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JP4606662B2 - Wet tissue container outlet structure - Google Patents

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JP4606662B2
JP4606662B2 JP2001236071A JP2001236071A JP4606662B2 JP 4606662 B2 JP4606662 B2 JP 4606662B2 JP 2001236071 A JP2001236071 A JP 2001236071A JP 2001236071 A JP2001236071 A JP 2001236071A JP 4606662 B2 JP4606662 B2 JP 4606662B2
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JP
Japan
Prior art keywords
wet tissue
wet
flaps
folded
container
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2001236071A
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Japanese (ja)
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JP2003040361A (en
Inventor
信義 佐々木
慎二 佐藤
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Daio Paper Corp
Original Assignee
Daio Paper Corp
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Publication date
Application filed by Daio Paper Corp filed Critical Daio Paper Corp
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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウェットティッシュ収容容器に関し、詳しくはウェットティッシュシートの重畳状態に拘わらず常に良好な引出しを可能とするウェットティッシュ収容容器の取出口構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、濡れふきんやお尻拭きなどとして多用されているウェットティッシュは、未使用時或いは不使用時に湿潤状態を維持するために、気密とされた容器内に又は詰め替え用の包装袋内に収容された状態で前記容器内に、所定枚数分だけ折り畳まれた状態で収容されている。この種のウェットティッシュにおいては、上下段のウェットティッシュが互いに重ね部分を持ちながら積み重ねられており、最上部のウェットティッシュを容器から取り出すと、次のウェットティッシュが取り出し易いように、容器の取出口よりその一部が突出する、所謂ポップアップ方式の重畳構造が採用されている。
【0003】
上記ポップアップ方式を採用したウェットティッシュの重畳構造としては、従来より次の4つの構造が知られている。先ず第1の重畳構造は、図7に示されるように、各ウェットティッシュ50,50…がウェットティッシュ50の中央線を折り目として約半分に折り畳まれ、ウェットティッシュ50,50…を1枚づつ交互に対向させ、上側に重ね合わされるウェットティッシュの下部分51と、下側に重ね合わされるウェットティッシュの上部分52とを順次重ね合わせるようにした重畳構造である。
【0004】
第2の重畳構造は、図8に示されるように、ウェットティッシュ60における外側部分をそれぞれ反対面側に折り返して断面Z状とし、このように折り畳まれた複数のウェットティッシュ60,60…を、その中央部分61,61…が整然と並ぶように、かつ上側に重ね合わされるウェットティッシュの下部分62の一部と、下側に重ね合わされるウェットティッシュの上部分63の一部とが重なり合うように、順次重ね合わせてなる重畳構造である。
【0005】
第3の重畳構造は、図9に示されるように、各ウェットティッシュ70がほぼ中央部を折り目として折り畳まれるとともに、これら両折り畳み片の一方側片において、そのほぼ中央部を折り目としてさらに先端側が反対側に折り返されることにより断面不等辺Z状に折り畳まれ、前記不等辺Z形状を構成する各面のうち、辺長の最も長い部分を上部分71、この上部分に隣接する中間を中部分72、残りを下部分73として、下側に重ね合わされるウェットティッシュの前記上部分71のほぼ先端側半分が、上側に重ね合わされるウェットティッシュの前記上部分71と中部分72とによって挟まれながら、順次ウェットティッシュが積み重ねられている重畳構造である。
【0006】
第4の重畳構造は、図10に示されるように、中央線を折り目として約半分に折り畳まれた第1ウェットティッシュ80と、外側部分がそれぞれ反対面側に折り返され断面Z状とされる第2ウェットティッシュ90とが積層方向に交互に配列されるとともに、前記第1ウェットティッシュ80の上側部分80aのほぼ先端側半分が前記第2ウェットティッシュ90の断面Z形状を構成する下側の折返し部分90cと中間部分90bとの間に挟まれ、かつ前記第1ウェットティッシュ80の下側部分80bのほぼ先端側半分が前記第2ウェットティッシュ90の断面Z形状を構成する上側折返し部分90aと中間部分90bとに挟まれながら順次積み重ねられている重畳構造である。
【0007】
前記第1〜第4の重畳構造の内、第1の重畳構造、第3の重畳構造および第4の重畳構造の利点としては、ウェットティッシュ重畳体の嵩高が低くなること、その結果ウェットティッシュ容器がコンパクト化できる点を挙げることができ、さらに第3の重畳構造および第4の重畳構造の場合には前記利点に加えて、引出し時の抵抗が少ないことを挙げることができる。
【0008】
一方、ウェットティッシュ収容容器の取出口の構造としては種々の構造のものが提案されている。たとえば特開平11-180460号公報には、図11に示されるように、容器上板から取出口側へ延設した一対の第1フラップ95,95と、各々が第1フラップ95,95に対向する一対の第2フラップ96,96とを設けた取出口構造が開示されている。前記第1フラップ95,95および第2フラップ96,96は、図示上下方向中心線Lに対して左右対称に形成されているとともに、相対向する第1フラップ95,95と第2フラップ96,96とのフラップの内、相対的に上側に位置する第1フラップ95,95の張出長を長くして、弾性変形し易いようにしている。したがって、かかるウェットティッシュの取出口構造は、ウェットティッシュの引出しに方向性を有する構造、具体的には折り畳まれた各ウェットティッシュの上側部分の配向方向が常に手前側方向となり、斜め上方に向かってウェットティッシュを引き出すのに適した構造となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ウェットティッシュの重畳構造との関係で取出口構造について考察してみると、前述した4種類のウェットティッシュ重畳構造の内、第2の重畳構造は、常に取り出されるウェットティッシュの折り畳み断面形状は一定であり、前述した特開平11-180460号公報に記載されるように、ウェットティッシュの引出しに方向性を有するウェットティッシュ容器と組み合わせた場合であっても、ウェットティッシュ取出し時に常に同じ抵抗力となり、良好にウェットティッシュの引出しが行えるようになる。
【0010】
しかし、第1の重畳構造、第3の重畳構造および第4の重畳構造は、取り出す度にウェットティッシュの折り畳み断面形状が交互に対称形になるなど、各ウェットティッシュの上部側折り畳み部分の折り返し方向が手前側方向のものと向側方向のものとが混在している重畳構造であるため、前記特開平11-180460号公報に記載されるウェットティッシュ容器と組み合わせた場合、仮にウェットティッシュを取り出す方向が同じであっても、取出し時の抵抗が夫々異なるようになるため、ウェットティッシュが過度に突出した状態となったり、ウェットティッシュが破れてしまったり、或いは収容されているウェットティッシュの残り枚数が少ないと、容器全体が持ち上がってしまいウェットティッシュが取り出し難くなるなどの問題があった。加えて、ウェットティッシュの取出し方向が夫々異なる場合には、ウェットティッシュの折り畳み断面形状との関係で、前述した問題点がより顕著に現れる場合があるなどの問題があった。
【0011】
そこで本発明の主たる課題は、ウェットティッシュの重畳構造や引出し方向に拘わらず、常に良好な引出しを可能とするウェットティッシュ収容容器の取出口構造等を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、複数枚のウェットティッシュを重畳状態で収容するとともに、上面にウェットティッシュ取出し用開口部を形成してなるウェットティッシュ収容容器の前記取出口構造であって、
前記ウェットティッシュ取出し用開口部に、ウェットティッシュへの接触係合部分が平面的に相対向するように、開口部の周囲から内方側に向けて2組のフラップを延設するとともに、これら2組のフラップは相対向するフラップ同士の形状を夫々異ならせ、かつ対角に位置するフラップ同士を同形状とすべく平面視で開口部の中心点に関して点対称に形成してあることを特徴とするウェットティッシュ収容容器の取出口構造が提供される。
【0013】
上記請求項1記載の発明においては、ウェットティッシュ取出口がウェットティッシュの引出しに方向性を有しない形状、すなわち手前側斜め上方に引き出しても、真上に引き出しても、さらには奥側斜め上方に引き出してもフラップによる抵抗は同じになるため、ウェットティッシュの重畳構造や引出し方向に拘わらず、常に良好な引出しを可能とする。
【0014】
請求項2に係る本発明として、前記2組のフラップ間に、平面視で開口部中心を通る左右方向の中心線を挟んで一方側に位置する指先挿入半空間と、他方側に位置する指先挿入半空間とによって指先挿入空間を形成するとともに、これら指先挿入半空間をそれぞれ左右互い違いの方向に所定距離だけ偏倚させて形成してある請求項1記載のウェットティッシュ収容容器の取出口構造が提供される。
【0015】
上記請求項2記載の発明では、右手の親指と人差し指とが挿入し易いように、指先挿入空間を斜め方向に沿って形成するようにしたため、万が一、ウェットティッシュが容器内に没入した場合であっても、取出口から指先を挿入してウェットティッシュを容易に取り出すことができるようになる。
【0016】
請求項3に係る本発明として、前記相対向するフラップは共に可撓性を有し、かつ弾性変形性能をそれぞれ異ならせている請求項1、2いずれかに記載のウェットティッシュ収容容器の取出口構造が提供される。
【0017】
請求項4に係る本発明として、前記相対向するフラップ間において、ウェットティッシュへの接触係合部分の幅寸法をそれぞれ異ならせてある請求項1〜3いずれかに記載のウェットティッシュ収容容器の取出口構造が提供される。
【0018】
請求項5に係る本発明として、前記相対向するフラップ間において、ウェットティッシュへの接触係合部分の離間幅が10mm以下である請求項1〜4いずれかに記載のウェットティッシュ収容容器の取出口構造が提供される。
【0019】
請求項6に係る本発明として、ウェットティッシュの重畳構造は、各ウェットティッシュの上部側折り畳み部分の折り返し方向が手前側方向のものと向側方向のものとが混在している重畳構造である請求項1〜5いずれかに記載のウェットティッシュ収容容器の取出口構造が提供される。
【0020】
請求項7に係る本発明として、ウェットティッシュの重畳構造は、各ウェットティッシュが中央線を折り目として約半分に折り畳まれ、ウェットティッシュを1枚づつ交互に対向させ、上側に重ね合わされるウェットティッシュの下部分と、下側に重ね合わされるウェットティッシュの上部分とを重ね合わせるようにした重畳構造とされる請求項1〜5いずれかに記載のウェットティッシュ収容容器の取出口構造が提供される。
【0021】
請求項8に係る本発明として、ウェットティッシュの重畳構造は、各ウェットティッシュがほぼ中央部を折り目として折り畳まれるとともに、これら両折り畳み片の一方側片において、そのほぼ中央部を折り目としてさらに先端側が反対側に折り返されることにより断面不等辺Z状に折り畳まれ、前記不等辺Z形状を構成する各面のうち、辺長の最も長い部分を上部分、この上部分に隣接する中間を中部分、残りを下部分として、下側に重ね合わされるウェットティッシュの前記上部分のほぼ先端側半分が、上側に重ね合わされるウェットティッシュの前記上部分と中部分とによって挟まれながら、順次ウェットティッシュが積み重ねられた重畳構造とされる請求項1〜5いずれかに記載のウェットティッシュ収容容器の取出口構造が提供される。
【0022】
請求項9に係る本発明として、ウェットティッシュの重畳構造は、中央線を折り目として約半分に折り畳まれた第1ウェットティッシュと、外側部分がそれぞれ反対面側に折り返され断面Z状とされる第2ウェットティッシュとが積層方向に交互に配列されるとともに、前記第1ウェットティッシュの上側部分のほぼ先端側半分が前記第2ウェットティッシュの断面Z形状を構成する下側の折返し部分と中間部分との間に挟まれ、かつ前記第1ウェットティッシュの下側部分のほぼ先端側半分が前記第2ウェットティッシュの断面Z形状を構成する上側折返し部分と中間部分とに挟まれながら順次積み重ねられている重畳構造とされる請求項1〜5いずれかに記載のウェットティッシュ収容容器の取出口構造が提供される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は本発明に係るウェットティッシュ取出口構造を有するウェットティッシュ収容容器1の斜視図であり、図2はウェットティッシュ取出口5の平面図である。
【0024】
図1に示されるウェットティッシュ収容容器1は、底面が開口とされるウェットティッシュ容器本体2と、このウェットティッシュ容器本体2の底部に着脱自在に取り付けられる底蓋3とからなるもので、前記ウェットティッシュ収容容器2の上面には略矩形状の浅凹部2aが形成されているいるとともに、この浅凹部2aの略中央部に楕円形状に設けられた開口部(図示せず)の上面に対して同じく外形が楕円状を成し、内部に本発明に従って設けられたウェットティッシュ取出口5を有する中蓋板6が設けられ、かつ平時(未使用時)は前記取出口5を封鎖するために、一側辺側を回動支点として開閉自在とされる蓋体4が取り付けられている。前記蓋体4の内面側には楕円形状に起立壁4aが設けられ、蓋封鎖時に前記起立壁4aの先端が前記中蓋板6の周縁に密着することにより気密性が確保され、ウェットティッシュが湿潤状態に維持されるようになっている。
【0025】
以下、前記中蓋板6に形成されたウェットティッシュ取出口5の構造について、図2に基づいて詳述する。
【0026】
前記ウェットティッシュ取出口5は、ウェットティッシュへの接触係合部分7a、8aが平面的に相対向するように、開口部の周囲から内方側に向けて2組のフラップ7A、8Aとフラップ7B、8Bを延設するとともに、これら2組のフラップ7A、8A・7B、8Bは相対向するフラップ同士7A、8A(7B、8B)の形状を夫々異ならせ、かつ対角に位置するフラップ同士を同形状とすべく平面視で左右方向中心線Xと縦方向中心線Yとが交差する開口部中心点Oに関して点対称に形成した構造となっている。
【0027】
したがって、縦方向中心線Yを境に図面右方側に位置するフラップ7A、8Aとについて代表的に詳述すると、前記フラップ7A、8Aは共に、開口部の周囲から内方側に向けて延設された薄片によって形成されるとともに、ウェットティッシュの取出し時に、ウェットティッシュに接触する部分となる接触係合部分7a、8aをそれぞれ所定距離Sだけ離間した状態で平面的に対向させた構造となっている。
【0028】
前記フラップ7A、8Aは共に可撓性を有し、ウェットティッシュの引出し時に引出し抵抗力によって反り返り方向(上方向側)に弾性変形し、ウェットティッシュに適度の引掛り力を与えることにより、最上部のウェットティッシュを容器から取り出すと、次のウェットティッシュが取り出し易いように、容器の取出口よりその一部が突出する、所謂ポップアップ方式を実現する構造となっている。また、その引掛り力は少なくともウェットティッシュ収容容器の重量以下とされ、最後のウェットティッシュを取り出す際にも容器が持ち上がらないように設定されている。
【0029】
ところで、前記相対向するフラップ7Aの接触係合部分7aと、フラップ8Aの接触係合部分8aとの離間幅Sは10mm以下に設定するのが望ましい。離間幅Sが10mmを超える場合にはウェットティッシュ取出し時の抵抗が小さ過ぎて次のウェットティッシュが取出口5から出過ぎてしまうことになる。
【0030】
また、前記フラップ7Aの接触係合部分7aの幅寸法Bと、フラップ8Aの接触係合部分8aの幅寸法Bとはそれぞれ異ならせるのが望ましい。図示の例ではフラップ7A側の幅寸法Bをフラップ8A側の幅寸法Bに比較して相対的に大きくしてある。ウェットティッシュの取出し時には、相対的に幅寸法の大きいフラップ7A側がウェットティッシュ引出し用ガイド面となり、相対的に幅寸法の小さいフラップ8A側がウェットティッシュの引出しを抑えるようにして引出し抵抗を与えるようになっている。前記フラップ7A側の幅寸法Bはフラップ8A側の幅寸法Bに対して2〜3倍とするのが望ましく、かつ両者の接触係合部分7a、8aは弧状に形成するのが望ましい。
【0031】
さらに、前記フラップ7Aとフラップ8Aとの弾性変形性能は、ウェットティッシュの取出し易さおよび引出し抵抗力に大きな影響を与える因子となる。それぞれのフラップ7A、8Aの弾性変形性能は、フラップの断面形状、すなわちフラップの幅寸法および厚みから決定される断面係数、張出長(L、L)、弾性率などの複数のファクターによって決定されるが、フラップ7Aとフラップ8Aとの弾性変形性能をそれぞれ異ならせることにより、ウェットティッシュを引き出す際に、一方のフラップが他方のフラップよりも大きく変形することにより、ウェットティッシュの取出し易さが向上するようになる。
【0032】
一方、前記2組のフラップ7A、8Aとフラップ7B、8Bとの間には、万が一、ウェットティッシュの一部が外部に突出することなく、容器内に没入した場合に備えて、指先を挿入してウェットティッシュを取り出せるように指先挿入空間9が形成されている。この指先挿入空間9は、平面視で開口部中心を通る左右方向中心線Xを挟んで、相対的に上方側に位置する指先挿入半空間9Aと、相対的に下方側に位置する指先挿入半空間9Bとによって構成された空間で、これら各々の指先挿入半空間9A、9Bは左右方向中心線Xの方向であってかつ互い違いの方向に所定距離だけ偏倚させながら形成されている。図示例では、上側に位置する指先挿入半空間9Aを縦方向中心線Yから左方側にeだけ偏倚させた位置に形成し、下側に位置する指先挿入半空間9Bを縦方向中心線Yから右方側にeだけ偏倚させた位置に形成し、両者によって構成される指先挿入空間9が平面視で反時計回り方向に回転させた斜め方向の空間となっている。このような斜め方向に沿って前記指先挿入空間9を形成することにより、右手の人差し指と親指との相対的位置関係を整合するようになるため、指先を挿入し易くなっている。
【0033】
以上、本発明に係るウェットティッシュ取出口5の一例について詳述したが、前記ウェットティッシュ取出し口5は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。たとえば図3に示されるウェットティッシュ取出口5Aは、前記フラップ7A、7Bに代えて、穴付き矩形板状のフラップ7C、7Dとした例であり、図4に示されるウェットティッシュ取出口5Bは、前記フラップ7A、7Bを丁度反対向きとし、水平方向のL字部分が内方側を向くようにフラップ7E、7Fを形成した例である。さらに図5に示されるウェットティッシュ取出口5Cは1枚の舌片からなるフラップ8A、8Bに代えて、隣接する2枚の舌片からなるフラップ8C、8Dとした例であり、水分量が相対的に多いウェットティッシュやミシン目を所定間隔で有する連続シート状ウェットティッシュなどに適するようにしたものである。
【0034】
前述の形態例群はすべて、ウェットティッシュへの接触係合部分7a、8aが相対向することはもちろんであるが、フラップ自体も相対向するように設けた例である。図6に示されるウェットティッシュ取出口5Dの例のように、ウェットティッシュへの接触係合部分7a、8aが相対向する関係にあれば、一方側のフラップ7G、7Hは横方向から延設させて形成してもよい。
【0035】
以上詳説したウェットティッシュ取出口5〜5Dを有する収容容器において、使用者は、ウェットティッシュの重畳構造や引出し方向に関係なく、ウェットティッシュ取出口5…から突出しているウェットティッシュの部分を摘んで1枚づつ良好に、かつ最後の1枚まで良好に取り出しできるようになる。
【0036】
また、本発明に係るウェットティッシュ取出口5〜5Dの場合には、ウェットティッシュの取出し方向がどのような方向であっても、常に同じ引出し抵抗力を与えることができる。したがって、その点からすると、ウェットティッシュの重畳構造としては、図8に示される常に引き出されるウェットティッシュが同じ折り畳み断面となるウェットティッシュ重畳構造に対して好適に適用できるのはもちろんのこと、図7に示される重畳構造、図9に示される重畳構造および図10に示される重畳構造のように、取り出す度毎にウェットティッシュの折り畳み断面形状が交互に対称形となるなど、各ウェットティッシュの上部側折り畳み部分の折り返し方向が手前側方向のものと向側方向のものとが混在している重畳構造であっても、常に良好なウェットティッシュの引出しを保証し得るものとなる。
【0037】
【発明の効果】
以上詳説のとおり本発明に係るウェットティッシュ取出口構造によれば、ウェットティッシュの引出しに方向性を有しない形状となっているため、ウェットティッシュの重畳構造や引出し方向に拘わらず、常に良好な引出しを可能とする。
【0038】
また、指先挿入空間も右手の親指と人差し指とが挿入し易いように、斜め方向に沿って形成してあるため、万が一、ウェットティッシュが容器内に没入した場合であっても、取出口から指先を挿入してウェットティッシュを容易に取り出すことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウェットティッシュ取出口構造を有するウェットティッシュ収容容器1の斜視図である。
【図2】ウェットティッシュ取出口5の平面図である。
【図3】ウェットティッシュ取出口5の他例(その1)を示す平面図である。
【図4】ウェットティッシュ取出口5の他例(その2)を示す平面図である。
【図5】ウェットティッシュ取出口5の他例(その3)を示す平面図である。
【図6】ウェットティッシュ取出口5の他例(その4)を示す平面図である。
【図7】ウェットティッシュの第1の重畳構造を示す折り畳み状態図である。
【図8】ウェットティッシュの第2の重畳構造を示す折り畳み状態図である。
【図9】ウェットティッシュの第3の重畳構造を示す折り畳み状態図である。
【図10】ウェットティッシュの第4の重畳構造を示す折り畳み状態図である。
【図11】従来のウェットティッシュ取出口構造を示す容器平面図である。
【符号の説明】
1…ウェットティッシュ収容容器、2…ウェットティッシュ容器本体、3…底蓋、4…蓋体、5…取出口、6…中蓋板、7A〜7H…フラップ、8A〜8D…フラップ、7a・8a…接触係合部分、X…左右方向中心線、Y…縦方向中心線、O…開口部中心点
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a wet tissue storage container, and more particularly to an outlet structure for a wet tissue storage container that can always be satisfactorily drawn regardless of the overlapping state of wet tissue sheets.
[0002]
[Prior art]
In recent years, wet tissues, which are frequently used as wet wipes and ass wipes, are stored in airtight containers or refillable packaging bags in order to maintain a wet state when not used or not used. In this state, the container is accommodated in a state of being folded by a predetermined number. In this type of wet tissue, the upper and lower wet tissues are stacked with each other having an overlapping portion. When the uppermost wet tissue is taken out of the container, the outlet of the container is easily removed. Further, a so-called pop-up type superposition structure in which a part thereof protrudes is employed.
[0003]
Conventionally, the following four structures have been known as a wet tissue overlapping structure employing the pop-up method. First, as shown in FIG. 7, in the first superposition structure, each wet tissue 50, 50... Is folded in about half with the center line of the wet tissue 50 as a fold, and the wet tissues 50, 50. The lower part 51 of the wet tissue that is superimposed on the upper side and the upper part 52 of the wet tissue that is superimposed on the lower side are sequentially superimposed.
[0004]
As shown in FIG. 8, the second overlapping structure is configured such that the outer portions of the wet tissue 60 are folded back to the opposite surface side to have a Z-shaped cross section, and the plurality of wet tissues 60, 60. The center portions 61, 61... Are arranged in an orderly manner, and a part of the lower part 62 of the wet tissue that is superimposed on the upper side and a part of the upper part 63 of the wet tissue that is superimposed on the lower side. These are superposition structures that are sequentially superposed.
[0005]
As shown in FIG. 9, the third overlapping structure is such that each wet tissue 70 is folded with a substantially central part as a fold, and one of the folded pieces has a substantially central part as a crease, and the distal end side further extends. By folding back to the opposite side, the cross section is folded into an unequal side Z-shape, and among the surfaces constituting the unequal side Z-shape, the longest part of the side is the upper part 71 and the middle adjacent to the upper part is the middle part 72, with the rest as the lower portion 73, while almost the tip half of the upper portion 71 of the wet tissue superimposed on the lower side is sandwiched between the upper portion 71 and the middle portion 72 of the wet tissue superimposed on the upper side In this structure, the wet tissues are sequentially stacked.
[0006]
As shown in FIG. 10, the fourth overlapping structure includes a first wet tissue 80 that is folded in about half with the center line as a fold, and a second section that is folded back to the opposite surface side to have a Z-shaped cross section. 2 wet tissues 90 are alternately arranged in the laminating direction, and a lower folded portion in which a substantially tip half of the upper portion 80a of the first wet tissue 80 forms a cross-sectional Z shape of the second wet tissue 90 An upper folded portion 90a and an intermediate portion that are sandwiched between 90c and the intermediate portion 90b, and in which a substantially distal half of the lower portion 80b of the first wet tissue 80 forms a cross-sectional Z shape of the second wet tissue 90 It is a superposition structure that is sequentially stacked while being sandwiched between 90b.
[0007]
Among the first to fourth superposition structures, the first superposition structure, the third superposition structure, and the fourth superposition structure are advantageous in that the bulk of the wet tissue superposition body is reduced, and as a result, the wet tissue container In addition to the above advantages, the third superposed structure and the fourth superposed structure can reduce the resistance at the time of pulling out.
[0008]
On the other hand, various structures have been proposed as the structure of the outlet of the wet tissue container. For example, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-180460, as shown in FIG. 11, a pair of first flaps 95 and 95 extending from the container upper plate to the outlet side, and the first flaps 95 and 95 respectively face each other. An outlet structure provided with a pair of second flaps 96, 96 is disclosed. The first flaps 95 and 95 and the second flaps 96 and 96 are formed symmetrically with respect to the vertical center line L in the figure, and the first flaps 95 and 95 and the second flaps 96 and 96 facing each other are formed. The extension lengths of the first flaps 95, 95 located relatively on the upper side of the flaps are made longer to facilitate elastic deformation. Therefore, such a wet tissue outlet structure is a structure having directionality for drawing out the wet tissue, specifically, the orientation direction of the upper part of each folded wet tissue is always the front side direction, and obliquely upward. The structure is suitable for pulling out wet tissue.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, considering the outlet structure in relation to the wet tissue superposition structure, among the four types of wet tissue superposition structures described above, the second superposition structure is the folded cross-sectional shape of the wet tissue that is always taken out. As described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-180460 described above, even when combined with a wet tissue container that has directionality in the withdrawal of wet tissue, it always has the same resistance when removing the wet tissue. The wet tissue can be pulled out satisfactorily.
[0010]
However, in the first overlapping structure, the third overlapping structure, and the fourth overlapping structure, the folding cross-sectional shape of the wet tissue is alternately symmetrical every time it is taken out. Is a superposition structure in which both the front side and the front side are mixed, so when combined with the wet tissue container described in JP-A-11-180460, the direction in which the wet tissue is taken out Even if the same, the resistance at the time of removal will be different, so the wet tissue will protrude excessively, the wet tissue will be torn, or the remaining number of wet tissue stored If the amount is too small, the entire container will be lifted up, making it difficult to remove the wet tissue. In addition, when the take-out directions of the wet tissues are different from each other, there is a problem that the above-mentioned problems may appear more remarkably due to the folded cross-sectional shape of the wet tissue.
[0011]
Accordingly, a main object of the present invention is to provide an outlet structure for a wet tissue container that can always be pulled out regardless of the wet tissue superposition structure and the drawing direction.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, as the present invention according to claim 1, the outlet of the wet tissue storage container in which a plurality of wet tissues are stored in a superposed state and an opening for removing a wet tissue is formed on the upper surface. Structure,
Two sets of flaps are extended from the periphery of the opening toward the inner side so that the contact engagement portions with the wet tissue are planarly opposed to the opening for removing the wet tissue. The flaps of the pair are formed symmetrically with respect to the center point of the opening in plan view so that the shapes of the opposing flaps are different from each other and the diagonally located flaps have the same shape. An outlet structure for a wet tissue container is provided.
[0013]
In the first aspect of the present invention, the wet tissue outlet has a shape that does not have directionality for drawing out the wet tissue, that is, whether it is pulled out obliquely upward on the front side, pulled out directly above, or obliquely upward on the back side. Since the resistance caused by the flap is the same even if it is pulled out, it is possible to always draw out regardless of the wet tissue superposition structure and the pulling direction.
[0014]
As a second aspect of the present invention, a fingertip insertion half space located on one side and a fingertip located on the other side sandwiching a center line in the left-right direction passing through the center of the opening in plan view between the two sets of flaps 2. The wet tissue storage container outlet structure according to claim 1, wherein a fingertip insertion space is formed by the insertion half space, and the fingertip insertion half spaces are formed by deviating from each other by a predetermined distance in left and right staggered directions. Is done.
[0015]
In the second aspect of the present invention, the fingertip insertion space is formed along an oblique direction so that the right thumb and forefinger can be easily inserted. However, the wet tissue can be easily taken out by inserting the fingertip from the outlet.
[0016]
As a third aspect of the present invention, the flaps facing each other are flexible and have different elastic deformation performances. A structure is provided.
[0017]
As a fourth aspect of the present invention, the width of the contact engagement portion with the wet tissue is made different between the opposing flaps. An exit structure is provided.
[0018]
As the present invention according to claim 5, the separation width of the contact engagement portion with the wet tissue is 10 mm or less between the opposing flaps. The outlet for the wet tissue container according to any one of claims 1 to 4 A structure is provided.
[0019]
As the present invention according to claim 6, the wet tissue superposition structure is a superposition structure in which the folding direction of the upper side folding portion of each wet tissue is a mixture of the near side direction and the opposite side direction. Item 6. An outlet structure for a wet tissue container according to any one of Items 1 to 5 is provided.
[0020]
As a seventh aspect of the present invention, the wet tissue superimposing structure is configured so that each wet tissue is folded in approximately half with the center line as a fold, the wet tissues are alternately opposed one by one, and the wet tissues are superimposed on the upper side. The take-out structure for a wet tissue container according to any one of claims 1 to 5, wherein the lower portion and the upper portion of the wet tissue overlapped on the lower side are overlapped with each other.
[0021]
As the present invention according to claim 8, the wet tissue superimposing structure is such that each wet tissue is folded with a fold at the substantially central portion, and at one side piece of both fold pieces, the distal end side is further fold with the substantially central portion as a fold. By folding back to the opposite side, the cross section is folded into an unequal side Z shape, and among the surfaces constituting the unequal side Z shape, the longest part of the side length is the upper part, the middle adjacent to the upper part is the middle part, With the rest as the lower part, the wet tissue is stacked one after another while the top half of the upper part of the wet tissue superimposed on the lower side is sandwiched between the upper part and the middle part of the wet tissue superimposed on the upper side. An outlet structure for a wet tissue container according to any one of claims 1 to 5 is provided. That.
[0022]
As a ninth aspect of the present invention, the wet tissue superimposing structure includes a first wet tissue that is folded in half with a center line as a fold, and a first section that has a Z-shaped cross-section with each outer portion folded back to the opposite side. 2 wet tissues are alternately arranged in the laminating direction, and the upper half of the upper part of the first wet tissue has a substantially folded portion and an intermediate part on the lower side that constitute the cross-sectional Z shape of the second wet tissue. And the substantially half of the lower end portion of the first wet tissue is sequentially stacked while being sandwiched between the upper folded portion and the intermediate portion constituting the cross-sectional Z shape of the second wet tissue. An outlet structure for a wet tissue container according to any one of claims 1 to 5 is provided.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a perspective view of a wet tissue container 1 having a wet tissue outlet structure according to the present invention, and FIG. 2 is a plan view of a wet tissue outlet 5.
[0024]
A wet tissue container 1 shown in FIG. 1 includes a wet tissue container main body 2 having an open bottom, and a bottom lid 3 that is detachably attached to the bottom of the wet tissue container main body 2. A substantially rectangular shallow recess 2a is formed on the upper surface of the tissue container 2, and the upper surface of an opening (not shown) provided in an elliptical shape at a substantially central portion of the shallow recess 2a. Similarly, the outer shape is an ellipse, an inner lid plate 6 having a wet tissue outlet 5 provided in accordance with the present invention is provided therein, and the outlet 5 is closed during normal times (when not in use). A lid 4 is attached that can be opened and closed with the one side as a rotation fulcrum. An upright wall 4a is provided on the inner surface side of the lid body 4 so that the tip of the upright wall 4a comes into close contact with the peripheral edge of the inner lid plate 6 when the lid is closed, and the wet tissue is secured. It is designed to be kept wet.
[0025]
Hereinafter, the structure of the wet tissue outlet 5 formed in the inner lid plate 6 will be described in detail with reference to FIG.
[0026]
The wet tissue outlet 5 has two sets of flaps 7A and 8A and a flap 7B from the periphery of the opening toward the inside so that the contact engaging portions 7a and 8a to the wet tissue are opposed to each other in a plane. , 8B, and these two sets of flaps 7A, 8A, 7B, 8B are different from each other in the shape of the opposing flaps 7A, 8A (7B, 8B), and the flaps located diagonally In order to obtain the same shape, the structure is formed in point symmetry with respect to the opening center point O where the horizontal center line X and the vertical center line Y intersect in plan view.
[0027]
Accordingly, the flaps 7A and 8A positioned on the right side of the drawing with the vertical center line Y as a boundary will be described in detail as a representative. Both the flaps 7A and 8A extend from the periphery of the opening toward the inward side. In addition to being formed by the thin piece provided, when the wet tissue is taken out, the contact engaging portions 7a and 8a, which are portions that come into contact with the wet tissue, are planarly opposed to each other with a predetermined distance S therebetween. ing.
[0028]
The flaps 7A and 8A are both flexible and elastically deform in the warping direction (upward side) by the pulling-out resistance force when the wet tissue is pulled out, thereby giving an appropriate hooking force to the wet tissue. When the wet tissue is taken out of the container, a so-called pop-up method is realized in which a part of the wet tissue protrudes from the container outlet so that the next wet tissue can be easily taken out. Further, the hooking force is set to be at least equal to or less than the weight of the wet tissue container, and is set so that the container does not lift when the last wet tissue is taken out.
[0029]
By the way, it is desirable to set the separation width S between the contact engaging portion 7a of the opposed flap 7A and the contact engaging portion 8a of the flap 8A to 10 mm or less. When the separation width S exceeds 10 mm, the resistance at the time of taking out the wet tissue is too small, and the next wet tissue is taken out from the take-out port 5 too much.
[0030]
Further, the width dimension B 1 of the contact engaging portion 7a of the flap 7A, the varied respectively to the width B 2 of the contact engaging portion 8a of the flap 8A is desirable. In the illustrated example it is made larger relatively compared with the width B 1 of the flaps 7A side in the width dimension B 2 flaps 8A side. When the wet tissue is taken out, the flap 7A side having a relatively large width dimension serves as a guide surface for drawing out the wet tissue, and the flap 8A side having a relatively small width dimension provides a pulling resistance so as to suppress the drawing out of the wet tissue. ing. The width B 1 of the flaps 7A side is desirable to 2-3 times the width B 2 of the flap 8A side, and both the contact engaging portions 7a, 8a is to form an arc is desired.
[0031]
Further, the elastic deformation performance of the flap 7A and the flap 8A is a factor that greatly affects the ease of taking out the wet tissue and the drawing resistance force. The elastic deformation performance of each of the flaps 7A and 8A depends on a plurality of factors such as the sectional shape of the flap, that is, the section modulus determined from the width and thickness of the flap, the overhang length (L 1 , L 2 ), and the elastic modulus. Although it is determined, by making the elastic deformation performances of the flap 7A and the flap 8A different from each other, when pulling out the wet tissue, one flap is deformed more than the other flap, thereby making it easy to take out the wet tissue. Will be improved.
[0032]
On the other hand, a fingertip is inserted between the two sets of flaps 7A and 8A and the flaps 7B and 8B in case a part of the wet tissue is immersed in the container without protruding outside. A fingertip insertion space 9 is formed so that the wet tissue can be taken out. The fingertip insertion space 9 includes a fingertip insertion half space 9A positioned relatively above and a fingertip insertion half space relatively positioned below, with a horizontal center line X passing through the center of the opening in plan view. Each of the fingertip insertion half spaces 9A and 9B is a space formed by the space 9B and is formed while being biased by a predetermined distance in the direction of the center line X in the left-right direction and in the alternate direction. In the illustrated example, it forms a fingertip insertion half-space 9A positioned above the longitudinal center line Y to the position that is biased by e 1 to the left side, longitudinal centerline of the fingertip insertion half-space 9B located on the lower side The fingertip insertion space 9 is formed at a position deviated by e 2 to the right side from Y, and the fingertip insertion space 9 constituted by both is an oblique space rotated counterclockwise in plan view. By forming the fingertip insertion space 9 along such an oblique direction, the relative positional relationship between the index finger of the right hand and the thumb is matched, so that it is easy to insert the fingertip.
[0033]
The example of the wet tissue outlet 5 according to the present invention has been described in detail above, but the wet tissue outlet 5 can be variously modified without departing from the spirit of the present invention. For example, the wet tissue outlet 5A shown in FIG. 3 is an example of a rectangular plate-shaped flap 7C, 7D with holes instead of the flaps 7A, 7B. The wet tissue outlet 5B shown in FIG. This is an example in which the flaps 7A and 7B are formed in the opposite directions, and the flaps 7E and 7F are formed so that the horizontal L-shaped portion faces inward. Further, the wet tissue outlet 5C shown in FIG. 5 is an example in which flaps 8C and 8D made of two adjacent tongue pieces are used instead of the flaps 8A and 8B made of one piece of tongue, and the moisture amount is relative. It is suitable for a continuous sheet-like wet tissue having a large number of wet tissues and perforations at predetermined intervals.
[0034]
All of the above-described embodiments are examples in which the contact engagement portions 7a and 8a to the wet tissue are opposed to each other, but the flaps are also opposed to each other. As in the example of the wet tissue outlet 5D shown in FIG. 6, if the contact engaging portions 7a, 8a to the wet tissue are in a mutually opposing relationship, the flaps 7G, 7H on one side are extended from the lateral direction. May be formed.
[0035]
In the container having the wet tissue outlets 5 to 5D described in detail above, the user picks a portion of the wet tissue protruding from the wet tissue outlet 5... Regardless of the wet tissue overlapping structure and the drawing direction. It becomes possible to take out one sheet at a time and up to the last one.
[0036]
Further, in the case of the wet tissue outlets 5 to 5D according to the present invention, the same pulling resistance force can always be given regardless of the direction in which the wet tissue is taken out. Therefore, in that respect, the wet tissue superposition structure shown in FIG. 8 can be suitably applied to the wet tissue superposition structure in which the always drawn wet tissue has the same folded cross section as shown in FIG. As shown in FIG. 9, the overlapping structure shown in FIG. 9, the overlapping structure shown in FIG. 10, and the overlapping structure shown in FIG. Even in a superposed structure in which the folding direction of the folded portion is the near side direction and the opposite side direction, a good wet tissue can be always drawn out.
[0037]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the wet tissue outlet structure according to the present invention, since it has a shape that does not have directionality in the extraction of the wet tissue, it is always excellent regardless of the wet tissue overlapping structure and the extraction direction. Is possible.
[0038]
Also, the fingertip insertion space is formed along an oblique direction so that the right thumb and index finger can be easily inserted, so even if wet tissue is immersed in the container, So that the wet tissue can be easily removed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a wet tissue container 1 having a wet tissue outlet structure according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view of a wet tissue outlet 5;
FIG. 3 is a plan view showing another example (part 1) of the wet tissue outlet 5;
FIG. 4 is a plan view showing another example (No. 2) of the wet tissue outlet 5;
FIG. 5 is a plan view showing another example (part 3) of the wet tissue outlet 5;
6 is a plan view showing another example (No. 4) of the wet tissue outlet 5. FIG.
FIG. 7 is a folded state diagram showing a first superimposed structure of wet tissue.
FIG. 8 is a folded state diagram showing a second superimposed structure of wet tissue.
FIG. 9 is a folded state diagram showing a third superimposed structure of wet tissue.
FIG. 10 is a folded state diagram showing a fourth superimposed structure of wet tissue.
FIG. 11 is a container plan view showing a conventional wet tissue outlet structure.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Wet tissue storage container, 2 ... Wet tissue container main body, 3 ... Bottom cover, 4 ... Cover body, 5 ... Outlet, 6 ... Middle lid plate, 7A-7H ... Flap, 8A-8D ... Flap, 7a, 8a ... Contact engaging portion, X ... Left-right center line, Y ... Vertical center line, O ... Opening center point

Claims (9)

複数枚のウェットティッシュを重畳状態で収容するとともに、上面にウェットティッシュ取出し用開口部を形成してなるウェットティッシュ収容容器の前記取出口構造であって、
前記ウェットティッシュ取出し用開口部に、ウェットティッシュへの接触係合部分が平面的に相対向するように、開口部の周囲から内方側に向けて2組のフラップを延設するとともに、これら2組のフラップは相対向するフラップ同士の形状を夫々異ならせ、かつ対角に位置するフラップ同士を同形状とすべく平面視で開口部の中心点に関して点対称に形成してあることを特徴とするウェットティッシュ収容容器の取出口構造。
The wet tissue storage container is configured to store a plurality of wet tissues in a superimposed state and has a wet tissue extraction opening formed on the upper surface thereof.
Two sets of flaps are extended from the periphery of the opening toward the inward side so that the contact engagement portions with the wet tissue are planarly opposed to the opening for removing the wet tissue. The flaps of the pair are formed symmetrically with respect to the center point of the opening in plan view so that the flaps facing each other have different shapes, and the flaps located diagonally are the same shape. The outlet structure of the wet tissue container.
前記2組のフラップ間に、平面視で開口部中心を通る左右方向の中心線を挟んで一方側に位置する指先挿入半空間と、他方側に位置する指先挿入半空間とによって指先挿入空間を形成するとともに、これら指先挿入半空間をそれぞれ左右互い違いの方向に所定距離だけ偏倚させて形成してある請求項1記載のウェットティッシュ収容容器の取出口構造。Between the two sets of flaps, a fingertip insertion space is defined by a fingertip insertion half space located on one side and a fingertip insertion half space located on the other side across a center line in the horizontal direction passing through the center of the opening in plan view. 2. The outlet structure for a wet tissue container according to claim 1, wherein said fingertip insertion half-spaces are formed so as to be deviated by a predetermined distance in left and right alternate directions. 前記相対向するフラップは共に可撓性を有し、かつ弾性変形性能をそれぞれ異ならせている請求項1、2いずれかに記載のウェットティッシュ収容容器の取出口構造。The take-out structure for a wet tissue container according to any one of claims 1 and 2, wherein the opposing flaps are both flexible and have different elastic deformation performances. 前記相対向するフラップ間において、ウェットティッシュへの接触係合部分の幅寸法をそれぞれ異ならせてある請求項1〜3いずれかに記載のウェットティッシュ収容容器の取出口構造。The take-out structure for a wet tissue container according to any one of claims 1 to 3, wherein widths of contact engaging portions with the wet tissue are different between the opposing flaps. 前記相対向するフラップ間において、ウェットティッシュへの接触係合部分の離間幅が10mm以下である請求項1〜4いずれかに記載のウェットティッシュ収容容器の取出口構造。The take-out structure for a wet tissue container according to any one of claims 1 to 4, wherein a spacing width of a contact engagement portion with the wet tissue is 10 mm or less between the opposing flaps. ウェットティッシュの重畳構造は、各ウェットティッシュの上部側折り畳み部分の折り返し方向が手前側方向のものと向側方向のものとが混在している重畳構造である請求項1〜5いずれかに記載のウェットティッシュ収容容器の取出口構造。The superposition structure of wet tissues is a superposition structure in which the folding direction of the upper side folding portion of each wet tissue is a mixture of the near side direction and the opposite side direction. The outlet structure of the wet tissue container. ウェットティッシュの重畳構造は、各ウェットティッシュが中央線を折り目として約半分に折り畳まれ、ウェットティッシュを1枚づつ交互に対向させ、上側に重ね合わされるウェットティッシュの下部分と、下側に重ね合わされるウェットティッシュの上部分とを重ね合わせるようにした重畳構造とされる請求項1〜5いずれかに記載のウェットティッシュ収容容器の取出口構造。Wet tissue superposition structure, each wet tissue is folded in half about the center line as a crease, the wet tissue is alternately opposed one by one, and the lower part of the wet tissue is superimposed on the upper side and the lower part is superimposed on the lower side The take-out structure for a wet tissue container according to any one of claims 1 to 5, wherein the wet tissue containing container has a superposed structure so as to be superposed on an upper portion of the wet tissue. ウェットティッシュの重畳構造は、各ウェットティッシュがほぼ中央部を折り目として折り畳まれるとともに、これら両折り畳み片の一方側片において、そのほぼ中央部を折り目としてさらに先端側が反対側に折り返されることにより断面不等辺Z状に折り畳まれ、前記不等辺Z形状を構成する各面のうち、辺長の最も長い部分を上部分、この上部分に隣接する中間を中部分、残りを下部分として、下側に重ね合わされるウェットティッシュの前記上部分のほぼ先端側半分が、上側に重ね合わされるウェットティッシュの前記上部分と中部分とによって挟まれながら、順次ウェットティッシュが積み重ねられた重畳構造とされる請求項1〜5いずれかに記載のウェットティッシュ収容容器の取出口構造。The wet tissue superposition structure is such that each wet tissue is folded with the fold at the center, and the one side piece of both fold pieces is folded at the center with the fold as the fold, and the tip side is folded back to the opposite side. Of each surface that is folded into an equilateral Z shape and constitutes the unequal side Z shape, the longest part of the side length is the upper part, the middle adjacent to the upper part is the middle part, and the rest is the lower part. The substantially upper end side half of the upper part of the wet tissue to be overlaid has a superposed structure in which the wet tissues are sequentially stacked while being sandwiched between the upper part and the middle part of the wet tissue overlaid on the upper side. The take-out structure of the wet tissue container according to any one of 1 to 5. ウェットティッシュの重畳構造は、中央線を折り目として約半分に折り畳まれた第1ウェットティッシュと、外側部分がそれぞれ反対面側に折り返され断面Z状とされる第2ウェットティッシュとが積層方向に交互に配列されるとともに、前記第1ウェットティッシュの上側部分のほぼ先端側半分が前記第2ウェットティッシュの断面Z形状を構成する下側の折返し部分と中間部分との間に挟まれ、かつ前記第1ウェットティッシュの下側部分のほぼ先端側半分が前記第2ウェットティッシュの断面Z形状を構成する上側折返し部分と中間部分とに挟まれながら順次積み重ねられている重畳構造とされる請求項1〜5いずれかに記載のウェットティッシュ収容容器の取出口構造。The wet tissue superposition structure is such that the first wet tissue folded in half with the center line as a fold and the second wet tissue whose outer portions are folded back to the opposite surface side to have a Z-shaped cross section alternately. Are arranged between the lower folded portion and the intermediate portion constituting the cross-sectional Z shape of the second wet tissue, and the first wet tissue 1. A substantially overlapped structure in which a substantially half of the lower end portion of one wet tissue is sequentially stacked while being sandwiched between an upper folded portion and an intermediate portion constituting a cross-sectional Z shape of the second wet tissue. 5. The outlet structure for a wet tissue container according to any one of 5 above.
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