JP4684392B2 - デジタル放送受信機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル放送受信機に関し、特に記録再生機能を有したデジタル放送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
記録再生機能を内蔵したデジタル放送受信機の従来例として、図15に特開平11−239314号公報に示されるデジタル放送受信機90の構成を示す。
【0003】
図15において、記録再生装置90は、リンク部110、マルチプレクサ120、バッファ130、デマルチプレクサ140、MPEGデコーダー150、マイコン170、貯蔵装置180およびキーボード160で構成される。
【0004】
デジタル放送受信機90における記録時には、マイコン170はデマルチプレクサ140から出力されたオーディオトランスポートパケットおよびビデオトランスポートパケットをコーディングした後、貯蔵装置180に与え、貯蔵装置180においてコーディングされたオーディオトランスポートパケットおよびビデオトランスポートパケットをテープまたはディスク183bに記録する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように構成されたデジタル放送受信機90は、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式によってコーディングされたプログラムの記録再生を行うものであり、複数のプログラムを1本のデータ列(トランスポートストリーム:TSストリーム)に多重化した状態で受信するものである。
【0006】
そして、従来においては、1本のTSストリームの受信が主流であり、デジタル放送受信機90も1本のTSストリームの記録を基本としており、貯蔵装置180内の記録/読み取り部181aはディスクまたはテープ183bに順方向に1本のTSストリームのみを記録するように構成されていた。
【0007】
しかし、今後はデジタル衛星放送の多チャンネル化が進み、チャンネル数が増えるので、複数のチャンネルの同時受信だけでなく、複数のチャンネルの同時記録が可能なデジタル放送受信機が必要とされることが予想される。
【0008】
しかし、従来のデジタル放送受信機90では1本のTSストリームの記録しかできず、複数のTSストリームを同時に記録することはできないという問題があった。
【0009】
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、複数のTSストリームを同時に受信して記録することが可能なデジタル放送受信機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る請求項1記載のデジタル放送受信機は、MPEG方式によってコーディングされた放送プログラムの記録再生機能を有したデジタル放送受信機であって、前記放送プログラムをデータ列に多重化した複数のトランスポートストリームを受信する複数のデジタルチューナ部と、前記複数のデジタルチューナ部から出力される、前記複数のトランスポートストリームに相当する複数のストリームデータをディスク型記録媒体に同時に記録し管理する記録管理部と、少なくとも前記記録管理部を制御する制御部とを備え、前記複数のデジタルチューナ部は2つのデジタルチューナ部であって、前記複数のストリームデータは、第1および第2のストリームデータであって、前記ディスク記録媒体は、同心円状に設定されたトラック領域を複数有し、前記制御部は、前記トラック領域に、前記記録管理部を介して前記第1および第2のストリームデータを同時に記録するための記録制御手段をソフトウエアとして備え、前記記録制御手段は、前記ディスク型記録媒体の容量に基づいて、前記トラック領域上での未記録領域を計算する領域計算手段と、前記第1および第2のストリームデータの記録開始位置を決定する記録開始位置決定手段と、前記第1および第2のストリームデータの前記トラック領域上での記録方向を決定する記録方向決定手段とを有し、前記領域計算手段により算出された未記録領域に、前記記録開始位置決定手段により設定されたそれぞれの記録開始位置から、前記第1および第2のストリームデータの記録を順次開始し、前記記録方向決定手段により設定された記録方向に向けて前記第1および第2のストリームデータを交互に記録し、前記記録制御手段が、前記第1および第2のストリームデータを記録する場合に、前記未記録領域の分割形態に関する決定を行う領域分割決定手段をさらに有し、前記制御部が、前記領域分割決定手段により、記録するビットレートに従って、前記未記録領域を互いに異なる第1および第2の容量ずつに複数分割して、複数の第1および第2の分割領域を交互に設定するとともに、前記記録管理部を介して、前記第1および第2のストリームデータを前記複数の第1および第2の分割領域にそれぞれ分配して交互に記録する。
【0021】
【発明の実施の形態】
<1.装置の全体構成>
図1に示すブロック図を用いて、本発明に係る実施の形態のデジタル放送受信機100の構成について説明する。
【0022】
図1に示すようにデジタル放送受信機100は、2本のTSストリームを受信することが可能なように、デジタルチューナ部2011および2012を備えている。そして、デジタルチューナ部2011および2012で受けたTSストリームの振り分けを行うTSストリーム切替えスイッチ部202、多重化されているTSストリームを分離して独立した映像ストリームや音声ストリームとするデマルチプレクサ部203、符号化されている映像ストリームおよびや音声ストリームをデコードして、それぞれビデオ信号およびオーディオ信号として出力するMPEG映像デコーダ部204およびMPEG音声デコーダ部205、TSストリーム切替えスイッチ部202で振り分けられたTSストリームにPID(Packet Identification:パケット識別子)フィルタを通して、パケットの属性に基づいてTSストリームを弁別してパーシャルTSを生成するパーシャルTS生成用PIDフィルタ部2061および2062、パーシャルTS生成用PIDフィルタ部2061および2062から出力されるデータを一時的に記憶するキャッシュメモリCM、TSストリームを記録するHDD(Hard Disc Drive)記録装置208の記録動作および再生動作を管理するHDD記録再生管理部207、およびデジタル放送受信機100の各構成の動作制御を行うマイクロプロセッサ部209を備えている。
【0023】
なお、マイクロプロセッサ部209は、電子番組案内データ処理手段210、デコード処理制御手段211および番組記録再生管理処理手段212等の機能をマイクロプロセッサ部209上で実現するためのソフトウエア213を有しており、ソフトウエア213によりHDD記録装置208の記録再生管理をHDD記録再生管理部207を介して行う。
【0024】
ここで、パーシャルTSとは、TSストリームの中から必要なPIDを持ったパケットを抜き出し、不要なパケットを削除して情報量を縮小したTSストリームのことである。
【0025】
<2.装置の概略動作>
次にデジタル放送受信機100の概略動作を説明する。
<2−1.記録動作の概略>
まず、映像データを記録する場合の動作について説明する。アンテナATで受信した放送電波のうち2本のTSストリームは、デジタルチューナ部2011および2012でそれぞれ復調される。この2本のTSストリームはTSストリーム切替えスイッチ部202に与えられ、下流のデコーダ部204および205に至る経路あるいは、記録のためのHDD記録装置208に至る経路に振り分けられる。
【0026】
記録のためにHDD記録装置208に至る経路に振り分けられた場合は、2本のTSストリームは、パーシャルTS生成用PIDフィルタ部2061および2062に与えられ、パケットの属性に基づいて弁別される。
【0027】
次に、弁別されたTSストリームは、一旦、キャッシュメモリCMに記憶された後、HDD記録再生管理部207の指令に従ってキャッシュメモリCMから読み出され、マイクロプロセッサ部209で計算された指令に基づいてHDD記録再生管理部207によりHDD記録装置208のディスク型記録媒体に記録される。記録動作の詳細は後に説明する。
【0028】
なお、HDD記録再生管理部207はハードウエアを主体に構成され、高速処理が可能となっているので、映像データを記録する場合のように、連続したデータを高速にHDD記録装置208に記録することが可能となる。
【0029】
ここで、電子番組案内データ処理手段210および番組記録再生管理処理手段212の機能について説明する。
【0030】
放送電波に付加された番組情報は、デジタルチューナ部201で復調され、TSストリーム切替えスイッチ部202を経由してデマルチプレクサ部203で番組情報データだけに弁別される。そして、マイクロプロセッサ部209において電子番組案内データ処理手段210により番組表が構築され、これを例えば、映像表示装置の画面上に表示してユーザーに選択(記録指示)させる。
【0031】
この場合、ユーザーが選択した放送番組がすでに放映されている場合は、マイクロプロセッサ部209において番組記録再生管理処理手段212により、どのようにHDD記録装置208に記録するかを決定し、HDD記録再生管理部207に通知する。
【0032】
また、ユーザーが選択した放送番組がまだ始まっていな場合は、番組記録の予約が行われ、デジタル放送受信機100内部の時計(図示せず)が選択された番組の開始時刻になった時に記録指令をHDD記録再生管理部207に与えるように設定されている。
【0033】
なお、HDD記録装置208に記録されたTSストリームにどのようなものがあるかについては、HDD記録再生管理部207を介して、例えば、HDD記録装置208内に管理テーブルとして記録される。
【0034】
<2−2.再生動作の概略>
次に、HDD記録装置208に記録された映像データを再生する場合の動作について説明する。
【0035】
HDD記録装置208内に記録された管理テーブルは、HDD記録再生管理部207を介してマイクロプロセッサ部209で読み出され、例えば、映像表示装置の画面上に記録済み番組表として表示され、ユーザーが再生したい番組の選択を補助する。
【0036】
ユーザーにより再生したい番組の選択が行われると、この情報はHDD記録再生管理部207に与えられ、HDD記録装置208に記憶された、該当するTSストリームのストリームデータが読み出される。
【0037】
このストリームデータは、TSストリーム切替えスイッチ部202を経由してデマルチプレクサ部203で映像ストリームおよび音声ストリームに分離され、それぞれMPEG映像デコーダ204およびMPEG音声デコーダ205でデコードされて、それぞれビデオ信号およびオーディオ信号として出力される。
【0038】
この場合、マイクロプロセッサ部209が有するソフトウエアである番組記録再生管理処理手段212は、HDD記録管理部207を介してHDD記録装置208から管理テーブル、すなわち記録済み番組情報を読み出し、それに基づいてHDD記録装置208に記憶されたTSストリームのどの部分から読み出すかといった手順をHDD記録再生管理部207に指示する。
【0039】
再生が開始されると、マイクロプロセッサ部209はソフトウエアであるデコード処理制御手段211に基づいて、デマルチプレクサ部203、MPEG映像デコーダ204およびMPEG音声デコーダ205を制御することになる。
【0040】
以上説明したように、デジタル放送受信機100においては、2つのデジタルチューナ部2011および2012を有し、2本のTSストリームを同時に受信して、HDD記録装置208に同時に記録できるようにしたので、デジタル衛星放送の多チャンネル化に対応することができる。
【0041】
<3.記録動作の詳細>
次に、図2〜図6を用いて記録動作の詳細について説明する。
図2はHDD記録再生管理部207および番組記録再生管理処理手段212の構成を示すブロック図であり、HDD記録再生管理部207にはハードウエアで構成された書き込み、読み出し位置指示手段301が含まれ、番組記録再生管理処理手段212には記録制御手段302が含まれている。また、HDD記録装置208にはHDD記録媒体303が含まれている。
【0042】
図3はHDD記録媒体303においてストリームデータが記録される状態を概念的に示す図である。図3に示すように、ディスク型記録媒体であるHDD記録媒体303に、例えば中心から外周に向かって同心状に複数のトラック領域(TR1、TR2等)が設定されている。なお、各トラック領域は環状に連続しており、トラック領域TR1とTR2とは所定の間隔Dを開けて配設されている。
【0043】
そして、ストリームデータの書き込みはトラック領域ごとに行われ、例えばトラック領域TR1においてデータを一杯に書き込むと、次はトラック領域TR2においてデータの書き込みを行う。
【0044】
なお、HDD記録媒体303に設定された全てのトラック領域にデータが書き込まれ、未記録領域が無くなった状態でさらにデータの書き込み要求がある場合には、古いデータから順に消去したり、HDD記録媒体303のデータ全部を一括して消去したり、ユーザーが選択したデータのみを消去するなどして、未記録領域を作成した上で新たなデータを書き込むことになる。
【0045】
これがHDD記録媒体303における記録動作の基本動作であり、図4〜図6は、この基本動作に基づいた記録動作のフローチャートである。以下、図2、図3を参照しつつ、図4〜図6に示すフローチャートについて説明する。
【0046】
なお、図4〜図6においては、1本のストリームデータのみを記録する状態から、別のストリームデータを併せて記録する状態となり、やがて一方のストリームデータのみを記録する状態に戻る動作を連続したフローチャートとして示しており、各図における記号(1)、(2)、(3)はフローチャートの接続関係を示している。
【0047】
<3−1.記録すべきTSストリームが1本の場合>
図4に示すように、記録動作が開始されると、まずステップST1に示すように、記録すべきTSストリームが1本であるか2本であるかの認知を行う。これは、例えば先に説明したように、電子番組案内データ処理手段210(図1)により作成した番組表に基づいて、ユーザーが出した記録指示をマイクロプロセッサ部209(図1)において確認することで実行される。
【0048】
なお、本例においては、当初は記録すべきTSストリームが1本である場合について説明を行う。
【0049】
ステップST1において記録すべきTSストリームが1本(ストリームデータAと呼称)であると認知された場合、マイクロプロセッサ部209は番組記録再生管理処理手段212に含まれる記録制御手段302によりストリームデータAをHDD記録媒体303に書き込む際の記録開始位置を決定する(ステップST2)。
【0050】
すなわち、図3の構成を例に採れば、トラック領域TR1において空き領域があれば、トラック領域TR1の未記録領域の先頭位置を記録開始位置とする。なお、記録は基本的にはトラック領域の円周に沿った方向に進むので、記録済み領域の終端が未記録領域の先頭位置となる。
【0051】
次に、記録開始位置を起点として連続した所定の未記録領域を確保する(ステップST3)。これは、TSストリームに含まれる番組情報に基づいてHDD記録再生管理部207が必要領域を算出することで実行される。例えば、TSストリームには番組の放映時間に関するデータが含まれているので、これと、TSストリームのビットレートから必要な全容量を算出することができ、さらに各トラック領域の容量を考慮することで必要な未記録領域の大きさを算出することができる。
【0052】
ここで、ストリームデータAを全て書き込むのに必要な未記録領域を一括して確保するのではなく、所定の領域を確保するのは、後に、書き込むべき新たなTSストリームが追加される場合を考慮してのことである。
【0053】
次に、マイクロプロセッサ部209は番組記録再生管理処理手段212により、確保した所定の未記録領域へのストリームデータの書き込みを行う(ステップST4)。
【0054】
そして、確保した所定の領域へのデータの書き込みが終わると、マイクロプロセッサ部209において番組記録再生管理処理手段212により、書き込むべきストリームが1本であるか否かの判定を行い(ステップST5)、書き込むべきストリームが1本の場合はステップST3およびST4の動作を繰り返すが、書き込むべきストリームが1本でない場合、すなわち書き込むべき新たなTSストリーム(ストリームデータBと呼称)が追加された場合には、マイクロプロセッサ部209は番組記録再生管理処理手段212に含まれる記録制御手段302によりストリームデータBをHDD記録媒体303に書き込む際の記録開始位置を決定する(ステップST6)。
【0055】
<3−2.記録すべきTSストリームが2本になった場合>
ここで、書き込むべきストリームが2本になるので、ステップST3およびST4の動作では対応できなくなり、図5に示すステップST7〜ST10の動作が必要となる。
【0056】
すなわち、ストリームデータAについては、TSストリームに含まれる番組情報に基づいてHDD記録再生管理部207により、一定の間隔を開けて連続した所定の未記録領域を確保する(ステップST7)。
【0057】
ここで、一定の間隔を開けるのは、その間にストリームデータBを記録することで、ストリームデータAの記録とストリームデータBの記録を交互に行うようにするためである。
【0058】
例えば、図3の構成を例に採れば、トラック領域TR1およびTR2がストリームデータAの記録ための確保領域であるとすれば、トラック領域TR1とTR2との間にストリームデータBの記録ためのトラック領域を設けることになる。
【0059】
次に、マイクロプロセッサ部209は番組記録再生管理処理手段212により、確保した所定の未記録領域へのストリームデータAの書き込みを行う(ステップST8)。
【0060】
ストリームデータBについては、ステップST6において決定した記録開始位置を起点として、TSストリームに含まれる番組情報に基づいてHDD記録再生管理部207により、一定の間隔を開けて連続した所定の未記録領域を確保する(ステップST9)。これは、図3の構成を例に採って上述したように、トラック領域TR1とTR2との間にストリームデータBの記録ためのトラック領域を設け。さらに、トラック領域TR2の外側にもストリームデータBの記録ためのトラック領域を設けると考えれば良い。
【0061】
次に、マイクロプロセッサ部209は番組記録再生管理処理手段212により、確保した所定の未記録領域へのストリームデータBの書き込みを行う(ステップST10)。
【0062】
なお、上記においてはストリームデータAに対する処理をステップST7およST8とし、ストリームデータBに対する処理より先に行う例を示したが、処理の順番は逆でも良く、ストリームデータBに対する処理をステップST9およST10を先に行うようにしても良い。
【0063】
そして、確保した所定の領域へのデータの書き込みが終わると、マイクロプロセッサ部209において番組記録再生管理処理手段212により、書き込むべきストリームが2本であるか否かの判定を行い(ステップST11)、書き込むべきストリームが2本の場合はステップST7〜ST10の動作を繰り返すが、書き込むべきストリームが2本でない場合、すなわち、一方のストリームの受信が終了して書き込むべきストリームが1本に戻ったような場合は、図6に示すステップST13〜ST17の動作が必要となる。
【0064】
<3−3.記録すべきTSストリームが1本に戻った場合>
すなわち、マイクロプロセッサ部209において番組記録再生管理処理手段212により、記録を続けるべきストリームデータがストリームデータAかBかについて判定を行い(ステップST13)、それがストリームデータAの場合には、TSストリームに含まれる番組情報に基づいてHDD記録再生管理部207により、一定の間隔を開けて連続した所定の未記録領域を確保する(ステップST14)。
【0065】
次に、マイクロプロセッサ部209は番組記録再生管理処理手段212により、確保した所定の未記録領域へのストリームデータAの書き込みを行う(ステップST15)。
【0066】
また、記録を続けるべきストリームデータがストリームデータBの場合には、TSストリームに含まれる番組情報に基づいてHDD記録再生管理部207により、一定の間隔を開けて連続した所定の未記録領域を確保する(ステップST16)。
【0067】
次に、マイクロプロセッサ部209は番組記録再生管理処理手段212により、確保した所定の未記録領域へのストリームデータBの書き込みを行う(ステップST17)。
【0068】
そして、マイクロプロセッサ部209において番組記録再生管理処理手段212により、書き込むべきストリームが2本であるか否かの判定を行い(ステップST18)、書き込むべきストリームが2本の場合、すなわち、書き込むべき新たなTSストリーム(ストリームデータAまたはB)が追加された場合には、図5に示すステップST12において、マイクロプロセッサ部209は番組記録再生管理処理手段212に含まれる記録制御手段302によりストリームデータAまたはBをHDD記録媒体303に書き込む際の記録開始位置の先頭を決定し、以後は、ステップST7〜ST10の動作を繰り返すことになる。
【0069】
一方、書き込むべきストリームが2本でない場合、すなわち、書き込むべき新たなTSストリーム(ストリームデータAまたはB)が追加されていない場合には、マイクロプロセッサ部209において番組記録再生管理処理手段212により、ストリームデータの記録が終了したか否かの判定を行い(ステップST19)、ストリームデータの記録が終了していない場合には、ステップST13〜ステップST17の動作を繰り返す。
【0070】
なお、ステップST19において記録が終了したと判定された場合には、記録動作を終了することになる。
【0071】
<4.記録制御手段の詳細構成>
図2に示す番組記録再生管理処理手段212に含まれる記録制御手段302は、ストリームデータの記録開始位置を決定するだけでなく、書き込み開始後、ストリームデータの連続書き込みのための、書き込み位置も決定する機能を有している。
【0072】
以下、図7を用いて記録制御手段302の詳細構成について説明する。図7に示すように、記録制御手段302は、残り領域計算手段501、領域分割決定手段502、記録開始位置決定手段503および記録方向決定手段504を含んでいる。
【0073】
残り領域計算手段501は、ストリームデータのビットレートに基づいてHDD記録媒体303の残り容量から、残りの未記録領域を計算するソフトウエアである。例えば、ストリームデータのビットレートが26M(メガ)bps(bps:1秒間に送られるビット数)であり、HDD記録媒体303の残り容量が2.6G(ギガ)バイトである場合、残り領域計算手段501は、2600×8/26=800(秒)という計算を行うことにより、残り領域が時間換算で800秒分であることを得る。
【0074】
これは、記録すべきストリームデータが1本の場合であるが、これが2本になれば1本当たり400秒ということになる。
【0075】
領域分割決定手段502は、2本のストリームデータを書き込む場合、HDD記録媒体303をどのように分割するかを決定するソフトウエアである。例えば、1本当たり400秒の記録時間がある場合、領域分割決定手段502は、それぞれ400×26/8=1300K(キロ)バイトの容量になることを計算し、例えばこれを、2本のストリームデータに対してそれぞれ10個の領域に分割し、130Kバイトずつ未記録領域を確保するよう動作する。
【0076】
記録開始位置決定手段503は、ストリームデータの記録開始位置を決定するソフトウエアである。例えばストリームデータAおよびBを上述した条件で書き込む場合には、記録開始位置決定手段503は未記録領域の先頭位置を記録開始位置をストリームデータAの記録開始位置として設定し、ストリームデータBの記録開始位置は、ストリームデータAの記録開始位置から、未記録領域方向に130Kバイト分の書き込み領域を隔てた位置に設定する。
【0077】
記録方向決定手段504は、ストリームデータの記録方向を決定するソフトウエアである。先に図3を用いて説明したようにHDD記録媒体303上での記録は基本的にはトラック領域の円周に沿った方向に進むが、記録方向決定手段504は、記録が進む方向を時計回りとするか、反時計回りとするかについての設定や、ディスクの中心側から外周側に向かうように順次トラック領域を使用するか、外周側から中心側に向かうように順次トラック領域を使用するかについての設定を行う。
【0078】
このようなHDD記録媒体303における記録方式を記録方式の第1の態様とし、その概念図を図8に示す。
【0079】
<4−1.HDD記録媒体における記録方式の第1の態様>
図8においては、HDD記録媒体303のトラック領域の一部を矩形領域として模式的に示す図であり、矩形領域の短辺がトラック領域の幅を示している。
【0080】
なお、図8においては当初はストリームデータAのみを記録しており、途中からストリームデータBの記録が加わった例を示している。
【0081】
図8に示すように、ストリームデータAの130Kバイトの記録領域とストリームデータBの130Kバイトの記録領域とが交互に確保され、ストリームデータAの記録とストリームデータBの記録とが、最小トラック単位で交互に行われる。
【0082】
すなわち、データ書き込みのためのヘッド(HDD記録装置208に含まれる)がトラック領域を1回横切ることで記録されるデータ領域を最小トラックと呼称し、図8においては、最小トラックN1〜N4を示している。そして、当初からのストリームデータAの記録領域に続いて、ストリームデータAの記録開始位置STPAが設定され、まず、ストリームデータA記録用確保領域の最小トラックN1にストリームデータAが記録される。
【0083】
最小トラックN1への記録が終わると、ヘッド(図示せず)は記録開始位置STPAから130Kバイト分離れたストリームデータBの記録開始位置STPBに矢印AL1で示すように移動して、ストリームデータB記録用確保領域の最小トラックN2にストリームデータBが記録される。
【0084】
それが終わると、ヘッドは矢印AL2で示すように移動して、ストリームデータA記録用確保領域の最小トラックN3にストリームデータAが記録され、それが終わると、ヘッドは矢印AL3で示すように移動して、ストリームデータB記録用確保領域の最小トラックN4にストリームデータBが記録される。
【0085】
これを繰り返すことで、それぞれ130Kバイトの確保領域にストリームデータAおよびBが書き込まれると、ヘッドは次の新たな確保領域に移動して同様の動作を繰り返すことになる。
【0086】
なお、ストリームデータAおよびBの記録方向は未記録領域に向かう方向であり、この方向を順方向と呼称する。
【0087】
このような記録方式を採ることで、ヘッドの移動量を小さくすることができ、ストリームデータAおよびBの同時記録や、ストリームデータを記録しながら再生する際に、平均待ち時間(アームシーク時間)を比較的短くできる。
【0088】
また、上記の例では、ストリームデータAおよびBをそれぞれ130Kバイト書き込むと、共に次の確保された未記録領域に書き込み位置を移動することになるが、記録開始位置決定手段503はその場合の書き込み開始位置の設定も行う。この場合の書き込み開始位置のことを、先頭の記録開始位置に対して連続書き込み位置と呼称する。
【0089】
<5.読み出し位置指示手段の詳細な構成>
なお、図7においては、HDD記録再生管理部207に含まれる書き込み、読み出し位置指示手段301の詳細な構成として、データ書き込み手段511およびデータ管理手段512が含まれることを示し、HDD記録媒体303には、ストリームデータ領域505の他に管理テーブル領域506が含まれることを示している。
【0090】
データ書き込み手段511は、HDD記録媒体303へのストリームデータを書き込むためのプログラムをハードウエアとして作り込んだ装置であり、データ管理手段512は、HDD記録媒体303に記録されたストリームデータとしてどのようなものがあるかについての情報を、HDD記録媒体303の管理テーブル領域506に管理テーブルとして記録するためのプログラムを、ハードウエアとして作り込んだ装置である。
【0091】
なお、管理テーブルには、各ストリームデータの記録開始位置、分割された各記録領域の記録容量、分割された各記録領域の先頭番地と終了番地、分割された記録領域が、次にどの領域の先頭番地に繋がるかを示すポインタ、記録トラックの方向、各ストリームデータに含まれる番組タイトル、番組付属情報(出演者、ジャンル、概要等)、記録時間等が記録されている。
【0092】
<5−1.書き込み、読み出し位置指示手段の変形例>
以上の説明においては、HDD記録媒体303に記録されたストリームデータの情報をHDD記録媒体303に管理テーブルとして記録する構成を示したが、図9に示すように、管理テーブルをデータ管理手段512がHDD記録媒体303とは別の記憶デバイスであるフラッシュメモリ507に記録する構成としても良い。なお、フラッシュメモリ507はHDD記録再生管理部207に含まれるように構成すれば良い。
【0093】
このような構成とすることで、HDD記録媒体303に書き込まれたストリームデータを容易に複製できないようにすることができる。
【0094】
すなわち、管理テーブルをHDD記録媒体303とは別個のハードウエアであるフラッシュメモリ507に記録し、どこに管理テーブルが存在するかを公表しないようにすることで、HDD記録媒体303に書き込まれたストリームデータを複製したとしても、管理テーブルがなければ映像および音声として再生することができず、違法な複製を防止できる。
【0095】
<6.HDD記録媒体における記録方式の第2の態様>
図8を用いて説明したHDD記録媒体における記録方式の第1の態様においては、2本のストリームデータのビットレートが26Mbpsであり、それぞれ所定容量の未記録領域を交互に確保して書き込む例を示したが、2本のストリームデータのビットレートが相異する場合には、図10に示すような記録方式を採れば良い。
【0096】
例えば、HDD記録媒体303の残り容量が2.6Gバイトであり、ストリームデータAおよびBのビットレートが、それぞれ26Mbpsおよび24Mbpsである場合、記録制御手段302の残り領域計算手段501は、2600×8/(26+24)=416(秒)という計算を行うことにより、残り領域が時間換算で416秒分ずつであるという結果を得る。
【0097】
そして、領域分割決定手段502においては、残り容量を時間換算して得られた416秒を、ストリームデータAおよびBのビットレートで容量に換算し、それぞれ416×26/8=1352Kバイトおよび416×24/8=1248Kバイトという結果を得る。
【0098】
これをそれぞれ10個の領域に分割して確保するとすれば、ストリームデータAおよびBのために、それぞれ135.2Kバイト、124.8Kバイトずつの未記録領域が確保されることになる。
【0099】
従って、ストリームデータA記録用確保領域と、ストリームデータB記録用確保領域とで領域の大きさは異なるが、記録に要する時間は同じにできるので、ストリームデータAおよびBを交互に連続して書き込むことが可能となる。
【0100】
このような記録方式を採ることで、ヘッドの移動量を小さくすることができ、ストリームデータAおよびBの同時記録や、ストリームデータを記録しながら再生する際に、平均待ち時間(アームシーク時間)を比較的短くできる。
【0101】
<7.HDD記録媒体における記録方式の第3の態様>
図8および図10を用いて説明したHDD記録媒体303における記録方式の第1および第2の態様は、ストリームデータA記録用確保領域およびストリームデータB記録用確保領域を細かく分割して交互に配設する構成を示したが、図11に示すように、HDD記録媒体303の残り容量を時間換算し、均等に2分割して得られる領域をストリームデータA記録用確保領域およびストリームデータB記録用確保領域としても良い。なお、ストリームデータAおよびBの記録方向は未記録領域に向かう順方向である。
【0102】
なお、記録動作は図8を用いて説明した記録方式と基本的に同じであるので、説明は省略する。
【0103】
このような記録方式を採ることで、領域の分割動作が簡略化でき、また記録したストリームデータを消去する場合、大きな領域を一括して消去するので再利用がしやすく、管理も容易であり、また消去作業も簡略化できる。
【0104】
<8.HDD記録媒体における記録方式の第4の態様>
図8、図10および図11を用いて説明したHDD記録媒体303における記録方式の第1〜第3の態様は、予めストリームデータA記録用確保領域およびストリームデータB記録用確保領域を設け、同じ方向に記録する例を示したが、図12に示すように、ストリームデータAについては、当初からのストリームデータAの記録領域に続くように、記録開始位置STPAを設定して順方向に記録を進め、一方、ストリームデータBについては、未記録領域の終端に記録開始位置STPBを設定し、順方向とは逆方向に記録を進めるようにしても良い。
【0105】
すなわち、当初からのストリームデータAの記録領域に続いて、ストリームデータAの記録開始位置STPAが設定され、まず、最小トラックN1にストリームデータAが記録される。
【0106】
最小トラックN1への記録が終わると、ヘッド(図示せず)は、未記録領域の終端である記録開始位置STPBに矢印AL1で示すように移動して、最小トラックN2にストリームデータBが記録される。
【0107】
それが終わると、ヘッドは矢印AL2で示すように移動して、最小トラックN3にストリームデータAが記録され、それが終わると、ヘッドは矢印AL3で示すように移動して、最小トラックN4にストリームデータBが記録される。
【0108】
これを繰り返すことで、未記録領域にストリームデータAおよびBを交互に書き込むことになる。
【0109】
このような記録方式を採ることで、領域の分割動作が不要となり、また一方のストリームデータの記録を中断した場合でも、残り容量を再計算することなく、同じ手順で他方のストリームデータの記録を続行することができ、記録動作を遅滞なく行うことができる。
【0110】
なお、ストリームデータAおよびBの記録方向は互いに逆であるが、これは記録方向決定手段504によって設定されることは先に説明した通りである。
【0111】
<9.HDD記録媒体における記録方式の第5の態様>
以上説明したHDD記録媒体303における記録方式の第1〜第4の態様においては、1本のトラック領域の中にストリームデータAおよびBを記録する構成について示したが、ストリームデータAおよびBの記録をトラック領域単位で行うようにしても良い。
【0112】
例えば、HDD記録媒体303に設定されるトラック領域を模式的に示す図13において、中心側から外周側に向かうように、トラック領域を順次使用する方向を順方向とした場合、例えば奇数番のトラック領域OTをストリームデータAの記録領域とし、偶数番のトラック領域ETをストリームデータBの記録領域として使用するようにしても良い。
【0113】
このような記録方式を採ることで、ストリームデータAおよびBを記録するそれぞれのトラック領域は、ほぼ平行して存在することになり、ストリームデータAおよびBの記録開始位置を平行する位置に設定すれば、ヘッドの移動量を最小限に抑えることができ、アームシーク時間を最小限に抑えることができる。
【0114】
また、HDD記録媒体303に設定されたトラック領域を、奇数番と偶数番とに分けて使用するので、ストリームデータAおよびBが使用可能な領域は、HDD記録媒体303の全記録領域の半分ずつとなり、ストリームデータAおよびBが使用可能な領域の領域管理が容易となる。また、ストリームデータAおよびBがそれぞれ専用の領域に書き込まれるので、一方のストリームデータの記録を中止したり、記録済みデータを消去しても、それによって他方のストリームデータ記録するために未記録領域を計算し直すなどの作業は不要であるので、管理が容易となる。
【0115】
なお、以上の説明では奇数番のトラック領域OTも偶数番のトラック領域ETも順方向、すなわち中心側から外周側に向かうように、トラック領域を順次使用する例を示したが、図14に示すように、偶数番のトラック領域ETについては順方向にトラック領域を使用し、奇数番のトラック領域OTについては外周側から中心側に向かうように(逆方向に)トラック領域を順次使用するようにしても良い。このような構成にすると、HDD記録媒体303への記録が進むにつれ、データが記録される奇数番のトラック領域OTと偶数番のトラック領域ETとが接近することになるので、アームシーク時間が短くなる。
【0116】
【発明の効果】
本発明に係る請求項1記載のデジタル放送受信機によれば、複数のトランスポートストリームを受信する複数のデジタルチューナ部と、複数のデジタルチューナ部から出力される、複数のトランスポートストリームに相当する複数のストリームデータをディスク型記録媒体に同時に記録し管理する記録管理部と、少なくとも記録管理部を制御する制御部とを備えているので、複数のトランスポートストリームを同時に受信して、ディスク型記録媒体に記録できるようになり、例えば、デジタル衛星放送の多チャンネル化に対応することができる。また、領域計算手段により算出された未記録領域に、記録開始位置決定手段により設定されたそれぞれの記録開始位置から第1および第2のストリームデータの記録を順次開始し、記録方向決定手段により設定された記録方向に向けて第1および第2のストリームデータを交互に記録するので、2つのストリームデータをディスク型記録媒体にほぼ同時に効率的に記録することができる。また、記録制御手段が領域分割決定手段をさらに有し、分割された未記録領域に第1および第2のストリームデータを記録するので、第1および第2のストリームデータの記録に際して余白領域が発生することを防止して、効率の良い記録が可能となる。また、領域分割決定手段により、記録するビットレートに従って、未記録領域を互いに異なる第1および第2の容量ずつに複数分割して、複数の第1および第2の分割領域を交互に設定するするので、第1および第2のストリームデータのビットレートが異なる場合に、それぞれ同じ時間で記録が終了するように第1および第2の容量を設定することで、ビットレートが異なる場合に2本のストリームデータで記録時間が異なることによるタイミングのずれを防止でき、また、分割領域を細かくすることで記録に使用されるヘッドの移動量を小さくすることができ、第1および第2のストリームデータの同時記録や、ストリームデータを記録しながら再生する際の平均待ち時間を比較的短くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態のデジタル放送受信機の全体構成を説明するブロック図である。
【図2】 本発明に係る実施の形態のデジタル放送受信機の部分構成を説明するブロック図である。
【図3】 本発明に係る実施の形態のデジタル放送受信機においてディスク型記録媒体にストリームデータが記録される状態を概念的に示す図である。
【図4】 本発明に係る実施の形態のデジタル放送受信機の動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】 本発明に係る実施の形態のデジタル放送受信機の動作の一例を示すフローチャートである。
【図6】 本発明に係る実施の形態のデジタル放送受信機の動作の一例を示すフローチャートである。
【図7】 本発明に係る実施の形態のデジタル放送受信機の部分構成を説明するブロック図である。
【図8】 本発明に係る実施の形態のデジタル放送受信機における記録方式の第1の態様を説明する概念図である。
【図9】 本発明に係る実施の形態のデジタル放送受信機の部分構成を説明するブロック図である。
【図10】 本発明に係る実施の形態のデジタル放送受信機における記録方式の第2の態様を説明する概念図である。
【図11】 本発明に係る実施の形態のデジタル放送受信機における記録方式の第3の態様を説明する概念図である。
【図12】 本発明に係る実施の形態のデジタル放送受信機における記録方式の第5の態様を説明する概念図である。
【図13】 本発明に係る実施の形態のデジタル放送受信機における記録方式の第5の態様を説明する概念図である。
【図14】 本発明に係る実施の形態のデジタル放送受信機における記録方式の第5の態様を説明する概念図である。
【図15】 従来のデジタル放送受信機の全体構成を説明するブロック図である。
【符号の説明】
TR1,TR2 トラック領域、STPA,STPB 記録開始位置。
Claims (1)
- MPEG方式によってコーディングされた放送プログラムの記録再生機能を有したデジタル放送受信機であって、
前記放送プログラムをデータ列に多重化した複数のトランスポートストリームを受信する複数のデジタルチューナ部と、
前記複数のデジタルチューナ部から出力される、前記複数のトランスポートストリームに相当する複数のストリームデータをディスク型記録媒体に同時に記録し管理する記録管理部と、
少なくとも前記記録管理部を制御する制御部とを備え、
前記複数のデジタルチューナ部は2つのデジタルチューナ部であって、
前記複数のストリームデータは、第1および第2のストリームデータであって、
前記ディスク記録媒体は、同心円状に設定されたトラック領域を複数有し、
前記制御部は、前記トラック領域に、前記記録管理部を介して前記第1および第2のストリームデータを同時に記録するための記録制御手段をソフトウエアとして備え、
前記記録制御手段は、
前記ディスク型記録媒体の容量に基づいて、前記トラック領域上での未記録領域を計算する領域計算手段と、
前記第1および第2のストリームデータの記録開始位置を決定する記録開始位置決定手段と、
前記第1および第2のストリームデータの前記トラック領域上での記録方向を決定する記録方向決定手段とを有し、
前記領域計算手段により算出された未記録領域に、前記記録開始位置決定手段により設定されたそれぞれの記録開始位置から、前記第1および第2のストリームデータの記録を順次開始し、前記記録方向決定手段により設定された記録方向に向けて前記第1および第2のストリームデータを交互に記録し、
前記記録制御手段は、
前記第1および第2のストリームデータを記録する場合に、前記未記録領域の分割形態に関する決定を行う領域分割決定手段をさらに有し、
前記制御部は、前記領域分割決定手段により、記録するビットレートに従って、前記未記録領域を互いに異なる第1および第2の容量ずつに複数分割して、複数の第1および第2の分割領域を交互に設定するとともに、
前記記録管理部を介して、前記第1および第2のストリームデータを前記複数の第1および第2の分割領域にそれぞれ分配して交互に記録する、デジタル放送受信機。
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