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JP4622426B2 - 半導体発光素子 - Google Patents

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Description

本発明は、窒化ガリウム系化合物半導体などを用いて形成される半導体発光素子に関するもので、特に、半導体発光素子上に形成された電極層により活性層で発光した光を反射させて光を外部に効率よく取り出すタイプの半導体発光素子における電気的、光学的、信頼性に優れた電極材料及び電極構造に関するものである。
近年の半導体発光素子の進展は著しく、特に発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)は、小型、低消費電力、高信頼性などの特徴を備え、広く表示用光源として用いられている。実用化されているLEDの材料は、3−5族化合物半導体が用いられ、その中でも窒化ガリウム系化合物半導体(AlGaIn1−x−yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1))は紫外領域からオレンジ色域をカバーする直接遷移型の半導体であり、現在では、主に青色、緑色のLEDとして用いられ、屋外表示器や交通信号機へ数多く用いられている。また、紫外領域を含め更なる高効率化が進むことにより、蛍光灯に用いられる蛍光体の励起光源としても大きな可能性を有しており、水銀(Hg)フリーへの環境面での期待も相俟って精力的に開発が進められている。
一般的には、窒化ガリウム系化合物半導体を用いた発光素子は、窒化ガリウム系化合物半導体層をサファイア基板などの基板上に結晶成長させ、n型の窒化ガリウム系化合物半導体と、活性層とp型の窒化ガリウム系化合物半導体とを順次積層した構造となっている。このような構造の発光素子では、n型の窒化ガリウム系化合物半導体からの電子とp型の窒化ガリウム系化合物半導体からの正孔が活性層内で再結合し、活性層で生じた光が外部に取り出されることになる。
このような構造の半導体発光素子では、活性層の上側に向かう光を取り出す構造や、活性層の下側に向かう光を透明性の基板を介して取り出す構造が知られている。特に透明性の基板を介して光を取り出す構造(以下、この構造を「フリップチップ型」という)においては、p型の窒化ガリウム系化合物半導体上に形成される電極層を反射層として用いた構造となっている。一般的にn型、p型の窒化ガリウム系化合物半導体層に対する電極を同一平面上に形成する窒化ガリウム系化合物半導体発光素子において、フリップチップ型は、p型の窒化ガリウム系化合物半導体層上に透光性の電極を設ける構造に比べ、透光性の電極における光の吸収やボンディングなど目的で形成される透光性の電極上の厚膜パッド電極における光の遮蔽がなく、活性層で生じた光を効率よく外部に取り出すことができる利点を有している。このフリップチップ型の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子の電極材料及び電極構造については以下の文献に記載される半導体発光素子が知られている。
特開平6−232450号公報 p型ドーパントがドープされた窒化ガリウム系化合物半導体上に20μm以下の幅の金(Au)/ニッケル(Ni)からなる電極を付着した後にアニーリングし、その上にAu、インジウム(In)、アルミニウム(Al)等の導電性材料を蒸着する。 特開2000−36619号公報 フリップチップ型の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子において、p型の窒化ガリウム系化合物半導体層に形成する電極を厚膜の銀(Ag)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)を用いる、若しくはp型の窒化ガリウム系化合物半導体層と前記厚膜の電極との間に、コバルト(Co)、Niを用いる。 特開2001−217461号公報 フリップチップ型の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子において、p型の窒化ガリウム系化合物半導体層に形成する電極として、窒化ガリウム系化合物半導体層にオーミック接続可能な金属材料によるコンタクト層と、その上に反射率の高いAgによる反射層と、その上にNiの保護膜からなる構造を用いる。この場合、オーミック接続可能な金属材料としては、Ni、Co、アンチモン(Sb)が開示されている。 特開2003−224297号公報 フリップチップ型の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子において、p型の窒化ガリウム系化合物半導体層上に透光性のオーミック電極を形成し、透光性のオーミック電極を透光性絶縁膜を介して反射層により覆う構造が開示されている。この場合、透光性のオーミック電極としては、Ni−Au、Ni−Pt、Co−Auが、透光性絶縁膜としては、SiO2、Al2O3、SiN、TiO2、ZrO2が、反射層としては、Al、Ag、Rhが開示されている。 特開2004−71655号公報 フリップチップ型の窒化ガリウム系化合物半導体発光素子において、p型の窒化ガリウム系化合物半導体層上に形成する電極として開口部を有する接触抵抗の低いNi、Au、Rh、Ir、Pdから選択される第1の部材と第1の電極部材上に形成され、第1の電極部材の開口部を充填するAgを主成分とする第2の部材からなる構成が開示されている。。
一般的に、窒化ガリウム系化合物半導体層を含む化合物半導体の場合、金属電極を半導体上に形成しただけでは、化合物半導体と金属との界面に存在するショットキー障壁によりオーミック特性を得ることができず、前記障壁を除去するための熱処理(「シンター」、「アニール」、「アロイ」、「合金化」ともいう)が必要である。p型の窒化ガリウム系化合物半導体層に対する良好なオーミック特性を得ることが可能な金属材料としては、金属の仕事関数の大きなAu、Ni、Agなどが良いと言われている。一方、フリップチップ型の発光素子においては、活性層での発光を電極で反射させて取り出す構造を採っているため、電極若しくは電極構造においては、良好なオーミック特性を得ると同時に、活性層での発光の波長に対して高い反射率が要求される。
下記表に4種類の波長に対する各種金属膜の反射率(%)のデータを示す。

Figure 0004622426

ところで、窒化ガリウム系化合物半導体(AlGaIn1−x−yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1))の発光色は紫外領域からオレンジ色域をカバーするため、反射率の観点からは上記表によれば、Al、Agが優れていることになる。しかし、Alは、p型の窒化ガリウム系化合物半導体に対して良好なオーミック特性を得ることができず、Ag原子ではエレクトロマイグレーションおよびイオンマイグレーションが顕著であるため、電気的及び信頼性で課題がある。
一方、上記特許文献に開示された電極材料及び電極構造については、特許文献1に開示されているAu/Niからなる電極上のAu、インジウム(In)、Al等の導電性材料に関しては、Au/Niは光の反射率が弱く、その上に形成されるAu、In、AlのうちのAlについては、反射率は高いものの窒化ガリウム系化合物半導体との接触による界面でのAlN形成、即ち、Al/GaN→AlN/Gaの変化も懸念され、電気的及び信頼性で課題がある。また、特許文献2に開示されているp型の窒化ガリウム系化合物半導体層に形成する電極を厚膜の銀(Ag)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)を用いる、若しくはp型の窒化ガリウム系化合物半導体層と前記厚膜の電極との間に、コバルト(Co)、Niを用いることについては、Agについては前述のような課題を有しており、他の金属については反射率が低い課題がある。更にCoやNiが介在される構造に至ってはCoやNiにおける光の吸収が避けられない。これは特許文献3や特許文献4に開示されている構造においても同様な課題である。さらに、特許文献5に開示された電極においても、RhとAgとの合金化による駆動電圧の上昇やAgのマイグレーションを避けることができず、電気的および信頼性での課題を有している。従って、本発明の目的は、フリップチップ構造を有する半導体発光素子において、電気的、光学的、信頼性の総合面で優れた電極材料及び電極構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の半導体発光素子は、請求項1によれば、半導体層とその半導体層に接続する電極とを備えた半導体発光素子であって、該電極構造は、該半導体層が部分的に露出するように形成される該半導体とオーミック特性に優れた第1の金属と、その上に形成される透光性の絶縁膜と、その上に形成され、前記第1の金属と離反して設けられて電気的に接続せず、該半導体素子で生ずる発光の波長に対して第1の金属に比較して高反射率の第2の金属と、露出している前記第2の金属及び前記絶縁膜を被覆して、前記第1の金属と電気的に接続する第3の金属とを有することを特徴とする。これらの電極材料及び電極構造により、電気的には第1の金属により半導体層との間で良好なオーミック特性を得ることができ、駆動電圧を低下させることができる。また、第1の電極を半導体層が部分的に露出するように形成しているので、反射率のやや低い第1の金属の半導体層に対する面積を小さくすることができ、活性層での発光を露出部から通過させ、反射率の高い第2の金属で効率良く反射させ、再度、半導体層内に戻し、最終的には透光性の基板を介して外部に放射することができる。さらに、この電極構造では、高反射率の第2の金属が透光性の絶縁膜を介することにより、第1の金属や半導体層と電気的に接触しない構造になっているので、第1の金属との合金化による駆動電圧の上昇や半導体との界面変化の懸念も生じることなく、電気的、光学的、信頼性で優れた電極材料及び電極構造となっている。ここで、第1の金属を半導体層が部分的に露出するように形成するとは、第1の金属の占める面積を出来る限り少なくし、活性層での発光を露出部から積極的に通過させることを意図している。従って、露出する半導体層の面積と半導体層の面積との比(露出する半導体層の面積/半導体層の面積)は、0.1以上0.7以下が望ましい。0.1を下回ると高反射率の第2の金属の効果が少なくなり、0.7を上回ると第1の金属による十分なオーミック特性を得られ難くなるからである。なお、第1の金属は、発光に対して透光性でもよく、不透光性でもよいが、光の有効利用という観点では、透光性の方が第2の金属による反射を利用できるので望ましく、そのための膜厚は、1nm〜10nmが望ましい。1nm未満ではオーミック特性が得られ難く、10nmを超えると光の吸収が著しいからである。但し、反射率に関し、第2の金属には及ばないものの比較的反射率の高い、例えば、Rhなどを用いる場合は、反射を利用する方が望ましく、膜厚は、10nm以上が望ましい。さらに、電気的に接続しないとは、構造上は接続若しくは接合する場合であっても電流が流れないことを意味する。記第2の金属の上に形成され、前記第2の金属とは電気的に接続せず、前記第1の金属と電気的に接続する第3の金属を有する。この構造においては、第2の金属は、第3の金属を介して、構造上は第1の金属に接続している。しかし、電流は第3の金属から第1の金属に流れるので、第2の金属は第1の金属とは電気的に接続していない。これらの電極材料及び電極構造により、半導体発光素子をリードフレームや基材に実装することが可能となり、電気的、光学的、信頼性に優れたLEDランプを作製することができる。
上記課題を解決するために、本発明の半導体発光素子は、請求項によれば、前記第2の金属は、少なくともアルミニウム(Al)または銀(Ag)若しくはAgを含む合金を第1の金属側に有することを特徴とする。これにより、広い発光波長領域で高い反射率を実現することが可能となる。なお、前述において、Agに対し、エレクトロマイグレーションおよびイオンマイグレーションの課題を指摘したが、本発明の構造においては、Agは構造的には、第1および第3の金属に接続しているが、電流は、第3の金属から第1の金属に流れ、Agには電流が流れないので、Agにおけるエレクトロマイグレーションおよびイオンマイグレーション発生の可能性を大幅に低下させることができる。さらに、窒化ガリウム系化合物半導体においては、280nmのディープな紫外領域の発光も可能であり、この場合は、Alを第2の金属として用いることにより紫外領域の発光への対応も可能となる。
上記課題を解決するために、本発明の半導体発光素子は、請求項によれば、前記絶縁膜は、SiO、Al、SiN、TiO、ZrO、SOGの少なくとも1種類もしくはこれらの多層膜であることを特徴とする。これにより、活性層での発光を減衰なく高反射率第2の金属に導くことができる。
上記課題を解決するために、本発明の半導体発光素子は、請求項によれば、前記第3の金属は、第2の金属を含有しない金属であることを特徴とする。これにより、発光素子をリードフレームや基材に実装することが可能となり、電気的、光学的、信頼性で優れたLEDランプを作製することができる。なお、リードフレームや基材に実装する場合は、主にAuからなるバンプや半田を用いて行われるが、この場合、第3の金属としては、Ti、Ni、Auを主成分として用いることが望ましい。
上記課題を解決するために、本発明の半導体発光素子は、請求項によれば、前記半導体層は、p型の窒化ガリウム系化合物半導体層であり、前記第1の金属は、Rh、Pt、Pd、Ir、Ruから選択された少なくとも1つの金属を含むことを特徴とする。特にp型の窒化ガリウム系化合物半導体層に対しては、これらの金属を用いることにより、p型の窒化ガリウム系化合物半導体層との間に良好なオーミック接触を容易に得ることができる。ここで、窒化ガリウム系化合物半導体はAlxGayIn1−x−yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)で表すことができ、GaNのみならず、AlN、InNの2元化合物、AlGaN、GaInN、AlInNの3元化合物、AlGaInNの4元化合物を含むものである。
上記課題を解決するために、本発明の半導体発光素子は、請求項7によれば、前記第1の金属は、網目状、島状(ドット状)、短冊状の少なくとも1種類もしくはこれらの組合わせの形状であることを特徴とする。
請求項1乃至請求項7の発明は、半導体層とその半導体層に接続する電極とを備えた半導体発光素子であって、第1の金属を半導体層との間で良好なオーミック特性が得られる材料を用いることで駆動電圧を低下させるとともに、第1の電極を半導体層が部分的に露出するように形成しているので、活性層での発光を露出部から通過させ、反射率の高い第2の金属で効率良く反射させ、再度、半導体層内に戻し、最終的には透光性の基板を介して外部に放射することができ、さらに、高反射率の第2の金属が透光性の絶縁膜を介することにより、第1の金属や半導体層と電気的に接触しない構造になっているので、第1の金属との合金化による駆動電圧の上昇や半導体との界面変化の懸念も生じることもないので、電気的、光学的、信頼性の総合面で優れた効果を有する。
(窒化ガリウム系化合物半導体の結晶成長)
窒化ガリウム系化合物半導体を成長させる基板としてはサファイア基板10を用い、洗浄及び気相エッチングの後、有機金属気相成長法(MOVPE法)により、AlNからなる約20nmの低温堆積バッファ層11、Siをドープした約4μmのGaNからなるn型層12、GaNとGaInNからなる多重量子井戸構造(MQW)の活性層13、Mgをドープした60nmのAlGaNからなるp型層14、Mgをドープした150nmのGaNからなるp型層15を順次形成した(図1)。なお、280nmの発光波長を得る場合は、n型層12としてSiをドープしたAlGaInN層を用い、更にAlGaInNによる多重量子井戸構造(MQW)の活性層13を用いた。
(電極形成のためのエッチング)
上記で得られた試料を、各素子ごとに、n型層12の表面を露出させる部分を除いてマスクを形成し、マスクの形成されていない部分をn型層12の途中までドライエッチング法によりエッチング除去した後、マスクを除去した(図2)。
(第1の金属の形成(網目状))
次に、各素子ごとに、p型層15上に第1の金属を形成する部分を除いて網目状のマスクを形成し、蒸着法によりRhを約400nmの厚さで、幅が2.0μmのA部と間隔が4.0μmのB部からなる第1の金属16を形成した後、マスクを除去した(図3)、(図4)。

(n型層への電極形成)
次に、各素子ごとに、n型層12上に電極を形成する部分を除いてマスクを形成し、蒸着法によりVを約20nm、Alを約100nm、Tiを約5nmの厚さでn型層への電極17を形成した後、マスクを除去した(図5)。
(熱処理の実施)
次に半導体と第1の金属16、n型層への電極17界面に存在するショットキー障壁を除去し、オーミック特性を得るために、窒素中、約600℃で、約30分間熱処理した。
(透光性の絶縁膜の形成)
次に、各素子ごとに、p型層15上及び第1の金属16上に透光性の絶縁膜を形成する部分を除いてマスクを形成し、CVD法でSiOを約200nmの厚さでを形成し、透光性の絶縁膜18とした後、マスクを除去した(図6)。
(第2の金属の形成)
次に、各素子ごとに、SiO上に第2の金属を形成する部分を除いてマスクを形成し、第2の金属としてAlを用い、蒸着法によりAlを約300nmの厚さで第2の金属19を形成した後、マスクを除去した(図7)。なお、発光波長が400nmを越える場合は、第2の金属としては、下記の比較例(3)との関係で、Agを用いた。
(第3の金属の形成)
次に、各素子ごとに、n型層への電極17、第1の金属16、絶縁膜18、第2の金属19上に第3の金属を形成する部分を除いてマスクを形成し、第3の金属としてAuを用い、蒸着法によりAuを約600nmの厚さで第3の金属20を形成した後、マスクを除去した(図8)。
(LEDランプの作製)
次に、ウエハを通常のスクライブ法により各素子に分離して半導体発光素子30とし、合成樹脂板の表裏面の所定の位置に導電ペーストを使用して第1の電極端子21と第2の電極端子22を形成した基材23(第1の電極端子21と第2の電極端子22は電気的に隔離されており、合成樹脂板の表面から裏面にかけて形成されている)上にAuからなるバンプ24を介して、圧着した。最後に、透明なエポキシ樹脂からなる封止材25で半導体発光素子30の周囲を封止し、LEDランプ40を完成させた(図9)。なお、紫外領域の発光の場合は、封止材25としてエポキシ樹脂に替わり、シリコーン樹脂を用いてもよい。
(実施の形態2)
第1の金属を島状(ドット状)に形成する場合も可能である(図10)、(図11)。前述の場合が、第1の金属と第3の金属の接続部が、第1の金属の周囲であったのに対し、この形態では、島状(ドット状)に形成された第1の金属全てに対して第3の金属との接続部を有する点が異なる。
(結果)
発明を実施するための最良の形態および実施の形態2を従来用いられている、(1)p型のGaN層上に形成されたRh電極の場合、(2)(1)においてp型のGaN層とRh電極との間にNiからなる薄膜層を形成した場合、および特許文献5に開示された(3)島状(ドット状)のRhにAgを形成した場合、と比較した(図12)。図12から本件発明の電極材料および電極構造が他の場合に比べ、電気的、光学的、信頼性の総合面で優れていることが分かる。なお、図内の数値は発明を実施するための最良の形態および実施の形態2の結果を1.0とした場合の相対値である。
発明を実施するための最良の形態における窒化ガリウム系化合物半導体の結晶成長後の断面図である。 発明を実施するための最良の形態におけるn型層12を露出させた後の断面図である。 発明を実施するための最良の形態におけるp型層15の上に第1の金属16を形成した後の平面図である。 図3のa−a線についての断面図である。 発明を実施するための最良の形態におけるn型層12の上に電極17を形成した後の断面図である。 発明を実施するための最良の形態における絶縁膜18を形成した後の断面図である。 発明を実施するための最良の形態における第2の金属19を形成した後の断面図である。 発明を実施するための最良の形態における第3の金属20を形成した後の断面図である。 発明を実施するための最良の形態における半導体発光素子30を封止材25で封止したLEDランプ40の断面図である。 本発明の実施の形態2における第1の金属16を島状(ドット状)に形成し、n型層12の上に電極17を形成した後の平面図である。 本発明の実施の形態2における第1の金属16を島状(ドット状)に形成した場合の第3の金属20を形成した後の断面図である。 結果の比較を示す図である。
符号の説明
10 サファイア基板
11 AlNバッファ層
12 n型層
13 活性層
14 p型層
15 p型層
16 第1の金属
17 n型層に対する電極
18 絶縁膜
19 第2の金属
20 第3の金属
21 第1の電極端子
22 第2の電極端子
23 基材
24 Auからなるバンプ
25 封止材
30 半導体発光素子
40 LEDランプ

Claims (6)

  1. 半導体層とその半導体層に接続する電極とを備えた半導体発光素子であって、該電極構造は、該半導体層が部分的に露出するように形成される該半導体とオーミック特性に優れた第1の金属と、
    その上に形成される透光性の絶縁膜と、
    その上に形成され、前記第1の金属と離反して設けられて電気的に接続せず、該半導体素子で生ずる発光の波長に対して第1の金属に比較して高反射率の第2の金属と、
    露出している前記第2の金属及び前記絶縁膜を被覆して、前記第1の金属と電気的に接続する第3の金属と
    を有することを特徴とする半導体発光素子。
  2. 前記第2の金属は、少なくともアルミニウム(Al)または銀(Ag)若しくはAgを含む合金を第1の金属側に有することを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 前記絶縁膜は、SiO、Al、SiN、TiO、ZrO、SOGの少なくとも1種類もしくはこれらの多層膜であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体発光素子。
  4. 前記第3の金属は、第2の金属を含有しない金属であることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の半導体発光素子。
  5. 前記半導体層は、p型の窒化ガリウム系化合物半導体層であり、前記第1の金属は、ロジウム(Rh)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)、ルテニウム(Ru)から選択された少なくとも1つの金属を含むことを特徴とする請求項1乃至4に記載の半導体発光素子。
  6. 前記第1の金属は、網目状、島状(ドット状)、短冊状の少なくとも1種類もしくはこれらの組合わせの形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項5に記載の半導体発光素子。
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