JP4602374B2 - クロマトグラフィー質量分析方法、及びクロマトグラフ質量分析装置 - Google Patents
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Description
1.試料特性
本発明は、複数の成分を含有している同種の試料間において、個々の成分の対応付けを行い、量的な知見を得るためのものであり、同種の試料中に含まれている成分の種類と存
在量の特性を利用する。すなわち、同種の試料からは多くの共通する成分を観測することができ、大多数の成分において試料間で量的な変動がある範囲内に収まることを利用する。
図2は、本発明によるクロマトグラフ質量分析装置の構成例を示す概略図である。
液体クロマトグラフ201で分離された試料成分は、質量分析装置本体202に導入され、イオン源203、質量分離装置204、及び検出器205に至る。さらに、制御装置206を経て、データ処理装置208において質量スペクトルとして順次収集することができる。なお、それぞれの機器及び装置は、信号線207で接続され、制御及び情報収集に利用する。また、データ処理装置は、表示装置209とキーボード210、及びマウス211を有している。図には質量分離装置として、イオントラップ形式のものを示したが、時系列的に試料成分に由来する質量スペクトルを得ることができるものであれば、磁場や四重極などを採用した装置であってもよい。
MSスペクトルを測定できるものがある。このような場合、混在するMSスペクトルとMS/MSスペクトルを区別し、MS/MSスペクトルから成分の定性的な情報を得ることができる場合がある。また、その近傍の保持時間において測定したMSスペクトルに含まれる前駆イオンの情報から、量的知見を得ることができる。
同種の異なる試料間での成分の対応付けのため、保持時間と質量電荷比とに対するイオン強度の3次元データを比較する。ここで、質量電荷比は成分分子の元素組成に由来する固有の数値であり、一般的には再現性が高く、成分の識別能力に優れている。しかし、保持時間は分離の際の環境に大きく依存しており、比較的再現性がよくない。本発明では、離散的に設定した保持時間の対応について、成分ごとの対応付けを求めている。
上限値=イオン強度×RU (1)
下限値=イオン強度×RL (2)
質量電荷比下限=質量電荷比−δm (3)
質量電荷比上限=質量電荷比+δm (4)
保持時間下限=保持時間−δt (5)
保持時間上限=保持時間+δt (6)
試料間で成分が正しく対応付けられていることを視覚的に検証するため、全データを俯瞰した上で、成分ごとに確認する手段を考案した。図5及び図6を用いて説明する。
(1)大域的な確認手段
図5(A)は、保持時間の補正を行う前の基準試料及び被補正試料の測定結果、及びそれらの保持時間や成分の対応関係を示している。この図において、501は基準試料に由来する測定結果を、縦軸に保持時間、横軸に質量電荷比、対応するイオン強度を色又は濃淡で示したマップであり、隣接するクロマトグラム502と保持時間の座標軸を共有する。
試料の測定結果のマップ507は、補正前のマップ501と同一であるものの、被補正試料のクロマトグラム510とマップ511は保持時間が補正されているため、保持時間方向にずれたイメージとなっている。さらに、保持時間の対応を示す線分509は全て平行になり、保持時間が同じ状態になったことを示す。また、比較解析マップ512も、保持時間の補正に同期して更新される。
上述したマップ内や、保持時間の対応を示す線分をマウスで直接指定し、該当する位置の拡大図を表示することによって、より詳細に対応関係を検証することができる。図6を用いて、説明する。
図6に示す局所的な表示においては、目的の位置を効率よく特定する必要がある。例えば、マップ上の任意の位置をマウスで指定することや、位置の情報を持つリストの指定などが有効となる。特に後者には、保持時間の補正点のリストや、差や比などの計算結果、及び同定結果のリストなど有効なものが多い。
通した範囲を拡大表示するかをユーザーが指定できる。保持時間を補正した後は、全ての拡大表示において共通した表示を行うことにより、効率よく成分の対応関係を確認することができる。
この実施例は、基準試料と、被補正試料についてタンパク質を抽出し、酵素消化後に液体クロマトグラフィー質量分析を実施し、その結果から個々の成分の対応を求める例である。
まず、図3で示した処理の流れをより具体化し、主なデータと処理との関係として図7に示す。
2.1 基本画面
画面表示の例を、図8を用いて説明する。なお、この例は保持時間を補正する前の状態
を例示しているものの、補正点の対応関係や、補正後の状態など、成分の比較解析までに対応できるビュアーの一例である。
図8の画面において、全体を俯瞰する比較的静的な表示と、個々の成分に着目することができる局所的な表示を実現する。ここでは、特に局所的な表示を効果的に実施するための方法を示す。
・大域的なマップ801,805,806上でのマウスの移動又は位置指定
・局所的なマップ821,825,826上でのマウスによる位置指定
・保持時間の対応を示す線分803,823の指定
・質量スペクトルやマスクロマトグラム上でのマウスによる位置指定
・情報の切り替えボタン809,811による情報対応位置の選択
・差や比などの演算結果のリスト812の選択
・マップ上でのマウスのドラッグなどによる拡大範囲の指定
・キー入力などによる拡大倍率の増減指定(ズームインやズームアウト動作)
なお、各マップ、質量スペクトル、及びクロマトグラム等は、表示範囲の変更に同期して更新され整合性を保つ。また、全てのマップを同期して更新するか、個別に更新するか
をユーザーが指定できる。
図9には、保持時間の補正に関する条件を設定する画面の一例を示した。この画面は、図8の画面からファンクションキーの押下などの操作によって起動される。その結果は、補正点を求める処理などにおいて参照される。ここではベースピークイオンクロマトグラムを利用する場合について説明するが、ベースピークイオンクロマトグラムの代わりに着目する成分のマスクロマトグラムを用いてもよい。
(1)ベースピークイオンクロマトグラムのピーク判定の閾値:3%
(2)保持時間の許容誤差(δt):5分
(3)一致イオン数の下限:3本
(4)基準とする試料側のイオンの相対存在量の閾値(TH):50%
(5)変動比率下限(RL):0.05
(6)変動比率上限(RU):20.00
(7)保持時間の許容誤差:0.2
(8)演算タイプ:Difference
・Difference:成分の差
・Ratio:成分の比
・Both:イオン強度。試料間で共通する成分は、それぞれの色を合成
・Lone:片方のみ存在する成分のイオン強度
・Merge:試料間で強度の大きい方のイオン強度(試料の区別なし。単色)
図8の表示画面において、保持時間の補正及び成分の対応付けを行い、差の大きい成分を表示するまでの流れを示す。なお、基本試料及び被補正試料と、対応する同定情報の○印が画面に表示され、図9及び図10の条件が既に指定された状態を想定する。まだ、保
持時間の対応関係が求められていないため、保持時間の対応を示す線分803は表示されていない。また、比較解析マップ806と演算結果のリスト812も空である。
この処理は図3における、ステップ302の補正点候補の抽出、ステップ303の補正点候補の評価、及びステップ304の補正点リストの作成に相当する。この処理によって、基準試料と被補正試料における保持時間の対応が求められるため、見かけ上は保持時間の対応を示す線分803が表示される。この状態は、図5(A)の状態に相当する。
この処理は図3における、ステップ305の保持時間の補正に相当する。この処理が終了すると、図8は図5(B)のような表示となり、保持時間の補正内容に従って、マップ及びクロマトグラムの表示が更新される。また、保持時間の対応を示す線分803が並行に表示される。
この状態において、図9の条件を変えてボタンAの処理を再度実行するなどし、粗い対応付けから緻密な対応付けを併用するなどの方法が選択できる。
この処理は図3における、ステップ306の成分ごとの対応付けに相当する。この処理によって、図8の比較解析マップ806及び演算結果のリスト812が表示される。なお、個々のマップは、図6(B)の状態となり、個々の成分は保持時間と質量電荷比、及びその量を示す1点で表示される。
これまでの処理を行った時点で、成分の差を求めた上でソートした結果がリスト812に表示されている状態を想定する。この内容は、例えば最も増加した成分から最も減少した成分までを含んでいる。従って、リストの先頭から順に項目を選択することによって、増加している成分の局所的なマップなどを表示させる。同様に、リストの最後から順に選択した場合、減少しているものを順次確認することができる。
図3で示した流れに従い、図7における処理やデータの構造を説明する。なお、画面は図8、条件として図9及び図10の内容が指定されていることを前提としている。
データ準備処理(703,704)において、基準試料及び被補正試料の測定データファイル701,702を、それぞれ対応するマップデータ705,706に変換する。このマップデータには、マップを表示するためのデータのみならず、保持時間の補正や成分の対応付けに必要な情報を含んでいる。図11を参照しつつ、その詳細を示す。
図11はマップデータを表す模式図である。図11において、それぞれの記号等の意味は次のとおりである。
Ts:s番目の質量スペクトルの保持時間(1101)
As,m:s番目の質量スペクトルにおける質量電荷比mのイオン強度(1102)
Bs:s番目の質量スペクトルの最大イオン強度(As,1〜As,Mの最大値)(1103)
Ps:s番目の質量スペクトルのファイル内での位置(1104)
m:質量電荷比(1からMの整数)
M:質量電荷比の最大値(整数)
s:質量スペクトルの順番(1からSの整数)
S:質量スペクトルの数(整数)
ァイルごとに確定する。測定データファイルが異なる場合、MSスペクトルを得る頻度が異なる場合が考えられるため、Sの値は試料間で異なっていることを想定する必要がある。すなわち、基準試料のマップデータのSと被補正試料のマップデータのS’は異なるものとして扱う。以下では、試料間で表記を区別する必要がある場合、被補正試料側の記号にダッシュを付け、S’,T’,A’,B’などとして示す。
測定データファイル701,702は、マップデータを作成するに足る、MSスペクトルの保持時間T、質量電荷比とイオン強度Aを抽出できる必要がある。さらに、測定データのファイルには、個々の質量スペクトルを構成する情報が連続して登録されており、その先頭位置に高速にアクセスするため、ファイル内での位置情報Pを取得できるデータの構造を有する。
続いて、補正点候補の抽出(707,708)について説明する。この処理では、双方の試料に由来するマップデータ705,706を参照し、評価マトリクス709を作成する。ただし、ここではマトリクスの行と列を定義するのみであり、内容の設定は補正点候補の評価(710)に委ねる。
図7のステップ710の補正点候補の評価とは、図13に示す評価マトリクスを埋める作業に他ならない。具体的な評価の方法を説明する前に、評価マトリクスについて、図1
2と図13の例を用いて説明する。
図13の評価マトリクスにおいて、各行と列の名称は図12に示すベースピークイオンクロマトグラムのピークの保持時間を転記したものに相当する。評価マトリクスの各行と各列に示されている全ての保持時間候補の組合せについて、成分が対応する可能性があるかどうかを、後述する方法によって評価する。その結果を、評価マトリクスの各々のセルに設定する。図13の例では、○印は成分が対応している可能性がある関係、無印は可能性の無い関係であり、×印は保持時間の差が一定以上であったために可能性がないものと判断したことを意味する。さらに、※印は、保持時間の関係が1対1のものに付与した。
個々の補正点候補の評価、すなわち図13の評価マトリクスにおいて○印を与えるための処理を行う。なお、ここでの評価は、比較すべき保持時間(たとえばT3とT’2)に該当する質量スペクトルA3,1〜A3,MとA’2,1〜A’2,M’(M=M’)の比較に相当する。
Im≧Imax×TH/100 (7)
Im×RU ≧I’m かつ Im×RL≦I’m (8)
Im:基準試料において質量mで観測したイオン強度
I’m:被補正試料において質量mで観測したイオン強度
Imax:基準試料側のイオン強度の最大値
TH:閾値(904)
RL:変動比率下限(905)
RU:変動比率上限(906)
評価マトリクスにおいて、※印を付与した点が得られた場合、具体的に保持時間を補正するための補正点リスト712を作成する処理(711)を実施する。
図7のステップ713における保持時間の補正は、補正点リスト712に登録されている補正点の対応関係を被補正試料のマップデータに反映させる作業となる。それは、図11に示す保持時間T’1101を改変する作業に他ならない。
成分対応付け(714)の処理においては、それぞれの試料に由来する保持時間を補正した後のマップ705,706を参照し、個々の成分の代表点を求める処理と、指定された演算を試料間で成分ごとに実施し、演算結果のリスト(図8の812)に登録する処理を行う。それぞれについて説明する。なお、演算結果のマップ表示については、この後詳述する。
大域的に補正されたそれぞれの試料の測定データにおいても、個々の成分は同位体を含むイオン群の一時的な増減として観測される。個々の成分の対応を求めるには、それらから代表点を、保持時間と質量電荷比の値として抽出する必要がある。その結果は、図6(B)のように表すことができる。
このようにして抽出された各成分の代表点について、基準試料と被補正試料間で対応付けを行う。具体的には、成分対応付けの結果のマップデータ715を準備し、初期化する。その際、個々の配列の大きさは、基準試料のマップデータ705と同一とする。また、保持時間も同一として複写する。すなわち、基準試料のマップデータ705と成分対応付けの結果のマップデータ715において、配列Aの同じ位置は、同じ保持時間と質量電荷比に対応する。
基準試料のマップ801や被補正試料のマップ805は、イオン強度を色情報に置き換えたものであるが、比較解析マップ806は基準試料のマップデータ705と成分対応付けの結果のマップデータ715を参照して個々の成分の表示色を決定する。
演算タイプがRatioの場合も、被補正試料のイオン強度を基準試料のイオン強度で割る。ただし、被補正試料の方が値が小さい場合は、分母分子を逆転した上で計算した上で(−1)を乗じて負の値とする。さらに、演算値が負の場合は赤にその絶対値を、正の場合は緑にその値を設定する。これにより、試料の区別と比を色とその濃淡で識別することができる。また、結果のリスト812において、負の数値は減少したことを示すため、双方の区別が容易になる。(No.3,4)
Bothの場合は、双方の試料に由来するイオン強度を、赤と緑に設定する。(No.5,6)
Loneも同様だが、対応するものがない場合に限定して示す。すなわち、No.9の例のように、双方の試料に成分が対応している場合、表示の3原色は全て0とする。(No.7,8,9)
Mergeの場合、双方試料において、強い方の値を赤に設定する。ただし、ここで赤は便宜上定めたもので、基準試料を意味するものではない。(No.10,11)
以下に、本発明の効果をまとめる。
本発明の方法では、成分を対応付ける際に、保持時間に対する依存性が低い。このような特性があるため、MS/MSスペクトルも測定するなど、測定時の選択肢を増やすことができる。以下に一例を示す。
質量分析において、個々の成分の構造に関する情報を得るために、MS/MSスペクトル等も並行して取得できる。このMS/MSスペクトルから、観測した成分の同定が可能になるものもあり得る。すなわち、一回の測定において成分の同定と、量的な知見の双方を取得することが可能となる。
MSスペクトルのみを連続して取得して得た測定結果と、MS/MSスペクトルも並行して取得した結果を対比することができる。前者では微量成分も捕捉でき、定量性が向上する。後者は成分の構造情報などを与える。異なる方法による測定結果から量的知見と質的知見を統合することが可能となる。
保持時間の比較において、保持時間のずれが大きい場合などにも適用できる可能性がある。すなわち、分離などの実験条件を検討する段階でも活用できる。
さらに、採用しているアルゴリズムにより次の効果が見込める。
本発明の方法は、比較的計算量が少なく、大規模な記憶容量も要求しない。従って、解析サーバーやPCクラスタなど計算処理環境を用いることなく、保持時間の補正や成分の対応付け、及び変動成分の確認などを実現できる。
短時間で処理を終了することができるため、比較する試料の特性に応じて条件を変えて結果を検討することが可能となる。例えば、ピーク判定の閾値や、成分の変動範囲の想定値など、試料の特性に依存する条件を簡単に最適化することが可能となる。
計算機に大きな負荷をかけず、比較的短時間で処理を終了することができるため、ユーザーとの対話形式によって、保持時間の補正や成分の対応付けが実現できる。後述する成分の対応付けを確認する方法などに組み込むことが可能となる。
異なる試料における保持時間の違いや、対応する成分の情報を視覚的に表現し、効率よく確認することは、非常に重要なプロセスとなる。本発明においては、少なくとも2つの試料のクロマトグラフィー質量分析の結果を大域的に確認する方法、及び局所的に存在する個々の成分の対応を効率よく確認する方法が提供される。まず、大域的に確認する方法について、その効果を示す。
比較すべき複数の測定データの全てをマップとして表示できる。保持時間と観測したイオンの質量電荷比、及びその強度を俯瞰することによって、サンプリング又は前処理に起因するイオン強度全体の強弱、ケミカルノイズや大過剰に含まれている成分の状況などを視覚的に確認することができる。これにより、実験そのものの良し悪しや、装置の状態などの判断において重要な情報を与えることができる。
また、MS/MSを取得した位置や同定情報がある位置をマップ上にマークし、具体的な内容を表示することにより、同定処理などの結果の評価にも寄与する。
保持時間の対応状況を、測定の全域において俯瞰できる。もし、保持時間の対応付けにおいて異常があった場合、分離装置のトラブルなどの可能性を提示することができる。
保持時間の補正を実施した後、異なる試料の個々の成分量について演算した結果を、マップとして表示することができる。これにより、量的な変動差が大きい成分、変動比が大きい成分、片方の試料にのみ観測されている成分などを抽出し、マップで明示することができる。さらに、それらの演算結果をリスト表示することにより、特徴的な成分の判断が容易になる。
また、個々の成分について試料間の対応を裏付けることでできるような局所的な確認作業が効率よく行える。局所的な確認作業に類する効果は次のとおりである。
大域的な表示を行った各項目について、より詳細に確認することができる。特に、マップ表示では、保持時間と質量電荷比において近傍の状況を試料間で比較することができる。これは、成分の対応付けにおいて重要な決め手となる。
異なる試料において、対応する成分の質量スペクトルに由来する情報をマップと同時に表示できる。
・質量電荷比、イオンの価数、1価の場合の質量
・MS/MSを取得したかどうか
・実際の質量スペクトル(波形情報)
・同定結果等の表示
次に、比較すべき試料を混合したものを基準試料とし、混合前の試料を被補正試料として解析した場合の効果を示す。
含まれる成分が異なる試料間でも、比較が可能となる。
理想的には被補正試料における全成分が基準試料でも観測される。従って、対応するイオンが増大し、保持時間の補正点の充実に寄与し、補正精度が向上する。
三つ以上の試料の比較において、二つの試料の比較の考え方をそのまま拡張することができる。すなわち、各試料の成分を網羅した基準試料を設定することが可能となるため、上述の効果を複数試料の比較においても適用することができる。
202 質量分析装置本体
203 イオン源
204 質量分離装置
205 検出器
206 制御装置
207 信号線
208 データ処理装置
209 表示装置
210 キーボード
211 マウス
401 評価対象イオン
402 閾値レベル
403 判定領域
501 基準試料のマップ表示(補正前)
502 基準試料のクロマトグラム表示(補正前)
503 試料間の保持時間の対応表示(補正前)
504 被補正試料のクロマトグラム表示(補正前)
505 被補正試料のマップ表示(補正前)
506 試料間の比較解析マップ表示(補正前)
507 基準試料のマップ表示(補正後)
508 基準試料のクロマトグラム表示(補正後)
509 試料間の保持時間の対応表示(補正後)
510 被補正試料のクロマトグラム表示(補正後)
511 被補正試料のマップ表示(補正後)
512 試料間の比較解析マップ表示(補正後)
601 マップ表示
602 拡大マップ表示
603 拡大位置の情報表示
604 文字情報対応位置表示
605 拡大範囲表示
606 質量スペクトル表示
607 クロマトグラム表示
608 成分の位置表示801 基準試料のマップ表示
802 基準試料のクロマトグラム表示
803 試料間の保持時間の対応表示
804 被補正試料のクロマトグラム表示
805 被補正試料のマップ表示
806 試料間の比較解析マップ表示
807 マススペクトル表示
808 基準試料の情報表示
809 基準試料の情報表示の切り替えボタン
810 被補正試料の情報表示
811 被補正試料の情報表示の切り替えボタン
812 試料間の比較解析結果のリスト表示と選択ボタン
813 処理ボタンA
814 処理ボタンB
815 処理ボタンC
1101 保持時間の配列
1102 イオン強度の配列
1103 当該質量スペクトルにおける最大イオン強度の配列
1104 当該質量スペクトルのファイル内での位置を示す配列
1105 質量スペクトルの例
1106 マスクロマトグラムの例
1107 ベースピークイオンクロマトグラムの例
1201 基準試料のベースピークイオンクロマトグラム(補正前)
1202 被補正試料のベースピークイオンクロマトグラム(補正前)
1401 基準試料のベースピークイオンクロマトグラム(補正後)
1402 被補正試料のベースピークイオンクロマトグラム(補正後)
Claims (7)
- 基準試料と被補正試料をクロマトグラフィー質量分析した結果得られる質量スペクトルの保持時間と質量電荷比とに対応するイオン強度について前記基準試料と前記被補正試料との間で比較し、
着目する成分について前記クロマトグラフィー質量分析した結果得られる保持時間に対するイオン強度の変化を示すマスクロマトグラムのピークトップ、又は、個々の質量スペクトルの最大値からなるベースピークイオンクロマトグラムのピークトップを用いて保持時間の補正点の候補を離散的に抽出し、
前記質量スペクトルとして観測されるイオン群において、前記基準試料に由来する前記質量スペクトルの閾値以上の強度を持つイオンのセットについて、前記ピークトップの位置における、該イオンのイオン強度を囲む矩形で表される前記基準試料の成分の質量電荷比の変動領域内及びイオン強度の変動領域内に、前記被補正試料の成分の質量電荷比、及びイオン強度が収まるかどうかによって前記基準試料の成分と前記被補正試料の成分とが対応する可能性があるかどうかを評価し、収まることをもって、前記基準試料の成分と前記被補正試料の成分との間に同じ成分が観測されているとみなして、該成分の質量電荷比に対する前記マスクロマトグラムのピークを検出して、抽出された前記保持時間の補正点の候補から前記保持時間の補正候補の組み合わせを確定し、
全ての保持時間の補正候補の組み合わせから保持時間の関係が一対一のもののみを抽出し、前記抽出された前記基準試料の前記保持時間と前記被補正試料の前記保持時間とを対応付け、
前記対応付けされた前記被補正試料の保持時間を前記基準試料の保持時間の値に変更することで、成分ごとの対応付けを求めることを特徴とするクロマトグラフィー質量分析方法。 - 請求項1記載のクロマトグラフィー質量分析方法において、
縦軸に保持時間、横軸に質量電荷比を取り、前記基準試料と前記被補正試料のそれぞれのイオン強度を色又は濃淡で示したマップに該イオン強度を色情報に置き換えて表示させ、
前記基準試料と前記被補正試料のそれぞれの前記着目する成分のマスクロマトグラム、又は、個々の質量スペクトルの最大値からなるベースピークイオンクロマトグラムを切り替えて表示させると共に、前記マスクロマトグラム、又は、前記ベースピークイオンクロマトグラムの保持時間の、前記基準試料と前記被補正試料の間の対応関係を線分で示すことを特徴とするクロマトグラフィー質量分析方法。 - 請求項2記載のクロマトグラフィー質量分析方法において、
前記基準試料と前記被補正試料の間で対応する前記保持時間と前記質量電荷比について、前記成分のイオン強度の差又は比の値、イオン強度、前記基準試料と前記被補正試料のうちの片方の試料のみに存在する成分のイオン強度、又は前記試料の間で強度の大きい方のイオン強度を、
その値あるいは由来する試料に応じて色分けし、該イオン強度の値の大小をその色における濃淡で表すことを特徴とするクロマトグラフィー質量分析方法。 - 請求項2記載のクロマトグラフィー質量分析方法において、
前記基準試料と前記被補正試料との間に観測されている成分が同じとみなした前記マップ上の位置にマークを表示して明示し、該同じ成分の付帯情報を表示することを特徴とするクロマトグラフィー質量分析方法。 - 請求項2記載のクロマトグラフィー質量分析方法において、
前記マップにおいて指定された矩形領域を拡大表示し、情報表示領域に、該拡大表示された位置の中央部に観測されるイオンの強度、保持時間、質量電荷比を表示することを特徴とするクロマトグラフィー質量分析方法。 - 請求項2記載のクロマトグラフィー質量分析方法において、
前記着目する成分のうちの個々の成分を前記保持時間と前記質量電荷比の1点に代表して前記マップに表示させることを特徴とするクロマトグラフィー質量分析方法。 - 請求項5記載のクロマトグラフィー質量分析方法において、
前記保持時間に対応する質量スペクトルを前記拡大表示されたマップに重ね書きして表示することを特徴とするクロマトグラフィー質量分析方法。
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