JP4620703B2 - solenoid valve - Google Patents
solenoid valve Download PDFInfo
- Publication number
- JP4620703B2 JP4620703B2 JP2007107441A JP2007107441A JP4620703B2 JP 4620703 B2 JP4620703 B2 JP 4620703B2 JP 2007107441 A JP2007107441 A JP 2007107441A JP 2007107441 A JP2007107441 A JP 2007107441A JP 4620703 B2 JP4620703 B2 JP 4620703B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- iron core
- discharge
- movable iron
- valve seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Description
本発明は、主弁部とソレノイド部とを備えた電磁弁に関する。 The present invention relates to an electromagnetic valve including a main valve portion and a solenoid portion.
一般的に電磁弁は、流路切り換え用の弁体を有する主弁部と、弁体を弁座に対して接離する方向に駆動させるソレノイド部とから構成されている(例えば、特許文献1参照)。図6に示すように、特許文献1に開示の電磁弁80において、前記主弁部81を形成するハウジング82には、供給ポート82aと出力ポート82bと排出ポート82cとが設けられている。また、ハウジング82の底部には取付孔82dが形成され、該取付孔82dにはシール部材83を介してリテーナ84が挿入されるとともに該リテーナ84が固定板85に支持されることでハウジング82に取り付けられている。そして、ハウジング82内にはリテーナ84によって弁室87が区画形成されている。
Generally, an electromagnetic valve is composed of a main valve portion having a valve body for switching a flow path, and a solenoid portion that drives the valve body in a direction in which the valve body comes in contact with and separates from the valve seat (for example, Patent Document 1). reference). As shown in FIG. 6, in the
また、リテーナ84には供給ポート82aと弁室87とを連通させる連通孔86が設けられるとともに、連通孔86と弁室87とを連通させる供給オリフィス88が形成されている。さらに、排出ポート82cは排出オリフィス89を通じて弁室87に連通している。弁室87内には、弁部材(弁体)90が収容されるとともに、前記リテーナ84における供給オリフィス88の周囲には供給弁座91aが設けられている。また、ハウジング82において、排出オリフィス89の周囲には排出弁座91bが設けられている。
The retainer 84 is provided with a
電磁操作部92は、励磁コイル93が巻かれた中空のボビン94と、該ボビン94内に収容された固定鉄心95及び可動鉄心96と、上記ボビン94が収容された磁気カバー97と、励磁コイル93に導通する一対のコイル端子98とを有する。そして、電磁弁80は弁部材90を上記電磁操作部92で駆動操作することにより流路を切り換え可能になっている。
上記構成の電磁弁80において、弁室87は、ハウジング82の取付孔82dに挿入されたリテーナ84によって区画形成され、該リテーナ84は固定板85によって支持されている。このため、弁室87の大きさは、リテーナ84の取付孔82dへの取付状態によって左右される。固定板85は、弁部材90の移動方向に沿って取付孔82dに挿入されるため、固定板85の位置によってリテーナ84の位置が変化し、排出弁座91bに対する供給弁座91aの位置が変動してしまう。さらに、リテーナ84と取付孔82dとの間にはシール部材83が介装されている。このため、固定板85によるリテーナ84の支持位置に加え、シール部材83の弾性力の影響により、排出弁座91bに対する供給弁座91aの位置が変動しやすい。よって、供給弁座91aと排出弁座91bとの間隔にバラツキが生じやすく、結果として弁部材90のストローク量がばらついて電磁弁80の性能が低下するという問題があった。
In the
本発明は、排出弁座と供給弁座との間隔のバラツキを防止することができ、性能低下を防止することができる電磁弁を提供することにある。 An object of the present invention is to provide an electromagnetic valve that can prevent variation in the interval between the discharge valve seat and the supply valve seat, and can prevent performance degradation.
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、ボディに形成された弁室内に弁体が収容されるとともに、前記ボディに供給ポート、出力ポート、及び排出ポートが形成され、前記弁室内に設けられた供給弁座及び排出弁座に対する前記弁体の接離により流路を切り換え可能とする主弁部と、磁気カバーによって外郭が形成されるとともに固定鉄心に励磁コイルが巻装された固定磁極部材を備え、前記固定鉄心に対して接離する可動鉄心により前記弁体を供給弁座に対して接離する方向に駆動させるソレノイド部とを備える電磁弁であって、前記ボディは合成樹脂材料より有底箱状に形成されるとともに前記供給弁座が一体形成され、前記弁室内には、前記排出ポートと弁室とを連通させる排出通路が形成されるとともに前記排出弁座が一体形成された排出部形成部材が配設され、該排出部形成部材は排出弁座と前記供給弁座との間隔が弁体の所定ストロークとなる位置に、弁体の接離する方向に対し直交する方向から位置決め固定されていることを要旨とする。 In order to solve the above problems, the invention according to claim 1 is characterized in that a valve body is accommodated in a valve chamber formed in the body, and a supply port, an output port, and a discharge port are formed in the body. A main valve section that allows switching of the flow path by contact and separation of the valve body with respect to a supply valve seat and a discharge valve seat provided in the valve chamber, and an outer coil is formed by a magnetic cover, and an exciting coil is wound around a fixed iron core. An electromagnetic valve comprising: a fixed magnetic pole member mounted; and a solenoid unit that drives the valve body in a direction to contact and separate from a supply valve seat by a movable core that contacts and separates from the fixed iron core, The body is formed of a synthetic resin material in a bottomed box shape, and the supply valve seat is integrally formed. In the valve chamber, a discharge passage for communicating the discharge port and the valve chamber is formed, and the discharge valve Is formed in a direction in which the valve body contacts and separates at a position where the distance between the discharge valve seat and the supply valve seat is a predetermined stroke of the valve body. The gist is that it is positioned and fixed from a direction perpendicular to the direction.
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電磁弁において、前記可動鉄心には該可動鉄心と前記弁体とを一体に連結する連結部が延設されるとともに、前記磁気カバーには前記可動鉄心の外側に対向配置され、かつ前記励磁コイルへの通電により磁気カバーから可動鉄心を通る磁気回路を形成する位置に配置される延設部が形成されていることを要旨とする。 According to a second aspect of the present invention, in the electromagnetic valve according to the first aspect, the movable iron core is provided with a connecting portion that integrally connects the movable iron core and the valve body, and the magnetic cover is provided with the magnetic cover. The gist of the present invention is that an extending portion is formed so as to face the outside of the movable iron core and to be arranged at a position where a magnetic circuit passing from the magnetic cover through the movable iron core is formed by energizing the exciting coil.
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電磁弁において、前記弁体には前記可動鉄心の連結部に連結される保持シートが設けられ、該保持シートは磁性材料より形成されていることを要旨とする。 According to a third aspect of the present invention, in the electromagnetic valve according to the second aspect, the valve body is provided with a holding sheet connected to the connecting portion of the movable iron core, and the holding sheet is made of a magnetic material. It is a summary.
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の電磁弁において、前記排出部形成部材には、非磁性材料よりなり前記可動鉄心の移動をガイドするガイド部が設けられていることを要旨とする。 According to a fourth aspect of the present invention, in the electromagnetic valve according to any one of the first to third aspects, the discharge portion forming member is made of a nonmagnetic material and guides the movement of the movable iron core. The gist is that a guide portion is provided.
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の電磁弁において、前記磁気カバーは前記ボディの成形時に該ボディに一体化されるとともに、磁気カバーには前記固定磁極部材が固定されていることを要旨とする。 According to a fifth aspect of the present invention, in the electromagnetic valve according to any one of the first to fourth aspects, the magnetic cover is integrated with the body when the body is molded, and the magnetic cover The gist is that the fixed magnetic pole member is fixed.
本発明によれば、排出弁座と供給弁座との間隔のバラツキを防止することができ、性能低下を防止することができる。 According to the present invention, it is possible to prevent variation in the interval between the discharge valve seat and the supply valve seat, and it is possible to prevent performance degradation.
以下、本発明を具体化した電磁弁の一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。図1及び図2に示すように、電磁弁11は、流体流路を切り換えるための弁体27を有するパイロット式の主弁部21と、前記弁体27を駆動させるためのソレノイド部41とから構成されている。
Hereinafter, one embodiment of a solenoid valve embodying the present invention will be described with reference to FIGS. As shown in FIGS. 1 and 2, the
まず、電磁弁11における主弁部21側について説明する。主弁部21は非磁性材(合成樹脂材料)より有底箱状に形成されたボディ22を有している。このボディ22には前記ソレノイド部41の外郭を形成する磁気カバー42が一体化されている。まず、主弁部21の外郭を形成するボディ22について説明する。このボディ22の一つの側面には、供給ポートPと出力ポートAと排出ポートRとが設けられている(図1参照)。供給ポートPには、配管を介して正圧供給源から正圧空気が供給され、出力ポートAは配管を介してエアシリンダー等の空気圧機器に接続される。また、排出ポートRには、排気用配管が接続される。
First, the
ボディ22には、上方へ開口する収容凹部22aが形成され、該収容凹部22a内には排出部形成部材15が収容されている。図3に示すように、排出部形成部材15は、合成樹脂材料(例えば、PPS)により略直方体状に形成されている。図1及び図2に示すように、排出部形成部材15には、該排出部形成部材15の長さ方向に延び、排出部形成部材15の一側面で開口する排出通路15aが形成されている。また、排出通路15aが開口する一側面には、排出通路15aを囲う環状をなすガスケットGが装着されている。さらに、排出部形成部材15には、前記排出通路15aに連通し、かつ排出通路15aに対し直交する方向へ延びる排出口15bが形成されている。そして、排出部形成部材15において、排出口15bが開口する面には、排出口15bを囲むように排出弁座15cが形成されている。
The
上記構成の排出部形成部材15は、排出通路15aが前記排出ポートRに連通するように収容凹部22a内に位置決めされている。この位置決め状態では、排出部形成部材15の一側面と、該一側面に対向するボディ22の内面との間に前記ガスケットGが介装され、該ガスケットGによって排出通路15aからの流体漏れが抑制されている。また、排出部形成部材15において、前記排出弁座15cが形成された面に背向する面にはガイド軸15dが突設されている。
The discharge
ボディ22内において、前記排出部形成部材15と収容凹部22aの底部との間には弁室23が区画形成されている。また、ボディ22には、前記供給ポートPに連通する供給通路24が形成されるとともに、収容凹部22aの底部を形成する位置には供給通路24と弁室23を連通する供給口22cが形成されている。収容凹部22aの底部を形成する位置において、供給口22cを囲む位置には供給弁座22dが形成されている。そして、供給ポートPは供給通路24及び供給口22cを通じて弁室23内に連通している。また、排出ポートRは、前記排出部形成部材15に形成された排出通路15a及び排出口15bを通じて弁室23内に連通している。出力ポートAも弁室23内に連通している。
In the
前記弁室23内であり、供給弁座22dと排出弁座15cとの間には弁体27が収容されている。弁体27は、ゴム材料より円柱状に形成された弁本体27aと、該弁本体27aに接合された軟磁性材料製の保持シート27bとから形成されている。図3に示すように、前記保持シート27bは細長板状をなし、弁本体27aへの接合状態では弁本体27aの径方向に沿って相反する方へ延びている。図1及び図2に示すように、弁室23内において、弁体27とボディ22との間には弁復帰ばね30が介在されており、弁体27は弁復帰ばね30のばね力によって供給弁座22dから離間する方向へ付勢されている。
A
そして、図4及び図5に示すように、弁体27が供給弁座22dから離間する方へ移動すると、弁体27は排出弁座15cに着座し、排出口15bが閉鎖されるとともに供給口22cが開放される。すると、弁室23を通じて供給ポートPと出力ポートAとが連通し、出力ポートAから空気圧機器に正圧空気が供給されるようになっている。また、図1及び図2に示すように、弁体27が排出弁座15cから離間する方へ移動すると、弁体27は供給弁座22dに着座し、供給口22cが閉鎖されるとともに排出口15bが開放される。すると、弁室23を通じて出力ポートAと排出ポートRとが連通するようになっている。
4 and 5, when the
電磁弁11において、前記排出部形成部材15のガイド軸15dが形成された端面と、ソレノイド部41におけるボディ22側の端面と、収容凹部22aの内周面に囲まれた空間に鉄心室32が区画形成されている。なお、前記ガイド軸15dには、非磁性材料(例えば、合成樹脂材料)よりなるガイド部材16が装着されている。ガイド部材16は円筒状をなす筒部16aと、該筒部16aより大径をなす円筒状のガイド部16bとを一体に備えている。そして、ガイド部材16は、ガイド部16bがソレノイド部41側に位置するようにガイド軸15dに装着されている。
In the
このガイド部材16には可動鉄心33が装着され、可動鉄心33は鉄心室32内に配設されている。図3に示すように、可動鉄心33は磁性材料よりブロック状に形成されるとともに、可動鉄心33の厚み方向に貫通するガイド孔33aが形成され、該ガイド孔33a内にガイド部材16が挿入されている。そして、図1及び図2に示すように、可動鉄心33と、ガイド部材16のガイド部16bとの間に鉄心復帰ばね34が介在され、該鉄心復帰ばね34のばね力により可動鉄心33は弁室23側に向けて付勢されている。なお、可動鉄心33は、ガイド孔33aの周面がガイド部材16のガイド部16bに摺接することにより、ガイド部材16の軸方向に沿って移動するようにガイドされる。
A
また、図3に示すように、可動鉄心33には、弁体27に向けて延びる連結部33bが延設されている。各連結部33bの先端には連結凹所33cが凹設されている。そして、図2に示すように、各連結部33bの連結凹所33cには、弁体27における保持シート27bの両端部が接合され、可動鉄心33と弁体27とが連結部33bを介して一体に連結されている。また、鉄心復帰ばね34により可動鉄心33が弁室23側へ付勢された状態では、弁体27は供給弁座22dに押し付けられている。
As shown in FIG. 3, the
次に、ソレノイド部41について説明する。図1及び図2に示すように、ソレノイド部41は、固定鉄心44に励磁コイル43が巻装された固定磁極部材45と、該固定磁極部材45を囲いソレノイド部41の外郭を形成する磁気カバー42と、前記固定鉄心44に対し接離可能な前記可動鉄心33とから形成されている。
Next, the
ソレノイド部41について詳細に説明する。ソレノイド部41の外郭は鉄などの磁性材料で形成された角筒状の磁気カバー42によって形成されている(図3参照)。また、磁気カバー42において、各側壁には延設部42aが形成され、該延設部42aは磁気カバー42の内側に向けて斜めに延び、さらに、側壁に対して平行に延びるように折り曲げられている。そして、磁気カバー42は、主弁部21における前記ボディ22の成形時に延設部42aがボディ22にインサートされ、該ボディ22に一体化されている。ボディ22にインサートされた延設部42aは、磁気カバー42の内側に向けて折り曲げられており、可動鉄心33の四側面に対向するように近接配置されている。可動鉄心33は、連結部33bを除いた部位が延設部42aの長さの範囲内で移動するようになっている。
The
磁気カバー42の内側には、固定鉄心44に励磁コイル43を巻装してなる固定磁極部材45が設けられている。固定鉄心44は、軟磁性材料(金属)よりなる。固定鉄心44は絶縁性被膜部48によって被覆されている。絶縁性被膜部48は、固定鉄心44に励磁コイル43を巻装したとき、固定鉄心44と励磁コイル43とを絶縁可能とする位置に設けられている。絶縁性被膜部48において、固定鉄心44の一端側には一対のコイル端子49が嵌挿され、コイル端子49には励磁コイル43が電気的に接続されている。そして、絶縁性被膜部48が被覆された固定鉄心44に対し、該絶縁性被膜部48にマグネットワイヤを巻き付けることにより、固定鉄心44に励磁コイル43が巻装され、固定磁極部材45が形成されている。
Inside the
固定磁極部材45は、固定鉄心44における一端の周面を磁気カバー42の内面にレーザー溶接することによって磁気カバー42に接合(固定)されている。また、固定磁極部材45と磁気カバー42の接合状態では、固定磁極部材45とボディ22との間に前記鉄心室32が区画されるとともに、固定磁極部材45とボディ22との間には、シール部材14が介装されている。
The fixed
上記電磁弁11は、次のような順序で組み立てられる。まず、排出部形成部材15のガイド軸15dに可動鉄心33を装着し、次に、ガイド軸15dに鉄心復帰ばね34を装着した後、ガイド軸15dにガイド部材16を装着する。このとき、鉄心復帰ばね34は、可動鉄心33とガイド部材16におけるガイド部16bの間に介装されるとともに、可動鉄心33におけるガイド孔33aがガイド部16bの外側に位置する。
The
次に、可動鉄心33における連結部33bの連結凹所33cに弁体27の保持シート27bを接合し、可動鉄心33と弁体27とを一体化する。すると、排出部形成部材15、ガイド部材16、弁体27、可動鉄心33、鉄心復帰ばね34が組み立てられ、前組立体が形成される。
Next, the holding
次に、収容凹部22a内に弁復帰ばね30を挿入し、さらに、前組立体をボディ22の収容凹部22a内に収容する。そして、排出部形成部材15における排出通路15aと、ボディ22における排出ポートRとを合致させるとともに、供給弁座22dと排出弁座15cとの間隔が所定値となるようにして排出部形成部材15、すなわち、前組立体をボディ22に位置決めする。
Next, the
排出部形成部材15の位置決めは、ボディ22に形成された取付孔22bに鋼球25を圧入し、該鋼球25によって排出部形成部材15をボディ22に押し付けることで行われる。すなわち、排出部形成部材15(前組立体)のボディ22に対する位置決めは、弁体27の接離する方向に対し直交する方向へ排出部形成部材15をボディ22を押し付けて行われる。なお、排出部形成部材15の側面と該側面に対向するボディ22の内面との間にはガスケットGが介装されている。
The discharge
次に、励磁コイル43が固定鉄心44に巻装された固定磁極部材45において、他端側の絶縁性被膜部48を、ボディ22におけるソレノイド部41側の端面(上端面)に圧接させながら固定磁極部材45の一端を磁気カバー42の内面にレーザー溶接により接合(固定)する。このとき、固定磁極部材45の他端側の絶縁性被膜部48とボディ22の端面との間にシール部材14が介装される。また、ガイド軸15dの先端が固定鉄心44に圧入される。その結果、電磁弁11が組み立てられる。
Next, in the fixed
さて、上記構成の電磁弁11においては、図1及び図2に示すように、励磁コイル43が非通電の状態では、可動鉄心33が鉄心復帰ばね34のばね力により固定鉄心44から離間した位置に配設されている。このとき、可動鉄心33に一体化された弁体27が弁復帰ばね30のばね力に抗して供給弁座22dに押し付けられるため、供給口22cが閉鎖されるとともに、出力ポートAと排出ポートRとが弁室23を介して相互に連通している。この状態から励磁コイル43が通電されると、励磁コイル43の周りには、固定鉄心44、磁気カバー42、さらに、延設部42aから可動鉄心33を通過して固定鉄心44に向かう磁気回路が形成される。
In the
すると、図4及び図5に示すように、可動鉄心33が鉄心復帰ばね34のばね力に抗して固定鉄心44に吸引される。このとき、弁体27における保持シート27bは連結部33bによって可動鉄心33に一体化され、さらに、磁性材料よりなる。また、保持シート27bは磁気回路上に位置している。このため、弁体27そのものが電磁石となり、可動鉄心33とともに固定鉄心44に吸引される。すると、弁体27は固定鉄心44による吸引力と、弁復帰ばね30のばね力によって供給弁座22dから離間するとともに排出弁座15cに着座し、供給通路24が開放して排出通路15aが閉鎖される。このため、供給ポートPと出力ポートAとが弁室23を介して相互に連通し、流体の流路が切り換えられる。一方、励磁コイル43を非通電にすると、可動鉄心33は鉄心復帰ばね34のばね力で初期位置に復帰する。
Then, as shown in FIGS. 4 and 5, the
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。 According to the above embodiment, the following effects can be obtained.
(1)ボディ22は有底箱状に形成されるとともに供給弁座22dが一体形成されている。そして、ボディ22の収容凹部22a内に排出部形成部材15を位置決めすることで弁室23が形成されている。排出部形成部材15は、弁体27の接離する方向に対し直交する方向へボディ22に押し付けることでボディ22に位置決めされている。このため、例えば、排出部形成部材15を弁体27の接離する方向に沿ってボディ22に位置決めする場合に比して、排出弁座15cと供給弁座22dとの間隔を正確にすることができる。このため、弁室23における弁体27のストローク量を一定として電磁弁11の性能の低下を防止することができる。
(1) The
(2)ボディ22に磁気カバー42が一体化され、磁気カバー42の内面に固定磁極部材45が接合されている。このため、例えば、電磁弁11において、磁気カバー42と、ボディ22と、固定磁極部材45とがそれぞれねじ止めされる場合のように、ねじ止め力の差によって各部材同士が離れたり、圧接されすぎたりすることが無くなる。よって、電磁弁11における組立時に発生する寸法誤差を極力抑え、排出弁座15cと供給弁座22dとの間隔を正確にすることができる。このため、弁室23における弁体27のストローク量を一定として電磁弁11の性能の低下を防止することができる。また、各部材をねじ止めして電磁弁11を組み立てる場合に比して組立て作業を容易とすることができる。
(2) The
(3)磁気カバー42に形成された延設部42aは、可動鉄心33を囲む位置に配設されるとともに、可動鉄心33に近接するように磁気カバー42の内側に折り曲げられている。このため、延設部42aが形成されない場合に比して、磁気カバー42から可動鉄心33へ向かう磁気回路の磁束密度を高めることができ、固定鉄心44への可動鉄心33の吸引力を高めることができる。また、所定の吸引力を発生させるために要する通電量は、延設部42aが形成されない場合に比して抑えることができ、電磁弁11を省電力タイプとすることができる。
(3) The extending
(4)さらに、可動鉄心33が備える連結部33bには弁体27の保持シート27bが接合され、保持シート27bは磁性材料よりなる。そして、磁気回路が形成された際、保持シート27bも電磁石となり固定鉄心44に吸引される。このため、例えば、弁体27に保持シート27bが形成されておらず、可動鉄心33が固定鉄心44に吸引されたとき、弁復帰ばね30のばね力だけで移動する場合に比して、弁体27の移動を速やかに行うことができる。
(4) Further, the holding
(5)排出部形成部材15に設けられたガイド軸15dには非磁性材料よりなるガイド部材16が装着され、該ガイド部材16にはガイド部16bが設けられている。そして、ガイド部16bの外側に可動鉄心33が装着され、可動鉄心33のガイド孔33aがガイド部16bに摺接することにより、可動鉄心33をガイド部材16の軸方向へ移動するようにガイドすることができる。
(5) A
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。 In addition, you may change the said embodiment as follows.
○ 固定磁極部材45と磁気カバー42とはねじ止めによって固定されていてもよい。
The fixed
○ 弁体27における保持シート27bと可動鉄心33における連結部33bとは接合されていなくてもよい。
The holding
○ 弁復帰ばね30は無くてもよい。
○ The
○ 排出部形成部材15は、ねじ止めによりボディ22に位置決めされていてもよい。
The discharge
○ 主弁部21において、弁体27の切り換え方式やポート数は任意に変更してもよい。すなわち、弁体27の切り換え方式はスプール式であってもよく、ポート数は2ポート、4ポート、又は5ポートであってもよい。
In the
○ ガイド部材16は削除してもよい。この場合、ガイド軸15dが可動鉄心33の移動をガイドする。
The
A…出力ポート、P…供給ポート、R…排出ポート、11…電磁弁、15…排出部形成部材、15a…排出通路、15c…排出弁座、16b…ガイド部、21…主弁部、22…ボディ、22d…供給弁座、23…弁室、27…弁体、27b…保持シート、33…可動鉄心、33b…連結部、41…ソレノイド部、42…磁気カバー、42a…延設部、43…励磁コイル、44…固定鉄心、45…固定磁極部材。 A ... output port, P ... supply port, R ... discharge port, 11 ... electromagnetic valve, 15 ... discharge portion forming member, 15a ... discharge passage, 15c ... discharge valve seat, 16b ... guide portion, 21 ... main valve portion, 22 ... Body, 22d ... Supply valve seat, 23 ... Valve chamber, 27 ... Valve body, 27b ... Holding sheet, 33 ... Movable core, 33b ... Connection part, 41 ... Solenoid part, 42 ... Magnetic cover, 42a ... Extension part, 43: Excitation coil, 44: Fixed iron core, 45: Fixed magnetic pole member.
Claims (5)
前記ボディは合成樹脂材料より有底箱状に形成されるとともに前記供給弁座が一体形成され、前記弁室内には、前記排出ポートと弁室とを連通させる排出通路が形成されるとともに前記排出弁座が一体形成された排出部形成部材が配設され、該排出部形成部材は排出弁座と前記供給弁座との間隔が弁体の所定ストロークとなる位置に、弁体の接離する方向に対し直交する方向から位置決め固定されている電磁弁。 A valve body is accommodated in a valve chamber formed in the body, and a supply port, an output port, and a discharge port are formed in the body, and the valve body with respect to a supply valve seat and a discharge valve seat provided in the valve chamber And a fixed magnetic pole member in which an outer coil is formed by a magnetic cover and an excitation coil is wound around the fixed iron core. A solenoid valve that drives the valve element in a direction of moving toward and away from the supply valve seat by a movable iron core,
The body is formed of a synthetic resin material in a bottomed box shape, and the supply valve seat is integrally formed. In the valve chamber, a discharge passage for communicating the discharge port and the valve chamber is formed and the discharge is performed. A discharge portion forming member in which the valve seat is integrally formed is disposed, and the discharge portion forming member contacts and separates the valve body at a position where a distance between the discharge valve seat and the supply valve seat becomes a predetermined stroke of the valve body. A solenoid valve that is positioned and fixed in a direction perpendicular to the direction.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007107441A JP4620703B2 (en) | 2007-04-16 | 2007-04-16 | solenoid valve |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007107441A JP4620703B2 (en) | 2007-04-16 | 2007-04-16 | solenoid valve |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008267412A JP2008267412A (en) | 2008-11-06 |
JP4620703B2 true JP4620703B2 (en) | 2011-01-26 |
Family
ID=40047191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007107441A Active JP4620703B2 (en) | 2007-04-16 | 2007-04-16 | solenoid valve |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4620703B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4704388B2 (en) * | 2007-04-16 | 2011-06-15 | シーケーディ株式会社 | solenoid valve |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6088174U (en) * | 1983-11-24 | 1985-06-17 | 甲南電機株式会社 | solenoid valve |
FR2643970B1 (en) * | 1989-03-06 | 1991-05-17 | Telemecanique Electrique | SOLENOID VALVE AND MOUNTING METHOD THEREOF |
JPH109433A (en) * | 1996-06-21 | 1998-01-13 | Ckd Corp | Air pilot type solenoid valve |
JP2003278930A (en) * | 2002-03-20 | 2003-10-02 | Smc Corp | Directional switching valve |
JP2004360796A (en) * | 2003-06-05 | 2004-12-24 | Ckd Corp | Solenoid for solenoid valve, and solenoid valve |
JP4403556B2 (en) * | 2005-07-01 | 2010-01-27 | Smc株式会社 | solenoid valve |
JP4704388B2 (en) * | 2007-04-16 | 2011-06-15 | シーケーディ株式会社 | solenoid valve |
-
2007
- 2007-04-16 JP JP2007107441A patent/JP4620703B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008267412A (en) | 2008-11-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5307517B2 (en) | solenoid | |
JP4805320B2 (en) | Solenoid open / close valve | |
JP5857878B2 (en) | solenoid valve | |
US20090026399A1 (en) | Solenoid valve | |
KR101492532B1 (en) | Solenoid valve | |
JP2013217465A (en) | Solenoid valve | |
US20030136931A1 (en) | Solenoid | |
KR100678611B1 (en) | Solenoid valve | |
JP2003130246A (en) | Solenoid valve device | |
JP4704388B2 (en) | solenoid valve | |
JP5128224B2 (en) | solenoid valve | |
JP4620703B2 (en) | solenoid valve | |
JP5351603B2 (en) | Linear solenoid and valve device using the same | |
WO2011081169A1 (en) | Valve device | |
JP2015094413A (en) | solenoid valve | |
US11948737B2 (en) | Solenoid | |
JP6084413B2 (en) | Solenoid valve device | |
JP2009079605A (en) | Solenoid valve device | |
JP7650608B2 (en) | Solenoid valve | |
JP2006049918A (en) | Solenoid driving valve, high-speed response solenoid, and method for increasing working speed of solenoid for solenoid driving valve | |
JP2005337284A (en) | Three-way solenoid valve | |
JP7255145B2 (en) | electromagnetic solenoid | |
JP2003172470A (en) | Solenoid valve | |
JP2006307831A (en) | Fuel injection valve | |
JP6888451B2 (en) | solenoid valve |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090121 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100928 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101019 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101028 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4620703 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |