can be improved without using means for increasing the cost and weight, such as increasing the thickness or adding a reinforcing member.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram of a work vehicle having a boom according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of a boom according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a side sectional view of the boom according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a first explanatory diagram of a boom manufacturing process according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a second explanatory diagram of a boom manufacturing process according to the embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a third explanatory diagram of the boom manufacturing process according to the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a fourth explanatory diagram of the boom manufacturing process according to the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a longitudinal sectional view of a boom according to another embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a side sectional view of a boom according to another embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a first explanatory view of a boom manufacturing process according to another embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a second explanatory diagram of a boom manufacturing process according to another embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a third explanatory diagram of a boom manufacturing process according to another embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a fourth explanatory diagram of a boom manufacturing process according to another embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a longitudinal view of a boom according to the prior art.
FIG. 15 is a side view of a conventional boom.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
基端部に設けた第1支持部において起伏自在に支持され、先端部に設けた第2支持部において作業具を起伏自在に支持するブームを備え、
ブーム(1)の下壁である第1部材が、圧縮応力を受けた状態で組み付けられていることを特徴とする作業車両。 A backhoe type work vehicle,
A boom that is supported by the first support portion provided at the base end portion so as to be raised and lowered, and that supports the work tool at the second support portion provided at the distal end portion ;
A work vehicle in which a first member, which is a lower wall of a boom (1) , is assembled in a state of receiving a compressive stress.
基端部に設けた第1支持部において起伏自在に支持され、先端部に設けた第2支持部において作業具を起伏自在に支持するブームを備え、 A boom that is supported by the first support portion provided at the base end portion so as to be raised and lowered, and that supports the work tool at the second support portion provided at the distal end portion;
ブーム(1)の上壁である第1部材(3)が圧縮応力を受けた状態で組み付けられていることを特徴とする作業車両。 A work vehicle characterized in that the first member (3), which is the upper wall of the boom (1), is assembled in a state of receiving a compressive stress.
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