Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP4605105B2 - ホログラム再生方法及び装置 - Google Patents

ホログラム再生方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4605105B2
JP4605105B2 JP2006170603A JP2006170603A JP4605105B2 JP 4605105 B2 JP4605105 B2 JP 4605105B2 JP 2006170603 A JP2006170603 A JP 2006170603A JP 2006170603 A JP2006170603 A JP 2006170603A JP 4605105 B2 JP4605105 B2 JP 4605105B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
image
hologram
direct current
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006170603A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007200517A (ja
Inventor
晋 安田
克典 河野
浩一 羽賀
治郎 三鍋
康裕 小笠原
和廣 林
久江 吉沢
真 古木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2006170603A priority Critical patent/JP4605105B2/ja
Priority to US11/527,577 priority patent/US7511867B2/en
Priority to DE602006007531T priority patent/DE602006007531D1/de
Priority to EP06121420A priority patent/EP1801794B1/en
Publication of JP2007200517A publication Critical patent/JP2007200517A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4605105B2 publication Critical patent/JP4605105B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

本発明は、ホログラム再生方法及び装置に関し、特に、デジタルデータをフーリエ変換ホログラムとして記録した場合に、記録されたデジタルデータを精度良く再生するホログラム再生方法及び装置に関する。
ホログラフィック・データ・ストレージでは、二値のデジタルデータ「0,1」が「明、暗」としてデジタル画像(信号光)化され、信号光はレンズによりフーリエ変換されて光記録媒体に照射される。そして、光記録媒体にはフーリエ変換像がホログラムとして記録される。しかしながら、デジタルデータのフーリエ変換像は0次に極めて強いピーク強度を有しているので、ホログラフィック・データ・ストレージでは、この0次成分(直流成分)により光記録媒体のダイナミックレンジが浪費され、多重度(多重記録されるホログラムの数)を大きくしようとすると、再生像のS/N(シグナル−ノイズ比)が大きく低下してしまう。そのために多重度を大きくできない、という問題がある。
この問題を解決するために、信号光のフーリエ変換像の0次成分を遮断する方法が種々提案されている(特許文献1、2)。例えば、特許文献1に記載された方法では、レンズと光記録媒体との間に遮光体を配置し、この遮光体により信号光の0次成分を遮断する。そして、信号光の特定次数の成分だけが、遮光体に形成したアパーチャを通過するようにして、信号光の画像エッジ部分をホログラムとして記録する。この方法によれば、0次成分による無駄な露光を抑制することでダイナミックレンジの浪費を防止し、各データページの記録領域を小さくすることができる。
特開2000−66565号公報 特開2004−198816号公報
しかしながら、信号光のフーリエ変換像から0次成分を除去すると、元のデジタル画像とは異なる強度パターンが再生像に現れ、デジタルデータを正確に復号することができない、という問題がある。即ち、信号光のフーリエ変換像から0次成分を除去してホログラムの記録、再生を行うと、再生像の強度パターンは、記録時に空間光変調器で生成された強度パターンとは異なるパターンとなる。例えば、特許文献1に記載された方法では、画像エッジ部分だけが再生される。これでは、デジタルデータを正確に復号することができない虞がある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、本発明の目的は、信号光のフーリエ変換像から0次成分が除去された状態でホログラムを記録した場合でも、記録されたホログラムから、信号光に保持されたデジタルデータを精度よく再生することができるホログラム再生方法及び装置を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1に記載のホログラム再生方法は、デジタルデータを明暗画像で表し且つ直流成分が除去された信号光と参照光とをフーリエ変換して光記録媒体に同時に照射することによりホログラムが記録された前記光記録媒体に、読み出し用の参照光を照射し、記録されたホログラムによる回折光を生成するステップと、前記回折光と前記信号光の直流成分に相当する直流成分とを合成して合成光を生成するステップと、前記回折光の逆フーリエ変換像を検出して第1画像データを取得すると共に、前記合成光の逆フーリエ変換像を検出して第2画像データを取得するステップと、前記明暗画像の画素毎に、前記第1画像データ及び前記第2画像データのいずれか一方から他方を減算するステップと、を備えている。
また、請求項2に記載のホログラム再生方法は、デジタルデータを明暗画像で表し且つ直流成分が除去された信号光と参照光とをフーリエ変換して光記録媒体に同時に照射することによりホログラムが記録された前記光記録媒体に、読み出し用の参照光を照射し、記録されたホログラムによる回折光を生成するステップと、前記回折光と前記信号光の直流成分に相当する第1の直流成分とを合成して第1の合成光を生成すると共に、前記回折光と前記信号光の直流成分に相当し且つ前記第1の直流成分とは位相の異なる第2の直流成分とを合成して第2の合成光を生成するステップと、前記第1の合成光の逆フーリエ変換像を検出して第1画像データを取得すると共に、前記第2の合成光の逆フーリエ変換像を検出して第2画像データを取得するステップと、前記明暗画像の画素毎に、前記第1画像データ及び前記第2画像データのいずれか一方から他方を減算するステップと、を備えている。
本発明のホログラム再生方法では、信号光から直流成分が除去された状態でホログラムが記録されている場合に、記録されたホログラムによる回折光とこの回折光に信号光の直流成分を重畳した合成光とを生成し、回折光及び合成光から又は2種類の合成光から、2種類の画像データを取得する。これら2種類の画像データのいずれか一方から他方を減算する減算処理を行い、画素毎に輝度の差分を演算することにより、ノイズがキャンセルされ、二値のデジタルデータを精度よく再生することができる。
本発明のホログラム再生方法は、デジタルデータを明暗画像で表し且つ直流成分が除去された信号光と参照光とをフーリエ変換して光記録媒体に同時に照射することによりホログラムが記録された前記光記録媒体から、記録されたホログラムを読み出しデジタルデータを再生する場合にも適用することができる。また、本発明は、減算して得られた値に基づいてデジタルデータを復号するステップを、更に備えていることが好ましい。
以上説明したように本発明によれば、信号光のフーリエ変換像から0次成分が除去された状態でホログラムの記録が行われた場合でも、信号光に保持されたデジタルデータを精度よく再生することができる、という効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
(デジタルデータの復号原理)
図1はデジタルデータの復号原理を説明するための図である。
ここでは、二値のデジタルデータ「0,1」が「暗(黒画素)、明(白画素)」としてデジタル画像化された信号光(デジタルパターン)をフーリエ変換し、信号光のフーリエ変換像から直流成分(0次成分)を除去し、直流成分が除去された信号光と参照光とを光記録媒体に同時に照射して、干渉パターンをホログラムとして記録する場合について説明する。
直流成分が除去された信号光を用いてホログラムを記録した場合は、記録されたホログラムに参照光を照射すると、直流成分が除去された信号光と同じ回折光が再生される。この回折光の逆フーリエ変換像(第1再生画像)では、元の明暗画像の明部は暗く、暗部は明るくなる傾向があり、その結果、白画素と黒画素とのコントラスト(あるいはS/N比)は悪くなる傾向がある。第1再生画像においてコントラストが悪くなる理由は、以下のように説明することができる。
即ち、直流成分を除去することは、信号光と全体強度が等しく且つ位相差πの平面波を信号光に干渉させることに等しい。例えば、信号光がすべて直流成分で構成される平面波の場合には、同じ強度で位相差πの平面波を干渉させると信号光は0になる。従って、デジタルデータで変調された信号光の直流成分を除去する場合には、同じトータル強度を持ち且つ位相差πの平面波を、元の信号光に干渉させた結果と等しい。
この場合、明るかった部分は負の干渉により電場の振幅が小さくなるので、強度は小さくなり暗くなる。一方、暗かった部分には光波が加わり、電場の振幅が大きくなるので、強度は大きくなり明るくなる。その結果、明るかった部分と暗かった部分の強度は同程度になり、コントラストが劣化する。
なお、上記のコントラスト劣化の説明は、信号光のデジタルパターンにおける白画素の数と黒画素の数とが同程度の場合である。一般に、デジタルパターンでは白画素の数と黒画素の数とが略等しい。白画素の数が黒画素の数より非常に多い場合には、後述するように、第1再生画像は、信号光のデジタルパターンの明暗が反転した反転画像となる。但し、元の明暗画像の明部は暗く、暗部は明るくなる傾向があることは、共通している。
再生された回折光に同位相の直流成分を補うと、元の信号光に近い合成光が生成される。即ち、補充する直流成分の位相が、ホログラムからの回折光の位相と同位相の場合には、第2再生画像は、元の信号光と同様の明暗のポジティブ画像(ポジ画像)になる。この合成光の逆フーリエ変換像(第2再生画像)では、元の明暗画像の明部は明るく、暗部は暗くなる。従って、第2再生画像の輝度から第1再生画像の輝度を減じたときの差分は、元の明暗画像の明部では正となり、元の明暗画像の暗部では負となる。
上述したように、例えば二値のデジタルデータ「0,1」を「暗(黒画素)、明(白画素)」と定義しておけば、差分が正の画素は「1」、差分が負の画素は「0」というように、差分の正負により各画素の符号を正確に判定することができ、二値のデジタルデータを精度良く再生することができる。
一方、補充する直流成分の位相が、ホログラムからの回折光の位相と逆位相の場合には、第2再生画像は、元の信号光の明暗が反転した反転画像(ネガ画像)となる。この場合には、第2再生画像の輝度から、前述した、再生された回折光に同位相の直流成分を補って得られたポジ画像の輝度を減じたときの差分は、元の明暗画像の明部では負となり、元の明暗画像の暗部では正となる。
上記の例と同様に、二値のデジタルデータ「0,1」を「暗(黒画素)、明(白画素)」と定義しておけば、差分が負の画素は「1」、差分が正の画素は「0」というように、差分の正負により各画素の符号を正確に判定することができ、二値のデジタルデータを精度良く再生することができる。
次に、2種類の再生像(ネガ画像とポジ画像)の一方から他方を減算処理して得られる画像を用いて、復号処理を実施する方法と効果を説明する。通常、再生画像は読み出し時に記録媒体や光学系に起因するノイズ光の影響を受けて、S/N比が劣化する。このため、上記のネガ画像とポジ画像とは、信号成分とノイズ成分を含んだ画像となり、白画素と黒画素との明るさの差異(輝度の差異)が小さくなる。この現象は、多重記録において多重度が増加するほど顕著になる。従って、ノイズ成分が多い場合には、ネガ画像又はポジ画像の一方を用いて復号処理を実施すると、ビットエラーが大きくなり、記録されたデータを正しく復元することが難しくなる。
これに対し、第2再生画像(ポジ画像)の輝度から第1再生画像(ネガ画像)の輝度を減算する減算処理を行うと、減算処理で得られた第3の再生画像は、S/N比が改善されたコントラストが大きな画像となる。S/N比が改善される理由は、同じホログラムから再生された第1再生画像と第2再生画像とは、共通のノイズ成分を含んでいるので、第2再生画像の輝度から第1再生画像の輝度を減算することで、共通するノイズ成分がキャンセルされるためである。これらS/N比が改善された画像を用いて復号処理を行うことで、上述した通り、差分の正負により各画素の符号を正確に判定することができ、二値のデジタルデータを精度良く再生することができるのである。
また、上記の3つの例で説明した方法は、ポジ画像の輝度からネガ画像の輝度を減算してもよく、それとは逆に、ネガ画像の輝度からポジ画像の輝度を減算しても、同様の復号処理を行うことができる。
元の信号光パターンの再生は、ホログラムからの回折光と補充した直流成分との干渉の結果として実現される。即ち、干渉波(合成波)の振幅が増加するように、回折光と直流成分との位相差を設定することで、元の信号光パターンが再生される。
直流成分の位相の設定は、空間光変調器の信号光用画素の輝度を適宜変更することにより行うことができる。空間光変調器は、入射光の偏光を変調して出射させる。その偏光変調は、入射光を位相変調することによりなされる。つまり、偏光変調することにより位相変調することが可能である。そして、偏光変調の大きさは、空間光変調器に表示する画像の輝度に依存する。従って、その画像の輝度を設定することにより、直流成分の位相を設定することができる。
次に、ホログラムからの回折光と直流成分との位相差を設定する方法について述べる。
記録されたホログラムからの回折光の位相は、再生時の参照光の位相からずれる。位相変化の度合いは、ホログラムの種類による。例えば、屈折率変調によるホログラムと吸収率変調によるホログラムでは、回折光の位相がそれぞれπ/2、πだけずれる。従って、再生像を生成するためには、この位相シフトを考慮して空間光変調器に表示する画像の輝度を設定し、直流成分を生成して回折光に補充すればよい。それにより、所望の位相差を実現できる。
以下に、この位相差と再生像との関係と、適切な位相差条件について述べる。
ホログラムからの再生像は、光検出器により検出される。光検出器の結像面のある位置rにおいて回折光の振幅が極大となる、ある時刻tの位相をφとする。その時刻t、位置rにおける直流成分の振幅、位相をそれぞれA、θとする。再生像としてポジティブ画像を得るには、合成光の振幅をプラスの方向に移動させればよい。そのためには、直流成分の振幅Aがプラスになるように、即ち、下記式(1)を満たすようにθを設定する。
0≦|θ−φ|<π/2 式(1)
下記式(2)を満たすようにθを設定することがより望ましい。この条件下では、回折光の振幅の極大と直流成分の振幅の極大とが一致し、合成光の正の振幅が最大となる。
|θ−φ|=0 式(2)
一方、再生像にネガティブ画像を得るには、合成光の振幅をマイナスの方向に移動させればよい。そのためには、直流成分の振幅Aがマイナスになるように、即ち、下記式(3)を満たすようにθを設定する。
π/2<|θ−φ|≦π 式(3)
下記式(4)を満たすようにθを設定することがより望ましい。この条件下では、回折光の振幅の極大と直流成分の振幅の極小とが一致し、合成光の負の振幅が最大となる。
|θ−φ|=π 式(4)
なお、上記のような直流成分の位相の設定は、空間光変調器の信号光用画素の輝度を適宜変更することにより行うことができる。空間光変調器は、入射光の偏光を変調して出射させる。その偏光変調は、入射光を位相変調することによりなされる。つまり、偏光変調することにより位相変調することが可能である。そして、偏光変調の大きさは、空間光変調器に表示する画像の輝度に依存する。従って、その画像の輝度を設定することにより、直流成分の位相を設定することができる。
図2(A)及び(B)は、計算機実験の結果を示すグラフである。横軸は256階調で表現した輝度値を表し、縦軸は画素の検出頻度を表す。●は黒画素をプロットしたものであり、○は白画素をプロットしたものである。
計算機実験では信号光のデータ画像を次のように作成した。即ち、二値のデジタルデータ「0,1」を黒画素(輝度0)、白画素(輝度255)とし、更に、データ画像全体に照射光の強度分布やノイズの影響を加えるために、黒画素の分布は平均輝度10、分散10とし、白画素の分布は平均輝度220、分散10とした。このデータ画像を用いてシミュレーションを行い、信号光(データ画像)をフーリエ変換し、信号光のフーリエ変換像の直流成分(0次成分)の強度を変調して、逆フーリエ変換した。
そして、逆フーリエ変換像のヒストグラムを生成し、評価した。ここでは、0次成分の強度変調は、再生時に補充された0次成分の、元の信号光に含まれる0次成分に対する比率を変えることに相当する。また、逆フーリエ変換像は、ホログラムからの再生像に相当する。本計算機実験では、ホログラムからの回折光と補充された0次成分とは同位相である。従って、上記の第2再生画像は元の信号光の明暗と同様のポジティブ画像となる。
実験結果から分かるように、0次成分を付与した場合(0次光比率:0.2、図2(B))は、0次成分を除去した場合(0次光比率:0、図2(A))に比べると、黒画素の輝度が減少し、白画素の輝度が増加して、コントラストが高くなる。即ち、0次成分を除去又は付与することにより、ホログラムからの再生像の輝度分布を制御することができるのである。従って、上述したように、0次光比率の異なる2つの再生画像を用いて、それらの輝度を減算処理することにより、二値のデジタルデータを精度良く再生することができる。
(第1の実施の形態)
図3は、第1の実施の形態に係るホログラム記録再生装置の概略構成を示す図である。図示した通り、この記録再生装置では信号光と参照光とを同軸で光記録媒体に照射することができる。
このホログラム記録再生装置には、コヒーレント光であるレーザ光を発振する光源10が設けられている。光源10のレーザ光照射側には、レンズ12、14からなるビームエキスパンダ15が配置されている。ビームエキスパンダ15の光透過側には、所定方向の偏光だけを透過すると共にそれ以外の偏光を反射する偏光ビームスプリッタ16が配置されている。以下では、偏光ビームスプリッタ16は、P偏光を透過し、S偏光を反射するものとして説明する。
偏光ビームスプリッタ16の光反射側には、反射型の空間光変調器18が配置されている。空間光変調器18は、パターン発生器32を介してパーソナルコンピュータ30に接続されている。パターン発生器32は、パーソナルコンピュータ30から供給されたデジタルデータに応じて空間光変調器18に表示するパターンを生成し、空間光変調器18は、表示パターンに応じて入射したレーザ光を変調し、ページ毎のデジタル画像(信号光)と参照光とを生成する。生成された信号光と参照光とは、偏光ビームスプリッタ16の方向に反射され、偏光ビームスプリッタ16を透過する。
偏光ビームスプリッタ16の信号光透過側には、1/4波長板20、レンズ22、24、フーリエ変換レンズ26が光路に沿ってこの順に配置されている。また、レンズ22とレンズ24との間には、信号光及び参照光のフーリエ変換像から直流成分を除去するマスク38が光路に対し挿入及び退避可能に配置されている。また、マスク38は、マスク38を駆動する駆動装置34を介してパーソナルコンピュータ30に接続されている。マスク38としては、例えば、フーリエ変換像の直流成分だけを反射する微小ミラー等を用いることができる。
ホログラム再生時、光記録媒体28に参照光が照射されると、照射された参照光は、ホログラムによって回折され、回折光は光記録媒体28の反射層28aでフーリエ変換レンズ26の方向に反射される。反射された回折光は、偏光ビームスプリッタ16に入射する。偏光ビームスプリッタ16の回折光反射側には、CCDやCMOSアレイ等の撮像素子で構成され、受光した再生光(回折光)を電気信号に変換して出力する光検出器36が配置されている。光検出器36は、パーソナルコンピュータ30に接続されている。
次に、パーソナルコンピュータ30によって実行される記録再生処理の処理ルーチンについて説明する。図4は記録再生処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。まず、ユーザは入力装置(図示せず)を操作して、記録処理か再生処理かを選択する。デジタルデータをホログラムとして記録する場合には、記録するデジタルデータを予めパーソナルコンピュータに入力しておく。
ステップ100で、記録処理が選択されたか、再生処理が選択されたかを判断し、記録処理が選択された場合には、ステップ102で、駆動装置34を駆動してマスク38を光路に挿入する。次のステップ104で、光源10からレーザ光を照射すると共にパーソナルコンピュータ30からデジタルデータを所定のタイミングで出力し、ホログラムの記録処理を実行して、ルーチンを終了する。
ここで、ホログラムの記録処理について説明する。
光源10から発振されたレーザ光は、ビームエキスパンダ15により大径のビームにコリメートされて、偏光ビームスプリッタ16に入射し、空間光変調器18の方向に反射される。パーソナルコンピュータ30からデジタルデータが入力されると、パターン発生器32において、供給されたデジタルデータに応じて信号光パターンが生成され、参照光パターンと合成されて、空間光変調器18に表示されるパターンが生成される。空間光変調器18では、表示されたパターンに応じてレーザ光が偏光変調され、信号光と参照光とが生成される。
例えば、図5に示すように、空間光変調器18の中央部分をデータ表示用(信号光用)に使用すると共に、空間光変調器18の周辺部分を参照光用に使用する。空間光変調器18の中央部分に入射したレーザ光は、表示パターンに応じて偏光変調され、信号光が生成される。一方、空間光変調器18の周辺部分に入射したレーザ光は、表示パターンに応じて偏光変調され、参照光が生成される。
空間光変調器18で偏光変調された信号光及び参照光は、偏光ビームスプリッタ16に照射され、偏光ビームスプリッタ16を透過して直線偏光の振幅分布に変換される。その後、1/4波長板20で円偏光に変換され、レンズ22によりフーリエ変換される。フーリエ変換された信号光及び参照光は、マスク38に照射され、信号光及び参照光のフーリエ変換像から直流成分が除去される。
マスク38で遮断されなかった信号光及び参照光は、レンズ24で逆フーリエ変換され、レンズ26により再びフーリエ変換されて、光記録媒体28に同時に且つ同軸で照射される。これによって、光記録媒体28中で信号光と参照光とが干渉して、干渉パターンがホログラムとして記録される。
本実施の形態では、第1再生画像及び第2再生画像の2種類の再生画像を取得し、これらの再生画像を用いてデジタルデータを再生する。従って、図4のステップ100で、再生処理が選択された場合には、ステップ106で、第1再生画像の取得処理を開始する。即ち、駆動装置34を駆動してマスク38を光路から退避させる。次のステップ108で、光源10からレーザ光を照射し、第1再生画像の取得処理を実行する。
ここで、第1再生画像の取得処理について説明する。
図6(A)に示すように、空間光変調器18の中央部分に遮光パターン(全部、黒画素)を表示し、空間光変調器18の周辺部分には記録時と同じ参照光パターンを表示する。これにより、空間光変調器18の周辺部分に入射したレーザ光だけが偏光変調されて参照光が生成され、偏光ビームスプリッタ16を透過して振幅分布に変換された後、光記録媒体28のホログラムが記録された領域に参照光だけが照射される。
照射された参照光は、ホログラムによって回折され、回折光は光記録媒体28の反射層28aでレンズ26の方向に反射される。反射された回折光は、レンズ26より逆フーリエ変換され、レンズ24、22でリレーされ、1/4波長板20でS偏光に変換されて、偏光ビームスプリッタ16に入射し、光検出器36の方向に反射される。レンズ22の焦点面では再生像を観察することができる。この再生像(第1再生画像)が光検出器36によって検出される。検出されたアナログデータは光検出器36によってA/D変換され、第1再生画像の画像データがパーソナルコンピュータ30に入力され、RAM(図示せず)に保持される。
次に、ステップ110で、再生された回折光に直流成分を補うための表示画像の輝度値を演算し、光源10からレーザ光を照射すると共にパーソナルコンピュータ30から演算した輝度値を所定のタイミングで出力し、第2再生画像の取得処理を実行する。
ここで、第2再生画像の取得処理について説明する。
上述した通り、元の信号光パターンの再生は、ホログラムからの回折光と補充した直流成分との干渉の結果として実現される。即ち、干渉波(合成波)の振幅が増加するように、回折光と直流成分との位相差を設定することで、元の信号光パターンが再生される。直流成分の位相の設定は、空間光変調器の信号光用画素の輝度を適宜変更することにより行うことができる。
本実施の形態では、補充する直流成分の位相が、ホログラムからの回折光の位相と同位相の場合について説明する。この場合は、合成光の逆フーリエ変換像(第2再生画像)では、元の明暗画像の明部は明るく、暗部は暗くなる。
図6(B)に示すように、空間光変調器18の中央部分に透過パターン(輝度が0以外の同一輝度の画素)を表示し、空間光変調器18の周辺部分には記録時と同じ参照光パターンを表示する。これにより、空間光変調器18の中央部分に入射したレーザ光が透過され、信号光の直流成分が生成される。一方、空間光変調器18の周辺部分に入射したレーザ光は表示パターンに応じて偏光変調され、参照光が生成される。そして、偏光ビームスプリッタ16を透過して振幅分布に変換された後、光記録媒体28のホログラムが記録された領域に、生成された信号光の直流成分と参照光とが照射される。
透過パターンの輝度値の演算は、以下の手順で行う。
上述したように、ホログラムからの回折光の位相は、再生時の参照光の位相からずれ、そのずれ量はホログラムの種類に応じて所定の値となる。使用する記録材料によってホログラムの種類は決まるため、位相のずれ量は既知の値となる。さらに、空間光変調器の画素の輝度と生成される位相変調量との対応関係も予め求めておくことができる。したがって、回折光の位相のずれ量θと補充する直流成分に付与する位相変調量φとの差|θ−φ|が、前記式(2)を満たすように、透過パターンの輝度値を設定することができる。
しかし、空間光変調器の仕様によっては、直流成分に所望の位相変調量を付与できない場合がある。その場合には、前記式(4)を満たすように透過パターンの輝度値を設定する。この場合の再生像は、元の信号光パターンの明暗が反転した反転画像が得られる。また、前記式(4)の条件も満たせない場合には、前記式(1)又は前記式(3)を満たすように、透過パターンの輝度値を設定する。
以下の説明では、前記式(2)を満たす条件で第2再生画像を取得するとする。この場合、第2再生画像は、記録時に空間光変調器に表示した画像と同じポジティブ画像となる。
光記録媒体28に照射された参照光は、ホログラムによって回折され、回折光は光記録媒体28の反射層28aでレンズ26の方向に反射される。また、光記録媒体28に照射された信号光の直流成分は光記録媒体28の反射層28aでレンズ26の方向に反射される。反射された回折光と信号光の直流成分とは、レンズ26より逆フーリエ変換され、レンズ24、22でリレーされ、1/4波長板20でS偏光に変換されて、偏光ビームスプリッタ16に入射し、光検出器36の方向に反射される。レンズ22の焦点面では再生像を観察することができる。
この再生像(第2再生画像)が光検出器36によって検出される。検出されたアナログデータは光検出器36によってA/D変換され、第2再生画像の画像データがパーソナルコンピュータ30に入力され、RAM(図示せず)に保持される。
第2再生画像の取得処理が終了すると、次のステップ112に進み、RAMに保持された第1再生画像の画像データと第2再生画像の画像データとを読み出し、第2再生画像の画像データから第1再生画像の画像データを減算処理して、デジタル画像(信号光)の各画素について輝度の差分を演算する。合成光の逆フーリエ変換像(第2再生画像)では、元の明暗画像の明部は明るく、暗部は暗くなる。従って、第2再生画像の輝度から第1再生画像の輝度を減じたときの差分は、元の明暗画像の明部では正となり、元の明暗画像の暗部では負となる。
なお、信号光用データの1つの画素が光検出器36の複数画素に対応している場合には、光検出器36の複数画素について輝度の平均値の差分を演算する。
次に、ステップ114で、演算された差分の正負により各画素の符号を判定し、二値のデジタルデータに復号して、ルーチンを終了する。これにより、信号光に保持されたデジタルデータが精度よく復号される。
以上説明した通り、本実施の形態では、信号光のフーリエ変換像から直流成分が除去された状態でホログラムの記録が行われるので、ホログラムの記録時に信号光の直流成分による不要露光が防止され、ダイナミックレンジを有効に使用することができ、多重度が向上する。
また、本実施の形態では、信号光のフーリエ変換像から直流成分が除去された状態でホログラムの記録が行われるが、記録されたホログラムによる回折光から第1再生画像を取得すると共に、この回折光に信号光のフーリエ変換像の直流成分を合成した合成光から第2再生画像を取得し、第2再生画像の画像データから第1再生画像の画像データを減算処理して、各画素について輝度の差分を演算し、演算された差分の正負により各画素の符号を判定するので、二値のデジタルデータを精度よく再生することができる。
また、上述した符号化方法によれば1画素で1ビットを表現することができるので、高記録密度を実現することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、二値のデジタル画像(信号光)における白画素の比率を高めて、第1再生画像として元の明暗画像の反転画像(ネガ画像)を取得し、第2再生画像としてポジ画像を取得する例について説明する。
発明者らは種々検討した結果、白黒比率が等しい二値のデジタル画像(信号光)の場合に直流成分を除去すると、再生時にS/Nが低下するという知見を得た。この知見に基づきデータページの構成を種々検討したところ、デジタル画像の各画素に対する信号光成分の比率又は各画素ブロックに対する白画素の比率(以下、「画像の白率」という。)を大きくすることで、直流成分を除去しても信号光の反転画像(ネガ画像)が記録・再生されることが分かった。
そこで、図7(A)に示すように、3×3画素で表される画素ブロックの中央の画素だけを信号光成分として用い、二値のデジタルデータ「0,1」を「明(白画素)、暗(黒画素)」としてデジタルパターンを生成した。周辺の8画素は白画素となる。この場合、第1再生画像は、図7(B)に示すように、画素ブロックの中央の画素の明暗が反転したネガ画像となり、第2再生画像は、図7(C)に示すように、元のデジタルパターンと同じポジ画像となる。
この通り、第1再生画像と第2再生画像とはネガとポジの関係にあるので、第2再生画像の画像データから第1再生画像の画像データを減算処理して、各画素について輝度の差分を演算すると、演算された差分の正負が明確に現れる。従って、各画素の符号の判定を正確に行うことができ、デジタルデータの復号精度が更に向上する。
図8は、第2の実施の形態に係るホログラム記録再生装置の概略構成を示す図である。第1の実施の形態では、反射型の空間光変調器と反射型の光記録媒体とを用いる記録再生装置について説明したが、第2の実施の形態では、透過型の空間光変調器と透過型の光記録媒体とを用いる記録再生装置について説明する。なお、信号光と参照光とを同軸で光記録媒体に照射することができる点は、第1の実施の形態と同様である。
このホログラム記録再生装置には、コヒーレント光であるレーザ光を発振する光源50が設けられている。光源50のレーザ光照射側には、レンズ52、54からなるビームエキスパンダー55が配置されている。ビームエキスパンダ55の光透過側には、透過型の空間光変調器58が配置されている。空間光変調器58は、パターン発生器60を介してパーソナルコンピュータ56に接続されている。
パターン発生器60は、パーソナルコンピュータ56から供給されたデジタルデータに応じて空間光変調器58に表示するパターンを生成し、空間光変調器58は、表示パターンに応じて入射したレーザ光を変調し、ページ毎のデジタル画像(信号光)と参照光とを生成する。
空間光変調器58の光透過側には、図示しない偏光板、レンズ62、64、光記録媒体72に信号光及び参照光を照射するフーリエ変換レンズ66が光路に沿ってこの順に配置されている。また、レンズ62とレンズ64との間には、信号光及び参照光のフーリエ変換像から直流成分を除去するマスク68が、光路に対し挿入及び退避可能に配置されている。また、マスク68は、マスク68を駆動する駆動装置70を介してパーソナルコンピュータ56に接続されている。
マスク68としては、フーリエ変換像の直流成分を除去できるものであれば何を用いてもよく、例えば、フーリエ変換像の直流成分だけを吸収するフィルタ等も使用することができる。
ホログラム再生時、光記録媒体72に参照光が照射されると、照射された参照光は、ホログラムによって回折され、回折光は光記録媒体72を透過して、フーリエ変換レンズ74の方向に射出される。光記録媒体72の回折光出射側には、フーリエ変換レンズ74と、CCDやCMOSアレイ等の撮像素子で構成され、受光した再生光(回折光)を電気信号に変換して出力する光検出器76とが配置されている。光検出器76は、パーソナルコンピュータ56に接続されている。
第2の実施の形態に係るホログラム記録再生装置は、第1の実施の形態に係る装置とは構成が異なり、ホログラムの記録方法、再生方法は異なるが、パーソナルコンピュータ56によって実行される記録再生処理の処理ルーチンは、図4に示したルーチンと同様である。
まず、ステップ100で、記録処理が選択されたか、再生処理が選択されたかを判断し、記録処理が選択された場合には、ステップ102で、駆動装置70を駆動してマスク68を光路に挿入する。次のステップ104で、光源50からレーザ光を照射すると共にパーソナルコンピュータ56からデジタルデータを所定のタイミングで出力し、ホログラムの記録処理を実行して、ルーチンを終了する。
ここで、ホログラムの記録処理について説明する。
光源50から発振されたレーザ光は、ビームエキスパンダ55により大径のビームにコリメートされて、空間光変調器58に照射される。パーソナルコンピュータ56からデジタルデータが入力されると、パターン発生器60において、供給されたデジタルデータに応じて信号光パターンが生成され、参照光パターンと合成されて、空間光変調器58に表示されるパターンが生成される。空間光変調器58では、表示されたパターンに応じてレーザ光が偏光変調され、信号光と参照光とが生成される。
第1の実施の形態と同様に、空間光変調器58の中央部分をデータ表示用(信号光用)に使用すると共に、空間光変調器58の周辺部分を参照光用に使用する(図5参照)。空間光変調器58の中央部分に入射したレーザ光は、表示パターンに応じて偏光変調され、信号光が生成される。一方、空間光変調器58の周辺部分に入射したレーザ光は、表示パターンに応じて偏光変調され、参照光が生成される。その後、信号光と参照光は、図示しない偏光板を透過して、振幅分布に変換される。
本実施の形態では、空間光変調器58に図9(A)に示すパターンを表示する。空間光変調器58の中央部分には、図9(B)に示すように、3×3画素で表される画素ブロックの中央の画素だけを信号光成分として用い、二値のデジタルデータ「0,1」を「明(白画素)、暗(黒画素)」として生成したデジタルパターンが表示される。信号光成分の8近傍の画素は白画素となるので、このデジタルパターンは白画素の比率が非常に高くなる。
空間光変調器58で生成された信号光及び参照光は、レンズ62によりフーリエ変換される。フーリエ変換された信号光及び参照光は、マスク68に照射され、信号光及び参照光のフーリエ変換像から直流成分が除去される。マスク68で遮断されなかった信号光及び参照光は、レンズ64で逆フーリエ変換され、レンズ66により再びフーリエ変換されて、光記録媒体72に同時に且つ同軸で照射される。これによって、光記録媒体72中で信号光と参照光とが干渉して、干渉パターンがホログラムとして記録される。
図4のステップ100で、再生処理が選択された場合には、ステップ106で、駆動装置34を駆動してマスク38を光路から退避させる。次のステップ108で、光源10からレーザ光を照射し、第1再生画像の取得処理を実行する。
第1再生画像の取得処理では、図6(A)に示すように、空間光変調器58の中央部分に遮光パターン(全部、黒画素)を表示し、空間光変調器58の周辺部分には記録時と同じ参照光パターンを表示する。これにより、空間光変調器58の周辺部分に入射したレーザ光だけが偏光変調されて参照光が生成され、図示しない偏光板により振幅分布に変換された後、レンズ62、64、66を介して、光記録媒体72のホログラムが記録された領域に参照光だけが照射される。
照射された参照光は、ホログラムによって回折され、回折光は光記録媒体72を透過して射出される。射出された回折光は、レンズ74により逆フーリエ変換され、光検出器76に入射する。レンズ74の焦点面では再生像を観察することができる。
この再生像(第1再生画像)が光検出器76によって検出される。検出されたアナログデータは光検出器76によってA/D変換され、第1再生画像の画像データがパーソナルコンピュータ56に入力され、RAM(図示せず)に保持される。本実施の形態では、白率が高い信号光を用いているので、図10(A)に示すように、第1再生画像は元の明暗画像のネガ画像となる。
次に、図4のステップ110で、再生された回折光に直流成分を補うための表示画像の輝度値を演算し、光源50からレーザ光を照射すると共にパーソナルコンピュータ56から演算した輝度値を所定のタイミングで出力し、第2再生画像の取得処理を実行する。
第2再生画像の取得処理では、図6(B)に示すように、空間光変調器58の中央部分に透過パターン(輝度が0以外の同一輝度の画素)を表示し、空間光変調器58の周辺部分には記録時と同じ参照光パターンを表示する。これにより、空間光変調器58の中央部分に入射したレーザ光が透過され、信号光の直流成分が生成される。一方、空間光変調器58の周辺部分に入射したレーザ光は表示パターンに応じて偏光変調され、参照光が生成される。そして、図示しない偏光板により振幅分布に変換された後、レンズ62、64、66を介して、光記録媒体72のホログラムが記録された領域に、生成された信号光の直流成分と参照光とが照射される。
照射された参照光は、ホログラムによって回折され、回折光は光記録媒体72を透過して射出される。また、照射された信号光の直流成分は光記録媒体72を透過する。透過した回折光と信号光の直流成分とは、レンズ74により逆フーリエ変換され、光検出器76に入射する。レンズ74の焦点面では再生像を観察することができる。
この再生像(第2再生画像)が光検出器76によって検出される。検出されたアナログデータは光検出器76によってA/D変換され、第2再生画像の画像データがパーソナルコンピュータ56に入力され、RAM(図示せず)に保持される。本実施の形態では、白率が高い信号光を用いているので、図10(B)に示すように、第2再生画像は元の明暗画像のポジ画像となる。
次に、補足として、本実施の形態でポジティブ画像及びネガティブ画像が再生された原理を説明する。記録時には、マスク68により、信号光及び参照光の直流成分が除去され、光記録媒体72に照射される。このとき、光記録媒体72に照射される信号光パターンは、空間光変調器58に表示したパターンの反転画像となる。なぜなら、空間光変調器58に表示した信号光パターンは、白画素が多いため、その全フーリエ成分における直流成分の占める割合が非常に大きいからである。
その大きな直流成分により、本来「白画素」である信号の電場の振幅は大きく、本来「黒画素」である信号の電場の振幅は小さくなっているが、その直流成分がマスク68で除去されたために、本来「白画素」である信号の電場の振幅が小さくなり、本来「黒画素」である信号の電場の振幅が大きくなる。その結果、強度分布では、「明」と「暗」が反転した画像となるのである。つまり、光記録媒体72に照射される信号光パターンは、空間光変調器58に表示したパターンの反転画像となる。
従って、図4のステップ108における第1再生画像の取得では、記録時の信号光パターン(空間光変調器58に表示したデジタルパターンの反転画像(ネガ画像))が再生される。一方、ステップ110における第2再生画像の取得では、記録時の信号光パターンの反転画像(空間光変調器58に表示したデジタルパターンと同じポジ画像)が再生される。
図4のステップ110で、第2再生画像の取得処理が終了すると、次のステップ112に進み、RAMに保持された第1再生画像の画像データと第2再生画像の画像データとを読み出し、第2再生画像の画像データから第1再生画像の画像データを減算処理して、デジタル画像(信号光)の各画素について輝度の差分を演算する。減算処理後の画像データに基づいて生成した明暗画像を図10(C)に示す。減算処理後の画像では、第1再生画像、第2再生画像よりもコントラストが強調されていることが分かる。
次に、ステップ114で、演算された差分の正負により各画素の符号を判定し、二値のデジタルデータに復号して、ルーチンを終了する。これにより、信号光に保持されたデジタルデータが精度よく復号される。
以上説明した通り、本実施の形態では、信号光のフーリエ変換像から直流成分が除去された状態でホログラムの記録が行われるので、ホログラムの記録時に信号光の直流成分による不要露光が防止され、ダイナミックレンジを有効に使用することができ、多重度が向上する。
また、本実施の形態では、信号光及び参照光のフーリエ変換像から直流成分が除去された状態でホログラムの記録が行われるが、白率の高い信号光を用いているので、信号光のネガ画像である第1再生画像と信号光のポジ画像である第2再生画像とを取得することができる。この第2再生画像の画像データから第1再生画像の画像データを減算処理して、各画素について輝度の差分を演算すると、演算された差分の正負が明確に現れるので、各画素の符号の判定を正確に行うことができ、デジタルデータの復号精度が更に向上する。
また、上述した符号化方法によれば1画素で1ビットを表現することができるので、高記録密度を実現することができる。
なお、第2の実施の形態では、信号光のデジタル画像における画像の白率が大きい場合について説明したが、本発明はその場合に限られない。上述したように、ホログラムからの回折光と直流成分との位相差を制御することにより、1つのホログラムからポジティブ画像及びネガティブ画像の再生像を取得できる。これらの画像を減算処理することによっても、デジタルデータの復号精度を向上させることができる。
また、上記の実施の形態では、第2再生画像の画像データから第1再生画像の画像データを減算処理して輝度の差分を演算する例について説明したが、第1再生画像の画像データから第2再生画像の画像データを減算処理して輝度の差分を演算してもよい。2つの再生画像がポジ画像とネガ画像である場合には、ポジ画像の画像データからネガ画像の画像データを減算処理して輝度の差分を演算することが好ましい。ポジ画像の画像データからネガ画像の画像データを減算処理することでノイズの除去効率が向上する。
上記の実施の形態では、信号光と参照光とが同軸で記録媒体に照射される例を示したが、本発明はそれに限定されない。即ち、信号光と参照光とが異なる光軸に沿って伝播し、記録媒体に照射されてホログラムが記録される光学系を用いてもよい。
上記の実施の形態では、第1再生画像を取得する際、信号光の直流成分を補充しない例について説明したが、信号光の直流成分を補充して第1再生画像を取得してもよい。その場合は、第1再生画像と第2再生画像とは、互いに明暗が反転した反転画像となるように、補充する信号光の直流成分を選択する。例えば、第1再生画像を取得する際には前記式(1)又は前記式(2)を満たすように、補充する信号光の直流成分を選択し、第2再生画像を取得する際には、前記式(3)又は前記式(4)を満たすように、補充する信号光の直流成分を選択する。
上記の実施の形態では、二値のデジタルデータをホログラムとして記録する場合について説明したが、多値のデジタルデータを用いた場合であっても、同じホログラムから再生された2つの再生画像の輝度の差分を演算し、その値を算出することで、デジタルデータを精度良く再生することができる。
上記の実施の形態では、第1再生画像の画像データと第2再生画像の画像データを減算処理して輝度の差分を演算し、演算された差分の正負により各画素の符号を判定する例について説明したが、減算処理により新たに得られた画像データ(第3の再生画像)を用いて、デジタルデータに復号することもできる。この第3の再生画像は、減算処理により、第1再生画像と第2再生画像とに共通に含まれるノイズ成分が低減されているため、S/Nが改善されている。従って、デジタルデータを精度良く再生することができる。
例えば、2画素で1ビットを表現する符号化方法(白黒=0、黒白=1など)が知られている(Science 265,749-752(1994))。このような符号化方法を用いた場合には、減算処理により得られた第3の再生画像から元のデジタルデータを復元する(デコード)する。
デジタルデータの復号原理を説明するための図である。 (A)及び(B)は、計算機実験の結果を示すグラフである。 第1の実施の形態に係るホログラム記録再生装置の概略構成を示す図である。 記録再生処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。 空間光変調器の表示画像を示す図である。 (A)は第1再生画像を取得する場合の空間光変調器の表示画像を示す図であり、(B)は第2再生画像を取得する場合の空間光変調器の表示画像を示す図である。 (A)は白率の高い信号光の画素ブロックの構成を示す図であり、(B)は(A)のネガ画像であり、(C)は(A)のポジ画像である。 第2の実施の形態に係るホログラム記録再生装置の概略構成を示す図である。 (A)は第2の実施の形態で空間光変調器に表示されるパターンであり、(B)は(A)のパターンの中央に表示される信号光パターンである。 (A)は第2の実施の形態で取得される第1再生画像であり、(B)は第2再生画像であり、(C)は減算処理後の画像である。
符号の説明
10 光源
12、14 レンズ
15 ビームエキスパンダー
16 偏光ビームスプリッタ
18 空間光変調器
20 1/4波長板
22 レンズ
24 レンズ
26 フーリエ変換レンズ
28 光記録媒体
28a 反射層
30 パーソナルコンピュータ
32 パターン発生器
34 駆動装置
36 光検出器
38 マスク
50 光源
52、54 レンズ
55 ビームエキスパンダー
56 パーソナルコンピュータ
58 空間光変調器
60 パターン発生器
62 レンズ
64 レンズ
66 フーリエ変換レンズ
66 レンズ
68 マスク
70 駆動装置
72 光記録媒体
74 フーリエ変換レンズ
74 レンズ
76 光検出器

Claims (16)

  1. デジタルデータを明暗画像で表し且つ直流成分が除去された信号光と参照光とをフーリエ変換して光記録媒体に同時に照射することによりホログラムが記録された前記光記録媒体に、読み出し用の参照光を照射し、記録されたホログラムによる回折光を生成するステップと、
    前記回折光と前記信号光の直流成分に相当する直流成分とを合成して合成光を生成するステップと、
    前記回折光の逆フーリエ変換像を検出して第1画像データを取得すると共に、前記合成光の逆フーリエ変換像を検出して第2画像データを取得するステップと、
    前記明暗画像の画素毎に、前記第1画像データ及び前記第2画像データのいずれか一方から他方を減算するステップと、
    を備えたホログラム再生方法。
  2. デジタルデータを明暗画像で表し且つ直流成分が除去された信号光と参照光とをフーリエ変換して光記録媒体に同時に照射することによりホログラムが記録された前記光記録媒体に、読み出し用の参照光を照射し、記録されたホログラムによる回折光を生成するステップと、
    前記回折光と前記信号光の直流成分に相当する第1の直流成分とを合成して第1の合成光を生成すると共に、前記回折光と前記信号光の直流成分に相当し且つ前記第1の直流成分とは位相の異なる第2の直流成分とを合成して第2の合成光を生成するステップと、
    前記第1の合成光の逆フーリエ変換像を検出して第1画像データを取得すると共に、前記第2の合成光の逆フーリエ変換像を検出して第2画像データを取得するステップと、
    前記明暗画像の画素毎に、前記第1画像データ及び前記第2画像データのいずれか一方から他方を減算するステップと、
    を備えたホログラム再生方法。
  3. 減算して得られた値に基づいてデジタルデータを復号するステップを、更に備えた請求項1又は2に記載のホログラム再生方法。
  4. 前記ホログラムは、直流成分が除去された信号光と直流成分が除去された参照光とをフーリエ変換して光記録媒体に同時に照射することにより記録された請求項1から3までのいずれか1項に記載のホログラム再生方法。
  5. 前記第1画像データと前記第2画像データとが相互に反転画像となるように、前記明暗画像の明部の比率を高くした請求項1から4までのいずれか1項に記載のホログラム再生方法。
  6. 前記第1画像データと前記第2画像データとが相互に反転画像となるように、前記第1の直流成分の位相と前記第2の直流成分の位相とを異ならせた請求項2から4までのいずれか1項に記載のホログラム再生方法。
  7. 前記回折光に除去された直流成分の全部又は一部を合成する請求項1から6までのいずれか1項に記載のホログラム再生方法。
  8. 前記合成光の強度のコントラストが増加するように、前記回折光と前記信号光の直流成分に相当する直流成分とを合成する請求項1、3、4、5、7のいずれか1項に記載のホログラム再生方法。
  9. 前記合成光の正の振幅が増加するように、前記回折光と前記信号光の直流成分に相当する直流成分とを合成する請求項1、3、4、5、7、8のいずれか1項に記載のホログラム再生方法。
  10. 前記合成光の負の振幅が増加するように、前記回折光と前記信号光の直流成分に相当する直流成分とを合成する請求項1、3、4、5、7、8のいずれか1項に記載のホログラム再生方法。
  11. 二値のデジタルデータの1を明部に対応させ且つ0を暗部に対応させた場合に、演算された差分が正の画素の符号は1と判定し、演算された差分が負の画素の符号は0と判定する請求項1から10までのいずれか1項に記載のホログラム再生方法。
  12. コリメート光を空間光変調器により位相変調して、前記信号光の直流成分に相当する直流成分を生成する請求項1から11までのいずれか1項に記載のホログラム再生方法。
  13. 空間光変調器に表示される画素の輝度を変更することにより、コリメート光を位相変調する請求項12に記載のホログラム再生方法。
  14. デジタルデータを明暗画像で表し且つ直流成分が除去された信号光と参照光とをフーリエ変換して光記録媒体に同時に照射することによりホログラムが記録された前記光記録媒体から、記録されたホログラムを読み出しデジタルデータを再生するホログラム再生装置であって、
    前記光記録媒体に読み出し用の参照光を照射する参照光照射手段と、
    記録されたホログラムによる回折光に前記信号光の直流成分に相当する直流成分を合成して合成光を生成する合成光生成手段と、
    前記回折光の逆フーリエ変換像を検出して第1の画像データを取得すると共に、前記合成光の逆フーリエ変換像を検出して第2の画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記光記録媒体に読み出し用の参照光を照射して記録されたホログラムによる回折光を生成すると共に、前記回折光に前記信号光の直流成分に相当する直流成分を合成して合成光を生成し、前記回折光及び前記合成光の逆フーリエ変換像を各々検出して前記第1画像データ及び前記第2画像データを取得するように、前記参照光照射手段、前記合成光生成手段、及び前記画像データ取得手段を制御する制御手段と、
    前記明暗画像の画素毎に、前記第1画像データ及び前記第2画像データのいずれか一方から他方を減算する演算手段と、
    を備えたホログラム再生装置。
  15. デジタルデータを明暗画像で表し且つ直流成分が除去された信号光と参照光とをフーリエ変換して光記録媒体に同時に照射することによりホログラムが記録された前記光記録媒体から、記録されたホログラムを読み出しデジタルデータを再生するホログラム再生装置であって、
    前記光記録媒体に読み出し用の参照光を照射する参照光照射手段と、
    記録されたホログラムによる回折光と前記信号光の直流成分に相当する第1の直流成分とを合成して第1の合成光を生成すると共に、前記回折光と前記信号光の直流成分に相当し且つ前記第1の直流成分とは位相の異なる第2の直流成分とを合成して第2の合成光を生成する合成光生成手段と、
    前記第1の合成光の逆フーリエ変換像を検出して第1の画像データを取得すると共に、前記第2の合成光の逆フーリエ変換像を検出して第2の画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記光記録媒体に読み出し用の参照光を照射して記録されたホログラムによる回折光を生成すると共に、前記回折光に前記第1の直流成分とを合成して第1の合成光を生成し、前記回折光に前記第2の直流成分を合成して第2の合成光を生成して、前記第1の合成光及び前記第2の合成光の逆フーリエ変換像を各々検出して前記第1画像データ及び前記第2画像データを取得するように、前記参照光照射手段、前記合成光生成手段、及び前記画像データ取得手段を制御する制御手段と、
    前記明暗画像の画素毎に、前記第1画像データ及び前記第2画像データのいずれか一方から他方を減算する演算手段と、
    を備えたホログラム再生装置。
  16. 前記演算手段で減算して得られた値に基づいてデジタルデータを復号する復号手段を、更に備えた請求項14又は15に記載のホログラム再生装置。
JP2006170603A 2005-12-26 2006-06-20 ホログラム再生方法及び装置 Expired - Fee Related JP4605105B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006170603A JP4605105B2 (ja) 2005-12-26 2006-06-20 ホログラム再生方法及び装置
US11/527,577 US7511867B2 (en) 2005-12-26 2006-09-27 Hologram reproduction method and apparatus
DE602006007531T DE602006007531D1 (de) 2005-12-26 2006-09-28 Hologrammwiedergabeverfahren und Vorrichtung
EP06121420A EP1801794B1 (en) 2005-12-26 2006-09-28 Hologram reproduction method and apparatus

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005373531 2005-12-26
JP2006170603A JP4605105B2 (ja) 2005-12-26 2006-06-20 ホログラム再生方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007200517A JP2007200517A (ja) 2007-08-09
JP4605105B2 true JP4605105B2 (ja) 2011-01-05

Family

ID=38454955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006170603A Expired - Fee Related JP4605105B2 (ja) 2005-12-26 2006-06-20 ホログラム再生方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4605105B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4458175B2 (ja) 2008-03-24 2010-04-28 富士ゼロックス株式会社 光再生装置及び光再生方法
JP4992786B2 (ja) * 2008-03-26 2012-08-08 富士ゼロックス株式会社 光記録装置、光記録方法、光記録再生装置、及び光記録再生方法
KR101509491B1 (ko) * 2008-05-21 2015-04-06 동부대우전자 주식회사 광정보 처리 방법 및 장치
JP5053193B2 (ja) * 2008-07-17 2012-10-17 新日本製鐵株式会社 粒度測定装置及び粒度測定方法
JP2018036560A (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 富士ゼロックス株式会社 ホログラム再生装置及びプログラム
JP2018036561A (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 富士ゼロックス株式会社 ホログラム再生装置及びプログラム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000066566A (ja) * 1998-08-20 2000-03-03 Fuji Xerox Co Ltd 光記録方法、光記録装置、光読み取り方法、光読み取り装置
JP2000066565A (ja) * 1998-08-18 2000-03-03 Fuji Xerox Co Ltd 光記録方法および光記録装置
JP2000089650A (ja) * 1998-09-08 2000-03-31 Fuji Xerox Co Ltd 光再生方法および光再生装置
JP2002083431A (ja) * 2000-07-05 2002-03-22 Optware:Kk 光情報記録装置および方法、光情報再生装置および方法、ならびに光情報記録再生装置および方法
JP2004198816A (ja) * 2002-12-19 2004-07-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ホログラム記録方法、ホログラム記録装置、ホログラム再生装置およびホログラム再生方法
US20050134948A1 (en) * 2003-10-08 2005-06-23 Aprilis, Inc. Method and apparatus for phase-encoded homogenized Fourier transform holographic data storage and recovery
JP2005310308A (ja) * 2004-04-23 2005-11-04 Sony Corp ホログラム記録再生装置及びホログラム記録再生方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1152822A (ja) * 1997-08-07 1999-02-26 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 複素振幅を用いた計算機ホログラム表示方法並びに装置
US7511867B2 (en) * 2005-12-26 2009-03-31 Fuji Xerox Co., Ltd. Hologram reproduction method and apparatus

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000066565A (ja) * 1998-08-18 2000-03-03 Fuji Xerox Co Ltd 光記録方法および光記録装置
JP2000066566A (ja) * 1998-08-20 2000-03-03 Fuji Xerox Co Ltd 光記録方法、光記録装置、光読み取り方法、光読み取り装置
JP2000089650A (ja) * 1998-09-08 2000-03-31 Fuji Xerox Co Ltd 光再生方法および光再生装置
JP2002083431A (ja) * 2000-07-05 2002-03-22 Optware:Kk 光情報記録装置および方法、光情報再生装置および方法、ならびに光情報記録再生装置および方法
JP2004198816A (ja) * 2002-12-19 2004-07-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ホログラム記録方法、ホログラム記録装置、ホログラム再生装置およびホログラム再生方法
US20050134948A1 (en) * 2003-10-08 2005-06-23 Aprilis, Inc. Method and apparatus for phase-encoded homogenized Fourier transform holographic data storage and recovery
JP2007508651A (ja) * 2003-10-08 2007-04-05 アプリリス,インコーポレイテッド 位相変調均質化フーリエ変換ホログラフィック・データ記録および再生の方法および装置
JP2005310308A (ja) * 2004-04-23 2005-11-04 Sony Corp ホログラム記録再生装置及びホログラム記録再生方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007200517A (ja) 2007-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4605104B2 (ja) ホログラム再生方法及び装置
US7511867B2 (en) Hologram reproduction method and apparatus
JP4696890B2 (ja) ホログラム記録方法及びホログラム記録装置
US7952976B2 (en) Optical reproducing device and optical reproducing method
JP4605105B2 (ja) ホログラム再生方法及び装置
EP1511017A2 (en) Holographic recording and reproducing apparatus
US7826324B2 (en) Data playback method and device for data recorded as a hologram
US20100225985A1 (en) Reproducing device and reproducing method
JP3890273B2 (ja) 光学情報記録/再生方法及びその装置
US8208186B2 (en) Polarization-based holographic optical reproducing apparatus including dc modulating element
JP4569692B2 (ja) 再生装置、再生方法
JP4826635B2 (ja) 光再生方法及び光再生装置
JP4605007B2 (ja) ホログラム記録再生方法及び装置
JP4007352B2 (ja) ホログラム記録方法及び装置
JP2009151841A (ja) 光情報再生方法、光情報再生装置、及びプログラム
JP4730081B2 (ja) ホログラム記録方法及び装置
JP4992786B2 (ja) 光記録装置、光記録方法、光記録再生装置、及び光記録再生方法
JP4830989B2 (ja) ホログラム記録装置、ホログラム再生装置、ホログラム記録方法及びホログラム再生方法
JP2008159136A (ja) ホログラム記録方法、ホログラム記録装置、ホログラム再生方法、ホログラム再生装置、及び光記録媒体
JP4687432B2 (ja) データ再生方法及び装置
JP4553029B2 (ja) 光再生方法及び光再生装置
JP2009015926A (ja) ホログラム記録装置、ホログラム再生装置、ホログラム記録方法及びホログラム再生方法
JP2007179596A (ja) 位置検出マーカ及び位置検出方法
JP2007178458A (ja) ホログラム記録方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100813

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100907

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4605105

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees