JP4683899B2 - エアバッグ付き袋のエアバッグ充填方法及びエアバッグ付き袋の包装方法 - Google Patents
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Description
内容物を充填し袋口をシールした自立袋製品は、陳列や卓上使用が可能であり、剛性容器を代替する省資源の包装材料として使用が拡大している。
本発明は、このような袋の問題点に鑑みてなされたもので、袋の保形性を向上させ、自立袋についてはさらに自立性を向上させ、上記の問題点を改善することを目的とする。
以上述べたエアバッグ付き袋において、前記切り込み又は穴は、非融着部内へ気体を導入する際の入り口となる。いずれの場合も、前記非融着部が側縁部の上端近傍から形成され、かつ前記切り込み又は穴は前記非融着部の上端近傍に形成されていることが望ましい。
さらに、本発明において、上記エアバッグ付き袋の袋口にスパウトを取り付けたスパウト付き袋を用いることができる。
また、本発明に係る別のエアバッグ付き袋の包装方法は、切り込み又は穴の形成されていない(非融着部が密閉されている)エアバッグ付き袋を用いる。この包装方法では、エアバッグ充填工程の前(直前の工程である必要はない)にエア導入部(切り込み又は穴)形成工程が置かれる点で、切り込み又は穴が形成されたエアバッグ付き袋に関する前記包装方法とは異なっている。
前記包装方法において、内容物の充填工程の後にエアバッグ充填工程を置いた場合、前記エアバッグ充填工程において、前記切り込み又は穴の近傍を融着封止する際に同時に袋口のシール(前記切り込み又は穴を外した位置をシール)を行うことができる。この場合、エアバッグ充填工程に袋口のシール工程を兼ねさせる(あらためて袋口のシールを行わない)ことができる。あるいは、さらに袋口のシール工程において前記切り込み又は穴を含めて袋口をシール(2回目のシール)することができる。後者の場合、エアバッグ充填工程において袋口のシールを細幅の線シールで行うことができる。いずれを行うにしても、前記非融着部が側縁部の上端近傍から形成され、かつ前記切り込み又は穴が非融着部の上端近傍に配置されたエアバッグ付き袋を使用すると、既存のシール手段を利用してエアバッグ充填工程及び切り込み又は穴の融着を実施しやすいという利点がある。
また、この場合、エアバッグ付き袋として、先に述べたような切り込み又は穴の形成されていないものを用いることができる。この場合は、エアバッグ充填工程の前(直前の工程でなくてもよい)に、さらにエア導入部(切り込み又は穴)形成工程が置かれる。
図1に、エアバッグ付き袋(底ガセット方式の自立袋)を示す。図1に示す袋1において、表裏の積層フィルムが熱シールにより接着した側縁部2の一方に、非融着部3(エアバッグ)が形成されている。この非融着部3は、側縁部2の熱シールの際に加圧せずシールし残した箇所であり、側縁部2において該側縁部2の上端近傍から下方向に細長く延び、閉じた輪郭を有し、その上端近傍に被融着部3内と袋外を連通させる円弧状の切り込み4が形成されている。図1において、斜線部分は、袋の胴部を構成する積層フィルムA,B(図2参照)が直接接着した側縁部領域X、積層フィルムA,Bが底部を構成する折り込まれた他の積層フィルムを挟んで接着した側縁部領域Y(ここでは、前記他の積層フィルム自体も折り込まれた内側で接着している)、及び積層フィルムA,Bがそれぞれ前記他の積層フィルムと接着した底部領域Zを示し、非融着部3は側縁部領域Xに形成され、そこでは積層フィルムA,B同士の接着が行われていない。
非融着部3は、表裏の積層フィルムA,Bの間(図2(a),(b)参照)に形成される。切り込み4は、非融着部3の片側(積層フィルムA;図2(a)参照))だけに形成してもよいし、両側(積層フィルムA,B;図2(b)参照)に形成することもできる。
この場合の非融着部は、フィルムを積層して積層フィルムA,Bを製造するとき、例えば接着剤を塗布しないことにより形成することができる。図2(c),(d)は、積層フィルムAaに非融着部3aを形成した状態を示す模式図である。この場合も、切り込み4aは非融着部3aの片側(図2(c)参照)だけに形成してもよいし、両側(図2(d)参照)に形成することもできる。
また、非融着部を積層フィルムA又はBの内部に形成する場合、この非融着部を側縁部2ではなく、袋の中央部(内容物収容部5)に形成することも可能である。その場合、切り込みは、当然非融着部の外面側に形成する。
切り込み9は、非融着部3の片側(積層フィルムA)だけに形成してもよいし、両側(積層フィルムA,B)に形成することもできる。
袋1は、例えば周知の間欠回転型ロータリー式袋詰め包装機のグリッパーに両側縁2を把持され、吊り下げられて間欠的に移送され、各停止位置において、袋口の開口、内容物の充填及び袋口のシール等の各包装工程が順次行われる。
さらに、この例では、袋口のシールを、エアバッグ充填工程及びシール工程のそれぞれで行った(計2回)が、エアバッグ充填工程でのシールを省略して、シール工程でのみシールを行うこと、あるいはエアバッグ充填工程でのシールのみを行い、シール工程を省略することも適宜選択し得る。
図5(a)〜図6(d)は、エアバッグ充填位置に停止した袋1(すでに内容物の充填済み)に対して行われるエアバッグ充填工程、及びシール位置に停止した袋1に対して行われるシール工程を順に示すものである。エアバッグ充填位置には、一方の側に、袋口の線シール用の熱板15,非融着部3のシール用の熱板16、及びその中間高さにエア吹き込みノズル17が配置され、袋1を挟んで他方側に、受け部材としての熱板18が対向配置されている。熱板15,16及びエア吹き込みノズル17は同時に進退可能で、エア吹き込みノズル17はバネ19により前方に向けて付勢され、熱板15,16より前方にやや突出している。
続いて、図6(d)に示すように、熱板15,16及びエア吹き込みノズル17と熱板18がそれぞれ後退し、一方、袋1は回転移動して、次のシール位置に移動する(図6(e))。シール位置には袋1を挟んで一対の熱板21,22が対向配置され、この位置に袋1が停止すると、図6(f)に示すように、熱板21,22が前進して切り込み4を含めて袋口をベタシールし、前記シール部14が形成される。
シール部14が形成された後、袋1は回転移動し、図示しない次の冷却位置で袋口を冷却シールされ、さらに排出位置でグリッパーが開いて排出される。
また、上記の例では、非融着部3に予め切り込み4を入れた袋を使ったが、この切り込みのない非融着部を有する袋を用いることもできる。その場合、エアバッグ充填工程の前に(直前でなくてもよい)、エア導入部形成工程、すなわち非融着部に切り込み(又は穴)を形成する工程を付加する必要がある。このエア導入部形成工程では、例えば、袋の非融着部の背面を受け部材で支持し、非融着部の前面側からカッターを押し付け、非融着部に前記切り込み4と同様の所定深さの切り込みを形成する。
他にも、エア吹き込み中に、積層フィルムA,Bを切り込み4の周囲で互いに密着させず、切り込み4を通してのエア吹き込みを可能とする手段は種々考えられる。例えば、エア吹き込みノズル17を後退させる代わりに、熱板18をバネ等により進退可能とし、エア吹き込みノズル17からのエア圧により熱板1を後退させてもよい。また、熱板18の一部(エア吹き込みノズル17との間で袋1を挟む箇所)を弾性体で構成し、エア吹き込みノズル17からのエア圧により熱板18の前記箇所を後退させてもよい。これらの手段では、エア吹き込みノズル17をバネ19により進退可能としておく必要がない。
なお、エア吹き込みノズル23の先端に切り欠きを形成する代わりに、熱板18側に同様の切り欠きを形成してもよい。
スパウト及びエアバッグ付き袋31(以下、スパウト付き袋31)は、スパウト32とエアバッグ付き袋33(以下、袋33)がシールされたもので、袋33は、スパウト32にシールされるまでは、先に示した袋1と同じである。
スパウト32は、例えば特開2004−255742号公報に記載された間欠回転型ロータリー式袋詰め包装機の回転テーブルの外周に等間隔で取り付けられたスパウト保持部材34に供給されて保持され、間欠的に移送され、各停止位置において、袋33の供給及びその袋口とスパウトの仮シール、袋口とスパウトの本シール(1次、2次)、内容物の充填及びスパウト口へのキャッピング等の各包装工程が順次行われる。なお、スパウト保持部材34は二股状の部材で、スパウト32に形成された上下のフランジ35,36の間に挿入されて、スパウト32を保持する。
続いてスパウト付き袋31は回転移動して2次本シール位置に停止し(図9(c))、ここで2次本シール工程が行われる。この2次本シール工程では、スパウト32の接着部と袋33が2次本シールされると同時に、袋33の袋口を含む上縁部全体がシールされる(2次本シール部40)。このとき、切り込み4の部分も同時にシールされる。
図10(a)〜図11(d)は、仮シール位置の次の1次本シール位置(エアバッグ充填位置でもある)に停止したスパウト付き袋31に対して行われる1次本シール工程及びエアバッグ充填工程を順に示すものである。1次本シール位置(エアバッグ充填位置)には、一方の側に、1次本シール用の熱板41、非融着部3のシール用の熱板42、エア吹き込みノズル43が配置され、スパウト付き袋31を挟んで他方側に、1次本シール用の熱板44が対向配置されている。熱板44は熱板41より幅があり、エア吹き込みノズル43及び熱板42の受け部材としての機能も有している。エア吹き込みノズル43は、先に説明したエア吹き込みノズル17と同様に、バネにより前方に向けて付勢され、熱板41,42より前方にやや突出している。
続いて、図10(c)に示すように、熱板41,42がさらに前進して、熱板41は袋33の袋口(スパウト32の接着部32aの箇所)に当接し、熱板42は非融着部3の切り込みの直下位置に当接し、1次本シール部38とシール部39がそれぞれ形成され、エア吹き込みノズル43によるエア吹き出しが停止する。
続いて図12(g)に示すように、熱板45,46がそれぞれ後退する。さらにスパウト付き袋31は回転移動して、次の内容物充填位置に停止し(図12(h))、ここで液体充填ノズル47から、スパウト32を通して液体の充填を受ける(内容物充填工程)。さらにスパウト付き袋31は回転移動して、次のキャッピング位置に停止し(図12(i))、ここでキャッパー48によりスパウト口にキャップ49がはめられる(キャッピング工程)。
キャッピング工程が終わった後、スパウト付き袋31は回転移動し、図示しない次の排出位置でスパウト保持部材34から外され、排出される。
2 側縁部
3,7 非融着部
4,9 切り込み
12〜14,38〜40 シール部
15,16,18,21,22,41,42,44〜46 熱板
17,23,43 エア吹き込みノズル
31 エアバッグ付き袋(スパウト付き)
32 スパウト
Claims (45)
- 袋の側縁部において表裏面を構成する積層フィルムの間に上下方向に延びる非融着部が前記側縁部の上端近傍から形成され、前記非融着部が閉じた輪郭を有し、前記非融着部内と袋外を連通させる切り込み又は穴が前記非融着部の上端近傍の積層フィルムに形成されたエアバッグ付き包装袋を用い、前記エアバッグ付き包装袋に形成された切り込み又は穴を通して気体を前記非融着部内に吹き込み、次いで前記切り込み又は穴の直下を融着封止して前記非融着部に気体を封入することを特徴とするエアバッグ付き包装袋のエアバッグ充填方法。
- 前記エアバッグ付き包装袋は底ガセット方式の自立袋であることを特徴とする請求項1に記載されたエアバッグ付き包装袋のエアバッグ充填方法。
- 前記エアバッグ付き包装袋は、側縁部に形成された前記非融着部の下端がさらに下方に延長され、表裏面を構成する積層フィルムと底面を構成する積層フィルムの間にも前記非融着部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載されたエアバッグ付き包装袋のエアバッグ充填方法。
- 袋の側縁部において表裏面を構成する積層フィルムの少なくとも一方の積層フィルムの内部に上下方向に延びる非融着部が前記側縁部の上端近傍から形成され、前記非融着部が閉じた輪郭を有し、前記非融着部内と袋外を連通させる切り込み又は穴が前記非融着部の上端近傍の積層フィルムに形成されたエアバッグ付き包装袋を用い、前記エアバッグ付き包装袋に形成された切り込み又は穴を通して気体を前記非融着部内に吹き込み、次いで前記切り込み又は穴の直下を融着封止して前記非融着部に気体を封入することを特徴とするエアバッグ付き包装袋のエアバッグ充填方法。
- 前記エアバッグ付き包装袋は底ガセット方式の自立袋であることを特徴とする請求項4に記載されたエアバッグ付き包装袋のエアバッグ充填方法。
- 前記エアバッグ付き包装袋は、袋口にスパウトが挿入されかつシールされたスパウト付き袋であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載されたエアバッグ付き包装袋のエアバッグ充填方法。
- 圧力気体供給源に接続されたノズルの吐出口を、一方側から前記切り込み又は穴にあてがい、その背面側を受け部材により支持し、前記ノズルの吐出口から前記非融着部内に気体を吹き込むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載されたエアバッグ付き包装袋のエアバッグ充填方法。
- 袋の両側縁をグリッパーで把持し吊り下げて連続的又は間欠的に移送し、その移送の過程で、袋口の開口、内容物の充填及び袋口のシール等の各包装工程を順次行う袋の包装方法において、前記袋として、側縁部において表裏面を構成する積層フィルムの間に上下方向に延びる非融着部が前記側縁部の上端近傍から形成され、前記非融着部が閉じた輪郭を有し、前記非融着部内と袋外を連通させる切り込み又は穴が前記非融着部の上端近傍の積層フィルムに形成されたエアバッグ付き袋を用い、一連の包装工程の中にエアバッグ充填工程が置かれ、前記エアバッグ充填工程では、エアバッグ付き袋に形成された切り込み又は穴を通して気体を前記非融着部内に吹き込み、次いで前記切り込み又は穴の直下を融着封止して前記非融着部に気体を封入することを特徴とするエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ付き袋は底ガセット方式の自立袋であることを特徴とする請求項8に記載されたエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ付き袋は、側縁部に形成された前記非融着部の下端がさらに下方に延長され、表裏面を構成する積層フィルムと底面を構成する積層フィルムの間にも前記非融着部が形成されていることを特徴とする請求項9に記載されたエアバッグ付き袋の包装方法。
- 袋の両側縁をグリッパーで把持し吊り下げて連続的又は間欠的に移送し、その移送の過程で、袋口の開口、内容物の充填及び袋口のシール等の各包装工程を順次行う袋の包装方法において、前記袋として、側縁部において表裏面を構成する積層フィルムの少なくとも一方の積層フィルムの内部に上下方向に延びる非融着部が前記側縁部の上端近傍から形成され、前記非融着部が閉じた輪郭を有し、前記非融着部内と袋外を連通させる切り込み又は穴が前記非融着部の上端近傍の積層フィルムに形成されたエアバッグ付き袋を用い、一連の包装工程の中にエアバッグ充填工程が置かれ、前記エアバッグ充填工程では、エアバッグ付き袋に形成された切り込み又は穴を通して気体を前記非融着部内に吹き込み、次いで前記切り込み又は穴の直下を融着封止して前記非融着部に気体を封入することを特徴とするエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ付き袋は底ガセット方式の自立袋であることを特徴とする請求項11に記載されたエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記袋口のシール工程では、前記切り込み又は穴を含めて袋口を融着シールすることを特徴とする請求項8〜12のいずれかに記載されたエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ充填工程が内容物の充填工程の後に置かれ、前記エアバッグ充填工程では、前記切り込み又は穴の直下を融着封止する際に同時に前記切り込み又は穴を外した位置で袋口の融着シールを行い、前記エアバッグ充填工程が袋口のシール工程を兼ねることを特徴とする請求項8〜12のいずれかに記載されたエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ充填工程が内容物の充填工程の後に置かれ、前記エアバッグ充填工程では、前記切り込み又は穴の近傍を融着封止する際に同時に前記切り込み又は穴を外した位置で袋口の融着シールを行い、袋口のシール工程において前記切り込み又は穴を含めて袋口を融着シールすることを特徴とする請求項8〜12のいずれかに記載されたエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ充填工程において袋口の融着シールを細幅の線シールで行うことを特徴とする請求項15に記載されたエアバッグ付き袋の包装方法。
- 袋の両側縁をグリッパーで把持し吊り下げて連続的又は間欠的に移送し、その移送の過程で、袋口の開口、内容物の充填及び袋口のシール等の各包装工程を順次行う袋の包装方法において、前記袋として、側縁部において表裏面を構成する積層フィルムの間に上下方向に延びる非融着部が前記側縁部の上端近傍から形成され、前記非融着部が閉じた輪郭を有するエアバッグ付き袋を用い、一連の包装工程の中にエア導入部形成工程及びエアバッグ充填工程が置かれ、前記エア導入部形成工程では、前記非融着部内と袋外を連通させる切り込み又は穴を前記非融着部の上端近傍の積層フィルムに形成し、前記エアバッグ充填工程では、前記切り込み又は穴を通して気体を前記非融着部内に吹き込み、次いで前記切り込み又は穴の直下を融着封止して前記非融着部に気体を封入することを特徴とするエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ付き袋は底ガセット方式の自立袋であることを特徴とする請求項17に記載されたエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ付き袋は、側縁部に形成された前記非融着部の下端がさらに下方に延長され、表裏面を構成する積層フィルムと底面を構成する積層フィルムの間にも前記非融着部が形成されていることを特徴とする請求項18に記載されたエアバッグ付き袋の包装方法。
- 袋の両側縁をグリッパーで把持し吊り下げて連続的又は間欠的に移送し、その移送の過程で、袋口の開口、内容物の充填及び袋口のシール等の各包装工程を順次行う袋の包装方法において、前記袋として、側縁部において表裏面を構成する積層フィルムの少なくとも一方の積層フィルムの内部に上下方向に延びる非融着部が前記側縁部の上端近傍から形成され、前記非融着部が閉じた輪郭を有するエアバッグ付き袋を用い、一連の包装工程の中にエア導入部形成工程及びエアバッグ充填工程が置かれ、前記エア導入部形成工程では、前記非融着部内と袋外を連通させる切り込み又は穴を前記非融着部の上端近傍の積層フィルムに形成し、前記エアバッグ充填工程では、前記切り込み又は穴を通して気体を前記非融着部内に吹き込み、次いで前記切り込み又は穴の直下を融着封止して前記非融着部に気体を封入することを特徴とするエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ付き袋は底ガセット方式の自立袋であることを特徴とする請求項20に記載されたエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記袋口のシール工程では、前記切り込み又は穴を含めて袋口を融着シールすることを特徴とする請求項17〜21のいずれかに記載されたエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ充填工程が内容物の充填工程の後に置かれ、前記エアバッグ充填工程では、前記切り込み又は穴の直下を融着封止する際に同時に前記切り込み又は穴を外した位置で袋口の融着シールを行い、前記エアバッグ充填工程が袋口のシール工程を兼ねることを特徴とする請求項17〜21のいずれかに記載されたエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ充填工程が内容物の充填工程の後に置かれ、前記エアバッグ充填工程では、前記切り込み又は穴の直下を融着封止する際に同時に前記切り込み又は穴を外した位置で袋口の融着シールを行い、さらに袋口のシール工程において前記切り込み又は穴を含めて袋口を融着シールすることを特徴とする請求項17〜21のいずれかに記載されたエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ充填工程において袋口の融着シールを細幅の線シールで行うことを特徴とする請求項24に記載されたエアバッグ付き袋の包装方法。
- スパウトに形成された上下のフランジの間に挿入される二股状のスパウト保持部材で前記スパウトを保持してスパウト付き袋を連続的又は間欠的に移送し、その移送の過程で、内容物の充填及びスパウト口へのキャッピング等の各包装工程を順次行うスパウト付き袋の包装方法において、前記スパウト付き袋の袋として、側縁部において表裏面を構成する積層フィルムの間に上下方向に延びる非融着部が前記側縁部の上端近傍から形成され、前記非融着部が閉じた輪郭を有し、前記非融着部内と袋外を連通させる切り込み又は穴が前記非融着部の上端近傍の積層フィルムに形成されたエアバッグ付き袋を用い、一連の包装工程の中にエアバッグ充填工程が置かれ、前記エアバッグ充填工程では、前記エアバッグ付き袋に形成された切り込み又は穴を通して気体を前記非融着部内に吹き込み、次いで前記切り込み又は穴の直下を融着封止して前記非融着部に気体を封入することを特徴とするスパウト及びエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ付き袋は底ガセット方式の自立袋であることを特徴とする請求項26に記載されたスパウト及びエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ付き袋は、側縁部に形成された前記非融着部の下端がさらに下方に延長され、表裏面を構成する積層フィルムと底面を構成する積層フィルムの間にも前記非融着部が形成されていることを特徴とする請求項27に記載されたスパウト及びエアバッグ付き袋の包装方法。
- スパウトに形成された上下のフランジの間に挿入される二股状のスパウト保持部材で前記スパウトを保持してスパウト付き袋を連続的又は間欠的に移送し、その移送の過程で、内容物の充填及びスパウト口へのキャッピング等の各包装工程を順次行うスパウト付き袋の包装方法において、前記スパウト付き袋の袋として、側縁部において表裏面を構成する積層フィルムの少なくとも一方の積層フィルムの内部に上下方向に延びる非融着部が前記側縁部の上端近傍から形成され、前記非融着部が閉じた輪郭を有し、前記非融着部内と袋外を連通させる切り込み又は穴が前記非融着部の上端近傍の積層フィルムに形成されたエアバッグ付き袋を用い、一連の包装工程の中にエアバッグ充填工程が置かれ、前記エアバッグ充填工程では、前記エアバッグ付き袋に形成された切り込み又は穴を通して気体を前記非融着部内に吹き込み、次いで前記切り込み又は穴の直下を融着封止して前記非融着部に気体を封入することを特徴とするスパウト及びエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ付き袋は底ガセット方式の自立袋であることを特徴とする請求項29に記載されたスパウト及びエアバッグ付き袋の包装方法。
- スパウトに形成された上下のフランジの間に挿入される二股状のスパウト保持部材で前記スパウトを保持してスパウト付き袋を連続的又は間欠的に移送し、その移送の過程で、内容物の充填及びスパウト口へのキャッピング等の各包装工程を順次行うスパウト付き袋の包装方法において、前記スパウト付き袋の袋として、側縁部において表裏面を構成する積層フィルムの間に上下方向に延びる非融着部が前記側縁部の上端近傍から形成され、前記非融着部が閉じた輪郭を有するエアバッグ付き袋を用い、一連の包装工程の中にエア導入部形成工程及びエアバッグ充填工程が置かれ、前記エア導入部形成工程では、前記非融着部内と袋外を連通させる切り込み又は穴を前記非融着部の上端近傍の積層フィルムに形成し、前記エアバッグ充填工程では、前記切り込み又は穴を通して気体を前記非融着部内に吹き込み、次いで前記切り込み又は穴の直下を融着封止して前記非融着部に気体を封入することを特徴とするスパウト及びエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ付き袋は底ガセット方式の自立袋であることを特徴とする請求項31に記載されたスパウト及びエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ付き袋は、側縁部に形成された前記非融着部の下端がさらに下方に延長され、表裏面を構成する積層フィルムと底面を構成する積層フィルムの間にも前記非融着部が形成されていることを特徴とする請求項32に記載されたスパウト及びエアバッグ付き袋の包装方法。
- スパウトに形成された上下のフランジの間に挿入される二股状のスパウト保持部材で前記スパウトを保持してスパウト付き袋を連続的又は間欠的に移送し、その移送の過程で、内容物の充填及びスパウト口へのキャッピング等の各包装工程を順次行うスパウト付き袋の包装方法において、前記スパウト付き袋の袋として、側縁部において表裏面を構成する積層フィルムの少なくとも一方の積層フィルムの内部に上下方向に延びる非融着部が前記側縁部の上端近傍から形成され、前記非融着部が閉じた輪郭を有するエアバッグ付き袋を用い、一連の包装工程の中にエア導入部形成工程及びエアバッグ充填工程が置かれ、前記エア導入部形成工程では、前記非融着部内と袋外を連通させる切り込み又は穴を前記非融着部の上端近傍の積層フィルムに形成し、前記エアバッグ充填工程では、前記切り込み又は穴を通して気体を前記非融着部内に吹き込み、次いで前記切り込み又は穴の直下を融着封止して前記非融着部に気体を封入することを特徴とするスパウト及びエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ付き袋は底ガセット方式の自立袋であることを特徴とする請求項34に記載されたスパウト及びエアバッグ付き袋の包装方法。
- スパウトに形成された上下のフランジの間に挿入される二股状のスパウト保持部材で前記スパウトを保持し、これを連続的又は間欠的に移送し、その移送の過程で、袋の供給及びその袋口とスパウトの仮シール、袋口とスパウトの本シール、内容物の充填及びスパウト口へのキャッピング等の各包装工程を順次行うスパウト付き袋の包装方法において、前記袋として、側縁部において表裏面を構成する積層フィルムの間に上下方向に延びる非融着部が前記側縁部の上端近傍から形成され、前記非融着部が閉じた輪郭を有し、前記非融着部内と袋外を連通させる切り込み又は穴が前記非融着部の上端近傍の積層フィルムに形成されたエアバッグ付き袋を用い、仮シール後の工程としてエアバッグ充填工程が置かれ、前記エアバッグ充填工程では、前記エアバッグ付き袋に形成された切り込み又は穴を通して気体を前記非融着部内に吹き込み、次いで前記切り込み又は穴の直下を融着封止して前記非融着部に気体を封入することを特徴とするスパウト及びエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ付き袋は底ガセット方式の自立袋であることを特徴とする請求項36に記載されたスパウト及びエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ付き袋は、側縁部に形成された前記非融着部の下端がさらに下方に延長され、表裏面を構成する積層フィルムと底面を構成する積層フィルムの間にも前記非融着部が形成されていることを特徴とする請求項37に記載されたスパウト及びエアバッグ付き袋の包装方法。
- スパウトに形成された上下のフランジの間に挿入される二股状のスパウト保持部材で前記スパウトを保持し、これを連続的又は間欠的に移送し、その移送の過程で、袋の供給及びその袋口とスパウトの仮シール、袋口とスパウトの本シール、内容物の充填及びスパウト口へのキャッピング等の各包装工程を順次行うスパウト付き袋の包装方法において、前記袋として、側縁部において表裏面を構成する積層フィルムの少なくとも一方の積層フィルムの内部に上下方向に延びる非融着部が前記側縁部の上端近傍から形成され、前記非融着部が閉じた輪郭を有し、前記非融着部内と袋外を連通させる切り込み又は穴が前記非融着部の上端近傍の積層フィルムに形成されたエアバッグ付き袋を用い、仮シール後の工程としてエアバッグ充填工程が置かれ、前記エアバッグ充填工程では、前記エアバッグ付き袋に形成された切り込み又は穴を通して気体を前記非融着部内に吹き込み、次いで前記切り込み又は穴の直下を融着封止して前記非融着部に気体を封入することを特徴とするスパウト及びエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ付き袋は底ガセット方式の自立袋であることを特徴とする請求項39に記載されたスパウト及びエアバッグ付き袋の包装方法。
- スパウトに形成された上下のフランジの間に挿入される二股状のスパウト保持部材で前記スパウトを保持し、これを連続的又は間欠的に移送し、その移送の過程で、袋の供給及びその袋口とスパウトの仮シール、袋口とスパウトの本シール、内容物の充填及びスパウト口へのキャッピング等の各包装工程を順次行うスパウト付き袋の包装方法において、前記袋として、側縁部において表裏面を構成する積層フィルムの間に上下方向に延びる非融着部が前記側縁部の上端近傍から形成され、前記非融着部が閉じた輪郭を有するエアバッグ付き袋を用い、仮シール後の工程としてエア導入部形成工程とエアバッグ充填工程が置かれ、前記エア導入部形成工程では、前記非融着部内と袋外を連通させる切り込み又は穴を前記非融着部の上端近傍の積層フィルムに形成し、前記エアバッグ充填工程では、前記切り込み又は穴を通して気体を前記非融着部内に吹き込み、次いで前記切り込み又は穴の直下を融着封止して前記非融着部に気体を封入することを特徴とするスパウト及びエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ付き袋は底ガセット方式の自立袋であることを特徴とする請求項41に記載されたスパウト及びエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ付き袋は、側縁部に形成された前記非融着部の下端がさらに下方に延長され、表裏面を構成する積層フィルムと底面を構成する積層フィルムの間にも前記非融着部が形成されていることを特徴とする請求項42に記載されたエアバッグ付き袋の包装方法。
- スパウトに形成された上下のフランジの間に挿入される二股状のスパウト保持部材で前記スパウトを保持し、これを連続的又は間欠的に移送し、その移送の過程で、袋の供給及びその袋口とスパウトの仮シール、袋口とスパウトの本シール、内容物の充填及びスパウト口へのキャッピング等の各包装工程を順次行うスパウト付き袋の包装方法において、前記袋として、側縁部において表裏面を構成する積層フィルムの少なくとも一方の積層フィルムの内部に上下方向に延びる非融着部が前記側縁部の上端近傍から形成され、前記非融着部が閉じた輪郭を有する底ガセット方式のエアバッグ付き袋を用い、仮シール後の工程としてエア導入部形成工程とエアバッグ充填工程が置かれ、前記エア導入部形成工程では、前記非融着部内と袋外を連通させる切り込み又は穴を前記非融着部の上端近傍の積層フィルムに形成し、前記エアバッグ充填工程では、前記切り込み又は穴を通して気体を前記非融着部内に吹き込み、次いで前記切り込み又は穴の直下を融着封止して前記非融着部に気体を封入することを特徴とするスパウト及びエアバッグ付き袋の包装方法。
- 前記エアバッグ付き袋は底ガセット方式の自立袋であることを特徴とする請求項44に記載されたスパウト及びエアバッグ付き袋の包装方法。
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